JPWO2003028439A1 - 植物栽培方法及び植物栽培具及び植栽容器 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、植物等を園芸するための植物栽培方法及び植物栽培具及び植栽容器に関する。
背景技術
以下に、植物栽培方法及び植物栽培具及び植栽容器の従来技術を説明する。
従来この種の園芸技術においては、一般に、図23(a)に示すように、上方から内部に土や砂等の培地11や植物等を収容自在な収容部Sを有し、その底面に排水用の排水口12を備えるものがよく用いられている。しかしながら、収容部Sにて植物等植栽した状態にてその上方から給水すると、培地11の保水量よりも過剰な水分はすべて排水口12から排水されるため、定期的に頻繁に給水作業を行う必要がある。
そこで、図23(b)に示すような、植物栽培具P’を利用した技術が提案されている。この植物栽培具P’は、内部に土や砂等の培地11を収容可能な収容部Sを有する上部本体P’1と、上部本体P’1の下部に取り付け自在且つその内部に水Wを貯留可能な下部本体P’2とから構成され、図に示すように、下部本体P’2に収容される水Wが、上部本体P’1に供給されるように、上部本体P’1の底面に設けてある排水口12には不織布等からなる吸水部材13を挿通し、その吸水部材13の一端側部分を上部本体P’1内の培地11内に埋め込んであると共に、その他端側部分を下部本体P’2内の水Wに浸漬させた状態で植栽してあり、吸水部材13による水Wの吸い上げにより、自動的に培地11への給水を行うことができる。
しかしながら、図23(b)に示すような植物栽培具では、自動的に給水操作を行うことができるものの、下部本体P’2内の水Wの貯留量が減少しその液面が低下すると、給水部材13による水の吸い上げ効率が低下してしまうためや、あるいは給水が給水部材13の毛細管現象に依存しており、給水部材13の目詰まりや劣化により、水の吸い上げ効率が影響されて、自動的な給水を安定して行い難いという問題がある。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、給水を安定して自動的に行うことができるばかりか、さらに植物の生育に応じて必要とする水分を自動的に供給し、容易に且つ簡便に植物を栽培することができる植物栽培方法及び植物栽培具及び植栽容器を提供するところにある。
発明の開示
請求の範囲第1,9及び17項に記載の発明は、図1,2に例示するごとく、植物の根が生育可能な植物栽培床材1(1a,1b)を収容するための植栽容器P1と、前記植栽容器P1をその内部に収容可能且つ水Wを貯留可能な貯水容器P2とを設け、前記植栽容器P1を構成するに、前記植物栽培床材1を収容した状態で水W上に浮揚可能に構成するとともに、水W上に浮揚させながら、その外側から内側へ浸水可能にする浸水孔2を、底部Bに形成してあるところにある。
〔作用及び効果〕
本構成によれば、例えば、植栽容器内に植物の種や苗等を備えさせた植物栽培床材を収容し、貯水容器に水を貯留して、そして、その水を貯留してある貯水容器内に前記植栽容器を収容すると、その植栽容器は、底部側から貯水容器内にて貯留される水中に所定量沈んだ浮揚姿勢を維持しながら、その底部に形成してある浸水孔を介して、貯水容器内に貯留されている水が植栽容器側へ浸水する。すると、その植栽容器へと浸水した水分は、植栽容器内に収容される植物栽培床材によって吸水されて、植物等へ供給され、自動的に給水操作が行われるのである。
このような作用により給水操作が行われるため、貯水容器に水が貯留されている限り、浸水孔を介して貯水容器に貯留される水が植栽容器側へと浸水することにより水分が供給され、貯水容器に貯留される水がなくなるまで自動的に安定して給水操作が行われる。
従って、給水を安定して自動的に行うことができるばかりか、さらに植物の生育に応じて必要とする水分を自動的に供給し、容易に且つ簡便に植物を栽培することができる。また、散水給水に比べると、肥料等の外部流失を防止することができ、周囲の環境を害することがなくなり好適である。
請求の範囲第2,10及び18項に記載の発明は、図2に例示するごとく、前記植栽容器P1を、その内部に収容される収容物の荷重の増加にともなって、水W中への沈み具合が変化するように設けてあるところにある。
〔作用及び効果〕
植物は成長するにともなって水の蒸散量が多くなるため、給水量を多くする必要があるが、本構成によると、植栽容器で植栽される植物が成長して植物の自重が大きくなる結果、植栽容器内の収容物の荷重が大きくなるにともなって、水への沈み具合が変化し、例えば植栽容器の水への沈み具合が大きくなるように変化させると、植栽容器内へ浸水した水の水位(水面)が高くなるため、植物の成長にともなって給水量を多くすることが自動的に可能となる。
さらに、一般に植物は成長すると上方へと伸張するが、本構成の如く、植物の成長にともなう荷重の増加により植栽容器の水中への沈み具合が大きくなることで、その重心が上昇するのを抑制して、植栽容器の姿勢を安定化することが可能となり、長期的に安定して自動的に給水操作を行える。
請求の範囲第3,11及び19項に記載の発明は、前記植栽容器P1が、前記浸水孔2を前記底部Bに少なくとも一つ有するとともに、前記植栽容器P1の底部内面を、前記浸水孔2を設けてある位置よりも外側の方を高く形成してあるところにある。
