JPWO2004108336A1 - 放電加工機及びその加工方法 - Google Patents

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Abstract

予め電極ホルダ23に電極21と電極ガイドホルダ25を取り付け、電極ホルダ23を主軸13に装着した後、把持アーム29で電極ガイドホルダ25を把持して電極ガイドホルダ25を電極21の先端部に移動させ、電極ガイド61が電極21の先端部を支持した状態で加工を行なう本発明の放電加工機とその加工方法である。このような放電加工機及びその加工方法により、細穴放電加工で電極が消耗して電極交換が必要になった場合、その電極交換の作業が短時間で確実に行なうことができる。

Description

本発明は、放電加工機及びその加工方法に関し、特に、細い棒状又はパイプ状の電極を用いてワークに細い穴を加工する場合に適した放電加工機及びその加工方法に関する。
放電加工によりワークに細い穴を加工する場合は、棒状又はパイプ状の電極を用いて電極とワークとの間に加工電圧を供給し、放電によりワークを加工する。細穴加工は電極の消耗が激しいので、通常は棒状又はパイプ状の長い電極を使用する。細くて長い電極は、放電加工中に振れたり、撓んで曲がったりして、加工精度に悪影響を及ぼしていた。その振れ又は撓みを防止するために、電極を案内支持する電極ガイド装置を採用した放電加工機は、日本特許第2952339号公報に開示されている。その日本特許第2952339号公報に記載の技術は、細穴加工用電極を用い、その電極を案内支持する電極ガイド装置と、電極を電極ガイド装置に挿通するための電極誘導装置とを設け、電極を電極誘導装置で挟みながら電極ガイド装置のガイド孔に挿入して、電極を電極ガイド装置でガイドしながら細穴放電加工を行なうものである。また、米国特許第6396022号明細書には、パイプ電極を挿入した電極ガイドを含む電極マガジンを電極マガジンごと主軸との間で交換する細穴放電加工用パイプ電極交換方法および装置が開示されている。
前述の日本特許第2952339号公報に記載の従来の技術は、主軸に装着した電極を電極ガイド装置に挿入するために電極誘導装置が必要であり、また、細くて長い電極は振れたり撓んで曲がったりするため、電極を電極ガイドの内孔に挿入する工程は、煩雑で時間がかかるという問題点があった。また、米国特許第6396022号明細書に記載の従来の技術は、パイプ電極とパイプ電極を保持案内するコレットチャックと振れ防止ガイド及び電極ガイドの移動手段とを含めた大がかりな装置一式で成る電極マガジンを、予めマガジンラックに複数個収納しておき、その電極マガジンごと主軸との間で交換する方式であり、構造が複雑であるという問題点がある。
本発明は前述の問題点を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、放電加工によって電極が消耗した場合に、電極を交換する度に電極を電極ガイドの内孔に挿入する煩雑な工程を省略し、電極又は電極ホルダの交換作業を短時間で容易に確実に行なえ、多工程の放電加工が長時間無人運転可能で、結果として放電加工の作業能率が向上する放電加工機及びその加工方法を提供することである。
前述の目的を達成するため、本発明の第1の態様として、電極とワークとの間に放電加工電圧を印加すると共に、電極とワークに相対送りを与えて加工間隙を制御し、ワークに所望の加工を行なう放電加工機であって、電極ホルダを装着、離脱する着脱手段が設けられた主軸と、前記主軸の着脱手段に係合する係合部を有し、前記電極を固定する電極固定手段が設けられた電極ホルダと、前記電極ホルダに係合する係合部を有し、前記電極を案内支持する電極ガイドが取り付けられた電極ガイドホルダと、前記電極ガイドホルダを把持する把持手段を有し、前記電極ガイドホルダを主軸の軸線と平行に移動させる移動手段が設けられ、前記電極ガイドが電極の先端部を支持するように設けられた電極ガイドホルダ支持手段とを具備した放電加工機が提供される。
前述のように、予め電極ホルダに電極を固定し、更にその電極ホルダに電極ガイドホルダを装着し、電極ガイドホルダに取り付けられた電極ガイドの内孔に電極を挿通しておき、その電極ホルダを主軸に装着した後、電極ガイドホルダ支持手段で電極ガイドホルダを電極の先端部に移動させ、電極ガイドが電極の先端部を支持して放電加工を行なうように構成されている。主軸とテーブルは相対移動する構造である。このような構成であるから、放電加工により電極が消耗した場合に、電極ホルダを交換する度に、電極を電極ガイドの内孔に挿入する煩雑な工程が必要でなく、電極ホルダの交換が極めて容易で、しかも短時間で確実に行なえる。電極を取り付けた電極ホルダを主軸に装着するのは、手動又は電極ホルダ交換手段により自動で行なっても良い。
