JPH0312659Y2 - - Google Patents

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JPH0312659Y2
JPH0312659Y2 JP9270585U JP9270585U JPH0312659Y2 JP H0312659 Y2 JPH0312659 Y2 JP H0312659Y2 JP 9270585 U JP9270585 U JP 9270585U JP 9270585 U JP9270585 U JP 9270585U JP H0312659 Y2 JPH0312659 Y2 JP H0312659Y2
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lids
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、蓋を一度閉じると開きにくくする、
蓋の係止機構を設けられた、紙器用板紙からなる
包装箱に関するものである。
(従来の技術) 従来、紙器用板紙で造られた蓋の係止機構を備
えた包装箱としては、第3図及び第4図に示すよ
うなものがある。第3図において、両内蓋21,
21には、その前板22側の側端部を内端から所
定長さ切欠して側板23寄りに夫々突出部24を
形成し、一方上蓋25には、包装箱26の奥行w
と同じ長さw′だけ後板27から離れた線上で、
突出部24の前端28長さより長い切り込み29
と、使用した板紙の厚さより若干長く且つ該切り
込み29の内端に直交して後板27に向う小切り
込み30とを両側端部に設けると共に、該両小切
り込み30,30の先端を結ぶ折線aを罫入れし
て、切り込み29、小切り込み30、及び折線a
の先端部分を差込片31にしたものである。上蓋
25の係止機構は、突出部24、切り込み29、
小切り込み30、及び折線aによつて区画された
差込片31によつて構成されている。
両内蓋21,21を内側に折り曲げ、その上に
上蓋25を重ね合せると共に、差込片31を両内
蓋21,21と前板22との間隙に差し込んで上
蓋25を閉じると(第4図)、折線a部分におけ
る上蓋25の奥行w″を包装箱26の奥行wより
小さくしているので、差し込まれた差込片31が
両突出部24,24の前端28を結ぶ面(前板2
2と同じか或は前板22から若干内側で平行な
面)よりも内側になるため、突出部24の前端2
8が上蓋25の切り込み29に嵌入して、閉じら
れた上蓋25の開かれるのを阻止する。
(考案が解決しようとする問題点) 従来の包装箱26は、上蓋25の奥行w″を包
装箱26の奥行wより小さくしているため、上蓋
25を閉じたとき上蓋25と前板22との間に間
隙ができて、内部にほこりや異物等が入り込み、
外観的にも見映が悪い欠点がある。又外部から切
り込み29が見えて外観が悪く、そのうえ板紙の
経時変化によつて切り込み29及び突出部24の
反りが発生して一層外観を悪くするばかりか、最
悪のとき突出部24における係止機能を失なつて
しまう恐れがある。
又切り込み29に嵌入した突出部24が差込片
31の両端を引き抜かれないように押えることに
より、係止機能を発揮しているのであるが、突出
部24の前端28と差込片31との接触面積が少
ないため、その係止力がどうしても小さくなり、
さらに前端28が一寸反つたりすると一層係止力
を低下させる欠点がある。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、このような従来の問題点に着目して
なされたものであつて、蓋の差込片に従来の技術
的思想と異なる切り込みを設けることにより、蓋
の係止機能を飛躍的に向上させて上記問題点を解
決することを目的としている。
本考案は、開口部における少なくとも一方の
上・下内蓋の折線を該内蓋の外側に重合する蓋の
折線より、使用した板紙の厚さだけ内側に寄るよ
うに罫入れすると共に、前記蓋の外側に折線を介
して連設された、両側端辺の先端が前記蓋より外
側へ僅小で広がるような幅に形成された差込片の
前記一方の内蓋側の側端部に、該差込片の折線か
ら前記板紙の厚さだけ外側へ寄つた箇所を基点と
して、斜行した適宜の長さの切り込みと、該切り
込みに側端で所要の間隔を置いて平行な切り込み
とを設けたことを特徴とする蓋の係止機構を備え
た包装箱である。
(作用) 内蓋の折線を蓋の折線より板紙の厚さだけ内側
