JP4667474B2 - 長ねぎ処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、長ねぎの太さに拘わらず、所望の圧力範囲内の高圧空気を利用して、長ねぎの外皮を適切に剥ぎ取ることができる長ねぎ処理装置に関するものである。
従来、例えば下記の特許文献1に記載された長ねぎ処理装置が知られている。
この従来の長ねぎ処理装置は、互いに離間対向する一対の側壁を有する長手状の長ねぎ載置台と、この長ねぎ載置台の長手方向端部における両側壁にそれぞれ設けられ高圧空気を噴射して長ねぎの外皮を剥ぎ取る複数の噴射ノズルとを備えている。
実開昭57−154993号公報
しかしながら、上記従来の長ねぎ処理装置では、例えば長ねぎの太さが細い場合には、長ねぎ載置台上に載置された長ねぎと噴射ノズルとの離間距離が大きくなるため、噴射ノズルから噴射される高圧空気の圧力を比較的高く設定しないと、長ねぎの外皮を剥ぎ取ることができないおそれがある。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、長ねぎの太さに拘わらず、所望の圧力範囲内の高圧空気を利用して、長ねぎの外皮を適切に剥ぎ取ることができる長ねぎ処理装置を提供することを目的とする。
請求項1記載の長ねぎ処理装置は、長ねぎの本体部を両側から挟持し、互いの間の距離が長ねぎの太さに応じて変更可能な対をなす挟持体と、これら両挟持体の少なくとも一方を前記両挟持体間の距離が減少する方向に付勢する付勢手段と、前記両挟持体の各々に設けられ、前記両挟持体にて両側から本体部が挟持された長ねぎに対して高圧空気を噴射して長ねぎの外皮を剥ぎ取る噴射ノズルとを備えるものである。
請求項2記載の長ねぎ処理装置は、請求項1記載の長ねぎ処理装置において、両挟持体の少なくとも一方との係合により、前記両挟持体間の距離の最小値を設定する係合体を備え、長ねぎの本体部を前記両挟持体間に挿入して前記両挟持体にて挟持させると、前記挟持体が長ねぎにて押されることにより付勢手段の付勢力に抗して離反方向に動き、その結果、前記両挟持体間の距離が増大し、長ねぎの本体部を前記両挟持体間から出すと、前記挟持体が前記付勢手段の付勢力により接近方向に動いて前記係合体との係合により位置決めされ、その結果、前記両挟持体間の距離が前記最小値に戻るものである。
請求項3記載の長ねぎ処理装置は、請求項2記載の長ねぎ処理装置において、係合体にて設定される最小値が調整可能になっているものである
請求項1に係る発明によれば、互いの間の距離が長ねぎの太さに応じて変更可能な対をなす挟持体と、これら両挟持体の少なくとも一方を両挟持体間の距離が減少する方向に付勢する付勢手段と、両挟持体の各々に設けられ高圧空気を噴射して長ねぎの外皮を剥ぎ取る噴射ノズルとを備えるため、長ねぎの太さに拘わらず、所望の圧力範囲内の高圧空気を利用して、長ねぎの外皮を適切に剥ぎ取ることができる。
請求項2に係る発明によれば、両挟持体の少なくとも一方との係合により両挟持体間の距離の最小値を設定する係合体を備えるため、係合体にて両挟持体間の距離の最小値を適切に設定できる。
請求項3に係る発明によれば、係合体にて設定される最小値が調整可能になっているため、長ねぎの種類等に対応して最小値を調整できる
本発明の長ねぎ処理装置の一実施の形態を図面を参照して説明する。
図1ないし図3において、1は長ねぎ処理装置で、この長ねぎ処理装置1は、圃場から収穫した長ねぎAに対して根切り作業と皮剥ぎ作業とを行う装置である。すなわち、長ねぎ処理装置1は、不用な根を含む根部A1を切断するとともに、土が付着して汚れた外皮A2を剥ぎ取るものである。
