JP2000037180A - 長ネギ加工装置 - Google Patents

長ネギ加工装置

Info

Publication number
JP2000037180A
JP2000037180A JP10209905A JP20990598A JP2000037180A JP 2000037180 A JP2000037180 A JP 2000037180A JP 10209905 A JP10209905 A JP 10209905A JP 20990598 A JP20990598 A JP 20990598A JP 2000037180 A JP2000037180 A JP 2000037180A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
root
onion
driving
green onion
positioning
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10209905A
Other languages
English (en)
Inventor
Toyohiko Otake
豊彦 大竹
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
RENKO DENKI KK
Original Assignee
RENKO DENKI KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by RENKO DENKI KK filed Critical RENKO DENKI KK
Priority to JP10209905A priority Critical patent/JP2000037180A/ja
Publication of JP2000037180A publication Critical patent/JP2000037180A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Apparatuses For Bulk Treatment Of Fruits And Vegetables And Apparatuses For Preparing Feeds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 根切断、皮剥き作業が容易に行え、小形の長
ネギ加工装置を得る。 【解決手段】 長ネギを挿入して根を切断する根切断部
51と、長ネギの皮を剥ぐ皮剥部52と、制御部とを備
え、根切断部51は保持台と、長ネギの根の切断位置を
設定する位置決め板12と、長ネギの根を切断するカッ
ター装置16と、長ネギの太さを検知する太さ検知手段
8とからなり、皮剥部52は、長ネギの有無を検知する
ネギ検知手段Aと、ガイド2と、圧縮空気をガイド2の
中心方向に噴射する複数のノズル30と、長ネギを保持
する支持体27と、長ネギの有無を検知するネギ検知手
段Bとからなり、制御部は、保持台駆動手段、位置決め
駆動手段14b、カッター装置16及びノズル30から
の圧縮空気の送出を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は長ネギの根切りお
よび外皮を剥ぐ長ネギ加工装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図19は例えば登録実用新案第3027
108号公報に示された従来の長ネギ切断装置の要部断
面正面図であり、102は長ネギを載置するパン、11
5aは回転刃、111aは長ネギの太さにより回転刃1
15aと根の距離を調節する位置決め板で、ネジ111
dを緩めて移動し、太さにより距離Hを決めた後ネギ1
11dで固定する。図中(a)は太さが細い(s)の場
合、(b)は中太(M)の場合、(c)は太い(L)の
場合の位置決め位置を示すもので回転刃115aとの距
離をH<H1<H2の関係となるように工具を使い、太
さに対応して調節する。また図20にあっては長ネギN
の根に直線状のビーム104を放射する光発振器124
を備え、このビーム104を作業者が視認して根を合
せ、パン102に長ネギNを載せるようになっている。
【0003】また図21、図22は実開昭57−154
993号公報に示された長ネギの皮剥装置を示す要部斜
視図と正面図であり、図において202は長ネギの載置
台、224は載置台202の両側に配設した長ネギの有
無を検知する光センサー。228a、228bは載置台
202の両側に各々設けた圧縮空気の噴射ノズル、この
ノズルの噴射方向は長ネギの中心部に向けられている。
220は圧縮空気を送出するコンプレッサー、230は
このコンプレッサー220の圧縮空気路を開閉する弁、
219はコントローラであり、センサー224の検知信
号により弁230を開閉制御する、231は長ネギの本
数をカウントするカウンターである。長ネギを載置台2
02に載置するとセンサー224が長ネギ有と検知し、
この検知信号によりコントローラ219は弁230を開
弁してコンプレッサー220からの圧縮空気をノズル2
28a、228bから長ネギに向って噴射し、長ネギを
引きだすことで外皮の皮剥ぎを実行する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の長ネギ加工装置
は以上のように構成されているので、根の切断位置を設
定するのに位置決め板をネギの太さに対応して手動で設
定したりビームに根を合せて根を揃える必要があり、多
くの手間を要すると共に根切断過ぎや、切断不足が発生
し、品質が不安定であった。また皮剥ぎ作業では長ネギ
が載置台に接触しているため、圧縮空気が当らず、手に
よってネギを回転させる必要があり、剥がれた皮が載置
台に付着してしまい、また、根切断機と皮剥機が独立し
ているため、長ネギを移動する時間等を要し、根切断と
皮剥きの品質が安定せず作業に多くの手間を要する問題
等があった。また、根切断機と皮剥機が独立しているの
で設置面積を多く要するという問題点があった。
【0005】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので根切断、皮剥き作業が容易に行え
品質の安定を図ることができ、設置面積の少い、小形で
使い易い長ネギ加工装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係わる長ネギ
加工装置は、長ネギの根元部を保持する保持台と、この
保持台の後部近傍に配設し前記長ネギの根を当接し、切
断位置を設定する位置決め手段と、この位置決め手段を
進退自在に駆動する位置決め駆動手段と、前記保持台の
前部近傍に配設し、長ネギの太さを検知する太さ検知手
段と、前記保持台と前記位置決め手段の間に進退自在に
配設し、前記長ネギの根を切断する回転刃を有するカッ
ター手段と、このカッター手段を進退駆動するカッター
駆動手段と、前記位置決め駆動手段、前記カッター駆動
手段とを制御する制御手段とを備える。
【0007】また、保持台を進退自在に配設し、前記保
持台を駆動する保持台駆動手段を備え、この保持台駆動
手段を制御手段で制御するものである。
【0008】また、太さ検知手段の近傍に長ネギの有無
を検知するネギ検知手段を備える。
【0009】また、カッター手段の回転刃と位置決め手
段との間に長ネギの根の有無を検知する根検知手段を備
え、制御手段は前記根検知手段の出力に基づいてカッタ
ー駆動手段と保持台駆動手段を制御するものである。
【0010】また、位置決め手段は、位置決め板と進退
可能な当板とで構成したものである。
【0011】また、上面に長ネギの投入口、前面に取り
出し口及び後面に排出口を有する筒状のガイドと、圧縮
空気を送出するエア送出手段と、前記ガイドの前部に設
けられ、圧縮空気を前記ガイド内に向けて前記排出口側
に噴射する複数のノズルと、このノズル近傍に配設され
前記ガイドの底面との間にあらかじめ定められた間隙を
有して長ネギを保持する支持体と、この支持体近傍の前
記ガイド側部に設けられ、長ネギの有無を検知するネギ
検知手段と、前記ネギ検出手段の出力に基づいて前記エ
ア送出手段を制御する制御手段とを備える。
【0012】また、ノズルの少くとも1箇所はガイドの
底面に圧縮空気を噴射するものである。
【0013】また、ノズルの少くとも1箇所は支持体よ
り下方に配設したものである。
【0014】また、長ネギの根を切断する根切断部と、
この根切断部で根が切断された長ネギの皮を剥ぐ皮剥部
と、前記根切断部と前記皮剥部を制御する制御部とを備
え、前記根切断部は、長ネギの根元部を保持する保持台
と、この保持台を進退自在に配設し、前記保持台を駆動
する保持台駆動手段と、前記保持台の後部近傍に配設し
前記長ネギの根を当接し、切断位置を設定する位置決め
手段と、この位置決め手段を進退自在に駆動する位置決
め駆動手段と、前記保持台の前部近傍に配設し、長ネギ
の太さを検知する太さ検知手段と、前記太さ検知手段の
近傍に配設し、長ネギの有無を検知する第一のネギ検知
手段と、前記保持台と前記位置決め手段の間に進退自在
に配設し、前記長ネギの根を切断する回転刃を有するカ
ッター手段と、このカッター手段を進退駆動するカッタ
ー駆動手段と、前記カッター手段の回転刃と前記位置決
め手段との間に配置し、長ネギの根の有無を検知する根
検知手段と、前記保持台の下方に設けられ、上面に長ネ
ギの投入口、前面に取り出し口及び後面に排出口を有す
る筒状のガイドとからなり、前記皮剥部は、圧縮空気を
送出するエア送出手段と、前記ガイドの前部に設けら
れ、圧縮空気を前記ガイド内に向けて前記排出口側に噴
射する複数のノズルと、このノズル近傍に配設され前記
ガイドの底面との間にあらかじめ定められた間隙を有し
て長ネギを保持する支持体と、この支持体近傍の前記ガ
イド側部に設けられ、長ネギの有無を検知する第二のネ
ギ検知手段とからなるものである。
【0015】また、当板を進退駆動する当板駆動手段
と、前記当板の設定位置を入力する当板入力手段とを備
え、前記当板駆動手段を制御手段で制御するものであ
る。
【0016】また、制御部は、第一のネギ検知手段の検
知信号に基づいて長ネギの有無及び根検知手段の検知信
号に基づいて根の有無を判定する判定手段と、この判定
手段のネギ有信号が入力されると太さ検知手段の検知信
号に基づいて前記長ネギの太さを測定する測定手段と、
前記長ネギの太さに対応した複数の根切断位置が記憶さ
れている記憶手段と、前記測定手段の測定信号に基づい
て前記記憶手段に記憶された根切断位置を選択する選択
手段と、この選択手段の選択信号に基づいて、位置決め
駆動手段を駆動させる第一の駆動手段と、前記選択手段
の選択信号に基づいて、位置決め駆動手段を駆動させる
第二の駆動手段と、前記判定手段の根有信号が入力され
るとカッター手段を前進駆動させ、根無信号が入力され
ると後退駆動させる第三の駆動手段と、前記根無信号が
入力されるとあらかじめ定められた時間カウントして時
