JP4980579B2 - 植栽装置 - Google Patents
植栽装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4980579B2 JP4980579B2 JP2005108563A JP2005108563A JP4980579B2 JP 4980579 B2 JP4980579 B2 JP 4980579B2 JP 2005108563 A JP2005108563 A JP 2005108563A JP 2005108563 A JP2005108563 A JP 2005108563A JP 4980579 B2 JP4980579 B2 JP 4980579B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- planting
- wall surface
- peripheral wall
- water storage
- container
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- Y02P60/216—
Landscapes
- Hydroponics (AREA)
- Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)
Description
しかし、植物を保持する植栽容器が水に浮揚している関係上、植物が生長して重心が上方へ移動すると、植栽容器の姿勢がきわめて不安定となるため、貯水容器に対する植栽容器の上下動をガイドするガイド手段が必要となる。
そこで、従来、平面視において、貯水容器の内周壁面と植栽容器の外周壁面を共にほぼ同形の長方形にし、あるいは、ほぼ同形の円形にして、貯水容器の内周壁面と植栽容器の外周壁面によってガイド手段を構成したものなどが知られている(例えば、特許文献1や特許文献2参照)。
逆に、植栽容器の姿勢保持が安定化するように、貯水容器の内周壁面と植栽容器の外周壁面との間の隙間を小さくすると、植栽容器の上下動が円滑に行かず、極端な場合には、貯水容器の内周壁面に対して植栽容器の外周壁面がくっついて、植栽容器の上下動が不能になる不可能もあり、この点に改良の余地があった。
前記貯水容器は、平面視において周方向に沿って連続した波状の断面形状を有する周壁部材を備え、前記波状の周壁部材のうち、内方へ向けて突出している部分が前記突出部材を構成しているところにある。
そして、それら隣接する突出部材間で、貯水容器の内周壁面および植栽容器の外周壁面の間に、突出部材とそれに対向する壁面との間よりも大きな空間が形成されるので、たとえ突出部材とそれに対向する壁面との間の隙間を小さくして植栽容器の姿勢保持を確実にしても、突出部材とそれに対抗する壁面とがくっついて植栽容器の円滑な上下動が阻害されることもない。
また、本発明の第1の特徴構成によれば、前記貯水容器は、平面視において周方向に沿って連続した波状の断面形状を有する周壁部材を備えるので、滑り難くて持ち易いため、持ち運びに便利である。
この植栽装置は、植栽用の水に植栽容器を浮揚させながら植物を栽培するためのもので、図1〜図3に示すように、植栽用の水Wを貯留する貯水容器1と植栽床材3を収容する植栽容器2を備えている。
貯水容器1は、例えば、透明または半透明の樹脂やガラスなどで形成された有底の容器で、平面視においてほぼ正方形の形状を有している。なお、この貯水容器1は、樹脂やガラス以外にも、種々の材料から形成することができるが、樹脂により形成されていれば、割れ難くて安全性が高まるので好ましい。
そして、貯水容器1の内周壁面1aと外周壁面1bには、上端から下端にわたって上下方向に延びる多数の凹凸が形成されている。それら多数の凹凸のうち、内周壁面1aにおける4つの辺のほぼ中央部から内方へ向けて突出している凸部が、後に詳しく説明する突出部材4として機能するように構成されている。
したがって、貯水容器1の外周壁面1bの凹凸は必ずしも必要なものではないが、外周壁面1bに凹凸があると、滑り難くて持ち易いため、持ち運びに便利である。
そして、植栽容器2が貯水容器1内に収容された状態で、上述した貯水容器1における内周壁面1aの4つの突出部材4が、平面視において、その内周壁面1aに沿ってほぼ90度の角度を隔てて植栽容器2の外周壁面2bに向けて突設され、かつ、植栽容器2の外周壁面2bに当接自在に構成されて、貯水容器1に対する植栽容器2の上下動をガイドするガイド手段6として機能するように構成されている。
そして、植栽容器2には、赤玉土、鹿沼土、腐葉土、ピート、水苔などの天然の植栽用土は勿論のこと、パーミキュライト、パーライト、ウレタン樹脂やフェーノール樹脂などの各種発泡樹脂材、ロックウール、ハイドロボールなどの人工の植栽用土からなる植栽床材3が収容され、その植栽床材3によって植物Pを栽培するように構成されている。
この植栽装置を使用して植物Pを栽培するには、貯水容器1に植栽用の水Wを入れ、植栽容器2に植栽床材3を収容し、その植栽床材3に植物Pを植えたり植物Pの種子を撒いたりして、植栽容器2を貯水容器1内に収容する。
すると、植栽容器2は水Wに対してある程度沈んだ状態で浮揚し、貯水容器1内の水Wが、浸水孔5を介して植栽床材3に供給されて植物Pに必要な植栽用の水Wが供給され、 植物Pが生長すると、その生長に伴って水Wに対する植栽容器2の沈み込み量が増大し、植物Pの生長に見合った量の水Wが供給される。