長ねぎ処理装置1は、脚体2にて水平状に支持され上面上に長ねぎAが載置される載置体3を備えている。載置体3は、長ねぎ処理装置1の前後方向に長手方向を有する長手状に形成されている。載置体3は、略矩形状をなす水平状の載置板部4と、載置板部4の幅方向両端部から上斜め外側方に向って突出し互いに離間対向する傾斜状の左右1対の側板部5と、各側板部5の上端部から外側方に向って突出する水平状の左右1対の突出板部6とを有している。載置体3の後端部には、後方に向って開口する排出口7が形成されている。
載置体3の前端側には、長ねぎAの外皮A2を剥ぎ取る外皮剥取手段10が設けられている。
外皮剥取手段10は、図4ないし図6にも示すように、長ねぎAの食用部分である細長い略円柱状の本体部A3を左右両側から挟持し互いの間の距離aが長ねぎAの太さに応じて変更可能な左右1対の長ねぎ挟持手段である挟持体11を備えている。すなわち外皮剥取手段10は、長ねぎ処理装置1の左右方向に沿って互いに接近方向および離反方向に移動可能つまり接離移動可能な左右1対の挟持体11を備えている。
載置体3の載置板部4を支持する支持板12には平面視でコ字状の取付フレーム13がボルト等からなる取付具14にて取り付けられ、この取付フレーム13には、挟持体11の移動時にこの挟持体11を案内する左右方向長手状で互いに平行な前後2本のガイド体であるガイド軸15が取り付けられている。つまりガイド軸15に挟持体11がそのガイド軸15に沿って左右方向にスライド移動可能に設けられている。
各挟持体11は、軸方向が上下方向に一致する略円柱状の挟持本体部16と、挟持本体部16の上部に連設され上方に向って縮径する略円錐状に形成され長ねぎAを両挟持本体部16間に案内するガイド部17と、挟持本体部16の下部に連設された略直方体状の連結部18とを有している。連結部18には貫通孔19が形成され、この貫通孔19にガイド軸15が挿通されている。挟持本体部16およびガイド部17は、長ねぎAに対して滑り易い樹脂等にて構成されている。なお、例えば挟持本体部16およびガイド部17を弾性変形可能な弾性材料等にて構成してもよい。
また、外皮剥取手段10は、両挟持体11の両方を挟持体11が接近方向に移動するように両挟持体11間の距離(離間距離)aが減少する方向である接近方向に付勢する付勢手段21と、両挟持体11の両方と係合して両挟持体11間の距離aの最小値を設定する係合体22とを備えている。なお、係合体22にて設定される両挟持体11間の距離aの最小値は調整可能になっている。
付勢手段21は、例えば両挟持体11間に架設された引張ばねであるコイルばね23にて構成され、コイルばね23の左端部が左の挟持体11の連結部18から下方に突出したばね取付部24に取り付けられ、コイルばね23の右端部が右の挟持体11の連結部18から下方に突出したばね取付部24に取り付けられている。
係合体22は、例えば挟持体11の連結部18の内側面と当接係合して挟持体11の接近方向への移動を規制する上下方向の係合ピン25にて構成されている。係合ピン25は、ガイド軸15に形成され上方に向って開口する複数対の最小値設定用の孔であるピン用孔26の中から選択された1対のピン用孔26に脱着可能に装着されている。そして、脱着可能な係合ピン25を装着するピン用孔26の変更により、係合ピン25によって設定される両挟持体11間の距離aの最小値が調整可能となっている。
さらに、外皮剥取手段10は、両挟持体11の各々に設けられ両挟持体11にて左右両側から本体部A3が挟持された長ねぎAに対して高圧空気(圧縮空気)を噴射して長ねぎAの外皮A2を剥ぎ取る複数、例えば2本(左右で合計4本)の先細状の噴射ノズル31が設けられている。
