JPWO2003042743A1 - 広角撮像光学系とこれを備えた広角撮像装置、監視用撮像装置、車載用撮像装置、及び投写装置 - Google Patents

広角撮像光学系とこれを備えた広角撮像装置、監視用撮像装置、車載用撮像装置、及び投写装置 Download PDF

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Abstract

屈折光学系(3)と、反射光学系と、結像光学系(5)とが配置され、反射光学系は、物体からの光束を直接反射する第1の反射面(1)と、第1の反射面(1)からの光束を反射する第2の反射面(2)とを含み、第1の反射面(1)と第2の反射面(2)との間に、物体からの光束が入射する開放部が形成され、第2の反射面(2)に形成され屈折光学系(3)に入射した光束を透光する透光部(2a)と、第1の反射面(1)に形成され第2の反射面(2)からの光束及び屈折光学系(3)からの光束を結像光学系(5)に入射させる開口(1a)とを備えている。

Description

技術分野
本発明は、反射面の組み合わせとレンズの組み合わせにより、超広範囲に亘るパノラマ画像を撮像する広角撮像装置に関する。
背景技術
広範囲に亘る物体の像を効率良く撮像するために、広角撮像装置を用いてこれを実現しようという様々な研究及び開発がなされている。例えば、魚眼レンズを用いた広角カメラの開発がその1つである。
また、反射式画角変換光学装置及びこれを用いた光学システム(特開平10−54939号公報)では、3枚の鏡面を対向配置し鏡面形状を種々変化させて広視野を撮像するシステムの提案がなされている。多方向画像取込装置(特開2000−4383号公報)では、パノラマ画像ブロックにおける軸部をレンズとして使用し、正規画像の内側に対面像を形成する光学系の提案がなされている。
さらに、広視野撮像装置及び広視野撮像表示装置(特開2001−94839号公報)では、中央に貫通孔を有する凸状の主鏡で反射した後、さらに中央に貫通孔を有する凸状の副鏡で反射して撮像された像と、前記副鏡の中央の貫通孔に配設されたレンズで撮像された像とを表示する装置が提案されている。パノラマ画像装置(国際公開WO00/41024号パンフレット)では、凸型の双曲面の反射器、凹型の楕円面または球面の反射器、リレーシステム、及びイメージセンサにより、実質的に平らで無非点収差の画像平面を提供するための提案がなされている。
また、近年では固体撮像素子のような電気的受光素子が使用されることが多く、この場合は、撮像レンズと撮像素子との間に、撮影に必要な空間周波数成分以上の高周波成分をぼかしモアレを除去するための光学的ローパスフィルタや、電気的感光体の持つ分光感度を補正するための近赤外カットフィルタ等の光学部材を配置するため、比較的長いバックフォーカスが必要となる。
しかしながら通常、魚眼レンズ等を用いた広角撮像光学系は、多くのレンズを必要とするため、光学系の重量が増大し、装置が大型かつ高価になってしまう。さらに、色収差が発生する等の問題もあり、実際には特殊な撮影にしか利用できないという問題があった。
反射式画角変換光学装置及びこれを用いた光学システム(特開平10−54939号公報)では、軸方向付近の撮像についての記載はあるが、これに対して諸収差の補正を行うための手段が限られていた。さらに、多方向画像取込装置(特開2000−4383号公報)では、物体側からの入射光は、周遮光面に至る以前に周透光面及び回転体を通過する構成であるため、回転体に用いる透明素材の肉厚が厚くなり、透明素材が樹脂の場合には温度変化に弱く、かつ成形時間がかかるという問題があった。また、透明素材がガラスの場合には、特に非球面形状の場合にはガラス研磨に多くの費用がかかるといった問題もあった。
さらに、広視野撮像装置及び広視野撮像表示装置(特開2001−94839号公報)では、前記主鏡で反射しさらに前記副鏡で反射して撮像された像と、前記副鏡に配設された前記レンズで撮像された像とを同時に撮像することができるが、光学系は凸状の主鏡、凸状の副鏡、凹レンズから構成されており、さらに撮像素子と副鏡との間にマスターレンズが必要である。この場合は、光学系の構成上マスターレンズに入射するFナンバー光線が高く、かつ発散光であるため、マスターレンズが巨大かつ複雑になるという問題があった。
さらに、パノラマ画像装置(国際公開WO00/41024号パンフレット)では、光学系内部に中間像を形成するためにリレー光学系が必要となり、光学全長が長くなるため、装置が大型化するという問題があった。
また、前記のように電気的受光素子を使用した場合は、光学的ローパスフィルタや近赤外カットフィルタ等の光学部材を配置できる程度の比較的長いバックフォーカスを確保し、かつ十分な収差補正をする必要があるが、このためには、比較的多くのレンズ枚数が必要であり、レンズ枚数を減らすための光学設計が課題であった。
発明の開示
本発明は、前記のような従来の問題を解決するものであり、簡単な構造で水平方向画角が最大360度に亘るパノラマ画像の撮像ができ、かつ軸方向付近の撮像も可能で、さらにバックフォーカスが比較的長く収差補正も良好で明るい広角撮像光学系を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、本発明の広角撮像光学系は、屈折光学系と、反射光学系と、結像光学系とを備え、共役距離の長い側から見て、前記反射光学系、前記結像光学系の順に配置された第1光学系を形成し、共役距離の長い側から見て、前記屈折光学系、前記結像光学系の順に配置された第2光学系を形成し、前記反射光学系は、物体からの光束を直接反射する第1の反射面と、前記第1の反射面からの光束を反射する第2の反射面とを含み、前記第1の反射面と前記第2の反射面との間に、物体からの光束が入射する開放部が形成され、前記第2の反射面に形成され前記屈折光学系に入射した光束を透光する透光部と、前記第1の反射面に形成され前記第2の反射面からの光束及び前記屈折光学系からの光束を前記結像光学系に入射させる開口とを備えたことを特徴とする。
また、本発明の広角撮像装置は、前記本発明の広角撮像光学系を含む広角撮像装置であって、前記結像光学系で結像された像を撮像する撮像素子を備えている。
また、本発明の監視用撮像装置は、前記本発明の広角撮像光学系を備えている。
また、本発明の車載用撮像装置は、前記本発明の広角撮像光学系を備えている。
また、本発明の投写装置は、前記本発明の広角撮像光学系を備えている。
発明を実施するための最良の形態
本発明は、第1の反射面と第2の反射面とを含む反射光学系と、第1の反射面と第2の反射面との間の開放部と、第2の反射面に形成された透光部と、第1の反射面に形成された開口とを備えたことにより、水平方向画角が最大360度、垂直方向画角が180度程度の広範囲に亘るパノラマ画像の撮像が可能となる。また、主要光学系を色収差が発生しない反射面で形成できるので、設計の工数及び製造上の制約も少なくなり、小型、軽量、安価で、かつ明るい広角撮像系を実現できる。
本発明においては、前記第1光学系と前記第2光学系とは、前記結像光学系を共用していることが好ましい。この構成によれば装置を小型化できる。
また、前記広角撮像光学系は、内部に中間像を形成しない構成であることが好ましい。この構成によれば、広角撮像光学系がリレー光学系とならないので、光学系の全長を短くでき、装置の小型化を実現できる。
また、前記第1光学系の合成焦点距離をfa、前記第2光学系の合成焦点距離をfbとすると、
fa>0
fb>0
の関係を満足することが好ましい。この構成によれば、広角撮像光学系がリレー光学系とならないので、光学系の全長を短くでき、装置の小型化を実現できる。すなわち、fa>0の下限を超えると、第1光学系内部に中間像を形成するため、第1光学系の物体像は正立像となり、さらに、第1光学系はリレー光学系となるため、光学全長が長くなる。
また、fb>0の下限を超えると、第2光学系内部に中間像を形成するため、第2光学系の物体像は正立像となり、さらに、第2光学系はリレー光学系となるため、光学全長が長くなる。また、このとき、第1光学系で得られる面像が倒立像の場合には、不連続な面像となる。
また、前記第2の反射面の焦点距離をf2、前記第1の反射面と前記第2の反射面との軸上間隔をdとすると、
f2≧d
の関係を満足することが好ましい。この構成によれば、結像光学系における収差補正が容易になる。すなわち、f2≧dを満足しないと、反射光学系は内部に中間像を形成し、結像光学系を通過する光線の偏角が大きくなるため、結像光学系における収差補正が困難になる。また、第1光学系で得られる面像は正立像となり、第2光学系で得られる面像が倒立像の場合には、不連続な面像となる。
また、前記第1光学系の合成焦点距離をfa、前記第1の反射面と前記第2の反射面との合成焦点距離をf12とすると、
|f12/fa|>5
の関係を満足することが好ましい。この構成によれば、光学系全長を短くできる。すなわち、|f12/fa|は反射面がなすアフォーカル光学系の度合いを表しており、下限を超えると、第1の反射面と第2の反射面の合成焦点距離は小さくなるため、アフォーカル光学系とならず、広角撮像光学系の内部に中間像を形成してリレー光学系となるため、光学系全長が長くなる。
また、前記第1の反射面の曲率半径をr1、前記第2の反射面の曲率半径をr2とすると、
r2>0
0.3<r1/r2<0.7
の関係を満足することが好ましい。この構成によれば、小型で明るい光学系を実現できる。すなわち、r2>0の下限を超えると、第2の反射面は物体からの入射光から見て凸面となり、光線は結像光学系に発散光として入射するので、結像光学系自体が大きくなり、撮像装置も大きくなる。
また、0.3<r1/r2<0.7の上限を超えると、第2の反射面から開口に入射する光線角度が大きくなるため結像光学系における収差補正が困難となり、さらに開口効率も減少するため、周辺部の明るさが確保できなくなる。また、下限を超えると、第1光学系で用いる第2の反射面での領域が中心軸付近まで占めるため透光部の領域が狭くなり、その結果第2結像光学系からの光線が通らず撮像できなくなる。
また、前記第1光学系の合成焦点距離をfa、前記第2光学系の合成焦点距離をfbとすると、
|fb−fa|/|fa|<0.5
の関係を満足することが好ましい。この構成によれば、画像の欠落や重複を防止できる。すなわち、|fb−fa|/|fa|<0.5の上限を超えと、第1光学系と第2光学系でのバックフォーカス量の格差が大きくなり、両光学系における結像倍率が違うために、第1光学系を撮像した円環状画像と第2光学系を撮像した円状画像とが連続的でなくなり、画像が欠落したり重複したりする。
