JPWO2004079723A1 - 磁気抵抗ヘッド - Google Patents

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Abstract

記録媒体の磁気信号を再生信号として検出する磁気抵抗ヘッドであって、第1磁気シールドと、第1磁気シールド上に配置された第1電極端子と、第1電極端子上に配置された磁気抵抗膜と、磁気抵抗膜の両側に配置された磁気抵抗膜に第1の方向のバイアス磁界を印加して磁気抵抗膜の磁区を制御する磁区制御膜を含んでいる。磁気抵抗ヘッドは更に、磁気抵抗膜上に配置された第2電極端子と、第2電極端子上に配置された第2磁気シールドを含んでいる。磁気信号の再生時には、磁気抵抗膜の媒体対向端部における電流磁界の方向が第1の方向となるように、第1及び第2電極端子を横切って磁気抵抗膜の膜面と垂直方向にセンス電流を流す。

Description

本発明は、磁気ディスク装置及び磁気テープ装置等の磁気記録装置に用いられる磁気抵抗ヘッドに関する。
近年、磁気ディスク装置の小型化・高密度化に伴い、ヘッドスライダーの浮上量が減少し、極低浮上或いはスライダが記録媒体に接触する接触記録/再生の実現が望まれている。また、従来の磁気誘導ヘッドは、磁気ディスクの小径化により周速(ヘッドと媒体との間の相対速度)が減少すると、再生出力が劣化する。そこで最近は、再生出力が周速に依存せず、低周速でも大出力の得られる磁気抵抗ヘッド(MRヘッド)が盛んに開発され、磁気ヘッドの主流となっている。更に現在は、巨大磁気抵抗(GMR)効果を利用した磁気ヘッドも市販されている。磁気ディスク装置の高記録密度化により、1ビットの記録面積が減少するとともに、発生する磁場は小さくなる。現在市販されている磁気ディスク装置の記録密度は20Gbit/in前後であるが、記録密度の上昇は年率約2倍で大きくなっている。このため、更に微小な磁場範囲に対応するとともに、小さい外部磁場の変化を感知できる磁気抵抗センサ及び磁気抵抗ヘッドが要望されている。
現在、磁気ヘッドにはスピンバルブGMR効果を利用したスピンバルブ磁気抵抗センサが広く用いられている。スピンバルブ構造の磁気抵抗センサでは、フリー強磁性層(フリー層)の磁化方向が記録媒体からの信号磁界により変化し、ピンド強磁性層(ピンド層)の磁化方向との相対角が変化することにより、磁気抵抗センサの抵抗が変化する。この磁気抵抗センサを磁気ヘッドに用いる場合には、ピンド層の磁化方向を磁気抵抗素子の素子高さ方向に固定し、外部磁界が印加されていない状態におけるフリー層の磁化方向を、ピンド層と直交する素子幅方向に一般的に設計する。これにより、磁気抵抗センサの抵抗を、磁気記録媒体からの信号磁界方向がピンド層の磁化方向と平行か反平行かにより、直線的に増減させることができる。このような直線的な抵抗変化は、磁気ディスク装置の信号処理を容易にする。
従来の磁気抵抗センサでは、センス電流を膜面に平行に流し、外部磁界による抵抗変化を読み取っている。この、GMR膜面に平行に電流を流す(Current in the plane、CIP)構造の場合、一対の電極端子で画成されたセンス領域が小さくなると、出力が低下する。また、CIP構造のスピンバルブ磁気抵抗センサの場合、GMR膜と上下磁気シールドとの間に絶縁膜が必要となる。即ち、磁気シールド間距離=GMR膜厚さ+絶縁膜厚さ×2となる。絶縁膜厚さは、現在20nm程度が下限であるので、磁気シールド間距離=GMR膜厚差+約40nmとなる。記録媒体上の記録ビットの長さが短くなると対応が困難となり、磁気シールド間距離を40nm以下にしたいという要望には現在のところCIPスピンバルブ磁気抵抗センサでは対応不可能である。
