JP6993528B1 - 交換装置、細穴放電加工機及び電極交換方法 - Google Patents

交換装置、細穴放電加工機及び電極交換方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 電極を電極カートリッジに収納するだけで異なる径の電極を使用した多数穴の連続加工を自動で可能な交換装置、細穴放電加工機及び電極交換方法を提供すること。【解決手段】 自動電極供給装置(14)と第1の交換装置(50)を有する細穴放電加工機(100)であって、自動電極供給装置(14)は所定径の電極(13)を多数収容する電極カートリッジ(141)と、電極カートリッジ(141)から電極(13)を1本ずつ供給する電極フィーダ装置(142)を備え、第1の交換装置(50)は自動電極供給装置(14)を着脱自在に収納する第1のマガジン(51)と、第1のマガジン(51)から加工主軸(10)に設けられた第1のチャック(34)との間で前記自動電極供給装置を移載する第1の移載装置(52)を備え、第1のマガジン(51)は、収容した電極(13)の径が異なる自動電極供給装置(14)を複数収納していることを特徴とする。【選択図】 図1

Description

本発明は自動電極供給装置の交換装置、被加工物に細穴を加工形成する細穴放電加工機および電極交換方法に関する。
細穴放電加工は、通常、電極として、外径がφ0.5mm程度からφ3mm程度の中空円筒状のパイプ電極を使用し、水系または油系の加工液を最大8MPa程度の高圧で該パイプ電極の中空部を通し先端開口部の放電間隙に供給して加工が行われる。このように、細穴放電加工に用いる電極は細径であるうえ、高消耗条件で加工が行われるため加工時の消耗が激しく、消耗に応じて電極を次々と交換する必要がある。
このため、単一の穴径の細穴を多数加工する場合は、新たな電極を加工主軸の先端部に取り付けられた電極ホルダに供給して把持させる自動電極供給装置と、消耗した電極を前記電極ホルダから回収し移送して回収容器に自動的に収納する電極回収装置と、を備えた細穴放電加工機が多用されている。
この、自動電極供給装置は、単一な外径の多数の電極が収容された電極カートリッジと、この電極カートリッジから電極を1本ずつ加工主軸の中空部を通して先端部の電極ホルダに供給する電極フィーダ装置とから構成され、加工主軸の上方に取り付けられている(特許文献1)。
一方、多種の異なった穴径の加工が求められる場合は、加工主軸先端部の電極ホルダチャックに装着状態の電極ホルダを他の電極ホルダと交換する電極ホルダ交換装置(ATC装置)を備えた細穴放電加工機が使用されている。このATC装置は、夫々異なった外径または異なった種類の電極を把持している多数の電極ホルダを個別に着脱自在に収容する電極ホルダマガジンと、電極ホルダを電極ホルダマガジンと電極ホルダチャックの間で移載する電極ホルダ移載装置とを有している。電極ホルダチャックに装着状態の電極ホルダを前記移載装置により電極ホルダマガジンに移載した後、加工する穴径に応じた外径の電極を把持する電極ホルダを電極ホルダマガジンから選択して前記移載装置により電極ホルダチャックに移載する態様で電極ホルダの交換を行う。また、加工により消耗した電極は、ATC装置により電極ホルダとともに電極ホルダチャックから外されて電極ホルダマガジンに収容される(特許文献2)。
特許第4027770号公報 特許第4152602号公報
特許文献1に記載された自動電極供給装置は一つの径の電極のみに対応した装置であるため、異なる径の電極に変更して加工したい場合には、新たにその径の電極を収容した自動電極供給装置を手動で交換する必要があった。さらにその電極の径に応じた電極ホルダおよび下ガイドの装着が必要であり、手動で行うかもしくは別装置を併用することが必要となり(特許文献2)、作業が煩雑化し装置が大型化してしまう問題が生じていた。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、電極を電極カートリッジに収納することで異なる径の電極を使用した多数穴の連続加工が可能な交換装置、細穴放電加工機及び電極交換方法を提供することを目的とする。
本発明の細穴放電加工機は、異なる径の電極を収納した自動電極供給装置、その径に対応する電極ホルダ、下ガイドを複数収納した交換装置を備えており、一台の細穴放電加工機で種々の径の電極に自動的に交換することが可能であるため、細穴放電加工機の稼働率・汎用性が飛躍的に向上する。
