JP2004065141A - 育苗装置 - Google Patents

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Toshio Sakanaka
阪中 敏夫
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Abstract

【課題】湖沼の流水部や湖沼の水面に簡単に苗木を植生することができる育苗装置を提供する。
【解決手段】上部を開口させた有底筒状のポット部分を育苗用トレーの平面部分に少なくとも一つ形成した育苗用トレーであって、育苗用トレーの少なくとも一部に浮力付与手段を設けるとともに、育苗用トレー同士を連結する連結部を形成した。
【選択図】  図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、水棲植物の苗を育成する育苗装置に関し、特に湖沼等の緑化や浄化に使用する育苗装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
これまでの育苗装置は、トレーに複数のポットが合成樹脂で一体形成されており、この育苗装置のポット部分に栽培用土を充填し、此処に水棲植物の種や苗を植え付けて育苗するようにしている。
一方、近年、湖沼の生態系の保存等で、湖沼の水質の浄化や汚染防止及び緑化のために苗木を植栽することも行われている。
そして湖沼に苗木を植栽する場合、前記育苗装置で育苗された苗木をポットから取り出し、これを湖沼の水際に植栽するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように、育苗された苗木を湖沼の水質の浄化や汚染防止及び緑化のために水際に植栽する場合、育苗ポットから苗木を取り出し、これを所望の場所、例えば湖沼の水際(土手部分)等に植栽する手順をとるために植栽に手間がかかるという問題があった。
【0004】
また、苗木を流水部分に植生して湖沼の水質の浄化や汚染防止及び緑化の効果を高めるためには上記手間の他に流水部に苗木の保持部を形成するための手段を別途設けるとともに、この保持部に移植しなくてはならないと言う問題もあった。更に、ポット部分から取り出して移しかえる場合、根が痛み易く、移植後の活着性が低下してしまうと言う問題もある。
本発明は上記問題点に鑑み提案されたもので、湖沼の流水部や湖沼の水面に簡単に苗木を植生することができる育苗装置を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明にかかる育苗装置は、先ず、上部を開口させた有底筒状のポット部分を育苗用トレーの平面部分に少なくとも一つ形成した育苗用トレーであって、育苗用トレーの少なくとも一部に浮力付与手段を設けるとともに、育苗用トレー同士を連結する連結部を形成したことを特徴とするものである。
【0006】
また、 浮力付与手段をポット部分又は/及び育苗用トレーの平面部分に着脱可能に設けられたフロートで構成したことや、連結部を隣接した状態で並設された育苗用トレーの近接する部分に、連結用索条を挿通する連結孔を形成したり、更に、育苗用トレーを形成するポット部分又は/及び育苗用トレーの平面部分が浮力を有する材質で形成されることにより浮力付与手段を形成し、更には育苗用トレーの下方に根保護部材を設けたことも特徴とするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。
図1は本発明荷かかる育苗装置の一例を示す分解斜視図であり、図中符号1は育苗装置を全体的に示す。
この育苗装置1は、育苗用トレー2と、この育苗用トレー2に装着されるフロート(浮力付与手段)3とを有してなる。
上記育苗用トレー2は、平面視において略四角に形成された平面部分4と、平面部分4の上面から下方に向けて複数のポット部分(図上6個)5と、平面部分4の四隅部分から垂下して形成された脚部6がそれぞれ合成樹脂で一体的に形成されて構成されている。
【0008】
この脚部6の長さは、平面部分4の表面から後述するポット部分5の底部7までの深さより長くすることにより、育苗用トレー2を陸上に設置して育苗するときに設置面と底部7との間に空間が形成されるようになっている。
ポット部分5は、上部(平面部分4の上面側部分)で広く開口するテーパー状内周面で形成された有底筒状に形成されており、底部7には図示は省略したがその中央部分に円形の透孔と、その周囲はメッシュにして通気性及び通水性を保持するようにしてある。
【0009】
またポット部分5のテーパー状内周面には通気性及び通水性を保持するためのスリット8が形成されている。
このスリット8は、ポット部分5に充填される用土の上面高さ位置近傍から底部7にいたるまで長さで、等間隔に形成されており、スリット8の幅は用土が流れ出ない細幅にしてある。
そして育苗用トレー2の四隅部分には育苗装置1同士を連結して筏状にするための連結部9が形成されている。
【0010】
この連結部9は育苗用トレー2の四隅の上面及び側面部分にそれぞれ一対の小孔9a・9bを穿設して構成されており、この小孔9a・9bにはステンレスワイヤ等の連結用索条10が挿通されて育苗装置1同士が連結されるようになっている。