〔作用及び効果〕
植栽容器の沈み具合が大きくなるにしたがって、植栽容器に浸水した水の水面の表面積は、浸水孔を設けてある位置から、その位置よりも位置の高い外側へと浸水域がひろがり、大きくなる。一方、先述のように植栽容器は、植物の成長にともなってその収容物の荷重が増加すると、水中への沈み具合が大きくなる。
従って、本構成によると、植物の成長にともなって浸水した水の水面の表面積が大きくなるため、例えば、栽培初期において位置の低い中央側に植物の種や苗等を備える植物栽培床材を配置し、位置の高い外側に植物の種や苗等を備えない植物栽培床材を配置することで、植栽容器の沈み具合が小さい初期の段階では、位置の低い植物の種や苗等を備える植物栽培床材に給水操作を行い、植物の成長によりその根が広い範囲の植物栽培床材中に伸びるのに応じて、広い範囲の植物栽培床材への給水操作が自動的に行われ、その結果、根腐れ等の起き難い、需要と供給のバランスのとれた給水操作を自動的に行うことができるようになる。
請求の範囲第4,12及び20項に記載の発明は、前記植栽容器P1が、前記浸水孔2を前記底部Bに複数個を有するとともに、前記植栽容器P1の底部内面を、前記複数個の浸水孔2を設けてある位置よりも外側の方を高く形成してあるところにある。
〔作用及び効果〕
植栽容器の沈み具合が大きくなるにしたがって、植栽容器に浸水した水の水面の表面積は、浸水孔を設けてある位置から、その位置よりも位置の高い外側へと浸水域がひろがり、大きくなる。一方、先述のように植栽容器は、植物の成長にともなってその収容物の荷重が増加すると、水中への沈み具合が大きくなる。
従って、本構成によると、植物の成長にともなって浸水した水の水面の表面積が大きくなるため、例えば、栽培初期において位置の低い浸水孔を設けてある側に植物の種や苗等を備える植物栽培床材を配置し、位置の高い外側に植物の種や苗等を備えない植物栽培床材を配置することで、植栽容器の沈み具合が小さい初期の段階では、位置の低い植物の種や苗等を備える植物栽培床材に給水操作を行い、植物の成長によりその根が広い範囲の植物栽培床材中に伸びるのに応じて、広い範囲の植物栽培床材への給水操作が自動的に行われ、その結果、根腐れ等の起き難い、需要と供給のバランスのとれた給水操作を自動的に行うことができるようになる。
しかも複数の浸水孔を設けることにより、浸水孔からの浸水を安定して行うことが可能となる。
請求の範囲第5,13及び21項に記載の発明は、図1,2,5,7,8,9,13に例示するごとく、前記植栽容器P1の底部内面の前記浸水孔を設けてある位置より外側の方を高く形成するに、前記植栽容器P1の底部内面を、階段状に形成してあるところにある。
〔作用及び効果〕
本構成によると、収容物の荷重の増加にともなう水中への沈み具合を変化させることができ、上述のように需要と供給のバランスのとれた給水操作を自動的に行うことができるのに加えて、植栽容器の底部内面が階段状であるため、例えば植物栽培床材がブロック状に成形されたものである場合、植栽容器内に、植物栽培床材を簡単に安定配置することができ、利便である。
請求の範囲第6,14及び22項に記載の発明は、図10に例示するごとく、前記植栽容器P1の底部B内面の前記浸水孔を設けてある位置より外側の方を高く形成するに、前記植栽容器P1の底部B内面を、下に向けて窄まる逆錐体状に形成してあるところにある。
〔作用及び効果〕
本構成によると、収容物の荷重の増加にともなう水中への沈み具合を変化させることができ、上述のように需要と供給のバランスのとれた給水操作を自動的に行うことができるのに加えて、植栽容器の底部内面が下に向けて窄まる逆錐体状であるため、栽培初期の植物体の荷重が小さい時でも給水を十分に行うことができる。
請求の範囲第7,15及び23項に記載の発明は、図11に例示するごとく、前記植栽容器P1の底部B内面の前記浸水孔を設けてある位置より外側の方を高く形成するに、前記植栽容器P1の底部B内面を、凹曲面状に形成してあるところにある。
〔作用及び効果〕
本構成によると、収容物の荷重の増加にともなう水中への沈み具合を変化させることができ、上述のように需要と供給のバランスのとれた給水操作を自動的に行うことができるのに加えて、底部内面が凹曲面状であるため、植栽容器の沈み具合が小さい段階から、その内部に侵入した水の表面積を比較的大きくすることができ、植物の成長にともなう給水量の増加を制限したい場合に、好適である。
請求の範囲第8,16及び24項に記載の発明は、図13に例示するごとく、前記貯水容器P2内に前記植栽容器P1を収容した状態にて、前記植栽容器P1の上下動を許容し、且つ、その植栽容器P1の姿勢を安定化するガイド機構6(7,8)を、前記植栽容器P1及び前記貯水容器P2に設けてあるところにある。
〔作用及び効果〕
このようなガイド機構を設けてあるので、植栽容器が水上での浮揚状態を維持したまま底部側から水中へ沈む際に、安定姿勢を維持したまま沈むことが可能となる。つまり、植栽容器が一方向側に傾いた傾斜姿勢を採ることなく、全体を均一に底部側から沈ませることが可能となり、自動的な給水操作を安定且つ均一に行うことができる。なお、ガイド機構は植栽容器が貯水容器の中で自転することを抑制する働きを有していてもよい。また、植栽容器が貯水容器中の水に水没することを止める機構を有していてもよい。
