JP2002119158A - 植物栽培容器の補水方法 - Google Patents

植物栽培容器の補水方法

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JP2002119158A
JP2002119158A JP2000317430A JP2000317430A JP2002119158A JP 2002119158 A JP2002119158 A JP 2002119158A JP 2000317430 A JP2000317430 A JP 2000317430A JP 2000317430 A JP2000317430 A JP 2000317430A JP 2002119158 A JP2002119158 A JP 2002119158A
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plant
container
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Takesuke Kondo
雄亮 近藤
Toshiaki Okita
俊秋 沖田
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Sanmei Electric Co Ltd
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Sanmei Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水遣り管理が容易な植物栽培容器用補水方法
を提供すること。 【解決手段】 食虫植物等の湿地形植物に好適な植物栽
培容器の補水方法。植物を植えた状態の植物栽培容器1
6を支持する容器用浮き支持体18(例えば、支持本体
22と錘24とからなる。)で、補水可能に支持して水
に浮かべる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、植物栽培容器補水
方法及びそれに使用する植物栽培容器用浮き支持体又は
それを備えた植物栽培容器用補水器に関する。特に補水
(水遣り)が欠かせない湿地型の食虫植物等の栽培に好
適な植物栽培容器用補水器の発明である。
【0002】
【背景技術】従来、食虫食物の如く湿地型の植物を植木
鉢等の植物栽培容器で栽培(成育)させるには、水の管
理が重要であり、補水(給水)が欠かせない。
【0003】しかし、従来はそれは各管理者が、感覚的
に上から補水(給水)していたため、管理者が熟練して
いないと、水過剰で根グサレを発生させたり、逆に、水
不足で枯らしたりすることが多かった。
【0004】また、湿地型の植物でなくても、水の管理
は面倒で、植物の種類及び成育時期に応じてやり方(補
水量)を変える必要があり、補水量が少な過ぎたり、多
過ぎたりすることが多い。
【0005】例えば、通常、植物には、夏芽・冬芽があ
り、夏場は水を多く補水する必要があり、冬場は夏場に
比して少な目に補水する必要がある。
【0006】本発明は、上記にかんがみて、補水(給
水)管理が容易な植物栽培容器用補水方法並びにそれに
使用する植物栽培容器用浮き支持体及び補水容器を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る植物栽培容
器の補水方法は、上記課題を、下記構成により解決する
ものである。
【0008】植物栽培容器を支持する容器用浮き支持体
で、補水可能に支持して水に浮かべることを特徴とす
る。
【0009】上記構成により、植物栽培容器への補水が
水槽内の水がなくなるまで不要であり、補水(給水)管
理が容易となる。
【0010】また、上記補水方法において、容器用浮き
支持体の浮力を変化させて植物栽培容器の水没深さを調
節することが望ましい。
【0011】水没深さを調節することにより補水強度を
調節でき、植物の種類・成育時期・季節に応じた、すな
わち、その植物に最適な補水量(給水量)を担保するこ