したがって、植栽容器2は貯水容器1に対して円滑に上下動可能となり、また、植物Pの生長により重心が上方へ移動しても、ガイド手段6として機能する突出部材4は、貯水容器1の内周壁面1aの上端から下端にわたって上下方向に延びているので、植栽容器2の姿勢は確実に保持されて転倒するおそれはない。
そのための表示具としては、例えば、植物Pの名前などを記載する表示部とその表示部から延出する針状のポール部を備え、さらに、針状ポール部の中間部に拡径部を備えたものとすることができる。
そして、針状ポール部を植栽床材3に差し込んだり、あるいは、針状ポール部に設けられた拡径部を貯水容器1の四隅の凹部に係合させることによって、表示具を植栽装置に取付けて植栽を楽しむのである。
つぎに、別の実施形態について説明するが、重複説明を避けるため、先の実施形態で説明した構成部材や同じ作用を有する構成部材については、同じ符号を付すことにより説明を省略し、主として先の実施形態と異なる構成について説明する。
また、図示はしないが、先の実施形態で示した4つの辺から突出する突出部材4に加えて、図4に示した4つの角部から突出する突出部材4を設け、合計8つの突出部材4により植栽容器2の上下動をガイドするように構成することもできる。
また、図示はしないが、図4に示した貯水容器1の4つの角部から内方へ突出する突出部材4に加えて、図5に示した植栽容器2の外周壁面2bから外方へ突出する突出部材4を設け、貯水容器1側の突出部材4と植栽容器2側の突出部材4を組み合わせて実施することもできる。
この図6の実施形態によれば、貯水容器1が平面視においてほぼ正三角形であり、正三角形の内周壁面1aにおける3つの辺のほぼ中央部から合計3つの突出部材4が内方へ向けて突設されている。
さらに、これまでの実施形態では、平面視において、貯水容器1の内周壁面1aと植栽容器2の外周壁面2bが互いに異なる形状に構成された例を示したが、例えば、貯水容器1と植栽容器2を共に円形にして、貯水容器1の内周壁面1aから3つ以上の突出部材4を突設したり、あるいは、植栽容器2の外周壁面2bから3つ以上の突出部材4を突設して実施することもできる。
1a 貯水容器の内周壁面
2 植栽容器
2b 植栽容器の外周壁面
3 植栽床材
4 突出部材
6 ガイド手段
7 空間
P 植物
W 植栽用の水
Claims (3)
- 植栽用の水を貯留する貯水容器と植栽床材を収容する植栽容器を備え、前記植栽容器が前記貯水容器内において貯水容器内の水に浮揚する状態で、その植栽容器の前記貯水容器に対する上下動をガイドするガイド手段が設けられている植栽装置であって、
前記ガイド手段が、前記貯水容器の内周壁面から前記植栽容器に向けて突設されて前記植栽容器の外周壁面に当接自在な上下方向に延びる突出部材で構成され、平面視において、その突出部材が前記貯水容器の内周壁面に沿って3つ以上設けられ、
平面視において、前記貯水容器の内周壁面と前記植栽容器の外周壁面とが互いに異なる形状であり、
隣接する突出部材間で、前記貯水容器の内周壁面および植栽容器の外周壁面の間に、前記突出部材とそれに対向する壁面との間よりも大きな空間が形成され、
前記貯水容器は、平面視において周方向に沿って連続した波状の断面形状を有する周壁部材を備え、前記波状の周壁部材のうち、内方へ向けて突出している部分が前記突出部材を構成している植栽装置。 - 平面視において、前記貯水容器の内周壁面がほぼ正方形で、前記植栽容器の外周壁面がほぼ円形である請求項1に記載の植栽装置。
- 前記突出部材が、前記ほぼ正方形の貯水容器の内周壁面における4つの辺のほぼ中央部から突設されている請求項2に記載の植栽装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005108563A JP4980579B2 (ja) | 2005-04-05 | 2005-04-05 | 植栽装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005108563A JP4980579B2 (ja) | 2005-04-05 | 2005-04-05 | 植栽装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006280337A JP2006280337A (ja) | 2006-10-19 |
JP4980579B2 true JP4980579B2 (ja) | 2012-07-18 |
Family
ID=37402881
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005108563A Expired - Fee Related JP4980579B2 (ja) | 2005-04-05 | 2005-04-05 | 植栽装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4980579B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7300965B2 (ja) * | 2019-11-11 | 2023-06-30 | タキロンシーアイ株式会社 | 水槽接続具及びこれを含む水耕栽培装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63193430U (ja) * | 1987-05-30 | 1988-12-13 | ||