尚、上述のように、図面との対照を便利にするために符号を記したが、該記入により本発明は添付図面の構成に限定されるものではない。
発明を実施するための最良の形態
以下に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。尚、図面において従来例と同一の符号で表示した部分は、同一又は相当の部分を示している。
図1,2に、本発明の一実施形態を示す。
図1に示すように、本発明に係る植物栽培具は、植物の根が生育可能な植物栽培床材1を収容するための植栽容器P1と、植栽容器P1をその内部に収容可能且つ水を貯留可能な貯水容器P2とを備えており、図1,2に示すように、水Wを貯留してある貯水容器P2内に、植物栽培床材1を収容させてある植栽容器P1を配置させ、植栽容器P1を貯水容器P2内に貯留される水W上に浮揚させ、その浮揚姿勢を維持させながら、浸水孔2より水Wを植栽容器P1側へ浸水させて、植物等を園芸栽培することができるものである。
まず、前記植栽容器P1及び前記貯水容器P2の構成について、詳説する。
前記植栽容器P1は、その内部に植物栽培床材1を収容するための収容空間Sを備えると共に、底部Bを有する有底の容器であり、さらに、その底部Bには、植栽容器P1の外側から内側へ水が浸水可能となる浸水孔2を設けてあるとともに、植物栽培床材1を収容した状態で水中にて浮揚可能で、しかも、植物の成長にともなってその収容物の荷重が増加すると、水中への沈み具合が大きくなるように構成してある。
当該実施形態では、植栽容器P1は、図に示すように外形形状を円筒形に形成すると共に、内径形状を断面視で逆凸字状となるように底部Bの内面を階段状に形成することで、底部Bの内面は中央側(浸水孔2を設けた位置の一例)より外側の方が高くなるように構成してあり、収容空間Sは小径の円筒空間S1と、その円筒空間S1よりも大径の円筒空間S2とから構成され、また、前記浸水孔2は、前記底部Bの略中央に設けてある。さらに、この植栽容器P1は、当該実施形態では、比重が水よりも小さい発泡スチロールで形成してある。具体的には、この植栽容器P1の質量は約30g、寸法は外径が200mmで外高が150mm、前記円筒空間S1は、内径が70mmで底面の高さが底部B外面から15mm、前記円筒空間S2は、内径170mmで底面の高さが底部B外面から35mm、前記浸水孔2は内径15mmとなるように形成してある。
尚、植栽容器P1は、水中にて浮揚自在となるように構成してあれば如何なる形態でもよく、比重が水よりも小さいその他の材料(例えば各種発泡樹脂材又は木材又はセラミック材等)で形成してあってもよく、中空構造にしてあってもよく、また、一体成形してあるものに限らず、例えば、浮き部材を装着することで水上に浮揚可能となるように構成してあっても勿論よい。また、その大きさ及び形状は特に限定されないが、収容する植物栽培床材の種類や大きさあるいはその数や、収容物の荷重によって必要とする浮力を考慮して適宜選択すればよい。
浸水孔2の大きさやその形状は特に限定されない。植物栽培床材1を設置する際に支障のない程度で、例えば2〜20mm程度とし、特に10〜15mm程度が好ましい。また、浸水孔2には、防根シートやセラミック板等の微小な穴を有する透水性素材の薄板等をおいて根が植栽容器P1から水W中に漏出させないようにしてもよい。
植物栽培床材1は、植物を園芸栽培することができる固形培地であれば如何なるものでもよく、例えば、赤玉土、鹿沼土、軽石又は腐葉土等の通常の用土からなる培地は勿論のこと、バーミキュライト、又は、パーライト、又は、ウレタンやフェーノール等の各種発泡樹脂材、又は、ロックウール、又は、ハイドロボール等の人工培地から適宜選択して用いることができ、その形状も図に例示するブロック状のものに限らず、砂状や粒状や塊状等各種形状のものを適宜選択して用いることができる。砂状や粒状あるいは塊状等の形状の培地を用いる場合は、これら培地が漏れ出さない網状の袋等に入れて用いることもできる。
また、前記植物栽培床材1としては、植物の根がその内部に侵入成長可能で、且つ、それ自体が弾性変形可能で、且つ、通気及び通水可能な、ブロック状に成形保持してあるものを用いる場合は、後述するように水に浸水させた状態で植物を栽培しても、根腐れ等が起こることなく、良好に植物を栽培することができる。このような例として、バーク及びピートにポリウレタンポリマーのようなバインダーを用いた多孔質で弾性を有する合成植物培土があげられる。(特開昭51−27545、特公昭56−18165、特開昭58−198516、USP4034508、USP4175355参照)
一方、前記貯水容器P2は、その内部に水を貯留することができるように構成してあればよく、樹脂材や木材や金属材やセラミック材等いかなる材質のものから形成してあってもよい。尚、貯水容器P2の内部には、水に限らず、水と液肥、又は、液肥を貯留してもよいのはいうまでもない。また、その大きさ及び形状は特に限定されるものではないが、収容される植栽容器P1の大きさや形状、貯留される水の量を考慮して適宜選択すればよい。
当該実施形態では、一例として、貯水容器P2は、断面視で横向きコの字状となる、円筒形の有底容器にて形成してあり、その内部には、2〜3リットルの水や液肥等を入れることができるように構成してある。
