JP2926007B2 - 全自動型長ネギ類仕上げ装置および方法 - Google Patents

全自動型長ネギ類仕上げ装置および方法

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JP2926007B2 JP22009496A JP22009496A JP2926007B2 JP 2926007 B2 JP2926007 B2 JP 2926007B2 JP 22009496 A JP22009496 A JP 22009496A JP 22009496 A JP22009496 A JP 22009496A JP 2926007 B2 JP2926007 B2 JP 2926007B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は全自動型長ネギ類仕
上げ装置および方法に係り、特に長ネギ類を横移動させ
茎部に流体を噴射させ皮を剥く全自動型長ネギ類仕上げ
装置および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】長ネギ等の長ネギ類は通常、葉部や根部
を切断し茎部の皮を剥いて市場に流通れることが多い。
【0003】従来、葉部の切断や根部の切断や茎部の皮
剥ぎを互いに一連の工程として行う装置は知られておら
ず、これらの工程は互いに独立に行われていた。
【0004】また、茎部の皮を剥くことについては、機
械の動力を利用して皮を剥く装置として本出願人による
提案(実公昭58−39117)が知られている。この
装置は、長ネギを人手等によって上方へ移動させながら
茎部に流体を噴射させて皮を剥く装置である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この装置は、長ネギを
上方へ移動させる構造であるため葉部や根部を切断する
工程と連動させようとすると、装置が長手方向に肥大化
し、また機構が複雑になという問題があった。また、長
ネギを上方へ引き上げることを人手等で行うため、長ネ
ギの仕上げ工程の全自動化を図ることが難しかった。
【0006】そこで本発明の目的は、上記従来技術の有
する問題を解消し、葉部の切断や根部の切断や茎部の皮
剥ぎを一連の工程として自動的に遂行し、長ネギ類の仕
上げを全自動的に行うことのできるコンパクトな全自動
長ネギ類仕上げ装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による全自動長ネギ類仕上げ装置は、長ネギ
類の葉部を上方に根部を下方にし葉部を保持しながら長
ネギ類を横移動させる長ネギ類移動手段と、根部を切断
する根部切断手段と、根部が切断され前記長ネギ類移動
手段で横移動される長ネギ類の茎部に斜め下方へ気体を
噴射させ茎部の皮を剥きとる皮剥きとり手段と、皮が剥
かれた長ネギ類の葉部を切断する葉部切断手段とを備
え、前記皮剥きとり手段は長ネギ類の横移動方向に沿っ
て板部に囲われて配設された複数の噴射ユニットを有
し、各々の前記噴射ユニットには前記気体を噴出させる
複数の噴射孔が長ネギ類の茎部を囲うように形成されて
おり、長ネギ類の横移動方向の下流側に位置する前記噴
射ユニットの前記噴射孔は上流側に位置し、複数の前記
噴射ユニットの各々は、長ネギ類の茎部を水平面内で包
囲するように配設された複数の噴射孔を有することを特
徴とする。
【0008】また、横移動方向の上流側に位置する前記
噴射ユニットの前記噴射孔の位置に対し下流側に隣接し
て位置する前記噴射ユニットの前記噴射孔の位置は所定
縦間隔だけ下方に配設されており、前記所定縦間隔は上
流側にある前記噴射ユニットによって皮剥きされた皮部
分の長さに相当することを特徴とする。
【0009】また、複数の前記噴射ユニットの各々は、
気体を噴射する噴射角度を可変設定する噴射角度設定手
段を有する。
【0010】
【0011】また、前記根部切断手段で切断された根部
と前記皮剥きとり手段で剥かれた皮と前記葉部切断手段
で切断された葉部とが落下して収納されるとともに前記
噴射ユニットから噴出され皮剥きに供した気体が流入す
る中空の箱体と、前記箱体中の根部、皮あるいは葉部を
前記気体とともに外部へ排出する排出手段とを備えてい
る。
【0012】また、本発明による全自動長ネギ類仕上げ
方法は、葉部を上方に根部を下方にして長ネギ類の葉部
を保持しながら長ネギ類を横移動させ、根部を切断し、
長ネギ類の横移動方向に沿って配設された複数の噴射ユ
ニットであって各々が長ネギ類の茎部を水平面内で包囲
するように配設された複数の噴射孔を有する複数の噴射
ユニットを用い、長ネギ類の横移動方向の下流側に位置
する前記噴射ユニットの前記噴射孔を上流側に位置する
前記噴射ユニットの前記噴射孔より下方に位置させ横移
動させながら長ネギ類の茎部に噴射孔から斜め下方へ気
体を噴射させ茎部の皮を剥きとり、皮が剥かれた長ネギ
類の葉部を切断することを特徴とする。
【0013】また、本発明による全自動長ネギ類仕上げ
方法は、根部を切断し、長ネギ類の横移動方向に沿って
配設された複数の噴射ユニットであって各々が長ネギ類
の茎部を水平面内で包囲するように配設された複数の噴
射孔を有する複数の噴射ユニットを用い、長ネギ類の横
移動方向の下流側に位置する前記噴射ユニットの前記噴
射孔を上流側に位置する前記噴射ユニットの前記噴射孔
より下方に位置させ横移動させながら長ネギ類の茎部に
噴射孔から斜め下方へ気体を噴射させ茎部の皮を剥きと
り、皮が剥かれた長ネギ類の葉部を切断することを特徴
とする。
【0014】上述の発明において、長ネギ等の長ネギ類
の葉部を上方に根部を下方にして葉部を保持し吊しなが
ら横移動させる。長ネギ類の根部を切断する。なお、根
部切断手段による根部の切断は、長ネギ類移動手段によ
って横移動させながら切断してもよく、あるいは長ネギ
類移動手段による横移動の前に予め切断しておいてもよ
い。根部が切断された長ネギ類を横移動させながら茎部
に噴射孔から斜め下方へ空気等の流体を噴射させ茎部の
皮を剥きとる。皮剥きとり手段は長ネギ類の横移動方向
に沿って配設された複数の噴射ユニットを有し、長ネギ
類の横移動方向の上流側に位置する噴射ユニットの噴射
孔は下流側に位置する噴射ユニットの噴射孔より下方に
位置するので、まず上流側にある噴射ユニットで茎の上
部の皮部分が剥がされ、次に、横移動してより下流側に
ある噴射ユニットを通過する間により下部にある皮部分
が剥がされ、最終的に茎部の皮が全て剥がされる。その
後、長ネギ類の葉部が切断される。
【0015】また、噴射孔から噴射される流体の噴射圧
力や噴射角度等のパラメータによって一つの噴射ユニッ
トで皮剥きされる皮の部分の長さがきまる。横移動方向
の上流側に位置する噴射ユニットの噴射孔の位置と下流
側に隣接して位置する噴射ユニットの噴射孔の位置の間
の間隔を所定縦間隔とし、この所定縦間隔の大きさを上
流側にある噴射ユニットによって皮剥きされた皮部分の
長さに相当するようにする。これによって、下流側に位
置する噴射ユニットの噴射孔から噴射される流体を上流
側で皮剥きされた皮の付け根部分へ噴射させることがで
き、効率的に皮剥きを行うことができる。
【0016】また、噴射ユニットの噴射孔から流体を噴
射する噴射角度は、夏に収穫されるものと冬に収穫され
るものとの相違のように長ネギ類の種類等に依存して、
皮を効率的に剥く上で好適な大きさがある。また、各噴
射ユニットの噴射角度を所定の関係に設定することが皮
を剥く上で効率的な場合がある。そこで、噴射角度設定