育苗用トレー2に装着されるフロート(浮力付与手段)3は、発泡スチロールで形成され、上記ポット部分5に対応する部分にはポット部分5が嵌まり込む嵌合用孔部11が形成されている。
また、フロート3の上記連結部9に対応する四隅部はその1部を切り欠いて連結用索条10の挿通用空間12が形成されている。
尚、図中符号20は育苗用トレー2の下方に設けられた根保護部材であって、ステンレススチール等の不銹性金属製メッシュや合成樹脂製ネットで容器状に形成され、育苗用トレー2の下面に嵌着されており、延びた根が魚等により食いちぎられるのを防止するものである。
【0011】
上記のように形成された育苗装置1を使用して湖沼や湖沼に苗木を植生する手順を図2ないし図4で説明する。
育苗用トレー2のポット部分5に用土13を充填し、ここに葦等の水棲植物の種を播種しあるいは苗を育苗する。
ポット部分5の苗木14が所定の大きさになると、育苗用トレー2ごとこれを設置する所望の場所に運び、その下方にフロート3を装着する。
そして、フロート3を装着した育苗装置1は湖沼や湖沼の水面に複数個浮かべ、隣接する接続部9同士を連結して筏状(図4参照)にし、アンカー(図示せず)で固体する。
この育苗装置1同士の連結は、一方の育苗装置1の連結部9の小孔9a・9bに挿通した連結用索条10を、これに隣接する他方の育苗装置1の連結部9の小孔9a・9bに挿通して端部を結わえて連結する(図2及び図3参照)。
【0012】
この時、フロート3の連結部9に対応する四隅部に形成する切り欠き部分を図1のA部分に示すように傾斜面にして連結用索条10の挿通用空間12を形成すると、図3に想像線で示すようにこの傾斜面12aが連結用索条10の案内面として作用し、連結作業が一層容易になる。
こうして湖沼の水面に浮かべられた筏状の育苗装置1の葦等の水棲植物の苗木14は、その延びた根の活動で周辺の水が浄化される。
また、延びた根は、その下方が根保護部材20で覆われていることから、延びた根が魚等により食いちぎられるのを防止される。
【0013】
尚、上記実施の形態では連結部9を育苗用トレー2の四隅の上面及び側面部分にそれぞれ一対の小孔9a・9bを穿設し、この小孔9a・9bにステンレスワイヤ等の連結用索条10を挿通して育苗装置1同士を連結するようにしてあるが、これに代えて図4及び図5に示すように一方の育苗用トレー2の側面部分には嵌合用突起15を形成するとともに、他方の育苗用トレー2の側面部分の当該嵌合用突起5に対面する部分には嵌合用突起15が嵌合する嵌合孔16を形成して連結部9を形成することもできるし、その他、相互に嵌合できる形状のものであれば採用することができるのは勿論である。
【0014】
また、上記実施の形態では、浮力付与手段を発泡スチロールで形成したフロート3にしてあるが、これを例えばブロー成型で形成した中空のフロートにできるのは勿論のこと、さらには育苗用トレー2を例えば硬質の発泡樹脂で形成して浮力付与手段を形成することもできるし、浮力付与手段は着脱不能に固着してもよいことは勿論である。
更に上記実施の形態では、湖沼の水質の浄化や汚染防止及び緑化のために使用する例で説明してあるが、流れのある河川に使用することができるのは勿論である。そして河川のように流れがある水面では筏状に連結された育苗装置1は少なくともその一部を川床に固定しておく必要があるのは勿論である。
加えて、上記実施の形態では育苗用トレー2を合成樹脂で形成するようにしてあるが、これを生分解性プラスチックで成形することもできるし、ステンレススチール製メッシュシートやエキスパンドメタルシートを成形して育苗用トレー2を形成することもできる。
【0015】
【発明の効果】
本発明は以上に説明したように、本発明にかかる育苗装置は、上部を開口させた有底筒状のポット部分を平面部分に少なくとも一つ形成した育苗用トレーの少なくとも一部に浮力付与手段を設け、この育苗用トレーに育苗用トレー同士を連結するための連結部を形成するようにしてあるので、連結部同士を連結して筏状にし、湖沼の川面に浮かせるだけで湖沼の水面上への移植が完了する。
これにより、育苗した苗木を育苗装置のポット部分から取り出して移植するという従来のような手間をなくすことができ、短時間で簡単に行うことができる利点がある。
【0016】
また、育苗装置をそのまま所望する場所の水面に浮かべるだけですみ、従来のように苗木を保持する為の特別な手段を別途設けることなく、安価に実施できるとともに、ポットから取り出して移しかえるときのように根の痛みがなく生育もよくなる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】は本発明にかかる育苗用装置の分解斜視図のである。
【図2】は本発明にかかる育苗用装置同士を連結した連結部の斜視図である。
【図3】は本発明にかかる育苗用装置同士を連結した連結部の縦断面図である。
【図4】は本発明にかかる育苗用装置使用状態を示す斜視図である。
【図5】は本発明にかかる育苗用装置の連結部の変形例を示す一部を切り欠いた分解斜視図である。
【図6】は本発明にかかる育苗用装置の連結部の変形例を使用して育苗用装置同士を連結した連結部の縦断面図である。
【符号の説明】
1・・・育苗装置
2・・・育苗用トレー
4・・・平面部分
5・・・ポット部分
9・・・連結部
10・・・連結用索条

