JPWO2004002868A1 - エレベータ用ロープ及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
この発明によるエレベータ用ロープは、複数の鋼製の素線が撚り合わされている複数の内層子縄を有する内層ロープ、内層ロープの外周を被覆する樹脂製の内層被覆体、複数の鋼製の素線が撚り合わされている複数の外層子縄と、外層子縄の外周部に塗布されている複数の接着剤層とを有し、内層被覆体の外周部に設けられている外層、及び高摩擦樹脂材からなり、外層子縄に接着剤層を介して接着されて外層の外周を被覆する外層被覆体を備え、内層子縄は、内層被覆体の外周から部分的に露出された複数の露出部を有し、露出部で外層と直接接触している。
また、この発明によるエレベータ用ロープの製造方法は、複数の鋼製の素線を含む複数の内層子縄を撚り内層ロープを製作する工程、熱可塑性樹脂からなる内層被覆体により内層ロープの外周を被覆する工程、複数の鋼製の素線を含む複数の外層子縄を内層子縄とは逆向きに撚り内層被覆体の外周部に配置するとともに、高摩擦樹脂材からなる外層被覆体により外層の外周を被覆する工程、内層被覆体及び外層被覆体を加熱軟化させつつ内層ロープ及び外層子縄に引張力を加えることにより、内層被覆体の外周から内層子縄を部分的に露出させ、内層子縄と外層とを部分的に直接接触させる工程、及び内層被覆体及び外層被覆体を硬化させる工程を含んでいる。
図2は図1の駆動シーブの部分断面図、
図3は図1の主索の断面図、
図4は図3の要部拡大図、
図5は図1の内層ロープの外周部に配置する前の外層子縄及び単位被覆体の断面図、
図6はこの発明の実施の形態2によるエレベータ用ロープの断面図、
図7はこの発明の実施の形態3によるエレベータ用ロープの要部断面図、
図8は図7の外層子縄及び単位被覆体の製造途中の状態を示す断面図である。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1によるエレベータ装置を示す構成図である。図において、昇降路1内の上部には、支持梁2が水平に固定されている。支持梁2上には、駆動装置(巻上機)3が搭載されている。駆動装置3は、モータを含む駆動装置本体4と、駆動装置本体4により回転される駆動シーブ5とを有している。駆動装置3は、駆動シーブ5の回転軸が垂直に延びるように水平に配置されている。
駆動シーブ5には、エレベータ用ロープである複数本の主索6が巻き掛けられている。図1では、簡単のため主索6を1本のみ示している。主索6の両端部は、支持梁2に接続されている。かご7及び釣合おもり8は、主索6により昇降路1内に吊り下げられており、駆動装置3により昇降される。
かご7の下部には、主索6が巻き掛けられた一対のかご吊り車9が設けられている。釣合おもり8の上部には、主索6が巻き掛けられた一対の釣合おもり吊り車10が設けられている。支持梁2には、主索6を駆動シーブ5からかご吊り車9へ導く第1のプーリ11と、主索6を駆動シーブ5から釣合おもり吊り車10へ導く第2のプーリ12とが搭載されている。
図2は図1の駆動シーブ5の部分断面図である。駆動シーブ5の外周部には、主索6が挿入される複数のロープ溝5aが形成されている。主索6と接触するロープ溝5aの内周面は、例えばナイロン、ウレタン又はポリエチレン等の樹脂部材5bにより構成されている。また、かご吊り車9及び釣合おもり吊り車10も図2と同様の断面構造を有している。
図3は図1の主索6の断面図、図4は図3の要部拡大図である。内層ロープ21は、芯ロープ22と、芯ロープ22の外周部に設けられている複数の内層子縄23とを有している。芯ロープ22は、複数の芯子縄24を有している。各芯子縄24は、複数の鋼製の素線25を互いに撚り合わせることにより構成されている。芯子縄24は、互いに撚り合わされており、内層子縄23は、芯子縄24とは逆向きに撚られている。
内層子縄23は、複数の鋼製の素線26を互いに撚り合わせることにより構成されている。内層子縄23の断面構造は、ウォリントンシール形鋼芯(JISG 3525)である。内層ロープ21の径は、駆動シーブ5の径の1/27以下に設定されている。また、内層子縄23と芯子縄25とは、部分的に互いに直接接触している。
内層ロープ21の外周には、樹脂製の内層被覆体27が被覆されている。内層被覆体27は、例えばポリエチレン樹脂等の熱可塑性樹脂からなっている。
内層被覆体27の外周部には、外層28が設けられている。外層28は、複数の外層子縄29と、外層子縄29の外周部に塗布されている複数の接着剤層30とを有している。各外層子縄29は、中心に配置された中心素線31と、中心素線31の外周に配置された6本の外周素線32とから構成されている。また、外層子縄29は、内層子縄23とは逆向きに撚られている。