とが容易となる。
【0012】上記補水方法に使用する植物栽培容器用浮
き支持体は、下記のような構成とする。
【0013】植物栽培容器を補水可能に支持して水に浮
かべる浮力を発生させるものからなることを基本的構成
とする。
【0014】そして、植物栽培容器の水没深さを調節す
るために、植物栽培容器用浮き支持体は、支持本体と水
没度調節手段とを含む構成とする。
【0015】その態様の一つは、支持本体が、植物栽培
容器の設定量水没時の浮力:B、同質量:W、前記支持
本体の完全水没時の浮力:b1、同質量:w1としたと
き、B+b1>W+w1の要件を満たすものであり、水
没度調節手段が、支持本体の浮力を減じさせるような比
重を有するものを付加可能とされて又は付加して形成さ
れることを特徴とする。
【0016】そして、上記水没度調節手段は、支持本体
を空洞体とするとともに、該空洞体に比重1以上の粉粒
体、液体等の流動体を充填・排出可能として形成するこ
とができる。
【0017】ここで、粉粒体としては、砂等を、液体と
しては水等の手近にあるものを使用できる。流動体で水
没度調節をおこなうため水没深さを連続的に変化させる
ことができる。
【0018】他の態様としては、支持本体が、前記植物
栽培容器を設定量水没時の浮力:B、同質量:W、前記
支持本体の完全水没時の浮力:b1、同質量:w1とし
たとき、B+b1<W+w1の要件を満たすものであ
り、水没度調節手段が、前記支持本体の浮力を増大させ
るような比重を有するものを付加可能又は付加して形成
されていることを特徴とする構成である。
【0019】そして、容器用支持体における支持本体
は、内側に植物栽培容器の底部を挿入支持可能な穴部を
備えていることが望ましい。植物栽培容器を、支持本体
の上面に載置する場合に比して、安定保持が容易であ
る。また、植物栽培容器の底部を容器支持体の下面と同
一又はそれより下方へ突出させて支持できる。このた
め、支持本体の上面に載置する場合に比して、水槽内の
水がほとんどなくなるまで、水の補給をしなくてもよ
い。
【0020】また、上記容器用浮き支持体と水槽とを組
みにすれば植物栽培容器用補水器となる。
【0021】水浸透部を備えた植物栽培容器に底部から
補水するための植物栽培容器用補水器であって、水槽
と、植物栽培容器を補水可能に支持して水に浮かべる浮
力を発生させる容器用浮き支持体とを備えていることを
特徴とする。
【0022】そして、上記と同様、容器用浮き支持体
が、支持本体と水没度調節手段とからなる構成が望まし
い。
【0023】また、補水槽が透明な蓋体を備えている構
成とすることが望ましい。水の蒸発・揮散も抑制しなが
ら、外から内部育成植物を鑑賞(観察)できるととも
に、温室効果も付与できるためである。
【0024】
【発明の実施の形態】次に、実施形態に基づいて、本発
明を詳細に説明する。
【0025】図1〜3に本発明の一実施形態における植
物栽培容器用補水器の使用態様図を示す。図1は垂直概
略断面図(図2の1−1線矢視)、図2は水平概略断面
図(図1の2−2線矢視)、図3は図1において錘をセ
ットしない状態の垂直概略断面図である。
【0026】本実施形態の植物栽培容器用補水器12
は、水槽14と、食虫植物等の観賞植物Pを植えた植物
栽培容器16を補水可能に支持して水に浮かべる浮力を
発生させる容器用浮き支持体18とを備えている。
【0027】水槽14は、水平断面正方形の矩形箱状の
水槽本体20と水槽本体20の上面を塞ぐ蓋体21とか
らなる。この水槽本体20及び蓋体21は、通常、無機
ガラス、有機ガラス等の透明体で形成する。食虫植物
等の観賞植物Pの観賞(観察)、植物栽培容器16の
水没深さh1、h2及び水量Wの確認、及び温室効
果、等の見地からである。図例では、水槽14全面が透
明体であるが、植物観賞ができれば、全面透明体である
必要はない。例えば、底面側はシール性が確保できれば
金属板等の別材又は金属カバーして形成してもよく、底
面側をぼかし染色等して、意匠性を水槽14に付与して
もよい。
【0028】水槽14(水槽本体20、蓋体21)の壁