これらのことから、スピンバルブGMR効果を利用したCIP構造の磁気ヘッドは、20〜40Gbit/inの記録密度まで対応可能と考えられている。また、最新技術のスペキュラー散乱を応用したとしても、60Gbit/inの記録密度が上限と考えられている。上述したように、磁気ディスク装置の記録密度の向上は急激であり、2002年には80Gbit/inの記録密度が求められている。記録密度が80Gbit/in以上では、最新のスペキュラー散乱を応用したCIPスピンバルブGMR磁気ヘッドでも、出力及び磁気シールド間距離の点で対応が非常に困難である。このような問題に対し、ポストスピンバルブGMRとして、GMR膜面に垂直に電流を流す(Current Perpendicular to the Plane,CPP)構造のGMRやトンネルMR(TMR)が提案されている。
TMRは、2つの強磁性層間に薄い絶縁層を挟んだ構造で、2つの強磁性層の磁化方向により絶縁層を通過するトンネル電流量が変化するものである。TMRは非常に大きな抵抗変化を示すとともに感度も良いので、ポストスピンバルブGMRとして有望視されている。CPP構造のGMRでは、GMR膜のセンス電流が通過する部分の断面積が小さくなると、出力が大きくなるという特徴を有している。これは、CIP構造のGMRに対する大きなアドバンテージである。尚、TMRも一方の強磁性層から絶縁層を横切って他方の強磁性層へと電流が通過することから、CPP構造の一種と考えることができ、前述したアドバンテージも同様である。
MR膜を用いたMRヘッド(以下、本明細書ではMRという用語はGMRを含むものとする)はMR膜が単磁区とならない場合、バルクハウゼンノイズが発生し、再生出力が大きく変動する問題がある。このため、MR膜の磁区を制御するため、磁区制御膜が設けられている。この磁区制御膜としてはCoPt等の高保磁力膜及びPdPtMn等の反強磁性膜を用いることができる。
CPP構造のMRヘッドにおいては、センス電流をMR膜の膜面に対して垂直方向に流すため、図1Aに示すようにこのセンス電流による電流磁界はMR膜2の膜面において周回する方向である。MR膜2の両側面には磁区制御膜4が設けられている。PはMR膜2のフリー層の媒体対向端部を示している。一方、MR膜のフリー層の磁区の発生を抑制し、磁化方向を安定化させるための磁区制御膜4によるバイアス磁界の方向は、図1Bに矢印6で示すように概略トラック幅方向を向いている。
このとき、磁区制御膜として硬磁性膜を用いた場合、このセンス電流を、MR膜の媒体対向端部(空気ベアリング表面側端部)において、センス電流による電流磁界と磁区制御膜によるバイアス磁界が逆方向となるように流すことが特開2002−171013により知られている。以下、電流磁界とバイアス磁界が逆方向となるようなセンス電流方向を負方向とする。また、電流磁界とバイアス磁界が同方向となるようなセンス電流方向を正方向とする。しかし、MR膜の媒体対向端部において電流磁界とバイアス磁界が逆方向となるようにセンス電流を流すと、MR膜の媒体対向端部において、電流磁界と硬磁性膜によるバイアス磁界が打ち消し合うことでフリー層にかかる磁界が減少するため、磁気抵抗ヘッドの感度は上がるものの磁区制御効果は減少してしまう。
更に、磁区制御膜として硬磁性膜を用いた場合、硬磁性膜をMR膜の両側に配置するため、CPP構造の磁気抵抗ヘッドでは、センス電流が硬磁性膜へシャントしてしまわないように、MR膜と硬磁性膜を離して絶縁する構造とする必要がある。このようにMR膜と硬磁性膜を離すと、MR膜のフリー層にかかる硬磁性膜からのバイアス磁界が極端に減少してしまう。よって、センス電流を負方向に流すと、更にフリー層の磁区制御効果が減少してしまう。
よって、本発明の目的は、MR膜のフリー層の磁区制御効果を高め、バルクハウゼンノイズの発生を抑制可能な磁気抵抗ヘッドを提供することである。
本発明の一つの側面によると、記録媒体の磁気信号を再生信号として検出する磁気抵抗ヘッドであって、第1磁気シールドと、該第1磁気シールド上に配置された第1電極端子と、該第1電極端子上に配置された磁気抵抗膜と、該磁気抵抗膜の両側に配置された、前記磁気抵抗膜に第1の方向のバイアス磁界を印加して該磁気抵抗膜の磁区を制御する磁区制御膜と、前記磁気抵抗膜上に配置された第2電極端子と、該第2電極端子上に配置された第2磁気シールドと、前記磁気抵抗膜の媒体対向端部における電流磁界の方向が前記第1の方向となるように、前記第1及び第2電極端子を横切って前記磁気抵抗膜の膜面と垂直方向にセンス電流を流す手段と、を具備したことを特徴とする磁気抵抗ヘッドが提供される。