限信号を出力する時限手段と、前記判定手段の根無信号
が入力されると前記保持台を後退させ、前記時限手段の
時限信号に基づいて保持台を前進させる第四の駆動手段
と、判定手段が第二のネギ検知手段の検知信号に基づい
てネギ有と判定すると、ノズルから圧縮空気を噴射し、
ネギ無と判定すると噴射を停止するエアー制御手段を備
える。
【0017】また、当板入力手段の入力信号により選択
された当板を判定する判定手段と、この判定手段の出力
信号により当板駆動手段を駆動させる駆動手段とを備え
る。
【0018】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下この発明の実
施の形態1を図について、まず、根切断部関連部分につ
いて説明する。図1はこの発明の実施の形態による長ネ
ギ加工装置の外観図、図2は長ネギ加工装置を示す断面
平面図、図3はその断面側面図、4は根切断部の要部斜
視図、図5は根切断部を示す要部平面図、図6は根切断
部を示す断面側面図、図7は位置決め板の斜視図であ
る。
【0019】図1〜図7において、51は1は長ネギ加
工装置の本体、2はこの本体1の背面に開口し、切断し
た根や外皮を排出する排出口3に連通し、他方を本体1
の前方に延設した風路4を形成したガイド、1aは本体
ケース、5はこのガイド4の上部の本体1前面に開口
し、根を切断した後に長ネギNを投入する投入口、6は
根の切断後に長ネギNを引き出す取り出し口、7は長ネ
ギNの有無を検知する光センサーからなるネギ検知器
(A)であり、前記本体1の前面近傍のガイド2上面側
部に配設されている。
【0020】8は前記ネギ検知器(A)7の後方近傍に
一対の光センサーからなる長ネギNの太さを検知する太
さ検知器であり、ガイド2上に設けられている。9は略
L字状の板材からなる保持台、10はこの保持台9の上
面に立設した長ネギNの根を切断する際長ネギNの移動
を防止するストッパー、11は前記保持台9をエアーの
加圧で前記ガイド2の投入口5方向に前進し減圧で後退
させる保持台駆動手段である。
【0021】12は前記保持台9の後方近傍に配設し、
長ネギNの根を当接させ、根の切断位置を決める位置決
め板であり、略L字状の当板A12aと当板B12bが
支持板12cにネジ12dと蝶ナット12eにより固着
されている。なお、当板12aおよび12bには長穴1
2fが開口されており、当板12aおよび12bの保持
台9側への突出を調節可能としている。本実施の形態で
は当板12aが当板12bより突出した形で配設されて
いる。
【0022】13は支持板12cの底面を支持する受け
部13aを備え、この受け部13aより立設した略L字
状の連結板、この連結板13の一方の立設面には開口部
(図示せず)を介して支持板12cと連結した位置決駆
動手段(S2)14bが固定されている。この位置決駆
動手段(S2)14bはエアーの加圧で支持板12cを
前記保持台9側に前進、減圧で後退動作させる。
【0023】14aは連結板13の他方の立設面に取付
けられ、位置決め板12をエアーの加圧でガイド2の中
心方向へ前進、減圧で後退させる位置決駆動手段(S
1)である。なお位置決駆動手段(S1)14aと(S
2)14bにより位置決駆動手段14を構成している。
【0024】16は前記保持台9と当板12aとの間に
回転刃16aを位置させ、この回転刃16aを回転駆動
する電動機16bを備えたカッター装置、17はこのカ
ッター装置16をエアーの加圧により回転刃16aが前
記保持台9と、当板12a間に位置するように前進、減
圧で後退させるカッター駆動手段である。18は前記保
持台駆動手段11の上部に配設した当板12aと回転刃
16aの間に挿入された長ネギNの根の有無を検知する
根検知器、19は前記本体の天井に設けた本体1内を照
明する照明器、20は制御装置、21は圧縮空気を送出
するコンプレッサー、22は前記本体1前面のガイド2
の上方に設けた内部が透視可能な透視窓、23はこの透
視窓21の上部に設けた根検知器18に連動し、根有の
時点灯し、根無の時に消灯する表示灯、24は本長ネギ
加工装置を起動、停止する電源スイッチである。25は
本体1を移動可能なストッパーを備えた車輪である。
【0025】根切断部は図3の51の部分であり、ネギ
検知器(A)7、太さ検知器8、前記本体1の上部より
ガイド2上に設けられている。保持台9、ストッパー1
0、保持台駆動手段11位置決め板12、連結板13、
支持板12c、当板12a、12b、位置決駆動手段
(S2)14b、位置決駆動手段(S1)14a、カッ
ター装置16、カッター駆動手段17及び根検知器18
から構成される。
【0026】次に皮剥部関連部分について図1〜図3、
図8〜図11により説明する。図8は皮剥部の斜視図、
図9は皮剥部の断面側面図、図10は正面図、図11は
平面図である。
【0027】図1〜図3、図8〜図11において、本体
1の前方に延設され、切断した根や外皮を排出する排出
口3、根の切断した後に、時長ネギNを投入する投入口
5、長ネギNを引き出す取り出し口6を有し、風路4を
形成したガイド2の先端近傍側面には、長ネギNの有無
を検知する光センサーからなる第二のネギ検知手段であ
るネギ検知器(B)26が設けられている。27はこの
ネギ検知器(B)26に隣設した長ネギNの支持体であ
り、長ネギNを支持する支持部27aと、この支持部2
7aの両側に立設された略逆ハ字状の案内部27bから
なる。なお、支持部27aはネギ検知器(B)26より
下方に位置している。支持体27は、支持体27の下部
が支持板41に設けられた穴に挿入され、支持部27a
とガイド2の底面との間隙が適切になるようにして、ネ
ジ42で固定される。
【0028】29はガイド2の先端部に配設した一対の
エアー吐出部であり、各々3箇所に圧縮空気を吐出する
ノズル30が前記ガイド2の中心方向に向って所定の角
度(例えば30度)で配設されている。ノスル30の上
部ノズル30a、30bは前記支持部27aの上方に、
ノズル30cは下方に圧縮空気を吐出するように配設構
成されている。なおノズル30aおよび30cはガイド
2の底面方向に噴射する様にノズル口は下方に傾斜して
いる。前記保持台駆動手段 、位置決駆動手段(S2)
14b、位置決駆動手段(S1)14a、カッター駆動
手段17およびエアー吐出部29への圧縮空気はコンプ
レッサー21より送出される。
【0029】皮剥部は図3の52の部分であり、ガイド
2、ネギ検知器(B)26、支持体27、エアー吐出部
29から構成される。
【0030】次に制御装置20の詳細を図12について
説明する。20は制御装置、本実施の形態ではマイクロ
コンピュータにより構成したが電気回路により回路シー
ケンスを構成してもよい。20aは太さ検知器8の入力
信号により長ネギNの太さを測定する測定手段、20b
はこの測定手段20aの測定結果にもとづき、記憶手段
20cに記憶された例えば20mm未満はS、20mm
を超え30mm未満はM、30mmを超えるものはLの
基準の中より該当する、太さ基準を選択する選択手段、
20dはこの選択手段20bの選択結果にもとづき第一
の位置決駆動手段(S1)14aを駆動制御する第一の
駆動制御手段である駆動制御手段(1)、20eは前記
同様第二の位置決駆動手段(S2)14bを駆動制御す
る第二の駆動制御手段である駆動制御手段(2)であ
る。
【0031】20fはネギ検知器(A)17、根検知器
18、ネギ検知器(B)26の入力信号により長ネギN
または根の有無を判定する判定手段、20gは判定手段
20fの判定結果によりカッター駆動手段17の駆動を
制御する第三の駆動制御手段である駆動制御手段
(3)、20hは前記同様保持台駆動手段11の駆動を
制御する第四の駆動制御手段である駆動制御手段
(4)、20jは前記駆動制御手段(3)20gにより
カッター駆動手段17が後退した時、駆動制御手段
(4)20hを所定時間作動させ保持台駆動手段11を
後退、前進させる時限手段、20kは判定手段20fの
判定結果が根有であれば表示灯23を点灯し、根無であ
れば消灯の動作を制御する表示制御手段、20mは、判
定手段fの判定結果がネギ有であればエアー吐出部29
のノズル30から圧縮空気を噴射し、長ネギ無であれば
噴射を停止動作制御するエアー制御手段、20nは電源
スイッチ24がONすると、照明器19、カッター装置
16、コンプレッサー21を駆動制御する照明・カッタ
ー・コンプレッサー制御手段である。
【0032】次に動作概略について図12〜図15によ
りて説明する。図13は長ネギ根切断と皮剥ぎの挿入と
取り出し動作説明図、図14は動作フローチャート、図
15は根切断動作説明図である。まず、根切断は図13
(a)に示すように、長ネギNを根を先にして手で葉部
を保持して、ネギ検知器(A)7、長ネギNが太さ検知
器7を通過させ、保持台9に載せ根を当板A12a、ま
たは当板B12bに当接する。次に、カッター装置16
により根を切断する。切断された根はガイド2内に落下
し、排出口3より排出される。
【0033】次に図13(b)に示すように、根が切断
された長ネギNを投入口5に落下させ支持部27aに載
せ手前に引きだす。このときノズル30より長ネギとN
ガイド2の底面に向って圧縮空気が噴射すされ、外皮が
剥れる。
【0034】次に、図12のブロック図、図14のフロ
ーチャート図、図15の動作説明図により説明する。図
15(a)は根切断部の根切断動作前後の平面図、図1
5(b)は根の太さが細い(S)場合の根切断部の平面
図、図15(c)は根の太さが中間(M)の場合の根切
断部の平面図、図15(d)は根の太さが太い(L)場
合の根切断部の平面図である。
【0035】まず、長ネギの加工を行う前に当板A12
a、当板B12bの調整を行う。これは、ネギの太さが
同じでも、長ネギの種類により根の長さが異なるため、
あらかじめ設定を変え必要があるからである。当板A1
2a、当板B12bの調整は、蝶ナット12eにより当
板12aおよび12bの保持台9側への突出を行い、当
板12aが当板12bより突出した形で、あらかじめ設
定された値に調整する。
【0036】まず、ステップS1で電源スイッチをON
すると、照明・カッター・コンプレッサー制御手段20
nが作動しステップS2で本体1内の照明器19を点灯
させ、ステップS3でカッター装置16の電動機16b
を駆動させて回転刃16aを回転する。またステップS
4でコンプレッサー21を起動させる。次にステップS
5で長ネギNを根を先にして手で葉部を保持して投入口
5より、透視窓22で根を確認しながら本体1内に挿入
する。このときは図15(a)の状態である。
【0037】ステップS6で挿入された長ネギNをネギ
検知器(A)7が検知し、判定手段20fにその検知結
果を入力する。判定手段20fで長ネギNの有無を判定
し、その判定が有であれば、ステップS7に進む。ステ
ップS7では、長ネギNが太さ検知器7を通過すると、
測定手段20aは太さ検知器7の信号により長ネギNの
太さを測定しその測定結果を選択手段20bに入力す
る。
【0038】選択手段20bはその入力信号と記憶手段
19cに記憶された太さ基準「S」(20mm未満)、
「M」(20mm超30mm未満)「L」(30mm以
上)とを比較して、該当した基準を選択する。
【0039】次にステップS8で、選択手段20bは基
準「S」か否かを判定し「S」で有ればステップS9で
駆動制御手段(1)、20dは位置決駆動手段(S1)
14aに圧縮空気を加圧し位置決め板12を1段移動す
ることで当板A12aがガイド2の中心部まで移動する
(図15(b))。
【0040】次にステップS8での判定結果がSでなけ
ればS11で「M」か否かを判定し、「M」であればス
テップS12で駆動制御手段(1)20dは位置決駆動
手段(S1)14aに圧縮空気を加圧し、位置決め板1
2を2段移動することで当板(B)12bがガイド2の
中心部まで移動する(図15(b))。
【0041】次にステップS10での判定結果が「M」
でなければステップS12でLか否かを判定し、「L」
であればステップS13で駆動制御手段(1)20dは
位置決駆動手段(S1)に圧縮空気を加圧し、位置決め
板12を2段移動することで当板(B)12bがガイド
2中心部に移動し、さらにステップS14で駆動制御手
段(2)20eは位置決駆動手段(S2)14bに圧縮
空気で、位置決め板12を1段排気口3側へ移動する
(図15(c))。
【0042】次に挿入した長ネギNが保持台8に載置さ
れさらに根が当板A12a、または当板(B)17に当
接するとステップS15で根検知器18が根を検知し、
判定手段20fが根有と判定すると、ステップS16で
表示制御手段20kが表示灯23を点灯させる。次に、
ステップS17で駆動制御手段(3)20gはカッター
駆動手段17が駆動し、カッター装置16を長ネギNの
方向に移動して、ステップS18で根を切断する。切断
された根はガイド2内に落下し、底の傾斜に沿って搬送
され、排出口3より本体1外へ排出される。
【0043】次にステップS19で根検知器18が根を
検出し、判定手段20fが根無と判定すると、ステップ
S20で表示制御手段(4)20hは表示灯23を消灯
し、ステップS21で駆動制御手段(3)20gはカッ
ター装置16をカッター駆動手段17の圧縮空気を減圧
して保持台9を後退させる。同時に時限手段20gが所
定時間(例えば1秒間)をカウントし、所定時間が経過
すると再びステップS24で駆動制御手段(4)20h
は保持台駆動手段11に圧縮空気を加圧して保持台9を
元の位置に復帰させる。またステップS25で駆動制御
手段(1)20dと駆動制御手段(2)20eは位置決
駆動手段(S1)14aおよび位置決駆動手段(S2)
14aを元の位置に復帰させる。次に、長ネギNを投入
口5からガイド2に投入して根の切断作業は終了する。
【0044】次に、根を切断した長ネギNを投入口5か
ら投入し、取り出し口6に向けてエアー吐出部29側に
引きだし、案内部27bをガイドとして支持部27aに
載置する。ステップS29でネギ検知器(B)26が長
ネギNを検知すると判定手段20fはネギの有無を判定
し、有であればエアー制御手段20mが駆動し、ノズル
30a、30b、30cより長ネギNに向って圧縮空気
を噴射する。この時ノズル30a、30bの圧縮空気は
長ネギNに直接噴射され、ノズル30cの圧縮空気はガ
イド2の底面に噴射され底面に反射して長ネギNに噴射
されるので長ネギNが噴射され、底面に反射して長ネギ
Nに噴射されるので長ネギNが支持体27を支点として
根側を底面より浮揚させる。この状態でステップS31
で長ネギNを引きだすと外皮が剥れ、剥がれた外皮は圧
縮空気によりガイド2内を通過して排出口3より排出さ
れる。
【0045】根部が支持体27より離れると、ステップ
S32でネギ検知器(B)26がネギを検知し、判定手
段20fが長ネギNの有無を判定し、エアー制御手段2
0lはノズル30a、30b、30cからの圧縮空気の
噴射を停止して皮剥作業を終了する。次に新らたに長ネ
ギNを投入口5より挿入すれば順次前記作業を繰返し、
根切断と皮剥作業を一連の作業として行うことができ
る。なお1回当りの作業は約2〜3秒程度と短縮間で終
了でき、従来の約8秒の半分以下となる。
【0046】この実施の形態は前記のように構成されて
いるので、長ネギNの太さを判定し判定した太さに対応
して根の当板位置を決定して根を切断するので、細いネ
ギの根の切り過ぎや太いネギの根の切り不足を解消し品
質の安定した根切断作業を行うことができる。また、圧
縮空気で長ネギNを浮揚させ、全周より圧縮空気を噴射
して皮剥ぎできるので皮剥が均一となり品質の安定した
皮剥作業を行うことができる。さらに、根切断部51の
手前に皮剥部52を配設したので、根切断作業と皮剥作
業がネギを持ちながら、一連の作業で短時間でできるの
で作業効率がよく、装置もコンパクトとなり、設置面積
が少なくできる。
【0047】なお、上記の実施の形態では、位置決め駆
動手段(S1)および位置決め駆動手段(S21)を空
気シリンダを使用して駆動したが、電磁ソレノイドまた
は油圧を使用してもよく、位置決め板12の調整で位置
を調整できるのでネギの太さは自由に設定することがで
き、例えば、1〜10mm、10〜15mm、15〜2
0mm、20mm以上等とあらかじめ設定できる。ま
た、太さ検知器8は1〜60mmに設定することができ
る。
【0048】以上のように、根切断、皮剥き作業を連続
して容易に短時間で行え、品質の安定を図ることがで
き、また、小形で設置面積を少なくすることができる。
【0049】実施の形態2.実施の形態1は、位置決め
板をネジで調整したが、本実施の形態では、当板の駆動
手段を設けて設定するようにしたものである。以下この
発明の実施の形態2を図について説明する。図16はこ
の発明の実施の形態1による長ネギ加工装置の外観図、
図17は位置決め部の斜視図、図18は長ネギ加工装置
のブロック図である。
【0050】図16、17において実施の形態1で示し
た図1〜図7と同一または相当部分には、同じ符号を付
し、説明を省略する。31は当板A120aの入力手
段、32は当板B120bの入力手段、33は表示部
A、34は表示部Bであり、表示部A、表示部Bには0
〜10が表示される。この表示された数値は実施の形態
1における初期の当板A、Bの位置から後方へ移動する
距離をミリメートルで表示する。
【0051】120aは当板Aであり、略U字状であ
り、その底面には長穴120fが設けられている。12
0bは当板Bであり、当板Aと同一形状である。この当
板A120a、120bは位置決め板12cに立設した
ピン12gが長穴120fに挿入されており、前後に移
動できるようになっている。14cは位置決め板12c
に固定され、当板A120aを進退駆動する当板A駆動
手段、14dは位置決め板12cに固定され、当板B1
20b進退駆動する当板B駆動手段である。
【0052】次に動作を図16〜図18により説明す
る。図18は実施の形態1で示した図12に当板A入力
手段31、当板B入力手段32、判定手段20p、第五
の駆動制御手段である駆動制御手段(5)、当板A駆動
手段14c、当板B駆動手段14dを加えたものであ
る。
【0053】まず、当板A入力手段31により、例え
ば、1mmをセットすると、表示部A33に01が表示
される。この入力により判定手段20pは、当板A入力
手段31からの情報と判定し、第五の駆動制御手段
(5)に入力する。第五の駆動制御手段(5)は、当板
A駆動手段14cを駆動し、当板A120aを後方に1
mm移動する。当板B入力手段32によりセットしても
同様に当板B駆動手段14cを駆動し、当板B120b
を後方に1mm移動する。当板A駆動手段14c、当板
B駆動手段14dは電磁ソレノイド等が使用され、電源
スイッチ24を切るとOFFとなり、初期状態となる。
【0054】再度電源を入れると、当板A入力手段31
で入力されていれば、表示部Aに表示されている数値で
駆動する。この数値を変えることで1〜10mmに自由
に設定できる。
【0055】以上のように、位置決め板の調整を、ネジ
で行う必要がなく、簡単にセットすることができる。
【0056】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に示すような効果を奏する。
【0057】長ネギの根元部を保持する保持台と、この
保持台の後部近傍に配設し前記長ネギの根を当接し、切
断位置を設定する位置決め手段と、この位置決め手段を
進退自在に駆動する位置決め駆動手段と、前記保持台の
前部近傍に配設し、長ネギの太さを検知する太さ検知手
段と、前記保持台と前記位置決め手段の間に進退自在に
配設し、前記長ネギの根を切断する回転刃を有するカッ
ター手段と、このカッター手段を進退駆動するカッター
駆動手段と、前記位置決め駆動手段、前記カッター駆動
手段とを制御する制御手段とを備えたので、根の切りす
ぎや、切断不足が解消でき、品質の安定した根切断を行
うことができる。
【0058】また、保持台を進退自在に配設し、前記保
持台を駆動する保持台駆動手段を備え、この保持台駆動
手段を制御手段で制御するので、根切断加工が終了する
とネギが落下するので、切断作業終了したことを判断す
ることができる。
【0059】また、太さ検知手段の近傍に長ネギの有無
を検知するネギ検知手段を備えたので、長ネギをセット
したときのみ根切断が行われ安全である。
【0060】また、カッター手段の回転刃と位置決め手
段との間に長ネギの根の有無を検知する根検知手段を備
え、制御手段は前記根検知手段の出力に基づいてカッタ
ー駆動手段と保持台駆動手段を制御するので、根切断を
正確に行うことができる。
【0061】また、位置決め手段は、位置決め板と進退
可能な当板とで構成したので、またネギのロットによる
太さのバラツキに応じて根切断位置の微調整をすること
ができる。
【0062】また、上面に長ネギの投入口、前面に取り
出し口及び後面に排出口を有する筒状のガイドと、圧縮
空気を送出するエア送出手段と、前記ガイドの前部に設
けられ、圧縮空気を前記ガイド内に向けて前記排出口側
に噴射する複数のノズルと、このノズル近傍に配設され
前記ガイドの底面との間にあらかじめ定められた間隙を
有して長ネギを保持する支持体と、この支持体近傍の前
記ガイド側部に設けられ、長ネギの有無を検知するネギ
検知手段と、前記ネギ検出手段の出力に基づいて前記エ
ア送出手段を制御する制御手段とを備えたので、長ネギ
を回転しなくとも引き出すだけで全周の外皮膚を剥ぐこ
とができる。
【0063】また、ノズルの少くとも1箇所はガイドの
底面に圧縮空気を噴射するので、圧縮空気が底面に反射
し、長ネギお浮揚するので、全周に圧縮空気が当たり外
皮が剥がれやすく、長ネギの引き出しも容易となる。
【0064】また、ノズルの少くとも1箇所は支持体よ
り下方に配設したので、圧縮空気は確実に長ネギの下面
へ噴射され、外皮が剥がれ易く、剥がれた外皮が底面に
付着しない。
【0065】また、長ネギの根を切断する根切断部と、
この根切断部で根が切断された長ネギの皮を剥ぐ皮剥部
と、前記根切断部と前記皮剥部を制御する制御部とを備
え、前記根切断部は、長ネギの根元部を保持する保持台
と、この保持台を進退自在に配設し、前記保持台を駆動
する保持台駆動手段と、前記保持台の後部近傍に配設し
前記長ネギの根を当接し、切断位置を設定する位置決め
手段と、この位置決め手段を進退自在に駆動する位置決
め駆動手段と、前記保持台の前部近傍に配設し、長ネギ
の太さを検知する太さ検知手段と、前記太さ検知手段の
近傍に配設し、長ネギの有無を検知する第一のネギ検知
手段と、前記保持台と前記位置決め手段の間に進退自在
に配設し、前記長ネギの根を切断する回転刃を有するカ
ッター手段と、このカッター手段を進退駆動するカッタ
ー駆動手段と、前記カッター手段の回転刃と前記位置決
め手段との間に配置し、長ネギの根の有無を検知する根
検知手段と、前記保持台の下方に設けられ、上面に長ネ
ギの投入口、前面に取り出し口及び後面に排出口を有す
る筒状のガイドとからなり、前記皮剥部は、圧縮空気を
送出するエア送出手段と、前記ガイドの前部に設けら
れ、圧縮空気を前記ガイド内に向けて前記排出口側に噴
射する複数のノズルと、このノズル近傍に配設され前記
ガイドの底面との間にあらかじめ定められた間隙を有し
て長ネギを保持する支持体と、この支持体近傍の前記ガ
イド側部に設けられ、長ネギの有無を検知する第二のネ
ギ検知手段とからなので、根切断、皮剥き作業を連続し
て容易に行え、品質の安定を図ることができ、また、小
形で設置面積を少なくすることができる。
【0066】また、当板を進退駆動する当板駆動手段
と、前記当板の設定位置を入力する当板入力手段とを備
え、前記当板駆動手段を制御手段で制御するので、位置
決め板の調整を、簡単にセットすることができる。
【0067】また、制御部は、第一のネギ検知手段の検
知信号に基づいて長ネギの有無及び根検知手段の検知信
号に基づいて根の有無を判定する判定手段と、この判定
手段のネギ有信号が入力されると太さ検知手段の検知信
号に基づいて前記長ネギの太さを測定する測定手段と、
前記長ネギの太さに対応した複数の根切断位置が記憶さ
れている記憶手段と、前記測定手段の測定信号に基づい
て前記記憶手段に記憶された根切断位置を選択する選択
手段と、この選択手段の選択信号に基づいて、位置決め
駆動手段を駆動させる第一の駆動手段と、前記選択手段
の選択信号に基づいて、位置決め駆動手段を駆動させる
第二の駆動手段と、前記判定手段の根有信号が入力され
るとカッター手段を前進駆動させ、根無信号が入力され
ると後退駆動させる第三の駆動手段と、前記根無信号が
入力されるとあらかじめ定められた時間カウントして時
限信号を出力する時限手段と、前記判定手段の根無信号
が入力されると前記保持台を後退させ、前記時限手段の
時限信号に基づいて保持台を前進させる第四の駆動手段
と、判定手段が第二のネギ検知手段の検知信号に基づい
てネギ有と判定すると、ノズルから圧縮空気を噴射し、
ネギ無と判定すると噴射を停止するエアー制御手段を備
えたので、品質の安定した根切断と皮剥を連続して行う
ことができる。
【0068】また、当板入力手段の入力信号により選択
された当板を判定する判定手段と、この判定手段の出力
信号により当板駆動手段を駆動させる駆動手段とを備え
たので、位置決め板の調整を、簡単にセットすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による長ネギ加工装
置の外観図である。
【図2】 この発明の実施の形態1による長ネギ加工装
置を示す断面平面図である。
【図3】 この発明の実施の形態1による長ネギ加工装
置の断面側面図である。
【図4】 この発明の実施の形態1による長ネギ加工装
置の根切断部の要部斜視図である。
【図5】 この発明の実施の形態1による長ネギ加工装
置の根切断部を示す要部平面図である。
【図6】 この発明の実施の形態1による長ネギ加工装
置の根切断部を示す断面側面図である。
【図7】 この発明の実施の形態1による長ネギ加工装
置の位置決部の位置決め板分解斜視図である。
【図8】 この発明の実施の形態1による長ネギ加工装
置の皮剥部の斜視図である。
【図9】 この発明の実施の形態1による長ネギ加工装
置の皮剥部の断面側面図である。
【図10】 この発明の実施の形態1による長ネギ加工
装置の皮剥部の正面図である。
【図11】 この発明の実施の形態1による長ネギ加工
装置の皮剥部の平面図である。
【図12】 この発明の実施の形態1による長ネギ加工
装置のブロック図である。
【図13】 この発明の実施の形態1による長ネギ加工
装置の根切断と皮剥ぎ動作における挿入と取り出し動作
説明図である。
【図14】 この発明の実施の形態1による長ネギ加工
装置の動作フローチャートである。
【図15】 この発明の実施の形態1による長ネギ加工
装置の根切断動作説明図である。
【図16】 この発明の実施の形態2による長ネギ加工
装置の外観図である。
【図17】 この発明の実施の形態2による長ネギ加工
装置の位置決部の斜視図である。
【図18】 この発明の実施の形態2による長ネギ加工
装置のブロック図である。
【図19】 従来の根切断装置を示す要部断面側面図で
ある。
【図20】 従来の他の根切断装置を示す要部斜視図で
ある。
【図21】 従来の皮剥ぎ装置を示す要部斜視図であ
る。
【図22】 従来の皮剥ぎ装置皮剥ぎ装置の正面図であ
る。
【符号の説明】
1 本体、2 ガイド、3 排出口、5 投入口、6
開口部、7 ネギ検知器(A)、8 太さ検知器、9
保持台、11 保持台駆動手段、12 位置決め板、1
4a 位置決駆動手段(S2)、14b 位置決駆動手
段(S1)、16 カッター装置、17 カッター駆動
手段、18 根検知器、20 制御装置、20a 測定
手段、20b 選択手段、20c 記憶手段、20d
駆動制御、手段(1)、20e 駆動制御手段(2)、
20f 判定手段、20g 駆動制御手段(3)、20
h 駆動制御手段(4)、20j 時限手段、20k
表示制御手段、20m エアー制御手段、20n 照明
・カッター・コンプレッサー制御手段、21 コンプレ
ッサー、26 ネギ検知器、27 支持台、29エアー
吐出部、30 ノズル、31 支持台、51 根切断
部、52 皮剥ぎ部、31 当板A120aの入力手
段、32 当板B120bの入力手段、33表示部A、
34 表示部B、14c 当板A駆動手段、14d 当
板B駆動手段。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年5月7日(1999.5.7)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 長ネギ加工装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は長ネギの根切りお
よび外皮を剥ぐ長ネギ加工装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図19は例えば登録実用新案第3027
108号公報に示された従来の長ネギ切断装置の要部断
面正面図であり、102は長ネギを載置するパン、11
5aは回転刃、111aは長ネギの太さにより回転刃1
15aと根の距離を調節する位置決め板で、ネジ111
dを緩めて移動し、太さにより距離Hを決めた後ネギ1
11dで固定する。図中(a)は太さが細い(s)の場
合、(b)は中太(M)の場合、(c)は太い(L)の
場合の位置決め位置を示すもので回転刃115aとの距
離をH<H1<H2の関係となるように工具を使い、太
さに対応して調節する。また図20にあっては長ネギN
の根に直線状のビーム104を放射する光発振器124
を備え、このビーム104を作業者が視認して根を合
せ、パン102に長ネギNを載せるようになっている。
【0003】また図21、図22は実開昭57−154
993号公報に示された長ネギの皮剥装置を示す要部斜
視図と正面図であり、図において202は長ネギの載置
台、224は載置台202の両側に配設した長ネギの有
無を検知する光センサー。228a、228bは載置台
202の両側に各々設けた圧縮空気の噴射ノズル、この
ノズルの噴射方向は長ネギの中心部に向けられている。
220は圧縮空気を送出するコンプレッサー、230は
このコンプレッサー220の圧縮空気路を開閉する弁、
219はコントローラであり、センサー224の検知信
号により弁230を開閉制御する、231は長ネギの本
数をカウントするカウンターである。長ネギを載置台2
02に載置するとセンサー224が長ネギ有と検知し、
この検知信号によりコントローラ219は弁230を開
弁してコンプレッサー220からの圧縮空気をノズル2
28a、228bから長ネギに向って噴射し、長ネギを
引きだすことで外皮の皮剥ぎを実行する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の長ネギ加工装置
は以上のように構成されているので、根の切断位置を設
定するのに位置決め板をネギの太さに対応して手動で設
定したりビームに根を合せて根を揃える必要があり、多
くの手間を要すると共に根切断過ぎや、切断不足が発生
し、品質が不安定であった。また皮剥ぎ作業では長ネギ
が載置台に接触しているため、圧縮空気が当らず、手に
よってネギを回転させる必要があり、剥がれた皮が載置
台に付着してしまい、また、根切断機と皮剥機が平面的
に独立して配置されているため、長ネギを移動する時間
等を要し、根切断と皮剥きの品質が安定せず作業に多く
の手間を要し、また、根切断機と皮剥機が独立している
ので設置面積を多く要するという問題点があった。
【0005】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので根切断、皮剥き作業が容易に行え
品質の安定を図ることができ、設置面積の少い、小形で
使い易い、安価な長ネギ加工装置を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係わる長ネギ
加工装置は、長ネギの太さを検知する太さ検知手段の出
力により長ネギの根の切断位置を決めて前記長ネギの根
をカッター手段により切断する長ネギ加工装置におい
て、前記長ネギの根を当接する当板を有し、位置決め駆
動手段により、長ネギの長手方向に対して直角方向又は
直角方向及び長手方向に進退可能に駆動される位置決め
手段と、前記太さ検知手段の出力に基づいて、前記位置
決め駆動手段を前記長ねぎの根の切断位置を設定するよ
うに駆動制御する制御手段と、を備える。
【0007】また、位置決め手段は、第1の位置決め駆
動手段に連結され前記ネギの長手方向に対して直角方向
に駆動される連結板と、この連結板に設けられた第2の
位置決め駆動手段に連結され、ネギの長手方向に駆動さ
れる支持板と、この支持板に取付けられ、前記長ネギの
根を当接する当板と、を備える。
【0008】また、長ネギの根元部を保持する保持台
と、この保持台を駆動する保持台駆動手段と、カッター
手段の回転刃と位置決め手段との間に長ネギの根の有無
を検知する根検知手段と、を備え、制御手段は前記根の
検知手段の出力に基づいてカッター手段、保持台駆動手
段及び第2の駆動手段の前進、後退を制御するものであ
る。
【0009】また、太さ検知手段の近傍に長ネギの有無
を検知するネギ検知手段を備える。
【0010】また、後面に排出口を有する筒状のガイド
の前部に設けられ、圧縮空気を前記ガイド内に向けて噴
射する噴射する複数のノズルと、この複数のノズル近傍
に配設され前記ガイドの底面との間にあらかじめ定めら
れた間隙を有して長ネギを保持する支持体と、を備え、
前記複数のノズルのうち1つ又は複数のノズルは前記ガ
イドの底面に圧縮空気を噴射するものである。
【0011】また、複数のノズルのうち1つ又は複数の
ノズルを支持体より下方に配設したものである。
【0012】また、長ネギの根を切断する根切断部と、
この根切断部で根が切断された長ネギの皮を剥ぐ皮剥部
と、前記根切断部と前記皮剥部を制御する制御部とを備
え、前記根切断部は、前記長ネギの根を当接する当板を
有し、位置決め駆動手段により、長ネギの長手方向に対
して直角方向又は直角方向及び長手方向に進退可能に駆
動される位置決め手段と、長ネギの根元部を保持し保持
台駆動手段により駆動される保持台と、前記長ネギの根
を切断するカッター手段の回転刃と前記位置決め手段と
の間に長ネギの根の有無を検知する根検知手段と、を備
え、前記皮剥部は、前記保持台の下方に設けられ、上面
に長ネギの投入口、前面に取り出し口及び後面に排出口
を有する筒状のガイドと、前記ガイドの前部に設けられ
圧縮空気を前記ガイド内に向けて噴射する複数のノズル
と、このノズル近傍に配設され前記ガイドの底面との間
にあらかじめ定められた間隙を有して長ネギを保持する
支持体と、この支持体近傍に設けられ、長ネギの有無を
検知するネギ検知手段と、を備え、制御部は、太さ検知
手段の出力に基づいて前記位置決め駆動手段を駆動さ
せ、前記長ねぎの根の切断位置を設定し、前記長ネギの
根を前記位置決め手段の当板に当接させて、前記長ネギ
の根元部を前記保持台に保持し、前記カッター手段の回
転刃により前記根を切断したときに、前記根の検知手段
の出力の根無しの出力に基づいて前記保持台を後退させ
るとともに、前記位置決め駆動手段を後退させ、根が切
断された長ネギを前記ガイドの投入口から投入し、前記
ガイドの取り出し口に引き出すときに、前記ネギ検知手
段の出力に基づいて前記ノズルから圧縮空気を噴射する
ものである。
【0013】また、制御部は、第一のネギ検知手段の検
知信号に基づいて長ネギの有無及び根検知手段の検知信
号に基づいて根の有無を判定する判定手段と、この判定
手段のネギ有信号が入力されると太さ検知手段の検知信
号に基づいて前記長ネギの太さを測定する測定手段と、
前記長ネギの太さに対応した複数の根切断位置が記憶さ
れている記憶手段と、前記測定手段の測定信号に基づい
て前記記憶手段に記憶された根切断位置を選択する選択
手段と、この選択手段の選択信号に基づいて、第1の位
置決め駆動手段を駆動させる第一の駆動手段と、前記選
択手段の選択信号に基づいて、第2の位置決め駆動手段
を駆動させる第二の駆動手段と、前記判定手段の根有信
号が入力されるとカッター手段を前進駆動させ、根無信
号が入力されると後退駆動させる第三の駆動手段と、前
記根無信号が入力されるとあらかじめ定められた時間カ
ウントして時限信号を出力する時限手段と、前記判定手
段の根無信号が入力されると前記保持台を後退させ、前
記時限手段の時限信号に基づいて保持台を前進させる第
四の駆動手段と、判定手段が第二のネギ検知手段の検知
信号に基づいてネギ有と判定すると、ノズルから圧縮空
気を噴射し、ネギ無と判定すると噴射を停止するエアー
制御手段を備える。
【0014】また、当板入力手段の入力信号により選択
された当板を判定する判定手段と、この判定手段の出力
信号により当板駆動手段を駆動させる駆動手段とを備え
る。
【0015】また、根切断部と皮剥部とを各々上下に配
設したものである。
【0016】また、位置決め駆動手段は、段階的な駆動
をするものである。
【0017】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下この発明の実
施の形態1を図について、まず、根切断部関連部分につ
いて説明する。図1はこの発明の実施の形態による長ネ
ギ加工装置の外観図、図2は長ネギ加工装置を示す断面
平面図、図3はその断面側面図、4は根切断部の要部斜
視図、図5は根切断部を示す要部平面図、図6は根切断
部を示す断面側面図、図7は位置決め板の斜視図であ
る。
【0018】図1〜図7において、1は長ネギ加工装置
の本体、2はこの本体1の背面に開口し、切断した根や
外皮を排出する排出口3に連通し、他方を本体1の前方
に延設した風路4を形成したガイド、1aは本体ケー
ス、5はこのガイド4の上部の本体1前面に開口し、根
を切断した後に長ネギNを投入する投入口、6は根の切
断後に長ネギNを引き出す取り出し口、7は長ネギNの
有無を検知する光センサーからなるネギ検知器(A)で
あり、前記本体1の前面近傍のガイド2上面側部に配設
されている。
【0019】8は前記ネギ検知器(A)7の後方近傍に
一対の光センサーからなる長ネギNの太さを検知する太
さ検知器であり、ガイド2上に設けられている。9は略
L字状の板材からなる保持台、10はこの保持台9の上
面に立設した長ネギNの根を切断する際長ネギNの移動
を防止するストッパー、11は前記保持台9をエアーの
加圧で前記ガイド2の投入口5方向に前進し減圧で後退
させる保持台駆動手段である。
【0020】12は前記保持台9の後方近傍に配設し、
長ネギNの根を当接させ、根の切断位置を決める位置決
め板であり、略L字状の当板A12aと当板B12bが
支持板12cにネジ12dと蝶ナット12eにより固着
されている。なお、当板12aおよび12bには長穴1
2fが開口されており、当板12aおよび12bの保持
台9側への突出を調節可能としている。本実施の形態で
は当板12aが当板12bより突出した形で配設されて
いる。
【0021】13は支持板12cの底面を支持する受け
部13aを備え、この受け部13aより立設した略L字
状の連結板、この連結板13の一方の立設面には開口部
(図示せず)を介して支持板12cと連結した第2の位
置決駆動手段(S2)14bが固定されている。この位
置決駆動手段(S2)14bはエアーの加圧で支持板1
2cを前記保持台9側に前進、減圧で後退動作させる。
【0022】14aは連結板13の他方の立設面に取付
けられ、位置決め板12をエアーの加圧でガイド2の中
心方向へ前進、減圧で後退させる第1の位置決駆動手段
(S1)である。なお位置決駆動手段(S1)14aと
(S2)14bにより位置決駆動手段14を構成してい
る。
【0023】16は前記保持台9と当板12aとの間に
回転刃16aを位置させ、この回転刃16aを回転駆動
する電動機16bを備えたカッター装置、17はこのカ
ッター装置16をエアーの加圧により回転刃16aが前
記保持台9と、当板12a間に位置するように前進、減
圧で後退させるカッター駆動手段である。18は前記保
持台駆動手段11の上部に配設した当板12aと回転刃
16aの間に挿入された長ネギNの根の有無を検知する
根検知器、19は前記本体の天井に設けた本体1内を照
明する照明器、20は制御装置、21は圧縮空気を送出
するコンプレッサー、22は前記本体1前面のガイド2
の上方に設けた内部が透視可能な透視窓、23はこの透
視窓21の上部に設けた根検知器18に連動し、根有の
時点灯し、根無の時に消灯する表示灯、24は本長ネギ
加工装置を起動、停止する電源スイッチである。25は
本体1を移動可能なストッパーを備えた車輪である。
【0024】根切断部は図3の51の部分であり、ネギ
検知器(A)7、太さ検知器8、前記本体1の上部より
ガイド2上に設けられている。保持台9、ストッパー1
0、保持台駆動手段11位置決め板12、連結板13、
支持板12c、当板12a、12b、位置決駆動手段
(S2)14b、位置決駆動手段(S1)14a、カッ
ター装置16、カッター駆動手段17及び根検知器18
から構成される。
【0025】次に皮剥部関連部分について図1〜図3、
図8〜図11により説明する。図8は皮剥部の斜視図、
図9は皮剥部の断面側面図、図10は正面図、図11は
平面図である。
【0026】図1〜図3、図8〜図11において、本体
1の前方に延設され、切断した根や外皮を排出する排出
口3、根の切断した後に、時長ネギNを投入する投入口
5、長ネギNを引き出す取り出し口6を有し、風路4を
形成したガイド2の先端近傍側面には、長ネギNの有無
を検知する光センサーからなる第二のネギ検知手段であ
るネギ検知器(B)26が設けられている。27はこの
ネギ検知器(B)26に隣設した長ネギNの支持体であ
り、長ネギNを支持する支持部27aと、この支持部2
7aの両側に立設された略逆ハ字状の案内部27bから
なる。なお、支持部27aはネギ検知器(B)26より
下方に位置している。支持体27は、支持体27の下部
が支持板41に設けられた穴に挿入され、支持部27a
とガイド2の底面との間隙が適切になるようにして、ネ
ジ42で固定される。
【0027】29はガイド2の先端部に配設した一対の
エアー吐出部であり、各々3箇所に圧縮空気を吐出する
ノズル30が前記ガイド2の中心方向に向って所定の角
度(例えば30度)で配設されている。ノスル30の上
部ノズル30a、30bは前記支持部27aの上方に、
ノズル30cは下方に圧縮空気を吐出するように配設構
成されている。なおノズル30aおよび30cはガイド
2の底面方向に噴射する様にノズル口は下方に傾斜して
いる。前記保持台駆動手段 、位置決駆動手段(S2)
14b、位置決駆動手段(S1)14a、カッター駆動
手段17およびエアー吐出部29への圧縮空気はコンプ
レッサー21より送出される。
【0028】皮剥部は図3の52の部分であり、ガイド
2、ネギ検知器(B)26、支持体27、エアー吐出部
29から構成される。
【0029】次に制御装置20の詳細を図12について
説明する。20は制御装置、本実施の形態ではマイクロ
コンピュータにより構成したが電気回路により回路シー
ケンスを構成してもよい。20aは太さ検知器8の入力
信号により長ネギNの太さを測定する測定手段、20b
はこの測定手段20aの測定結果にもとづき、記憶手段
20cに記憶された例えば20mm未満はS、20mm
を超え30mm未満はM、30mmを超えるものはLの
基準の中より該当する、太さ基準を選択する選択手段、
20dはこの選択手段20bの選択結果にもとづき第一
の位置決駆動手段(S1)14aを駆動制御する第一の
駆動制御手段である駆動制御手段(1)、20eは前記
同様第二の位置決駆動手段(S2)14bを駆動制御す
る第二の駆動制御手段である駆動制御手段(2)であ
る。
【0030】20fはネギ検知器(A)17、根検知器
18、ネギ検知器(B)26の入力信号により長ネギN
または根の有無を判定する判定手段、20gは判定手段
20fの判定結果によりカッター駆動手段17の駆動を
制御する第三の駆動制御手段である駆動制御手段
(3)、20hは前記同様保持台駆動手段11の駆動を
制御する第四の駆動制御手段である駆動制御手段
(4)、20jは前記駆動制御手段(3)20gにより
カッター駆動手段17が後退した時、駆動制御手段
(4)20hを所定時間作動させ保持台駆動手段11を
後退、前進させる時限手段、20kは判定手段20fの
判定結果が根有であれば表示灯23を点灯し、根無であ
れば消灯の動作を制御する表示制御手段、20mは、判
定手段fの判定結果がネギ有であればエアー吐出部29
のノズル30から圧縮空気を噴射し、長ネギ無であれば
噴射を停止動作制御するエアー制御手段、20nは電源
スイッチ24がONすると、照明器19、カッター装置
16、コンプレッサー21を駆動制御する照明・カッタ
ー・コンプレッサー制御手段である。
【0031】次に動作概略について図12〜図15によ
りて説明する。図13は長ネギ根切断と皮剥ぎの挿入と
取り出し動作説明図、図14は動作フローチャート、図
15は根切断動作説明図である。まず、根切断は図13
(a)に示すように、長ネギNを根を先にして手で葉部
を保持して、ネギ検知器(A)7、長ネギNが太さ検知
器7を通過させ、保持台9に載せ根を当板A12a、ま
たは当板B12bに当接する。次に、カッター装置16
により根を切断する。切断された根はガイド2内に落下
し、排出口3より排出される。
【0032】次に図13(b)に示すように、根が切断
された長ネギNを投入口5に落下させ支持部27aに載
せ手前に引きだす。このときノズル30より長ネギとN
ガイド2の底面に向って圧縮空気が噴射すされ、外皮が
剥れる。
【0033】次に、図12のブロック図、図14のフロ
ーチャート図、図15の動作説明図により説明する。図
15(a)は根切断部の根切断動作前後の平面図、図1
5(b)は根の太さが細い(S)場合の根切断部の平面
図、図15(c)は根の太さが中間(M)の場合の根切
断部の平面図、図15(d)は根の太さが太い(L)場
合の根切断部の平面図である。
【0034】まず、長ネギの加工を行う前に当板A12
a、当板B12bの調整を行う。これは、ネギの太さが
同じでも、長ネギの種類により根の長さが異なるため、
あらかじめ設定を変え必要があるからである。当板A1
2a、当板B12bの調整は、蝶ナット12eにより当
板12aおよび12bの保持台9側への突出を行い、当
板12aが当板12bより突出した形で、あらかじめ設
定された値に調整する。
【0035】まず、ステップS1で電源スイッチをON
すると、照明・カッター・コンプレッサー制御手段20
nが作動しステップS2で本体1内の照明器19を点灯
させ、ステップS3でカッター装置16の電動機16b
を駆動させて回転刃16aを回転する。またステップS
4でコンプレッサー21を起動させる。次にステップS
5で長ネギNを根を先にして手で葉部を保持して投入口
5より、透視窓22で根を確認しながら本体1内に挿入
する。このときは図15(a)の状態である。
【0036】ステップS6で挿入された長ネギNをネギ
検知器(A)7が検知し、判定手段20fにその検知結
果を入力する。判定手段20fで長ネギNの有無を判定
し、その判定が有であれば、ステップS7に進む。ステ
ップS7では、長ネギNが太さ検知器7を通過すると、
測定手段20aは太さ検知器7の信号により長ネギNの
太さを測定しその測定結果を選択手段20bに入力す
る。
【0037】選択手段20bはその入力信号と記憶手段
19cに記憶された太さ基準「S」(20mm未満)、
「M」(20mm超30mm未満)「L」(30mm以
上)とを比較して、該当した基準を選択する。
【0038】次にステップS8で、選択手段20bは基
準「S」か否かを判定し「S」で有ればステップS9で
駆動制御手段(1)、20dは位置決駆動手段(S1)
14aに圧縮空気を加圧し位置決め板12を1段移動す
ることで当板A12aがガイド2の中心部まで移動する
(図15(b))。
【0039】次にステップS8での判定結果がSでなけ
ればS11で「M」か否かを判定し、「M」であればス
テップS12で駆動制御手段(1)20dは位置決駆動
手段(S1)14aに圧縮空気を加圧し、位置決め板1
2を2段移動することで当板(B)12bがガイド2の
中心部まで移動する(図15(b))。
【0040】次にステップS10での判定結果が「M」
でなければステップS12でLか否かを判定し、「L」
であればステップS13で駆動制御手段(1)20dは
位置決駆動手段(S1)に圧縮空気を加圧し、位置決め
板12を2段移動することで当板(B)12bがガイド
2中心部に移動し、さらにステップS14で駆動制御手
段(2)20eは位置決駆動手段(S2)14bに圧縮
空気で、位置決め板12を1段排気口3側へ移動する
(図15(c))。
【0041】次に挿入した長ネギNが保持台8に載置さ
れさらに根が当板A12a、または当板(B)17に当
接するとステップS15で根検知器18が根を検知し、
判定手段20fが根有と判定すると、ステップS16で
表示制御手段20kが表示灯23を点灯させる。次に、
ステップS17で駆動制御手段(3)20gはカッター
駆動手段17が駆動し、カッター装置16を長ネギNの
方向に移動して、ステップS18で根を切断する。切断
された根はガイド2内に落下し、底の傾斜に沿って搬送
され、排出口3より本体1外へ排出される。
【0042】このとき、ステップS19で根検知器18
が根を検出し、判定手段20fが根無と判定すると、ス
テップS20で表示制御手段(4)20hは表示灯23
を消灯し、ステップS21で駆動制御手段(3)20g
はカッター装置16をカッター駆動手段17の圧縮空気
を減圧して保持台9を後退させる。同時に時限手段20
gが所定時間(例えば1秒間)をカウントし、所定時間
が経過すると再びステップS24で駆動制御手段(4)
20hは保持台駆動手段11に圧縮空気を加圧して保持
台9を元の位置に復帰させる。またステップS25で駆
動制御手段(1)20dと駆動制御手段(2)20eは
位置決駆動手段(S1)14aおよび位置決駆動手段
(S2)14aを元の位置に復帰させる。次に、長ネギ
Nを投入口5からガイド2に投入して根の切断作業は終
了する。
【0043】次に、根を切断した長ネギNを投入口5か
ら投入し、取り出し口6に向けてエアー吐出部29側に
引きだし、案内部27bをガイドとして支持部27aに
載置する。ステップS29でネギ検知器(B)26が長
ネギNを検知すると判定手段20fはネギの有無を判定
し、有であればエアー制御手段20mが駆動し、ノズル
30a、30b、30cより長ネギNに向って圧縮空気
を噴射する。この時ノズル30a、30bの圧縮空気は
長ネギNに直接噴射され、ノズル30cの圧縮空気はガ
イド2の底面に噴射され底面に反射して長ネギNに噴射
されるので長ネギNが噴射され、底面に反射して長ネギ
Nに噴射されるので長ネギNが支持体27を支点として
根側を底面より浮揚させる。この状態でステップS31
で長ネギNを引きだすと外皮が剥れ、剥がれた外皮は圧
縮空気によりガイド2内を通過して排出口3より排出さ
れる。
【0044】根部が支持体27より離れると、ステップ
S32でネギ検知器(B)26がネギを検知し、判定手
段20fが長ネギNの有無を判定し、エアー制御手段2
0lはノズル30a、30b、30cからの圧縮空気の
噴射を停止して皮剥作業を終了する。次に新らたに長ネ
ギNを投入口5より挿入すれば順次前記作業を繰返し、
根切断と皮剥作業を一連の作業として行うことができ
る。なお1回当りの作業は約2〜3秒程度と短縮間で終
了でき、従来の約8秒の半分以下となる。
【0045】この実施の形態は前記のように構成されて
いるので、長ネギNの太さを判定し判定した太さに対応
して根の当板位置を決定して根を切断するので、細いネ
ギの根の切り過ぎや太いネギの根の切り不足を解消し品
質の安定した根切断作業を行うことができる。また、圧
縮空気で長ネギNを浮揚させ、全周より圧縮空気を噴射
して皮剥ぎできるので皮剥が均一となり品質の安定した
皮剥作業を行うことができる。さらに、根切断部51の
手前に皮剥部52を配設したので、根切断作業と皮剥作
業がネギを持ちながら、一連の作業で短時間でできるの
で作業効率がよく、装置もコンパクトとなり、設置面積
が少なくできる。
【0046】なお、上記の実施の形態では、位置決め駆
動手段(S1)および位置決め駆動手段(S21)を空
気シリンダを使用して駆動したが、電磁ソレノイドまた
は油圧を使用してもよく、位置決め板12の調整で位置
を調整できるのでネギの太さは自由に設定することがで
き、例えば、1〜10mm、10〜15mm、15〜2
0mm、20mm以上等とあらかじめ設定できる。ま
た、太さ検知器8は1〜60mmに設定することができ
る。
【0047】以上のように、根切断、皮剥き作業を連続
して容易に短時間で行え、品質の安定を図ることがで
き、また、小形で設置面積を少なくすることができる。
【0048】なお、上記の実施の形態は、根切断後皮剥
ぎをおこなっているが、皮剥ぎ後根切断を行ってもよ
い。また、あらかじめ長ネギの太さを揃えておけば太さ
検知器がなくともよい。
【0049】実施の形態2.実施の形態1は、位置決め
板をネジで調整したが、本実施の形態では、当板の駆動
手段を設けて設定するようにしたものである。以下この
発明の実施の形態2を図について説明する。図16はこ
の発明の実施の形態1による長ネギ加工装置の外観図、
図17は位置決め部の斜視図、図18は長ネギ加工装置
のブロック図である。
【0050】図16、17において実施の形態1で示し
た図1〜図7と同一または相当部分には、同じ符号を付
し、説明を省略する。31は当板A120aの入力手
段、32は当板B120bの入力手段、33は表示部
A、34は表示部Bであり、表示部A、表示部Bには0
〜10が表示される。この表示された数値は実施の形態
1における初期の当板A、Bの位置から後方へ移動する
距離をミリメートルで表示する。
【0051】120aは当板Aであり、略U字状であ
り、その底面には長穴120fが設けられている。12
0bは当板Bであり、当板Aと同一形状である。この当
板A120a、120bは位置決め板12cに立設した
ピン12gが長穴120fに挿入されており、前後に移
動できるようになっている。14cは位置決め板12c
に固定され、当板A120aを進退駆動する当板A駆動
手段、14dは位置決め板12cに固定され、当板B1
20b進退駆動する当板B駆動手段である。
【0052】次に動作を図16〜図18により説明す
る。図18は実施の形態1で示した図12に当板A入力
手段31、当板B入力手段32、判定手段20p、第五
の駆動制御手段である駆動制御手段(5)、当板A駆動
手段14c、当板B駆動手段14dを加えたものであ
る。
【0053】まず、当板A入力手段31により、例え
ば、1mmをセットすると、表示部A33に01が表示
される。この入力により判定手段20pは、当板A入力
手段31からの情報と判定し、第五の駆動制御手段
(5)に入力する。第五の駆動制御手段(5)は、当板
A駆動手段14cを駆動し、当板A120aを後方に1
mm移動する。当板B入力手段32によりセットしても
同様に当板B駆動手段14cを駆動し、当板B120b
を後方に1mm移動する。当板A駆動手段14c、当板
B駆動手段14dは電磁ソレノイド等が使用され、電源
スイッチ24を切るとOFFとなり、初期状態となる。
【0054】再度電源を入れると、当板A入力手段31
で入力されていれば、表示部Aに表示されている数値で
駆動する。この数値を変えることで1〜10mmに自由
に設定できる。
【0055】以上のように、位置決め板の調整を、ネジ
で行う必要がなく、簡単にセットすることができる。
【0056】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に示すような効果を奏する。この発
明に係わる長ネギ加工装置は、長ネギの太さを検知する
太さ検知手段の出力により長ネギの根の切断位置を決め
て前記長ネギの根をカッター手段により切断する長ネギ
加工装置において、前記長ネギの根を当接する当板を有
し、位置決め駆動手段により、長ネギの長手方向に対し
て直角方向又は直角方向及び長手方向に進退可能に駆動
される位置決め手段と、前記太さ検知手段の出力に基づ
いて、前記位置決め駆動手段を前記長ねぎの根の切断位
置を設定するように駆動制御する制御手段と、を備えた
ので、ネギの太さに応じて根切断を容易に行うことがで
き、品質の安定を図ることができる。
【0057】また、位置決め手段は、第1の位置決め駆
動手段に連結され前記ネギの長手方向に対して直角方向
に駆動される連結板と、この連結板に設けられた第2の
位置決め駆動手段に連結され、ネギの長手方向に駆動さ
れる支持板と、この支持板に取付けられ、前記長ネギの
根を当接する当板と、を備えたので、ネギの太さに応じ
て根切断を容易に行うことができ、品質の安定を図るこ
とができる。
【0058】また、長ネギの根元部を保持する保持台
と、この保持台を駆動する保持台駆動手段と、カッター
手段の回転刃と位置決め手段との間に長ネギの根の有無
を検知する根検知手段と、を備え、制御手段は前記根の
検知手段の出力に基づいてカッター手段、保持台駆動手
段及び第2の駆動手段の前進、後退を制御するので、切
断作業終了したことを判断することができ、また、根切
断を正確に行うことができ、さらに、根が当板とカッタ
ーの間にはさまれることがない。
【0059】また、太さ検知手段の近傍に長ネギの有無
を検知するネギ検知手段を備えたので、長ネギをセット
したときのみ根切断が行われ安全である。
【0060】また、後面に排出口を有する筒状のガイド
の前部に設けられ、圧縮空気を前記ガイド内に向けて噴
射する噴射する複数のノズルと、この複数のノズル近傍
に配設され前記ガイドの底面との間にあらかじめ定めら
れた間隙を有して長ネギを保持する支持体と、を備え、
前記複数のノズルのうち1つ又は複数のノズルは前記ガ
イドの底面に圧縮空気を噴射するので、全周に圧縮空気
が当たり外皮が剥がれやすく、長ネギの引き出しも容易
となる。
【0061】また、複数のノズルのうち1つ又は複数の
ノズルを支持体より下方に配設したので、圧縮空気は確
実に長ネギの下面へ噴射され、外皮が剥がれ易く、剥が
れた外皮が底面に付着しない。
【0062】また、長ネギの根を切断する根切断部と、
この根切断部で根が切断された長ネギの皮を剥ぐ皮剥部
と、前記根切断部と前記皮剥部を制御する制御部とを備
え、前記根切断部は、前記長ネギの根を当接する当板を
有し、位置決め駆動手段により、長ネギの長手方向に対
し て直角方向又は直角方向及び長手方向に進退可能
に駆動される位置決め手段と、長ネギの根元部を保持し
保持台駆動手段により駆動される保持台と、前記長ネギ
の根を切断するカッター手段の回転刃と前記位置決め手
段との間に長ネギの根の有無を検知する根検知手段と、
を備え、前記皮剥部は、前記保持台の下方に設けられ、
上面に長ネギの投入口、前面に取り出し口及び後面に排
出口を有する筒状のガイドと、前記ガイドの前部に設け
られ圧縮空気を前記ガイド内に向けて噴射する複数のノ
ズルと、このノズル近傍に配設され前記ガイドの底面と
の間にあらかじめ定められた間隙を有して長ネギを保持
する支持体と、この支持体近傍に設けられ、長ネギの有
無を検知するネギ検知手段と、を備え、制御部は、太さ
検知手段の出力に基づいて前記位置決め駆動手段を駆動
させ、前記長ねぎの根の切断位置を設定し、前記長ネギ
の根を前記位置決め手段の当板に当接させて、前記長ネ
ギの根元部を前記保持台に保持し、前記カッター手段の
回転刃により前記根を切断したときに、前記根の検知手
段の出力の根無しの出力に基づいて前記保持台を後退さ
せるとともに、前記位置決め駆動手段を後退させ、根が
切断された長ネギを前記ガイドの投入口から投入し、前
記ガイドの取り出し口に引き出すときに、前記ネギ検知
手段の出力に基づいて前記ノズルから圧縮空気を噴射す
るので、根切断、皮剥き作業を挿入、引出の一連の動作
により連続して容易に行え、品質の安定を図ることがで
きる。
【0063】また、制御部は、第一のネギ検知手段の検
知信号に基づいて長ネギの有無及び根検知手段の検知信
号に基づいて根の有無を判定する判定手段と、この判定
手段のネギ有信号が入力されると太さ検知手段の検知信
号に基づいて前記長ネギの太さを測定する測定手段と、
前記長ネギの太さに対応した複数の根切断位置が記憶さ
れている記憶手段と、前記測定手段の測定信号に基づい
て前記記憶手段に記憶された根切断位置を選択する選択
手段と、この選択手段の選択信号に基づいて、第1の位
置決め駆動手段を駆動させる第一の駆動手段と、前記選
択手段の選択信号に基づいて、第2の位置決め駆動手段
を駆動させる第二の駆動手段と、前記判定手段の根有信
号が入力されるとカッター手段を前進駆動させ、根無信
号が入力されると後退駆動させる第三の駆動手段と、前
記根無信号が入力されるとあらかじめ定められた時間カ
ウントして時限信号を出力する時限手段と、前記判定手
段の根無信号が入力されると前記保持台を後退させ、前
記時限手段の時限信号に基づいて保持台を前進させる第
四の駆動手段と、判定手段が第二のネギ検知手段の検知
信号に基づいてネギ有と判定すると、ノズルから圧縮空
気を噴射し、ネギ無と判定すると噴射を停止するエアー
制御手段を備えたので、根切断、皮剥き作業を挿入、引
出の一連の動作により連続して容易に行え、品質の安定
を図ることができる。
【0064】また、当板入力手段の入力信号により選択
された当板を判定する判定手段と、この判定手段の出力
信号により当板駆動手段を駆動させる駆動手段とを備え
たので、当板の調整を簡単にセットすることができる。
【0065】また、根切断部と皮剥部とを各々上下に配
設したので、設置面積を少なくすることができる。
【0066】また、位置決め駆動手段は、段階的な駆動
をするものなので、安価な部品を使用することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による長ネギ加工装
置の外観図である。
【図2】 この発明の実施の形態1による長ネギ加工装
置を示す断面平面図である。
【図3】 この発明の実施の形態1による長ネギ加工装
置の断面側面図である。
【図4】 この発明の実施の形態1による長ネギ加工装
置の根切断部の要部斜視図である。
【図5】 この発明の実施の形態1による長ネギ加工装
置の根切断部を示す要部平面図である。
【図6】 この発明の実施の形態1による長ネギ加工装
置の根切断部を示す断面側面図である。
【図7】 この発明の実施の形態1による長ネギ加工装
置の位置決部の位置決め板分解斜視図である。
【図8】 この発明の実施の形態1による長ネギ加工装
置の皮剥部の斜視図である。
【図9】 この発明の実施の形態1による長ネギ加工装
置の皮剥部の断面側面図である。
【図10】 この発明の実施の形態1による長ネギ加工
装置の皮剥部の正面図である。
【図11】 この発明の実施の形態1による長ネギ加工
装置の皮剥部の平面図である。
【図12】 この発明の実施の形態1による長ネギ加工
装置のブロック図である。
【図13】 この発明の実施の形態1による長ネギ加工
装置の根切断と皮剥ぎ動作における挿入と取り出し動作
説明図である。
【図14】 この発明の実施の形態1による長ネギ加工
装置の動作フローチャートである。
【図15】 この発明の実施の形態1による長ネギ加工
装置の根切断動作説明図である。
【図16】 この発明の実施の形態2による長ネギ加工
装置の外観図である。
【図17】 この発明の実施の形態2による長ネギ加工
装置の位置決部の斜視図である。
【図18】 この発明の実施の形態2による長ネギ加工
装置のブロック図である。
【図19】 従来の根切断装置を示す要部断面側面図で
ある。
【図20】 従来の他の根切断装置を示す要部斜視図で
ある。
【図21】 従来の皮剥ぎ装置を示す要部斜視図であ
る。
【図22】 従来の皮剥ぎ装置皮剥ぎ装置の正面図であ
る。
【符号の説明】 1 本体、2 ガイド、3 排出口、5 投入口、6
開口部、7 ネギ検知器(A)、8 太さ検知器、9
保持台、11 保持台駆動手段、12 位置決め板、1
4a 位置決駆動手段(S2)、14b 位置決駆動手
段(S1)、16 カッター装置、17 カッター駆動
手段、18 根検知器、20 制御装置、20a 測定
手段、20b 選択手段、20c 記憶手段、20d
駆動制御、手段(1)、20e 駆動制御手段(2)、
20f 判定手段、20g 駆動制御手段(3)、20
h 駆動制御手段(4)、20j 時限手段、20k
表示制御手段、20m エアー制御手段、20n 照明
・カッター・コンプレッサー制御手段、21 コンプレ
ッサー、26 ネギ検知器、27 支持台、29エアー
吐出部、30 ノズル、31 支持台、51 根切断
部、52 皮剥ぎ部、31 当板A120aの入力手
段、32 当板B120bの入力手段、33表示部A、
34 表示部B、14c 当板A駆動手段、14d 当
板B駆動手段。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長ネギの根元部を保持する保持台と、 この保持台の後部近傍に配設し前記長ネギの根を当接
    し、切断位置を設定する位置決め手段と、 この位置決め手段を進退自在に駆動する位置決め駆動手
    段と、 前記保持台の前部近傍に配設し、長ネギの太さを検知す
    る太さ検知手段と、 前記保持台と前記位置決め手段の間に進退自在に配設
    し、前記長ネギの根を切断する回転刃を有するカッター
    手段と、 このカッター手段を進退駆動するカッター駆動手段と、 前記位置決め駆動手段、前記カッター駆動手段とを制御