また、本発明の第2の態様として、電極とワークとの間に放電加工電圧を印加すると共に、電極とワークに相対送りを与えて加工間隙を制御し、ワークに所望の加工を行なう放電加工機であって、前記電極又は電極ホルダを装着、離脱する着脱手段が設けられた主軸と、前記主軸の着脱手段に係合する係合部を有し、前記電極を固定する電極固定手段が設けられた電極ホルダと、前記電極ホルダに固定された前記電極を案内支持する電極ガイドと、前記電極ホルダに着脱可能に設けられ、前記電極ガイドが取付けられた電極ガイドホルダと、前記電極ガイド又は電極ガイドホルダを把持する把持手段を有し、前記電極ガイド又は電極ガイドホルダを前記主軸の軸線と平行に移動させる移動手段が設けられた電極ガイド支持手段とを具備した放電加工機が提供される。
前述のように、予め電極ホルダに電極を固定し、更にその電極ホルダに電極ガイドを装着し、電極ホルダに取り付けられた電極ガイドの内孔に電極を挿通しておき、その電極ホルダを主軸に装着した後、電極ガイド支持手段で電極ガイドを電極の先端部に移動させ、電極ガイドが電極の先端部を支持して放電加工を行なうように構成されている。電極ガイドは電極ホルダの先端部に設けられたクランプ手段に直接装着され、電極ガイド支持手段は電極ガイドを把持して移動させ、電極ガイドが電極の先端部を支持するようになっている。主軸とテーブルは相対移動する構造であればよく、どちらが移動してもよい。このような構成であるから、放電加工により電極が消耗した場合に、電極ホルダを交換する度に、電極を電極ガイドの内孔に挿入する煩雑な工程が必要でなく、電極ホルダの交換が極めて容易で、しかも短時間で確実に行なえる。また、電極ガイドは電極ガイドホルダに取り付けられ、電極ガイドホルダが電極ホルダに着脱可能に装着されていても良く、この場合電極ガイド支持手段は電極ガイドホルダを把持して主軸の軸線と平行に移動し、電極ガイドを電極の先端部に移動させて支持する。
また、前記主軸は、主軸ヘッドに取り付けられ、主軸の軸線方向の移動及び主軸の軸線回りの回転が可能であり、かつ所望の位置に位置決めが可能に設けられて構成される放電加工機が提供される。前述のように、主軸が主軸の軸線方向の移動と主軸の軸線回りの回転が可能で、かつ位置決め制御が可能に構成されている。このような構成であるから、重いワークを載せたテーブルは移動させない構造で、電極を取り付けた主軸が動く構造なので、動く部分が軽く放電加工の制御動作が安定して行なえる。
また、前記電極ホルダは、パイプ電極を固定した場合に前記パイプ電極に加工液を導入する流路が形成されてなる放電加工機が提供される。流路に加工液が供給されると加工液はパイプ電極に導入され、パイプ電極の先端から放電加工部へ噴出され、加工屑を除去でき、加工能率と加工精度を上げる。
また、前記電極ガイドホルダ支持手段は、主軸ヘッド又は機械本体の適宜の位置に取り付けられ、電極ガイドホルダを把持する把持手段を有し、前記電極ガイドホルダを把持して主軸の軸線と平行に移動可能で、かつ所望の位置に位置決め可能に設けられて構成される放電加工機が提供される。前述のように、電極ガイドホルダ支持手段は、電極ガイドホルダを把持して電極ガイドホルダを主軸の軸線と平行に移動させて、電極ガイドが電極の先端部を支持して放電加工を行ない、電極の長さに応じて電極ガイドの位置が調整できるように構成されている。このような構成であるから、電極ホルダを交換する作業が容易に確実に行なえ、電極が消耗して短くなったとき、電極の長さに応じて電極ガイドの位置を調整できるようにしたので、常に安定した電極の案内支持ができる。
また、前記主軸と電極ホルダを貯蔵する電極マガジンとの間で電極ホルダを受け渡しする電極ホルダ交換手段を更に具備した放電加工機が提供される。前述のように、予め電極ホルダに電極を固定し、更にその電極ホルダに電極ガイド又は電極ガイドホルダを装着した電極ホルダを電極マガジンに複数個貯蔵しておき、電極ホルダ交換手段により主軸と電極マガジンとの間の電極ホルダの交換を自動的に行なうように構成されている。このような構成であるから、電極ホルダ交換手段により電極ホルダを自動交換する度に、電極を電極ガイドの内孔に挿入する煩雑な工程が無いので、電極ホルダの自動交換が確実に行なえ、多工程の放電加工が長時間無人で行なえる。