また、無限遠物点から前記結像光学系に光束を平行入射させたときの前記結像光学系の空気換算によるバックフォーカス量をbf、前記結像光学系の合成焦点距離をfiとすると、
1.2<bf/fi<1.8
の関係を満足することが好ましい。この構成によれば、光学系全長を短くできる。すなわち、1.2<bf/fi<1.8の上限を超えると、バックフォーカス量が大きくなるため光学系全長が長くなり、その結果装置が大きくなる。下限を超えると、バックフォーカス量が小さくなり光学系が構成できなくなる。
また、前記屈折光学系は、物体側から見て、負のパワーを持つ第1群と正のパワーを持つ第2群の順に配置された2つのレンズ群で構成されていることが好ましい。この構成によれば、広角撮像光学系は途中で中間像を形成することがなく、明るい光学系を実現できる。
また、前記第1の反射面の形状、及び前記第2の反射面の形状のうち、少なくともいずれかは、回転軸対称非球面であることが好ましい。この構成によれば、反射光学系単独で発生する像面湾曲や非点収差を、非球面係数を使うことで的確に補正できる。
また、前記第1光学系の結像倍率と、前記第2光学系の結像倍率とが共に同符号であることが好ましい。この構成によれば、第1光学系で得られる画像が正立像の場合、第2光学系で得られる画像は正立像となり、また第1光学系で得られる画像が倒立像の場合、第2光学系で得られる画像は倒立像となるので、連続的な画像が得られる。
また、前記第1光学系の結像倍率と、前記第2光学系の結像倍率とが共に負であることが好ましい。この構成によれば、広角撮像光学系はリレー光学系とならず、光学系全長が小さくなり、装置の小型化が実現できる。
また、前記第1の反射面の持つ焦点と、前記第2の反射面の持つ焦点とが少なくとも一つ一致することが好ましい。回転軸対象非球面は一つ又は2つの焦点を持つことになるが、この構成によれば、第1の反射面と第2の反射面とを組み合わせて用いることで、主光線を焦点位置に収束させることができる。
また、前記結像光学系の内部、又は前記結像光学系と前記第2の反射面との間に、絞りを有することが好ましい。この構成によれば、第2の反射面の持つ一つの焦点と、絞りの中心位置とを一致させることができるため、主光線を絞り位置に収束させて結像光学系により光線を結像することができる。
また、前記第2の反射面の持つ焦点と、前記絞りの中心位置とが一致することが好ましい。
また、前記開口の周辺近傍に遮光部が形成されていることが好ましい。この構成によれば、反射面を4回以上反射した後に前記開口に入射し、前記結像光学系を経て撮像されるゴースト光を除去することができる。
また、前記遮光部は、前記結像光学系を保持していることが好ましい。この構成によれば、結像光学系を保持する部材を専用に設ける必要がなく、遮光部を効率的に用いることができる。
また、前記結像光学系は、前記結像光学系に入射する光束を制限するフードを備えていることが好ましい。この構成によれば、第2撮像領域(屈折光学系へ光束を入射する領域)を撮像した円状画像と、第1撮像領域(反射光学系に光束を入射する領域)を撮像し円状画像の外側に形成された円環状画像とが、撮像素子によって重複して撮像されることを防止することができる。
また、前記結像光学系を構成するレンズは、物体側から見て、負レンズ、正レンズ、正レンズの順に配置されていることが好ましい。この構成によれば、少ないレンズ枚数で、バックフォーカスが比較的長く、かつ収差性能も良好で明るい結像光学系が実現できる。
また、前記結像光学系を構成するレンズは、物体側から見て、負レンズ、正レンズ、正レンズ、正レンズの順に配置されていることが好ましい。この構成によれば、少ないレンズ枚数で、バックフォーカスが比較的長く、かつ収差性能も良好で明るい結像光学系が実現できる。
また、前記屈折光学系は、前記屈折光学系に入射する光束を制限するフードを備えていることが好ましい。この構成によれば、第2撮像領域(屈折光学系へ光束を入射する領域)を撮像した円状画像と、第1撮像領域(反射光学系に光束を入射する領域)を撮像し円状画像の外側に形成された円環状画像とが、撮像素子によって重複して撮像されることを防止することができる。
また、前記第1の反射面は、前記結像光学系のレンズと一体になっていることが好ましい。この構成によれば、製造が安価かつ効率的となり、広角撮像光学系に必要となる光学部品の数を省くことができる。さらに、反射光学系と結像光学系の光学要素同士の光軸要素同士の光軸ずれが少なく振動に強い光学系となるので、特に車載用光学系とした場合は高性能を保つことができる。
また、前記第1の反射面の形状と、前記結像光学系のレンズのうち前記開口に対応する部分の形状とが略同一であることが好ましい。
また、前記第1の反射面の形状と、前記結像光学系のレンズのうち前記開口に対応する部分の形状とが異なっていることが好ましい。この構成によれば、開口におけるレンズに、凸レンズや凹レンズと同様の効果が得ることができ、広角撮像光学系で発生する諸収差を的確に補正し、広範囲に亘り高画質な画像を得ることができる。
また、前記第2の反射面は、前記屈折光学系のレンズと一体になっていることが好ましい。この構成によれば、製造が安価かつ効率的となり、広角撮像光学系に必要となる光学部品の数を省くことができる。さらに、反射光学系と屈折光学系の光学要素同士の光軸要素同士の光軸ずれが少なく振動に強い光学系となるので、特に車載用光学系とした場合は高性能を保つことができる。さらに加えて、第1の反射面と結像光学系のレンズとの一体加工とあわせて用いれば、第1光学系で撮像される円環状画像と、第2光学系で撮像される円環状画像とが同じ中心点をさらに正確に共有できるため、正確な画像表示及び画像処理変換を行うことができる。
また、前記第2の反射面の形状と、前記屈折光学系のレンズのうち前記透光部に対応する部分の形状とが略同一であることが好ましい。この構成によれば、加工が容易になる。
また、前記第2の反射面の形状と、前記屈折光学系のレンズのうち前記透光部に対応する部分の形状とが異なっていることが好ましい。この構成によれば、透光部におけるレンズに、凸レンズや凹レンズと同様の効果が得ることができ、広角撮像光学系で発生する諸収差を的確に補正し、広範囲に亘り高画質な画像を得ることができる。
また、前記結像光学系は、結像された光束を反射する第3の反射面を含んでいることが好ましい。第3の反射面により、中心軸に対して光束を略直角方向に反射する配置とすることができ、広角撮像光学系は限られた空間内で光路長を大きくとることができる。
また、前記屈折光学系及び前記結像光学系は、1〜10μmまでを含む赤外波長域で透明であることが好ましい。この構成によれば、可視波長域から赤外波長域に亘る広い波長域で、屈折光学系及び結像光学系は光を透過するので、可視波長域から赤外波長域に亘る広い波長域で使用することができる。
本発明の広角撮像装置は、本発明の広角撮像光学系を含み、前記結像光学系で結像された像を撮像する撮像素子を備えているので、水平方向画角が最大360度、垂直方向画角が180度程度の広範囲に亘るパノラマ画像の撮像が可能となる。また、主要光学系を色収差が発生しない反射面で形成できるので、設計の工数及び製造上の制約も少なくなり、小型、軽量、安価で、かつ明るい広角撮像装置を実現できる。
前記本発明の広角撮像装置においては、物体を分割して撮像できるように、前記広角撮像光学系が複数組配置され、前記撮像素子は、前記各広角撮像光学系に対応するように配置されていることが好ましい。この構成によれば、水平方向画角が最大360度の広範囲に亘るパノラマ画像の撮像が可能であることに加えて、広角撮像光学系が1組の構成と比べて、垂直方向画角を大きくすることができる。
また、物体を分割して撮像できるように、前記広角撮像光学系が2組配置され、前記撮像素子は、前記各広角撮像光学系に対応するように配置されており、前記第1の反射面の曲率中心と前記第2の反射面の曲率中心とを結ぶ軸を中心軸とすると、前記中心軸と直交する軸に対して対称となるように、前記2組の広角撮像光学系が配置されていることが好ましい。
また、前記各広角撮像光学系に対応する前記撮像素子を、一つの撮像素子で共用していることが好ましい。この構成によれば、小型・軽量化に有利となる。
また、前記反射光学系へ光束を入射する領域を第1撮像領域、前記屈折光学系に光束を入射する領域を第2撮像領域とすると、
前記撮像素子によって撮像された画像は、前記第2撮像領域を撮像した円状画像と、前記第1撮像領域を撮像し、かつ前記円状画像の外側に形成された円環状画像とで形成され、
前記第1撮像領域と前記第2撮像領域とは互いに重複せず、かつ前記円状画像と前記円環状画像とは、連続して配置されることが好ましい。この構成によれば、撮像素子の有効領域を効率的に用いることができ、かつ画像に欠落や重複が無くなり正確な撮像が可能になる。
また、前記開放部を囲む保護部材を備えたことが好ましい。この構成によれば、容易かつ効果的に反射光学系を保護できる。
また、前記保護部材に、内面反射防止膜が形成されていることが好ましい。この構成によれば、容易かつ効果的に反射光学系を保護しつつ、保護部材で内面反射して正規光と同じ光路を辿るゴースト光を効果的に除去することができる。
また、前記保護部材は、略円錐台形形状であり、前記第1の反射面における内径と、前記第2の反射面における内径とが異なることが好ましい。この構成によれば、ゴースト光の反射角度を制御することができ、ゴースト光が正規光と同じ光路を辿ることを防止できる。
また、前記屈折光学系及び前記結像光学系のいずれかは、ズーム機能を有していることが好ましい。この構成によれば、軸方向付近の物体を拡大して撮像することが可能となる。
また、前記広角撮像装置は対象物に取り付け可能であり、かつ取り付け角度の調整が可能であることが好ましい。この構成によれば、撮像範囲を容易に変化させることができる。
また、動体検知機能を備えたことが好ましい。この構成によれば、動体を抽出することができるので、周囲の動作状況を的確に把握できる。
本発明の監視用撮像装置は、前記本発明の広角撮像光学系を備えているので、水平方向画角及び垂直方向画角が広範囲に亘るパノラマ画像の撮像が可能となり、可視波長域から赤外波長域に亘る広い波長域において、光を反射する材料を用いた反射面と、光を透過する材料を用いたレンズとを組み合わせた構成とすることにより、昼間、夜間を問わず超広範囲に亘る監視を行うことができる。