本発明の実施形態の細穴放電加工機100の全体の概略構成図である。 上記実施形態の加工主軸10と第1の交換装置50を示す模式図である。 上記実施形態の自動電極供給装置14を示す斜視図である。 上記実施形態の自動電極供給装置14の内部構造を示す断面図である。 上記実施形態の下ガイド17および電極クランプ装置18を示す模式図である。 上記実施形態の第1の電極回収装置20を示す模式図である。 上記実施形態の自動電極供給装置14における第1の交換装置50への取付例を示す模式図である。 上記実施形態の自動電極供給装置14における第1のチャック34への取付例を示す模式図である。 上記実施形態の第2の交換装置60および第2の電極回収装置193を示す模式図1である。 上記実施形態の第2の交換装置60および第2の電極回収装置193を示す模式図2である。 上記実施形態の第3の交換装置70を示す模式図である。 上記実施形態の電極ホルダ12を示す模式図である。 上記実施形態の電極挿入工程(S5)を説明する模式図1である。 上記実施形態の電極挿入工程(S5)を説明する模式図2である。 上記実施形態の電極挿入工程(S5)を説明する模式図3である。
(1.1 細穴放電加工機100の全体構成)
以下、本発明の実施の形態について図面に基づき説明する。図1は、本発明の細穴放電加工機100の全体の概略構成図であり、図2は、上記実施形態の加工主軸10と第1の交換装置50を示す模式図である。
本発明の細穴放電加工機100は、細穴放電加工機本体40と、自動電極供給装置14を複数収納する第1の交換装置50と、電極ホルダ12を複数収納する第2の交換装置60と、下ガイド17を複数収納する第3の交換装置70と、全体の制御を行う制御装置80を備える。
細穴放電加工機本体40は、設置面に載置されたベッド1と、水平方向であるY軸方向に往復移動可能にベッド1上に設置されたサドル2と、このサドル2の上にY軸方向と垂直な水平1軸方向(X軸)に往復移動可能に設置されたX軸アーム3と、X軸アーム3の一端に設けられ、X軸およびY軸と直交する鉛直1軸方向(W軸)に往復移動可能な加工ヘッド8と、を備える。加工ヘッド8は加工主軸10を含み、図1において直接見ることができないサドル2およびX軸アーム3によって加工ヘッド8はX軸方向とY軸方向に往復移動する。
加工主軸10は、X軸およびY軸と直交する鉛直1軸(W軸)を介した鉛直1軸方向(Z軸)に昇降制御され、モータ等の回転アクチュエータを含む回転装置を内蔵している。加工主軸10の先端部(下端部)に第2のチャック11(図2)が取り付けられ、第2のチャック11に電極ホルダ12(図2、図12)が着脱自在に装着される。電極ホルダ12には電極13(図2、図6)が把持される。
またベッド1上には加工槽4が設けられ、加工槽4中の底部に設けられた図示しない支持装置に被加工物6が定置される。
電極13は、中空円筒状のパイプ電極が使用される。電極13の中空部を通して水系または油系の加工液を最大8MPa程度の高圧で先端開口部の放電間隙に供給して加工が行われる。
加工主軸10は、上部に自動電極供給装置14が挿入されるコの字型のブラケット31と、自動電極供給装置14の上部を密封するためのシリンダ33と、自動電極供給装置14を加工主軸10に取り付けるための第1のチャック34と、自動電極供給装置14の繰り出し管142bをZ軸方向(鉛直方向)に上下動させるためのケースプッシャーシリンダ35(図2)と、電極13内を流れる加工液が電極カートリッジ141側へ漏れ出すことを防止するためのシールプッシャーシリンダ36(図2)と、加工主軸10の下端部に設けられた第2のチャック11と、電極ホルダ12の近傍に配置されるナット把持装置15と、を含む。
ナット把持装置15は、エアシリンダにより動作する開閉式アクチュエータ(以下、ハンドチャックという)に、係止爪を取り付けてなり、加工主軸10を回転させて電極ホルダ12に電極13を把持させたり解放させたりするとき、ハンドチャックを動作させ係止爪を係止溝に引っ掛けて後述する電極ホルダ12のロックナット12eを把持固定する。固定状態で加工主軸10と共にコレットホルダ12aを回転させてロックナット12eを締め付けたり弛めたりすることにより、電極13が把持及び解放される。ナット把持装置15によって自動電極把持解放機構が構成される。
図3は、上記実施形態の自動電極供給装置14を示す斜視図であり、図4は、上記実施形態の自動電極供給装置14の内部構造を示す断面図である。
加工主軸10の上方には、多数の同じ径の電極13を収容する電極カートリッジ141と、電極カートリッジ141から電極13を1本ずつ加工主軸10の中空部を通して先端側に供給する電極フィーダ装置142と、加工主軸10に取り付けるための取付部143を備えた自動電極供給装置14が着脱可能に設けられている。同じ所定径の電極13を電極カートリッジ141にストックする自動電極供給装置14と所定径と異なる様々な電極径の電極13を同じ電極径の電極13同士でそれぞれストックする自動電極供給装置14を1以上準備しておくことができる。例えば、10基の自動電極供給装置14を準備できるとき、φ0.5mmの電極13をストックする自動電極供給装置14を3基、φ1.0mmの電極13をストックする自動電極供給装置14を1基、φ1.5mmの電極13をストックする自動電極供給装置14を2基、φ2.0mmの電極13をストックする自動電極供給装置14を3基準備することができる。