各噴射ノズル31は、先端面に噴射口32を有するもので、挟持体11の挟持本体部16の後斜め内側方を向いたノズル取付面33から突出し、載置体3の載置板部4の上方に位置する。なお、噴射ノズル31の先端は、長ねぎAの本体部A3と接触しないよう挟持本体部16の内端位置より内側方には突出していない(図6参照)。
また、各噴射ノズル31には、挟持体11のホース取付部35に取り付けられたホース34の一端側から高圧空気が供給される。ホースの他端側は、載置体3の下方に配設されたコンプレッサ36に接続されている。また、ホース34の途中には開閉弁が設けられ、この開閉弁は、長ねぎAの有無を検知する長ねぎ有無検知手段37の検知信号に基づく制御手段の制御により開閉動作する。
長ねぎ有無検知手段37は、例えば光を出力して長ねぎAからの反射光により長ねぎ有りと検知する光センサ38にて構成され、この光センサ38は載置体3の突出板部6に取付フレーム39を介して取り付けられている。そして、長ねぎAが載置体3の載置板部4上に載置され両挟持体11にて挟持されている状態時にのみ、光センサ38からの検知信号に基づいて開閉弁が開動作し、噴射ノズル31から高圧空気が噴射される。
また一方、載置体3の後端側上方には、長ねぎAの根部A1を切断する根切断手段40が設けられている。
根切断手段40は、長ねぎAの根部A1付近の部分、つまり本体部A3の先端部を下方から水平状に支持する略板状の長ねぎ支持体41と、長ねぎ支持体41にて下方から支持された長ねぎAの根部A1と当接して長ねぎAを前後方向位置に関して位置決めするセンサー板等の位置決め体42とを備えている。
また、根切断手段40は、長ねぎ支持体41にて下方から支持されかつ位置決め体42にて前後方向位置が位置決めされた長ねぎAの根部A1を切断する根部切断体43と、位置決め体42と根部切断体43との前後方向の離間距離bを調整するための水平面に沿って回動操作可能な略板状の操作レバー体44とを備えている。
長ねぎ支持体41は、下端部が突出板部6に取り付けられ互いに離間対向する左右一対の取付板46の上端部間に架設されている。長ねぎ支持体41は、長ねぎAの本体部A3の先端部を支持する水平状の支持板部47を有し、この支持板部47の前端部から傾斜状のガイド板部48が下斜め前方に向って突出している。
位置決め体42は、図7ないし図10にも示すように、長ねぎAの根部A1と当接する上下方向長手状の位置決め板部51と、この位置決め板部51の上部から後方に向って突出する連結板部52と、この連結板部52の上面から上方に向って突出する突出部である突出ピン53とを有している。位置決め板部51は、中間の2箇所で屈曲された板部材からなるもので、第1鉛直板51aと、第1鉛直板51aの上端部に連結板51bを介して連結された第2鉛直板51cとを有している。
連結板部52には前後方向長手状の長孔54が形成され、この長孔54には支持軸55がその長孔54に沿って移動可能に挿通されている。そして、図8に示されるように、位置決め板部51が長ねぎAの根部A1にて後方に押されると、支持軸55が長孔54内を移動して位置決め体42が傾動し、この傾動によって位置決め検知手段であるマクロスイッチ56がオン状態となり、その結果、根部切断体43が作動して長ねぎAの根部A1を切断する。その切断後、位置決め体42は、復帰用の付勢手段であるコイル状の引張ばね57の付勢力によりもとの状態に復帰し、マクロスイッチ56がオフ状態となる。
マイクロスイッチ56はスイッチ受板58の上部に取り付けられ、復帰用の引張ばね57の下端部がスイッチ受板58から突出したばね取付部59に取り付けられ、引張ばね57の上端部が位置決め体42の連結板部52から突出したばね取付部60に取り付けられている。マイクロスイッチ56の回動部材61の先端部には連結板部52の下面と常時接触するコロ62が軸63を介して回転可能に設けられている。