また、前記電極ガイドホルダは、ワークに対面する側の先端部が先細り形状に形成され、その先端部に電極ガイドが取り外し可能に取り付けられて構成される放電加工機が提供される。前述のように、電極ガイドホルダの先端部を先細り形状例えば逆円錐形状にして、その先端部に電極ガイドを取り外し可能に取り付け、コレットなどで容易に取り外しができるように構成されている。このような構成であるから、電極を案内支持する装置とワークとの干渉が少なく、ワークへの接近性が良くなった。電極ガイドは使用する電極の太さに応じて、所定の孔径を有する電極ガイドに取り換える。長時間使用により電極ガイドの内孔が摩耗したときは新しいものと取り換える。
また、前記主軸に装着された電極の長さ方向途中部位に向って進退可能に設けられ、進出して前記電極を保持、案内する振れ止めガイドを有して成る放電加工機が提供される。電極ホルダが細くて長い電極を保持している場合、電極の長さの途中部位を保持、案内して電極の振れや曲がりを防止することができる。
更に、前述の目的を達成するために、本発明の第3の態様として、電極とワークとの間に放電加工電圧を印加すると共に、電極とワークに相対送りを与えて加工間隙を制御し、ワークに所望の加工を行なう放電加工方法であって、(a)予め電極ホルダに電極を固定し、その電極ホルダに電極ガイド又は電極ガイドホルダを装着する工程、(b)手動又は電極ホルダ交換手段により電極ホルダを主軸に装着する工程、(c)電極ガイドを電極の先端部に移動させて電極を支持する工程、(d)電極とワークとを相対移動させ、電極をワークの加工位置に位置合わせして放電加工を開始する工程、を含む放電加工方法が提供される。
前述のように、予め電極ホルダに電極を固定し、その電極ホルダに電極ガイド又は電極ガイドホルダを装着しておき、その電極ホルダを主軸に装着した後、電極ガイド支持手段又は電極ガイドホルダ支持手段で、電極ホルダ又は電極ガイドホルダを把持して下方に移動させ、電極ガイドを電極の先端部に移動させて電極を支持し、電極とワークとを相対移動させて電極をワークの加工位置に位置合わせして放電加工を開始するようにした加工方法が構成されている。このような構成であるから、放電加工により電極が消耗した場合に、電極ホルダを交換する度に、電極を電極ガイドの内孔に挿入する煩雑な工程が省け、電極ホルダ交換の作業が容易に確実に行なえ、放電加工の作業能率が向上した。特に細穴加工の場合は、細い電極を自動で電極ガイドの内孔に挿入するのは非常に困難な作業で時間が掛かっていた。それが容易に行なえることになり課題が解決された。
また、本発明の第4の態様として、電極とワークとの間に放電加工電圧を印加すると共に、電極とワークに相対送りを与えて加工間隙を制御し、ワークに所望の加工を行なう放電加工方法であって、放電加工機の主軸に電極又は電極を固定した電極ホルダを装着し、前記主軸の軸線と平行に移動可能な電極ガイド支持手段に把持された電極ガイド又は電極ガイドホルダに前記電極を挿通して前記電極の先端部を支持し、前記電極とワークとを相対移動させ、前記電極をワークの加工位置に位置合わせし、前記電極とワークとの間に放電加工電圧を印加して相対送りを与え、ワークに放電加工を施す放電加工方法が提供される。
主軸に電極又は電極を固定した電極ホルダを装着した後、電極の先端側に位置させた電極ガイド支持手段で把持している電極ガイドに、主軸又は電極ガイド支持手段を主軸の軸線と平行に移動させて電極を挿通させる。こうして電極ガイドで電極の先端部を支持した後、電極とワークの加工位置との位置合わせを行ない、電極とワークとの間に放電加工電圧を印加してワークの放電加工を開始する。
また、本発明の第5の態様として、電極とワークとの間に放電加工電圧を印加すると共に、電極とワークに相対送りを与えて加工間隙を制御し、ワークに所望の加工を行なう放電加工方法であって、電極ホルダに電極を固定し、前記電極を電極ガイドホルダの電極ガイドに挿通して前記電極ガイドホルダを前記電極ホルダに装着し、前記電極ホルダを放電加工機の電極マガジンに収納し、電極ホルダ交換手段により前記電極ホルダを前記電極マガジンから取り出して放電加工機の主軸に装着し、前記電極ガイドホルダの前記電極ホルダへの装着を解除し、前記電極ガイドホルダを前記主軸の軸線と平行に移動して前記電極ガイドで前記電極の先端部を支持し、前記電極とワークとを相対移動させ、前記電極をワークの加工位置に位置合わせし、前記電極とワークとの間に放電加工電圧を印加して相対送りを与え、ワークに放電加工を施す放電加工方法が提供される。