電極フィーダ装置142は、筒状のハウジング142a内に上下動可能に収容された繰り出し管142bと、繰り出し管142bの上部に設けられたクッションパッド142eと、繰り出し管142bを上方に押圧する圧縮コイルばね142cと、筒状のハウジング142aの下方に設けられたロックリング142dと、ロックリング142dと圧縮コイルばね142cの間に設けられたノッチ142fから構成される。電極カートリッジ141はハウジング142aの上部に繰り出し管142bと同軸上に取り付けられる。
加工主軸10側に設けられたケースプッシャーシリンダ35により、繰り出し管142bをZ軸方向(鉛直方向)に上下動させて、電極13を先端部まで送出する。
ノッチ142fは十字スリットの中心に孔が形成された部材であり、繰り出し管142b上昇時は、ロックリング142dで締められることでノッチ142fの孔が閉じて電極13が保持され、繰り出し管142b下降時は、ノッチ142fの先端がロックリング142dから解放されて孔が広がり、電極13を解放することができる。
取付部143は、加工主軸10に設けられた第1のチャック34に着脱自在に取り付けるための棒状部材である。
図12は、上記実施形態の電極ホルダ12を示す模式図である。
電極ホルダ12は、自動電極供給装置14により加工主軸10の先端側に供給された電極13を把持する部材であり、コレットホルダ12aと、パイプガイド12bと、シールラバー12cと、コレット12dと、ロックナット12eから構成される。第2の交換装置60の第2のマガジン191に複数の電極ホルダ12が異なる電極径ごとに用意され、自動電極供給装置14と同様に、所望の加工で使用する電極の電極径に合わせて第2のマガジン191から取り出されて交換される。
コレットホルダ12aを第2のチャック11に挿入することにより、加工主軸10に電極ホルダ12を着脱自在に設けることができる。
図5は、上記実施形態の下ガイド17および電極クランプ装置18を示す模式図である。
加工ヘッド8の先端には、下ガイド17と電極クランプ装置18が取り付けられている。
回転する電極13の振れを防止するため、加工中、被加工物6の上面近くに下ガイド17が下ガイド取付位置171に配置され、下ガイド17の上方に小さな開閉式アクチュエータ等から構成される電極クランプ装置18が配置される。電極クランプ装置18は、電極13を把持する位置にゴム等の弾性体で形成された電極保持部18aが設けられている。
電極ホルダ12により供給中の電極13の上端側所定位置を把持する際に、電極クランプ装置18によって該電極13が一時的に固定支持される。また、下ガイド17の上方に電極13の振れを防止する中間ガイドが必要に応じて設けられる。
図6は、上記実施形態の第1の電極回収装置20を示す模式図である。
加工ヘッド8の下方には、第1の電極回収装置20が取り付けられている。
第1の電極回収装置20は、第2のチャック11に装着状態の電極ホルダ12から加工により消耗した使用済みの電極13を回収して移送する第1の電極移送装置201と、移送された電極13を収納する第1の電極回収容器202とを有する。
第1の電極移送装置201は、移動用シリンダ装置(エアシリンダ)21と、エアシリンダ21のロッド21a先端に取り付けられたアーム21bと、アーム21bに取り付けられた第1の電極把持装置21cから構成され、第1の電極把持装置21cはエアシリンダ21の作動により前進後退する。第1の電極把持装置21cは、閉じたときに電極13を把持する平坦な当接面を有する電極把持爪を有する。
第1の電極移送装置201の下方には消耗した電極を回収して収納するための第1の電極回収容器202が備えられている。
エアシリンダ21の作動により第1の電極把持装置21cが前進し、第2のチャック11に装着状態の電極ホルダ12に取り付けられた使用済みの電極13を把持する。そして電極13を電極ホルダ12から取り出し、第1の電極把持装置21cの把持爪が開かれて、電極13が第1の電極回収容器202中に落下して収容される。
(1.2 第1の交換装置50の構成)
図7は、上記実施形態の自動電極供給装置14における第1の交換装置50への取付例を示す模式図であり、図8は、上記実施形態の自動電極供給装置14における第1のチャック34への取付例を示す模式図である。
第1の交換装置50は、自動電極供給装置14を複数収納し、細穴放電加工機本体40に自動電極供給装置14を取り付けおよび取り外しを行う装置である。第1の交換装置50は、加工ヘッド8の側方近傍でベッド1に取り付けられている。
第1の交換装置50は、径の異なる電極を収納した自動電極供給装置14,14,・・・を夫々個別に着脱自在に収容する第1のマガジン51と、自動電極供給装置14を第1のマガジン51と第1のチャック34相互間で移載する第1の移載装置52と、第1のマガジン51を回転駆動する駆動装置53と、第1のマガジン51の下側に設けられ第1のマガジン51が回転したときのガタおよび位置ズレを低減するための原点センサ54と、自動電極供給装置14の交換位置を検出する交換位置センサ55を含む。