厚は、水圧(水槽本体20のみ)及び通常の取扱に耐え
るものであれば薄い方が望ましく、例えば、無機ガラス
で2〜5mm、有機ガラス(例えば:アクリル樹脂)で3
〜6mmとする。また、水槽本体20の高さ及び面積は、
植物栽培容器16の大きさによるが、例えば植物栽培容
器16の大きさが3号(最大外径9cm×高さ8cm)で一
個収納形とする場合、すなわち図例の場合、内側矩形寸
法:横幅21cm×縦幅21cm×高さ35cmとする。
【0029】水槽本体20の形状は、水平断面正方形に
限られず、水平断面を多角形(三角形〜六角形)、真
円、楕円、扇形、半円形、ダンベル形(瓢箪形、鼓形)
等、、さらには、金魚バチ、鼓形のように縦方向中間部
を拡径させたり縮径させたり膨出させたり任意である。
なお、壁体を透明体で形成して周壁に曲面を有する場合
は、内部に配した観賞植物(観葉植物・花等)の外観が
視る方向によりレンズ効果で変化して水槽本体の意匠性
とともに植物の観賞性も増大する。
【0030】また、水槽本体20と蓋体21とは水の揮
散をある程度、抑制できれば、可及的に通気性が良好な
ほうが望ましい。植物の炭酸同化作用を促進させるため
と防曇の見地からである。なお、水の揮散抑制効果及び
温室効果を期待しない場合は、蓋体21の中央部を穴明
きとして防虫ネットを張設してもよい(食虫植物の場合
は、食虫植物の食虫対象である蚊や蝿(ハエ)等の小形
昆虫が通過可能な防虫ネットとする。
【0031】水槽本体20と蓋体21との嵌合は、印蝋
嵌合(外側嵌合の一種)となっている。当然、嵌合の形
態はこれに限られず、ねじ嵌合、蓋体の裏面に嵌合凸部
を形成した内側嵌合であってもよい。
【0032】そして、本実施形態における植物栽培容器
用浮き支持体18は、水槽本体20の水平内側断面と相
似形の中空板体(支持本体)22と該支持本体22に載
せる錘(水没深さ調節手段)24とからなる。
【0033】ここで、図例では、錘24、24…は、穴
あき円板状で錘セット支柱26に嵌合セット可能とされ
ている。ここで錘セット支柱26は、放射方向で錘が等
分割(図例では6分割)に配してある。ここで、錘セッ
ト支柱26を等分割で配したのは、植物栽培容器16を
支持本体20の中心に載せたときの重心と、それらの水
没部が受ける浮心とを一致させ易いためである。また、
放射方向で分割可能としたのは、栽培容器16の水没深
さを、多段に調節可能とするためである。
【0034】水没深さ調節手段としての錘24として
は、支持本体の浮力を減じさせるような比重を有するも
のなら、比重が1未満でもよいが、通常、水没深さを調
節が迅速に可能なように、比重1以上、望ましくは3以
上、さらに望ましくは7以上のものを使用する。具体的
には、ステンレス(比重:約 7.8)、アルミニウム
(同:約 2.7)からなる錘を使用可能である。また、錘
24は図例の如く穴あきの小円板でなくてもよく、正多
角形板状でもよく、珠状(そろばん珠状、球状)、さら
には、後述の実施形態における如く、図4〜5に示す如
く、栽培容器16の外径より大径の大リング状としても
よい。
【0035】また、植物栽培容器16を支持本体22の
中心部に載せることができるように、多重円標記を支持
面に刻印しておく。この目印は、支持本体22をプラス
チック材料で成形(ブロー成形や射出成形)して製造す
る場合、その成形時に金型により刻印することができ
る。
【0036】そして、支持本体22の浮力及び質量の仕
様は、植物栽培容器(植物を植えた状態の)16を設定
量水没時の浮力:B、同質量:W、前記支持本体の完全
水没時の浮力:b1、同質量:w1としたとき、Bb+
1>W+w1の要件を満たすものとする。通常、見かけ
比重が1未満、望ましくは0.5未満、さらに望ましく
は0.1未満のものを使用する。具体的には、図例の如
く中空体でもよいが、独立起泡プラスチック(ポリエチ
レン、ポリスチレン、ポリウレタン等の発泡倍率5倍以
上)で成形したものを好適に使用できる。
【0037】また、図例では支持本体22は、上面平坦
であるが、栽培容器16の受け凹部さらには貫通させ