電極ホルダに電極を固定し、電極を電極ガイドホルダの電極ガイドに挿通して電極ガイドホルダを電極ホルダに装着する。この状態の電極ホルダを電極マガジンに収納しておき、電極ホルダ交換手段により電極マガジンから電極ホルダを取り出し、主軸に装着する。その後電極ガイドホルダ支持手段の主軸の軸線と平行な移動により電極ガイドホルダを把持する。電極ガイドホルダの電極ホルダへの装着を解除するとともに、電極ガイドホルダ支持手段により電極ガイドホルダを電極の先端部へ移動させ停止する。すると電極ガイドが電極の先端部を支持することができ、電極とワークの加工位置との位置合わせ後、放電加工を開始する。
本発明の上述の目的及びその他の目的、特徴、利点を以下、添付図面を参照して本発明の実施形態に基づいてさらに詳細に説明する。
図1は本発明の実施の形態を示す放電加工機の側面図である。
図2は本発明の第1実施形態の電極ホルダに電極ガイドホルダを装着した状態を示す断面図である。
図3は図2の上面図である。
図4は図2の線IV−IVに沿った断面図である。
図5A〜図5Eは本発明の電極ホルダ交換時における動作を示す図である。
図6は本発明の第2実施形態の電極ホルダに電極ガイドホルダを装着した状態を示す断面図である。
図7は図6の線VII−VIIに沿った断面図である。
参照番号・事項の一覧表
1…テーブル
3…ワーク
5…加工槽
7…コラム
9…ラム
11…主軸ヘッド
13…主軸
15…サーボモータ
17…サーボモータ
19…着脱手段
21…電極
23…電極ホルダ
23a…上面
25…電極ガイドホルダ
27…電極マガジン
29…把持アーム
31…ブラケット
33…駆動装置
35…グリッパ
37…駆動装置
39…グリッパ部
41…スプリングコレット
43…ナット
45…すり割り部
47…ねじ
49…カービックカップリング
51…電極固定部
53…突起
55…溝
57…プルスタッド
57a…外周
59…流路
61…電極ガイド
63…止めねじ
65…突起
67…くぼみ部
69…溝
71…押し上げ駒
73…ばね
75…溝
77…内孔
79…突起
81…ボール
83…弾性部材
85…止めねじ
87…溝
89…ピン
91…電極ホルダ交換用アーム
93…振れ止めガイド
95…ブラケット
97…ピン
99…窓
101…突起部
103…溝
本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1において、図示していない放電加工機のベースに設けたテーブル1にワーク3が取り付けられ、テーブル1とワーク3を囲って加工液を溜める加工槽5が設けられている。ベース上にコラム7が矢印X方向に移動可能に設けられ、コラム7の上にラム9が矢印Y方向に移動可能に設けられている。ラム9の前面に主軸ヘッド11が取り付けられ、その主軸ヘッド11の中に主軸13が設けられている。主軸13は、図示しない制御装置によりサーボモータ15を駆動することによって、主軸13の軸線と平行な方向すなわち矢印Z方向に移動可能であり、任意の位置で位置決め可能になっている。また、主軸13は、サーボモータ17の駆動により主軸13の軸線回りの回転すなわち矢印Cに沿った回転が可能で、任意の角度位置で位置決め可能になっている。主軸13の先端部には電極ホルダ23を装着するためのチャックなどの一般に採用されている公知の着脱手段19が設けられている。
ワーク3に細穴を加工する場合に用いる棒状又はパイプ状の電極21は予め電極ホルダ23に取り付けられ、その電極ホルダ23に電極ガイドホルダ25を装着した状態で電極ホルダ23が主軸13に装着されている。電極ガイドホルダ25を装着した電極ホルダ23は電極マガジン27に装着されている。電極ガイドホルダ支持手段29はブラケット31を介してコラム7に取り付けられ、駆動装置33によって矢印W方向に移動可能で、任意の位置で位置決め可能になっている。更に、電極ガイドホルダ支持手段29は、矢印Rに沿った回転が可能で、電極ホルダ23の搬送を行なうように設けられている。電極ガイドホルダ支持手段29の先端部には電極ホルダ23及び/又は電極ガイドホルダ25を把持するグリッパ35が設けられ、駆動装置37の駆動によって矢印S方向に移動可能で、電極ガイドホルダ25を把持又は開放するときに移動するようになっている。グリッパ35は把持爪式のグリッパであり、マシニングセンタの工具交換装置などに一般に採用されている把持爪式のグリッパと同様のものである。
電極ガイドホルダ支持手段29は、電極マガジン27に装着された電極ホルダ23をグリッパ35で把持して、矢印Rに沿った回転で主軸側に転送し、電極ホルダ23を主軸13に装着する。また、その逆に主軸13に装着された電極ホルダ23をグリッパ35で把持して、矢印Rに沿った回転で電極マガジン側に転送し、電極ホルダ23を電極マガジン27に装着する。図1は、電極ガイドホルダ支持手段29が電極ガイドホルダ25を把持し、電極ガイドホルダ25を電極21の先端部に移動させた状態を示した図である。別の実施例として、電極マガジン27と主軸13との間で電極ホルダ23を交換する電極ホルダ交換手段を設けたものがある。この電極ホルダ交換手段は一般に採用されている公知の装置と同様のものなので、電極ホルダ交換手段の詳細な説明は省略する。図5Aは、電極ホルダ交換手段の電極ホルダ交換用アーム91の動作を略図で示している。