次に、以上のように構成される植物栽培具及び植栽容器の使用方法の一例を図2を参照しながら説明する。
1)まず、植栽容器P1内に植物栽培床材1を収容する。尚、この植物栽培床材1中には、植物の苗(或いは種や芽等)を植えておく(図2(a))。
当該実施形態では、植物栽培床材1として、ブロック状に形成してあるものを採用し、前述の如く、底部Bのうち位置の低い中央側に苗を備える植物栽培床材1aを載置し、中央側よりも位置の高い外側には苗を備えていない植物栽培床材1bを載置してある。
2)そして、▲1▼貯水容器P2内に予め水Wを貯留しておき、その貯水容器P2内に上述の如く植物栽培床材1を収容させてある植栽容器P1を配置させる、又は、▲2▼貯水容器P2内に上述の如く植物栽培床材1を収容させてある植栽容器P1を配置してから、貯水容器P2内に水Wを貯留する。
すると、図2(a)に示すように、植栽容器P1内の収容物(当該実施形態では、植物と植物栽培床材1)の荷重により、ある程度植栽容器P1が貯水容器P2内に貯留される水W中に沈んだ状態となり、その水Wが浸水孔2を介して植栽容器P1側へ浸水し、植物栽培床材1側から給水させることが可能となり、植物栽培床材1や植物に水等が供給されるようになる。
当該実施形態では、先述のように、植栽容器P1の底部Bの内面を、浸水孔2を設けてある中央側よりも外側の方を高く形成してあるので、植栽容器P1内に浸水した水の水面の表面積は、植栽容器P1の沈み具合が大きくなるにしたがって、大きくなる。一方、植栽容器P1は、植物の成長にともなってその収容物の荷重が増加すると、水中への沈み具合が大きくなる。従って、本構成によると、図2(b)に示すように、植物の成長にともなって浸水した水の水面の表面積が大きくなるため、植物の成長によりその根が広い範囲の植物栽培床材1中に伸びるのに応じて、広い範囲の植物栽培床材1に水を自動的に供給し、需要と供給のバランスのとれた給水操作を簡単に行うことができるようになる。
(実験例)
植栽容器P1として各種形状のものを作製し、水中への沈み具合等を調べたので、その結果を以下に示す。
○実験1
一定の体積に揃え、植栽容器として、図3に示す3種類の底部形状を有する容器PA,PB,PC(記載順に図3(a),(b),(c)に対応)を試作し、水上に浮かべ、テンションメーターを用いて、上部(苗等が成長していく重量を想定して植栽容器内部)から徐々に荷重をかけて容器が沈んだ深さ(底面からの水面の高さ)を定規を用いて測定した。
この荷重に対する水深から、その水深における浸水面積を次のようにして求めた。尚、各容器PA,PB,PCの重量はそれぞれ17.1、17.4、17.7gであった。
容器PA、浸水水位がh1以下の段階では、浸水面積=[半径(L2÷2)2×3.14]、浸水水位がh1以上の段階では、浸水面積=[半径(L1÷2)2×3.14]とした。容器PBは、浸水水位がh3以下の段階では、浸水面積=[半径(L4÷2)2×3.14]、浸水水位がh3以上の段階では、浸水面積=[((L5+L4÷2)−(h2−X)×L5÷(h2−h3))2×3.14の関係式を算出し、Xに浸水水位を代入し求めた。容器PCは、浸水水位がh5以下の段階では、浸水面積=[半径(L8÷2)2×3.14]、浸水水位がh5以上で(h5+h6)以下の段階では浸水面積=[(L9+L8÷2)2×3.14]、浸水水位が(h5+h6)以上の段階では、浸水面積=[(L10+L9+L8÷2)2×3.14]とした。その結果を図4に示す。
図4に示すように、植栽容器P1の形状により、植物が成長しその荷重が大きくなるにしたがって、浸水面積や水中への沈み具合(=植栽容器P1内部に浸水水位)の変化率(増加率)を適宜設定することができることがわかる。
○実験2
植栽容器として、図5に示す3種類の底部形状を有する容器I、II、III(記載順に図5(a),(b),(c)に対応、尚重量はそれぞれ約39g)について、実験1と同様の試験を行い、荷重と浸水水位との関係を求めた。尚、容器I、II、IIIは、いずれも容器の底部内面を、階段状に形成してあるとともに、容器III、容器I、容器IIの順に、浮力が大きくなるように体積を変更させてある。その結果を、図6に示す。尚、容器IIの形状は、図7に斜視図を示すように、大径の円筒空間S2にブロック状の浮き部21を設けることで、他のもの(図5(a),(c)に示す容器I,III)よりも浮力が増すように形成してある。この結果からも、植栽容器P1の形状により、植物が成長しその荷重が大きくなるにしたがって、浸水面積や水中への沈み具合(=植栽容器P1内部に浸水水位)の変化率(増加率)を適宜設定することができることがわかるが、浮力を増加させるにしたがって、植物の生育に伴い荷重が増えた場合に容器の沈みが急にならないように調節できることがわかる。
〔別実施形態〕
以下に他の実施形態を説明する。
〈1〉 先の実施形態では、植栽容器P1の収容空間Sを構成する円筒空間S1及び円筒空間S2の内底形状は略水平なフラット形状のものを例示したが、そのような形状のものに限らず、図8に示すように、上部から下部に向けて窄まるテーパー状に形成してあってもよい。この場合には、各円筒空間S1,S2のコーナ部分に水が滞留するおそれをなくし、円滑に水分の供給を行うことができる。