好ましくは、磁気抵抗膜は少なくとも一つの低抵抗膜と、この低抵抗膜を挟んだ少なくとも二つの強磁性膜を含んでいる。或いは、磁気抵抗膜は強磁性トンネル接合構造を有しているか、強磁性層及び非磁性層の多層膜構造から構成される。好ましくは、磁区制御膜は高保磁力膜から構成される。第1及び第2電極端子の少なくとも一方が磁気シールドを兼ねる構成であっても良い。
本発明の他の側面によると、記録媒体の磁気信号を再生信号として検出する磁気抵抗ヘッドであって、第1磁気シールドと、該第1磁気シールド上に配置された第1電極端子と、該第1電極端子上に配置された磁気抵抗膜と、該第1抵抗膜上に配置された、前記磁気抵抗膜に第1の方向のバイアス磁界を印加して該磁気抵抗膜の磁区を制御する磁区制御膜と、該磁区制御膜上に配置された第2電極端子と、該第2電極端子上に配置された第2磁気シールドと、前記磁気抵抗膜の媒体対向端部における電流磁界の方向が前記第1の方向となるように、前記第1及び第2電極端子を横切って前記磁気抵抗膜の膜面と垂直方向にセンス電流を流す手段と、を具備したことを特徴とする磁気抵抗ヘッドが提供される。
好ましくは、磁区制御膜は磁気抵抗膜上に積層された非磁性金属層と、この非磁性金属層上に積層された強磁性層と、強磁性層上に積層された反強磁性層とを含んでいる。第1及び第2電極端子の少なくとも一方が磁気シールドを兼ねる構成であっても良い。
本発明の更に他の側面によると、記録媒体の磁気信号を再生信号として検出する磁気抵抗ヘッドであって、第1磁気シールドと、該第1磁気シールド上に配置された第1電極端子と、該第1電極端子上に配置された磁区制御膜と、該磁区制御膜上に配置された磁気抵抗膜と、該磁気抵抗膜上に配置された第2電極端子と、該第2電極端子上に配置された第2磁気シールドと、前記磁気抵抗膜の媒体対向端部における電流磁界の方向が前記磁区制御膜による前記磁気抵抗膜におけるバイアス磁界の方向と同一方向となるように、前記第1及び第2電極端子を横切って前記磁気抵抗膜の膜面と垂直方向にセンス電流を流す手段と、具備したことを特徴とする磁気抵抗ヘッドが提供される。
好ましくは、磁区制御膜は第1電極上に積層された反強磁性層と、この反強磁性層上に積層された強磁性層と、強磁性層上に積層された非磁性金属層を含んでいる。第1及び第2電極端子の少なくとも一方が磁気シールドを兼ねる構成であっても良い。
図1Aは磁区制御膜として硬磁性膜を使用した従来のCPP構造の磁気抵抗ヘッドにおける電流磁界分布を示す図:
図1Bは従来のCPP構造の磁気抵抗ヘッドにおける硬磁性膜によるバイアス磁界方向を示す図;
図2は本発明第1実施形態の磁気抵抗ヘッドの概略斜視図;
図3Aは第1実施形態の磁気抵抗ヘッドの電流磁界分布を示す図;
図3Bは第1実施形態の磁気抵抗ヘッドにおける硬磁性膜によるバイアス磁界方向を示す図;
図4Aはセンス電流を正方向に流した場合の孤立再生波型を示す図;
図4Bはセンス電流を負方向に流した場合の孤立再生波型を示す図;
図5A〜図9Cは本発明第1実施形態の磁気抵抗ヘッドの製造プロセスを示す図;
図10は本発明第2実施形態の磁気抵抗ヘッドの概略斜視図;
図11は本発明第3実施形態の磁気抵抗ヘッドの概略斜視図;
図12Aは本発明第2実施形態の磁気抵抗ヘッドにおける電流磁界分布を示す図;
図12Bは第2実施形態の磁気抵抗ヘッドにおける反強磁性膜によるバイアス磁界方向を示す図;
図13A〜図17Cは本発明第2実施形態の磁気抵抗ヘッドの製造プロセスを示す図である。
以下、図面を参照して、本発明のいくつかの実施形態について説明する。各実施形態の説明において、実質上同一構成部分については同一符号を付して説明する。図2を参照すると、本発明第1実施形態の磁気抵抗ヘッド10の概略斜視図が示されている。図1においては、上下磁気シールドが省略されている。