また、根切断手段の上方、左右両側方および後方はカバー体65にて覆われている。カバー体65は、前面および下面が開口した形状のもので、水平状の上板部66と、中間で折り曲げられた左右両側の側板部67と、後板部と、内部空間を2つに仕切る仕切板部64とを有している。仕切板部64には切欠64aが形成され、この切欠64aに連結板部52が挿通されている。また、連結板部52の長孔54に挿通された支持軸55は、仕切板部64に取り付けられた軸支持部材75にて支持されている。
そして、カバー体65の上板部66には、前後方向長手状の長孔69と、この長孔69より前方に位置する円形状の軸挿通用孔70とがそれぞれ上下面に貫通して形成されている。
さらに、操作レバー体44は、略ひし形状の本体板部71を有し、この本体板部71の前端部上面に略球形状の操作摘み部72が設けられている。操作レバー体44の本体板部71の後端部には、長孔69と対向する円形状のピン挿通用孔73が上下面に貫通して形成されている。また、本体板部71の前後方向中央部には、ピン挿通用孔73を中心とする円弧に対して少しずれて位置し一部が軸挿通用孔70と対向する円弧状孔74が上下面に貫通して形成されている。
そして、位置決め体42の突出ピン53がカバー体65の長孔69と操作レバー体44のピン挿通用孔73とに挿通され、支持軸部材であるボルト76の軸部77がカバー体65の軸挿通用孔70と操作レバー体44の円弧状孔74とに挿通されている。
ここで、例えば図9に示す状態で、ボルト76に螺合したナット78を緩め、操作摘み部72を摘んで、操作レバー体44を一方向へ回動操作すると、ボルト76の軸部77が円弧状孔74内を移動しかつ突出ピン53が長孔69内を移動し、その結果、図10に示すように位置決め体42が根部切断体43に対して後方に移動し、位置決め体42と根部切断体43との離間距離bが増大する。
逆に、図10に示す状態から操作レバー体44を他方向へ回動操作すると、位置決め体42が根部切断体43に対して前方に移動し、位置決め体42と根部切断体43との離間距離bが減少する。このように、操作レバー体44の円弧状孔74に対応する所定範囲内において、操作レバー体44の回動操作のみによって位置決め体42と根部切断体43との離間距離bが調整可能になっている。
また、根部切断体43は、図11および図12に示すように、前後方向の左支軸81を中心として回動可能な左切断刃82と、前後方向の右支軸83を中心として回動可能な右切断刃84とを有している。左切断刃82には左回動アーム86が取り付けられ、左回動アーム86にはシリンダ取付部材87が連結ピン88を介して連結されている。シリンダ取付部材87には、マクロスイッチ56のオン時に制御手段の制御に基づき根部切断体43を作動させる駆動手段であるシリンダのロッド(図示せず)が取り付けられている。また、右切断刃84には右回動アーム89が取り付けられ、左回動アーム86と右回動アーム89とが連結アーム90が連結ピン88を介して連結されている。
そして、例えば図11の実線で示す状態で、図示しないシリンダが作動すると、図11の2点鎖線で示すように、左切断刃82および右切断刃84がそれぞれ左支軸81および右支軸83を中心として一斉に回動し、これら両切断刃82,84にて長ねぎAの根部A1が設定した所望の切断位置で左右両側から切断される。
なお、根部切断体43の両切断刃82,84等は噴射ノズル31からの高圧空気が通る流路91の上方に配設されており、両切断刃82,84にて切断された根部A1は、噴射ノズル31からの高圧空気により所望位置まで吹き飛ばされ、排出口7から排出されるようになっている。流路91は、載置板部4と左右の両側板部5とにて囲まれた前後方向長手状の空間部である。
