JPWO2004060070A1 - 魚の鱗取り機 - Google Patents
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Abstract
魚体(100)の表面に最初の水噴射ノズル列28からの圧力水20の噴射で鱗(102A)を垂直又はほぼ垂直に立ち上げ、すぐ次の水噴射ノズル列(30)からの圧力水の噴射で既に立ち上げられた同じ鱗(102A)を魚体100から剥離するが、これの水噴射ノズル列から鱗が取られるべき魚体の表面の変化に拘わらず魚体の表面に均一の水圧をかける水圧調節部(34)を有する。
Description
本発明は、魚を料理する前に、魚体の鱗を取るのに用いられる魚の鱗取り機に関し、特に多量の魚の鱗を連続して取るのに適合した魚の鱗取り機の改良に関するものである。
魚に水を噴射して多量の魚の鱗を連続的に取る種々の魚の鱗取り機が特開昭54−141297号公報、実公昭55−54315号公報、実開昭55−60788号公報、実公昭60−2780号公報、特開平4−228023号公報及び特開平5−49387号公報で提案されている。
この種の魚の鱗取り機は、一般に、機枠に取付けられ鱗取りされるべき魚体を挟んで搬送する上下のコンベヤ手段と、魚体がコンベヤ手段から露出した部分で魚体の鱗に向けて高圧の水を噴射する上下の水噴射手段とを備えている。上下の水噴射手段は、3〜25°の噴射角度で配置された1つ又は複数の噴射ノズルから成っており、複数の噴射ノズルを有する場合には、これらの噴射ノズルから噴射される水は、魚体の鱗にシャワー状に同時に吹き付けられる(実公昭60−2780号公報参照)。
上記の従来技術のうち、特開昭54−141297号公報、実公昭55−54315号公報、実開昭55−60788号公報及び実公昭60−2780号公報に記載されている技術では、各噴射ノズルからウオータナイフ状又はシャワー状に水を噴射して魚体から鱗を取るようにしているので、水圧を著しく大きくする必要があるが、水圧を大きくすると、魚肉の味が落ちる虞があり、また噴射ノズルの水圧を低くすると、鱗を完全に取り除くことができない欠点がある。
一方、特開平4−228023号公報及び特開平5−49387号公報は、本出願人が提案した技術を開示しており、この技術によれば、魚体の搬送につれて魚体の1つの同じ鱗に向けて2段以上の水をほぼ同じ方向から連続して噴射するので、最初の噴射で魚体の所定の1つの鱗が垂直又はほぼ垂直になり、それに続く次の噴射でこの同じ鱗が剥取られ、従って鱗に噴射すべき水圧が低くても魚体から鱗を有効に除去することができるので、魚肉の味を落とすことなく鱗を剥取ることができる。このように、低い水圧の複数の水噴射を同じ方向から連続して行なうと、鱗の剥取り作用は、高い水圧で一度に水を噴射して行なうのと同等となり、魚肉の味を維持しながら、鱗を有効に除去することができる。
上記の従来技術の中で、上下のコンベヤ手段の一方を水噴射手段(水噴射ノズル)と共に上下に位置調節することができる魚の鱗取り機があるが(特開平5−49387号公報参照)、これは、鱗取りすべき魚体の厚みに応じて一方のコンベヤ手段と水噴射手段とが位置調節されるので、すべての水噴射ノズルは、魚体を搬送するコンベヤの平坦な表面に対して魚体の全高さ(背から腹までの長さ)にわたって一定の位置にある。
しかし、鱗を除去すべき魚は、ヒラメのように、ほぼ扁平なものだけではなく、魚の上下方向(背から腹又はその逆の方向)に沿って厚みが変化する断面が湾曲している魚が多い。もし、水噴射手段とコンベヤの水平搬送面との間の距離が魚体の全高さで一定であると、1つの魚体の厚みが魚の上下方向で変化していると、魚体の表面に叩きつけられる水の圧力は、魚体の厚みの変化に応じて変化する。このため、鱗が除去される程度は、魚体の厚みの変化に応じて変化し、魚体の全表面に亘って、鱗を均一に除去することができない。
また、魚体の表面に水を噴射すべきノズルは、その開口から扇状に広がりながら水を噴射するが、この扇状の広がりを有する噴射水が魚体に当たる際の圧力は、扇の底面の中央では高いが、扇の底面の両側では低く、同じ水噴射ノズルから噴出する水の圧力は、魚体に当たる位置に応じて変化する。これも、鱗を均一に除去するのを妨げている。
本発明の1つの目的は、魚体の上下方向に厚みが変化していて表面が湾曲している魚でも全表面に渡って均一に鱗を取ることができる魚の鱗取り機を提供することにある。
本発明の他の目的は、水噴射ノズルから水が扇状に広がりながら噴射しても魚体の全表面にわたって均一に鱗を取ることができる魚の鱗取り機を提供することにある。
この種の魚の鱗取り機は、一般に、機枠に取付けられ鱗取りされるべき魚体を挟んで搬送する上下のコンベヤ手段と、魚体がコンベヤ手段から露出した部分で魚体の鱗に向けて高圧の水を噴射する上下の水噴射手段とを備えている。上下の水噴射手段は、3〜25°の噴射角度で配置された1つ又は複数の噴射ノズルから成っており、複数の噴射ノズルを有する場合には、これらの噴射ノズルから噴射される水は、魚体の鱗にシャワー状に同時に吹き付けられる(実公昭60−2780号公報参照)。
上記の従来技術のうち、特開昭54−141297号公報、実公昭55−54315号公報、実開昭55−60788号公報及び実公昭60−2780号公報に記載されている技術では、各噴射ノズルからウオータナイフ状又はシャワー状に水を噴射して魚体から鱗を取るようにしているので、水圧を著しく大きくする必要があるが、水圧を大きくすると、魚肉の味が落ちる虞があり、また噴射ノズルの水圧を低くすると、鱗を完全に取り除くことができない欠点がある。
一方、特開平4−228023号公報及び特開平5−49387号公報は、本出願人が提案した技術を開示しており、この技術によれば、魚体の搬送につれて魚体の1つの同じ鱗に向けて2段以上の水をほぼ同じ方向から連続して噴射するので、最初の噴射で魚体の所定の1つの鱗が垂直又はほぼ垂直になり、それに続く次の噴射でこの同じ鱗が剥取られ、従って鱗に噴射すべき水圧が低くても魚体から鱗を有効に除去することができるので、魚肉の味を落とすことなく鱗を剥取ることができる。このように、低い水圧の複数の水噴射を同じ方向から連続して行なうと、鱗の剥取り作用は、高い水圧で一度に水を噴射して行なうのと同等となり、魚肉の味を維持しながら、鱗を有効に除去することができる。