外層28の外周には、外層被覆体33が被覆されている。外層被覆体33は、摩擦係数が0.2以上の高摩擦樹脂材、例えばポリウレタン樹脂により構成されている。また、外層被覆体33は、外層子縄29に接着剤層30を介して接着されている。
内層子縄23は、内層被覆体27の外周から部分的に露出された複数の露出部23aを有し、露出部23aで外層28と直接接触している。即ち、内層子縄23と外層28とは、内層子縄23と外層子縄29とが交差する部分で互いに直接接触している。
外層被覆体33は、外層子縄29毎に外層子縄29及び接着剤層30の外周を被覆する複数の単位被覆体34を有している。外層28は、露出部23aと接触する部分で単位被覆体34から部分的に露出されている。
全ての素線25,26,31,32の径は、駆動シーブ5の径の1/400以下に設定されている。また、外層子縄29の径は、内層子縄23の径よりも小さく設定されている。
このような主索6では、中心部に鋼製の芯ロープ22が配置され、かつ芯ロープ22の外周には、内層子縄23よりも小径の外層子縄29が配置されているため、全体の直径を抑えつつ、鋼製の素線25,26,31,32の実装密度を高くすることができ、高強度化を図ることができる。
また、内層子縄23と外層子縄29とが互いに逆向きに撚られており、内層子縄23と外層子縄29とが交差する部分では、内層子縄23と外層28とが互いに直接接触しているので、主索6の繰り返し曲げにより内層子縄23と外層28との間で内層被覆体27が摩耗するのが防止され、各層の強度負荷バランスが長期に渡って変化せず、安定した強度を維持することができる。
さらに、駆動シーブ5、かご吊り車9、釣合おもり吊り車10、第1のプーリ11及び第2のプーリ12等の綱車との接触部分には、外層被覆体33が配置されているため、綱車との直接の接触により外層子縄29が摩耗するのを防止することができる。
さらにまた、外層子縄29の素線31,32が綱車に押し潰されることにより発生する曲げ応力も緩和することができ、主索6の長寿命化を図ることができるとともに、綱車の小径化を図ることができる。
また、最外周に外層被覆体33が配置されているため、綱車側の摩耗も防止することができ、外層子縄29の素線31,32及び綱車の材料選択の自由度を向上させることができる。従って、全体としての強度をさらに高くすることができるとともに、綱車を安価に構成することができる。
さらに、駆動シーブ5に接触する外層被覆体33は、高摩擦樹脂材により構成されているので、駆動シーブ5の径を小さくしても、十分な駆動力の伝達効率を確保することができる。
ここで、外層被覆体33を構成する高摩擦樹脂としては、摩擦係数が0.2以上のものが好適であり、十分な駆動力の伝達効率を確保することができる。
また、ポリウレタン樹脂は、軟質から硬質まで自由に選定できるが、綱車表面での微少滑りに対する耐摩耗性能を確保するためには、90度以上の硬質のポリウレタン樹脂を用いるのが好適である。さらに、使用環境で起こる加水分解を防ぐためには、エステル系よりもエーテル系の樹脂が望ましい。
さらに、内層被覆体27の材料として、主索6が綱車で曲げられたときに自由に滑り易いものを選択することにより、曲げ抵抗を減らすことができる。さらにまた、内層被覆体27は、内層子縄23の素線26間及び外層子縄29の素線間で押し潰されない硬さを必要とする。このような材料としては、低摩擦で硬質のポリエチレン材が適している。
また、内層被覆体27は、外層被覆体33に比較して大きな摩擦係数を必要とせず、しかも綱車による曲げも大きくないことから、必ずしも優れた伸び特性を必要としない。従って、内層被覆体27の材料として、ナイロン、シリコン、ポリプロピレン、又はポリ塩化ビニルなどの樹脂を用いてもよい。このような内層被覆体27を用いることにより、鋼製の内層ロープ21を用いる場合の寿命の低下を抑制することができる。
さらに、外層子縄29は、中心素線31と6本の外周素線32とを含む単純な7本素線構造を有しているため、主索6の径を小さくできるとともに、形崩れし難く、単位被覆体34の被覆を容易に行うことができる。
さらにまた、内層子縄23の断面構造をシール形やフィラー形とせず、ウォリントン形としたので、極端に細い素線26を使用することがなく、摩滅による素線26の断線を防止することができ、長寿命化を図ることができる。また、長寿命化を図るため、内層子縄23の素線26は、交差撚りではなく、平行撚りとするのが好適である。このとき、外周部に位置する素線26の数を、その内側に位置する素線26の数と同じかその2倍とすることにより、素線26を無理なくバランス良く配置することができ、素線26の摩滅をより一層防止することができる。
また、内層子縄23を芯子縄24とは逆向きに撚り、外層子縄29を内層子縄23とは逆向きに撚ることにより、内部の回転トルクをバランスさせることができ、ロープ全体の撚り戻しトルクを低減することができる。