JP2004242501A (ja) * | 2001-09-28 | 2004-09-02 | Suntry Flowers Ltd | 植物栽培方法及び植物栽培具及び植栽容器 |
-
2005
- 2005-04-05 JP JP2005108563A patent/JP4980579B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2006280337A (ja) | 2006-10-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4871879B2 (ja) | 植物栽培具 | |
EP1430769B1 (en) | Plant cultivation device and plant cultivation vessel | |
JP4980579B2 (ja) | 植栽装置 | |
KR200471719Y1 (ko) | 공기층을 갖는 식물 재배 이중 용기 | |
JP4593459B2 (ja) | 屋上緑化施工用パネル、及びその屋上緑化施工用パネルを用いた屋上緑化の施工システム | |
JP2004337021A (ja) | 植栽具 | |
JP3856681B2 (ja) | 植栽トレー | |
JP2014064522A (ja) | 水耕栽培用ポット、及びそれを備える水耕栽培装置 | |
JP6084827B2 (ja) | フロート板セット、及び植物の生産方法 | |
JP3890532B2 (ja) | 多目的緑化盤及び緑化方法 | |
JP4583799B2 (ja) | 植栽設備 | |
US6339902B1 (en) | Propagation tray | |
JP7498936B2 (ja) | 鉢植え用鉢 | |
JP3230504U (ja) | 植物苗育成具 | |
KR102431365B1 (ko) | 복수개의 외벽 화분을 구비하는 화분 | |
JP3615541B2 (ja) | 緑化ユニット | |
JP5011199B2 (ja) | 屋上緑化施工用パネル、及びその屋上緑化施工用パネルを用いた屋上緑化の施工システム | |
JP3109784U (ja) | 花器 | |
JP6814025B2 (ja) | 組立容器 | |
KR101516584B1 (ko) | 식물재배용 조립 블록 | |
JP2005073587A (ja) | 緑化ユニット | |
JP2011167137A (ja) | 多目的植栽基盤 | |
JP2023154382A (ja) | 水耕栽培用の水槽、蓋付き水槽、及び栽培方法 | |
JP3132174U (ja) | 植物栽培容器 | |
JPH0126211Y2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20070824 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20070824 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080312 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20090423 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20091217 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110106 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110307 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20110414 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110714 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20110714 |
|
A911 | Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20110805 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20111222 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120220 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120405 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120419 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150427 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4980579 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |