JP2797120B2 - 長尺物の皮剥ぎ装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は、長ねぎのような長尺野菜の外側の表皮を人
手をかけず効率的に剥ぎ取る装置に関する。

（従来の技術） 一般に収穫した長尺物、例えば長ねぎ等を市場に出荷
するにあたっては、白根部の表面を覆う老化して食用に
供することができない表皮を剥ぎ取ることが行われてい
る。そして、近年このような皮剥ぎ作業は、非能率的で
環境衛生上好ましくない手作業に代わり、機械化されつ
つある。すなわち、例えば、特開昭58−23776号、実公
昭59−61号公報等に記載されたように、水や圧縮空気等
の加圧流体や加圧気体を長ねぎの外周に噴射させる等の
方法で、人手をかけずに自動的に皮剥ぎすることが行わ
れている。

（発明が解決しようとする課題） しかしながら、従来からの皮剥ぎ装置は、いずれも作
業者の安全性や作業効率あるいは剥ぎ取りの完全性等の
点でいろいろな問題を有しており、商品価値の高い内側
部分に傷を付けることなく、老化した表皮のみを連続的
に剥ぎ取る技術や装置は、未だ開発されていないのが現
状であった。

本発明はこれらの点に鑑みてなされたもので、長ねぎ
のような通尺物の老化した外側の表皮だけを、人手をか
けず連続的にかつ取残しなく剥ぎ取る装置を提供するこ
とを目的とする。

［発明の構成］ （課題を解決するための手段） 本発明の長尺物の皮剥ぎ装置は、長尺物を把持体で把
持して垂直に吊り下げ、駆動体の駆動で連続搬送する搬
送装置と連動して、長尺物の皮剥ぎを行う装置であっ
て、コ字状の枠体の端部から内側中心に向けてテーパを
対峙させて誘導部を形成し、該テーパの突先を開口させ
たガイド部材と、断面Ｔ字状の長尺体の誘導部側に斜め
下方に向けて圧縮気体を噴射する複数個の気体噴出口を
開設し、この気体噴出口と連通する気体送入路を内部に
備えると共に、ガイド部材の開口部に前後スライド可能
に立脚させた状態で装着した気体噴射部材と、気体噴射
部材と、前記ガイド部材の枠体の間に弾性体を配置し、
気体噴射部材をガイド部材の開口の方向に押圧付勢する
押圧付勢機構とを備えたにある。

また、気体噴射部材が、一方の気体噴出口が長尺物の
外周に密着されたとき、他方の気体噴出口がその外周面
から離間した位置に保持されるように、気体噴出口の付
設位置に水平方向の段差を設けてなる。

更に、気体噴射部材の気体噴出口付近に中空ねじを介
挿し、このねじ中空部の内径を変えることによって、気
体噴出口からそれぞれ噴射される圧縮空気の量を調整し
てなる。

（作用） 本発明の長尺物の皮剥ぎ装置によれば、長尺物を挟持
体によって垂直に支持し、水平方向に連続して搬送する
連続搬送装置に、皮剥ぎ装置を駆動体を介して取着して
いるので、搬送される長尺物を皮剥ぎ装置の誘導部に誘
導させ、皮剥ぎ装置を下降させて長尺物の外皮に沿って
圧縮気体をかける。

皮剥ぎ装置は誘導部が形成されているので、長尺物は
ガイド部材のテーパ面に沿って誘導部に導かれ、長尺物
の長さ方向の中心線を気体噴射部材の気体噴出口に対向
する直線上に配置される。

気体噴射部材が、ガイド部材に前後スライド可能に装
着され、かつ押圧付勢機構によって、長尺物の方向に押
圧付勢され、気体噴出口が長尺物の外周に近接した位置
に保持される。

また、気体噴射部材の気体噴出口は斜め下向きに形設
されているので、送込まれた圧縮空気が気体噴出口から
斜め下向きに噴射され、長尺物を覆う外側表皮の繊維に
沿って斜め下方に向けて風圧がかけられる。

噴射出口の付設位置に水平方向の段差を設けると、一
方の噴出口が他方より前方へ突出した位置に設けられて
いる場合には、この前方へ突出した位置に設けられた噴
出口が長尺物の外周に密着されたとき、他方の噴出口は
その外周面から段差の距離分だけ離間した位置に保持さ
れ、長尺物の外周に密接された空気噴出口からは、大き
な噴射速度（噴射圧）で、しかも狭い範囲に集中して噴
射され、外周から離れた位置に保持された噴出口から
は、小さな噴射圧でかつ広い範囲に噴射される。

さらに、気体噴射部材の空気送入路と連通する気体噴
出口内に中空ねじを介挿し、気体噴出口から噴射される
圧縮空気の量を調節する。

（実施例） 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

第１図は本発明の一実施例の長ねぎの皮剥ぎ装置を示
す斜視図、第２図は第１図の気体噴射部材の内部説明図
である。

本発明の皮剥ぎ装置は、長尺物を把持体で把持して垂
直に吊り下げ、駆動体の駆動で連続搬送する搬送装置
と、この搬送装置の搬送と連動し、搬送された長尺物に
対し斜め下方に向けて圧縮気体を噴射する噴射装置で構
成される。

図において、符号１は、背面枠体1aに結合された開口
端部1b,1bから内側中心に向けてテーパ1c,1cを対峙して
設けて誘導部２を形成し、この傾斜した突先が開放され
開口1dを有するコ字状のガイド部材を示す。このガイド
部材１の背面枠体1aには、例えば挟持体によって垂直に
支持され水平方向に連続的に搬送される長ねぎのような
長尺物の連続搬送装置（図示を省略。）の搬送路に沿っ
て、モーター等によって駆動する無端チェーンのような
駆動体（図示を省略。）が装着されている。この駆動体
に保持具（図示を省略。）を介してガイド部材１が背面
枠体1aで取着されている。このガイド部材１が取着され
る駆動体は連続搬送装置と連動し、搬送されてきた長尺
物に向けて全体が移動（矢印Ｃ）し、ガイド部材１に誘
導する。そして、後述のように圧縮気体が噴射される
と、皮剥ぎ装置を上下動（矢印Ａ）させる。

また、ガイド部材１の開口1dには、断面Ｔ字状で長尺
の気体噴射部材３が前後スライド可能（矢印Ｂ）に嵌め
込まれている。この気体噴射部材３は、ガイド部材１の
開口1dに基部を嵌め込んで立脚させた状態で配置され、
ガイド部材１の誘導部２側に気体噴出口４、４を有し、
上部に圧縮気体を導入する気体取入口５を有する。そし
て、この気体取入口５と接続し、気体噴出口４と連通す
る気体送路６が内部に形設されている。気体噴出口４、
４は、第２図に示すように、気体噴射部材３の誘導部側
前面3aで，長尺物に接する中央部および下部に、斜め下
方に向けて開設されている。この気体噴出口４を下方に
向けて形設したのは、長尺物の繊維に沿って上方から圧
縮気体をかけるのと、皮剥ぎ装置を下降に同調して長尺
物の繊維に沿って上方から風圧をかけるためである。こ
れによって、長尺物の外側表面皮のみを剥ぎ取り、内側
の柔らかい部分に損傷を与えない。

さらに、気体噴射部材３は、押圧付勢機構で、ガイド
部材１の誘導部２側に押圧されている。押圧付勢機構
は、気体噴射部材３の背面下部と、ガイド部材１の背面
枠体1aとの間に挿設さる弾性体、例えばコイル状のスプ
リング７で構成される。この押圧付勢機構で、気体噴射
部材３が前方のガイド部材１の誘導部２の方向に押圧付
勢され、開口1dを介して前後スライド可能とされる。こ
れによって、気体噴出口４、４は長ねぎの外周に極めて
近接した位置まで近付けられる。

このように構成される実施例の皮剥ぎ装置により、長
尺物である長ねぎは以下に示すような工程で皮剥ぎが行
われる。

長ねぎは、連続搬送装置（図示を省略。）の挾持体等
によって挾持されて垂直に支持され、搬送コンベア等で
水平方向に連続的に搬送される。搬送された長ねぎは、
ガイド部材１の誘導部２に導かれる。すなわち、搬送さ
れてきた長ねぎが皮剥ぎ装置に到着すると停止し、長ね
ぎに向けて連続搬送装置と連動する駆動体が駆動して皮
剥ぎ装置全体が移動（矢印Ｃ）し、ガイド部材１の誘導
部２に長ねぎを誘導する。長ねぎは、ガイド部材１のテ
ーパ面1c,1cに沿って誘導部２に導かれ，長尺物の中心
線が気体噴射部材３の前面に対向配置される位置に収め
られる。気体噴射部材３が、スプリング７によって水平
方向前方へスライド（矢印Ｂ）して押圧付勢され、気体
噴出口４、４は長ねぎの外周に極めて近接した位置まで
近付けられる。気体噴出口４、４が長ねぎの外周に近接
されたとき、圧縮空気の気体取入口５から取入れられた
圧縮空気が、気体送路６を経て気体噴出口４、４からそ
れぞれ斜め下方に向けて噴射する。この気体噴出口４、
４からの気体噴射と同時に皮剥ぎ装置を駆動体を介して
ゆっくりと下降させる。皮剥ぎ装置の下降で、圧縮気体
は下向きに噴射しつつ長ねぎの繊維方向に沿って下降す
る。

このように、長ねぎの長さ方向に下側の気体噴出口４
から圧縮気体の噴射圧がかかり、長尺物の繊維方向への
風圧となり、外側の表皮は下方に向けて剥ぎ起こされ、
次いで上側の気体噴出口４から圧縮気体を噴射圧で剥ぎ
取られる。

次に、本発明の皮剥ぎ装置の別の実施例を第３図およ
び第４図にそれぞれ示す。

これらの図において、第１図と同一の部分には同一の
符号を付して説明を省略する。

この実施例におては、第３図に示すように、気体噴射
部材３の下部で誘導部２側に段差８を設ける。この段差
８の前面3bと上方の段差のない面3aとにそれぞれ下方に
向けた気体噴出口４、４が形設されている。

このように構成された長尺物の皮剥ぎ装置において
は、ガイド部材１の誘導部２に誘導された例えば長ねぎ
に、スプリング７によって押圧付勢された気体噴射部材
３がスライドして長尺物に近接したとき、下側の気体噴
出口４が長ねぎの外周に密接されるのに対し、上側の気
体噴出口４は長ねぎの外周面から段差８の水平距離の分
だけ離れた位置に保持される。長尺物の外周に密接され
た下側の気体噴出口４からは、圧縮空気が狭い範囲に大
きな噴射速度（圧力）で噴射され、これによって長ねぎ
の外側の表皮一層にだけ、剥ぎ起こしを容易にする短い
切込みが入れられる。続いて、離れた位置に保たれた上
側の気体噴出口４から、圧縮空気が長ねぎの外周面の広
い範囲により小さな噴射速度で噴射され、これによって
切込みから剥ぎ起こされた表皮全体が剥ぎ取られる。

更に、気体噴射部材３内部に形設されている気体送路
６と連通する気体噴出口４、４には、気体送路６と気体
噴射出口４、４の間に六角形状の中空ねじ９を被嵌する
ことができる。このねじ９は気体噴射出口４、４の径を
変えて圧縮空気の噴射量を調整する。この上下のねじ９
の内径を変えることにより、例えば、上側気体噴出口４
からの圧縮空気の噴射量を絞り、噴射速度（噴射圧）を
小さくするとともに、下側気体噴出口４からの空気の噴
射速度を大きくすることができる。このように、圧縮空
気の噴射量を調節することによって、外皮への切込み
と、切込みから剥ぎ起こされた表皮全体の剥ぎ取り状態
を調節することができる。

さらに、本発明の別の実施例を第５図に示す。図にお
いて、第１図及び第３図と同一の部分には同一の符号を
付して説明する。

この実施例は、気体噴射部材３の上部に、圧縮気体を
噴射する気体噴出口11、11、11、11を配設した断面コ字
状の側部噴射枠材10を配設し、気体送路６を連通させた
構造である。この側部噴射枠材10には、内側に４個の気
体噴出口11、11、11、11がそれぞれ２個ずつ対向配置さ
れている。この気体噴出口11、11、11、11は、気体噴射
部材３の前面3aの気体噴出口４と同一の下方に向けて設
けられている。また、この実施例では、この気体噴出口
11、11、11、11が斜め下向きに設けられているのに対し
て、気体噴射部材３の気体噴出口４を水平に方向に向け
て設けることもできる。長尺物は、３方向から圧縮気体
の噴射が行われ、気体噴射部材３の気体噴出口４で長尺
物に切込みが付けられた後、２方向から圧縮気体の噴射
が行われて、外皮への切込みと、切込みから剥ぎ起こさ
れた表皮全体の剥ぎ取りが行われる。

この実施例の皮剥ぎ装置においては、ガイド部材１の
テーパ面1c、1cに沿って誘導部２に誘導された長ねぎ
は、長ねぎの外周面に近接された下側噴射出口４から噴
射された圧縮空気によって、外側の表皮一層だけに短い
切れ目を入れられる。それと同時に、この切れ目の上方
で外周面から僅かに離れた位置に配置されコ字状に設け
られた側部噴射枠材10の気体噴出口11、11、11、11か
ら、圧縮空気が斜め下向きに、長ねぎの外表面全体に広
範囲に噴射される。その噴射圧で切れ込みが入られた長
ねぎの外表皮は、さらに繊維に沿って噴射圧によって外
皮を容易に剥ぎ取られる。

［発明の効果］ 以上説明したように、本発明の皮剥ぎ装置によれば、
長ねぎのような長尺野菜の内側部分に傷を付けることな
く、老化した外側の表皮だけを連続して完全に剥ぎ取る
ことができる。すなわち、長尺物を挟持体によって垂直
に支持され水平方向に連続して搬送する連続搬送装置
に、皮剥ぎ装置を駆動体を介して取着しているので、皮
剥ぎ装置を駆動体で下降させて長尺物の外皮に沿って圧
縮気体をかけて連続的に剥ぎ取ることができる。

