JPWO2005072717A1 - ビグアナイド系薬物の内服製剤 - Google Patents
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Abstract
Description
近年、高齢化社会が進み、生理的諸機能の低下または老人性痴呆症などにより、食物摂取機能(咀嚼、嚥下など)の低下したまたは障害のある高齢者が増加している。このような高齢の患者に対して、錠剤で経口投与を行った場合、服用が困難である等の問題が生じてきている。また、小児においても、錠剤の大きさによっては服用が困難である場合があった。また、特にメトホルミン製剤においては、1回あたり250mg(日本)、あるいは500mg〜1000mg(米国)と非常に多量に服用する必要があること、薬物自体が苦み・刺激等を有していること等の問題があった。これらの問題点を解決した服用しやすい製剤は、コンプライアンスの向上を図ることができることから、開発が期待されている。一方、忙しい現代社会において服用時に水を必要としない製剤は、時間および場所を選ばずに服用することができるという点から、便利な製剤として、開発が期待されている。
メトホルミン等のビグアナイド系薬物は、前述したように独特の苦味、刺激等の不快な味を有する。これらのことが、これまで錠剤以外の経口用剤型への展開を困難なものにしていた。これまでに苦味等を有する薬剤の不快な味の遮断または軽減に関する方法としては、多くの方法が提案されている。
固形製剤においては、糖衣錠、フィルムコート錠、カプセル剤等の剤型にすることが一般的に利用されている。しかしながら、前述したようにメトホルミンのように投与量の多い薬物においてはその容量ゆえにこれらの手法は服用性の改善にはなり得ない。
また、散剤、細粒剤、顆粒剤等においては、甘味剤または香料を添加する方法が知られているほか、製剤法の工夫としては、マイクロカプセル化、胃溶性コーティング剤による粉末コーティング方法、低融点のロウ状固体との共融物とのスプレードライ法および苦み性薬物との配合物にレシチンを添加する方法等が用いられている。しかしながら、単に甘味剤や香料の添加では、メトホルミンの不快な味を改善することはできない。その他の製剤的な工夫は複雑な工程のためにコストが高くなるうえに効果が十分でなかったり、口腔内で全く崩壊しない為にざらつくなど味以外の服用性という面で明らかに劣る。また、レシチンに関しては医療用の添加剤として使用可能な品質の原料を現在のところ入手できない。
一方、固形製剤以外に適用できる経口製剤技術としては内服用液剤がある。内服液剤は錠剤や顆粒剤といった固形製剤に比べれば服用しやすい剤型ではあるが、液体であるため、メトホルミンの苦味・刺激等の不快な味のマスクの問題は一層深刻である。
メトホルミンの内服製剤に関しては有機酸を苦味マスク剤として含有する方法(特表2002−512953号公報(対応特許 米国特許第6517870号明細書))が知られている。同法は服用時に口腔内で崩壊させない製剤や、口腔内で崩壊あるいは溶解状態で服用する製剤であってもメトホルミンの含有濃度が低い場合にはある程度有効な手段であるが、高濃度のメトホルミンを含有する場合には不快な味を十分にマスクすることはできない。また、メトホルミンの内服液剤に関しては甘味剤、ポリヒドロキシアルコール及びアルキルヒドロキシエチルセルロースを含有する方法や甘味剤、無機酸、炭酸塩を含有してpHを4〜9に調整する方法(米国特許第6559187号明細書)が知られているが、これらの方法ではメトホルミンの不快な味を十分にはマスクし得ない。
本発明者らは鋭意検討を行った結果、ビグアナイド系薬物に有機酸(またはその塩)およびスクラロースを加えた内服製剤とすることによって、他の甘味剤を用いた場合より服用感の大幅に改善された内服製剤が得られること、すなわち当該内服製剤はフィルムコーティング、外層の形成、包接化等の技術を使用しなくとも、ビグアナイド系薬物の苦み・刺激等の不快感が改善され、服用感が優れたビグアナイド系薬物の内服製剤となることを見いだした。さらに検討を重ねた結果、高齢患者、小児でも容易に服用でき、また服用に際して水の摂取が不要である内服製剤を見いだし、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、以下に挙げるとおりである。
