JPH0724649A - 放電加工機の電極交換装置 - Google Patents

放電加工機の電極交換装置

Info

Publication number
JPH0724649A
JPH0724649A JP19432493A JP19432493A JPH0724649A JP H0724649 A JPH0724649 A JP H0724649A JP 19432493 A JP19432493 A JP 19432493A JP 19432493 A JP19432493 A JP 19432493A JP H0724649 A JPH0724649 A JP H0724649A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode
finger
arm
actuator
electric discharge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP19432493A
Other languages
English (en)
Inventor
Jiro Kataoka
次郎 片岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sodick Co Ltd
Original Assignee
Sodick Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sodick Co Ltd filed Critical Sodick Co Ltd
Priority to JP19432493A priority Critical patent/JPH0724649A/ja
Publication of JPH0724649A publication Critical patent/JPH0724649A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Automatic Tool Replacement In Machine Tools (AREA)
  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 多種多様の工具電極の交換を精度を損なうこ
となく迅速に行い、作業性及び生産性を向上することが
できる放電加工機の電極交換装置を提供する。 【構成】 電極マガジン8に収容した工具電極10と放
電加工機4に設けた工具電極とを交換するための電極交
換装置において、電極交換装置本体34Aに対して、旋
回可能及び旋回面に対して直交する方向へ移動可能にベ
ース本体12を設け、このベース本体にアーム用アクチ
ュエータ部18により出没可能にアーム部14を設け
る。また、アーム部の先端にフィンガ用アクチュエータ
部46により一体的に回転可能になされた2つのフィン
ガ部40,42を設ける。そして、一方のフィンガ部に
より1つの工具電極を保持した状態でこのフィンガ部を
回転して他方の空のフィンガ部を選択し、これにより他
方の工具電極を保持して取り外し、更にこのフィンガ部
を元の方向へ回転することにより一方のフィンガ部に保
持してあった工具電極を取り付ける。これにより、一回
の往復動作で工具電極の交換作業を完了する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、形彫り放電加工機の工
具電極を自動的に交換する電極交換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、工作機械、例えば形彫り放電加
工機にあっては、被加工物と工具電極との間に放電を生
ぜしめつつこれらを相対的に揺動させて、放電による衝
撃により被加工物に放電加工を施すものである。この場
合、放電加工に際しては種々の工具電極が用いられるの
が一般的であるが、加工の効率化を図るために自動電極
交換装置(以下、ATCと称す)が用いられ、電極マガ
ジンに複数個吊り下げられた工具電極と実際に放電加工
機のスピンドルに設けられた工具電極とを必要に応じて
交換するようになっている。
【0003】ここで図14乃至図17に基づいて従来の
電極交換装置の一例を説明する。図14は従来の電極交
換装置の要部を示す要部斜視図、図15は図14に示す
装置により電極交換動作を行う時の平面図、図16は図
14に示す装置により電極交換動作を行う時の側面図、
図17は従来の電極交換装置の旋回領域を示す図であ
る。
【0004】この電極交換装置2は、放電加工機4の工
具電極を保持するスピンドル軸6と複数の工具電極を着
脱可能に保持する電極マガジン8との間に位置され、電
極マガジン8に吊り下げられた工具電極10をスピンド
ル軸6に取り付けたり、逆にスピンドル軸6に取り付け
られていた放電加工使用済みの工具電極を取り外して電
極マガジン8に吊り下げるようにするものであり、この
交換は工程毎に行われる。
【0005】このような機能を発揮するためにこの電極
交換装置2はベース本体12に対してスライド可能にな
されたアーム部14を有しており、このアーム部14の
先端には実際に工具電極を把持するための2瓜のフィン
ガ部16が設けられている。このベース本体12とアー
ム部14との間にはスライド可能な図示しない例えばス
ベリガイドや転がりを利用した直線スライドガイド機構
が介在されており、この基端部に設けたアーム用アクチ
ュエータ部18を駆動してアクチュエータピストン軸1
8Aを出没させることによりアーム部14をベース本体
12に対して図中水平方向へ出没乃至伸縮可能としてい
る。尚、このアーム用アクチュエータ部18は図14に
おいては明示されていないがベース本体12に対して一
体的に固定されている。
【0006】このベース本体12には固着部材20を介
して図14中において垂直方向へ起立されたアーム旋回
軸22が接続されており、このアーム旋回軸22の上端