また、皮剥ぎ装置には、テーパ面が形成されているの
で、長尺物はテーパ面によって形成される誘導部に導き
かれ、長尺物の長さ方向の中心線を気体噴射部材の気体
噴出口に対向する直線上に配置させ、長尺物の中央部分
に圧縮気体をかけることができる。

更に、気体噴射部材は押圧付勢機構で、ガイド部材の
開口の方向すなわち長尺物のある方向に押圧付勢されて
いるので、気体噴出口が常に長尺物の外周に近接した位
置に保持されている。そして、気体噴射部材の気体噴出
口が下向きに形設されているので、圧縮空気が気体噴射
出口から斜め下方に向けて噴射され、気体の噴射圧で長
尺物の外側の表皮が繊維に沿って下方に向けて剥ぎ起こ
され、外皮のみで長尺物の内部を損傷させない。

気体噴射部材には、複数の気体噴出口が設けられてい
るので、長尺物に近接して皮剥ぎ装置の下降とともに、
外皮への切込み形成と、この切込みから剥ぎ起こされた
表皮全体の剥ぎ取りが行われ、剥ぎ取りはむらなく行わ
れる。

気体噴出口の付設位置は、水平方向の段差を設け、一
方の噴出口が他方より前方へ突出した位置に設けると、
この前方へ突出した位置に設けられた噴出口が長尺物の
外周に密着されたとき、他方の噴出口はその外周面から
段差の距離分だけ離間した位置に保持されるので、外周
に密看配置された一方の空気噴出口からは、圧縮空気が
大きな噴射速度（噴射圧）で、しかも狭い範囲に集中し
て噴射される。また、外周から離れた位置に保持された
気体噴出口からは、圧縮空気がより小さな噴射圧でかつ
広い範囲に噴射され、これによって長尺物の表皮全体は
切れ目から下方に完全に剥ぎ取られる。

さらに、気体噴射部材の気体送路内に中空ねじを介挿
すると、気体噴出口から噴射される噴射速度（噴射圧）
を、調節することができる。

このような皮剥ぎ装置を用いると、長ねぎのような長
尺物を、内側部分に損傷を受けることなく、商品価値が
高く、細かい表皮まで完全にかつ効率的に皮剥ぎするこ
とができる。

また、人手を要さず自動的かつ連続的に皮剥ぎを行う
ことができ、大量の長ねぎ等長尺物を短時間で能率的に
処理することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の長尺物の皮剥ぎ装置を示す
斜視図、第２図は第１図の気体噴射部材の内部説明図、
第３図は本発明の別の実施例を示す斜視図、第４図は第
３図の気体噴射部材の内部説明図、第５図はもう一つの
実施例を示す斜視図である。 １……ガイド部材 ２……誘導部 ３……気体噴射部材 ４、11……気体噴出口 ６……気体送路 ７……弾性体 ８……段差 ９……中空ねじ 10……側部噴射枠材

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 昭次 神奈川県川崎市幸区堀川町66番２ 東芝 エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 三宅 省市 神奈川県川崎市幸区堀川町66番２ 東芝 エンジニアリング株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.⁶，ＤＢ名) A23N 7/00

Claims (3)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】長尺物を把持体で把持して垂直に吊り下
   げ、駆動体の駆動で連続搬送する搬送装置と連動して、
   長尺物の皮剥ぎを行う装置であって、 コ字状の枠体の端部から内側中心に向けてテーパを対峙
   させて誘導部を形成し、該テーパの突先を開口させたガ
   イド部材と、 断面Ｔ字状の長尺体の前記誘導部側に斜め下方に向けて
   前記圧縮気体を噴射する複数個の気体噴出口を開設し、
   この気体噴出口と連通する気体送入路を内部に備えると
   共に、前記ガイド部材の開口部に前後スライド可能に立
   脚させた状態で装着した気体噴射部材と、 前記気体噴射部材と、前記ガイド部材の枠体の間に弾性
   体を配置し、気体噴射部材をガイド部材の開口の方向に
   押圧付勢する押圧付勢機構とを備えた ことを特徴とする長尺物の皮剥ぎ装置。
2. 【請求項２】気体噴射部材が、一方の気体噴出口が長尺
   物の外周に密着したとき、他方の気体噴出口がその外周
   面から離間した位置に保持されるように、気体噴出口の
   付設位置に水平方向の段差を設けてなる請求項１記載の
   長尺物の皮剥ぎ装置。
3. 【請求項３】気体噴射部材の気体噴出口付近に中空ねじ
   を介挿し、このねじの中空部の内径を変えることによっ
   て、気体噴出口からそれぞれ噴射される圧縮空気の量を
   調整してなる請求項１または２記載の長尺物の皮剥ぎ装
   置。