[1] ビグアナイド系薬物、有機酸またはその薬学上許容される塩、およびスクラロースを含有する内服製剤。
[2] ビグアナイド系薬物がメトホルミンまたはその薬学上許容される塩である[1]記載の内服製剤。
[3] ビグアナイド系薬物が塩酸メトホルミンである[1]記載の内服製剤。
[4] 剤型が液剤、ゼリー剤、グミ剤、ドライシロップ、散剤、顆粒剤、細粒剤、チュアブル製剤、口腔内崩壊型細粒または口腔内崩壊錠である[1]〜[3]のいずれか記載の内服製剤。
[5] 剤型が液剤、ゼリー剤、口腔内崩壊型細粒または口腔内崩壊錠である[1]〜[3]のいずれか記載の内服製剤。
[6] 剤型が液剤である[1]〜[3]のいずれか記載の内服製剤。
[7] 剤型がドライシロップ、チュアブル製剤、口腔内崩壊型散剤、口腔内崩壊型顆粒、口腔内崩壊型細粒または口腔内崩壊錠であり、さらに水溶性糖アルコールを含有する[1]〜[3]のいずれか記載の内服製剤。
[8] 有機酸がリンゴ酸、クエン酸、酒石酸またはこれらの混合物である[1]〜[7]のいずれか記載の内服製剤。
[9] (1)有機酸またはその薬学上許容される塩、および(2)スクラロースを添加することにより、ビグアナイド系薬物を含有する内服製剤の不快な味をマスクする方法。
本発明によって、苦み・刺激等の不快感が改善され、服用感が優れたビグアナイド系薬物の内服製剤を提供することができる。これによって、成人はもとより、老人、小児等あらゆる年齢層の患者にとって、十分な量のビグアナイド系薬物を容易に服用することが可能となった。
本発明における有機酸としては、例えばリンゴ酸、クエン酸、酒石酸、アスコルビン酸、アジピン酸、コハク酸、フマル酸、マレイン酸、グルコン酸、グルクロン酸またはこれらの混合物が挙げられ、これらはその薬学上許容される塩の形で使用してもよい。塩としては、例えば、ナトリウム塩、カリウム塩、カルシウム塩、マグネシウム塩、またはこれらの複塩が挙げられ、また、酸性水素が残存する酸性塩(例えば、クエン酸二ナトリウムなど)であってもよい。有機酸またはその薬学上許容される塩としては、水和物等の溶媒和物も含まれる。好ましい有機酸としては、リンゴ酸、クエン酸、酒石酸等の2または3のカルボキシル基を有する有機酸が挙げられ、特に好ましくは、リンゴ酸、クエン酸が挙げられる。ビグアナイド系薬物と有機酸またはその塩の重量比としては、特に限定されるものではないが、例えば1:0.01〜1:50が挙げられ、好ましくは1:0.01〜1:40が挙げられ、より好ましくは1:0.01〜1:10が挙げられ、さらに好ましくは1:0.02〜1:2が挙げられ、特に好ましくは1:0.05〜1:1または1:0.02〜1:0.2(細粒)が挙げられる。
スクラロース(sucralose)とは、ショ糖由来の甘味剤であって、ショ糖のハロゲン化によって得られる4,1’,6’−トリクロロ−4,1’,6’−トリデオキシ−ガラクトスクロースである。本発明におけるビグアナイド系薬物とスクラロースの重量比としては、特に限定されるものではないが、例えば1:0.001〜1:5が挙げられ、好ましくは、1:0.005〜1:1が挙げられ、特に好ましくは1:0.01〜1:0.3が挙げられる。
本発明におけるビグアナイド系薬物の濃度としては、特に限定されるものではないが、例えば液剤の場合には、好ましくは50〜350mg/mLが挙げられる。ビグアナイド系薬物が塩酸メトホルミンである液剤の場合には、より好ましくは80〜300mg/mLが挙げられ、特に好ましくは100〜250mg/mLが挙げられる。本発明によれば、例えば150〜250mg/mL、または200〜250mg/mLといった高濃度の液剤であっても、服用感が優れたビグアナイド系薬物の内服製剤を提供することができる。また、例えば水なしで服用可能な口腔内崩壊型の製剤の場合には、25〜700mg/gが挙げられる。