て、必要により、金網ないし可撓性を有するネットで栽
培容器16を受け可能としてもよい。上面平坦とすると
きは、支持本体22の上面は、栽培容器16がずり移動
させないように粗面化処理(通常、エンボス)をしてお
く。
【0038】さらには、水没調節手段は、支持本体22
を空洞体とするとともに、該空洞体に比重1以上の粉粒
体(砂、小石)又は液体(通常水)を充填・排出可能と
してもよい。すなわち、支持本体にキャップ付きの流通
穴を形成しておく。
【0039】次に、本実施形態の使用態様を説明する。
【0040】まず、水槽12に水を張る。このとき、水
には液状肥料又は水溶性肥料を適宜添加してもよい。
【0041】そして、観賞植物Pを植えた植物栽培容器
16を支持本体22の中心部に置き水面上に置く。する
と、図3に示すように、栽培容器16が若干水没(水没
深さh1)した状態となる。観賞植物に対する補水(給
水)が余り必要でない場合はこの状態で放置することが
できる。すなわち、支持本体22が水槽本体20に底付
きするまで水槽本体20に水を補給する必要がない。補
水が余り必要でない場合としては、観賞植物が、乾燥地
植物であったり、成育時期が根腐れ発生時期や冬芽時期
等の場合がある。
【0042】そして、頻繁な水やりが必要な場合、対称
位置の錘セット支柱26に錘24を順次セットしていく
(図例で、、の順で)。すると、栽培容器16は
図1の深さに水没(水没深さh2)となる。この位置で
は、略根の位置まで栽培容器16が水没しており、湿地
植物に対応できる。なお、図1と図2の水没深さの中間
位置で止めたい場合は、錘24のセットを2個ないし4
個とすればよい。頻繁に水やりが必要な場合としては、
観賞植物Pが食虫植物の如く湿地植物であったり、成育
時期が夏芽時期等の場合がある。
【0043】この結果、植物栽培容器の水没深さを任意
位置に調節することができ(本実施形態ではデジタル的
に4段階)、栽培植物(育成植物)に最適な補水が可能
となる。
【0044】そして、この場合でも、支持本体22が水
槽本体20に底着きするまで水槽本体20に水を補給す
る必要がなくて、長期間の給水管理が不要となる。
【0045】なお、さらに多段に水没深さを調節する必
要があるときには、錘24を薄くして数を増やして、複
数枚(二枚以上)を錘セット支柱26にセット可能とす
ればよい。
【0046】さらに、水槽(本体20、蓋体21)14
を透明体で形成してあるため、日当りのよい室内におけ
ば、温室効果も期待できる。
【0047】図4〜5に本発明の別の実施形態を示す。
図4は垂直概略断面図(図5の4−4線矢視)、図5は
水平概略断面図(図4の5−5線矢視)である。上記実
施形態に対応する部分は、下二桁を同一数字とし、百位
に数字「1」を付した図符号を付してそれらの説明の全
部又は一部を省略することがある。そして、本実施形態
は、容器用浮き支持体を水槽と組み合わせずに、池(人
工池)、水盤等に適用する場合を例に採る。
【0048】本実施形態においては、容器用浮き支持体
118は、金属板(鋼板)、セラミックス板、プラスチ
ック板(PP等の比重1未満のものでも可)、等からな
る支持本体122と、独立起泡プラスチックから形成さ
れた浮環(水没度調節手段)124とからなる。
【0049】そして、支持本体122の浮力及び質量の
仕様は、植物栽培容器を設定量水没時の浮力:B、同質
量:W、前記支持本体の完全水没時の浮力:b1、同質
量:w1としたとき、B+b1<W+w1の要件を満た
すものとする。支持本体122は、上記の如く、無垢板
に限られず、金網体、パンンチングプレート等の多孔板
状のものでもよい。多孔板としたときは、相対的に植物
栽培容器を浮かすための浮力発生手段(水没度調節手
段)が相対的に小型なもので済む。
【0050】そして、支持本体122は、上記と異な
り、貫通穴が明けられ容器保持穴123を備えている。
図例では植物栽培容器118がテーパ状でアダプタリン
グ119により保持可能となっている。なお、アダプタ
リング119は磁石で形成してあり、支持本体(支持
板)122上に固定可能となっている。支持板112の
中央部にアダプタリング用の受け凹部を形成してもよ
い。容器保持穴123に金網を張設したり、さらには、
ネット(合成樹脂や繊維からなる)をたるみ度を調整可
能に張設してもよい。このようにした場合は、栽培容器
118の裏面側への突出度を調整でき、浮力によらな
い、栽培容器の水没度調節が可能となる。
【0051】さらに、支持本体122は、裏面側に先端
に回転係止爪126aを備えた一対の浮環セットピン1
26を備えている。
【0052】そして、浮環(ウキワ)124は、前記セ
ットピン126に対応して取付け穴部125を備えてい
る。該取付け穴部125は、セットピン126の回転係
止爪126aが通過可能な楕円状である。このとき、浮
環124を水平方向又は放射方向で分割して、前記実施
形態と同様、セット個数を変更可能としておけば、栽培
容器の水没度を調節できる。さらに、セットピン126
を二点鎖線で示す如く、テレスコピック的に伸ばし可能
とし、浮環124を二重にセット可能としてもよい。
【0053】この浮環124は、図例ではプラスチック
発泡体で形成されているが、気体でふくらまし可能な中
空体(いわゆる浮き袋)であってもよく、その場合は、
浮環セットピン126をセット可能に取付け部125は
楕円筒部で形成することとなる。浮き袋をふくらませる
気体としては、通常、空気を使用するが、窒素、さらに
は大きな浮力を得たい場合は、水素、ヘリウム等の軽気
体を封入することもできる。気体でふくらまし可能な浮
き袋の場合、浮力は気体注入具合さらには水等の液体を
部分充填しても調節できるが、浮き袋内を分割室構成と
して、必要な数の室のみに気体を封入して浮力を調節し
てもよい。
【0054】なお、本実施形態における水没度調節手段
は、支持本体の浮力を増大するような比重を有するもの
なら特に限定されない。通常、比重1未満、望ましくは
0.3未満、さらに望ましくは0.1未満のものを使用
する。
【0055】次に、上記実施形態の使用態様について説
明する。
【0056】まず、必要な浮力が得られる浮環124、
すなわち所定比重の浮環124を浮環セットピン126
を介して、支持本体122にセットする。
【0057】そして、支持本体122の容器保持穴12
3にアダプタリング119を介して、観賞植物を植えた
栽培容器116をセットする。栽培容器116が容器保
持穴123に適合している場合は、アダプタリングは不
要である。
【0058】そして、人工池等又は水槽等に浮かべる。
このとき、前記実施形態と同様、所定の水没深さが得ら
れる浮環124を選定すれば、栽培容器116の水没深
さを観賞植物に最適なものとすることができる。
【0059】
【発明の作用・効果】本発明の植物栽培容器の補水方法
は、植物栽培容器を支持する容器用浮き支持体で、補水
可能に支持して水に浮かべること、さらには、容器用浮
き支持体の重量を変化させて前記植物栽培容器の水没深
さを調節すること構成により、下記のような作用・効果
を奏するものである。
【0060】水槽や人工池に植物栽培容器を浮かべるこ
とができて、容器用浮き支持体が水槽等内で底付きする
まで、放置しておくことができ給水管理が容易となる。
【0061】さらに、植物栽培容器の水没度を所定深さ
に調節することにより、育成(栽培)植物に最適な補水
が可能となり、補水過剰・不足も発生することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は垂直概略断面図(図2の1−1線矢
視)、
【図2】図2は水平概略断面図(図1の2−2線矢視)
【図3】図1において錘(水没度調節手段)をセットし
ない状態を示す垂直概略断面図
【図4】垂直概略断面図(図5の4−4線矢視)
【図5】図5は水平概略断面図(図4の5−5線矢視)
【符号の説明】
12 植物栽培用補水器 14 水槽 16、116 植物栽培容器 18、118 容器用浮き支持体 20 水槽本体 21 水槽の蓋体 22、122 容器用浮き支持体の支持本体 24 錘(水没度調節手段) 124 浮環(水没度調節手段) 26 錘セット支柱