符号12はCu又はCuとAuの組み合わせから形成された下部電極端子であり、X方向の第1の幅を有している。下部電極端子12上には磁気抵抗膜(MR膜)14が積層されている。MR膜14は第1の幅より狭い第2の幅を有している。MR膜14の両側には磁区制御膜18が配置されている。MR膜14と磁区制御膜18は所定のギャップを持って離されて配置されており、これによりMR膜14から磁区制御膜18へのシャント電流を防止している。磁区制御膜18としては、CoCrPt等の高保磁力膜を用いることができる。
MR膜14上にはCu又はCuとAuの組み合わせから形成された上部電極端子16が積層されている。上部電極端子16はMR膜14の幅と概略等しい第2の幅を有している。MR膜14の上部電極端子16でカバーされない部分は磁束をガイドするバックヨークとして機能する。本実施形態の磁気抵抗ヘッド10では上部電極端子16の幅はMR膜14の幅と概略同一であるが、下部電極端子12の幅がMR膜14の幅よりも広く形成されている。よって、センス電流の電流集中がMR膜14の両側部近傍で起こるため、MR膜14を流れるセンス電流の断面積を小さくすることが出来る。その結果、高い再生出力を得ることが出来る。上部電極端子16の幅をMR膜14の幅よりも狭く形成しても良い。
MR膜14は、少なくとも一つの低抵抗膜と、この低抵抗膜を挟んだ少なくとも二つの強磁性膜を含んでいる。或いは、MR膜14は、強磁性トンネル接合構造を有しているか、又は強磁性層及び非磁性層の多層膜構造から構成される。換言すると、MR膜14として、NiFe/Cu/NiFe/IrMn等のスピンバルブGMR膜、NiFe/Cu/CoFeB/Ru/CoFeB/PdPtMn等の積層フェリスピンバルブGMR膜、NiFe/Al/NiFe/PdPtMn等のトンネル接合型MR膜(TMR膜)を用いることができる。
磁区制御膜18は矢印20方向にバイアス磁界を印加するように着磁されている。更に、本実施形態の磁気抵抗ヘッド10では、電源22により電極端子12,16を横切ってMR膜14の膜面と垂直方向である矢印24方向にセンス電流が流される。このセンス電流の方向は重要であり、図3A及び図3Bを参照して更に説明する。図3Aに示すように、CPP構造の磁気抵抗ヘッドにおいては、センス電流をMR膜14の膜面垂直方向に流すため、このセンス電流による電流磁界はMR膜14の膜面において周回する方向である。図3Aにおいて、矢印PはMR膜14のフリー層の媒体対向端部を示している。図3Bに示すように、磁区制御膜18によるバイアス磁界の方向は矢印20に示す方向であり、本実施形態においては、バイアス磁界の方向20とMR膜14の媒体対向端部Pにおける電流磁界の方向が一致するように、下部電極端子12及び上部電極端子16を横切ってMR膜14の膜面と垂直方向、即ち図2で矢印24方向(正方向)にセンス電流を流す。
図4Aはセンス電流を正方向に流した場合の孤立再生波型を、図4Bはセンス電流を負方向に流した場合の孤立再生波型をそれぞれ示している。ここで、再生波型の非対称性は、(V1−V2)/(V1+V2)×100(%)で表すことができ、センス電流を正方向に流した場合は、図4Aに示すように再生波型の非対称性は5.6%であり、センス電流を負方向に流した場合は、図4Dに示すように再生波型の非対称性は7.4%であった。よって、センス電流を正方向に流した方が再生波型の非対称性は改善される。本実施形態では、フリー層の媒体対向端部で、電流磁界と磁区制御膜18によるバイアス磁界が同一方向となるようにセンス電流を流すことで、フリー層の磁区制御効果を高めることができ、バルクハウゼンノイズの発生を抑制することができる。その結果、良好な再生信号を得ることができる。
以下、図5A〜図9Cを参照して、第1実施形態の磁気抵抗ヘッド10の製造プロセスについて説明する。図5A〜図9Aは端子幅中央部におけるMR素子高さ方向の断面図、図5B〜図9Bは端子高さ中央部におけるMR素子幅方向(トラック幅方向)の断面図、図5C〜図9Cは図5B〜図9Bの平面図である。まず、図5A及び図5Bに示すように、Al−TiC基板26上にAlからなる下地層28,NiFeからなる下部磁気シールド30、下部電極端子12、MR膜14及び上部電極端子16を順次成膜する。ここで、下部電極端子12は成膜せずに、下部磁気シールド30が下部電極端子を兼ねるようにしても良い。
次いで、図6A〜図6Cに示すように、下部電極端子12、MR膜14及び上部電極端子16を所望の形状にパターニングする。次に、フォトレジスト32を一様に塗布してから、所望の形状にフォトレジスト32をパターニングする。このときフォトレジスト32は図7Aに点線で示したように上部電極端子16よりも高さ方向が短くても良い。このフォトレジスト32をマスクとして、上部電極端子16、MR膜14及び下部電極端子12の一部をイオンミリング等でエッチングする。このとき、後に成膜する磁区制御膜18の表面位置が上部電極端子16の下部位置よりも上もしくは等しくなるように、また、磁区制御膜18の下部位置がMR膜14の下部位置よりも下もしくは等しくなるようにエッチングすることが望ましい。磁区制御膜18の表面位置が上部電極端子16の下部位置よりも上もしくは等しく、また、磁区制御膜18の下部位置がMR膜14の下部位置よりも下もしくは等しくなっていれば、下部電極端子12までエッチングしなくても良い。フォトレジスト32が図7Aに示すように点線位置の場合には、高さ方向において下部電極端子12の高さよりもMR膜14の高さが小さくなっていても良い。
次に、図7A〜図7Cに示すように、フォトレジスト32を除去せずに非磁性絶縁膜34を成膜する。この絶縁膜としてはAl等を用いることができる。次にフォトレジスト32を除去せずに磁区制御膜18を成膜する。この磁区制御膜18としては、CoCrPt等の高保磁力膜を用いることができる。
次に、所望の形状にフォトレジスト32をパターニングする。フォトレジスト32の幅は、上部電極端子16の幅と等しいか、もしくは小さくなるようにする。次に、このフォトレジスト32をマスクに、上部電極端子16をイオンミリング等でエッチングする。このときフォトレジスト32の幅が、上部電極端子16の幅より小さい場合は、上部電極端子16の幅がMR膜14よりも小さくなるが、再生特性に大きな影響はないか、若しくはトラック幅方向の分解能が高まるため、良い再生特性が得られる。次に、絶縁膜38を成膜する。この状態が図8A〜図8Cに示されている。
次にフォトレジスト32を除後、絶縁膜38と上部電極端子16をイオンミリング等でエッチングする。ここで、エッチングを用いない場合は、図8A〜図8Cで成膜した絶縁膜38の成膜の前に、フォトレジスト32で磁区制御膜18、上部電極端子16、絶縁膜34を覆うようにフォトレジスト32をパターニング後、絶縁膜38を成膜しても良い。また、磁区制御膜18と上部磁気シールド40を接触させない場合は、絶縁膜38と上部電極端子16のイオンミリング等によるエッチングは不要である。次に、図9A〜図9Cに示すようにNiFeからなる上部磁気シールド40を成膜する。
磁気シールド30,40及び電極端子12,16はめっき法や蒸着法により成膜し、MR膜14、磁区制御膜18及び絶縁膜34,38はスパッタリング法等により成膜する。以上説明した磁気抵抗ヘッド10で磁区制御膜18は磁気シールド30,40の内の一方、又は電極端子12,16の内の一方と電気的に接触していても良いが、両方の電極12,16或いは電極を兼ねた両方の磁気シールド30,40に電気的に接触してはならない。
図10を参照すると、本発明第2実施形態の磁気抵抗ヘッド10Aの概略斜視図が示されている。図10においては、上下磁気シールドが省略されている。本実施形態の磁気抵抗ヘッド10Aでは、MR膜14の上に磁区制御膜42が配置され、磁区制御膜42の上に上部電極端子16が配置されている。MR膜14はフリー層が上側に位置しており、磁区制御膜42はMR膜14のフリー層上に積層されたTa,Cu等の非磁性金属層と、この非磁性金属層上に積層されたCoFeB,NiFe等の強磁性層と、強磁性層上に積層されたPdPtMn等の反強磁性層を含んでいる。
図10で矢印44は反強磁性層によるバイアス磁界方向であり、図12Aに示すMR膜14の媒体対向端部Pにおける電流磁界の方向が図12Bに示すバイアス磁界の方向44と一致するように、MR膜14の膜面と垂直方向、即ち矢印24方向にセンス電流を流す。本実施形態でも上述した第1実施形態と同様に、MR膜14のフリー層の磁区制御効果を高めることができ、バルクハウゼンノイズの発生を抑制することができる。その結果、良好な再生信号を得ることができる。
図11は本発明第3実施形態の磁気抵抗ヘッド10Bの概略斜視図を示している。本実施形態の磁気抵抗ヘッド10Bでは、下部電極端子12とMR膜14′の間に磁区制御膜42′が配置されている。MR膜14′はフリー層を下側に有している。磁区制御膜42′は下部電極端子12上に積層されたPdPtMn等の反強磁性層と、反強磁性層上に積層されたCoFeB,NiFe等の強磁性層と、強磁性層上に積層されたTa,Cu等の非磁性金属層を含んでいる。本実施形態でも、第1及び第2実施形態と同様に、MR膜14′の媒体対向端部Pにおける電流磁界の方向が磁区制御膜42′によるMR膜14′におけるバイアス磁界の方向と一致するようにセンス電流を流すことにより、MR膜14′の磁区制御効果を高めバルクハウゼンノイズの発生を抑制することができる。その結果、良好な再生信号を得ることができる。
次に、図13A〜図17Cを参照して、第2実施形態の磁気抵抗ヘッド10Aの製造プロセスについて説明する。図13A〜図17Aは端子幅中央部におけるMR素子高さ方向の断面図、図13B〜図17Bは端子高さ中央部におけるMR素子幅方向(トラック幅方向)の断面図、図13C〜図17Cは図13B〜図17Bの平面図である。まず、図13A及び13Bに示すように、Al−TiC基板26上にAlからなる下地層28、NiFeからなる下部磁気シールド30、下部電極端子12、MR膜14、Ta,Cu等の非磁性金属層とCoFeB,NiFe等の強磁性層とPdPtMn等の反強磁性層を含んだ積層膜(磁区制御膜)42、上部電極端子16を順次成膜する。
このとき、非磁性金属層/強磁性層/反強磁性層の積層膜(磁区制御膜)42は、MR膜のフリー層と非磁性金属層が積層されるように、例えば、フリー層がMR膜中膜中下側にある場合は、反強磁性層/強磁性層/非磁性金属層/MR膜のフリー層と順次積層されるように成膜する。反対に、フリー層がMR膜中上側にある場合は、MR膜のフリー層/非磁性金属層/強磁性層/反強磁性層と順次積層されるように成膜する。本実施形態では、フリー層がMR膜中上側にある場合について説明する。ここで、下部電極端子12は成膜せず、下部磁気シールド30が下部電極端子を兼ねるようにしても良い。
MR膜14は、少なくとも一つの抵抗膜と、この低抵抗膜を挟んだ少なくとも二つの強磁性膜を含んでいる。或いは、MR膜14は、強磁性トンネル接合構造を有しているか、又は強磁性層及び非磁性層の多層膜構造から構成される。換言すると、MR膜14として、NiFe/Cu/NiFe/IrMn等のスピンバルブGMR膜、NiFe/Cu/CoFeB/Ru/CoFeB/PdPtMn等の積層フェリスピンバルブGMR膜、NiFe/Al/NiFe/PdPtMn等のトンネル接合型MR膜(TMR膜)を用いることができる。
次に図14A〜図14Cに示すように、下部電極端子12、MR膜14、磁区制御膜42及び上部電極端子16を所望の形状にパターニングする。次に、フォトレジスト45を一様に塗布してから、所望の形状にフォトレジスト45をパターニングする。このときフォトレジスト45は図15Aで点線で示したように上部電極端子16よりも高さ方向が短くても良い。このフォトレジスト45をマスクとして、上部電極端子16、磁区制御膜42、MR膜14及び下部電極端子12の一部をイオンミリング等でエッチングする。フォトレジスト45が図15の点線位置の場合には、高さ方向において下部電極端子12の高さよりもMR膜14の高さが小さくなっていても良い。
次に、所望の形状にフォトレジスト45をパターニングする。フォトレジスト45の幅は、上部電極端子16の幅と等しいか、若しくは小さくなるようにする。次に、このフォトレジスト45をマスクに、上部電極端子16をイオンミリング等でエッチングする。このとき、フォトレジスト45の幅が上部電極端子16の幅よりも小さい場合は、上部電極端子16の幅がMR膜14よりも小さくなるが、再生特性に大きな影響はないか、若しくはトラック幅方向の分解能が高まるため、良い再生特性が得られる。次に、絶縁膜46を成膜する。この状態が図16A〜図16Cに示されている。次に、フォトレジスト45を除去した後、図17A〜図17Cに示すようにNiFeからなる上部磁気シールド40を成膜する。
磁気シールド30,40及び電極端子12,16はめっき法や蒸着法により成膜し、MR膜14、磁区制御膜(積層膜)42及び絶縁膜46はスパッタリング法等により成膜する。本実施形態の磁気抵抗ヘッド10Aでは、MR膜14内でフリー層に対する強磁性層の磁化を固着するための反強磁性層と、MR膜のフリー層にバイアス磁界を与えるための反強磁性層の二つの反強磁性層を用いる。このとき、これら二つの反強磁性層の磁化固着方向は約90度異なる。よって、二つの反強磁性層は、それぞれブロッキング温度の異なるものを用いることにより、熱処理時に印加磁界を約90度変えることで磁化固着方向を約90度変えるようにすれば良い。
本発明によると、CPP構造の磁気抵抗ヘッドにおいて、MR膜のフリー層の媒体対向端部における電流磁界の方向が磁区制御膜によるバイアス磁界の方向と同一方向となるようにセンス電流を流すことにより、フリー層の磁区制御効果を高め、バルクハウゼンノイズの発生を抑制することができる。その結果、良好な再生信号を得ることができる。

Claims (20)

  1. 記録媒体の磁気信号を再生信号として検出する磁気抵抗ヘッドであって、
    第1磁気シールドと、
    該第1磁気シールド上に配置された第1電極端子と、
    該第1電極端子上に配置された磁気抵抗膜と、
    該磁気抵抗膜の両側に配置された、前記磁気抵抗膜に第1の方向のバイアス磁界を印加して該磁気抵抗膜の磁区を制御する磁区制御膜と、
    前記磁気抵抗膜上に配置された第2電極端子と、
    該第2電極端子上に配置された第2磁気シールドと、
    前記磁気抵抗膜の媒体対向端部における電流磁界の方向が前記第1の方向となるように、前記第1及び第2電極端子を横切って前記磁気抵抗膜の膜面と垂直方向にセンス電流を流す手段と、
    を具備したことを特徴とする磁気抵抗ヘッド。
  2. 前記磁気抵抗膜は少なくとも1つの低抵抗膜と、該低抵抗膜を挟んだ少なくとも2つの強磁性膜を含んでおり、該磁気抵抗膜の電気抵抗が磁場により変化する請求項1記載の磁気抵抗ヘッド。
  3. 前記磁気抵抗膜は強磁性トンネル接合構造を有しており、該磁気抵抗膜の電気抵抗が磁場により変化する請求項1記載の磁気抵抗ヘッド。
  4. 前記磁気抵抗膜は強磁性層及び非磁性層の多層膜構造から構成され、該磁気抵抗膜の電気抵抗が磁場により変化する請求項1記載の磁気抵抗ヘッド。
  5. 前記第1電極端子は第1の幅を有しており、前記磁気抵抗膜は前記第1の幅以下の第2の幅を有しており、前記第2電極端子は前記第2の幅以下の第3の幅を有している請求項1記載の磁気抵抗ヘッド。
  6. 前記磁区制御膜は高保磁力膜から構成される請求項1記載の磁気抵抗ヘッド。
  7. 記録媒体の磁気信号を再生信号として検出する磁気抵抗ヘッドであって、
    第1電極端子と、
    該第1電極端子上に配置された磁気抵抗膜と、
    該磁気抵抗膜の両側に配置された、前記磁気抵抗膜に第1の方向のバイアス磁界を印加して該磁気抵抗膜の磁区を制御する磁区制御膜と、
    前記磁気抵抗膜上に配置された第2電極端子と、
    前記磁気抵抗膜の媒体対向端部における電流磁界の方向が前記第1の方向となるように、前記第1及び第2電極端子を横切って前記磁気抵抗膜の膜面と垂直方向にセンス電流を流す手段と、
    を具備したことを特徴とする磁気抵抗ヘッド。
  8. 前記第1及び第2電極端子の少なくとも一方が磁気シールドを兼ねる請求項7記載の磁気抵抗ヘッド。
  9. 記録媒体の磁気信号を再生信号として検出する磁気抵抗ヘッドであって、
    第1磁気シールドと、
    該第1磁気シールド上に配置された第1電極端子と、
    該第1電極端子上に配置された磁気抵抗膜と、
    該第1抵抗膜上に配置された、前記磁気抵抗膜に第1の方向のバイアス磁界を印加して該磁気抵抗膜の磁区を制御する磁区制御膜と、
    該磁区制御膜上に配置された第2電極端子と、
    該第2電極端子上に配置された第2磁気シールドと、
    前記磁気抵抗膜の媒体対向端部における電流磁界の方向が前記第1の方向となるように、前記第1及び第2電極端子を横切って前記磁気抵抗膜の膜面と垂直方向にセンス電流を流す手段と、
    を具備したことを特徴とする磁気抵抗ヘッド。
  10. 前記磁区制御膜は前記磁気抵抗膜上に積層された非磁性金属層と、該非磁性金属層上に積層された強磁性層と、該強磁性層上に積層された反強磁性層とを含んでいる請求項9記載の磁気抵抗ヘッド。
  11. 前記磁気抵抗膜は少なくとも1つの低抵抗膜と、該低抵抗膜を挟んだ少なくとも2つの強磁性膜を含んでおり、該磁気抵抗膜の電気抵抗が磁場により変化する請求項9記載の磁気抵抗ヘッド。
  12. 前記磁気抵抗膜は強磁性トンネル接合構造を有しており、該磁気抵抗膜の電気抵抗が磁場により変化する請求項9記載の磁気抵抗ヘッド。
  13. 前記磁気抵抗膜は強磁性層及び非磁性層の多層膜構造から構成され、該磁気抵抗膜の電気抵抗が磁場により変化する請求項9記載の磁気抵抗ヘッド。
  14. 前記第1電極端子は第1の幅を有しており、前記磁気抵抗膜は前記第1の幅以下の第2の幅を有しており、前記第2電極端子は前記第2の幅以下の第3の幅を有している請求項9記載の磁気抵抗ヘッド。
  15. 記録媒体の磁気信号を再生信号として検出する磁気抵抗ヘッドであって、
    第1電極端子と、
    該第1電極端子上に配置された磁気抵抗膜と、
    該磁気抵抗膜上に配置された、前記磁気抵抗膜に第1の方向のバイアス磁界を印加して該磁気抵抗膜の磁区を制御する磁区制御膜と、
    該磁区制御膜上に配置された第2電極端子と、
    前記磁気抵抗膜の媒体対向端部における電流磁界の方向が前記第1の方向となるように、前記第1及び第2電極端子を横切って前記磁気抵抗膜の膜面と垂直方向にセンス電流を流す手段と、
    を具備したことを特徴とする磁気抵抗ヘッド。
  16. 前記第1及び第2電極端子の少なくとも一方が磁気シールドを兼ねる請求項15記載の磁気抵抗ヘッド。
  17. 記録媒体の磁気信号を再生信号として検出する磁気抵抗ヘッドであって、
    第1磁気シールドと、
    該第1磁気シールド上に配置された第1電極端子と、
    該第1電極端子上に配置された磁区制御膜と、
    該磁区制御膜上に配置された磁気抵抗膜と、
    該磁気抵抗膜上に配置された第2電極端子と、
    該第2電極端子上に配置された第2磁気シールドと、
    前記磁気抵抗膜の媒体対向端部における電流磁界の方向が前記磁区制御膜による前記磁気抵抗膜におけるバイアス磁界の方向と同一方向となるように、前記第1及び第2電極端子を横切って前記磁気抵抗膜の膜面と垂直方向にセンス電流を流す手段と、
    を具備したことを特徴とする磁気抵抗ヘッド。
  18. 前記磁区制御膜は前記第1電極上に積層された反強磁性層と、該反強磁性層上に積層された強磁性層と、該強磁性層上に積層された非磁性金属層を含んでいる請求項17記載の磁気抵抗ヘッド。
  19. 記録媒体の磁気信号を再生信号として検出する磁気抵抗ヘッドであって、
    第1電極端子と、
    該第1電極端子上に配置された磁区制御膜と、
    該磁区制御膜上に配置された磁気抵抗膜と、
    該磁気抵抗膜上に配置された第2電極端子と、
    前記磁気抵抗膜の媒体対向端部における電流磁界の方向が前記磁区制御膜による前記磁気抵抗膜におけるバイアス磁界の方向と同一方向となるように、前記第1及び第2電極端子を横切って前記磁気抵抗膜の膜面と垂直方向にセンス電流を流す手段と、
    を具備したことを特徴とする磁気抵抗ヘッド。
  20. 前記第1及び第2電極端子の少なくとも一方が磁気シールドを兼ねる請求項19記載の磁気抵抗ヘッド。
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