部または、アーム旋回軸に平行になされてベース垂直移
動用アクチュエータ部24が取り付けられており、この
アクチュエータ部24を駆動することによりアクチュエ
ータピストン軸24Aが出没してベース本体12を図1
4中において上下方向へ移動するようになっている。
【0007】また、このアーム旋回軸22の途中には、
ピニオンギア26が介設されると共にこのピニオンギア
26にはラック28が歯合されている。このピニオンギ
ア26は、例えばスライドキー等によりアーム旋回軸2
2と係合され、従って、このアーム旋回軸22は、ピニ
オンギア26に対して軸方向、すなわち上下方向へはス
ライド可能になされると共に旋回方向へ動きが規制され
ることになる。
【0008】そして、上記ラック28の一端部にはアー
ム回転移動用アクチュエータ部30が設けられており、
これを駆動することによりアクチュエータピストン軸3
0Aが出没してラック28を水平方向へ移動させ、これ
に歯合されるピニオンギア26をアーム旋回軸22と共
に回転するようになっている。尚、このベース垂直移動
用アクチュエータ部24及びアーム回転移動用アクチュ
エータ部30はともに図示しない電極交換装置本体側へ
固定されることになる。従って、アーム回転移動用アク
チュエータ部30を駆動することにより、上述するよう
にピニオンギア26を介してベース本体12全体が水平
面内に回転し、ベース垂直移動用アクチュエータ部24
を駆動することによりベース本体12はアーム旋回軸2
2の軸方向に沿って上下動し、また、アーム用アクチュ
エータ部18を駆動することによりアーム部14は水平
方向へ出没することになる。すなわち各アクチュエータ
部を操作することによりそれらのストローク範囲内にお
いて3次元空間内の任意のポイントにフィンガ部16を
位置させることができる。尚、これらの各部材の動作は
マイクロコンピュータ等よりなる図示しない制御部によ
り制御される。
【0009】次に、電極の交換動作について説明する。
ここでは電極マガジンに吊りさげられた工具電極を放電
加工機のスピンドル軸に取り付け、放電加工操作終了後
にこの工具電極をスピンドル軸から取り外し、元の電極
マガジンに収容する場合について説明する。
【0010】まず、アーム旋回軸22の方向がATCポ
イントし、更に、フィンガ部16を交換の対象となる工
具電極の電極交換ポット32にオリエンテーションさせ
る。このようにして、アームイニシャル位置にアーム部
14を位置させたならば、アーム用アクチュエータ部1
8を駆動することによりフィンガ部16を伸ばしてマガ
ジン8の工具電極10を掴みに行く。この場合、イニシ
ャル位置は、例えばアーム旋回軸22は上昇端、アーム
回転移動用アクチュエータ部30は後退端、アーム部1
4は後退端に設定される。
【0011】次に、工具電極10を掴んだのなら、上記
アーム用アクチュエータ部18を反対方向へ駆動するこ
とによりアーム部14を縮め工具電極10を電極交換ポ
ット32から引き抜く。この時のアーム部14の一連の
動きは図15及び図16において矢印Aとして表され
る。
【0012】次に、アーム回転移動用アクチュエータ部
30を駆動することによりベース本体12を旋回し、ア
ーム部14を放電加工機のスピンドル軸6側に向ける。
この時のアーム部14の動きは図15中において矢印B
として表される。
【0013】次に、アーム用アクチュエータ部18を駆
動することによりアーム部14をスライドして伸ばし、
放電加工機のスピンドル軸線6Aとフィンガ部16のホ
ルダ軸線16Aとを一致させる。
【0014】次に、ベース垂直移動用アクチュエータ部
24を駆動することによりベース本体12を上昇させ、
スピンドル軸6に工具電極10の上端を差し込む。この
時のフィンガ部の動きは図16中において矢印Cにより
表される。
【0015】次に、アーム用アクチュエータ部18を駆
動することによりアーム部14を縮めて、スピンドル軸
6に装着した工具電極10からフィンガ部16を抜く。
この時のフィンガ部の動きは矢印Dにより表される。そ
して、ベース垂直移動用アクチュエータ部24を駆動す
ることによりアーム旋回軸22を下降させ、ベース本体
12全体を下げる。
【0016】次に、アーム回転移動用アクチュエータ部
30を駆動することによりベース本体12全体を電極マ
ガジン側へ旋回させる。そして、再度、ベース垂直移動
用アクチュエータ部24を駆動することによりベース本
体12を上げてイニシャル位置へ戻す。
【0017】上記した新しく装着した工具電極により放
電加工を終了したならば、これをスピンドル軸から取り
外してマガジン側へ収容することになる。まず、ベース
垂直移動用アクチュエータ部24を駆動することにより
ベース本体12全体を下げ、次にアーム回転移動用アク
チュエータ部30を駆動させてベース本体12全体を放
電加工機のスピンドル軸6側へ旋回させる。
【0018】次に、ベース垂直移動用アクチュエータ部
24を駆動することによりベース本体12全体を上昇さ
せ、次にアーム用アクチュエータ部18を駆動すること
によりアーム部14を伸ばし、この先端に取り付けたフ
ィンガ部16によりスピンドル軸6に装着してあった工
具電極10を掴む。
【0019】次に、ベース垂直移動用アクチュエータ部
24を駆動することにより工具電極10をスピンドル軸
6から下方へ引き抜く。そして、アーム用アクチュエー
タ部18を駆動することによりアーム部14を縮め、更
に、アーム回転移動用アクチュエータ部30を駆動する
ことによりベース本体12全体を電極マガジン側へ旋回
させる。
【0020】次に、ベース垂直移動用アクチュエータ部
24を駆動させることによりベース本体12全体を上昇
させ、更にアーム用アクチュエータ部18を駆動するこ
とによりアーム部14を伸ばし、フィンガ部16に掴ん
でいる工具電極をマガジンの電極交換ポット32に戻
す。そして、アーム用アクチュエータ部18を駆動する
ことによりアーム部14を縮め、これをイニシャル位置