に寄せて罫入れしているので、内蓋に蓋を重ね合
せ差込片を包装箱に挿入して蓋を閉じたとき、内
蓋は蓋により内側に入ることなく水平状態で蓋の
内面に寄り沿うように保持され、また切り込みの
基点を差込片の折線から板紙の厚さだけ外側へ寄
せて設けたので切り込みが確実に内蓋の下方に位
置し、一方差込片は両側端辺の先端が蓋より外側
へ僅小で広がるように形成された幅を有するの
で、包装箱に挿入されたとき両端が左・右側板に
当つて反り返つて湾曲した状態となり、その力で
両切り込みに挾まれている切片の側端が内側に突
出して内蓋の下面に位置するため、一度閉じられ
た蓋は差込片が切片を介して内蓋により係止され
るので、開くことができなくなる。
又係止機構が設けられているにもかかわらず、
蓋は従来の包装箱と全く同じなので、前板との間
に隙間ができず、そのうえ係止機構が外部から全
く見えないので外観を損うようなことが起らな
い。
又板紙が経時変化により反りなどが発生するこ
とがあつても係止機能に全く影響しない構造にな
つている。さらに切片が内蓋の下側に突出するの
で、係止機構が確実に作動し、その係止力も非常
に強いものである。
(実施例) 本考案を一実施例を示す第1図及び第2図に基
づき以下詳述する。紙器用板紙を用いた包装箱1
の展開図を示す第1図において、折線a,b,
c,dを介して左側板2、後板3、右側板4、前
板5、貼着片6を一方向へ順次連設し、後板3に
は、その上・下端に折線e,fを介して差込片
7、を連設した上・下蓋8,9を折線g,hを介
して連設し、また左側板2及び右側板4には、そ
の上・下端に後板3の上・下端折線g,hより使
用した板紙の厚さだけ内側に寄つて罫入れされた
折線i,j及びk,lを介して上・下内蓋10,
11を夫々連設し、さらに上・下端の差込片7,
7の左・右両端に、折線e,fより使用した板紙
の厚さだけ外側に寄つた箇所を基点12として折
線e,fから離れる方向(図面では側端と45゜の
角度)に斜行し適宜の長さの切り込み14と、該
切り込み14と外側で所要の間隔を置いて平行な
切り込み14′とを設けると共に、切り込み14,
14′のある附近の幅を上・下蓋8,9の幅より
も、両側端辺の先端が外側へ僅小で広くなるよう
にして大きく形成している。
この包装箱1は、折線a,b,c,dに従つて
後板3、右側板4、前板5、及び貼着片6を内側
に折り曲げ、貼着片6の図面で裏面に適宜の接着
材を塗布したのち左側板2に固着して箱本体を組
み立てる。次に折線i,k及びj,lに従つて両
内蓋10,10、及び下内蓋11,11を夫々内
側に折り曲げ、さらに折線e,g及びh,fに従
つて差込片7、上蓋8及び差込片7、下蓋9を
夫々内側に折り曲げ、上・下内蓋10,11と前
板5との間隙に差込片7を挿入しながら上蓋8及
び下蓋9を閉じて組み立てられる。
この場合、上・下内蓋10,11の折線i,
k,j,lを上・下蓋8,9の折線g,hより使
用して板紙の厚さだけ内側に寄せて罫入れしてい
るので、上・下蓋8,9を閉じたとき、上・下内
蓋10,11が従来のように内側に入ることなく
水平状態で保持され、また差込片7の切り込み1
4の基点12を折線e,fから板紙の厚さだけ外
側へ寄せて設けたので上・下蓋8,9を閉じたと
き、切り込み14,14′が確実に上・下内蓋1
0,11の下に位置し、一方差込片7は切り込み
14,14′のある附近の幅を上・下蓋8,9の
幅よりも、両側端辺の先端が外側へ僅小で広くな
るように形成して大きくしているので、包装箱1
に挿入されたとき両側端が左・右側板2,4に当
つて反り返つて湾曲した状態となり、その力で両
切り込み14,14′に挾まれている切片15の
側端が内側に突出して上・下内蓋10,11の下
面に位置するため、一度閉じられた上・下蓋8,
9を引き出そうとしても、差込片7の両端が上・
下内蓋10,11に係止されて、上・下蓋8,9
を開くことができない。
又上・下内蓋10,11と差込片7の両切り込
み14,14′からなる係止機構を包装箱1内部
で形成されるようになつているので、従来の包装
箱と全く変らず、上・下蓋8,9と前板5との間
に隙間ができることもなく、外観を損なうことが
ない。
又係止機構が包装箱1内部にあつて板紙の経時
変化による変化が少なく、万一経時変化による反
りなどが発生しても係止機能に全く影響しない構
造になつている。さらに両切り込み14,14′