上記の従来技術の中で、上下のコンベヤ手段の一方を水噴射手段(水噴射ノズル)と共に上下に位置調節することができる魚の鱗取り機があるが(特開平5−49387号公報参照)、これは、鱗取りすべき魚体の厚みに応じて一方のコンベヤ手段と水噴射手段とが位置調節されるので、すべての水噴射ノズルは、魚体を搬送するコンベヤの平坦な表面に対して魚体の全高さ(背から腹までの長さ)にわたって一定の位置にある。
しかし、鱗を除去すべき魚は、ヒラメのように、ほぼ扁平なものだけではなく、魚の上下方向(背から腹又はその逆の方向)に沿って厚みが変化する断面が湾曲している魚が多い。もし、水噴射手段とコンベヤの水平搬送面との間の距離が魚体の全高さで一定であると、1つの魚体の厚みが魚の上下方向で変化していると、魚体の表面に叩きつけられる水の圧力は、魚体の厚みの変化に応じて変化する。このため、鱗が除去される程度は、魚体の厚みの変化に応じて変化し、魚体の全表面に亘って、鱗を均一に除去することができない。
また、魚体の表面に水を噴射すべきノズルは、その開口から扇状に広がりながら水を噴射するが、この扇状の広がりを有する噴射水が魚体に当たる際の圧力は、扇の底面の中央では高いが、扇の底面の両側では低く、同じ水噴射ノズルから噴出する水の圧力は、魚体に当たる位置に応じて変化する。これも、鱗を均一に除去するのを妨げている。
本発明の1つの目的は、魚体の上下方向に厚みが変化していて表面が湾曲している魚でも全表面に渡って均一に鱗を取ることができる魚の鱗取り機を提供することにある。
本発明の他の目的は、水噴射ノズルから水が扇状に広がりながら噴射しても魚体の全表面にわたって均一に鱗を取ることができる魚の鱗取り機を提供することにある。
本発明は、1つの面では、機枠に取付けられ鱗取りされるべき魚体を挟んで搬送する上下のコンベヤ手段と、このコンベヤ手段上の魚体の鱗に向けて高圧の水を噴射する水噴射手段とを備え、水噴射手段は、それぞれ魚体の搬送方向にずらせて相互に接近して配置されて魚体の搬送につれて魚の1つ又は複数の同じ鱗に2段以上の水をほぼ同じ方向から連続して噴射する2つ以上の水噴射ノズル列から成っている魚の鱗取り機であって、水噴射手段は、その複数の水噴射ノズル列から鱗が取られるべき魚体の表面の変化に拘わらず均一の水圧をかける水圧調節部を含むことを特徴とする魚の鱗取り機を提供する。
これらの水圧調節部は、(1)すべての水噴射ノズルから噴射される水が魚体の個々の表面で均一な圧力となるように水噴射ノズル毎に開口端から魚体の個々の表面に対する距離を一定にするか、(2)すべての水噴射ノズルから噴射される水が魚体の個々の表面で均一な圧力となるように水噴射ノズル毎に供給される水圧を調節して設定される。
このように、すべての噴射ノズルから噴射される水が魚体の個々の表面で均一な圧力となるように、水噴射ノズルの開口端から魚体の表面までの距離を調節するか、水噴射ノズル毎に水圧を調節すると、魚体の表面がその厚みの変化によって湾曲していても、すべての水噴射ノズルから魚体表面までの距離(噴射距離)が一定となって全表面にわたって同じ水圧がかかり、従って魚の鱗は、その湾曲の表面に拘わらず均一に除去される。
本発明は、他の面では、機枠に取付けられ鱗取りされるべき魚体を挟んで搬送する上下のコンベヤ手段と、このコンベヤ手段上の魚体の鱗に向けて高圧の水を噴射する水噴射手段とを備え、この水噴射手段はそれぞれ魚体の搬送方向にずらせて相互に接近して配置されて魚体の搬送につれて魚の1つ又は複数の同じ鱗に2段以上の水をほぼ同じ方向から連続して噴射する2つ以上の水噴射ノズル列から成っている魚の鱗取り機であって、水噴射手段は、その複数の水噴射ノズル列から鱗が取られるべき魚体の表面の変化に拘わらず均一の水圧をかける水圧調節部を含み、且つ2つ以上の水噴射ノズル列は、幅方向に相互にずらせて配置されていることを特徴とする魚の鱗取り機を提供する。
このように、魚体の同じ鱗に連続して水を噴射する2つ以上の水噴射ノズルを幅方向にずらすと、前方の水噴射ノズルからの噴射水の広がりの扇の中央で水が当たる魚体の表面部分は、次の後方の水噴射ノズルからの噴射水の広がりの扇のいずれかの端側で水が当たり、また逆に前方の水噴射ノズルからの噴射水の広がりの扇のいずれかの端側で水が当たる魚体の表面部分は、次の後方の水噴射ノズルからの噴射水の広がりの扇の中央で水が当たり、従って両方の水噴射ノズルから同じ鱗に当たる水の圧力は前後合わせて均一となり、鱗を均一に除去することができる。
これらの水圧調節部は、(1)すべての水噴射ノズルから噴射される水が魚体の個々の表面で均一な圧力となるように水噴射ノズル毎に開口端から魚体の個々の表面に対する距離を一定にするか、(2)すべての水噴射ノズルから噴射される水が魚体の個々の表面で均一な圧力となるように水噴射ノズル毎に供給される水圧を調節して設定される。
このように、すべての噴射ノズルから噴射される水が魚体の個々の表面で均一な圧力となるように、水噴射ノズルの開口端から魚体の表面までの距離を調節するか、水噴射ノズル毎に水圧を調節すると、魚体の表面がその厚みの変化によって湾曲していても、すべての水噴射ノズルから魚体表面までの距離(噴射距離)が一定となって全表面にわたって同じ水圧がかかり、従って魚の鱗は、その湾曲の表面に拘わらず均一に除去される。
本発明は、他の面では、機枠に取付けられ鱗取りされるべき魚体を挟んで搬送する上下のコンベヤ手段と、このコンベヤ手段上の魚体の鱗に向けて高圧の水を噴射する水噴射手段とを備え、この水噴射手段はそれぞれ魚体の搬送方向にずらせて相互に接近して配置されて魚体の搬送につれて魚の1つ又は複数の同じ鱗に2段以上の水をほぼ同じ方向から連続して噴射する2つ以上の水噴射ノズル列から成っている魚の鱗取り機であって、水噴射手段は、その複数の水噴射ノズル列から鱗が取られるべき魚体の表面の変化に拘わらず均一の水圧をかける水圧調節部を含み、且つ2つ以上の水噴射ノズル列は、幅方向に相互にずらせて配置されていることを特徴とする魚の鱗取り機を提供する。
このように、魚体の同じ鱗に連続して水を噴射する2つ以上の水噴射ノズルを幅方向にずらすと、前方の水噴射ノズルからの噴射水の広がりの扇の中央で水が当たる魚体の表面部分は、次の後方の水噴射ノズルからの噴射水の広がりの扇のいずれかの端側で水が当たり、また逆に前方の水噴射ノズルからの噴射水の広がりの扇のいずれかの端側で水が当たる魚体の表面部分は、次の後方の水噴射ノズルからの噴射水の広がりの扇の中央で水が当たり、従って両方の水噴射ノズルから同じ鱗に当たる水の圧力は前後合わせて均一となり、鱗を均一に除去することができる。
第1図は、本発明に係わる魚の鱗取り機の概略側面図、第2図は、表面が比較的扁平な魚の鱗を取る場合の使用状態の上方の主水噴射手段の拡大正面図、第3図は、第2図の水噴射手段の側面図、第4図は、表面が湾曲している魚の鱗を取る場合の上方の主水噴射手段の拡大正面図、第5図は、第4図の水噴射手段の側面図、第6図(A)(B)は、本発明の魚の鱗取り機で鱗が除去される状態を説明し、同図(A)は、最初の噴射ノズルからの水が噴射する直前の魚体の表面の拡大断面図、同図(B)は、次の噴射ノズルからの水が当たる直前の魚体の表面の拡大断面図、同図(C)は、同図(B)と同様であるが、最初の噴射ノズルからの水で魚肉の部分的なへこみも伴う伴う場合、次の噴射ノズルからの水が当たる直前の魚体の表面の拡大断面図、第7図は、上方の主水噴射手段の1つの水噴射ノズルの分解状態の拡大正面図、第8図は、1つの水噴射ノズルの長さを変えた状態を示し、同図(A)は最も短い(開口端が高い位置にある)水噴射ノズルの正面図、同図(B)は中間の長さの(開口端が中間位置にある)水噴射ノズルの正面図、同図(C)は最も長い(開口端が低い位置にある)水噴射ノズルの正面図、第9図は、長さの異なる前後の水噴射ノズルによって魚体の湾曲表面に水が均一な圧力で当たる状態を説明する側面図、第10図は、幅方向にずれた前後の水噴射ノズルによって魚体の湾曲表面に水が均一に当たる状態を説明する概略正面図、第11図は、本発明の異なる実施の形態による主水噴射手段の概略正面図、第12図は、本発明の更に異なる実施の形態による主水噴射手段の概略系統図である。
次に、本発明の具体的な実施の形態を図面を参照して詳細に説明すると、本発明に係わる魚の鱗取り機の全体が第1図及び第2図に示されており、この鱗取り機10は、キャスタ12を有する機枠14と、この機枠14の水平枠14HFに支持されて鱗取りされるべき魚体100(図9参照)を挟んで搬送する上下のコンベヤ手段16、16’と、これらの上下のコンベヤ手段16、16’の切れた部分18、18’で魚体100の左右側面から鱗102に向けて高圧の水20を噴射する上下の水噴射手段22、22’とを備えている。
図示の実施例では、上下の主たる水噴射手段22,22‘のほかに、左右側方(コンベヤ16,16’の進行方向の左右側方)にある上下の補助水噴射手段122、122’も備えており、これらの補助水噴射手段122、122‘は、主水噴射手段22、22’のみでは鱗102を充分に除去することができない魚体100の背や腹の鱗102を除去する働きを有する。これらの補助水噴射手段122、122‘は、魚体100の厚みが比較的小さいくコンベヤ手段16、16’の後述するコンベヤから間隔をあけている背及び腹に対応しているので、上下のコンベヤ手段16、16’の切れた部分18、18‘以外の位置に配置することができる。
上下のコンベヤ手段16、16’は、第1図から解るように、それぞれ前後の2つのコンベヤ16A、16B及び16’A及び16’Bから成っており、切れた部分18,18‘は、これらの前後のコンベヤ16Aと16B及び16’Aと16’Bとの間に形成されてこれら切れた部分18,18’で魚体100の鱗102が露出するようにしている。図示のように、これらの上下の切れた部分18、18’は、前後にずらせているのが好ましい。
これらのコンベヤ16A、14B、16’A、16’Bは、プーリとネット状ベルト又はスプロケットとチェーンとから成っていてもよい。いずれの場合も、ベルト及びチェーンは、魚体を傷めることがないような柔軟な材料から作られるのが好ましい。これらのコンベヤ16A、16B、16‘A、16’B、は、第1図に示すように、機枠14に搭載されたモータ24から減速機26及び図示しない伝導機構を介して駆動される。
図示していないが、上下のコンベヤ手段16、16‘は、これらの間に挟まれて搬送されるべき魚体の肉厚に応じて相互に上下の間隔を調節することができる間隔調節機構を備えることができ、また魚体のわずかな肉厚の変化に追従することができるようにコンベヤ手段16、16‘の各コンベヤ16A、16B、16’A、16‘Bの少なくとも魚体接触面を弾性的に押し付ける弾性接触手段を設けることが好ましい。
上下の主水噴射手段22、22’は、第1図、第3図及び第5図に示すように、それぞれ魚体100の搬送方向(第1図、第3図及び第5図の右方向から左方向)にずらせて相互に接近して配置されて魚体100の1つ又は隣り合う複数の同じ鱗に2段以上での圧力水20をほぼ同じ方向から連続して噴射する2つ以上の前後の水噴射ノズル列28、30から成っている。
これらの前後の水噴射ノズル列28、30の各々は、第2図及び第4図に示すように、コンベヤの幅方向に並べて配置されてウオータナイフ状に圧力水20を噴射するスリット状噴射孔32aをそれぞれ有する複数の水噴射ノズル32から成っている。
これらの水噴射ノズル列28、30は、その噴射角度が20〜75°、好ましくは、45°〜60°となるように配置され、また、この水噴射ノズル列28、30に供給される水の圧力は、ノズル開口端から魚体100の表面までの設定距離によって異なるが、例えば、この設定距離が10cmであるとすると、水圧は、17−18Kg/cm2に設定されるが、この水圧は、水噴射ノズルの開口端から魚体までの距離のほかに、魚の種類、すなわち、鱗の硬さ、鱗のめくれ易さなどの条件に応じて異なる。
本発明の魚の鱗取り機10は、上下の主水噴射手段22、22‘の複数の水噴射ノズル列28、30から鱗102が取られるべき魚体100の表面の変化に拘わらず均一の水圧をかける水圧調節部34を含んでいる。
水圧調節部34の1つの例が第2図及び第4図に示されており、この水圧調節部34は、各水噴射ノズル列28、30のすべての噴射ノズル32から噴射される圧力水20が魚体100の個々の表面で均一な圧力となるように水噴射ノズル32毎に開口端から魚体の個々の表面に対する距離(噴射距離)を一定にして設定する。このため、予め種々の長さの水噴射ノズル32を用意し、第2図乃至第5図、第7図及び第8図に示すように、これらの水噴射ノズル32は、上方の水噴射手段22では、機枠14上の取付けブラケット14Bに、また下方の水噴射手段22‘では導水管39に、それぞれカップラ36を介して選択的に着脱自在に取付けることができるようにしている。
前段の水噴射ノズル列28からの噴射水によって魚体100に当たる際の水の圧力と後段の水噴射ノズル列30からの噴射水によって魚体に当たる際の水の圧力とは、第2図及び第3図の例では同じとなるが、第4図及び第5図に示すように、水噴射ノズル列28、30の対応する水噴射ノズル28Aと30A、28Bと30B―――の開口端から魚体までの距離を異ならせて、前段の水噴射ノズル列28から魚体に当たる際の水の圧力と後段の水噴射ノズル列30から魚体に当たる際の水の圧力とを異ならせてもよい。
また、第2図、第4図及び第10図から解るように、2つ以上の水噴射ノズル列28、30は、その個々の水噴射ノズル32を幅方向に相互にずらせて配置されている。更に詳細に述べると、各水噴射ノズル28、30の隣り合う水噴射ノズル32の間隔は同じであるが、正面から見たときに、前方の水噴射ノズル列28の第1の水噴射ノズル28A、後方の水噴射ノズル列30の第1の水噴射ノズル30A、前方の水噴射ノズル28B、後方の水噴射ノズル30B、前方の水噴射ノズル28C、後方の水噴射ノズル30Cと順次交互に並んでおり、且つこれらの水噴射ノズル28A、30A、28B、30B、28C、30Cの幅方向の間隔は一定となっている。
上方の水噴射手段22の水噴射ノズル列28、30の個々の水噴射ノズル28A乃至28C、30A乃至30Cは、それぞれのホース38を介して導水管39に接続され、この導水管39は、図示しない圧力水供給源に接続されている。下方の水噴射手段22‘の水噴射ノズル列28、30は、導水管39に直接接続してこの導水管に取り付けられている。
左右側方の補助水噴射手段122、122‘の詳細は、図示していないが、これらも、主水噴射手段22、22’と同様に、その水噴射ノズル列128、130の各水噴射ノズルをその開口端から魚体の表面までの距離に応じて突出長さを変化させ、また前段の水噴射ノズルと後段の水噴射ノズルとを幅方向にずらせている。第1図の例では、水噴射ノズル列128、130は、下方の主水噴射手段22‘と同様に、前後の導水管139、139に直接接続されてこれらの導水管にそれぞれ取り付けられているが、上方の主水噴射手段22と同様に、ブラケットに取り付けて導水管139、139からホースを介して接続してもよい。
機枠12上には、下方のコンベヤ手段16‘の下方に位置するシュート40が設けられ、このシュート40は、魚体100から剥された鱗102を水20と共に受け取る。また、このシュート40の出口40aの下に網篭42を有する水受け44が設置されている。従って、水20は、網篭42で鱗が除去された後、水受け44から導管46を経て下水に流すことができる。
次に、本発明の魚の鱗取り機10の使用状態と動作を第2図乃至第5図と第6図を参照して詳細に述べる。
まず、鱗102を取るべき魚体100の形状に応じて上下の主水噴射手段22、22‘の前後の水噴射ノズル列28、30の幅方向の突出長さを設定する。例えば、魚体100がヒラメ、カレイ等のように比較的扁平で表面の変化がほとんどない場合には、第2図及び第3図に示すように、水噴射ノズル列28,30の幅方向に並んでいるすべての水噴射ノズル28A乃至28Cの下端位置及び水噴射ノズル30A乃至30Cの上端位置を同じとする。魚体100の肉厚の変化が少なく表面の湾曲がないので、同じ上端又は下端位置(高さ位置)ですべての水噴射ノズル28A乃至28C及び30A乃至30Cの開口端から魚体100の表面までの距離が一定となる。
一方、魚体100がハマチ、鮭等のように肉厚が上下方向(背から腹又はその逆の方向)に変化して上下の中間で最も高く上下に向けて次第に厚みが小さくなって表面が湾曲している場合には、第4図及び第5図に示すように、水噴射ノズル列28、30の幅方向に並んでいる水噴射ノズル28A乃至28C及び30A乃至30Cのうち中間の水噴射ノズル28B、30Bが最も短く、従って魚体100から離れるように外側に引っ込んでおり、一方、両側の水噴射ノズル28A、28C及び30A、30Cは、水噴射ノズル28B、30Bよりも魚体100に向けて突出させて、第9図に示すように、すべての水噴射ノズル28A乃至28C及び30A乃至30Cの開口端から魚体100の表面までの距離(噴射距離)が一定となるように設定する。
上下の水噴射手段18、18‘の水圧調節部34をこのように設定した状態で、第9図に示すように、鱗取りすべき魚体100を頭が先になるようにして上下のコンベヤ手段16、16’のコンベヤ16A、16Bの間に送り込むと、魚体100は、これらのコンベヤ16A、16Bの間を搬送され、まず、コンベヤの切れた部分18で魚体100の上側の面が露出する。
上側のコンベヤ手段16の切れた部分18で表面が露出する魚体100には、第6図(A)に示すように、上下の主水噴射手段22、22’で魚体100の搬送方向にずらせて相互に接近して配置された2つの水噴射ノズル列28、30のうち、先ず、最初の水噴射ノズル列28から噴射される水20Aが鱗102Aに向けて噴射され、その結果、第6図(B)に示すように、魚体100上の1つの鱗102Aをめくって立ち上げる。魚肉が軟らかい場合には、第6図(C)に示すように、鱗102Aのめくれと共に魚体100の肉104のへこみも加わってこの1つの鱗102Aが垂直又はほぼ垂直に立てられる。
この状態で魚体100がコンベヤ手段16、16‘によって第1図の左方向に搬送されると、すぐ次の水噴射ノズル列30からほぼ同じ方向で噴射される水20Bによって前の噴射水20Aによって立ち上げられた同じ鱗102Aの立っている部分に後ろから水圧がかかるので、第6図(C)に示すように、この立ち上げられた鱗102Aが剥される。このようにして、魚体100の鱗102Aが魚体100の本体から確実に除去される。魚体100の多数の鱗102B、102C―――は、搬送方向に順次並べて形成されているので、これらの鱗102B、102C―――も魚体100の搬送につれて順次同様の方法で剥取られる。なお、噴射水20A、20Bは、実際には、1つの鱗102Aだけではなく、その前後の鱗にも圧力をかけることがあり、従って複数の鱗が同時に立ち上げられ、剥がされることがある。
特に注目すべきことであるが、このように1つ又は複数の同じ鱗102A、102B、102C―――は、2段で連続して噴射される水20によって剥されるので、水圧は17〜18Kg/cm2(この値は、一例であり、先にも述べたように、鱗の硬さ、めくれ易さによって異なる)と低くても高い水圧で水を噴射するのと同等の作用を有し、従って低い水圧で魚肉の味を落とすことなく、魚の鱗を除去することができる。
また、魚体100が扁平な場合はもちろん、魚体100が湾曲した表面を有していても、水圧調節部34によって各水噴射ノズル28A乃至28C、30A乃至30Cの開口端から魚体100の表面までの距離(噴射距離)をほぼ一定に設定することができるので、魚体100の全表面にわたって同じ水圧がかかり、従って魚の鱗は湾曲の表面に拘わらず均一に除去することができることが解る。
第1図に示すように、主水噴射手段22、22‘と共に、左右の補助水噴射手段122、122’も備えている場合にも、これらの補助水噴射手段122、122‘の各水噴射ノズル列毎にその水噴射ノズルの開口端と魚体表面との距離(噴射距離)を一定にするように各水噴射ノズルの長さを調節し、同様にして、魚体100の背、腹の鱗を均一に除去することができる。
更に、第2図、第4図及び第10図に示すように、2つの水噴射ノズル列28、30の各水噴射ノズル28A、28B、28Cと30A、30B、30Cとが正面から見て交互に現われるように幅方向にずらしているので、前方の水噴射ノズル列28の1つの水噴射ノズル、例えば28Bからの広がりの扇20AFの中央で最も高い水圧の水20が当たる魚体100の表面部分100Pは、次の後方の水噴射ノズル列30の両隣の水噴射ノズル、例えば30Aからの広がりの扇20BFの左側及び30Bからの広がりの扇20BFの右側で最も低い水圧の水が当たる。逆に、前方の水噴射ノズル列28の1つの水噴射ノズル28Bからの広がりの扇20AFの右側で最も低い水圧で水が当たる魚の表面部分100P‘は、次の後方の水噴射ノズル列30の水噴射ノズル30Aからの広がりの扇20BFの中央で最も高い水圧の水が当たる。従って、両方の水噴射ノズル列28、30から同じ鱗に当たる水の圧力は、前後合わせて均一となり、鱗を均一に除去することができることが解る。もし、前後の水噴射ノズル列28、30の各水噴射ノズルが前後に整列していると、魚体100の幅方向に常に高い水圧が当たる部分と常に低い水圧が当たる部分とが生じて鱗を不均一に除去することになり、鱗の取りそこないが生ずるおそれがある。
尚、上記実施の形態では、水噴射ノズル列は、2列としたが、魚の同じ鱗に連続して水を噴射するように位置を設定することを条件にして3列又はそれ以上とすることができ、このようにすると、水圧を更に下げることができるので好ましい。
本発明の他の実施の形態による魚の鱗取り機が第11図に示され、この魚の鱗取り機では、上下の水噴射手段22(又は22‘)の各水噴射ノズル列28(30は図示せず)の水圧調節部34が幅方向に予め湾曲した水供給管48を含み、複数の水噴射ノズル28A乃至28C(又は30A乃至30C)をこの水供給管48の右端、中央、左端にそれぞれ接続してすべての水噴射ノズル28A乃至28C(又は30A乃至30C)の開口端から湾曲した表面を有する魚体100の表面との距離(噴射距離)を一定にしている。この実施例では、魚体100の形状に応じて予め湾曲した種々の水供給管を用意して、鱗取りすべき魚体100に応じて相応する適宜の水供給管をブラケット14B(又は他の適宜の取り付け部材)に交換可能に取付けて水圧を調節する。図示していないが、補助水噴射手段を有する場合に、その水噴射ノズルも同様にして噴射距離(開口端から魚体表面までの距離)を設定することができる。
この第11図の実施の形態による魚の鱗取り機も第4図の実施の形態と全く同様にして魚の鱗を表面形状の変化に拘わらず均一に除去することができる。魚がひらめのように扁平である場合には、水供給管48は、湾曲していないで直線状のものが選択される。
なお、この実施の形態では、各水噴射ノズル列毎に各1つのホース38を介して図示しない圧力水供給源に接続される。
本発明の更に他の実施の形態による魚の鱗取り機が第12図に示され、この鱗取り機では、各水噴射ノズル列28(又は30)のすべての水噴射ノズル28A乃至28Cは、同じ高さ位置に固定され、水圧調節部34は、それぞれの水噴射ノズル28A乃至28Cと圧力水供給源52との間にそれぞれ別々に接続された水圧調節弁50A乃至50Cから成っている。この水圧調節部34は、すべての噴射ノズルから噴射される水が魚体100の個々の表面で均一な圧力で当たるように、鱗取りすべき魚体100の形状に合わせて水噴射ノズル28A乃至28Cと魚体100の表面との間の距離に応じて水圧を調節する。
更に詳細に述べると、水噴射ノズル28A、28Cと魚体100の対応する表面との間の距離が大きいので、水圧調節弁50A、50Cは出力水圧値を大きく設定し、水噴射ノズル28Bと魚体100の対応する表面との間の距離が小さいので、水圧調節弁50Bは出力水圧値を小さく設定する。
このように、すべての水噴射ノズルから噴射される水が魚体100の個々の表面で均一の圧力で当たるように水噴射ノズル毎に水圧を調節すると、魚体100の表面がその厚みの変化によって湾曲していても、全表面にわたって同じ水圧がかかり、従って魚の鱗は湾曲の表面に拘わらず均一に除去することができる。
第11図及び第12図の実施の形態でも、前後の水噴射ノズル列28、30(30は図示せず)は、第10図を参照して説明したように、水噴射ノズルを幅方向にずらせて噴射される水の広がりに基づく魚体の表面に当たる水圧が不均一になるのを防止するのが望ましい。また、図示していない補助水噴射手段を有する場合に、その水噴射ノズルも同様にして体表面に当たる圧力が一定となるように噴射圧力を設定することができる。
図示の実施例では、上下の主たる水噴射手段22,22‘のほかに、左右側方(コンベヤ16,16’の進行方向の左右側方)にある上下の補助水噴射手段122、122’も備えており、これらの補助水噴射手段122、122‘は、主水噴射手段22、22’のみでは鱗102を充分に除去することができない魚体100の背や腹の鱗102を除去する働きを有する。これらの補助水噴射手段122、122‘は、魚体100の厚みが比較的小さいくコンベヤ手段16、16’の後述するコンベヤから間隔をあけている背及び腹に対応しているので、上下のコンベヤ手段16、16’の切れた部分18、18‘以外の位置に配置することができる。
上下のコンベヤ手段16、16’は、第1図から解るように、それぞれ前後の2つのコンベヤ16A、16B及び16’A及び16’Bから成っており、切れた部分18,18‘は、これらの前後のコンベヤ16Aと16B及び16’Aと16’Bとの間に形成されてこれら切れた部分18,18’で魚体100の鱗102が露出するようにしている。図示のように、これらの上下の切れた部分18、18’は、前後にずらせているのが好ましい。
これらのコンベヤ16A、14B、16’A、16’Bは、プーリとネット状ベルト又はスプロケットとチェーンとから成っていてもよい。いずれの場合も、ベルト及びチェーンは、魚体を傷めることがないような柔軟な材料から作られるのが好ましい。これらのコンベヤ16A、16B、16‘A、16’B、は、第1図に示すように、機枠14に搭載されたモータ24から減速機26及び図示しない伝導機構を介して駆動される。
図示していないが、上下のコンベヤ手段16、16‘は、これらの間に挟まれて搬送されるべき魚体の肉厚に応じて相互に上下の間隔を調節することができる間隔調節機構を備えることができ、また魚体のわずかな肉厚の変化に追従することができるようにコンベヤ手段16、16‘の各コンベヤ16A、16B、16’A、16‘Bの少なくとも魚体接触面を弾性的に押し付ける弾性接触手段を設けることが好ましい。
上下の主水噴射手段22、22’は、第1図、第3図及び第5図に示すように、それぞれ魚体100の搬送方向(第1図、第3図及び第5図の右方向から左方向)にずらせて相互に接近して配置されて魚体100の1つ又は隣り合う複数の同じ鱗に2段以上での圧力水20をほぼ同じ方向から連続して噴射する2つ以上の前後の水噴射ノズル列28、30から成っている。
これらの前後の水噴射ノズル列28、30の各々は、第2図及び第4図に示すように、コンベヤの幅方向に並べて配置されてウオータナイフ状に圧力水20を噴射するスリット状噴射孔32aをそれぞれ有する複数の水噴射ノズル32から成っている。
これらの水噴射ノズル列28、30は、その噴射角度が20〜75°、好ましくは、45°〜60°となるように配置され、また、この水噴射ノズル列28、30に供給される水の圧力は、ノズル開口端から魚体100の表面までの設定距離によって異なるが、例えば、この設定距離が10cmであるとすると、水圧は、17−18Kg/cm2に設定されるが、この水圧は、水噴射ノズルの開口端から魚体までの距離のほかに、魚の種類、すなわち、鱗の硬さ、鱗のめくれ易さなどの条件に応じて異なる。
本発明の魚の鱗取り機10は、上下の主水噴射手段22、22‘の複数の水噴射ノズル列28、30から鱗102が取られるべき魚体100の表面の変化に拘わらず均一の水圧をかける水圧調節部34を含んでいる。
水圧調節部34の1つの例が第2図及び第4図に示されており、この水圧調節部34は、各水噴射ノズル列28、30のすべての噴射ノズル32から噴射される圧力水20が魚体100の個々の表面で均一な圧力となるように水噴射ノズル32毎に開口端から魚体の個々の表面に対する距離(噴射距離)を一定にして設定する。このため、予め種々の長さの水噴射ノズル32を用意し、第2図乃至第5図、第7図及び第8図に示すように、これらの水噴射ノズル32は、上方の水噴射手段22では、機枠14上の取付けブラケット14Bに、また下方の水噴射手段22‘では導水管39に、それぞれカップラ36を介して選択的に着脱自在に取付けることができるようにしている。
前段の水噴射ノズル列28からの噴射水によって魚体100に当たる際の水の圧力と後段の水噴射ノズル列30からの噴射水によって魚体に当たる際の水の圧力とは、第2図及び第3図の例では同じとなるが、第4図及び第5図に示すように、水噴射ノズル列28、30の対応する水噴射ノズル28Aと30A、28Bと30B―――の開口端から魚体までの距離を異ならせて、前段の水噴射ノズル列28から魚体に当たる際の水の圧力と後段の水噴射ノズル列30から魚体に当たる際の水の圧力とを異ならせてもよい。
また、第2図、第4図及び第10図から解るように、2つ以上の水噴射ノズル列28、30は、その個々の水噴射ノズル32を幅方向に相互にずらせて配置されている。更に詳細に述べると、各水噴射ノズル28、30の隣り合う水噴射ノズル32の間隔は同じであるが、正面から見たときに、前方の水噴射ノズル列28の第1の水噴射ノズル28A、後方の水噴射ノズル列30の第1の水噴射ノズル30A、前方の水噴射ノズル28B、後方の水噴射ノズル30B、前方の水噴射ノズル28C、後方の水噴射ノズル30Cと順次交互に並んでおり、且つこれらの水噴射ノズル28A、30A、28B、30B、28C、30Cの幅方向の間隔は一定となっている。
上方の水噴射手段22の水噴射ノズル列28、30の個々の水噴射ノズル28A乃至28C、30A乃至30Cは、それぞれのホース38を介して導水管39に接続され、この導水管39は、図示しない圧力水供給源に接続されている。下方の水噴射手段22‘の水噴射ノズル列28、30は、導水管39に直接接続してこの導水管に取り付けられている。
左右側方の補助水噴射手段122、122‘の詳細は、図示していないが、これらも、主水噴射手段22、22’と同様に、その水噴射ノズル列128、130の各水噴射ノズルをその開口端から魚体の表面までの距離に応じて突出長さを変化させ、また前段の水噴射ノズルと後段の水噴射ノズルとを幅方向にずらせている。第1図の例では、水噴射ノズル列128、130は、下方の主水噴射手段22‘と同様に、前後の導水管139、139に直接接続されてこれらの導水管にそれぞれ取り付けられているが、上方の主水噴射手段22と同様に、ブラケットに取り付けて導水管139、139からホースを介して接続してもよい。
機枠12上には、下方のコンベヤ手段16‘の下方に位置するシュート40が設けられ、このシュート40は、魚体100から剥された鱗102を水20と共に受け取る。また、このシュート40の出口40aの下に網篭42を有する水受け44が設置されている。従って、水20は、網篭42で鱗が除去された後、水受け44から導管46を経て下水に流すことができる。
次に、本発明の魚の鱗取り機10の使用状態と動作を第2図乃至第5図と第6図を参照して詳細に述べる。