また、主軸13と電極マガジン27との間で電極ホルダ23を交換する方式は、主軸13と電極マガジン27との間で直接的に電極ホルダ23を受け渡しするいわゆるアームレス交換方式でも良い。図1において、電極マガジン27の空装着位置を前方に割り出して電極マガジン27全体をY方向に前進させ、主軸13に装着している電極ホルダ23が空装着位置へ把持される。主軸13が一旦上方へ退避し、電極マガジン27が新たに主軸13に装着させるべき電極ホルダ23を割り出した後、主軸13を下降させ、その電極ホルダ23が主軸13に装着される。そして、電極マガジン27がY方向に後退することにより、電極ホルダ23の自動交換が完了する。
図2、図3及び図4において、電極ホルダ23は、電極21を固定する電極固定部51と、電極ガイドホルダ25を係止する4個の突起53と、電極ホルダ交換用アーム91が電極ホルダ23を把持するための溝55と、電極ホルダ23を主軸13に装着するためのプルスタッド57とを有している。プルスタッド57及びプルスタッド57の取付座の外周57a、電極ホルダ23の上面23aが図示しない着脱手段との係合部となり、プルスタッド57は皿ばね力で付勢されるドローバー先端に設けられたコレットにより主軸13に引き込まれ、電極ホルダ23は主軸13に装着される。ドローバー後方に設けられる図示しないアンクランプシリンダによりドローバーが皿ばね力に抗して前方へ移動されプルスタッド57は解除され、電極ホルダ23は主軸13から離脱される。電極21は一般に採用されているスプリングコレット41とナット43により電極固定部51に着脱可能に固定される。電極ホルダ23の中心部にはパイプ状の電極を用いて加工する場合に、加工液を流す流路59が貫通されている。
電極ガイドホルダ25は、取り外し可能にすり割り部45にねじ47で固定された電極ガイド61と、電極ホルダ23の突起53に係合する突起65と、そのくぼみ部67と、電極ガイドホルダ支持手段29のグリッパ部39との間で位置決めするためのカービックカップリング49とを有している。電極ガイドホルダ25の下部の先端部は、ワーク3との干渉を避けるために先細りの形状例えば逆円錐形状になっている。図2では、電極ガイドホルダ25の先端部に電極ガイド61を固定する手段としてすり割りを用いているが、別の手段としてコレットなどの一般に採用されている公知のクランプ手段を用いて電極ガイドホルダ25の先端部に電極ガイド61を取り外し可能に取り付けてもよい。電極ガイド61は硬くて摩耗が少ないサファイヤ部材やセラミックス部材で作られていることが望ましい。尚、電極ガイドホルダ25と電極ガイド61とを一体化して形成しても良い。
電極ガイドホルダ25の中には電極ホルダ23を押し上げる押し上げ駒71とばね73が設けられている。押し上げ駒71には図2及び図4に示すように3つの溝87が放射状に形成され、その溝87の中に電極ホルダ23に固定された3つのピン89が嵌合する。つまり電極ホルダ23が押し上げ駒71を押下して矢印C方向に回転されると、押し上げ駒71は電極ホルダ23と共に回転する。また、押し上げ駒71の外周面には3つのピン97が電極ガイドホルダ25に形成された窓99を通って放射状に突設されている。
一方、電極ガイドホルダ支持手段29のグリッパ部39は、図1に示す把持爪式のグリッパ35とは異なり、リング形状をしている。グリッパ部39には、環状の突起部101が形成され、周方向の3箇所が溝103で切欠かれている。電極ガイドホルダ25が装着された電極ホルダ23が主軸13に装着されているとき、電極ガイドホルダ支持手段29が下方から矢印W方向に上昇すると、ピン97と溝103とは位相が合っているのでカービックカップリング49が噛み合い、電極ガイドホルダ支持手段29の上昇を停止する。その後、主軸13がZ軸方向に微小な所定量下降して押し上げ駒71を押下し、矢印Dと反対方向に45度回転することにより電極ホルダ23も主軸13と共に回転し、主軸13を前記所定量上昇させるとばね73の押圧力でピン97は突起部101と係合して電極ガイドホルダ25はグリッパ部39に把持される。これと同時に電極ホルダ23と電極ガイドホルダ25との装着は解除される。電極ホルダ23と電極ガイドホルダ25との着脱については後述する。