さらに、ロープ溝5aの内周面を樹脂部材5bにより構成したので、外層被覆体34の摩耗を抑制することができるとともに、駆動力伝達効率を高めることができる。
さらにまた、上記のように柔軟性の高い主索6を小径の綱車に巻き掛ける場合、万一外層被覆体33が破損したときに網車と外層子縄29との接触圧力が増し、綱車及び外層子縄29の損耗が著しく進む恐れがある。
このため、エレベータ用ロープの径の20倍の径の綱車に適用する場合には、外層子縄29の本数を12本以上(図1では21本)とするのが好適である。また、エレベータ用ロープの径の15倍の径の綱車に適用する場合には、外層子縄29の本数を16本以上とするのが好適である。
これにより、万一外層被覆体33が破損したときに、綱車と外層子縄29との接触圧力が高くなるのを抑えることができ、綱車及び外層子縄29の損耗を抑制することができる。従って、綱車の材料を特に高価なものにする必要がなく、綱車を安価に構成することができる。
さらに、外層被覆体33の無いロープでは、張力と綱車による曲げ応力との繰り返し回数で寿命が決まり、ロープ表面の素線から先に断線が起こる。しかし、外層被覆体33を用いたロープでは、綱車との接触圧力が低減されるため、ロープの表面ではなく、内部の素線が曲げ疲労で優先的に断線し易くなる。
このような曲げ疲労による寿命回数は、発明者の試験研究によると、次式で示される関係にあることが判った。
寿命計算式
綱車と接触する素線が断線する計算式
寿命回数Nc=10.0×k×1.05D/d
ロープ内部の素線が断線する計算式
寿命回数Nn=19.1×k×1.05D/d
(kは、ロープ構造とロープ強度とで決まる係数)
ここで、寿命回数Nnを、D/d=40のときのNc値と同じにするためのD/d値を求めると、26.7となる。従って、従来の一般的なエレベータ用ロープが適用されてきた条件、即ちD/d=40のときと同等の寿命を確保しようとすれば、内層ロープ21の径を綱車径の1/27以下にしなければならない。言い換えれば、内層ロープ21の径の27倍以上の綱車を用いなければならない。
また、上記のエレベータ用ロープでは、全ての素線25,6,10,11の径が、適用する綱車の径の1/400以下に設定されているので、適用する綱車の径を小さくしても曲げ疲労寿命を損なうことがない。
次に、主索6の製造方法について説明する。主索6を製造する場合、まず芯ロープ22の外周部に内層子縄23を撚り合わせ内層ロープ21を製作する。そして、熱可塑性樹脂により内層ロープ21の外周を被覆し内層被覆体27を形成する。
一方、外層子縄29の外周部に接着剤を塗布し接着剤層30を形成する。接着剤層30は、子縄毎の単位で塗布しても、素線毎の単位で塗布してもよい。そして、外層子縄29及び接着剤層30の外周を単位被覆体34により被覆し、接着剤層30により単位被覆体34を外層子縄29に接着固定する。図5は図1の内層ロープ21の外周部に配置する前の外層子縄29及び単位被覆体34の断面図である。
この後、単位被覆体34により被覆された外層子縄29を内層子縄23とは逆向きに撚り内層被覆体27の外周部に配置する。これにより、内層被覆体27の外周部に外層28が配置されるとともに、外層28の外周が外層被覆体33により被覆されることになる。
また、外層子縄29を内層被覆体27の外周部に配置する際には、例えば高周波加熱装置等により内層被覆体27及び単位被覆体34を加熱軟化させつつ、内層ロープ21及び外層子縄29に引張力を加える。これにより、被覆体27,33が隙間に塑性流動して図3に示すような断面形状に成形される。また、内層被覆体27の外周から内層子縄23が部分的に露出されるとともに、外層被覆体33から外層28が部分的に露出され、内層子縄23と外層28とが部分的に直接接触する。この後、内層被覆体23及び外層被覆体33を硬化させる。
このような製造方法では、内層被覆体27及び外層被覆体33を加熱軟化させつつ、内層ロープ21及び外層子縄29に引張力を加えるので、内層子縄23と外層28とを容易に部分的に直接接触させることができる。
また、内層ロープ21の外周に外層子縄29を撚る前に、外層子縄29の外周部に接着剤層30を予め形成しているので、強固な接着力を確保することができるとともに、内層ロープ21に撚り合わせる前の工程で接着剤層30を塗布することができ、外層子縄29が錆びるのを防止することができる。
さらに、外層子縄29毎に単位被覆体34が被覆・接着されているので、安定した接着強度を確保することができる。
なお、内層被覆体27及び外層被覆体33を加熱軟化させ内層ロープ21及び外層子縄29に引張力を加える工程は、単位被覆体34により被覆された外層子縄29を内層被覆体27の外周部に配置する工程の後に行ってもよい。
実施の形態2.
次に、図6はこの発明の実施の形態2によるエレベータ用ロープの断面図である。図において、内層ロープ41は、芯ロープ42と、芯ロープ42の外周部に設けられている複数の内層子縄43とを有している。芯ロープ42は、複数の芯子縄44を有している。各芯子縄44は、複数の鋼製の素線45を互いに撚り合わせることにより構成されている。
内層子縄43は、複数の鋼製の素線46を互いに撚り合わせることにより構成されている。内層子縄43の素線46の断面は、内層子縄43を外周から圧縮することにより異形化されている。芯子縄44の素線45の断面は、芯子縄44を外周から圧縮することにより異形化されている。他の構成は、実施の形態1と同様である。
このようなエレベータ用ロープでは、内層子縄43及び芯子縄44の製造時に、仕上げ径よりも5%程度大きく撚り上げた後、仕上げ径のダイスを通すことで、素線同士が点でなく面又は線で接触するようになる。これにより、素線45,46の実装密度を高めることができる。また、素線45間及び素線46間の接触圧力が低減され、素線45,46の摩耗が抑制される。さらに、内層子縄43及び芯子縄44の形崩れが防止され、長寿命化を図ることができる。
実施の形態3.
次に、図7はこの発明の実施の形態3によるエレベータ用ロープの要部断面図である。図において、周方向に互いに隣接する単位被覆体34は、接着剤47を介して互いに接着されている。接着剤47としては、単位被覆体34の特性に近い特性を有するゴム系接着剤が好適である。他の構成は、実施の形態1と同様である。
このようなエレベータ用ロープでは、外力に対する形状の安定性が向上するとともに、外層子縄29間の荷重負担を均等化することができ、長寿命化及び品質の安定化を図ることができる。
また、接着剤47は、例えば図8に示すように、内層ロープ21(図1)の外周部に外層子縄29を配置する前に単位被覆体34の外周部に塗布すればよい。これにより、外層子縄29を内層ロープ21の外周部に撚る工程で単位被覆体34相互を接着することができ、圧力及び温度が安定して管理された環境で高い品質管理を実現できる。単位被覆体34相互の接着後は、接着部分以外に付着した接着剤47は除去するか、又は実用上問題がなければそのまま残してもよい。
なお、実施の形態1〜3に示す多層構造のロープは、経年的な疲労によって各層の荷重負担率が変化する特性がある。そこで、ロープの構造によっても異なるが、優先的に損傷が進む層の強度負担率を少なくする。即ち、一方の層の強度を20〜80%に設定することで、全体強度が著しく低下する前に最弱層の異常を検知し交換するのが好適である。
例えば、曲げ応力が最も大きくなる最弱層である外層子縄29の強度を合算した強度は、エレベータ用ロープ全体の強度の20%以内に設定されるのが好適である。これにより、外層子縄29が断線した場合にも、内層ロープ21だけで80%近くの残存強度を確保することができ、信頼性を向上させることができる。
このような構成を実現するためには、例えば外層子縄29の素線31,32の強度が内層子縄23の素線26の強度よりも低く設定される。具体的には、例えば外層子縄29の素線31,32の強度が1320〜2060N/mm2に設定され、内層子縄23の素線26の強度が1910〜2450N/mm2に設定される。
また、この場合、外層子縄29の外周素線32がプリフォーム(不反発撚り)しない反発撚りで撚られていると、断線の検出が容易である。即ち、外周素線32が断線すると、断線部が浮き上がり、外層被覆体33の外部へ突き出る。従って、外周素線32の断線を目視確認することができ、ロープ全体の寿命判断をより的確に行うことができ、信頼性を向上させることができる。また、断線状態を検査するための探傷装置等を使う必要がないので、保守費用を安くすることができる。