第1のマガジン51は、割出し可能に回転制御される円形のマガジンテーブル51aと、マガジンテーブル51aの外周に所定間隔で配置された多数の収容部材51bからなる。
収容部材51bは、半径方向外方に開口したU字形状をなす上部収容部材51ba,中央部収容部材51bbおよび下部収容部材51bcの3つの凹部材から構成され、Z軸方向に並列した状態で第1のマガジン51の外周に設けられる。
上部収容部材51ba,中央部収容部材51bbおよび下部収容部材51bcは各U字形の凹部に自動電極供給装置14を収納して支持する。
上部収容部材51baは自動電極供給装置14のピッチ方向への傾きを防ぐための部材であり、ポリアセタール等の材質で形成されている。
下部収容部材51bcには自動電極供給装置14が脱落しないように両側から保持するためのボールプランジャ51bdが配置され、自動電極供給装置14の側面に設けられた溝にボールプランジャ51bdが係合することで自動電極供給装置14を固定する。
このように上部収容部材51baにより自動電極供給装置14の傾きを防止し、下部収容部材51bcにより自動電極供給装置14のZ軸方向の位置決めを行う。
第1の移載装置52は、自動電極供給装置14を移動させるための部材であり、マガジンテーブル51aの下方に設けられた2段のシリンダ装置52aと、上側シリンダ52aaの先端に取り付けられたアーム52b(図2)と、アーム52bに取り付けられた把持装置52c(図2)から構成され、シリンダ装置52aが駆動することにより前進後退する。
シリンダ装置52aは、2つのリニアシリンダである上側シリンダ52aaおよび下側シリンダ52abから構成され、上側シリンダ52aaおよび下側シリンダ52abがZ軸方向上下に重ねて配置される。上側シリンダ52aaと下側シリンダ52abは接続されており、上側シリンダ52aaおよび下側シリンダ52abが連携して伸縮することにより、自動電極供給装置14を第1のマガジン51の収容部材51bと第1のチャック34の間で移載することができる。
シリンダ装置52aは、上側シリンダ52aaおよび下側シリンダ52abが収縮した状態である退避位置と、上側シリンダ52aaが伸張した状態でかつ下側シリンダ52abが収縮した状態である交換位置と、上側シリンダ52aaおよび下側シリンダ52abが伸張した状態である取付位置の3つのポジションをとることができる。
シリンダ装置52aが退避位置にある場合、把持装置52cはマガジンテーブル51aの下方の邪魔にならない位置に配置される。シリンダ装置52aが交換位置にある場合、把持装置52cはマガジンテーブル51aに収納された自動電極供給装置14を把持する位置に配置される。そして、シリンダ装置52aが取付位置にある場合、把持装置52cは自動電極供給装置14を第1のチャック34に装着する位置に配置される。
把持装置52cは、ハンドチャックに自動電極供給装置14を把持する把持爪を取り付けてなる自動電極供給装置14の把持装置である。
駆動装置53は、マガジンテーブル51aを回転駆動するため駆動装置であり、具体的には回転モータである。
(1.3 第2の交換装置60の構成)
図9および図10は、上記実施形態の第2の交換装置60および第2の電極回収装置193を示す模式図である。
第2の交換装置60は、対応する電極径の異なる電極ホルダ12を複数収納し、細穴放電加工機本体40に電極ホルダ12を取り付けおよび取り外しを行う装置である。第2の交換装置60は、第1の交換装置50の下方で、ベッド1に取り付けられている。
第2の交換装置60は、対応する電極径の異なる複数の電極ホルダ12,12,・・・を夫々個別に着脱自在に収容する第2のマガジン191と、電極ホルダ12を第2のマガジン191と第2のチャック11相互間で移載する第2の移載装置192を備える。
第2のマガジン191は、割出し可能に回転制御される円形のマガジンテーブル191aと、マガジンテーブル191aの外周に所定間隔で配置された多数の収容部材191bからなる。多数の収容部材191bは、夫々マガジンテーブル191aの半径方向外方に開口するU字形をなし、該各U字形の凹部に電極ホルダ12を収納して支持する。収納した電極ホルダ12が脱落しないように、U字形の凹部を囲んで板ばね等が配置されている。
第2の移載装置192は、電極ホルダ12を移動させるための部材であり、マガジンテーブル191aの下方に設けられた移動用シリンダ装置(エアシリンダ)192aと、エアシリンダ192aの図示しないロッド192bの先端に設けられたアーム192cと、アーム192cに取り付けられた把持装置192dから構成される。エアシリンダ192aの作動により電極ホルダ12は前進後退する。
把持装置192dは、ハンドチャックに閉じたときに電極ホルダ12を把持する凹部を有する電極ホルダ把持爪を取り付けてなる電極ホルダの把持装置である。
第2の電極回収装置193は、第2の電極移送装置である振れ止め装置193aおよび第2の電極把持装置193dと、移送された電極13を収納する第2の電極回収容器193bを含み、第2の交換装置60の下方に設けられている。第2の電極回収装置193は、電極13がまだ消耗しておらず、一定以上の電極長を有する状態で異径の新しい電極13に交換する場合に使用され、第1の電極回収装置20によって回収することができない電極13を回収するために有益である。