予め手作業で、電極21を電極ホルダ23の電極固定部51に固定し、その電極ホルダ23に電極ガイドホルダ25を装着する。そして、電極ガイドホルダ25を装着した複数個の電極ホルダ23を電極マガジン27に装着して準備完了である。電極ガイドホルダ25を電極ホルダ23に装着する場合は、電極ホルダ23の突起53を電極ガイドホルダ25のくぼみ部67に合わせて押し上げ駒71を下げて挿入し、電極ホルダ23を矢印Dの方向に45度回して離すと、ばね73の押圧力で突起53と突起65が係合して装着される。電極ガイドホルダ25を電極ホルダ23から外す場合は、電極ホルダ23を少し押し下げて矢印Dの反対方向に45度回して、突起53と突起65の係合を外し、電極ガイドホルダ25を下に下げれば、電極ガイドホルダ25は電極ホルダ23から外れる。
図5A〜図5Eは、電極ホルダ交換手段を用いて電極ホルダ23を自動交換して放電加工を開始するときの動作を説明した図である。図5Aでは、主軸13は、テーブル1の上方位置に設けられた主軸ヘッド11に対して、矢印Z方向の移動及び矢印Cに沿った回転が可能になっている。主軸13の先端部には電極ホルダ23を着脱する着脱手段19が設けられている。グリッパ部39を有した電極ガイドホルダ支持手段としての把持アーム29がブラケット31を介して主軸ヘッド11に取り付けられている。把持アーム29は図示しない駆動装置により矢印W方向の移動と位置決めが可能に設けられており、グリッパ部39が電極21の下方に位置決めされている。電極ホルダ交換手段の電極ホルダ交換用アーム91は、電極21と電極ガイドホルダ25を装着した電極ホルダ23を把持し、電極マガジン27から電極ホルダを抜き出して、矢印H方向の移動で電極ホルダ23を主軸13の下方に位置決めする。
図5Bは、主軸13が矢印Z方向に下降し、主軸13の着脱手段19が電極ホルダ23をクランプして、電極ホルダ交換用アーム91が退避位置に退避した状態を示す。図5Cは、把持アーム29が矢印W方向に上昇し、グリッパ部39と電極ガイドホルダ25がカービックカップリング49で噛み合った状態を示す。図5Dは、主軸13が矢印Cに沿って45度回転し、グリッパ部39が電極ガイドホルダ25を把持すると同時に電極ホルダ23と電極ガイドホルダ25との係止を外し、次いでグリッパ部39が電極ガイドホルダ25を把持したまま把持アーム29が矢印W方向に下降し、電極ガイド61を電極21の先端部に移動させた状態を示す。
図5Eは、主軸13を矢印Z方向に下降すると同時に同期させて把持アーム29を矢印W方向に下降させ、電極21をワーク3の加工位置に位置合わせした状態を示す。なお、電極21とワーク3の位置合わせは、主軸側を固定しテーブル1を上昇させる相対移動によって行なってもよいことは言うまでもない。細穴を加工する場合、電極21が細くて長いので振れや曲がりが発生する。振れや曲がりを防止するために、一般に採用されている公知の振れ止めガイド93がブラケット95を介して主軸ヘッド11に取り付けられている。振れ止めガイド93は図示しない駆動装置によって進退が可能になっている。なお、この振れ止めガイド93は必須ではないが備わっていた方が望ましい。
次に図6及び図7により第2の実施の形態になる電極ガイドホルダ25について説明する。第1の実施の形態になる電極ガイドホルダと同一部材には同じ符号を付す。
電極ガイド61は電極ガイドホルダ25に止めねじ63により取り外し可能に取り付けられる。電極ガイドホルダ25と電極ガイド61とが一体的に形成されていても良い。この場合、電極ガイドホルダ25及び電極ガイド61全体で一つの電極ガイドと言える。電極ホルダ23の電極固定部51は詳細に図示していないが、図2の実施形態と同様にスプリングコレットとナットで構成されていても、他の構造であっても良い。
電極ホルダ23に電極ガイドホルダ25を係合、離脱させる方法は、電極ホルダ23の突起53を電極ガイドホルダ25のくぼみ部67に位相合わせして電極ホルダ23を電極ガイドホルダ25内に挿入し、押し上げ駒71をばね73の押圧力に抗して押下し、矢印D方向に45度回転して押下を解除する。すると、ばね73の押圧力で押し上げ駒71が押上げられ、突起53が突起65と当接して電極ホルダ23と電極ガイドホルダ25とは係合する。逆の操作をすることにより電極ホルダ23から電極ガイドホルダ25が離脱する。
電極ガイドホルダ支持手段29のグリッパ部39と電極ガイドホルダ25との位置決めは、グリッパ部39の内孔77に電極ガイドホルダ25を挿入し、グリッパ部39の突起79が電極ガイドホルダ25の4つの溝69に嵌合することにより行われる。同時に弾性部材83と止めねじ85により付勢された複数個のボール81が、電極ガイドホルダ25に形成された溝75に飛び込むことにより、電極ガイドホルダ25は電極ガイドホルダ支持手段29に把持される。第2の実施形態の電極ホルダ23及び電極ガイドホルダ25を用いても、図5A〜図5Eに示されている電極ホルダ交換時における動作は同じである。