により形成された切片15が上・下内蓋10,1
1の下側に突出するので、係止機構が確実に作動
し、その係止力も非常に強いものである。
上記の一実施例において、差込片7は両切り込
み14,14′のある附近の幅を、上・下蓋8,
9の幅よりも、両側端辺の先端が外側へ僅小で広
くなるようにして大きく形成しているが、貼着片
6を左側板2の内側に固着するときは差込片7と
上・下蓋8,9との幅を同一にしても良い。又両
切り込み14,14′を差込片7の両側端部に設
けたが、使用目的によつて一方側端部のみに設け
ても良い。
(考案の効果) (1) 水平状態に保持された内蓋の下部に両切り込
みを位置せしめて、切片を突出させるようにし
たので、係止機構の作動が確実で且つ係止力が
極めて大きい。
(2) 係止機構を箱内部に載置するようにしたの
で、従来のもののように蓋と前板との間に隙間
が発生したり、外観を損なつたりするようなこ
とが絶対起らない。
(3) 係止機構が箱内部にあるので、板紙の経年劣
化の変化を受けることが少なく、万一板紙の反
りなどが発生しても係止力の低下を招くことが
なく、極わて安全性の高いものである。
(4) 内蓋の小さな箱、蓋の開口面積の小さな箱、
或は差込片の幅が開口部の幅より大きなときで
も適用することができ、その汎用性が極めて大
きい。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の一実施例を示し、
第1図は包装箱の展界図、第2図は一部切欠した
斜視図、第3図及び第4図は従来例の斜視図で、
第3図は蓋を開いた図、第4図は一部切欠した閉
蓋の図である。 1……包装箱、7……差込片、8……上蓋、9
……下蓋、10……上内蓋、11……下内蓋、1
2……基点、14,14′……切り込み、e,f
〜k、l……折線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 開口部における少なくとも一方の上・下内蓋の
    折線を、該内蓋の外側に重合する蓋の折線より、
    使用した板紙の厚さだけ内側に寄るように罫入れ
    すると共に、前記蓋の外側に折線を介して連接さ
    れた、両側端辺の先端が前記蓋より外側へ僅少で
    広がるような幅に形成された差込片の前記一方の
    内蓋側の側端部に、該差込片の折線から前記板紙
    の厚さだけ外側へ寄つた箇所を基点として、斜行
    した適宜の長さの切り込みと、該切り込みに側端
    で所要の間隔を置いて平行な切り込みとを設けた
    ことを特徴とする蓋の係止機構を備えた包装箱。
JP9270585U 1985-06-19 1985-06-19 Expired JPH0312659Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9270585U JPH0312659Y2 (ja) 1985-06-19 1985-06-19

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9270585U JPH0312659Y2 (ja) 1985-06-19 1985-06-19

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Publication Number Publication Date
JPS62519U JPS62519U (ja) 1987-01-06
JPH0312659Y2 true JPH0312659Y2 (ja) 1991-03-25

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0624335Y2 (ja) * 1989-12-13 1994-06-29 鐘紡株式会社 包装用箱
JP5268525B2 (ja) * 2008-07-18 2013-08-21 株式会社開伸 ケース封止構造
KR200477098Y1 (ko) * 2013-12-11 2015-05-06 (주) 신원인팩 덮개에 스토퍼가 부가된 포장용 케이스

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JPS62519U (ja) 1987-01-06

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