第2の電極把持装置193dは、ハンドチャックに、閉じたときに電極13を把持する平坦な当接面を有する電極把持爪を取り付けてなる部材であり、把持装置192dの下方に把持装置192dと併設してアーム192cに設けられており、エアシリンダ192aの作動により前進後退する。
振れ止め装置193aは、消耗した電極13を確実に第2の電極回収容器193bに入るようにするための電極13を把持する装置であり、第2の電極把持装置193dと同様のハンドチャックに閉じたときに電極13を把持する平坦な当接面を有する電極把持爪を取り付けてなる把持装置である。振れ止め装置193aは第2の電極把持装置193dの下方に把持装置192dおよび第2の電極把持装置193dと併設してアーム192cに設けられており、エアシリンダ192aの作動により前進後退する。
上述のように把持装置192d,第2の電極把持装置193dおよび振れ止め装置193aは、エアシリンダ192aを共有する。
振れ止め装置193aの下方には消耗した電極を回収して収納するための第2の電極回収容器193bが備えられている。
(1.4 第3の交換装置70の構成)
図11は、上記実施形態の第3の交換装置70を示す模式図である。
第3の交換装置70は、対応する電極径の異なる下ガイド17を複数収納し、細穴放電加工機本体40に下ガイド17を取り付けおよび取り外しを行う装置である。第3の交換装置70は、第2の交換装置60の下方で、ベッド1に取り付けられている。
第3の交換装置70は、対応する電極径の異なる複数の下ガイド17,17,・・・を夫々個別に着脱自在に収容する第3のマガジン71と、下ガイド17を第3のマガジン71と下ガイド取付位置171の相互間で移載する第3の移載装置72を備える。
第3のマガジン71は、割出し可能に回転制御される円形のマガジンテーブル71aと、テーブル71aの外周周辺に所定間隔で配置された多数の収容穴71bから構成される。収容穴71bには複数の下ガイド17が収容されている。
第3の移載装置72は、下ガイド17を移動させるための装置であり、例えばロボットハンド等を含む既知のLGC装置が使用される。
第3の移載装置72は、マガジンテーブル71aの上方から下降して収容穴71bに収納された下ガイド17を把持した後に上昇し、その後、下ガイド取付位置171まで水平移動して、下ガイド取付位置171に下ガイド17を取り付ける動作を行う。
(2.1 異径電極交換作業の全体の流れ)
以下、本実施形態の電極交換方法を説明する。
異なった径の電極13を使用して加工を行う場合、電極ホルダ12から電極13を排出する排出工程(S1)、下ガイド17および電極ホルダ12を交換する交換工程(S2,S3)、自動電極供給装置14を交換する交換工程(S4)、変更した電極ホルダ12に新たな電極13を挿入する電極挿入工程(S5)を順に実行する。以下、各工程の説明を行う。
(2.2 排出工程(S1)の流れ)
排出工程(S1)においては、装置構造上、第1の電極回収装置20で排出可能な電極長の長さが決まっている。電極13を交換してから短時間でさらに異なる径の電極13に交換する場合は、電極ホルダ12に規定値以上の長さを有する電極13が取り付けられていることがあり、第1の電極回収装置20で電極13を回収できない問題が発生する。
よって、加工主軸に取り付けられている電極13の長さが規定値よりも短い場合は第1の電極回収装置20により電極13を排出し、電極13の長さが規定値よりも長い場合は第2の電極回収装置193により電極13を排出する制御を行う。
最初に制御装置80は加工主軸10に取り付けられている電極13の長さを計測する(S101)。具体的には、加工主軸10をZ軸方向(鉛直方向)に移動させ、被加工物6の上面に電極13の先端を接触させることで、加工後の電極13の長さを計測する。
加工後の電極13の長さが基準値以下である場合、加工主軸10を電極交換位置に移動させると共に、第1の電極回収装置20であるエアシリンダ21を作動させて、第1の電極把持装置21cを第2のチャック11の下方に前進させる(S102-1)。第1の電極把持装置21cは、第2のチャック11に装着状態の電極ホルダ12に取り付けられた電極13を把持する(S103-1)。次いで、電極13を電極ホルダ12による把持から解放し、加工主軸10を電極交換準備位置に上昇させることにより、電極13を電極ホルダ12から引き抜く(S104-1)。そしてエアシリンダ21を作動させて、電極13を把持した第1の電極把持装置21cを後退させる(S105-1)。最後に、第1の電極把持装置21cの電極把持爪が開かれて、電極13が第1の電極回収容器202中に落下して収容される(S106-1)。
加工後の電極13の長さが基準値よりも大きい場合は、加工主軸10を電極交換位置に移動させると共に、電極ホルダ12が収納されていない収容部材191bが第2の電極回収装置193の上方(電極排出位置)に位置するように第2のマガジン191を回転させる(S102-2)。次にエアシリンダ192aを作動させて、第2の電極把持装置193dおよび振れ止め装置193aを第2のチャック11の下方に前進させる(S103-2)。そして、第2の電極把持装置193dは、第2のチャック11に装着状態の電極ホルダ12に取り付けられた電極13を把持する(S104-2)。次いで、電極13を電極ホルダ12による把持から解放し、加工主軸10を電極交換準備位置に上昇させることにより、電極13を電極ホルダ12から引き抜く(S105-2)。その後、振れ止め装置193aの電極把持爪を閉じて電極13の下方を把持することで電極13の振動を止める(S106-2)。そしてエアシリンダ192aを作動させて、電極13を把持した第2の電極把持装置193dおよび振れ止め装置193aを後退させる(S107-2)。最後に、電極13の振動が収まるまで一定時間待機した後に、第2の電極把持装置193dおよび振れ止め装置193aの電極把持爪が各々開かれて、電極13が第2の電極回収容器193b中に落下して収容される(S108-2)。
このように、排出工程においては加工主軸10の電極ホルダ12に取り付けられている電極13の長さに依存することなく好適に電極13を排出することが可能となる。
(2.3 下ガイド17の交換工程(S2)の流れ)
次に、下ガイド17を交換する動作について説明する。
下ガイド17の交換は第3の交換装置70によって行われ、基本的に従来技術と同様であり、今まで使用していた下ガイド17の取り外し作業後に、次の加工に使用する下ガイド17の取付作業を行う。
作業者は細穴放電加工に必要な電極の径に対応した下ガイド17を第3のマガジン71の収容穴71bに予め複数収納しておく。第3のマガジン71には、異なる径の電極に対応した下ガイド17が複数収納された状態となる。
下ガイド17の取り外し作業においては、最初に制御装置80は第3の移載装置72を駆動して下ガイド取付位置171まで移動させ、ロボットハンド等の把持部材により下ガイド取付位置171に取り付けられた下ガイド17を把持する(S201)。次いで、下ガイド17を把持した状態で第3の移載装置72を上昇させることにより下ガイド取付位置171から下ガイド17を取り外す(S202)。そして、第3の移載装置72を第3のマガジン71の下ガイド17が収納されていない収容穴71bの上方まで移動させ、下ガイド17の把持状態を開放することにより収容穴71bに収納する(S203)。
下ガイド17の取付作業においては、最初に加工に使用する下ガイド17の上方まで第3の移載装置72を移動させて下ガイド17を把持する(S204)。最後に、下ガイド17を把持した状態で下ガイド取付位置171の上方まで移動させ、第3の移載装置72の下ガイド17の把持状態を開放することにより下ガイド取付位置171に下ガイド17を取り付ける(S205)。
このようにして、下ガイド17が下ガイド取付位置171から取り外され、電極の径に対応した下ガイド17が装着される。
(2.4 電極ホルダ12の交換工程(S3)の流れ)
次に、電極ホルダ12を交換する動作について説明する。
電極ホルダ12の交換は第2の交換装置60によって行われ、基本的に従来技術と同様であり、今まで使用していた電極ホルダ12の取り外し作業後に、次の加工に使用する電極ホルダ12の取付作業を行う。
作業者は細穴放電加工に必要な径の電極13を電極ホルダ12に保持させ、電極ホルダ12を第2のマガジン191の収容部材191bに予め複数収納しておく。第2のマガジン191には、異なる径の電極を保持する電極ホルダ12が複数収納された状態となる。
電極ホルダ12の取り外し作業においては、最初に制御装置80は加工主軸10を電極ホルダ交換位置に位置決めした後、把持装置192dを前進させ把持爪を閉じて電極ホルダを把持させる(S301)。次いで、第2のチャック11から電極ホルダ12を取り外し(S302)、加工主軸10を電極ホルダ交換準備位置に上昇させる(S303)。そして、把持装置192dを後退限位置に移動して、移送した電極ホルダ12を第2の交換装置60の収容部材191bに移載する(S304)。
電極ホルダ12の取付作業においては、最初に制御装置80によりマガジンテーブル191aを回転させて、加工に使用する電極13を把持した電極ホルダ12を把持装置192dの上方に移動させる(S305)。次いで、把持装置192dは把持爪を閉じて電極ホルダ12を把持し、エアシリンダ192aの作動により前進して、第2のチャック11の真下に移送する(S306)。つぎに、制御装置80により、電極ホルダ交換準備位置に既に位置決めされている加工主軸10を電極ホルダ交換位置に下降させて、電極ホルダ12を第2のチャック11に取り付ける(S307)。
このようにして、電極ホルダ12が加工主軸10から取り外され、新しい電極ホルダ12が装着される。
(2.5 自動電極供給装置14の交換工程(S4)の流れ)
次に、自動電極供給装置14を交換する動作について説明する。
自動電極供給装置14を交換する動作は第1の交換装置50によって行われ、今まで使用していた自動電極供給装置14の取り外し作業の後に、次の加工に使用する径の電極13を収納する自動電極供給装置14の取付作業を行う。
作業者は細穴放電加工に必要な径の電極13を収納した自動電極供給装置14を第1のマガジン51の収容部材51bに予め収納しておく。第1のマガジン51には、異なる径の電極を収納する自動電極供給装置14が複数収納された状態となっている。
自動電極供給装置14の取り外し作業においては、最初に制御装置80は加工主軸10を自動電極供給装置交換位置に移動させる(S401)。次いで交換位置センサ55および駆動装置53の作動により、自動電極供給装置14が収納されていない収容部材51bが交換位置に配置されるようにマガジンテーブル51aを回転させる(S402)。そして、制御装置80は上側シリンダ52aaおよび下側シリンダ52abを駆動して上側シリンダ52aaおよび下側シリンダ52abを伸張状態とし、把持装置52cを第1のチャック34の近傍である取付位置まで前進させる(S403)。その後、把持装置52cの把持爪を閉じることで加工主軸10の第1のチャック34に装着状態の自動電極供給装置14を側面から把持する(S404)。次いで、下側シリンダ52abを収縮させることで自動電極供給装置14を把持した状態で把持装置52cを後退させ、第1のチャック34から自動電極供給装置14を取り外す(S405)。そのまま下側シリンダ52abが収縮することで取り外された自動電極供給装置14が第1のチャック34からマガジンテーブル51aの交換位置まで移動する(S406)。そして、自動電極供給装置14を上部収容部材51ba,中央部収容部材51bbおよび下部収容部材51bcの凹部に収納して支持する(S407)。下部収容部材51bcに設けられたボールプランジャ51bdにより自動電極供給装置14は脱落しない状態で確実に支持される。最後に、上側シリンダ52aaを収縮状態とすることにより、第1の移載装置52を退避位置に移動させる(S408)。
第1のマガジン51に収納されている自動電極供給装置14が収納する電極13の径はあらかじめ制御装置80に登録されている。
自動電極供給装置14の取付作業において、最初に制御装置80は交換位置センサ55および駆動装置53の作動により、変更する径の電極13を収納する自動電極供給装置14が交換位置に配置されるようにマガジンテーブル51aを回転させる(S408)。そして、制御装置80は上側シリンダ52aaを駆動して上側シリンダ52aaを伸張状態とし、把持装置52cを交換位置まで前進させる(S409)。その後、把持装置52cの把持爪を閉じることでマガジンテーブル51aの交換位置にある自動電極供給装置14を側面から把持する(S410)。次いで、下側シリンダ52abを伸張させることで自動電極供給装置14を把持した状態で把持装置52cを取付位置まで前進させ、第1のチャック34に取付部143を挿入して加工主軸10に自動電極供給装置14を取り付ける(S411)。最後に、上側シリンダ52aaおよび下側シリンダ52abを収縮状態とすることにより、第1の移載装置52を退避位置に移動させる(S412)。
このようにして、自動電極供給装置14が加工主軸10から取り外され、新しい自動電極供給装置14が装着される。
(2.6 電極挿入工程(S5)の流れ)
図13は、上記実施形態の電極挿入工程(S5)を説明する模式図である。
図13に沿って、電極挿入工程(S5)の動作について説明する。
最初に加工ヘッド8をW軸方向に移動させ、下ガイド17と被加工物6の上面が約数ミリ間隔となるように加工ヘッド8の位置決めを行う(S501)。そして、電極クランプ装置18を駆動し、電極保持部18aを電極13が保持可能な位置まで移動させる(S502)(図13(a))。
次にナット把持装置15を駆動し、電極ホルダ12のロックナット12eを把持固定する(S503)。そして、加工主軸10を回転させることでコレット12dを回転させてロックナット12eを弛める(S504)(図13(a))。
さらに加工主軸10をZ軸方向に移動させ、電極クランプ装置18の上方の近接した位置に電極ホルダ12が配置されるように加工主軸10の位置決めを行う(S505)(図13(a))。
次にシールプッシャーシリンダ36を駆動して加工主軸10の中空部を開放し(S506)、ケースプッシャーシリンダ35をZ軸方向(鉛直方向)に移動させることにより自動電極供給装置14の繰り出し管142bをZ軸方向に移動させ、電極カートリッジ141から電極13を加工主軸10の中空部を通して先端側まで送出する(S507)(図13(b))。
そして下ガイド17の下方まで電極13の先端が移動して被加工物6の上面に電極13の先端が接触したことを検知したときにケースプッシャーシリンダ35の移動を停止し(S508)、電極クランプ装置18を駆動して電極保持部18aに電極13を把持する(S509)。
その後、加工主軸10をZ軸方向に規定位置まで上昇させ、規定位置でケースプッシャーシリンダ35およびシールプッシャーシリンダ36を閉じる(S510)。そして、ナット把持装置15にて電極ホルダ12のロックナット12eを把持固定し、加工主軸10を逆回転させることでコレット12dを回転させてロックナット12eを締めて電極13を電極ホルダ12に固定する(S511)(図13(c))。
最後に、電極クランプ装置18を駆動して電極13を開放し(S512)、加工主軸10をZ軸方向に上昇させ、加工位置まで移動させる(S513)。
(その他の実施形態)
本発明の細穴放電加工機100は、第1の交換装置50、第2の交換装置60および第3の交換装置70を備えた構成であったが、第2の交換装置60および第3の交換装置70は設けられていなくてもよい。
また電極ホルダ12に電極13が装着された状態で第2の交換装置60に収納または交換作業等がなされていてもよいし、電極ホルダ12に電極13が装着されていない状態でなされていてもよい。
さらに本発明の細穴放電加工機100は、第1の電極回収装置20および第2の電極回収装置193を備えていたが、片方のみ使用することも可能であり、また第1の電極回収装置20および第2の電極回収装置193の機能が合体した装置を使用してもよい。
10 加工主軸
11 第2のチャック
12 電極ホルダ
13 電極
14 自動電極供給装置
141 電極カートリッジ
142 電極フィーダ装置
15 ナット把持装置
17 下ガイド
171 下ガイド取付位置
18 電極クランプ装置
191 第2のマガジン
193 第2の電極回収装置
20 第1の電極回収装置
34 第1のチャック
50 第1の交換装置
51 第1のマガジン
52 第1の移載装置
60 第2の交換装置
70 第3の交換装置
71 第3のマガジン
72 第3の移載装置
100 細穴放電加工機

Claims (6)

  1. 所定径の電極を多数収容する電極カートリッジおよび前記電極カートリッジから前記電極を1本ずつ供給する電極フィーダ装置を備えた自動電極供給装置と、
    収容した前記電極の径が異なる前記自動電極供給装置を着脱自在に収納する第1のマガジンと、
    前記第1のマガジンから細穴放電加工機に前記自動電極供給装置を移載する第1の移載装置を備え
    前記第1のマガジンは、割出し可能に回転制御される円形のマガジンテーブルと、マガジンテーブルの外周に所定間隔で配置された複数の収容部材とを備え、
    前記収容部材は、上部収容部材と、中央部収容部材と、下部収容部材とを備え、
    前記上部収容部材、前記中央部収容部材、及び前記下部収容部材は、鉛直方向に並列した状態で設けられ、前記自動電極供給装置を支持する凹部をそれぞれ有し、
    前記自動電極供給装置は、前記下部収容部材に係合して固定されることを特徴とする第1の交換装置。
  2. 請求項1記載の第1の交換装置を備えたことを特徴とする細穴放電加工機。
  3. 前記細穴放電加工機はさらに第2の交換装置を有し、
    前記第2の交換装置は電極ホルダを着脱自在に収納する第2のマガジンと、前記第2のマガジンから加工主軸の先端部に設けられた第2のチャックとの間で前記電極ホルダを移載する第2の移載装置を備え、
    前記第2のマガジンは異なる径を有する前記電極を備えた前記電極ホルダを複数収納していることを特徴とする請求項2記載の細穴放電加工機。
  4. 前記細穴放電加工機はさらに第3の交換装置を有し、
    前記第3の交換装置は下ガイドを着脱自在に収納する第3のマガジンと、前記第3のマガジンから加工主軸の下方に設けられた下ガイド取付位置との間で前記下ガイドを移載する第3の移載装置を備え、
    前記第3のマガジンは、対応する電極径が異なる前記下ガイドを複数収納していることを特徴とする請求項3記載の細穴放電加工機。
  5. 前記細穴放電加工機は、さらに加工ヘッドの下方に設けられた第1の電極回収装置と、前記第2の交換装置の下方に設けられた第2の電極回収装置を備えたことを特徴とする請求項4記載の細穴放電加工機。
  6. 細穴放電加工機の加工主軸先端に固定された電極ホルダから交換前の電極を排出する排出工程と、第3の交換装置を駆動して交換後の電極の径に対応する下ガイドに交換する交換工程と、第2の交換装置を駆動して前記交換後の電極の径に対応する電極ホルダに交換する交換工程と、第1の交換装置を駆動して前記加工主軸に固定された自動電極供給装置を取り外し、前記交換後の電極を収納した自動電極供給装置を取り付ける交換工程とを実行し、
    前記排出工程は、前記交換前の電極の長さを計測し、前記電極の長さが基準値以下の場合には第1の電極回収装置により前記電極を排出し、前記電極の長さが前記基準値よりも大きい場合には第2の電極回収装置により前記電極を排出することを特徴とする細穴放電加工機の電極交換方法。
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