図示していないが、電極ホルダ23の電極固定部51の先端部にコレットなどのクランプ手段を設け、電極21を挿通させる電極ガイド61をそのクランプ手段に取り外し可能に装着するように構成したものがある。電極ガイド61を把持するグリッパ部を有した電極ガイド支持手段は、そのグリッパ部で電極ガイド61を直接把持して、電極ガイド61を主軸13の軸線と平行に移動させて、電極ガイド61が電極21の先端部を支持して放電加工を行なうように構成されていても良い。
図6に示された電極ガイドホルダ25を用いることにより、電極マガジン27にクランプされた電極ホルダ23に装着された電極ガイドホルダ25を、電極ガイドホルダ支持手段29のグリッパ部材が把持し、横に引き出して電極ガイドホルダ25を電極マガジン27から抜き出して転送する。また、図5Aに示すように、電極ガイドホルダ支持手段29とは別に電極交換専用の電極ホルダ交換用アーム91を備えた構成にすれば、電極マガジン27と主軸13との距離が長かったり、電極ホルダ23の重量が重かったりした場合でも対応できる。
本実施形態では細穴加工を対象とした棒状又はパイプ状の電極について述べたが、薄板状の長い電極であっても同様の装置構成および方法構成を採用することができる。また、電極ホルダ23を用いて電極21を主軸13に装着したが、主軸13の着脱手段19により直接的に電極を主軸に装着することも可能である。その場合、着脱手段19は電極でも電極ホルダでも共通に把持可能なチャック構造を有する。電極ホルダを用いようが用いまいが、主軸に電極を装着後、電極ガイド又は電極ガイドホルダと電極とをZ方向に相対移動させ、電極を電極ガイドに挿通し、電極ガイド支持手段又は電極ガイドホルダ支持手段によって電極先端部を支持しても良い。こうすることにより、同一外径の電極を複数本用いて細穴加工を行なう場合、その電極の本数分の電極ガイドホルダを用意しなくても済み、経済的である。
以上説明したように本発明によれば、予め電極ホルダに電極を固定し、その電極ホルダに電極ガイドを挿通して電極ガイドホルダを電極ホルダに装着しておき、その電極ホルダを主軸に装着した後、電極ガイド又は電極ガイドホルダを電極の先端部に移動させて、電極ガイドが電極の先端部を支持するようにしたので、電極ホルダを交換する度に、電極を電極ガイドの内孔に挿入する煩雑な工程が省け、電極ホルダ交換の作業が確実に行なえ、作業能率が向上した。また、電極ホルダ交換手段を更に付加したので、電極ホルダの自動交換が確実に行なえ、多工程の放電加工が長時間無人で行なえる。また、電極ガイドホルダの先端部を逆円錐形状にして、そこに電極ガイドを取り付けたので、その装置とワークとの干渉が少なく、ワークへの接近性が良くなった。
また、電極ガイド支持手段及び電極ガイドホルダ支持手段が任意の位置に位置決めできるので、電極が消耗して短くなったとき電極の長さに応じて電極ガイドの位置を調整して、常に安定した電極の案内支持ができる。また、電極ホルダの流路を通ってパイプ電極の中心孔に導入された加工液はパイプ電極先端から噴出し、細穴加工における切屑排出が促進され、加工精度及び加工能率が向上した。また、電極ガイドは電極ガイドホルダに取り外し可能に装着されることから、電極ガイドの交換が容易に短時間で行えるようになった。また、振れ止めガイドを設けることにより、細くて長い電極の途中部位を保持、案内して、電極の振れや曲がりを防止した精度の高い細穴加工や細スリット加工ができるようになった。また、前述のような加工方法であるから、電極ホルダの交換の度に、電極を電極ガイドの内孔に挿入する煩雑な工程が省け、電極交換の作業が確実に行なえ、放電加工の作業能率が向上した。

Claims (11)

  1. 電極とワークとの間に放電加工電圧を印加すると共に、電極とワークに相対送りを与えて加工間隙を制御し、ワークに所望の加工を行なう放電加工機であって、
    電極ホルダを装着、離脱する着脱手段が設けられた主軸と、
    前記主軸の着脱手段に係合する係合部を有し、前記電極を固定する電極固定手段が設けられた電極ホルダと、
    前記電極ホルダに係合する係合部を有し、前記電極を案内支持する電極ガイドが取り付けられた電極ガイドホルダと、
    前記電極ガイドホルダを把持する把持手段を有し、前記電極ガイドホルダを主軸の軸線と平行に移動させる移動手段が設けられ、前記電極ガイドが電極の先端部を支持するように設けられた電極ガイドホルダ支持手段と、