このような浮き上がり特性を促進するためには、単位被覆体34の表面にシリコン油等の離型剤を塗布した後に外層子縄29を撚り、単位被覆体34同士が融着するのを防止すればよい。
但し、断線発生後にも形状を安定して確保しようとすれば、外層子縄29をプリフォーム加工するとともに、単位被覆体34の加熱温度を高めに設定して、周方向に互いに隣接する単位被覆体34を互いに融着させればよい。
Claims (14)
- 複数の鋼製の素線が撚り合わされている複数の内層子縄を有する内層ロープ、
上記内層ロープの外周を被覆する樹脂製の内層被覆体、
複数の鋼製の素線が撚り合わされている複数の外層子縄と、上記外層子縄の外周部に塗布されている複数の接着剤層とを有し、上記内層被覆体の外周部に設けられている外層、及び
高摩擦樹脂材からなり、上記外層子縄に上記接着剤層を介して接着されて上記外層の外周を被覆する外層被覆体
を備え、上記内層子縄は、上記内層被覆体の外周から部分的に露出された複数の露出部を有し、上記露出部で上記外層と直接接触しているエレベータ用ロープ。 - 上記内層子縄と上記外層子縄とは互いに逆向きに撚られており、上記内層子縄と上記外層子縄とが交差する部分で上記内層子縄と上記外層とが互いに直接接触している請求項1記載のエレベータ用ロープ。
- 上記外層被覆体は、上記外層子縄毎に上記外層子縄及び上記接着剤層の外周を被覆する複数の単位被覆体を有し、上記外層は、上記露出部と接触する部分で上記単位被覆体から部分的に露出されている請求項1記載のエレベータ用ロープ。
- 周方向に互いに隣接する上記単位被覆体は接着剤を介して互いに接着されている請求項3記載のエレベータ用ロープ。
- 上記単位被覆体の表面には離型剤が塗布されている請求項3記載のエレベータ用ロープ。
- 周方向に互いに隣接する上記単位被覆体は互いに融着されている請求項3記載のエレベータ用ロープ。
- 上記内層子縄を外周から圧縮することにより、上記内層子縄の素線の断面が異形化されている請求項1記載のエレベータ用ロープ。
- 上記内層子縄の断面構造は、ウォリントンシール形鋼芯である請求項7記載のエレベータ用ロープ。
- 上記外層子縄の上記素線は、反発撚りで撚られている請求項1記載のエレベータ用ロープ。
- 上記外層子縄の上記素線の強度が上記内層子縄の上記素線の強度よりも低く設定されている請求項1記載のエレベータ用ロープ。
- 上記外層子縄の上記素線の強度が1320〜2060N/mm2に設定され、上記内層子縄の上記素線の強度が1910〜2450N/mm2に設定されている請求項10記載のエレベータ用ロープ。
- 複数の鋼製の素線を含む複数の内層子縄を撚り内層ロープを製作する工程、
熱可塑性樹脂からなる内層被覆体により上記内層ロープの外周を被覆する工程、
複数の鋼製の素線を含む複数の外層子縄を上記内層子縄とは逆向きに撚り上記内層被覆体の外周部に配置するとともに、高摩擦樹脂材からなる外層被覆体により上記外層の外周を被覆する工程、
上記内層被覆体及び上記外層被覆体を加熱軟化させつつ上記内層ロープ及び上記外層子縄に引張力を加えることにより、上記内層被覆体の外周から上記内層子縄を部分的に露出させ、上記内層子縄と上記外層とを部分的に直接接触させる工程、及び
上記内層被覆体及び上記外層被覆体を硬化させる工程
を含むエレベータ用ロープの製造方法。 - 上記各外層子縄の外周を単位被覆体により被覆した後、上記外層子縄を上記内層被覆体の外周部に配置することにより、上記外層被覆体を形成する請求項12記載のエレベータ用ロープの製造方法。
- 上記外層子縄を上記内層被覆体の外周部に配置する際に、上記内層被覆体及び上記単位被覆体を加熱軟化させつつ、上記内層ロープ及び上記外層子縄に引張力を加える請求項13記載のエレベータ用ロープの製造方法。
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