ビグアナイド系薬物が塩酸メトホルミンである口腔内崩壊型の製剤の場合には、好ましくは100〜700mg/gが挙げられ、より好ましくは100〜600mg/gが挙げられ、さらに好ましくは200〜500mg/g、特に好ましくは250〜400mg/gが挙げられる。 本明細書において、pHとは、液剤である場合はその液のpHを、また液剤以外の内服製剤である場合は製剤に対し10倍量(w/w)の水に溶解もしくは分散した際のpHのことである。pHは液剤の場合には、適量の塩酸および/または水酸化ナトリウムを加えることにより調整できる。服用時の味、および製剤中の薬物の安定性の観点より、pHを3〜9の範囲になるように調製することが好ましい。さらに好ましいpHとしては、5〜8の範囲が挙げられる。
本発明における内服製剤としては、液剤、ゼリー剤、グミ剤、ドライシロップ、散剤、顆粒剤、細粒剤、チュアブル製剤、口腔内崩壊型散剤、口腔内崩壊型顆粒、口腔内崩壊型細粒または口腔内崩壊錠等の剤型が挙げられる。より好ましくは、服用時に水を必要としないことから時間、場所を選ばすに服用できる液剤、ゼリー剤、グミ剤、チュワブル製剤、口腔内崩壊型散剤、口腔内崩壊型顆粒、口腔内崩壊型細粒または口腔内崩壊錠が挙げられる。
本内服製剤においては、製剤分野において通常使用される無毒性かつ不活性な添加剤を添加することもできる。これらの添加剤としては、実質的に本発明の効果に影響を与えず、一般に医薬品添加剤として添加されるものが挙げられる。特に、ビグアナイド系薬物の効能を考えると、摂取後実質的に血糖値を上昇させない添加剤が好ましい。例えば、マンニトール、キシリトール、ソルビトール、エリスリトール、タルク、カオリン、リン酸水素カルシウム、硫酸カルシウム、炭酸カルシウム、結晶セルロース等の賦形剤、ステアリン酸、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム等の滑沢剤、カルボキシメチルセルロースカルシウム、低置換度ヒドロキシメチルセルロース等の崩壊剤、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポリビニルピロリドン、ゼラチン、メチルセルロース、アラビアゴム末、ポリビニルアルコール、アルキルヒドロキシエチルセルロース等の結合剤、その他着色剤、矯味剤、吸着剤、防腐剤、安定化剤、湿潤剤、帯電防止剤、pH調整剤等が挙げられる。エリスリトールを添加した場合、服用感がさらに優れた製剤が得られ、好ましい。特に、ドライシロップ、口腔内崩壊型散剤、口腔内崩壊型顆粒、口腔内崩壊型細粒、口腔内崩壊錠など、水なしで服用可能な経口固形剤の場合には水溶性糖アルコールの添加により口腔内での崩壊性、溶解性が向上し、服用感がさらに良好になる。
本発明における水溶性糖アルコールとは、例えば糖アルコール1gを水に加え、20℃において5分ごとに強く30秒間振り混ぜて約30分以内に溶かす際に、必要な水の量が30ml未満である糖アルコール等が挙げられる。水溶性糖アルコールの例としてはソルビトール、マンニトール、マルチトール、還元澱粉糖化物、キシリトール、還元パラチノース、エリスリトールなどが挙げられ、これらはその2種以上を適宜の割合で混合して用いてもよい。好ましい水溶性糖アルコールとしてはマンニトール、キシリトール、エリスリトールが挙げられ、さらに好ましくはマンニトール、エリスリトール、特に好ましくはエリスリトールが挙げられる。エリスリトールとしては、通常ブドウ糖を原料として酵母等による発酵により生産され、粒度が50メッシュ以下のものが用いられる。本発明におけるビグアナイド系薬物と水溶性糖アルコールの重量比としては、特に限定されるものではないが、例えば1:0.1〜1:10が挙げられ、好ましくは、1:0.5〜1:5が挙げられ、特に好ましくは1:1〜1:3が挙げられる。 また、レモン、オレンジ、グレープフルーツ、パイン、フルーツ、ヨーグルトミックスフルーツ等の着香剤・香料を配合することもでき、その場合は、より好ましい服用感が得られる。