本発明の車載用撮像装置は、前記本発明の広角撮像光学系を備えているので、水平方向画角及び垂直方向画角が広範囲に亘るパノラマ画像の撮像が可能となり、撮像した画像を車両内に設置された車載モニタに映し出すことにより、リアビューモニタ、フロントビューモニタ、又はサイドビューモニタ等として用いることができる。
本発明の投写装置は、前記本発明の広角撮像光学系を備えているので、超広範囲に亘り撮像した物体を、ビデオプロジェクタ等の投写装置を用いて投写することができる。
以下、図面を参照しながら、本発明の一実施形態について説明する。
(実施の形態1)
図1は、実施形態1に係る広角撮像装置の基本構成の概略図であり、中心軸9を含む平面で切断した断面図に相当する。図2は要部側面図、図3は図2のA矢視図、図4は要部斜視図である。図1に示した広角撮像装置は、屈折光学系3と、第1の反射面1と第2と反射面2とで形成された反射光学系と、結像光学系5とを備えている。中心軸9は、第1の反射面1の曲率中心と第2の反射面2の曲率中心を結ぶ軸である。
本図に示した広角撮像装置の光学系は、第1光学系と第2光学系とで形成されている。第1光学系は、共役距離の長い側から見て、反射光学系、結像光学系5の順に配置された光学系であり、第2光学系は、共役距離の長い側から見て、屈折光学系3、結像光学系5の順に配置された光学系である。本図の例では、共役距離の長い側とは、像面(撮像素子7)と反対側である(以下の各図も同じ)。
第1の反射面1は、外部(物体)からの入射光8b(第1撮像領域からの光束)から見て凸面であり、第2の反射面2は入射光8bから見て凹面である。結像光学系5を構成するレンズ6と第1の反射面1とは一体になっている。また、屈折光学系3を構成するレンズ4と第2の反射面2とは一体になっている。
外部(物体)からの入射光8a(第2撮像領域からの光束)は、屈折光学系3で屈折された後、第2の反射面2に形成され円状に開口した透光部2aを経て、さらに第1の反射面1に形成された円状の開口1aを経て、結像光学系5で結像された後、撮像素子7で撮像される。
入射光8bは、第1の反射面1の凸面で反射され、第2の反射面2の凹面で反射された後、第1の反射面1に形成された開口1aを経て、結像光学系5で結像された後、撮像素子7で撮像される。
第1の反射面1及び第2の反射面2は、それぞれ中心軸9に関して対称な回転非球面である。本実施形態では、第1の反射面1及び第2の反射面2は、それぞれ放物線を回転して得られた反射面である。
図3において、点aは中心軸9の通る点であり、中心線9a、9bは点aを通り互いに直交する線である。図1〜3から分かるように、第1の反射面1と第2の反射面2とは、中心軸9上を所定間隔離れて配置されている。このため、第1の反射面1と第2の反射面2との間に中心軸9上の点を中心とした円の全周方向に開放した開放部が形成されている。
したがって、図3の角度θが0〜360度のいずれの位置においても、外部からの入射光8a、8bが入射可能である。一方、図1において、垂直方向画角αを、反時計方向を正とすると、広角撮像光学系が第2撮像領域からの光束8aを撮像する垂直方向画角αは、およそ−30〜30度の範囲であり、第1撮像領域からの光束8bを撮像する垂直方向画角αは、およそ30〜90度、及び−30〜−90度の範囲である。このため、本実施形態に係る広角撮像装置の水平方向画角は最大360度、垂直方向画角は最大180度程度となる。
図5は、図1に示す広角撮像装置により、広範囲に亘り物体を撮像したときの画像を示す図である。撮像素子51上には、第2撮像領域を撮像した円状画像52と、第1撮像領域を撮像した円環状画像53が映し出され、第1撮像領域と第2撮像領域の撮像範囲が連続しているため、円状画像52と円環状画像53は1つの連続的な円状の画像を形成している。このため、撮像素子51の有効領域を効率的に用いることができる。このように撮像画像の形成は、開口1a、透光部2aの形状を円状にした上で、反射光学系の反射面の形状や反射面同士の配置、屈折光学系3及び結像光学系5のレンズ形状やレンズ同士の配置により可能となる。
また、第1光学系の結像倍率と、第2光学系の結像倍率とが共に同符号とすることが好ましい。このことにより、第1光学系で得られる画像が正立像の場合、第2光学系で得られる画像は正立像となり、また第1光学系で得られる画像が倒立像の場合、第2光学系で得られる画像は倒立像となるので、連続的な画像が得られる。この場合、第1光学系の結像倍率と、第2光学系の結像倍率とが共に負であることがより好ましい。このことにより、広角撮像光学系はリレー光学系とならず、光学系全長が小さくなり、装置の小型化が実現できる。これらは、以下の実施形態でも同様である。
以上のように、本実施形態によれば、主要光学系を色収差が発生しない反射面で形成できるので、設計の工数及び製造上の制約も少なくなり、小型、軽量、安価で、明るい広角撮像装置を実現できる。また、屈折光学系、反射光学系を構成するレンズ、及びこれと一体になっている反射面の形状を非球面とすることにより、光学系で発生する諸収差を補正できる。さらに、図5に示したように、撮像素子を効率的に用いつつ、超広範囲(水平方向画角:最大360度、垂直方向画角:最大180度程度)に亘るパノラマ画像の撮像が可能となる。
なお、第1の反射面1及び第2の反射面2の回転非球面として、放物線を回転して得られる反射面の例で説明したが、円を含む楕円、又は双曲線を回転して得られる反射面でも良い。このことは、以下の各実施形態でも同様である。
また、詳細は以下の実施形態で説明するが、レンズ4、6は、各反射面と一体になった部分の形状と、透光部2a、開口1aにおける形状とが、連続的に一体となっているが、透光部2a、開口1aにおいて、凹凸を逆にする等、形状を変化させてもよい。
(実施の形態2)
図6、7は、実施形態2に係る広角撮像装置の基本構成の概略図であり、中心軸9を含む平面で切断した断面図に相当する。本図に示した実施形態は、基本構成は図1〜5に示した実施形態1と同様であるが、結像光学系5を経て撮像素子7に至る光路中に、反射面が平面の第3の反射面61がさらに配置されている構成が、実施形態1と異なる。
図6において、外部からの入射光8aは、屈折光学系3で屈折された後、第2の反射面2に形成された透光部2aを経て、さらに第1の反射面1に形成された開口1aを経て、結像光学系5で結像された後、第3の反射面61で一方向に反射され、撮像素子7で撮像される。外部からの入射光8bは、第1の反射面1の凸面で反射され、第2の反射面2の凹面で反射された後、第1の反射面1に形成された開口1aを経て、結像光学系5で結像された後、第3の反射面61で一方向に反射され、撮像素子7で撮像される。このように第3の反射面61を設けたことにより、光学系を中心軸9方向において、短くすることができるので、装置の小型化が図れる。
図7は、本実施形態の別の例に係る広角撮像装置の基本構成の概略図である。本図の構成は、結像光学系5において、反射面が平面の第3の反射面71と撮像素子7との間に集光素子5aが配置されている点が、図6の構成と異なる。図6の構成と同様に、第3の反射面71を設けたことにより、装置を中心軸9方向において、短くすることができるので、装置の小型化が図れる。
図8に示した実施形態は、基本構成は図7と同様であるが、反射面が平面の第3の反射面81は、第1の反射面1に形成された開口1aを経て、結像光学系5で結像された光束を、中心軸9に対して略直角方向に反射する配置としている。このことにより、広角撮像装置の小型化が図れるとともに、広角撮像光学系は限られた空間内で光路長を大きくとることができる。
(実施の形態3)
図9は、実施形態3に係る広角撮像装置の基本構成の概略図であり、中心軸9を含む平面で切断した断面図に相当する。本図に示した実施形態は、基本構成は図6〜8に示した実施形態2と同様であり、第3の反射面の形状が曲面である構成が、実施形態2と異なる。
図9において、外部からの入射光8aは、屈折光学系3で屈折された後、第2の反射面2に形成された透光部2aを経て、さらに第1の反射面1に形成された開口1aを経て、結像光学系5で結像された後、反射面が曲面の第3の反射面91で一方向に反射され、さらに結像光学系5で結像され、撮像素子7で撮像される。外部からの入射光8bは、第1の反射面1の凸面で反射され、第2の反射面2の凹面で反射された後、第1の反射面1に形成された開口1aを経て、結像光学系5で結像された後、第3の反射面91で一方向に反射され、さらに結像光学系5で結像され、撮像素子7で撮像される。第3の反射面91の配置は、開口1aを経た光束を、中心軸9に対して略直角方向に反射する配置としている。第3の反射面91は曲面形状であり、シリンドリカル面やトーリック面を用いることができ、自由曲面を用いてもよい。自由曲面とは回転対称軸を持たない曲面のことである。
図10の実施形態も、第3の反射面101は曲面形状であり、開口1aを経た光束を、中心軸9に対して略直角方向に反射する配置としている。本図に示した実施形態は、第3の反射面101を、トーリック面又は自由曲面とすることにより、図9に示した実施形態に比べ、結像光学系のレンズ数を省いている。
本実施形態は、実施形態2と同様に、第3の反射面を設けたことにより、装置の小型化が図れるとともに、第3の反射面は、光束を略直角方向に反射する配置としているので、広角撮像光学系は限られた空間内で光路長を大きくとることができる。
(実施の形態4)
図11は、実施形態4に係る広角撮像装置の基本構成の概略図であり、中心軸9を含む平面で切断した断面図に相当する。本図に示した実施形態は、基本構成は図1〜5に示した実施形態1と同様であるが、反射面の形状と開口及び透光部に対応する部分の形状とが異なっている構成が実施形態1と異なる。
図1の構成では、第1の反射面1の形状と、開口1aに対応する部分のレンズ1の形状が略同一であり、第2の反射面2の形状と、透光部2aに対応する部分のレンズ4の形状が略同一である。
図11に示した実施形態では、レンズ111についてみると、第1の反射面1と一体になっている部分は、物体側、像面側共に物体側に凸になっているのに対して、開口1aにおいては、物体側、像面側共に物体側に凹になっている。また、レンズ112についてみると、第2の反射面2と一体になっている部分は、物体側、像面側共に物体側に凸になっているのに対して、透光部2aにおいては、像面側は物体側に凹になっている。また、透光部2aの物体側は物体側に凸になっているが、第2の反射面2と一体になっている部分と比べると、凸の程度が異なっている。
すなわち、図11の構成では、第1の反射面1の形状と、開口1aに対応する部分のレンズ111の形状が異なっており、第2の反射面2の形状と、透光部2aに対応する部分のレンズ112の形状とが異なっている。