次に、上記長ねぎ処理装置1を処理を行う場合について説明する。
作業者は、処理対象物である長ねぎAの太さ等に応じて、予め、両挟持体11間の距離aの最小値と、位置決め体42と根部切断体43との離間距離bとを設定しておく。両挟持体11間の距離aの最小値の設定は係合ピン25のピン用孔26に対する抜き差しにより行い、位置決め体42と根部切断体43との離間距離bの設定は操作レバー体44の回動操作により行う。
そして、作業者は、長ねぎAの外皮A2の根側とは反対側の部分を手作業で本体部A3から少し剥がした後、長ねぎAの本体部A3を把持した状態で、長ねぎAの根部A1付近の部分を長ねぎ支持体41の支持板部47上に載せるとともに、長ねぎAの根部A1を位置決め体42の位置決め板部51に押し当てる。
長ねぎAの根部A1を位置決め板部51に押し当てると、位置決め体42が傾動してマクロスイッチ56がオン状態となり、シリンダが作動する。シリンダが作動すると、根部切断体43の左右の両切断刃82,84が一斉に閉方向に回動して長ねぎAの根部A1を切断する。切断された根部A1は、載置体3の載置板部4上に落下する。
なお、この根切り作業後、位置決め体42は、引張ばね57の付勢力によりもとの状態に復帰し、マクロスイッチ56がオフ状態となり、また、シリンダの作動により左右の両切断刃82,84が一斉に開方向に回動して待機状態に復帰する。
次いで、作業者は、長ねぎAの本体部A3を把持した状態のまま、下方に動かし、長ねぎAの本体部A3を左右の両挟持体11間に挿入して両挟持体11にて挟持させるとともに、長ねぎAを載置板部4上に載せる。このとき、両挟持体11は、長ねぎAにて押されることによりコイルばね23の付勢力に抗して離反方向に移動し、両挟持体11間の距離aが増大する(図6参照)。
そして、光センサ38が反射光により長ねぎ有りと検知すると、光センサ38からの検知信号に基づいて開閉弁が開動作し、噴射ノズル31から高圧空気が噴射される。すると、この噴射ノズル31からの高圧空気は、外皮A2と本体部A3との間に入り込み、この高圧空気によって外皮A2が剥ぎ取られる。
この剥ぎ取られた外皮A2は、前工程で切断された根部A1とともに、高圧空気によって後方へ吹き飛ばされ、流路91を通って排出口7から排出され、例えば図示しない袋或いは容器等の収容体内に収容される。
なお、この皮剥ぎ作業、本体部A3を両挟持体11間から出すと、両挟持体11は、コイルばね23の付勢力により接近方向に移動し、係合ピン25との当接により位置決めされ、両挟持体11間の距離aが予め設定した最小値に戻る。また、光センサ38が長ねぎ無しと検知し、この光センサ38からの検知信号に基づいて開閉弁が閉動作し、噴射ノズル31からの噴射が停止する。
このような長ねぎ処理装置1によれば、互いの間の距離aが長ねぎAの太さに応じて変更可能な対をなす挟持体11と、これら両挟持体11を両挟持体11間の距離aが減少する方向に付勢する付勢手段21と、両挟持体11にて挟持された長ねぎAに対して高圧空気を噴射して長ねぎAの外皮A2を剥ぎ取る噴射ノズル31とを備えるため、長ねぎAの太さに拘わらず、所望の圧力範囲内の高圧空気を外皮A2に対して効率的に当てることができ、長ねぎAの外皮A2を適切に剥ぎ取ることができる。よって、例えばコンプレッサ36を大型にする必要もなく、騒音の問題も少なく、エネルギ効率も良好である。
また、係合体22にて設定される両挟持体11間の距離aの最小値が調整可能になっているため、長ねぎAの種類等に対応して最小値を調整でき、長ねぎAの本体部A3の傷付き等を防止できる。なお、例えば長ねぎAの本体部A3が柔らかく、傷付き易いものである場合には、最小値を大きくして、両挟持体11にて本体部A3を挟持しないようにすることもある。
さらに、各挟持体11は軸方向が上下方向に一致する略円柱状の挟持本体部16とこの挟持本体部16の上部に連設され上方に向って縮径する略円錐状のガイド部17とを有するため、ガイド部17を利用して長ねぎAの本体部A3を両挟持本体部16間に容易に挿入でき、本体部A3の傷付き等をより効果的に防止できる。
また、噴射ノズル31から噴射される高圧空気によって、長ねぎAの外皮A2を剥ぎ取ることができるばかりでなく、切断された根部A1とその剥ぎ取られた外皮A2とを吹き飛ばして排出口7から排出でき、収容体内に収容できるため、作業の効率化を図ることができる。
さらに、操作レバー体44の回動操作のみによって位置決め体42と根部切断体43との離間距離bを調整できるため、それら間の離間距離bを容易かつ迅速に調整できる。
なお、上記実施の形態では、左右の両挟持体11がガイド軸15に移動可能に設けられた構成について説明したが、例えば両挟持体11のいずれか一方のみがガイド軸15に移動可能に設けられた構成でもよい。
また、例えば両挟持体11をそれぞれ別々の付勢手段で付勢する構成でもよい。
さらに、上記実施の形態では、挟持体11の左右方向に沿った移動により、両挟持体11間の距離aが長ねぎAの太さに応じて変更する構成について説明したが、例えば図13に示すように、挟持体11の1つの回動中心軸93を中心とする回動により、両挟持体11間の距離aが長ねぎAの太さに応じて変更する構成等でもよい。
本発明の一実施の形態に係る長ねぎ処理装置の全体斜視図である。 同上長ねぎ処理装置の部分正面図である。 同上長ねぎ処理装置の外皮剥取手段の斜視図である。 同上外皮剥取手段の側面図である。 同上外皮剥取手段の平面図である。 同上外皮剥取手段の両挟持体で長ねぎを挟持した状態の平面図である。 同上長ねぎ処理装置の位置決め体の背面図である。 同上位置決め体の側面図である。 同上長ねぎ処理装置の操作レバー体の平面図である。 同上操作レバー体の平面図である。 同上長ねぎ処理装置の根部切断体の正面図である。 同上根部切断体の側面図である。 本発明の他の実施の形態に係る長ねぎ処理装置の要部平面図である。
1 長ねぎ処理装置
11 挟持
21 付勢手段
22 係合体
31 噴射ノズ
a 距
A 長ね
A2 外皮
A3 本体部

Claims (3)

  1. 長ねぎの本体部を両側から挟持し、互いの間の距離が長ねぎの太さに応じて変更可能な対をなす挟持体と、
    これら両挟持体の少なくとも一方を前記両挟持体間の距離が減少する方向に付勢する付勢手段と、
    前記両挟持体の各々に設けられ、前記両挟持体にて両側から本体部が挟持された長ねぎに対して高圧空気を噴射して長ねぎの外皮を剥ぎ取る噴射ノズルと
    を備えることを特徴とする長ねぎ処理装置。
  2. 両挟持体の少なくとも一方との係合により、前記両挟持体間の距離の最小値を設定する係合体を備え
    長ねぎの本体部を前記両挟持体間に挿入して前記両挟持体にて挟持させると、前記挟持体が長ねぎにて押されることにより付勢手段の付勢力に抗して離反方向に動き、その結果、前記両挟持体間の距離が増大し、
    長ねぎの本体部を前記両挟持体間から出すと、前記挟持体が前記付勢手段の付勢力により接近方向に動いて前記係合体との係合により位置決めされ、その結果、前記両挟持体間の距離が前記最小値に戻る
    ことを特徴とする請求項1記載の長ねぎ処理装置。
  3. 係合体にて設定される最小値が調整可能になっている
    ことを特徴とする請求項2記載の長ねぎ処理装置。
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