へ戻す。
【0021】次に、電極マガジン8を駆動して複数個吊
り下げられた工具電極を移動し、次の選択工具電極まで
ローテーションすることになる。以降は先に述べたと同
様に、工具電極の取り付け、取り外し操作が、放電加工
の進行に伴って行われることになる。ところで、この種
の電極交換装置にあっては、フィンガ部16を上述のよ
うに1個のみ設けたものと、これをアーム旋回軸22を
中心として左右対称に2個設けたものもあり、このよう
に2個フィンガ部を備えたものにあってはマガジン側の
工具電極の位置とスピンドル軸側の工具電極位置とを両
フィンガ部で掴む位置に一致させたところで、アーム旋
回軸を旋回させてマガジン側の、次に使用すべき工具電
極とスピンドル軸側の使用済みの現在の工具電極とを同
時に掴み、ベース本体を降下させることにより工具電極
を抜き取る。そして、ベース本体を180°旋回させた
後、ベース本体を上昇させ、マガジン側とスピンドル軸
側に同時に工具電極を差し込み、工具電極を一度に交換
するようになっている。
【0022】このような場合、アーム部14の旋回時の
旋回領域や交換工程は図15乃至図17に示すように表
される。すなわち、フィンガ部がアーム旋回軸22を中
心として左右対称に2個設けられている場合には、その
旋回軌跡は図17において1点鎖線で示すようにフィン
ガ部16先端までの長さを直径とする円として表され
る。また、図14において示したようにフィンガ部16
を1個のみしか有しない場合には、図17において2点
鎖線で示すように旋回軌跡は半円となる。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うな従来構造にあっては、例えばフィンガ部を1個有す
るものにあっては、加工時間が短く且つ電極消耗等で工
具電極の交換を頻繁に行わなければならない場合、また
は準備作業中において工具電極を被加工物に対して垂直
及び平行の位置合わせを行う場合にアーム部が2往復旋
回する必要があり、手間が非常にかかり、作業性が非常
に劣ってしまうという問題点があった。
【0024】また、フィンガ部を2個有する装置の場合
には、2つの工具電極を同時に交換できる点は有利であ
るが、上述のように動作領域または旋回領域が非常に大
きくなってしまい、作業の危険性が増大する。更には交
換装置自体が回転駆動の際に振動等が生じてしまい、こ
のために交換駆動部の過負荷、摩耗、摩擦熱等が生じて
しまい、好ましくない。更には、工具電極には重いもの
もあれば、細いもの、長いものもあるので、遠心力や慣
性力等が工具電極に作用してこの位置ズレ、破損、折り
曲げ等の原因となってしまい、高速化には限界が生じて
しまう。
【0025】また更には、ある程度の高速駆動を行うた
めに、アクチュエータ等の関連装置や高速回転部におけ
る危険を防止するためのカバー等の付加設備が必要とな
り、機械本体と周辺部との干渉部分が大きくなって一層
省スペース化に反することになってしまう。更には、上
述した駆動部分や周辺部分に対するメンテナンスや部品
交換も頻繁に行わなければならず、大幅なコストアップ
を余儀なくされてしまう。そこで、2つのフィンガ部を
90°方向に配置した装置も提案されてはいるが、通常
キャリア装置側にベアリングを備えて旋回機能を持たし
ているので、全体的に形状が大きくなってしまい、上述
した問題点の解決には至っていない。
【0026】本発明は、以上のような問題点に着目し、
これを有効に解決すべく創案されたものである。本発明
の目的は多種多様の工具電極の交換を精度を損なうこと
なく迅速に行い、作業性及び生産性を向上することがで
きる放電加工機の電極交換装置を提供することにある。
【0027】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題点を
解決するために、電極マガジンに収容された加工電極と
放電加工機に設けた工具電極とを交換するための電極交
換装置において、電極交換装置本体と、この装置本体に
対して旋回可能及びこの旋回面と直交する方向へ移動可
能になされたベース本体と、このベース本体に対してス
ライドされて出没可能になされたアーム部と、このアー
ム部を出没させるアーム用アクチュエータ部と、前記加
工電極を保持するために、前記アーム部の先端に設けら
れて先端が所定の角度だけ開いて離間されると共にその
基端が共通に所定の角度だけ回転可能になされた2つの
フィンガ部と、このフィンガ部を回転駆動するフィンガ
用アクチュエータ部とを備えるようにしたものである。
【0028】
【作用】本発明は、以上のように構成したので、2つの
フィンガ部の内の、1つのフィンガ部により電極マガジ
ンから次に使用する工具電極を掴み、この状態でベース
本体を旋回することにより放電加工機側にアーム部を向
ける。そして、フィンガ用アクチュエータ部を駆動する
ことによりこれを回転させて他方の空のフィンガ部を放
電加工機に取付けてある工具電極に向ける。そして、ア
ーム用アクチュエータ部を駆動することによりアーム部
をスライドさせて伸ばし、上記空のフィンガ部により、
放電加工機に取り付けてあった工具電極を掴みこれを取
り外す。そして、再度その電極を取り外した位置で、フ
ィンガ用アクチュエータ部を駆動することによりフィン
ガ部を回転させて先に電極マガジンから掴んで持ってき
た工具電極を放電加工機に取り付ける。そして、上述と
逆の操作を行うことによって先に放電加工機から取り外
した使用済みの工具電極を電極マガジン内に収容する。
これにより、1回の往復操作により工具電極の交換を行
うことが可能となる。
【0029】
【実施例】以下に、本発明に係る放電加工機の電極交換
装置の一実施例を添付図面に基づいて詳述する。図1は
本発明に係る電極交換装置の配置状態の一例を示す概略
配置図、図2は本発明に係る電極交換装置の概略を説明
するための概略斜視図、図3は図2中のI方向から見た