手段によって噴射角度を調整できるようにする。
【0017】また、複数の噴射ユニットの各々は、長ネ
ギ類の茎部を水平面内で包囲するように配設された複数
の噴射孔を有するので、長ネギ類の茎部の全周面で斜め
下方へ流体が噴射され効率的に皮をむくことができる。
【0018】また、根部切断手段で切断された根部と皮
剥きとり手段で剥かれた皮と葉部切断手段で切断された
葉部とは落下して箱体へ収納される。箱体には噴射ユニ
ットから噴出され皮剥きに供した流体が流入するように
なっており、箱体中の根部、皮あるいは葉部を流体とと
もに外部へ排出手段によって排出する。これによって、
皮剥きに供した流体を利用して、根部、皮あるいは葉部
の処理残物を自動的に外部へ排出することができ、ま
た、作業者が処理残物に晒されることがなくなり健康的
に作業を行うことができ、また長ネギ類の独特な臭気等
に触れることをなくすることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して本発明の
全自動長ネギ類仕上げ装置および方法の実施の形態につ
いて説明する。図1は、本発明の一実施形態を示す全自
動長ネギ類仕上げ装置の概略図である。長ネギ等の長ネ
ギ類1は葉部1aと茎部1bと根部1cとからなり、全
自動長ネギ類仕上げ装置は、根部切断手段7による長ネ
ギ類1の根部1cの切断と、皮剥きとり手段11による
茎部1bにある皮を剥く皮剥きとりと、葉部切断手段2
0による葉部1aの切断とを一連の作業として全自動的
に仕上げる装置である。
【0020】図1において、符号2は長ネギ類移動手段
を示し、長ネギ類移動手段2は横方向前部に位置する一
対のプーリ3、3と横方向後部に位置する一対のプーリ
4、4とプーリ3とプーリ4の間を往復回転する一対の
帯状のベルト5、5とを備えている。プーリ3、3ある
いはプーリ4、4は図示しないモータによって回転駆動
され、ベルト5、5を等速に往復回転させる。
【0021】仕上げの対象となる長ネギ類1は葉部1a
を上方に根部1cを下方にした状態でプーリ3、3の前
方よりベルト5、5の間に挿入される。長ネギ類移動手
段2は、長ネギ類1の葉部1aをベルト5、5との間に
挟み、葉部1aを上方に根部1cを下方に吊持しながら
長ネギ類1を横移動させる。
【0022】プーリ3、3の下方部には根部1cを切断
する根部切断手段7が中空の箱体9上に配設されてい
る。根部切断手段7は水平方向に設置されたはさみ状の
一対の刃を有する。根部切断手段7は、この一対の刃に
横移動されてくる根部1cが当接すると刃を自動的に閉
じて根部を切断し、切断後に一対の刃を直ちに開かせ、
次ぎに横移動されてくる長ネギ類1の根部1cの切断に
そなえるように構成されている。切断された根部1cは
箱体9内に収納される。
【0023】ベルト5、5の下方部には皮剥きとり手段
11が箱体9上に配設されている。皮剥きとり手段11
は一対の屏風状に対面して立設された板部12、12を
有する。図2に示すように、板部12、12は3個の連
接された噴射ユニット13を形成するように屈曲されて
いる。各々の噴射ユニット13は、長ネギ類1の横移動
方向に対し断面約±45度の角度で屈曲した4個の板部
分12a、12a、12a、12aを有し、各々の板部
分12aには1個のノズルが形成されており、このノズ
ルには噴射孔15が形成されている。次々と長ネギ類移
動手段2へ挿入された長ネギ類1は3個の噴射ユニット
13,13,13の内部を通過して行き、その間に茎部
1bの皮が剥かれる。
【0024】1個の噴射ユニット13が有する4個のノ
ズルの噴射孔15、15、15、15は、横移動される
長ネギ類1の茎部1bを包囲できるように同一の水平面
内で配設されている。噴射孔15には図示しない圧縮空
気源から圧縮空気が供給され、噴射孔15からは板部1
2、12で挟まれ長ネギ類1が横移動する空間部へ圧縮
空気が斜め下方へ噴射される。茎部1bに斜め下方へ圧
縮空気が噴射され、茎部本体から皮が剥ぎ取られる。一
つの噴射ユニット13を通過する間に約三分の一の長さ
部分の皮が剥ぎ取られ、3個の噴射ユニット13を通過
する間に完全に皮が茎部本体から剥ぎ取られるようにな
っている。また、図3に示すように、噴射孔15の噴射
角度K1 、K2等は噴射角度設定手段17によって可変
設定できるようになっている。例えば、夏に収穫される
夏ネギは皮が剥けやすいので、噴射角度K1 、K2等を
小さく設定し、冬に収穫される冬ネギは皮が剥けにくい
ので噴射角度K1 、K2等を大きく設定する。
【0025】図1に示すように、横移動方向の上流側の
噴射ユニット13の噴射孔15の位置に対し、隣接する
下流側にある噴射ユニット13の噴射孔15の位置は縦
方向に長さHだけ下方に位置している。また、上流側の
噴射ユニット13と隣接する下流側の噴射ユニット13
とは横方向に長さDの間隔が設けられている。
【0026】横間隔Dと縦間隔Hとは次のように設定さ
れている。図3は、同一の長ネギ類1の時刻t=t1に
おける状態とt=t2における状態を示す。根部1cは
すでに切断されている。t=t1からt=t2の時間経
過の間に長ネギ類1は、噴射ユニット13と隣接する噴
射ユニット13の間の横間隔Dだけ等速横移動され、同
時にt=t1からt=t2の間に縦間隔Hに相当する長
さの皮が剥かれるようになっている。これらのことは、
ベルト5、5の横移動速度や圧縮空気の噴射量や噴射角
度等を選択設定することにより行うことができる。この
結果、下流側に位置する噴射ユニット13の噴射孔15
から噴射される流体は、上流側で皮剥きされた皮の付け
根部分1dへ噴射され、効率的に皮剥きを行うことがで
きる。
【0027】皮剥きとり手段11によって皮剥きされた
長ネギ類1は次に葉部切断手段20によって根部1cの
切断を受け、長ネギ類1の仕上げが完了する。葉部切断
手段20は、最下流側の噴射ユニット13の後部のベル
ト5、5の下方に設けられており、平たい刃物から構成
されている。切断された葉部は箱体9内へ収納され、仕
上げの完了した長ネギ類1は図示しない収納箱に収納さ
れる。
【0028】箱体9の底部にはキャスター25が設けら
れており、全自動長ネギ類仕上げ装置全体を容易に移動
設置できるようになっている。
【0029】箱体9には根部切断手段7で切断された根
部1cと皮剥きとり手段11で剥かれた皮と葉部切断手
段20で切断された葉部1aとが落下して収納されるよ
うになっており、また、箱体9には噴射ユニット13か
ら噴出され皮剥きに供した流体が流入するようになって
いる。また、箱体9の後部には、箱体9中の根部、皮あ
るいは葉部を前記流体とともに外部へ排出するための排
出手段22が設けられている。排出手段風洞22は箱体
の後部側面に接続された風洞23と、箱体9中の流体を
風洞23を介して外部へ排出するシロッコファン24と
を有する。シロッコファン24が作動すると、風洞22
を介して箱体9中の根部、皮あるいは葉部が前記流体と
ともに外部へ排出される。
【0030】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、長ネギ類1の葉部1aを保持し吊持して横移動させ
ながら根部の切断と、茎部の皮剥きと、葉部の切断との
一連の作業を行うように構成したので、長ネギ類1の仕
上げを自動的に行うことができ、また一連の作業を縦方
向に行う場合に比べて、全自動長ネギ類仕上げ装置を単
純な構成でコンパクトに構成することができる。
【0031】また、隣接する噴射ユニット13の噴射孔
15はより下流の噴射ユニットの噴射孔15ほで下方位
置にあるので、長ネギ類1が横移動される間に皮を自動
的に剥くことができる。
【0032】また、前述の縦間隔Hは、上流側にある噴
射ユニット13によって皮剥きされた皮部分の長さに相
当するように設定されているので、下流側に位置する噴
射ユニット13の噴射孔15から噴射される流体が上流
側で皮剥きされた皮の付け根部分1dへ噴射され、効率
的に皮剥きを行うことができる。
【0033】また、ノズルの噴射孔15の噴射角度を可
変設定できるので、皮の剥きやすさの程度に応じて噴射
角度を設定することができる。この結果、茎部1bを必
要以上に圧縮空気で痛めつけたりあるいは必要以上に弱
く圧縮空気を吹き付けて皮剥きの効率を劣化させること
なく長ネギ類1の種類に応じて最も好適な圧縮空気の吹
き付け条件の下で、皮を効率的に剥くことができる。
【0034】また、排出手段22を設けたので、噴射ユ
ニット13から噴出され皮剥きに供した流体を利用し
て、箱体9中の根部1c、皮あるいは葉部1b等の処理
残物を自動的に外部へ排出処理することができる。ま
た、作業者が処理残物に晒されることがなくなり健康的
に作業を行うことができるようになり、また作業者が長
ネギ類の独特な臭気等に触れることなく快適に作業を行
うことができる。
【0035】なお、噴射ユニット13の個数が3個であ
る場合を示したが、2個でもよくあるいは4個以上であ
ってもよい。また、1個の噴射ユニット13にある噴射
孔15の個数を4個の場合について説明したが、噴射孔
15の個数はいくつであってもよく、また複数の噴射孔
15は分離して形成されていてもあるいは連続して輪状
に形成されていてもよい。
【0036】また、長ネギ類1をベルト5、5に挟んで
横移動された後に根部1cを切断するとしたが、まず根
部を切断しその後に、ベルト5、5に挟むようにしても
よい。また、長ネギ類移動手段2は長ネギ類1を等速に
横移動させるとしたが、等速ではなくてもよく、例え
ば、複数の噴射ユニット13の各々の間をステップ状に
パルス的に横移動させてもよい。この場合、各々の噴射
ユニット13における滞在時間を長くすることができる
ので、茎部1bへ噴射される流体を効率的に用いること
ができる。また、噴射孔15から噴射される流体の流量
は、時間的に一定であってもよく、あるいは時間的に変
化させてもよい。時間的に流量を変化させる場合には、
噴射ユニット13の手前に長ネギ類1が横移動されるこ
とを検知し、検知後の所定時間のみ噴射孔15から流体
を噴射させるようにしてもよい。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の構成によ
れば、葉部の切断や根部の切断や茎部の皮剥ぎを一連の
工程として自動的に遂行でき、長ネギ類の仕上げを全自
動的に行うことのできるコンパクトな全自動長ネギ類仕
上げ装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による全自動長ネギ類仕上げ装置の一実
施形態を示す概略構成斜視図。
【図2】横移動される複数の長ネギ類が皮剥きとり手段
の内部を通過する状態を示す断面図。
【図3】一つの長ネギ類が異なる時刻で隣接する噴射ユ
ニットで皮剥きとりの作用を受けることを示す図。
【符号の説明】
1 長ネギ類 1a 葉部 1b 茎部 1c 根部 1d 剥きとられた皮の付け根 2 長ネギ類移動手段 3 プーリ 4 プーリ 5 ベルト 7 根部切断手段 9 箱部 11 皮剥きとり手段 12 板部 13 噴射ユニット 15 噴射孔 17 噴射角度設定手段 20 葉部切断手段 22 排出手段 23 風洞 24 シロッコファン

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】長ネギ類の葉部を上方に根部を下方にし葉
    部を保持しながら長ネギ類を横移動させる長ネギ類移動
    手段と、根部を切断する根部切断手段と、根部が切断さ
    れ前記長ネギ類移動手段で横移動される長ネギ類の茎部
    に斜め下方へ気体を噴射させ茎部の皮を剥きとる皮剥き
    とり手段と、皮が剥かれた長ネギ類の葉部を切断する葉
    部切断手段とを備え、 前記皮剥きとり手段は長ネギ類の横移動方向に沿って
    部に囲われて配設された複数の噴射ユニットを有し、各
    々の前記噴射ユニットには前記気体を噴出させる噴射孔
    が形成されており、長ネギ類の横移動方向の下流側に位
    置する前記噴射ユニットの前記噴射孔は上流側に位置す
    る前記噴射ユニットの前記噴射孔より下方に位置し、複
    数の前記噴射ユニットの各々は、長ネギ類の茎部を水平
    面内で包囲するように配設された複数の噴射孔を有する
    ことを特徴とする全自動型長ネギ類仕上げ装置。
  2. 【請求項2】横移動方向の上流側に位置する前記噴射ユ
    ニットの前記噴射孔の位置に対し下流側に隣接して位置
    する前記噴射ユニットの前記噴射孔の位置は所定縦間隔
    だけ下方に配設されており、前記所定縦間隔は上流側に
    ある前記噴射ユニットによって皮剥きされた皮部分の長
    さに相当することを特徴とする請求項1に記載の全自動
    型長ネギ類仕上げ装置。
  3. 【請求項3】複数の前記噴射ユニットの各々は、気体
    噴射する噴射角度を可変設定する噴射角度設定手段を有
    することを特徴とする請求項1に記載の全自動型長ネギ
    類仕上げ装置。
  4. 【請求項4】前記根部切断手段で切断された根部と前記
    皮剥きとり手段で剥かれた皮と前記葉部切断手段で切断
    された葉部とが落下して収納されるとともに前記噴射ユ
    ニットから噴出され皮剥きに供した気体が流入する中空
    の箱体と、前記箱体中の根部、皮あるいは葉部を前記
    とともに外部へ排出する排出手段とを備えることを特
    徴とする請求項1に記載の全自動長ネギ類仕上げ装置。
  5. 【請求項5】葉部を上方に根部を下方にして長ネギ類の
    葉部を保持しながら長ネギ類を横移動させ、根部を切断
    し、長ネギ類の横移動方向に沿って配設された複数の噴
    射ユニットであって各々が長ネギ類の茎部を水平面内で
    包囲するように配設された複数の噴射孔を有する複数の
    噴射ユニットを用い、長ネギ類の横移動方向の下流側に
    位置する前記噴射ユニットの前記噴射孔を上流側に位置
    する前記噴射ユニットの前記噴射孔より下方に位置させ
    横移動させながら長ネギ類の茎部に噴射孔から斜め下方
    気体を噴射させ茎部の皮を剥きとり、皮が剥かれた長
    ネギ類の葉部を切断することを特徴とする全自動型長ネ
    ギ類仕上げ方法。
  6. 【請求項6】根部を切断し、長ネギ類の横移動方向に沿
    って配設された複数の噴射ユニットであって各々が長ネ
    ギ類の茎部を水平面内で包囲するように配設された複数
    の噴射孔を有する複数の噴射ユニットを用い、長ネギ類
    の横移動方向の下流側に位置する前記噴射ユニットの前
    記噴射孔を上流側に位置する前記噴射ユニットの前記噴
    射孔より下方に位置させ横移動させながら長ネギ類の茎
    部に噴射孔から斜め下方へ気体を噴射させ茎部の皮を剥
    きとり、皮が剥かれた長ネギ類の葉部を切断することを
    特徴とする全自動型長ネギ類仕上げ方法。
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