本発明の内服製剤の製造方法としては、公知の方法が挙げられるが、例えば、固形製剤の場合は、押し出し造粒法、破砕造粒法、乾式圧密造粒法、流動層造粒法、転動造粒法、転動流動層造粒法、高速撹拌造粒法、湿式打錠法、直接打錠法等が挙げられる。特に、ドライシロップ、口腔内崩壊型散剤、口腔内崩壊型顆粒、口腔内崩壊型細粒、口腔内崩壊錠の場合には流動層造粒、転動流動層造粒法が服用性の観点から好ましい。
[実施例1]
塩酸メトホルミン液剤
塩酸メトホルミン 1000mg
リンゴ酸 160mg
クエン酸三ナトリウム 200mg
スクラロース 20mg
エリスリトール 4000mg
1N NaOH 1.4mL
精製水 適量
全量10mL
精製水に、塩酸メトホルミン、リンゴ酸、クエン酸三ナトリウム、スクラロース、エリスリトールおよび1N NaOHを混合溶解または分散し、10%塩酸メトホルミン液剤を調製した(pH5)。
[実施例2]
塩酸メトホルミン液剤
塩酸メトホルミン 1000mg
リンゴ酸 40mg
クエン酸三ナトリウム 100mg
スクラロース 50mg
エリスリトール 3000mg
ミックスフルーツエッセンス 10mg
1N NaOH 0.13mL
精製水 適量
全量10mL
精製水に、塩酸メトホルミン、リンゴ酸、クエン酸三ナトリウム、スクラロース、エリスリトール、ミックスフルーツエッセンスおよび1N NaOHを混合溶解または分散し、10%塩酸メトホルミン液剤を調製した(pH5)。
[実施例3]
塩酸メトホルミン液剤
塩酸メトホルミン 1000mg
リンゴ酸 80mg
クエン酸三ナトリウム 200mg
スクラロース 50mg
ミックスフルーツエッセンス 20mg
1N NaOH 0.37mL
精製水 適量
全量10mL
精製水に、塩酸メトホルミン、リンゴ酸、クエン酸三ナトリウム、スクラロース、ミックスフルーツエッセンスおよび1N NaOHを混合溶解または分散し、10%塩酸メトホルミン液剤を調製した(pH5)。
[実施例4]
塩酸メトホルミン液剤
塩酸メトホルミン 2000mg
リンゴ酸 80mg
クエン酸三ナトリウム 200mg
スクラロース 50mg
エリスリトール 3000mg
ミックスフルーツエッセンス 20mg
1N NaOH 0.36mL
精製水 適量
全量10mL
精製水に、塩酸メトホルミン、リンゴ酸、クエン酸三ナトリウム、スクラロース、エリスリトール、ミックスフルーツエッセンスおよび1N NaOHを混合溶解または分散し、20%塩酸メトホルミン液剤を調製した(pH5)。
[実施例5]
塩酸メトホルミン液剤
塩酸メトホルミン 1000mg
リンゴ酸 40mg
クエン酸三ナトリウム 100mg
スクラロース 5mg
エリスリトール 3000mg
ミックスフルーツエッセンス 10mg
1N NaOH 0.15mL
精製水 適量
全量10mL
精製水に、塩酸メトホルミン、リンゴ酸、クエン酸三ナトリウム、スクラロース、エリスリトール、ミックスフルーツエッセンスおよび1N NaOHを混合溶解または分散し、10%塩酸メトホルミン液剤を調製した(pH5)。
[実施例6]
塩酸メトホルミン口腔内崩壊型細粒
塩酸メトホルミン 200g
クエン酸 8g
スクラロース 20g
エリスリトール 600g
トウモロコシデンプン 5g
香料(ヨーグルトミクロン) 0.8g
塩酸メトホルミン200g、クエン酸8g、スクラロース20gおよびエリスリトール600gを混合し、トウモロコシデンプン5gを精製水495gに溶解したものを95℃まで加熱し、常温まで冷却したのち総重量が500gになるよう精製水を追加した結合液で流動層造粒機にて造粒、乾燥し細粒剤を得た。これに香料(ヨーグルトミクロン)0.8gを配合し、塩酸メトホルミン口腔内崩壊型細粒を調製した。
[実施例7]
塩酸メトホルミン口腔内崩壊型細粒
塩酸メトホルミン 300g
クエン酸 9g
スクラロース 21g
エリスリトール 510g
トウモロコシデンプン 2.8g
香料(レモンミクロン) 0.8g
塩酸メトホルミン300g、クエン酸9g、スクラロース21gおよびエリスリトール510gを混合し、トウモロコシデンプン2.8gを精製水277.2gに溶解したものを95℃まで加熱し、常温まで冷却したのち総重量が280gになるよう精製水を追加した結合液で流動層造粒機にて造粒、乾燥し細粒剤を得た。これに香料(レモンミクロン)0.8gを配合し、塩酸メトホルミン口腔内崩壊型細粒を調製した。