    する制御手段とを備えたことを特徴とする長ネギ加工装
    置。
  2. 【請求項2】 保持台を進退自在に配設し、前記保持台
    を駆動する保持台駆動手段を備え、この保持台駆動手段
    を制御手段で制御することを特徴とする請求項1記載の
    長ネギ加工装置。
  3. 【請求項3】 太さ検知手段の近傍に長ネギの有無を検
    知するネギ検知手段を備えたことを特徴とする請求項1
    または請求項2記載の長ネギ加工装置。
  4. 【請求項4】 カッター手段の回転刃と位置決め手段と
    の間に長ネギの根の有無を検知する根検知手段を備え、
    制御手段は前記根検知手段の出力に基づいてカッター駆
    動手段と保持台駆動手段を制御することを特徴とする請
    求項1または請求項2に記載の長ネギ加工装置。
  5. 【請求項5】 位置決め手段は、位置決め板と進退可能
    な当板とで構成したことを特徴とする請求項1〜4のい
    ずれかに記載の長ネギ加工装置。
  6. 【請求項6】 上面に長ネギの投入口、前面に取り出し
    口及び後面に排出口を有する筒状のガイドと、 圧縮空気を送出するエア送出手段と、 前記ガイドの前部に設けられ、圧縮空気を前記ガイド内
    に向けて前記排出口側に噴射する複数のノズルと、 このノズル近傍に配設され前記ガイドの底面との間にあ
    らかじめ定められた間隙を有して長ネギを保持する支持
    体と、 この支持体近傍の前記ガイド側部に設けられ、長ネギの
    有無を検知するネギ検知手段と、 前記ネギ検出手段の出力に基づいて前記エア送出手段を
    制御する制御手段とを備えたことを特徴とする長ネギ加
    工装置。
  7. 【請求項7】 ノズルの少くとも1箇所はガイドの底面
    に圧縮空気を噴射することを特徴とする請求項6記載の
    長ネギ加工装置。
  8. 【請求項8】 ノズルの少くとも1箇所は支持体より下
    方に配設したことを特徴とする請求項7記載の長ネギ加
    工装置。
  9. 【請求項9】 長ネギの根を切断する根切断部と、 この根切断部で根が切断された長ネギの皮を剥ぐ皮剥部
    と、 前記根切断部と前記皮剥部を制御する制御部とを備え、 前記根切断部は、長ネギの根元部を保持する保持台と、 この保持台を進退自在に配設し、前記保持台を駆動する
    保持台駆動手段と、 前記保持台の後部近傍に配設し前記長ネギの根を当接
    し、切断位置を設定する位置決め手段と、 この位置決め手段を進退自在に駆動する位置決め駆動手
    段と、 前記保持台の前部近傍に配設し、長ネギの太さを検知す
    る太さ検知手段と、 前記太さ検知手段の近傍に配設し、長ネギの有無を検知
    する第一のネギ検知手段と、 前記保持台と前記位置決め手段の間に進退自在に配設
    し、前記長ネギの根を切断する回転刃を有するカッター
    手段と、 このカッター手段を進退駆動するカッター駆動手段と、 前記カッター手段の回転刃と前記位置決め手段との間に
    配置し、長ネギの根の有無を検知する根検知手段と、 前記保持台の下方に設けられ、上面に長ネギの投入口、
    前面に取り出し口及び後面に排出口を有する筒状のガイ
    ドとからなり、 前記皮剥部は、圧縮空気を送出するエア送出手段と、 前記ガイドの前部に設けられ、圧縮空気を前記ガイド内
    に向けて前記排出口側に噴射する複数のノズルと、 このノズル近傍に配設され前記ガイドの底面との間にあ
    らかじめ定められた間隙を有して長ネギを保持する支持
    体と、 この支持体近傍の前記ガイド側部に設けられ、長ネギの
    有無を検知する第二のネギ検知手段とからなることを特
    徴とする長ネギ加工装置。
  10. 【請求項10】 当板を進退駆動する当板駆動手段と、 前記当板の設定位置を入力する当板入力手段とを備え、 前記当板駆動手段を制御手段で制御することを特徴とす
    る請求項1〜5及び請求項9のいずれかに記載の長ネギ
    加工装置。
  11. 【請求項11】 制御部は、第一のネギ検知手段の検知
    信号に基づいて長ネギの有無及び根検知手段の検知信号
    に基づいて根の有無を判定する判定手段と、 この判定手段のネギ有信号が入力されると太さ検知手段
    の検知信号に基づいて前記長ネギの太さを測定する測定
    手段と、 前記長ネギの太さに対応した複数の根切断位置が記憶さ
    れている記憶手段と、 前記測定手段の測定信号に基づいて前記記憶手段に記憶
    された根切断位置を選択する選択手段とこの選択手段の
    選択信号に基づいて、位置決め駆動手段を駆動させる第
    一の駆動手段と、 前記選択手段の選択信号に基づいて、位置決め駆動手段
    を駆動させる第二の駆動手段と、 前記判定手段の根有信号が入力されるとカッター手段を
    前進駆動させ、根無信号が入力されると後退駆動させる
    第三の駆動手段と、 前記根無信号が入力されるとあらかじめ定められた時間
    カウントして時限信号を出力する時限手段と、 前記判定手段の根無信号が入力されると前記保持台を後
    退させ、前記時限手段の時限信号に基づいて保持台を前
    進させる第四の駆動手段と、 判定手段が第二のネギ検知手段の検知信号に基づいてネ
    ギ有と判定すると、ノズルから圧縮空気を噴射し、ネギ
    無と判定すると噴射を停止するエアー制御手段を備えた
    ことを特徴とする請求項9記載の長ネギ加工装置。
  12. 【請求項12】 当板入力手段の入力信号により選択さ
    れた当板を判定する判定手段と、 この判定手段の出力信号により当板駆動手段を駆動させ
    る駆動手段とを備えたことを特徴とする請求項11記載
    の長ネギ加工装置。
JP10209905A 1998-07-24 1998-07-24 長ネギ加工装置 Pending JP2000037180A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10209905A JP2000037180A (ja) 1998-07-24 1998-07-24 長ネギ加工装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10209905A JP2000037180A (ja) 1998-07-24 1998-07-24 長ネギ加工装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000037180A true JP2000037180A (ja) 2000-02-08

Family

ID=16580604

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10209905A Pending JP2000037180A (ja) 1998-07-24 1998-07-24 長ネギ加工装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000037180A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003052345A (ja) * 2001-08-09 2003-02-25 Ishii Ind Co Ltd 農作物皮剥ぎ装置
JP2009178107A (ja) * 2008-01-31 2009-08-13 Katsuno Giken:Kk 長ねぎ処理装置
CN109700045A (zh) * 2019-03-11 2019-05-03 肖超 一种芒果去皮生产线
JP7341573B1 (ja) 2022-04-27 2023-09-11 株式会社マツモト 長葱の切断処理機

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003052345A (ja) * 2001-08-09 2003-02-25 Ishii Ind Co Ltd 農作物皮剥ぎ装置
JP2009178107A (ja) * 2008-01-31 2009-08-13 Katsuno Giken:Kk 長ねぎ処理装置
JP4667474B2 (ja) * 2008-01-31 2011-04-13 株式会社カツノ技研 長ねぎ処理装置
CN109700045A (zh) * 2019-03-11 2019-05-03 肖超 一种芒果去皮生产线
JP7341573B1 (ja) 2022-04-27 2023-09-11 株式会社マツモト 長葱の切断処理機
JP2023163130A (ja) * 2022-04-27 2023-11-09 株式会社マツモト 長葱の切断処理機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5561899A (en) Measure-cut-strip wire processing method
CA1324201C (en) Computerized bread splitter
US4590779A (en) Program-controlled frame bending method and apparatus
US4662258A (en) Means and method for bevel cutting
JP2000037180A (ja) 長ネギ加工装置
EP0021715B1 (en) Electric discharge machines
CN208636018U (zh) 一种剪刀耐用度测试系统
CA2144120C (en) Automatic adjustment of veneer lathe nose bar height relative to knife during peeling
CN111890434A (zh) 一种用于新型陶瓷刀的保护装置
CN115161986A (zh) 一种家居布料自动裁断机
CN208976694U (zh) 一种提手桶的提手自动预成型装置
CN208467528U (zh) 一种操作方便的悬臂激光切割机
CN221110712U (zh) 一种不锈钢切割装置
CN217703754U (zh) 一种具有定长测量功能的切割设备
KR100552600B1 (ko) 치과주조용 금합금 절단기
CN218461035U (zh) 新型棒料装夹输送装置
CN220576094U (zh) 一种线上高速异形管材切割机
CN214520472U (zh) 一种机械自动化切割装置
CN214558958U (zh) 一种立式带料剪脚切带供料器
CN221291622U (zh) 一种全自动唇彩毛杆打孔机械装置
CN221069713U (zh) 一种自动螺丝供料机
CN220805927U (zh) 一种激光切割机用料架升降组件
JP5924772B2 (ja) 長ねぎ処理装置
CN213825987U (zh) 一种料卷中不良料片的剔除平台
CN219445370U (zh) 一种木材切割用送料装置