まず、鱗102を取るべき魚体100の形状に応じて上下の主水噴射手段22、22‘の前後の水噴射ノズル列28、30の幅方向の突出長さを設定する。例えば、魚体100がヒラメ、カレイ等のように比較的扁平で表面の変化がほとんどない場合には、第2図及び第3図に示すように、水噴射ノズル列28,30の幅方向に並んでいるすべての水噴射ノズル28A乃至28Cの下端位置及び水噴射ノズル30A乃至30Cの上端位置を同じとする。魚体100の肉厚の変化が少なく表面の湾曲がないので、同じ上端又は下端位置(高さ位置)ですべての水噴射ノズル28A乃至28C及び30A乃至30Cの開口端から魚体100の表面までの距離が一定となる。
一方、魚体100がハマチ、鮭等のように肉厚が上下方向(背から腹又はその逆の方向)に変化して上下の中間で最も高く上下に向けて次第に厚みが小さくなって表面が湾曲している場合には、第4図及び第5図に示すように、水噴射ノズル列28、30の幅方向に並んでいる水噴射ノズル28A乃至28C及び30A乃至30Cのうち中間の水噴射ノズル28B、30Bが最も短く、従って魚体100から離れるように外側に引っ込んでおり、一方、両側の水噴射ノズル28A、28C及び30A、30Cは、水噴射ノズル28B、30Bよりも魚体100に向けて突出させて、第9図に示すように、すべての水噴射ノズル28A乃至28C及び30A乃至30Cの開口端から魚体100の表面までの距離(噴射距離)が一定となるように設定する。
上下の水噴射手段18、18‘の水圧調節部34をこのように設定した状態で、第9図に示すように、鱗取りすべき魚体100を頭が先になるようにして上下のコンベヤ手段16、16’のコンベヤ16A、16Bの間に送り込むと、魚体100は、これらのコンベヤ16A、16Bの間を搬送され、まず、コンベヤの切れた部分18で魚体100の上側の面が露出する。
上側のコンベヤ手段16の切れた部分18で表面が露出する魚体100には、第6図(A)に示すように、上下の主水噴射手段22、22’で魚体100の搬送方向にずらせて相互に接近して配置された2つの水噴射ノズル列28、30のうち、先ず、最初の水噴射ノズル列28から噴射される水20Aが鱗102Aに向けて噴射され、その結果、第6図(B)に示すように、魚体100上の1つの鱗102Aをめくって立ち上げる。魚肉が軟らかい場合には、第6図(C)に示すように、鱗102Aのめくれと共に魚体100の肉104のへこみも加わってこの1つの鱗102Aが垂直又はほぼ垂直に立てられる。
この状態で魚体100がコンベヤ手段16、16‘によって第1図の左方向に搬送されると、すぐ次の水噴射ノズル列30からほぼ同じ方向で噴射される水20Bによって前の噴射水20Aによって立ち上げられた同じ鱗102Aの立っている部分に後ろから水圧がかかるので、第6図(C)に示すように、この立ち上げられた鱗102Aが剥される。このようにして、魚体100の鱗102Aが魚体100の本体から確実に除去される。魚体100の多数の鱗102B、102C―――は、搬送方向に順次並べて形成されているので、これらの鱗102B、102C―――も魚体100の搬送につれて順次同様の方法で剥取られる。なお、噴射水20A、20Bは、実際には、1つの鱗102Aだけではなく、その前後の鱗にも圧力をかけることがあり、従って複数の鱗が同時に立ち上げられ、剥がされることがある。
特に注目すべきことであるが、このように1つ又は複数の同じ鱗102A、102B、102C―――は、2段で連続して噴射される水20によって剥されるので、水圧は17〜18Kg/cm2(この値は、一例であり、先にも述べたように、鱗の硬さ、めくれ易さによって異なる)と低くても高い水圧で水を噴射するのと同等の作用を有し、従って低い水圧で魚肉の味を落とすことなく、魚の鱗を除去することができる。
また、魚体100が扁平な場合はもちろん、魚体100が湾曲した表面を有していても、水圧調節部34によって各水噴射ノズル28A乃至28C、30A乃至30Cの開口端から魚体100の表面までの距離(噴射距離)をほぼ一定に設定することができるので、魚体100の全表面にわたって同じ水圧がかかり、従って魚の鱗は湾曲の表面に拘わらず均一に除去することができることが解る。
第1図に示すように、主水噴射手段22、22‘と共に、左右の補助水噴射手段122、122’も備えている場合にも、これらの補助水噴射手段122、122‘の各水噴射ノズル列毎にその水噴射ノズルの開口端と魚体表面との距離(噴射距離)を一定にするように各水噴射ノズルの長さを調節し、同様にして、魚体100の背、腹の鱗を均一に除去することができる。
更に、第2図、第4図及び第10図に示すように、2つの水噴射ノズル列28、30の各水噴射ノズル28A、28B、28Cと30A、30B、30Cとが正面から見て交互に現われるように幅方向にずらしているので、前方の水噴射ノズル列28の1つの水噴射ノズル、例えば28Bからの広がりの扇20AFの中央で最も高い水圧の水20が当たる魚体100の表面部分100Pは、次の後方の水噴射ノズル列30の両隣の水噴射ノズル、例えば30Aからの広がりの扇20BFの左側及び30Bからの広がりの扇20BFの右側で最も低い水圧の水が当たる。逆に、前方の水噴射ノズル列28の1つの水噴射ノズル28Bからの広がりの扇20AFの右側で最も低い水圧で水が当たる魚の表面部分100P‘は、次の後方の水噴射ノズル列30の水噴射ノズル30Aからの広がりの扇20BFの中央で最も高い水圧の水が当たる。従って、両方の水噴射ノズル列28、30から同じ鱗に当たる水の圧力は、前後合わせて均一となり、鱗を均一に除去することができることが解る。もし、前後の水噴射ノズル列28、30の各水噴射ノズルが前後に整列していると、魚体100の幅方向に常に高い水圧が当たる部分と常に低い水圧が当たる部分とが生じて鱗を不均一に除去することになり、鱗の取りそこないが生ずるおそれがある。
尚、上記実施の形態では、水噴射ノズル列は、2列としたが、魚の同じ鱗に連続して水を噴射するように位置を設定することを条件にして3列又はそれ以上とすることができ、このようにすると、水圧を更に下げることができるので好ましい。