比較例1
塩酸メトホルミン液剤
塩酸メトホルミン 500mg
リンゴ酸 80mg
クエン酸三ナトリウム 100mg
サッカリンナトリウム 5mg
エリスリトール 1000mg
レモンエッセンス 10mg
1N NaOH 0.69mL
精製水 適量
全量10mL
精製水に、塩酸メトホルミン、リンゴ酸、クエン酸三ナトリウム、サッカリンナトリウム、エリスリトール、レモンエッセンスおよび1N NaOHを混合溶解または分散し、5%塩酸メトホルミン液剤を調製した(pH5)。
比較例2
塩酸メトホルミン液剤
塩酸メトホルミン 700mg
リンゴ酸 80mg
クエン酸三ナトリウム 100mg
サッカリンナトリウム 5mg
エリスリトール 1000mg
レモンエッセンス 10mg
1N NaOH 0.68mL
精製水 適量
全量10mL
精製水に、塩酸メトホルミン、リンゴ酸、クエン酸三ナトリウム、サッカリンナトリウム、エリスリトール、レモンエッセンスおよび1N NaOHを混合溶解または分散し、7%塩酸メトホルミン液剤を調製した(pH5)。
比較例3
塩酸メトホルミン液剤
塩酸メトホルミン 800mg
リンゴ酸 80mg
クエン酸三ナトリウム 100mg
サッカリンナトリウム 5mg
エリスリトール 1000mg
レモンエッセンス 10mg
1N NaOH 0.67mL
精製水 適量
全量10mL
精製水に、塩酸メトホルミン、リンゴ酸、クエン酸三ナトリウム、サッカリンナトリウム、エリスリトール、レモンエッセンスおよび1N NaOHを混合溶解または分散し、8%塩酸メトホルミン液剤を調製した(pH5)。
比較例4
塩酸メトホルミン液剤
塩酸メトホルミン 1000mg
リンゴ酸 80mg
クエン酸三ナトリウ厶 200mg
サッカリンナトリウム 50mg
エリスリトール 4000mg
ミックスフルーツエッセンス 20mg
1N NaOH 0.36mL
精製水 適量
全量10mL
精製水に、塩酸メトホルミン、リンゴ酸、クエン酸三ナトリウム、サッカリンナトリウム、エリスリトール、ミックスフルーツエッセンスおよび1N NaOHを混合溶解または分散し、10%塩酸メトホルミン液剤を調製した(pH5)。
比較例5
塩酸メトホルミン液剤
塩酸メトホルミン 47.5g
マクロゴール400 83.125g
ヒドロキシエチルセルロース 0.35625g
サッカリンナトリウム 2.97g
クエン酸 0.285g
安息香酸カリウム 0.5282g
70%ソルビトール水溶液 190g
チェリーエッセンス 0.475g
精製水 適量
全量475mL
マクロゴール400に、塩酸メトホルミン、ヒドロキシエチルセルロース、サッカリンナトリウム、クエン酸、安息香酸カリウム、70%ソルビトール水溶液、チェリーエッセンスを混合溶解または分散したのち、精製水を加えて10%塩酸メトホルミン液剤を調製した。
比較例6
塩酸メトホルミン液剤
塩酸メトホルミン 1000mg
炭酸水素カリウム 50mg
サッカリンナトリウム 27.5mg
キシリトール 4000mg
チェリーエッセンス 2.75mg
濃塩酸 0.04mL
精製水 適量
全量10mL
精製水に、塩酸メトホルミン、炭酸カリウム、サッカリンナトリウム、キシリトール、チェリーエッセンスおよび濃塩酸を混合溶解または分散し、10%塩酸メトホルミン液剤を調製した(pH4.5)。
比較例7
塩酸メトホルミン液剤
塩酸メトホルミン 1000mg
リンゴ酸 160mg
クエン酸三ナトリウム 200mg
ステビアスイート95S 50mg
エリスリトール 4000mg
1N NaOH 1.4mL
精製水 適量
全量10mL
精製水に、塩酸メトホルミン、リンゴ酸、クエン酸三ナトリウム、ステビアスイート95S、エリスリトールおよび1N NaOHを混合溶解または分散し、10%塩酸メトホルミン液剤を調製した(pH5)。
比較例8
塩酸メトホルミン液剤
塩酸メトホルミン 1000mg
リンゴ酸 80mg
クエン酸三ナトリウム 200mg
アセスルファムK 50mg
エリスリトール 4000mg