Claims (5)

  1. 上部を開口させた有底筒状のポット部分を育苗用トレーの平面部分に少なくとも一つ形成した育苗用トレーであって、育苗用トレーの少なくとも一部に浮力付与手段を設けるとともに、育苗用トレー同士を連結する連結部を形成したことを特徴とする育苗装置。
  2. 浮力付与手段がポット部分又は/及び育苗用トレーの平面部分に着脱可能に設けられたフロートで構成したことを特徴とする請求項1に記載の育苗装置。
  3. 連結部が隣接した状態で並設された育苗用トレーの近接する部分に、連結用索条を挿通する連結孔を形成したことを特徴とする請求項1に記載の育苗装置。
  4. 育苗用トレーを形成するポット部分又は/及び育苗用トレーの平面部分が浮力を有する材質で形成されることにより浮力付与手段を形成したことを特徴とする請求項1に記載の育苗装置。
  5. 育苗用トレーの下方に根保護部材を設けたことを特徴とする請求項1に記載の育苗装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7845114B2 (en) * 2007-12-14 2010-12-07 Landmark Plastic Corporation Interconnectable plant tray
KR200459971Y1 (ko) * 2009-08-07 2012-04-25 박상관 수생 식물을 재배할 수 있는 재배용기
KR101250469B1 (ko) 2012-09-03 2013-04-08 주식회사 녹지원 수중 인공생태구조물
KR101383112B1 (ko) * 2013-06-28 2014-04-08 이수건 부력장치가 구비된 화분
CN115413537A (zh) * 2022-10-14 2022-12-02 爱姆生物科技研究院(山东)有限公司 一种海篷子的育苗、移栽定植方法及栽培装置

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