このような構成において、外部からの入射光8aは、屈折光学系3で屈折された後、透光部2aを経て、さらに第1の反射面1に形成された開口1aを経て、結像光学系5で結像された後、撮像素子7で撮像される。
外部からの入射光8bは、第1の反射面1の凸面で反射され、第2の反射面2の凹面で反射された後、第1の反射面1に形成された開口1aを経て、結像光学系5で結像された後、撮像素子7で撮像される。このように、透光部や開口部におけるレンズの基本断面形状を、反射面と一体になった部分の基本断面形状と異なる形状にすることにより、透光部や開口に専用の凸レンズや凹レンズを別個に配置したのと同様の効果が得られ、広角撮像光学系で発生する諸収差を的確に補正し、広範囲に亘り高画質な画像を得ることができる。
図12は、本実施形態の別の例に係る広角撮像装置の基本構成の概略図であり、中心軸9を含む平面で切断した断面図に相当する。本図に示した実施形態は、基本構成は図1〜5に示した実施形態1と同様であるが、第1の反射面1及び第2の反射面2は樹脂基板と一体になっており、透光部2a、開口1aにそれぞれ樹脂基板とは別の専用のレンズを配置している構成が実施形態1と異なる。本実施形態においても、第1の反射面1の形状と、開口1aに対応する部分のレンズの形状が異なっており、第2の反射面2の形状と、透光部2aに対応する部分のレンズの形状とが異なっていることになる。
図12において、第1の反射面1と第1の樹脂基板113とは一体になっており、第2の反射面2と第2の樹脂基板114とは一体になっている。外部からの入射光8aは、レンズ3aを含む屈折光学系3で屈折された後、第2の反射面2及び第2の樹脂基板114に形成された透光部2aを経て、さらに第1の反射面1及び樹脂基板113に形成された開口1aを経て、レンズ5bを含む結像光学系5で結像された後、撮像素子7で撮像される。
外部からの入射光8bは、第1の反射面1の凸面で反射され、第2の反射面2の凹面で反射された後、第1の反射面1及び樹脂基板113に形成された開口1aを経て、結像光学系5で結像された後、撮像素子7で撮像される。
このように、図12の構成は、透光部2a、開口1aにそれぞれ専用のレンズを配置できるので、屈折光学系3及び結像光学系5のレンズ配置を変えることにより、広角撮像光学系で発生する諸収差を的確に補正し、広範囲に亘り高画質な画像を得ることができる。
結像光学系5は、第1の反射面1及び樹脂基板113に形成された開口1aに、当接させて保持することができ、開口1aに狭持させて保持することもできる。また、同様に、屈折光学系3は、第2の反射面2及び第2の樹脂基板114に形成された透光部2aに、当接させて保持することができ、開口1aに狭持させて保持することもできる。これらの保持に接着剤等を用いてもよい。
なお、図12の図示では、結像光学系5のレンズのうち、樹脂基板113に保持されているのはレンズ5aのみであるが、各レンズを一体に固定しておけば、結像光学系5の全体を樹脂基板113に保持できる。
また、図11〜12の例では、各反射面の形状が、開口1a、透光部2aの双方において異なる例で説明したが、いずれか一方のみが異なる構成でもよい。
(実施の形態5)
図13は、実施形態5に係る広角撮像装置の基本構成の概略図であり、中心軸9を含む平面で切断した断面図に相当する。本実施形態は、図1に示した実施形態1に係る広角撮像光学系を2つ用い、これらを左右対称に配置した構成である。
なお、片側半分の広角撮像光学系については、図2〜4の図示は、本実施形態についても同様である。また、以下の各実施形態においても、図2〜4に相当する図示は省略しているが、反射面に関する図示は、図2〜4と同様である。
片側半分の広角撮像光学系の基本構成・作用は、それぞれ実施形態1と同様であり、外部からの入射光8aは、屈折光学系3で屈折された後、第2の反射面2に形成された透光部2aを経て、さらに第1の反射面1に形成された開口1aを経て、結像光学系5で結像された後、撮像素子7で撮像される。
外部からの入射光8bは、第1の反射面1の凸面で反射され、第2の反射面2の凹面で反射された後、第1の反射面1に形成された開口1aを経て、結像光学系5で結像された後、撮像素子7で撮像される。
ここで、実施形態1と同様に、片側半分の広角撮像光学系は、水平方向画角が最大360度で、垂直方向画角が最大180度である。図13において、中心線9cは、中心軸9と直交する線であり、左右2つの広角撮像光学系は、中心線9cに関して左右対称である。本図において、左側半分の広角撮像光学系の垂直方向画角は180度程度であり、右側半分の広角撮像光学系の垂直方向画角は180度程度である。すなわち、本実施形態は2つの撮像光学系を用いて、垂直方向画角が合計360度の広範囲の物体を分割して撮像していることになる。
図14は、図13に示す広角撮像装置により、広範囲に亘り物体を撮像したときの画像を示す図である。第1の撮像素子131には、第2撮像領域を撮像した円状画像132、第1撮像領域を撮像した円環状画像133が映し出され、第1撮像領域の撮像範囲と第2撮像領域の撮像範囲とが連続しているため、円状画像132と円環状画像133とで1つの連続的な円状の画像を形成している。このため、撮像素子131の有効領域を効率的に用いることができる。
また、同様に、第2の撮像素子134には、第2撮像領域を撮像した円状画像135と、第1撮像領域を撮像した円環状画像136が映し出され、第1撮像領域の撮像範囲と第2撮像領域の撮像範囲とが連続しているため、円状画像135と円環状画像136とで1つの連続的な円状の画像を形成している。このため、撮像素子134の有効領域を効率的に用いることができる。
以上のように、本実施形態は、水平方向画角が最大360度の広範囲に亘るパノラマ画像の撮像が可能であることに加えて、実施形態1では垂直方向画角は最大180度程度であったのに対して、本実施形態では垂直方向画角が最大360度の撮像が可能になる。
(実施の形態6)
図15、図16は、実施形態6に係る広角撮像装置の基本構成の概略図であり、中心軸9を含む平面で切断した断面図に相当する。本実施形態は、図6、図7に示した実施形態2に係る広角撮像光学系を2つ用い、これらを左右対称に配置した構成である。片側半分の広角撮像光学系の基本構成・作用は、それぞれ実施形態2と同様である。
図15に示した構成は、図6に示した広角撮像光学系を2つ用いたものである。図15において、外部からの入射光8aは、屈折光学系3で屈折された後、第2の反射面2に形成された透光部2aを経て、さらに第1の反射面1に形成された開口1aを経て、結像光学系5で結像された後、反射面が平面の第3の反射面61で一方向に反射され、撮像素子7で撮像される。
外部からの入射光8bは、第1の反射面1の凸面で反射され、第2の反射面2の凹面で反射された後、第1の反射面1に形成された開口1aを経て、結像光学系5で結像された後、第3の反射面61で一方向に反射され、撮像素子7で撮像される。
図16に示した構成は、図7に示した広角撮像光学系を2つ用いたものである。図16において、外部からの入射光8aは、屈折光学系3で屈折された後、第2の反射面2に形成された透光部2aを経て、さらに第1の反射面1に形成された開口1aを経て、結像光学系5で結像された後、反射面が平面の第3の反射面71で一方向に反射され、さらに結像光学系5で結像され、撮像素子7で撮像される。
外部からの入射光8bは、第1の反射面1の凸面で反射され、第2の反射面2の凹面で反射された後、第1の反射面1に形成された開口1aを経て、結像光学系5で結像された後、第3の反射面71で一方向に反射され、さらに結像光学系5で結像され、撮像素子7で撮像される。
ここで、実施形態2と同様に、片側半分の広角撮像光学系は、水平方向画角が最大360度で、垂直方向画角が最大180度程度である。したがって、本実施形態においても、2つの広角撮像光学系を用いて、垂直方向画角が最大360度の撮像が可能になる。
(実施の形態7)
図17は、実施形態7に係る広角撮像装置の基本構成の概略図であり、中心軸9を含む平面で切断した断面図に相当する。基本構成は図15、図16に示した実施形態6と同様である。本図に示した実施形態は、図9に示した広角撮像光学系を2つ用いたものに相当し、第3の反射面の形状が曲面である構成が、実施形態6と異なる。第3の反射面91の形状は、シリンドリカル面やトーリック面を用いることができ、自由曲面を用いてもよい。
本実施形態は、第3の反射面が平面の場合と同様に、光学系を中心軸9方向において、短くすることができるので、装置の小型化が図れる。また、第3の反射面の配置は、開口1aを経た光束を、中心軸9に対して略直角方向に反射する配置としているので、広角撮像光学系は限られた空間内で光路長を大きくとることができる。
(実施の形態8)
図18は、実施形態8に係る広角撮像装置の基本構成の概略図であり、中心軸9を含む平面で切断した断面図に相当する。本図に示した実施形態は、基本構成は、図17に示した実施の形態7と同様である。本図に示した実施形態は、図10に示した広角撮像光学系を2つ用いたものに相当し、第3の反射面101を、トーリック面又は自由曲面とすることにより、結像光学系のレンズ数を省いている。このことにより、装置を軽量かつ安価なものとすることができる。
なお、実施形態5〜8において、図1、又は図6〜10に示した実施形態に係る広角撮像光学系を2つ用いた例で説明したが、図11〜12に示した実施形態に係る広角撮像光学系を用いてもよい。
(実施の形態9)
図19は、実施形態9に係る広角撮像装置の基本構成の概略図であり、中心軸9を含む平面で切断した断面図に相当する。本図に示した実施形態は、一対の第1の反射面及び第2の反射面を左右対称に配置した構成と、結像光学系で結像された後に第3の反射面がさらに配置されている構成は、図16に示した前記実施の形態6と同様である。本実施形態は、左側半分の光学系と、右側半分の光学系とで、結像光学系におけるレンズ183と撮像素子184を共用している構成が前記実施の形態6と異なる。
左側半分の光学系に対応する平面の第3の反射面181と、右側半分の光学系に対応する平面の第3の反射面182とは、中心線9dに関して左右対称に配置されている。左右の各広角撮像光学系では、外部からの入射光8aは屈折光学系3で屈折された後、第2の反射面2に形成された透光部2aを経て、さらに第1の反射面1に形成された開口1aに入射する。外部からの入射光8bは、第1の反射面1の凸面で反射され、第2の反射面2の凹面で反射された後、第1の反射面1に形成された開口1aに入射する。
左側からの入射光は、第3の反射面181で一方向に反射され、右側からの入射光は、第3の反射面182で一方向に反射され、反射光はレンズ183で結像され撮像素子184で撮像される。
図20は、図19に示した広角撮像装置により、広範囲に亘り物体を撮像したときの画像を示す図である。撮像素子201上には、左側半分の光学系により第2撮像領域を撮像した円状画像202及び第1撮像領域を撮像した円環状画像203と、右側半分の光学系により第2撮像領域を撮像した円状画像204及び第1撮像領域を撮像した円環状画像205が映し出される。
第1撮像領域と第2撮像領域の撮像範囲とが連続しているため、円状画像202及び円環状画像203、円状画像204及び円環状画像205は、各々1つの連続的な円状の画像を形成している。このため、撮像素子201の有効領域を効率的に用いることができる。
本実施形態では、左右の光学系で、レンズ183及び撮像素子184を共用しているので、広角撮像装置は小型・軽量でかつ安価なものになる。
(実施の形態10)
図21は、実施形態10に係る広角撮像装置の基本構成の概略図であり、中心軸9を含む平面で切断した断面図に相当する。本実施形態は、図19に示した第3の反射面181及び第3の反射面182の代わりに、プリズム191を用いている構成が前記実施の形態9と異なる。
本実施形態では、左右の光学系で、プリズム191及びレンズ183及び撮像素子184を共用しているので、広角撮像装置はさらに小型・軽量でかつ安価なものになる。
なお、撮像画像に関しては、実施形態9において図20を用いて説明は、本実施形態においても同様である。
(実施の形態11)
図22は、実施形態11に係る広角撮像装置の基本構成の概略図であり、中心軸9を含む平面で切断した断面図に相当する。本図に示した実施形態は、基本構成は図1〜図5に示した実施の形態1と同様であるが、広角撮像光学系における反射光学系を保護する部材として、円筒形状のカバー321が配置されている構成が実施形態1と異なる。カバー321は、例えば厚さ数mm程度の樹脂材料で形成される。
カバー321は、第1の反射面1と第2の反射面2との間の開放部を囲むように配置されている。このため、外部からの入射光8bは、カバー321を経て第1の反射面1に至ることになる。また、カバー321は、図1に示した広角撮像光学系に限らず、他の実施形態に係る広角撮像光学系に用いてもよい。
図22において、外部からの入射光8aは、屈折光学系3で屈折された後、第2の反射面2に形成された透光部2aを経て、さらに第1の反射面1に形成された開口1aを経て、結像光学系5で結像された後、撮像素子7で撮像される。外部からの入射光8bは、カバー321で屈折され、第1の反射面1の凸面で反射され、第2の反射面2の凹面で反射された後、第1の反射面1に形成された開口1aを経て、結像光学系5で結像された後、撮像素子7で撮像される。このようにカバー321を設けたことにより、容易かつ効果的に反射光学系を保護することができる。
(実施の形態12)
図23、図24は、実施形態12に係る広角撮像装置の基本構成の概略図であり、中心軸9を含む平面で切断した断面図に相当する。図23に示した実施形態は、基本構成は図22に示した実施形態と同様であるが、カバー321の内面に反射防止のコーティング421が施されている点が、図22の構成と異なる。コーティング421は、ディッピング等の手法で形成することができる。
図23の構成では、ゴースト光8cは、カバー321を通過し、カバー321内の空間に入射することになる。しかしながら、図23の構成では、コーティング421により、内面反射を防止している。このため、ゴースト光8cが、破線で示したようなカバー321内に直接入射した正規光と同じ光路を通って、撮像素子7に達することも防止されることになる。
図24に示した実施形態も、基本構成は図22に示した実施形態と同様であるが、カバー321の端部が黒塗りされている点が、図22の構成と異なる。図24の構成では、ゴースト光8dは、カバー321の端部で遮光される。遮光されないとすると、入射したゴースト光8dは、カバー321で反射した後は、破線で示したようなカバー321内に直接入射した正規光と同じ光路を通って、撮像素子7に達してしまう。
また、カバー321内の空間に入射したゴースト光8eは、カバー321の内面側の端部で遮光される。遮光されないとすると、ゴースト光8eは、端部で反射した後は、さらに第1の反射面1で反射されることになり、第1の反射面1で反射後は、正規光と同じ光路を通って、撮像素子7に達してしまう。すなわち、ゴースト光8d、8eのいずれについても、正規光の光路に途中から合流して、撮像素子7に達することは防止されることになる。
なお、カバー321の端部が黒塗りの例で説明したが、これに限るものではなく、端部に遮光部が形成されていればよく、例えば端部が遮光材料で形成されていてもよい。
また、広角撮像光学系の基本構成は、図1に示した例に限らず、他の実施形態に係る広角撮像光学系に用いてもよい。
(実施の形態13)
図25は、実施形態13に係る広角撮像装置の基本構成の概略図であり、中心軸9を含む平面で切断した断面図に相当する。図25に示した構成は、本図に示した構成では、第1の反射面1の外径よりも、第2の反射面2の外径が小さい。第1の反射面1と第2の反射面2との間の開放部を囲むように配置されたカバー441は、外形形状が略円錐台形であり、内壁面、外壁面はテーパ状に形成されている。この略円錐台形のカバー441は、例えば厚さ数mm程度の樹脂製材料で形成される。
前記実施形態12の構成は、コーティング421による内面反射防止で、ゴースト光が正規光と同し光路を辿ることを防止しているが、本実施形態の構成は、これをカバー441の形状で実現するものである。具体的には、図25に示したように、カバー441内に入射したゴースト光8cは、カバー441の傾斜面で内面反射され、反射後のゴースト光8cは正規光と異なる光路を辿り、ゴーストの発生は防止されることになる。すなわち、本実施形態によれば、カバー441の形状により、ゴースト光8cの反射角度を調節できるので、コーティング等をすることなく、カバー441自体で、ゴーストの発生を防止できる。
なお、図25に示した例に限らず、他の実施形態においても、第1の反射面の外径よりも、第2の反射面の外径が小さくして、略円錐台形のカバーを設けてもよい。
(実施の形態14)
図26は、実施形態14に係る広角撮像装置の基本構成の概略図であり、中心軸9を含む平面で切断した断面図に相当する。本図に示した実施形態は、基本構成は図1に示した実施形態と同様であるが、開口1aの周辺近傍に遮光部1bが形成されている点が異なる。
ゴースト光8cは、反射面1、2で反射された後、再び反射面1に至ることになるが、この光線は遮光部1bで遮光されることになる。遮光部1bを設けていない構成では、ゴースト光8cは、破線で示したように、再び反射面1、2で反射された後、すなわち反射面で4回反射した後に、開口1aに入射し、結像光学系5で結像され撮像素子7で撮像されることになる。
なお、本図の例では、反射面を4回反射して開口1aに入射するゴースト光を遮光する例で説明したが、遮光対象のゴースト光は、反射面を4回以上反射した後に開口1aに入射する光線であってもよい。
また、広角撮像光学系の基本構成は、図1に示した例に限らず、他の実施形態に係る広角撮像光学系に用いてもよい。
(実施の形態15)
図27は、実施形態15に係る広角撮像装置の基本構成の概略図であり、中心軸9を含む平面で切断した断面図に相当する。本図に示した実施形態は、基本構成は図12に示した実施形態と同様であるが、本図の例では、結像光学系5を保持するレンズ鏡筒461が遮光部材を兼ねている。このため、別個に遮光部材を設ける必要はなく、レンズ鏡筒461を効率的に用いている。この構成では、ゴースト光8cは、反射面1、2で反射された後、レンズ鏡筒461で遮光されることになる。このことにより、ゴースト光が破線で示したように、正規光と同し光路を辿ることを防止している。
また、レンズ鏡筒461の先端部には、例えば黒塗りの遮光部材で形成されたフード462を設けてもよい。フード462を設けたことにより、結像光学系5に入射する光束を制限でき、迷光やフレアの原因となる画角外の不要光を除去できる。
また、フードの傾斜角と同程度の角度で入射する光線による反射光もあり得るが、フード表面を階段状の細かい段差構造にすることにより反射光を発散させることができる。
なお、フードを結像光学系5に設けた例で説明したが、レンズ3aを含む屈折光学系にフードを設け、屈折光学系に入射する光束を制限するようにしてもよい。
また、広角撮像光学系の基本構成は、図12に示した例に限らず、他の実施形態に係る広角撮像光学系に用いてもよい。
(実施の形態16)
図28は、本発明に係る広角撮像系を含むワイドコンバージョンレンズの一実施形態を示している。本図に示したワイドコンバージョンレンズは、図1に示した広角撮像光学系において、結像光学系5、及び撮像素子7に代えて、ビデオカメラやカメラ等の撮像装置301を配置したものである。このことにより、一度で広範囲に亘る撮像が可能となる。広角撮像光学系は、図1に示したものに限らず、他の実施形態に係る広角撮像光学系を用いてもよい。
(実施の形態17)
図29、図31は、実施形態17に係る広角撮像装置の基本構成の概略図であり、中心軸9を含む平面で切断した断面図に相当する。本図に示した実施形態は、基本構成は図1〜5に示した実施形態1と同様であるが、各反射面の形状と透光部2a及び開口1aに対応する部分のレンズ形状とが異なっている構成、及び屈折光学系と結像光学系にズーム機能を有している構成が、実施形態1と異なる。透光部2a及び開口1aに対応する部分のレンズ形状についての説明は、実施形態4と同様である。
図29において、外部からの入射光8aは、ズームレンズ333を含む屈折光学系3で屈折された後、第2の反射面2に形成された透光部2aを経て、さらに第1の反射面1に形成された開口1aを経て、ズームレンズ334を含む結像光学系5で結像された後、撮像素子7で撮像される。外部からの入射光8bは、第1の反射面1の凸面で反射され、第2の反射面2の凹面で反射された後、第1の反射面1に形成された開口1aを経て、ズームレンズ334を含む結像光学系5で結像された後、撮像素子7で撮像される。
図30は、図29に示す広角撮像装置により、広範囲に亘り物体を撮像したときの画像を示す図である。撮像素子7には、第2撮像領域を撮像した円状画像341と、第1撮像領域を撮像した円環状画像342が映し出される。図31では、図29に示す広角撮像装置において、ズームレンズ334を物体側に移動させて変倍を行っている。
図32は、図31に示す広角撮像装置により、物体を撮像したときの画像を示す図である。撮像素子7には、第2撮像領域を変倍して撮像した円状画像361と、その外側に第1撮像領域を変倍して撮像した円環状画像362の一部が映し出される。このようにズームレンズを設けたことにより、中心軸付近の物体は撮像素子7の中心において拡大して撮像されるので、さらに詳細な画像が得られる。
(実施の形態18)
図33、図34、及び図35は、実施の形態18に係る広角撮像装置の概略構成図である。これら各図の構成は、基本構成は図1〜5に示した実施形態1と同様であるが、詳細は後に説明するように、レンズ構成や反射面の形状が実施形態1と異なっている。各図において、添字のai(i=1,2,3,…)は、第1光学系の面番号、添字のbi(i=1,2,3,…)は、第2光学系の面番号である。iの数字は、物体側から光束の進行順に増加している。rai、rbiは各面の曲率半径、dai、dbiは各面に対応するレンズ厚、又は空気間隔である。
本実施形態に係る反射面の形状は、非球面係数を含んだ回転対称非球面であり、光軸からの高さをh、面の曲率半径をR、A2〜A10を非球面係数、Kを円錐係数とするとサグ量Zは下記の式(1)で表される。
式(1)
Figure 2003042743
本実施形態においては、反射光学系における第1の反射面は物体からの入射光から見て凸面、第2の反射面は物体からの入射光から見て凹面である。また、屈折光学系は物体側より順に、負のパワーを持つ第1群と、正のパワーを持つ第2群の2つのレンズ群より構成しており、広角撮像光学系は途中で中間像を形成することがなく、明るい光学系を実現できる。
また、絞り位置は、結像光学系の内部、又は結像光学系と第2の反射面との間に有することが好ましく、この構成によれば、第2の反射面の持つ一つの焦点と、絞りの中心位置とを一致させることができるため、主光線を絞り位置に収束させて結像光学系により光線を結像することができる。本実施形態では、絞り位置は第1の反射面の頂点に設定している。
結像光学系を構成するレンズは、物体側から見て、負レンズ、正レンズ、正レンズ、正レンズの順に配置されており、少ないレンズ枚数で、バックフォーカスが比較的長くでき、収差補正も良好で、明るい結像光学系が実現できる。結像光学系のレンズ構成は、物体側から見て、負レンズ、正レンズ、正レンズの順に配置したものでもよい。
また、最も像側のレンズと撮像素子7との間に挿入されている平板は、光学的ローパスフィルタ及び近赤外カットフィルタに相当する。また、本実施形態においても、第1の反射面1の形状と、開口1aに対応する部分のレンズの形状が異なっており、第2の反射面の形状と、透光部2aに対応する部分のレンズ形状とが異なっている。
図33、34に示した構成は、第1の反射面の外形よりも第2の反射面の外形が小さくなっており、反射光学系を保持かつ保護する部材として、図25のようなテーパ状の円錐形カバーを配置する構成に相当する。図35に示した構成は、第1の反射面の外形と第2の反射面の外形とがほぼ同じであるため、反射光学系を保持かつ保護する部材として、図22のような円筒状カバーを配置する構成に相当する。
本実施形態において、下記の式(2)から(9)のすくなくともいずれかを満足していることが好ましい。
式(2)fa>0
式(3)fb>0
式(4)f2≧d
式(5)|f12/fa|>5
式(6)r2>0
式(7)0.3<r1/r2<0.7
式(8)|fb−fa|/|fa|<0.5
式(9)1.2<bf/f1<1.8
式(2)において、faは第1光学系の合成焦点距離であり、下限を超えると、第1光学系内部に中間像を形成するため、第1光学系の物体像は正立像となり、さらに、第1光学系はリレー光学系となるため、光学全長が長くなる。
式(3)において、fbは第2光学系の合成焦点距離であり、下限を超えると、第2光学系内部に中間像を形成するため、第2光学系の物体像は正立像となり、さらに、第2光学系はリレー光学系となるため、光学全長が長くなる。また、このとき、第1光学系で得られる面像が倒立像の場合には、不連続な面像となる。
式(4)において、f2は第2の反射面の焦点距離、dは第1の反射面と第2の反射面との軸上間隔であり、式(4)を満足しないと、反射光学系は内部に中間像を形成し、結像光学系を通過する光線の偏角が大きくなるため、結像光学系における収差補正が困難になる。また、第1光学系で得られる面像は正立像となり、第2光学系で得られる面像が倒立像の場合には、不連続な面像となる。
式(5)において、faは第1光学系の合成焦点距離、f12は第1の反射面と第2の反射面の合成焦点距離であり、式(5)は反射面がなすアフォーカル光学系の度合いを表している。下限を超えると、第1の反射面と第2の反射面の合成焦点距離は小さくなるため、アフォーカル光学系とならず、広角撮像光学系の内部に中間像を形成してリレー光学系となるため、光学系全長が長くなる。
式(6)、(7)において、r1は第1の反射面の曲率半径、r2は第2の反射面の曲率半径を示しており、式(5)の下限を超えると、第2の反射面は物体からの入射光から見て凸面となり、光線は結像光学系に発散光として入射するので、結像光学系自体が大きくなり、撮像装置も大きくなる。
式(7)は、第1の反射面と第2の反射面との曲率半径の比を表している。式(7)の上限を超えると、第2の反射面から開口に入射する光線角度が大きくなるため結像光学系における収差補正が困難となり、さらに開口効率も減少するため、周辺部の明るさが確保できなくなる。また、式(7)の下限を超えると、第1光学系で用いる第2の反射面での領域がち中心軸付近まで占めるため透光部の領域が狭くなり、その結果第2結像光学系からの光線が通らず撮像できなくなる。
式(8)は、第1光学系の合成焦点距離と第2光学系の合成焦点距離との関係を表しており、両者の差を意味している。式(8)の上限を超えと、第1光学系と第2光学系でのバックフォーカス量の格差が大きくなり、両光学系における結像倍率が違うために、第1光学系を撮像した円環状画像と第2光学系を撮像した円状画像とが連続的でなくなり、画像が欠落したり重複したりする。
式(9)において、bfは無限遠物点から結像光学系に光束を平行入射させたときの結像光学系の空気換算によるバックフォーカス量、f1は結像光学系の合成焦点距離であり、式(9)の上限を超えると、バックフォーカス量が大きくなるため光学系全長が長くなり、その結果装置が大きくなる。式(9)の下限を超えると、バックフォーカス量が小さくなり光学系が構成できなくなる。
なお、式(1)〜(9)は、図33〜35に示した構成に限らず、他の実施形態に係る構成に適用してもよい。
(実施例1)
実施例1は、図33に示した広角撮像装置に係る実施例である。実施例1の第1光学系の焦点距離fa(mm)、明るさFno、撮像範囲(半画角)ω(°)は以下の通りである。
fa=1.00、Fno=1.94、ω=30〜90°
実施例1の第1光学系の数値を以下の表1に示す。nd、νdは、d線における屈折率、アッベ数である(以下の各表においても同じ)。
Figure 2003042743
実施例1の第2光学系の焦点距離fa(mm)、明るさFno、撮像範囲(半画角)ω(°)は以下の通りである。
fa=0.75、Fno=1.94、ω=0〜30°
実施例1の第2光学系の数値を以下の表2に示す。
Figure 2003042743
なお、本実施例は、第1光学系と第2光学系とで、結像光学系を共用しているので、表1におけるa10〜a19の値と、表2におけるb10〜b19の値とは同じである。このことは、以下の実施例2、3においても同様である。
実施例1の非球面係数及び円錐係数を以下に示す。前記のように、第1光学系と第2光学系とで、結像光学系を共用しているので、第a16面、第a17面の値はそれぞれ、第b16面、第b17面の値と同じである。このことは、以下の実施例2、3においても同様である。
Figure 2003042743
実施例1の前記各式(2)〜(9)の値を、以下に示す。
fa=1
fb=0.75
f2≧d(f2=12.3 d=3.68)
|f12/fa|=34.4
r2=24.6
r1/r2=0.52
|fb−fa|/|fa|=0.25
bf/f1=1.59
実施例1の第1光学系の収差曲線図を図36A〜36Cに、第2光系の収差曲線図を図37A〜37Cに示す。図36A、37Aは球面収差(mm)を示しており、実線は波長587.62nmに対する値、ピッチの短い破線は波長435.84nmに対する値、ピッチの長い破線は波長656.27nmに対する値を示している。このことは、図38A、39A、40A、41Aについても同じである。
図36B、37Bは非点収差(mm)を示しており、実線はサジタル像面湾曲、破線はメリディオナル像面湾曲を示している。このことは、図38B、39B、40B、41Bについても同じである。図36C、37Cは、歪曲収差(%)を示しており、図38C、39C、40C、41Cについても同じである。
(実施例2)
実施例2は、図34に示した広角撮像装置に係る実施例である。実施例2の第1光学系の焦点距離fa(mm)、明るさFno、撮像範囲(半画角)ω(°)は以下の通りである。
fa=1.00、Fno=1.97、ω=30〜90°
実施例2の第1光学系の数値を以下の表3に示す。
Figure 2003042743
実施例2の第2光学系の焦点距離fb(mm)、明るさFno、撮像範囲(半画角)ω(°)は以下の通りである。
fb=0.80、Fno=1.97、ω=0〜30°
実施例1の第2光学系の数値を以下の表4に示す。
Figure 2003042743
実施例2の非球面係数及び円錐係数を以下に示す。
Figure 2003042743
実施例1の前記各式(2)〜(9)の値を、以下に示す。
fa=1
fb=0.80
f2≧d(f2=11.5 d=3.4)
|f12/fa|=20.5
r2=23.1
r1/r2=0.45
|fb−fa|/|fa|=0.20
bf/f1=1.38
実施例1の第1光学系の収差曲線図を図38A〜38Cに、第2光系の収差曲線図を図39A〜39Cに示す。
(実施例3)
実施例3は、図35に示した広角撮像装置に係る実施例である。実施例3の第1光学系の焦点距離fa(mm)、明るさFno、撮像範囲(半画角)ω(°)は以下の通りである。
fa=1.00、Fno=2.00、ω=25〜90°
実施例3の第1光学系の数値を以下の表5に示す。
Figure 2003042743
実施例3の第2光学系の焦点距離fb(mm)、明るさFno、撮像範囲(半画角)ω(°)は以下の通りである。
fb=0.80、Fno=2.00、ω=0〜25°
実施例1の第2光学系の数値を以下の表6に示す。
Figure 2003042743
実施例1の非球面係数及び円錐係数を以下に示す。
Figure 2003042743
実施例1の前記各式(2)〜(9)の値を、以下に示す。
fa=1
fb=0.80
f2≧d(f2=14.3 d=13.8)
|f12/fa|=15.3
r2=28.5
r1/r2=0.44
|fb−fa|/|fa|=0.20
bf/f1=1.34
実施例1の第1光学系の収差曲線図を図40A〜40Cに、第2光系の収差曲線図を図41A〜41Cに示す。
(実施の形態19)
図42は、第1の反射面と第2の反射面との組み合わせを示したものである。本図は、中心軸9を含む平面で切断した断面図に相当し、結像光学系を構成するレンズ及びこれと一体になっている第1の反射面221、屈折光学系を構成するレンズ及びこれと一体になっている第2の反射面221のみを図示し、第3の反射面や撮像素子等の図示は省略している。
本図に示した構成は、第1の反射面221は物体側からの入射光から見て凸面であり、第2の反射面222は、物体側からの入射光から見て凹面である。本図では、左右2組の反射面を配置した例で示しているが、図1〜12に示したような構成では、片側半分の構成が適用できる。
(実施の形態20)
図43は、実施形態20に係る広角撮像装置の斜視図である。本実施形態は、前記実施形態5〜10と同様に、2組の広角撮像光学系を有する実施形態である。図43に示したように、第1の反射面251及び第2の反射面252は、第1の広角撮像光学系257に含まれており、第1の反射面254及び第2の反射面255は、第2の広角撮像光学系258に含まれている。
本図に示した実施形態は、第1の広角撮像光学系257の中心軸253と、第2の広角撮像光学系258の中心軸256は、180度を除く角度θで交差する例を示している。すなわち、本実施形態は、広角撮像光学系間で中心軸が異なる例を示しており、前記各実施形態はθ=180度の例を示しており、広角撮像光学系間において中心軸を共用している。
なお、図43では、中心軸同士が交点を持つ例を示したが、交点を持たない構成でも良い。また、前記実施形態5〜10においても、本実施形態のように、中心軸同士が所定の角度θで交差する構成としても良く、交点を持たない構成としても良い。
(実施の形態21)
図44は、Si−As−Te系ガラスであるSiAsTeの光透過曲線を示す図である。本図から分かるように、SiAsTeは、赤外波長域(1〜10μm)で高い透過率を示している。また同様に、ゲルマニウム等も、赤外波長域において高い透過率を示す材料である。一方、例えば、ガラス基板上にAlとMgFをコーティングした反射鏡では、可視波長域から赤外波長域に亘る広い波長域で、光を85%以上反射することができる。
このことから、前記各実施形態において、例えばガラス基板状にAlとMgF2をコーティングした反射面と、例えばSiAsTeやゲルマニウム等を用いたレンズで形成した屈折光学系及び結像光学系を組み合わせた構成とすることにより、可視波長域から赤外波長域に亘る広い波長域で、反射面は光を反射し、かつ屈折光学系及び結像光学系は光を透過するので、可視波長域から赤外波長域に亘る広い波長域で使用することができる。
(実施の形態22)
図45は、前記各実施形態に係る広角撮像装置のいずれかを含む監視用撮像システムの一実施形態を示している。監視用撮像装置271を、監視空間275に設置し、ケーブル274を用いてモニタ272、及び画像処理装置273に接続して使用する。撮影された画像を、画像処理装置273によりパノラマ画像に展開することで、リアルタイムで広範囲に亘る監視を行うことができる。また、画像処理装置273が記録媒体を兼ねることで、撮像した画像の保存を行いデータベースとして用いることもできる。
また、実施の形態13のような反射面とレンズとの組み合わせとすれば、可視波長域から赤外波長域に亘る広い波長域で使用することができるので、昼間、夜間を問わず広範囲に亘る監視を行い、かつその様子を記録することが可能である。
(実施の形態23)
図46は、前記各実施形態に係る広角撮像装置のいずれかを含む車載用撮像システムの一実施形態を示している。車載用撮像装置281を車両の前方、後方、又はサイドミラー部分等に取り付けた場合、撮像したパノラマ画像を、車両282内に設置された車載モニタ283に映し出すことで、リアビューモニタ、フロントビューモニタ、又はサイドビューモニタ等になる。このことにより、周囲の交通をリアルタイムに把握でき、より安全で快適な運転が可能である。
(実施の形態24)
図47は、前記各実施形態に係る広角撮像装置のいずれかを含む投写システムの一実施形態を示している。本図に示した投写装置において、空間光変調素子292は、光学像を形成する液晶パネル等である。スクリーン294は、広角撮像光学系291で投写された映像のフォーカス面としてのスクリーンである。
光源293により照明される空間光変調素子292に形成された画像を、広角撮像光学系291によってスクリーン294に拡大投写することで、観測者295にとって、非常に広視野に亘るビデオプロジェクタが得られる。
(実施の形態25)
実施の形態25に係る広角撮像装置は、対象物に取付け可能であり、かつ取付け角度の調整が可能である。図48、49は、広角撮像装置を車載用撮像装置として用いた一実施形態を示している。これらの各図に示した例では、車載用撮像装置371は、車両373の後方側面部に取り付けられている。車載用撮像装置371の基本構成は、前記各実施形態に係る広角撮像装置を用いることができる。
図48に示した例では、車載用撮像装置371は、中心軸が撮像対象である地面に対して略垂直になるよう車両373に取付けられている。図49に示した例では、車載用撮像装置381は、中心軸が地面に対して傾斜するように、取り付け角度が変化している。このように、車載用撮像装置の車両373に対する取り付け角度を変化させることにより、撮像可能な範囲を、撮像範囲372(図48)から撮像範囲382(図49)へと変化させることができる。
また、車載用撮像装置の取り付け角度を変化させる可動手段を設け、車両373の内部から取り付け角度を制御できるようにすれば、撮像可能な範囲を容易に変化させることができ、周囲の状況を正確に把握することができる。
なお、本実施形態は、車載用撮像装置の例で説明したが、これに限るものではなく、例えば監視用撮像装置として用いてもよい。
(実施の形態26)
図50〜52は、車載用撮像装置の一実施形態を示している。図50において、車両393には、車載用撮像装置391を搭載している。符号392の指す斜線領域は撮像範囲を示している。車載用撮像装置391は、動体検知機能を搭載しており、装置自体の基本構成は、前記各実施形態に係る広角撮像装置を用いることができる。
図51〜52は、車載用撮像装置391の広域画像を示しており、車載用撮像装置391の撮像範囲392に車両394が入った場合、図51に示したように、動体検知機能が作動し、車両394の画像が動体画像402として広域画像401上に現れる。
さらに、車両394が移動した場合、自動的に動体追跡がなされ、図52に示したように、車両394の画像が動体画像412として広域画像411上に現れる。このように動体検知機能を設けたことにより、周囲で動きのある物体を抽出して表示することができるので、より観測者に注意を喚起することができる。
なお、実施形態17、実施形態25、及び実施形態26を組み合わせることで、ズーム機能、傾斜による撮像範囲可変機能、及び動体検知機能を含んだ広角撮像システムとして、さらに高度な撮像を実現することもできる。
産業上の利用可能性
以上のように、本発明によれば、第1の反射面と第2の反射面とを含む反射光学系と、第1の反射面と第2の反射面との間の開放部と、第2の反射面に形成された透光部と、第1の反射面に形成された開口とを備えたことにより、水平方向画角が最大360度、垂直方向画角が180度程度の広範囲に亘るパノラマ画像の撮像が可能となる。また、主要光学系を色収差が発生しない反射面で形成できるので、設計の工数及び製造上の制約も少なくなり、小型、軽量、安価で、かつ明るい広角撮像光学系を実現できる。このため、本発明に係る広角撮像光学系は、監視用撮像装置、車載用撮像装置、及び投写装置に有用である。
【図面の簡単な説明】
図1は、本発明の実施形態1に係る広角撮像装置の概略断面図。
図2は、本発明の実施形態1に係る広角撮像装置の概略側面図。
図3は、図2のA矢視図。
図4は、本発明の実施形態1に係る広角撮像装置の概略斜視図。
図5は、本発明の実施形態1に係る広角撮像装置の撮像素子に映し出される画像の概略図。
図6は、本発明の実施形態2に係る広角撮像装置の概略断面図。
図7は、本発明の実施形態2の別の例に係る広角撮像装置の概略断面図。
図8は、本発明の実施形態2のさらに別の例に係る広角撮像装置の概略断面図。
図9は、本発明の実施形態3に係る広角撮像装置の概略断面図。
図10は、本発明の実施の形態3に係る広角撮像装置の別の例の概略断面図。
図11は、本発明の実施形態4に係る広角撮像装置の概略断面図。
図12は、本発明の実施形態4の別の例に係る広角撮像装置の概略断面図。
図13は、本発明の実施形態5に係る広角撮像装置の概略断面図。
図14は、本発明の実施形態5に係る広角撮像装置の撮像素子に映し出される画像の概略図。
図15は、本発明の実施形態6に係る広角撮像装置の概略断面図。
図16は、本発明の実施形態6の別の例に係る広角撮像装置の概略断面図。
図17は、本発明の実施形態7に係る広角撮像装置の概略断面図。
図18は、本発明の実施形態8に係る広角撮像装置の概略断面図。
図19は、本発明の実施形態9に係る広角撮像装置の概略断面図。
図20は、本発明の実施の形態9に係る広角撮像装置の撮像素子に映し出される画像の概略図。
図21は、本発明の実施形態10に係る広角撮像装置の概略断面図。
図22は、本発明の実施形態11に係る広角撮像装置の概略斜視図。
図23は、本発明の実施形態12に係る広角撮像装置の概略斜視図。
図24は、本発明の実施形態12の別の例に係る広角撮像装置の概略斜視図。
図25は、本発明の実施形態13に係る広角撮像装置の概略斜視図。
図26は、本発明の実施形態14に係る広角撮像装置の概略斜視図。
図27は、本発明の実施形態15に係る広角撮像装置の概略斜視図。
図28は、本発明の実施形態16に係る広角撮像装置の概略斜視図。
図29は、本発明の実施形態17に係る広角撮像装置の概略断面図。
図30は、本発明の実施形態17に係る広角撮像装置の撮像素子に映し出される画像の概略図。
図31は、本発明の実施形態17の別の例に係る広角撮像装置の概略断面図。
図32は、本発明の実施形態17の別の例に係る広角撮像装置の撮像素子に映し出される変倍された画像の概略図。
図33は、本発明の実施形態18に係る広角撮像装置の概略斜視図。
図34は、本発明の実施形態18の別の例に係る広角撮像装置の概略斜視図。
図35は、本発明の実施形態18のさらに別の例に係る広角撮像装置の概略斜視図。
図36Aは、本発明の実施例1の第1光学系の球面収差を示す図。
図36Bは、本発明の実施例1の第1光学系の非点収差を示す図。
図36Cは、本発明の実施例1の第1光学系の歪曲収差を示す図。
図37Aは、本発明の実施例1の第2光学系の球面収差を示す図。
図37Bは、本発明の実施例1の第2光学系の非点収差を示す図。
図37Cは、本発明の実施例1の第2光学系の歪曲収差を示す図。
図38Aは、本発明の実施例2の第1光学系の球面収差を示す図。
図38Bは、本発明の実施例2の第1光学系の非点収差を示す図。
図38Cは、本発明の実施例2の第1光学系の歪曲収差を示す図。
図39Aは、本発明の実施例2の第2光学系の球面収差を示す図。
図39Bは、本発明の実施例2の第2光学系の非点収差を示す図。
図39Cは、本発明の実施例2の第2光学系の歪曲収差を示す図。
図40Aは、本発明の実施例3の第1光学系の球面収差を示す図。
図40Bは、本発明の実施例3の第1光学系の非点収差を示す図。
図40Cは、本発明の実施例3の第1光学系の歪曲収差を示す図。
図41Aは、本発明の実施例3の第2光学系の球面収差を示す図。
図41Bは、本発明の実施例3の第2光学系の非点収差を示す図。
図41Cは、本発明の実施例3の第2光学系の歪曲収差を示す図。
図42は、本発明の実施形態19に係る反射面の組み合わせの例の概略断面図。
図43は、本発明の実施形態20に係る広角撮像装置の概略斜視図。
図44は、SiAsTeの光透過曲線を示す図。
図45は、本発明の監視用広角撮像装置の一実施形態に係る概略図。
図46は、本発明の車載用広角撮像装置の一実施形態に係る概略図。
図47は、本発明の投写用広角撮像装置の一実施形態に係る概略図。
図48は、本発明の実施形態25に係る車載用撮像装置の概略図。
図49は、本発明の実施形態25に係る車載用撮像において取り付け角度を変えた状態の概略図。
図50は、本発明の実施形態26に係る車載用撮像装置に係る概略図。
図51は、本発明の実施形態26に係る車載用撮像装置の広域画像。
図52は、本発明の実施形態26に係る車載用撮像装置の撮像車両が移動した場合の広域画像。

Claims (44)

  1. 屈折光学系と、反射光学系と、結像光学系とを備え、共役距離の長い側から見て、前記反射光学系、前記結像光学系の順に配置された第1光学系を形成し、共役距離の長い側から見て、前記屈折光学系、前記結像光学系の順に配置された第2光学系を形成し、
    前記反射光学系は、物体からの光束を直接反射する第1の反射面と、前記第1の反射面からの光束を反射する第2の反射面とを含み、
    前記第1の反射面と前記第2の反射面との間に、物体からの光束が入射する開放部が形成され、
    前記第2の反射面に形成され前記屈折光学系に入射した光束を透光する透光部と、
    前記第1の反射面に形成され前記第2の反射面からの光束及び前記屈折光学系からの光束を前記結像光学系に入射させる開口とを備えたことを特徴とする広角撮像光学系。
  2. 前記第1光学系と前記第2光学系とは、前記結像光学系を共用している請求項1に記載の広角撮像光学系。
  3. 前記広角撮像光学系は、内部に中間像を形成しない構成である請求項1に記載の広角撮像光学系。
  4. 前記第1光学系の合成焦点距離をfa、前記第2光学系の合成焦点距離をfbとすると、
    fa>0
    fb>0
    の関係を満足する請求項1に記載の広角撮像光学系。
  5. 前記第2の反射面の焦点距離をf2、前記第1の反射面と前記第2の反射面との軸上間隔をdとすると、
    f2≧d
    の関係を満足する請求項1に記載の広角撮像光学系。
  6. 前記第1光学系の合成焦点距離をfa、前記第1の反射面と前記第2の反射面との合成焦点距離をf12とすると、
    |f12/fa|>5
    の関係を満足する請求項1に記載の広角撮像光学系。
  7. 前記第1の反射面の曲率半径をr1、前記第2の反射面の曲率半径をr2とすると、
    r2>0
    0.3<r1/r2<0.7
    の関係を満足する請求項1に記載の広角撮像光学系。
  8. 前記第1光学系の合成焦点距離をfa、前記第2光学系の合成焦点距離をfbとすると、
    |fb−fa|/|fa|<0.5
    の関係を満足する請求項1に記載の広角撮像光学系。
  9. 無限遠物点から前記結像光学系に光束を平行入射させたときの前記結像光学系の空気換算によるバックフォーカス量をbf、前記結像光学系の合成焦点距離をfiとすると、
    1.2<bf/fi<1.8
    の関係を満足する請求項1に記載の広角撮像光学系。
  10. 前記屈折光学系は、物体側から見て、負のパワーを持つ第1群と正のパワーを持つ第2群の順に配置された2つのレンズ群で構成されている請求項1に記載の広角撮像光学系。
  11. 前記第1の反射面の形状、及び前記第2の反射面の形状のうち、少なくともいずれかは、回転軸対称非球面である請求項1に記載の広角撮像光学系。
  12. 前記第1光学系の結像倍率と、前記第2光学系の結像倍率とが共に同符号である請求項1に記載の広角撮像光学系。
  13. 前記第1光学系の結像倍率と、前記第2光学系の結像倍率とが共に負である請求項1に記載の広角撮像光学系。
  14. 前記第1の反射面の持つ焦点と、前記第2の反射面の持つ焦点とが少なくとも一つ一致する請求項1に記載の広角撮像光学系。
  15. 前記結像光学系の内部、又は前記結像光学系と前記第2の反射面との間に、絞りを有する請求項1に記載の広角撮像光学系。
  16. 前記第2の反射面の持つ焦点と、前記絞りの中心位置とが一致する請求項1に記載の広角撮像光学系。
  17. 前記開口の周辺近傍に遮光部が形成されている請求項1に記載の広角撮像光学系。
  18. 前記遮光部は、前記結像光学系を保持している請求項1に記載の広角撮像光学系。
  19. 前記結像光学系は、前記結像光学系に入射する光束を制限するフードを備えている請求項1に記載の広角撮像光学系。
  20. 前記結像光学系を構成するレンズは、物体側から見て、負レンズ、正レンズ、正レンズの順に配置されている請求項1に記載の広角撮像光学系。
  21. 前記結像光学系を構成するレンズは、物体側から見て、負レンズ、正レンズ、正レンズ、正レンズの順に配置されている請求項1に記載の広角撮像光学系。
  22. 前記屈折光学系は、前記屈折光学系に入射する光束を制限するフードを備えている請求項1に記載の広角撮像光学系。
  23. 前記第1の反射面は、前記結像光学系のレンズと一体になっている請求項1に記載の広角撮像光学系。
  24. 前記第1の反射面の形状と、前記結像光学系のレンズのうち前記開口に対応する部分の形状とが略同一である請求項23に記載の広角撮像光学系。
  25. 前記第1の反射面の形状と、前記結像光学系のレンズのうち前記開口に対応する部分の形状とが異なっている請求項23に記載の広角撮像光学系。
  26. 前記第2の反射面は、前記屈折光学系のレンズと一体になっている請求項1に記載の広角撮像光学系。
  27. 前記第2の反射面の形状と、前記屈折光学系のレンズのうち前記透光部に対応する部分の形状とが略同一である請求項26に記載の広角撮像光学系。
  28. 前記第2の反射面の形状と、前記屈折光学系のレンズのうち前記透光部に対応する部分の形状とが異なっている請求項26に記載の広角撮像光学系。
  29. 前記結像光学系は、結像された光束を反射する第3の反射面を含んでいる請求項1に記載の広角撮像光学系。
  30. 前記屈折光学系及び前記結像光学系は、1〜10μmまでを含む赤外波長域で透明である請求項1に記載の広角撮像光学系。
  31. 請求項1から請求項30のいずれかに記載の広角撮像光学系を含む広角撮像装置であって、前記結像光学系で結像された像を撮像する撮像素子を備えた広角撮像装置。
  32. 物体を分割して撮像できるように、前記広角撮像光学系が複数組配置され、前記撮像素子は、前記各広角撮像光学系に対応するように配置されている請求項31に記載の広角撮像装置。
  33. 物体を分割して撮像できるように、前記広角撮像光学系が2組配置され、前記撮像素子は、前記各広角撮像光学系に対応するように配置されており、前記第1の反射面の曲率中心と前記第2の反射面の曲率中心とを結ぶ軸を中心軸とすると、前記中心軸と直交する軸に対して対称となるように、前記2組の広角撮像光学系が配置されている請求項32に記載の広角撮像装置。
  34. 前記各広角撮像光学系に対応する前記撮像素子を、一つの撮像素子で共用している請求項32に記載の広角撮像装置。
  35. 前記反射光学系へ光束を入射する領域を第1撮像領域、前記屈折光学系に光束を入射する領域を第2撮像領域とすると、
    前記撮像素子によって撮像された画像は、前記第2撮像領域を撮像した円状画像と、前記第1撮像領域を撮像し、かつ前記円状画像の外側に形成された円環状画像とで形成され、
    前記第1撮像領域と前記第2撮像領域とは互いに重複せず、かつ前記円状画像と前記円環状画像とは、連続して配置される請求項31に記載の広角撮像装置。
  36. 前記開放部を囲む保護部材を備えた請求項31に記載の広角撮像装置。
  37. 前記保護部材に、内面反射防止膜が形成されている請求項36に記載の広角撮像装置。
  38. 前記保護部材は、略円錐台形形状であり、前記第1の反射面における内径と、前記第2の反射面における内径とが異なる請求項36に記載の広角撮像装置。
  39. 前記屈折光学系及び前記結像光学系のいずれかは、ズーム機能を有している請求項31に記載の広角撮像装置。
  40. 前記広角撮像装置は対象物に取り付け可能であり、かつ取り付け角度の調整が可能である請求項31に記載の広角撮像装置。
  41. 動体検知機能を備えた請求項31に記載の広角撮像装置。
  42. 請求項1から30のいずれかに記載の広角撮像光学系を備えた監視用撮像装置。
  43. 請求項1から30のいずれかに記載の広角撮像光学系を備えた車載用撮像装置。
  44. 請求項1から30のいずれかに記載の広角撮像光学系を備えた投写装置。
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