平面図、図4は図2中のII方向から見た側面図、図5
は図2中のIII方向から見た底面図、図6は図3中の
VI−VI線矢視断面図、図7は図4中のVII−VI
I線矢視部分断面図、図8は図5中のVIII−VII
I線矢視部分断面図、図9は図7中のジョイント部を示
す分解図、図10は図8中のジョイント部を示す分解図
である。尚、従来装置と同一部分については同一符号を
付す。
【0030】図示するようにこの電極交換装置34は、
例えば形彫り放電加工機4と複数の形状等の異なる工具
電極10を着脱可能に保持する電極マガジン8との間に
位置される。図示例にあっては、電極マガジン8の本体
8Bと電極交換装置本体34Aとが一体的に連結された
場合を示す。
【0031】この放電加工機4は、そのスピンドル軸6
に工具電極10に取り付けて、これと図示しない被加工
物との間に放電を生ぜしめつつ放電加工を施すものであ
り、一方、電極マガジン8は2つ或いはそれ以上の回転
するスプロケット36、36間に掛け渡した搬送チェー
ン38に、前述した複数の異なる工具電極10が着脱可
能に吊り下げられている。
【0032】この電極交換装置34は、搬送チェーン3
8に吊り下げた工具電極を取り外して放電加工機4のス
ピンドル軸6に取り付けたり或いは逆にスピンドル軸6
に設けてある工具電極10を取り外して搬送チェーン3
8に吊り下げたりする。このような機能を発揮するため
にこの電極交換装置34は、図2にも示すようにベース
本体12に対してスライド可能になされたアーム部14
を有しており、このアーム部14の先端には、実際に工
具電極10を把持するための、本発明の特長とする2つ
のフィンガ部40、42を有している。これら各フィン
ガ部40、42はそれぞれスライドして開閉可能になさ
れた2つの爪部40A、42Aを有すると共にこの2つ
のフィンガ部40、42は先端が所定の角度α、図示例
にあっては90°開いて離間されると共に基端は共通に
接続されてフィンガ回転軸44により回転可能に支持さ
れており、これら両フィンガ部40、42を一体的に所
定の角度、例えば90°だけ回転可能にしている。そし
て、これら両フィンガ部40、42を回転駆動するため
にアーム部14にはフィンガ用アクチュエータ部46が
設けられている。
【0033】ベース本体12とアーム部14との間に
は、スライド可能な例えばスベリガイドや軸がりを利用
した直線スライドガイド機構が介在されており、この基
端部に設けたアーム用アクチュエータ部を駆動してアク
チュエータピストン軸18Aを出没させることにより、
アーム部14をベース本体12に対して図中水平方向へ
出没乃至伸縮可能としている。尚、このアーム用アクチ
ュエータ部18は図2においては明示されていないが図
4に示すようにベース本体12に対して一体的に固定さ
れている。
【0034】このベース本体12には固着部材20を介
して図2中において垂直方向へ起立されたアーム旋回軸
22が接続されており、このアーム旋回軸22の上端部
にはベース垂直移動用アクチュエータ部24が取り付け
られており、このアクチュエータ部24を駆動すること
によりアクチュエータピストン軸24Aが出没してベー
ス本体12を図2中において上下方向へ移動するように
なっている。
【0035】また、このアーム旋回軸22の途中には、
ピニオンギア26が介設されると共にこのピニオンギア
26にはラック28が歯合されている。このピニオンギ
ア26は、アーム旋回軸22の軸方向に沿って形成した
例えばスライドキー等22A(図1参照)等を介してア
ーム旋回軸22と係合され、従って、このアーム旋回軸
22は、ピニオンギア26に対して軸方向、すなわち上
下方向へはスライド可能になされると共に旋回方向へは
動きが規制されることになる。
【0036】そして、上記ラック28の一端部にはアー
ム回転移動用アクチュエータ部30が設けられており、
これを駆動することによりアクチュエータピストン軸3
0Aが出没してラック28を水平方向へ移動させ、これ
に歯合されるピニオンギア26をアーム旋回軸22と共
に回転するようになっている。尚、このベース垂直移動
用アクチュエータ部24及びアーム回転移動用アクチュ
エータ部30は図1に示すようにともに電極交換装置本
体34A側へ固定されることになる。従って、アーム回
転移動用アクチュエータ部30を駆動することにより、
上述するようにピニオンギア26を介してベース本体1
2全体が水平面内に回転し、ベース垂直移動用アクチュ
エータ部24を駆動することによりベース本体12はア
ーム旋回軸22の軸方向に沿って上下動し、アーム用ア
クチュエータ部18を駆動することによりアーム部14
は水平方向へ出没することになり、また、フィンガ用ア
クチュエータ部46を駆動することによりフィンガ部4
0、42を所定の角度だけ旋回することになる。すなわ
ち各アクチュエータ部を操作することによりそれらのス
トローク範囲内において3次元空間内の任意のポイント
に両フィンガ部40、42を位置させることができる。
また、各アクチュエータ部は例えば図示しないエアー供
給装置からエアーの供給によって駆動するエアシリンダ
により構成される。尚、これらの各部材の動作はマイク
ロコンピュータ等よりなる図示しない制御部により制御
される。
【0037】更に上記した構成を詳しく説明すると、図
3乃至図5にも示すようにベース本体12はその外側が
ベース本体ケース50により被われており、このケース
50の上部が固着部材20を介してアーム旋回軸22の
下端に取り付け固定されると共にこのケース50内には
上記アーム用アクチュエータ部18が固着されている。
そして、このアクチュエータ部18の両端には、中空の
アーム旋回軸22内を挿通されたエアー給排管52、5
4が接続され、エアーを供給或いは排出することにより
これを駆動し得るように構成されている(図4参照)。
【0038】また、アーム部14はその外側がアーム部
ケース56により被われており、このケース56の上部