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 植物を植えた状態の植物栽培容器(以下
    単に「植物栽培容器」という。)を支持する容器用浮き
    支持体で、補水可能に支持して水に浮かべることを特徴
    とする植物栽培容器の補水方法。
  2. 【請求項2】 前記容器用浮き支持体の浮力を変化させ
    て前記植物容器の水没深さを調節することを特徴とする
    請求項1記載の植物容器の補水方法。
  3. 【請求項3】 植物栽培容器を補水可能に支持して水に
    浮かべる浮力を発生させるものからなることを特徴とす
    る植物栽培容器用浮き支持体。
  4. 【請求項4】 前記支持本体と水没度調節手段とを含む
    ことを特徴とする請求項3記載の植物栽培容器用浮き支
    持体。
  5. 【請求項5】 前記支持本体が、前記植物栽培容器を設
    定量水没時の浮力:B、同質量:W、前記支持本体の完
    全水没時の浮力:b1、同質量:w1としたとき、B+
    b1>W+w1の要件を満たすものであり、 水没度調節手段が、前記支持本体の浮力を減じさせるよ
    うな比重を有するものを付加可能とされて又は付加して
    形成されることを特徴とする請求項4記載の植物栽培容
    器用浮き支持体。
  6. 【請求項6】 前記支持本体を空洞体とするとともに、
    該空洞体に比重1以上の粉粒体又は液体を充填・排出可
    能として前記水没度調節手段が形成されていることを特
    徴とする請求項5記載の植物栽培容器用浮き支持体。
  7. 【請求項7】 前記支持本体を、前記植物栽培容器を設
    定量水没時の浮力:B、同質量:W、前記支持本体の完
    全水没時の浮力:b1、同質量:w1としたとき、B+
    b1<W+w1の要件を満たすものとし、 水没度調節手段が、前記支持本体の浮力を増大するよう
    な比重を有するものを付加可能又は付加して形成されて
    いることを特徴とする請求項6記載の植物栽培容器用浮
    き支持体。
  8. 【請求項8】 前記支持本体が内側に前記植物栽培容器
    の底部を挿入支持可能な穴部を備えていることを特徴と
    する請求項3、4、5、6又は7記載の植物栽培容器用
    浮き支持体。
  9. 【請求項9】 水浸透部を備えた植物栽培容器に底部か
    ら補水するため植物栽培容器用補水器であって、 水槽と、植物栽培容器を補水可能に支持して水に浮かべ
    る浮力を発生させる容器用浮き支持体とを備えているこ
    とを特徴とする植物栽培容器用補水器。
  10. 【請求項10】 前記容器用浮き支持体が、支持本体と
    水没度調節手段とからなることを特徴とする請求項9記
    載の植物栽培容器用補水器。
  11. 【請求項11】 前記補水槽が透明な蓋体を備えている
    ことを特徴とする請求項9又は10記載の植物栽培容器
    用補水器。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003028439A1 (fr) * 2001-09-28 2003-04-10 Suntory Limited Procede, outil et cuve de culture de plantes
GB2473427A (en) * 2009-09-04 2011-03-16 Victor Mtutu A self watering plant pot system

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GB2473427A (en) * 2009-09-04 2011-03-16 Victor Mtutu A self watering plant pot system

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