〈2〉 これまでの実施形態では、植栽容器P1の底部B内面の中央側より外側の方を高く形成するにあたり、その底部B内面を、階段状に形成してある構成例を説明したが、例えば、図10に示すように、前記底部B内面を、下に向けて窄まる逆錐体状に形成してもよく、又は、図11に示すように、凹曲面状に形成してもよく、又は、図12に示すように、桁部5を設けて外側部分の一部分の高さを中央側よりも高くなるようにしてもよい。
〈3〉 また、植栽容器P1の底部Bの水平方向に沿った方向の断面形状は、円形に限らず、楕円形や各種多角形でもよい。
〈4〉 そして、先の実施形態では、植栽容器P1の外形は上下方向に沿って略同径のものを例示したが、例えば、植栽容器P1の外形を上下方向に沿って径が変化する形状(例えば、図10,11に例示する形状)に構成してもよい。
この場合、その外形形状によって、植栽容器P1の収容物の荷重の増加にともなう沈み具合(水位)の変化率を適宜変更させて、各種植物の種類に応じた水分供給を自動的に行うことが可能となる。
〈5〉 これまでの実施形態では、植栽容器P1の外形や内形の形状を変えることで、収容物の荷重の増加にともなう沈み具合(水位)の変化率を変更させる例を説明したが、そのような形状を変える方法に限ることなく、例えば、植栽容器P1自体を上部と下部で比重の異なる材料から形成することによって、収容物の荷重の増加にともなう沈み具合(水位)の変化率を変更させても勿論よい。
〈6〉 植栽容器P1は、十分に育成した植物の荷重に耐えるために浮力を得る目的で、植栽容器P1の上部に過度の浮力を持たせるようにその形状を設計してもよい。例えば、図9に示すように、容器の周壁の幅を容器の上部ほど幅広となるようにすればよい。
〈7〉 また、貯水容器内に植栽容器を収容した状態にて、植栽容器の上下動を許容し、且つ、その植栽容器の姿勢を安定化するガイド機構を、植栽容器及び又は貯水容器に設けてもよく、その場合、自動的な給水操作を安定且つ均一に行うことができる。
このようなガイド機構6としては、例えば、図13に示すように、貯水容器P2の内周に、鉛直方向に沿う鍔部7を設けると共に、植栽容器P1の外周に、前記鍔部7を嵌入自在な溝部8を同じく鉛直方向に沿って設ければよい。尚、鍔部7及び溝部8は、少なくとも1対、好ましくは2対以上設けることで、植栽容器P1が、上下動の際に傾くなどして不安定な姿勢になるのを防止し、より確実に安定姿勢にて浮揚した状態を維持しながら、植物の成長にともなってその水中への沈み具合を大きくすることができる。
〈8〉 前記浸水孔2は、植栽容器P1の外側から内側へかけて水を浸水させるためのものであり、その形状は、円形、角形など如何なる形でもよい。尚、先の実施形態では、底部Bの底面に設ける構成例を説明したが、そのような位置に限らず、植栽容器P1を、植物栽培床材1を収容した状態で水上に浮揚させながら、その外側から内側へ浸水可能に構成してあれば、例えば、底面近傍の側面に設けてもよい。
〈9〉 尚、本発明に係る植物栽培具は、置き鉢状に用いても、吊り鉢状に用いてもどちらでもよいのはいうまでもない。
〈10〉 図14は、植栽容器P1に収容する植物栽培床材1の別実施形態を示し、図14(a)に示すように、通水性を備えた不織布をプレス成形して保形性を有する有底筒状の培養土容器3を形成し、この培養土容器3に上部開口4から植物栽培用の培養土9を充填して浸水性と保水性と通気性とを備えた植物栽培床材(以下、培養土充填床材という)10(1)を構成してある。
従って、培養土9に植物を植え付けて市販されているいわゆるポット苗Aでも、培養土9部分を培養土容器3に充填して培養土充填床材10(1)を構成することができ、図14(b)に示すように、培養土充填床材10(1)を中央の小径円筒空間S1に収容するとともに、ブロック状に成形してある植物栽培床材1b(1)の複数個を培養土充填床材10(1)を囲むように配置して大径円筒空間S2に収容してある植栽容器P1を、貯水容器P2に浮かべて、培養土9に植え付けてある植物を栽培することができる。
〈11〉 図15は、植栽容器P1に収容する植物栽培床材1の別実施形態を示し、図15(a)に示すように、略中央の上部に開口する略矩形筒状の凹部14と、底部の略中央で下向きに突出する円柱状の凸部15とを備えた外形が略四角柱状のブロック状に成形して、植物栽培用の培養土9を凹部14に充填できる浸水性と保水性と通気性とを備えた多孔質の植物栽培床材(以下、培養土充填用ブロック床材という)16(1)を構成してある。
従って、培養土9に植物を植え付けて市販されているいわゆるポット苗Aでも、培養土9部分を凹部14に充填することができ、図15(b)に示すように、培養土9を凹部14に充填してある培養土充填用ブロック床材16(1)を、凸部15が中央の小径円筒空間S1に入り込むように大径円筒空間S2に収容してある植栽容器P1を、貯水容器P2に浮かべて、培養土9に植え付けてある植物を栽培することができる。
図16は、上記培養土充填用ブロック床材16(1)を成形するために使用する成形具17を示し、図16(a)に示すように、培養土充填用ブロック床材16(1)の外面形状に対応する内面形状を形成してある容器状の樹脂製雌型18と、凹部14の内面形状に対応する外面形状を形成してある樹脂製中子19をビス20で樹脂製支持アーム21に着脱自在に固定してある雄型22とを、支持アーム21の両端部に下向きに延設した舌片23を、雌型18の上縁部内側に形成した嵌合用溝部24に嵌合して上下方向に着脱自在に設けてあり、雌型18の底部外面側には、作業台などに安定して載置できるように、補強を兼ねた四つのリブ状の脚部25を周方向に略等間隔で一体形成してある。
そして、図16(b)に示すように、雌型18に、例えば、赤玉土,鹿沼土,軽石又は腐葉土等の通常用土の培地、或いは、バーミキュライト,パーライト,ウレタンやフェーノール等の各種発泡樹脂材,ロックウール,ハイドロボール等の人工培地からなる培地材料にバインダーを混ぜてある栽培床材材料26を充填してから、雌型18の上部に雄型22を組み付けて、栽培床材材料26が一体化した培養土充填用ブロック床材16(1)を成形できるようにしてある。
尚、雌型18に雄型22を組み付けてから、栽培床材材料26を雌型18に充填して、培養土充填用ブロック床材16(1)を成形しても良い。
上記成形具17は、中子19を種々の形状のものに変更して支持アーム21に固定できるので、植物の大きさや種類に応じた形状や寸法の凹部14を備えた培養土充填用ブロック床材16(1)を容易に成形できる。
〈12〉 図17〜図19は、植物栽培方法及び植物栽培具及び植栽容器の別実施形態を示し、半割鉢状の樹脂製貯水容器P2に、半割鉢状の発泡スチロール製植栽容器P1を浮揚させて、植栽容器P1の底面に形成された浸水孔2より植物に給水するように構成してある。
前記貯水容器P2は、図19に示すように、背板部31の一側面側に、上方側ほど径が大きい円弧状の周壁部32を形成して、その内側に植物栽培用の水Wを貯留できるようにしてあり、背板部31に手指を差し込める横長貫通孔37を形成して、背板部31を手で掴んで持ち運びできるように構成するとともに、その横長貫通孔37の上側周縁の中央に、壁や柵などに引っ掛けるためのくびれ30を形成して、背板部31を壁や柵などに沿わせて支持できる、いわゆる、壁掛け式に構成してある。
前記植栽容器P1は、背板部33の一側面側に、上方側ほど径が大きい円弧状の中空周壁部34を形成して、中空背板部33側を貯水容器P2の背板部31に沿わせた姿勢で貯水容器P2内に浮揚させることができるようにしてあり、その内側の収容空間Sに植物栽培床材1を収容してあるが、植栽容器P1を硬質樹脂で中空に形成して、貯水容器P2内に浮揚させることができるようにしても良い。
前記植物栽培床材1は、収容空間Sの深さよりも上下高さが低く、かつ、収容空間Sに収容した状態で、植物栽培床材1の左右両側に大きな空隙38ができる形状に形成してある。
そして、貯水容器P2の背板部31と植栽容器P1の中空背板部33とに亘って、貯水容器P2内に植栽容器P1を収容した状態にて、植栽容器P1の上下動を許容し、且つ、その植栽容器P1の姿勢を安定化するガイド機構6を設けて、植物の成長に伴って重心位置が変化しても、植栽容器P1の姿勢を安定に維持できるようにしてある。
前記ガイド機構6は、貯水容器P2の背板部31の内面側に、横断面形状がL字形の左右一対のガイドレール35を上下方向に沿って互いに平行に、かつ、内向きに一体形成するとともに、植栽容器P1の中空背板部33の外面側に、横断面形状がL字形の左右一対の被ガイド部材36を上下方向に沿って互いに平行に、かつ、外向きに一体形成して、左右一対の被ガイド部材36を左右一対のガイドレール35の間に鈎状に入り込ませることにより、植栽容器P1の上下動を許容しながら、その植栽容器P1の姿勢を安定化できるようにしてある。
また、背板部31の左右一対のガイドレール35を挟む両側に、左右対称にビス孔39を形成して、図19において仮想線で示すように、2個の貯水容器P2をそれらの背板部31どうしが背中合わせに重なるように組み付けて、ビス孔39に挿通した連結用のビス40で一体に固定することにより、各貯水容器P2毎に異なる種類の植物を植栽してある植栽容器P1を浮揚させながら、安定した姿勢で吊り下げ支持できるようにしたり、地面や床面に安定した姿勢で載置できるようにしてある。
〈13〉 本発明による植物栽培方法及び植物栽培具及び植栽容器は、道路や公園などに設置したプランターなどを貯水容器として使用して、植物栽培床材を収容した植栽容器の一つ又は複数をプランターに浮揚させて植栽容器の底面に形成された浸水孔より植物に給水するように構成してあっても良い。
この場合、本発明による植栽容器は、運搬に適し、植栽容器で植物が栽培された状態で保管も可能であるので、植物を季節毎に取り替えたり、弱った植物を交換するなどのメンテナンスを行うにあたって、必要に応じて植物を個々の植栽容器ごとに交換することができる。
また、多数の貯水容器を設置してそれらの貯水容器に植栽容器を浮揚させてあっても、簡便にメンテナンスを行うことができる。
特に、弱った植物を植栽容器ごと貯水容器から取り出せるので、植物の生育に適した環境に簡便に運んで効率良く養生することもできる。
〈14〉 本発明による植物栽培方法及び植物栽培具及び植栽容器は、池,湖,入り江などを貯水容器として、これらの貯水容器に、植物栽培床材を収容した植栽容器の一つ又は複数を浮揚させて、植栽容器の底面に形成された浸水孔より植物に給水するように構成してあっても良い。
〔栽培実験例〕
実施例1