1N NaOH 1.4mL
精製水 適量
全量10mL
精製水に、塩酸メトホルミン、リンゴ酸、クエン酸三ナトリウム、アセスルファムK、エリスリトールおよび1N NaOHを混合溶解または分散し、10%塩酸メトホルミン液剤を調製した(pH5)。
比較例9
塩酸メトホルミン液剤
塩酸メトホルミン 1000mg
リンゴ酸 80mg
クエン酸三ナトリウム 200mg
ソーマチン(Thaumatin) 10mg
エリスリトール 4000mg
1N NaOH 1.4mL
精製水 適量
全量10mL
精製水に、塩酸メトホルミン、リンゴ酸、クエン酸三ナトリウム、ソーマチン、エリスリトールおよび1N NaOHを混合溶解または分散し、10%塩酸メトホルミン液剤を調製した(pH5)。
比較例10
塩酸メトホルミン液剤
塩酸メトホルミン 1000mg
スクラロース 100mg
レモンエッセンス 10mg
精製水 適量
全量10mL
精製水に、塩酸メトホルミン、スクラロースおよびレモンエッセンスを溶解または分散し、10%塩酸メトホルミン液剤を調製した。
試験例1
官能試験
実施例1〜5および比較例1〜10で調製した塩酸メトホルミン液剤を用いて、5人のパネラーによる官能試験を実施した。官能試験は30分おきに1剤ずつ20秒間口に含んで評価し、評価後に製剤を吐き出し、水で口内を十分ゆすいで行った。結果を表1に示す。
本発明の内服製剤の態様の例である、有機酸(またはその塩)およびスクラロースを加えたメトホルミン液剤(実施例1〜5)は、甘味剤としてスクラロース以外の高甘味度甘味剤を用いた液剤(比較例1〜4および比較例7〜9)に比較して、顕著に苦みがマスクされた製剤であった。さらに、米国特許第6559187号明細書に記載のメトホルミン液剤(比較例5および6)、あるいは、スクラロースを含有するが有機酸を含まないメトホルミン液剤(比較例10)と比較しても、実施例1〜5の液剤は顕著に苦みがマスクされた製剤であった。また、本発明による口腔内崩壊型細粒(実施例6、7)は、水なしで服用しても苦味を感じず、口どけ、舌触りも良好であった。
試験例2
実施例2で調製した塩酸メトホルミン液剤に適量の1N NaOHまたは1N HClを加え、pHをそれぞれ3、4、5、6、7、8および9に調整した液剤について味を確認したが、いずれのpHにおいても塩酸メトホルミン特有の苦味を感じることはなかった。
最も苦み・刺激等の不快感を感じやすい液剤においても、不快感が激減し、容易に多量のビグアナイド系薬物を服用することが可能であった。従って、ゼリー剤、グミ剤、ドライシロップ、散剤、顆粒剤、細粒剤、チュアブル製剤、口腔内崩壊型散剤、口腔内崩壊型顆粒、口腔内崩壊型細粒、口腔内崩壊錠等の他の剤型でも、口中に含んだ際の不快感は感じられるものではない。
試験例3
本発明による口腔内崩壊型細粒(実施例6、7)について水なしで服用する際の官能試験を5人のパネラーで実施したところ、5人とも全く苦味を感じず、口どけ、舌触りも良好であった。
Claims (8)
- ビグアナイド系薬物、有機酸またはその薬学上許容される塩、およびスクラロースを含有する内服製剤。
- ビグアナイド系薬物がメトホルミンまたはその薬学上許容される塩である請求項1記載の内服製剤。
- ビグアナイド系薬物が塩酸メトホルミンである請求項1記載の内服製剤。
- 剤型が液剤、ゼリー剤、グミ剤、ドライシロップ、散剤、顆粒剤、細粒剤、チュアブル製剤、口腔内崩壊型細粒または口腔内崩壊錠である請求項1〜3のいずれか記載の内服製剤。
- 剤型が液剤、ゼリー剤、口腔内崩壊型細粒または口腔内崩壊錠である請求項1〜3のいずれか記載の内服製剤。
- 剤型が液剤である請求項1〜3のいずれか記載の内服製剤。
- 剤型がドライシロップ、チュアブル製剤、口腔内崩壊型散剤、口腔内崩壊型顆粒、口腔内崩壊型細粒または口腔内崩壊錠であり、さらに水溶性糖アルコールを含有する請求項1〜3のいずれか記載の内服製剤。
- 有機酸がリンゴ酸、クエン酸、酒石酸またはこれらの混合物である請求項1〜7のいずれか記載の内服製剤。
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