本発明の他の実施の形態による魚の鱗取り機が第11図に示され、この魚の鱗取り機では、上下の水噴射手段22(又は22‘)の各水噴射ノズル列28(30は図示せず)の水圧調節部34が幅方向に予め湾曲した水供給管48を含み、複数の水噴射ノズル28A乃至28C(又は30A乃至30C)をこの水供給管48の右端、中央、左端にそれぞれ接続してすべての水噴射ノズル28A乃至28C(又は30A乃至30C)の開口端から湾曲した表面を有する魚体100の表面との距離(噴射距離)を一定にしている。この実施例では、魚体100の形状に応じて予め湾曲した種々の水供給管を用意して、鱗取りすべき魚体100に応じて相応する適宜の水供給管をブラケット14B(又は他の適宜の取り付け部材)に交換可能に取付けて水圧を調節する。図示していないが、補助水噴射手段を有する場合に、その水噴射ノズルも同様にして噴射距離(開口端から魚体表面までの距離)を設定することができる。
この第11図の実施の形態による魚の鱗取り機も第4図の実施の形態と全く同様にして魚の鱗を表面形状の変化に拘わらず均一に除去することができる。魚がひらめのように扁平である場合には、水供給管48は、湾曲していないで直線状のものが選択される。
なお、この実施の形態では、各水噴射ノズル列毎に各1つのホース38を介して図示しない圧力水供給源に接続される。
本発明の更に他の実施の形態による魚の鱗取り機が第12図に示され、この鱗取り機では、各水噴射ノズル列28(又は30)のすべての水噴射ノズル28A乃至28Cは、同じ高さ位置に固定され、水圧調節部34は、それぞれの水噴射ノズル28A乃至28Cと圧力水供給源52との間にそれぞれ別々に接続された水圧調節弁50A乃至50Cから成っている。この水圧調節部34は、すべての噴射ノズルから噴射される水が魚体100の個々の表面で均一な圧力で当たるように、鱗取りすべき魚体100の形状に合わせて水噴射ノズル28A乃至28Cと魚体100の表面との間の距離に応じて水圧を調節する。
更に詳細に述べると、水噴射ノズル28A、28Cと魚体100の対応する表面との間の距離が大きいので、水圧調節弁50A、50Cは出力水圧値を大きく設定し、水噴射ノズル28Bと魚体100の対応する表面との間の距離が小さいので、水圧調節弁50Bは出力水圧値を小さく設定する。
このように、すべての水噴射ノズルから噴射される水が魚体100の個々の表面で均一の圧力で当たるように水噴射ノズル毎に水圧を調節すると、魚体100の表面がその厚みの変化によって湾曲していても、全表面にわたって同じ水圧がかかり、従って魚の鱗は湾曲の表面に拘わらず均一に除去することができる。
第11図及び第12図の実施の形態でも、前後の水噴射ノズル列28、30(30は図示せず)は、第10図を参照して説明したように、水噴射ノズルを幅方向にずらせて噴射される水の広がりに基づく魚体の表面に当たる水圧が不均一になるのを防止するのが望ましい。また、図示していない補助水噴射手段を有する場合に、その水噴射ノズルも同様にして体表面に当たる圧力が一定となるように噴射圧力を設定することができる。
以上のように、本発明に係わる魚の鱗取り機は、ヒラメ等のように扁平な魚やハマチ等のように丸みを有する魚のいずれにも全面にわたって均一に鱗を除去するのに有効に利用することができる。
Claims (9)
- 機枠(14)に取付けられ鱗取りされるべき魚を挟んで搬送する上下のコンベヤ手段(16、16‘)と、前記上下のコンベヤ手段上の魚体100の鱗102に向けて高圧の水を噴射する水噴射手段(22及び/又は22’)とを備え、前記水噴射手段は、それぞれ魚体の搬送方向にずらせて相互に接近して配置されて魚体の搬送につれて魚の1つ又は複数の同じ鱗に2段以上の水をほぼ同じ方向から連続して噴射する2つ以上の水噴射ノズル列(28、30)から成っている魚の鱗取り機であって、前記水噴射手段は、その複数の水噴射ノズル列から鱗が取られるべき魚体の表面の変化に拘わらず前記魚体の表面に均一の水圧をかける水圧調節部(34)を含む魚の鱗取り機。
- 機枠に取付けられ鱗取りされるべき魚を挟んで搬送する上下のコンベヤ手段(16、16‘)と、前記上下のコンベヤ手段上の魚体(100)の鱗(102)に向けて高圧の水を噴射する水噴射手段(22及び/又は22’)とを備え、前記の水噴射手段は、それぞれ魚体の搬送方向にずらせて相互に接近して配置されて魚体の搬送につれて魚体の1つ又は複数の同じ鱗に2段以上の水をほぼ同じ方向から連続して噴射する2つ以上の水噴射ノズル列(28、30)から成っている魚の鱗取り機であって、前記水噴射手段は、その複数の水噴射ノズル列から鱗が取られるべき魚体の表面の変化に拘わらず前記魚体の表面に均一の水圧をかける水圧調節部(34)を含み、且つ2つ以上の水噴射ノズル列は、幅方向に交互にずらせて配置されている魚の鱗取り機。
- 請求の範囲1又は2に記載の魚の鱗取り機であって、前記水噴射手段は、魚の両側に対応する位置にある上下の主水噴射手段と、魚の背及び/又は腹に対応する位置にある上下の補助水噴射手段とを含む魚の鱗取り機。
- 請求の範囲1乃至3のいずれかに記載の魚の鱗取り機であって、前記水噴射手段の前後の水噴射ノズル列から噴射される水が魚体にあたる際の圧力は相互に異なる魚の鱗取り機。
- 請求の範囲1乃至4のいずれかに記載の魚の鱗取り機であって、前記水圧調節部は、すべての噴射ノズルから噴射される圧力水が魚体の個々の表面で均一の圧力となるように水噴射ノズル毎に開口端から魚体の個々の表面に対する距離(噴射距離)を一定に設定する魚の鱗取り機。
- 請求の範囲5に記載の魚の鱗取り機であって、前記水圧調節部は、予め用意された長さの異なる複数の水噴射ノズルを選択的に用いて一定の噴射距離を設定することを特徴とする魚の鱗取り機。
- 請求の範囲5に記載の魚の鱗取り機であって、前記水圧調節部は、長さ方向に間隔をあけて水噴射ノズルが接続され異なる湾曲を有し又は直線状である複数の水供給管(48)を選択的に用いて一定の噴射距離を設定する魚の鱗取り機。
- 請求の範囲1乃至4のいずれかに記載の魚の鱗取り機であって、前記水圧調節部は、すべての水噴射ノズルから噴射される圧力水が魚体の個々の表面で均一な圧力となるように水噴射ノズル毎に供給される水圧を調節する魚の鱗取り機。
- 請求の範囲8に記載の魚の鱗取り機であって、前記水圧調節部は、各水噴射ノズルと圧力水供給源との間にそれぞれ別々に設けられた圧力調節弁(50A、50B、50C)を含み、前記圧力調節弁は、魚体の表面形状に相応して出力水圧値が調節される魚の鱗取り機。
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