図5(a),(b),(c)及び図11に示す植栽容器P1の浸水孔2を防根シートで覆い、その上の円筒空間S1に1株のペチュニアFを植栽してあるブロック状の植物栽培床材1aを配置し、円筒空間S2に未植栽のブロック状の植物栽培床材1bの4個を、ペチュニアFを植栽してある植物栽培床材1aに密着するように配置した植栽容器P1を、水あるいは肥料溶液の3リットルを満たした貯水容器P2に浮揚させて、3ヶ月間栽培を行なった。
尚、ペチュニアFを植栽してある植物栽培床材1aは、上端面が7.5cm角の矩形形状、下端面が直径6cmの円形形状、高さが6.5cmで下端側ほど小径となる載頭錐体形状のブロック状に、バーク堆肥やピートモスをポリウレタンのバインダーで一体成形してある。
実施例2
図5(a)に示す植栽容器P1の浸水孔2を防根シートで覆い、図20に示すように、1株のペチュニアFを植栽してある実施例1に記載のブロック状の植物栽培床材1aをその防根シートの上に配置し、未植栽のブロック状の植物栽培床材1bの4個と、四角柱状のブロック状の植物栽培床材1bを平面視で対角線を含む一つの鉛直面に沿って切断した三角柱形状の植物栽培床材1cの4個とを円筒空間S2に配置してある植栽容器P1を実施例1と同様の方法で、3ヶ月間栽培を行なった。
実施例3
図5(a),(b)および図11に示す植栽容器P1の浸水孔2を防根シートで覆い、図21に示すように、実施例1に記載のブロック状の植物栽培床材1aと同様の植物栽培床材1bをその防根シートの上に配置し、1株のペチュニアFを植栽してあるブロック状の植物栽培床材1aの2個と、未植栽のブロック状の植物栽培床材1bの2個とを円筒空間S2に配置してある植栽容器P1を実施例1と同様の方法で、3ヶ月間栽培を行なった。
実施例4
実施例3で示した植栽容器P1に配置したペチュニアFを植栽してある2個の植物栽培床材1aに代えて、図14に示した培養土容器3に培養土9を充填して花苗Fを植え付けたポット苗Aを移し替えた2個の植物栽培床材1aを配置してある、図21に示した植栽容器P1と略同様の植栽容器P1を、500倍希釈あるいは1000倍希釈した液体肥料の3リットルを満たした貯水容器P2に浮揚させて、2ヶ月間栽培を行なった。
花苗Fはペチュニア、バーベナ、トレニア、フクシア、ニーレンベルギアを用いた。施肥は、未植栽のブロック状の植物栽培床材1bに形成した穴に植物栽培床材1個あたり3個の固形肥料を挿入すること、または、500倍や1000倍希釈した液体肥料施肥により行った。
実施例5
図5(a)に示す植栽容器P1の浸水孔2を防根シートで覆い、図22に示すように、図14に示した培養土容器3に培養土9を充填して花苗Fを植え付けたポット苗Aを移し替えたブロック状の植物栽培床材1aをその上の円筒空間S1に配置し、そのポット苗Aを移し替えた植物栽培床材1aの周りの円筒空間S2に、3〜4個の未植栽のブロック状の植物栽培床材1bを配置した植栽容器P1を、実施例4と同様に、500倍希釈あるいは1000倍希釈した液体肥料の3リットルを満たした貯水容器P2に浮揚させて、2ヶ月間栽培を行なった。
花苗Fはペチュニア、バーベナ、トレニア、フクシア、ニーレンベルギアを用いた。施肥は、未植栽のブロック状の植物栽培床材1bに形成した穴に植物栽培床材1個あたり3個の固形肥料を挿入すること、または、500倍や1000倍希釈した液体肥料施肥により行った。
尚、植物栽培床材1aは、上端面が7.5cm角の矩形形状、下端面が直径6cmの円形形状、高さが6.5cmで下端側ほど小径となる載頭錐体形状のブロック状に、バーク堆肥やピートモスをポリウレタンのバインダーで一体成形してある。
比較例
比較例として、市販培養土3リットルを充填したプラスチック8号鉢に土壌で育成されたペチュニア1株を移植し栽培を行った。栽培は、朝夕2回の潅水および週1回の500倍希釈液体肥料施肥により行った。
結論.すべての実施例において土壌栽培に比べ開花が早く、栽培期間中は根腐れや水枯れを起こすことなく旺盛な生育を示した。貯水容器P2への溶液補充は、栽培初期で1から2週間に1回、栽培後期においても3から4日に1回であり、土壌栽培に比べ、潅水頻度が大幅に軽減された。
産業上の利用可能性
本発明は、植物等を園芸するために有用である。
【図面の簡単な説明】
図1は、本発明の一実施形態を示す説明図、
図2は、本発明の一実施形態を示す説明図、
図3は、実験1に用いた容器PA,PB,PCの形状を示す説明断面図、
図4は、実験1の結果についての説明図、
図5は、実験2に用いた容器I,II,IIIの形状を示す説明断面図、
図6は、実験2の結果についての説明図、
図7は、植栽容器の別実施形態を示す説明図、
図8は、植栽容器の別実施形態を示す説明図、
図9は、植栽容器の別実施形態を示す説明図、
図10は、植栽容器の別実施形態を示す説明図、
図11は、植栽容器の別実施形態を示す説明図、
図12は、植栽容器の別実施形態を示す説明図、
図13は、本発明の別実施形態を示す説明図、
図14は、植物栽培床材の別実施形態の説明図、
図15は、植物栽培床材の別実施形態の説明図、
図16は、植物栽培床材の別実施形態の説明図、
図17は、植物栽培具の斜視図、
図18は、植物栽培具の平面図、
図19は、植物栽培具の分解斜視図、
図20は、実施例2の平面図
図21は、実施例3の平面図
図22は、実施例5の平面図
図23は、従来の技術を示す説明図である。
Claims (24)
- 水を貯留した貯水容器に収容された植栽容器に収容された植物栽培床材で植物を栽培する方法であって、