    を具備することを特徴とした放電加工機。
  2. 電極とワークとの間に放電加工電圧を印加すると共に、電極とワークに相対送りを与えて加工間隙を制御し、ワークに所望の加工を行なう放電加工機であって、
    前記電極又は電極ホルダを装着、離脱する着脱手段が設けられた主軸と、
    前記主軸の着脱手段に係合する係合部を有し、前記電極を固定する電極固定手段が設けられた電極ホルダと、
    前記電極ホルダに固定された前記電極を案内支持する電極ガイドと、
    前記電極ホルダに着脱可能に設けられ、前記電極ガイドが取付けられた電極ガイドホルダと、
    前記電極ガイド又は電極ガイドホルダを把持する把持手段を有し、前記電極ガイド又は電極ガイドホルダを前記主軸の軸線と平行に移動させる移動手段が設けられた電極ガイド支持手段と、
    を具備することを特徴とした放電加工機。
  3. 前記主軸は、主軸ヘッドに取り付けられ、主軸の軸線方向の移動及び主軸の軸線回りの回転が可能であり、かつ所望の位置に位置決めが可能に設けられてなる請求項1又は2に記載の放電加工機。
  4. 前記電極ホルダは、パイプ電極を固定した場合に前記パイプ電極に加工液を導入する流路が形成された請求項1又は2に記載の放電加工機。
  5. 前記電極ガイドホルダ支持手段は、主軸ヘッド又は機械本体の適宜の位置に取り付けられ、前記電極ガイドホルダを把持する把持手段を有し、前記電極ガイドホルダを把持して主軸の軸線と平行に移動可能で、かつ所望の位置に位置決め可能に設けられてなる請求項1に記載の放電加工機。
  6. 前記主軸と電極ホルダを貯蔵する電極マガジンとの間で電極ホルダを受け渡しする電極ホルダ交換手段を更に具備した請求項1又は2に記載の放電加工機。
  7. 前記電極ガイドホルダは、ワークに対面する側の先端部が先細り形状に形成され、その先端部に電極ガイドが取り外し可能に取り付けられてなる請求項1又は2に記載の放電加工機。
  8. 前記主軸に装着された電極の長さ方向途中部位に向って進退可能に設けられ、進出して前記電極を保持、案内する振れ止めガイドを有する請求項1又は2に記載の放電加工機。
  9. 電極とワークとの間に放電加工電圧を印加すると共に、電極とワークに相対送りを与えて加工間隙を制御し、ワークに所望の加工を行なう放電加工方法であって、次の各工程を含むことを特徴とした放電加工方法、
    (a) 予め電極ホルダに電極を固定し、その電極ホルダに電極ガイド又は電極ガイドホルダを装着する工程、
    (b) 手動又は電極ホルダ交換手段により電極ホルダを主軸に装着する工程、
    (c) 電極ガイドを電極の先端部に移動させて電極を支持する工程、
    (d) 電極とワークとを相対移動させ、電極をワークの加工位置に位置合わせして放電加工を開始する工程。
  10. 電極とワークとの間に放電加工電圧を印加すると共に、電極とワークに相対送りを与えて加工間隙を制御し、ワークに所望の加工を行なう放電加工方法であって、
    放電加工機の主軸に電極又は電極を固定した電極ホルダを装着し、
    前記主軸の軸線と平行に移動可能な電極ガイド支持手段に把持された電極ガイド又は電極ガイドホルダに前記電極を挿通して前記電極の先端部を支持し、
    前記電極とワークとを相対移動させ、前記電極をワークの加工位置に位置合わせし、
    前記電極とワークとの間に放電加工電圧を印加して相対送りを与え、ワークに放電加工を施すことを特徴とした放電加工方法。
  11. 電極とワークとの間に放電加工電圧を印加すると共に、電極とワークに相対送りを与えて加工間隙を制御し、ワークに所望の加工を行なう放電加工方法であって、
    電極ホルダに電極を固定し、
    前記電極を電極ガイドホルダの電極ガイドに挿通して前記電極ガイドホルダを前記電極ホルダに装着し、
    前記電極ホルダを放電加工機の電極マガジンに収納し、
    電極ホルダ交換手段により前記電極ホルダを前記電極マガジンから取り出して放電加工機の主軸に装着し、
    前記電極ガイドホルダの前記電極ホルダへの装着を解除し、前記電極ガイドホルダを前記主軸の軸線と平行に移動して前記電極ガイドで前記電極の先端部を支持し、
    前記電極とワークとを相対移動させ、前記電極をワークの加工位置に位置合わせし、
    前記電極とワークとの間に放電加工電圧を印加して相対送りを与え、ワークに放電加工を施すことを特徴とした放電加工方法。
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