はスライドプレート58として構成される。尚、図3及
び図5においてはそれぞれベース本体ケース50及びア
ーム部ケース56を全体的に取り外した状態が示され
る。
【0039】図6にも示すようにこのスライドプレート
58の上面にはその長さ方向に沿って2本のスベリレー
ル60、60がボルト62によって固定されており、こ
の2本のスベリレール60、60は、上記ベース本体ケ
ース50の下部に一体的に設けた凹部状の2つのスベリ
ガイド64、64に摺動可能に支持されており、また、
スライドプレート58とフィンガ部保持部66及びアー
ム部ケース56は固着ボルト68により一体的に固定さ
れており、従って、スベリガイド64に案内されつつス
ベリレール60が摺動することによりアーム部14全体
が出没される。
【0040】一方、90°方向に配置された2つのフィ
ンガ部40、42の共通の基端部は中空のフィンガ回転
軸44に連結され、この回転軸44は上記フィンガ部保
持部66に回転ベアリング70を介して回転自在に支持
されている。このフィンガ回転軸44の下端部には、図
4及び図5に示すようにクランプレバー72の中心が固
着されており、このレバーフィンガ用アクチュエータ部
46により揺動することによりフィンガ回転軸44を介
してフィンガ部40、42を旋回し得るようになってい
る。
【0041】具体的には、このフィンガ用アクチュエー
タ部46は、例えばエアシリンダよりなる2つのフィン
ガ用アクチュエータユニット74、76よりなり、各ア
クチュエータユニット74、76のアクチュエータピス
トン軸74A、76Aの先端は、それぞれ連結部材7
8、78を介して上記クランプレバー72の異なる端部
に取り付けられており、これら両アクチュエータユニッ
ト74、76に対して相互に反対方向に駆動するように
エアーを同期して供給することによりクランプレバー7
2に対してこれを回転乃至旋回するための偶力を発生さ
せるようになっている。そして、各ユニット74、76
は支持部材77を介してスライドプレート58に支持さ
れている。
【0042】この場合、クランプレバー72の旋回によ
ってその両端部は円弧状の軌跡を描くことからこれを許
容するために、図7及び図9にも示すように連結部材7
8は、例えばアクチュエータピストン軸74A(76
A)の先端に設けた凹部状継手80とクランプレバー7
2側の端部に設けた凸部状継手82とを嵌め込み、これ
らを連結ボルト84により屈曲可能に連結することによ
り、水平面内において屈曲可能な自在継手として構成さ
れており、クランプレバー72の旋回を許容している。
尚、クランプレバー72の旋回角度は、2つのフィンガ
部40、42のなす角度に対応させて本実施例では90
°となるように設定される。
【0043】また、クランプレバー72が所定の角度、
例えば90°旋回すると、各フィンガ用アクチュエータ
ユニット74、76も、図5に示すように例えば角度β
だけ揺動することになる。そのため、この揺動を許容す
るために、図8及び図10にも示すように各ユニット7
4、76の基端部には凸部状継手86が形成されると共
に支持部材77の両端には上記凸部状継手86を受ける
凹部状継手88が形成され、これら両継手86、88を
嵌め込んだ状態で連結ボルト90により屈曲可能に連結
し、各ユニット74、76の図5において水平面内の回
転を許容している。
【0044】また、図5に示すように両アクチュエータ
ユニット74、76の両端には、それぞれ給排ポート7
4B、76Bと三方給排ポート74C、76Cが形成さ
れており、一方のユニットの給排ポートと他方のユニッ
トの三方給排ポートをそれぞれ同一のエアー給排管9
2、94により連結する。例えば一方のユニット74の
給排ポート74Bは他方のユニット76の三方給排ポー
ト76Cに連通され、ユニット76の給排ポート76B
は他方のユニット74の三方給排ポート74Cに連通さ
れ、結果的に、前述したように一方のユニットに前進方
向へエアーを供給する場合には同時に他方のユニットに
は後退方向へエアーが流入するようになり、クランプレ
バー72に対して同期した偶力を付与し得るようになっ
ている。
【0045】また、前記各フィンガ部40、42の基端
部には、この爪部40A、42Aを開閉するためのエア
ーを供給するエアー供給管96が中空のフィンガ回転軸
44を挿通させて連結されている。また、このエアー駆
動に代えてバネ等の弾発部材を用いて開閉する構造とし
てもよい。
【0046】尚、上記実施例にあっては、2つのフィン
ガ部40、42のなす角度を90°に設定したが、これ
に限定されず、好ましくは60°〜120°の範囲内に
設定するようにするのがよいし、この設定角度に対応さ
せてクランプレバー72の回転角度も同じように設定す
る。また、2つのフィンガ部40、42のなす角度が9
0°よりも小さくなると両フィンガ部がともに工具電極
を保持した時にこれらが接触して干渉し合う恐れがあ
り、また120°を超えると回転に要する時間が多くな
ってしまう。
【0047】次に、以上のように構成された本実施例の
動作について説明する。まず、基本的な動作は、先の図
14に示した従来装置の場合と同様であり、アーム回転
移動用アクチュエータ部30を駆動することにより、ラ
ック28とピニオンギア26を介してベース本体12及
びアーム部14全体が同一水平面内に回転し、ベース垂
直移動用アクチュエータ部24を駆動することによりア
ーム旋回軸22が上下動し、ベース本体12及びアーム
部14全体を図1中において上下方向へ移動させる。
【0048】また、アーム用アクチュエータ部18を駆
動することにより、スベリレール60はベース本体12
側に固定したスベリガイド64に案内されつつその長さ
方向、すなわち水平方向へ移動し、従って、スベリレー
ル60に一体的に固定されるアーム14全体はベース本
体12に対して伸縮乃至出没することになる。更には、
アーム部14のスライドプレート58に支持させたフィ
ンガ用アクチュエータユニット74、76を駆動するこ
とにより、これら各ユニットは同期して相互に反対方向
へ動作することからクランパレバー72には同期した偶
力が作用してフィンガ回転軸44が回転し、フィンガ部
40、42が一体的に例えば90°回転することにな
る。
【0049】この場合、クランプレバー72の旋回に伴
って各アクチュエータユニット74、76は例えば角度
αだけ旋回することになるが、各ユニット74、76の
基端部は回転可能に支持部材77により支持されている
ので、この揺動を許容することができる。例えばベース
本体12全体の向きを電極マガジン側や放電加工機のス
ピンドル軸側に変えるためにはアーム回転移動用アクチ
ュエータ部30を駆動させる。工具電極10を電極マガ
ジンやスピンドル軸に対して上下動させて抜き差しする
にはベース垂直移動用アクチュエータ部24を駆動し、
ベース本体12を上下方向へ移動させる。
【0050】また、フィンガ部40、42をスピンドル
軸線或いはマガジンポット軸線上に位置させるにはアー
ム用アクチュエータ部18を駆動させてフィンガ部4
0、42を間接的に伸縮させる。そして、フィンガ部4
0、42の選択は、フィンガ用アクチュエータユニット
74、76を駆動することによりこれを回転させ、フィ
ンガ部40或いは42の一方をマガジンポット軸線及び
スピンドル軸線上に位置合わせすることにより行われ
る。
【0051】次に、図11乃至図13も参照しつつ電極
マガジンに吊り下げられた工具電極を放電加工機のスピ
ンドル軸に持って行き、放電加工操作終了後の工具電極
とこれを交換して電極マガジンに収容する場合について
説明する。まず、スピンドル軸6のオリエンテーション
がATCポイントし、更に、フィンガ部16を交換の対
象となる工具電極の電極交換ポット32にオリエンテー
ションさせる。
【0052】そして、このアームイニシャル位置からア
ーム用アクチュエータ部18を駆動することにより、イ
ニシャルにより選択された例えばフィンガ部40を伸ば
して電極マガジン8の工具電極10を掴みに行く。この
場合、イニシャル位置は、例えばアーム旋回軸22は上
昇端、アーム回転移動用アクチュエータ部30は後退
端、アーム部14は後退端にそれぞれ設定され、フィン
ガ部40がイニシャル時に選択されている。
【0053】次に、工具電極10を掴んだのなら、上記
アーム用アクチュエータ部18を反対方向へ駆動するこ
とによりアーム部14を縮め、工具電極10を電極交換
ポット32から引き抜く。この時のフィンガ部40の一
連の動きは図11及び図12において矢印Eとして表さ
れる。尚、工具電極10を水平方向に引き抜くのではな
く、垂直方向へ引き抜くようにしてもよいのは勿論であ
る。
【0054】次に、アーム回転移動用アクチュエータ部
30を駆動することによりベース本体12を旋回し、ア
ーム部14を放電加工機のスピンドル軸6側に向ける。
この時のアーム部14の動きは矢印Fとして表される。
【0055】次に、フィンガ用アクチュエータユニット
74、76を駆動することによりフィンガ部40、42
を90°旋回して他方の空のフィンガ部42を選択す
る。すなわちアーム部14の延長線上にこのフィンガ部
42を位置させる。この時のフィンガ部の動きは矢印G
として表される。
【0056】次に、ベース垂直移動用アクチュエータ部
24を駆動することによりベース本体12全体を上昇さ
せ、更に、アーム用アクチュエータ部18を駆動するこ
とにより先に選択された空のフィンガ部42を伸ばして
スピンドル軸6に装着されている工具電極10を掴みに
行く。そして、ベース垂直移動用アクチュエータ部24
を駆動することによりスピンドル軸6から工具電極10
を下へ抜く。この時のフィンガ部42の動きは矢印Hと
して表される。
【0057】次に、この状態で、フィンガ用アクチュエ
ータユニット74、76を駆動することによって両フィ
ンガ部40、42を一体的に元の方向へ90°回転さ
せ、電極マガジン8側から持ってきた工具電極10をス
ピンドル軸線6A上に位置させる。この時のフィンガ部
の動きは矢印Iに示される。そして、ベース垂直移動用
アクチュエータ部24を駆動することにより工具電極1
0をスピンドル軸6に差し込む(矢印H参照)。次に、
アーム用アクチュエータ部18を駆動することによりフ
ィンガ部42を縮め、これを工具電極10か引き抜く。
このフィンガ部42の動きは矢印Jとして表される。
【0058】次に、アーム回転移動用アクチュエータ部
30を駆動することによりベース本体12全体を電極マ
ガジン8側へ旋回させる。この時の旋回方向は矢印Fと
反対方向になるようにして元に戻る。
【0059】次に、フィンガ用アクチュエータユニット
74、76を駆動することによりスピンドル軸6から抜
いてきた工具電極10をマガジンポット側に向けて、こ
れをマガジンポットに戻す。そして、アーム用アクチュ
エータ部18を駆動することによりフィンガ部42を工
具電極10から抜く。
【0060】次に、フィンガ用アクチュエータユニット
74、76を駆動することによりこれらを90°回転
し、イニシャル位置としてフィンガ部40を選択し、一
連の工具電極交換操作を終了する。このような工具電極
交換時の一連の動作領域は図13に示すように表され
る。
【0061】すなわち、図13において、破線にて示す
領域98はフィンガ部40、42の回転時の動作領域を
示し、1点鎖線で示す軌跡はアーム部14を縮めた時の
フィンガ部の先端位置が描く軌跡を示し、更に2点鎖線
で示す軌跡はアーム部14を伸ばした時のフィンガ部の
先端位置が描く軌跡を示す。
【0062】これより明らかなように、アーム部14を
縮めた状態で旋回することにより動作領域を大幅に小さ
くすることができ、特に、この旋回に際してATC装置
面の裏側を旋回させれば、その危険領域を一層減少させ
ることができる。また、図13においてはアーム部の旋
回角度を180°に設定しているが、マガジン側のポッ
ト軸芯の位置を設計上により0〜180°以内に位置さ
せることにより、一層その動作領域を小さくすることが
できる。更に、好ましくは、アーム部14を旋回すると
同時にフィンガ部を回転させ、工具電極交換位置である
スピンドル軸の軸芯位置と、アーム部14の伸縮方向の
延長線上に一致させるように同期移動させるのがよい。
【0063】従って、旋回角度を小さくすれば、高速旋
回を行うことなく、従来の高速旋回と同様もしくはそれ
以上の速さでの交換が可能となる。しかも高速旋回を必
要としないので、装置自体の振動も抑制でき、振動に伴
う不都合を解消することができる。
【0064】また、この実施例によればアーム部先端に
回転可能になされた2つのフィンガ部40、42を有す
るようにしたので、一回の旋回動作により工具電極の交
換作業を完了させることができ、これによって電極交換
に要する時間を大幅に短縮することができ、作業性及び
生産性を大幅に向上させることができる。更に、フィン
ガ部を回転するクランプレバー72には2つのフィンガ
用アクチュエータユニット74、76により偶力が加え
られるので、フィンガ部の回転方向に関係なくこれを一
定の駆動力で制御でき、円滑な回転を行うことができ
る。また、このようにフィンガ用アクチュエータを2個
にすることにより、大型のアクチュエータを1個用いる
場合よりも高さ方向をコンパクト化することができる。
【0065】また、アーム部14の先端に回転ベアリン
グ70を介してフィンガ部40、42を支持するように
したので、フィンガ部の選択操作を行う場合にはこの部
分のみの旋回をフィンガ用アクチュエータ部46の駆動
により行えばよく、従ってアーム部14等の全体の大き
さを大幅にコンパクト化させることができる。尚、上記
実施例にあっては各アクチュエータとしてエアーシリン
ダを用いた場合を例にとって説明したが、アクチュエー
タとしてこれに限定することなくどのようなものを用い
てもよいのは勿論である。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る電極
交換装置によれば次のように優れた作用効果を発揮する
ことができる。2つのフィンガ部を旋回可能に設けるよ
うにしたので、アーム部の一回の往復旋回動作により工
具電極の交換作業を完了させることができ、従って、作
業性及び生産性を大幅に向上させることができる。フィ
ンガ部を2個有していてもその動作領域及び旋回領域を
比較的小さく設定できるので、作業の安全性を高く維持
することができる。また、旋回領域を小さくしたことに
より高速旋回をしなくても迅速な交換作業を行うことが
でき、従って、高速旋回に伴って発生していた装置自体
の振動、大きな慣性力等をなくすことができ、これらに
伴って発生している摩擦や位置ズレ等の不都合を解消す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電極交換装置の配置状態の一例を
示す概略配置図である。
【図2】本発明に係る電極交換装置の概略を説明するた
めの概略斜視図である。
【図3】図2中のI方向から見た平面図である。
【図4】図2中のII方向から見た側面図である。
【図5】図2中のIII方向から見た底面図である。
【図6】図3中のVI−VI線矢視断面図である。
【図7】図4中のVII−VII線矢視部分断面図であ
る。
【図8】図5中のVIII−VIII線矢視部分断面図
である。
【図9】図7中のジョイント部を示す分解図である。
【図10】図8中のジョイント部を示す分解図である。
【図11】図2に示す装置により電極交換動作を行う時
の側面図である。
【図12】図2に示す装置により電極交換動作を行う時
の平面図である。
【図13】図2に示す電極交換装置の旋回領域を示す図
である。
【図14】従来の電極交換装置の要部を示す要部斜視図
である。
【図15】図14に示す装置により電極交換動作を行う
時の平面図である。
【図16】図14に示す装置により電極交換動作を行う
時の側面図である。
【図17】従来の電極交換装置の旋回領域を示す図であ
る。
【符号の説明】
4 放電加工機 6 スピンドル軸 8 電極マガジン 10 工具電極 12 ベース本体 14 アーム部 18 アーム用アクチュエータ部 22 アーム旋回軸 24 ベース垂直移動用アクチュエータ部 30 アーム回転移動用アクチュエータ部 34 電極交換装置 34A 電極交換装置本体 40,42 フィンガ部 46 フィンガ用アクチュエータ部 70 回転ベアリング 74,76 フィンガ用アクチュエータユニット

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電極マガジンに収容された加工電極と放
    電加工機に設けた工具電極とを交換するための電極交換
    装置において、電極交換装置本体と、この装置本体に対
    して旋回可能及びこの旋回面と直交する方向へ移動可能
    になされたベース本体と、このベース本体に対してスラ
    イドされて出没可能になされたアーム部と、このアーム
    部を出没させるアーム用アクチュエータ部と、前記加工
    電極を保持するために、前記アーム部の先端に設けられ
    て先端が所定の角度だけ開いて離間されると共にその基
    端が共通に所定の角度だけ回転可能になされた2つのフ
    ィンガ部と、このフィンガ部を回転駆動するフィンガ用
    アクチュエータ部とを備えたことを特徴とする放電加工
    機の電極交換装置。
  2. 【請求項2】 前記フィンガ用アクチュエータ部は、前
    記フィンガ部のフィンガ回転軸に偶力を同期させて作用
    させる2つのフィンガ用アクチュエータユニットを有す
    ることを特徴とする請求項1記載の放電加工機の電極交
    換装置。
  3. 【請求項3】 前記フィンガ回転軸は、前記アーム部に
    回転ベアリングを介して支持されることを特徴とする請
    求項2に記載の放電加工機の電極交換装置。
  4. 【請求項4】 前記2つのフィンガ部の開き角度は60
    °〜120°の範囲内であると共に前記フィンガ部の回
    転する所定の角度は60°〜120°の範囲内であるこ
    とを特徴とする請求項1乃至3に記載の放電加工機の電
    極交換装置。
JP19432493A 1993-07-09 1993-07-09 放電加工機の電極交換装置 Pending JPH0724649A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19432493A JPH0724649A (ja) 1993-07-09 1993-07-09 放電加工機の電極交換装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19432493A JPH0724649A (ja) 1993-07-09 1993-07-09 放電加工機の電極交換装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0724649A true JPH0724649A (ja) 1995-01-27

Family

ID=16322700

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19432493A Pending JPH0724649A (ja) 1993-07-09 1993-07-09 放電加工機の電極交換装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0724649A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6921877B2 (en) * 2000-08-29 2005-07-26 Tai-I Electron Machining Co., Ltd. EDM drill
US7329825B2 (en) * 2003-06-04 2008-02-12 Makino Milling Machine Co., Ltd. Electric discharge machine and machining method therefor

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6921877B2 (en) * 2000-08-29 2005-07-26 Tai-I Electron Machining Co., Ltd. EDM drill
US7012212B2 (en) * 2000-08-29 2006-03-14 Tai-I Electron Machining Co., Ltd. EDM drill
US7329825B2 (en) * 2003-06-04 2008-02-12 Makino Milling Machine Co., Ltd. Electric discharge machine and machining method therefor

Similar Documents

Publication Publication Date Title
SU1727524A3 (ru) Устройство дл автоматической смены инструмента в универсальных вертикально-расточных станках с ПУ
EP1894664B1 (en) Automatic tool changer of laser beam machine
EP1746056A2 (en) Workpiece transportation device
JPH04261740A (ja) 木工機の自動工具交換装置
US4041601A (en) Machine tool with an automatic tool changer
CN114211474A (zh) 一种带伸缩结构可自动抓取的机械手臂
WO2003026839A1 (fr) Dispositif de changement d'outil pour machine outil
JP2003211336A (ja) 工作機械の自動工具交換装置
EP0927597A1 (en) Machine for cutting sheet metal and similar
JPH0724649A (ja) 放電加工機の電極交換装置
US4459737A (en) Machine tool containing a machine stand for a work spindle, a tool magazine and a tool changer arranged thereat
JPH01500178A (ja) 工作機械のための工具交換装置
JP3718084B2 (ja) 工具交換方法及び装置
JPS635232B2 (ja)
JPH0259244A (ja) 工作機械
JPS6195845A (ja) 多頭工作機用自動工具交換装置
RU2108218C1 (ru) Многоцелевой станок с устройством автоматической смены инструмента
US4307506A (en) Tool Changer for a machine tool
JP3612415B2 (ja) 自動工具交換式加工装置
CN115138965B (zh) 一种面向航天航空领域的超大工作空间激光加工机器人
JPH0615544A (ja) 工具ホルダのテーパーシヤンク清掃方法および装置
CN211639186U (zh) 一种翻转机械手抓机构
JPH0673790B2 (ja) 交換式軸頭工作機械
JPH05329714A (ja) 工具交換装置
KR810001768B1 (ko) 공구 자동교환기가 있는 공작기계