前記植栽容器に前記植物栽培床材を収容し、前記貯水容器に浮揚させ前記植栽容器の底面に形成された浸水孔より植物に給水することを特徴とする植物栽培方法。 - 前記植栽容器の、その内部に収容される収容物の荷重の増加にともなう水中への沈み具合を、変化させることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の植物栽培方法。
- 前記植栽容器が、前記浸水孔を前記底部に少なくとも一つ有するとともに、前記植栽容器の底部内面を、前記浸水孔を設けてある位置よりも外側の方を高く形成してある請求の範囲第2項に記載の植物栽培方法。
- 前記植栽容器が、前記浸水孔を前記底部に複数個を有するとともに、前記植栽容器の底部内面を、前記浸水孔を設けてある位置よりも外側の方を高く形成してある請求の範囲第2項に記載の植物栽培方法。
- 前記植栽容器の底部内面の前記浸水孔を設けてある位置より外側の方を高く形成するに、前記植栽容器の底部内面を、階段状に形成してある請求の範囲第3項又は第4項に記載の植物栽培方法。
- 前記植栽容器の底部内面の前記浸水孔を設けてある位置より外側の方を高く形成するに、前記植栽容器の底部内面を、下に向けて窄まる逆錐体状に形成してある請求の範囲第3項又は第4項に記載の植物栽培方法。
- 前記植栽容器の底部内面の前記浸水孔を設けてある位置より外側の方を高く形成するに、前記植栽容器の底部内面を、凹曲面状に形成してある請求の範囲第3項又は第4項に記載の植物栽培方法。
- 前記貯水容器内に前記植栽容器を収容した状態にて、前記植栽容器の上下動を許容し、且つ、その植栽容器の姿勢を安定化するガイド機構を、前記植栽容器及び、又は前記貯水容器に設けてある請求の範囲第1項〜第4項の何れか1項に記載の植物栽培方法。
- 植物栽培床材を収容するための植栽容器と、前記植栽容器をその内部に収容可能且つ水を貯留可能な貯水容器とからなる植物栽培具であって、
前記植栽容器が前記植物栽培床材を収容した状態で水上に浮揚可能に構成されるとともに、水上に浮揚しながら、その外側から内側へ浸水可能にする浸水孔を底部に形成してあることを特徴とする植物栽培具。 - 前記植栽容器を、その内部に収容される収容物の荷重の増加にともなって、水中への沈み具合が変化するように設計してある請求の範囲第9項に記載の植物栽培具。
- 前記植栽容器が、前記浸水孔を前記底部に少なくとも一つ有するとともに、前記植栽容器の底部内面を、前記浸水孔を設けてある位置よりも外側の方を高く形成してある請求の範囲第10項に記載の植物栽培具。
- 前記植栽容器が、前記浸水孔を前記底部に複数個を有するとともに、前記植栽容器の底部内面を、前記浸水孔を設けてある位置よりも外側の方を高く形成してある請求の範囲第10項に記載の植物栽培具。
- 前記植栽容器の底部内面の前記浸水孔を設けてある位置より外側の方を高く形成するに、前記植栽容器の底部内面を、階段状に形成してある請求の範囲第11項又は第12項に記載の植物栽培具。
- 前記植栽容器の底部内面の前記浸水孔を設けてある位置より外側の方を高く形成するに、前記植栽容器の底部内面を、下に向けて窄まる逆錐体状に形成してある請求の範囲第11又は第12項に記載の植物栽培具。
- 前記植栽容器の底部内面の前記浸水孔を設けてある位置より外側の方を高く形成するに、前記植栽容器の底部内面を、凹曲面状に形成してある請求の範囲第11項又は第12項に記載の植物栽培具。
- 前記貯水容器内に前記植栽容器を収容した状態にて、前記植栽容器の上下動を許容し、且つ、その植栽容器の姿勢を安定化するガイド機構を、前記植栽容器及び又は前記貯水容器に設けてある請求の範囲第9項〜第12項の何れか1項に記載の植物栽培具。
- 植物栽培床材を収容するための植栽容器であって、
前記植物栽培床材を収容した状態で水上に浮揚可能に構成されるとともに、水上に浮揚しながら、その外側から内側へ浸水可能にする浸水孔を底部に形成してあることを特徴とする植栽容器。 - 内部に収容される収容物の荷重の増加にともなって、水中への沈み具合が変化するように設計してある請求の範囲第17項に記載の植栽容器。
- 前記浸水孔を前記底部に少なくとも一つ有するとともに、底部内面を、前記浸水孔を設けてある位置よりも外側の方を高く形成してある請求の範囲第18項に記載の植栽容器。
- 前記浸水孔を前記底部に複数個を有するとともに、底部内面を、前記浸水孔を設けてある位置よりも外側の方を高く形成してある請求の範囲第18項に記載の植栽容器。
- 前記底部内面の前記浸水孔を設けてある位置より外側の方を高く形成するに、前記底部内面を、階段状に形成してある請求の範囲第19項又は第20項に記載の植栽容器。
- 前記底部内面の前記浸水孔を設けてある位置より外側の方を高く形成するに、前記底部内面を、下に向けて窄まる逆錐体状に形成してある請求の範囲第19項又は第20項に記載の植栽容器。
- 前記底部内面の前記浸水孔を設けてある位置より外側の方を高く形成するに、前記底部内面を、凹曲面状に形成してある請求の範囲第19項又は第20項に記載の植栽容器。
- 水中における上下動を許容し、且つ、浮揚姿勢を安定化するガイド機構を設けてある請求の範囲第17項〜第20項の何れか1項に記載の植栽容器。
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