JP2004135533A - 人工浮島、および人工浮島における植生管理方法 - Google Patents

人工浮島、および人工浮島における植生管理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】適切な生育環境が得られるように植栽基盤の高さ管理が容易に行える人工浮島を提供する。
【解決手段】中空パイプ10aを枠状に組んでフロート10を構成する。フロート10に、硬質ネット20aをかご状に形成した支持体20を吊り下げるように取り付ける。支持体20のかご内に、合繊マット31、ヤシマット32を二層構造にして設け、植栽基盤30とする。ヤシマット32にはポットを設け、ポット内の土壌に所望の植物の苗等を植え付ける。支持体20の底面側にはフレーム21aを設け、植栽基盤30に剛性を付与する。盤面高調節手段40により、植物の生育状況に合わせて、植栽基盤面の高さ調節を行う。
【選択図】  図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、植生を有する人工の浮島の技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、水域環境における景観変更、景観演出等の修景、あるいは水質浄化、あるいはビオトープ設置等の目的で、人工的な浮体に植生を設けた所謂人工浮島が、公園やゴルフ場の池、貯水池、農業用ため池、ダム湖等に設けることが提案されている。
【0003】
人工浮島の構成は、大きくは、浮き体と植物を生やす植栽基盤(植生基盤とも言う)とを分離する構造、あるいは浮体と植栽基盤とを一体にする構造とに分かれる。
【0004】
浮体と植栽基盤とを分離する構造としては、植栽基盤周囲に中空パイプまたは水に浮く素材のフレームを設け、かかるフレームに硬質ネットを設置して、フレーム内の植栽基盤を支持する方法が提案されている(例えば、非特許文献1。)。
【0005】
あるいは、発泡スチロールや中空コンクリート箱等の浮体上に土壌やヤシ繊維等の植栽基盤を設ける方法も提案されている(例えば、非特許文献2、3。)。
【0006】
また、浮体と植栽基盤とを一体とする方法としては、ヤシ繊維等の軽量な植栽基盤内に発泡スチロール等の浮体を設置する方法が提案されている(例えば、非特許文献4、5。)。
【0007】
【非特許文献1】
パンフレット「ベストマンアイランド」、日本ベストマンシステム研究会
【0008】
【非特許文献2】
パンフレット「ビオフロート・グリーン」、積水化成工業(株)、平成10年
【0009】
【非特許文献3】
「霞ヶ浦緑の浮島実験について」、第6回世界湖沼会議霞ヶ浦’95論文集、1995年、第1巻、p.133−136
【0010】
【非特許文献4】
パンフレット「バイオコズモ」、ゼニヤ海洋サービス(株)
【0011】
【非特許文献5】
パンフレット「ビオシスアイランド」、トスコ(株)、2000年4月
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
上記の如く、従来の人工浮島の構造は、大きくは2つに分けられるが、その各々については、以下のような問題点があることを本発明者は見出した。
【0013】
すなわち、非特許文献1に記載のような構成においては、硬質ネットで植栽基盤を支持する構成であるため、植栽基盤の表面の高さを一定高さに維持するのが困難である。植物の生育に伴う重量増加により、基盤面が次第に下がってしまう。
【0014】
そのため、十分に生育した植物が、必要以上に水没して、植物の寿命が短くなる場合もあり、植物の生育管理の点で問題となる。
【0015】
また、かかる構成では、冬季等の植物が繁茂しない時期には、逆に植栽基盤が軽くなり、人工的な植栽基盤が水面から露出するため、景観を損ねるとの問題点が指摘されている。
【0016】
さらに、植栽基盤が露出すると、陸上に生える雑草が植栽基盤に繁茂し易くなり、水性植物等の特定種の植生を意図したものとは異なる植生が発生し、雑草等の除去等に関わる人工浮島の維持管理が面倒となる。
【0017】
また、非特許文献2に開示されるような構成においては、浮体上に植栽基盤があるため、植栽基盤が水面に触れず、水性植物の生育が行えない。水環境においては、やはり、景観的にも水性植物が違和感なくマッチしており、水生植物の植栽が行える技術が是非とも必要である。
【0018】
また、かかる構成では、植生する植物が水面下に根を張らないため、水質浄化や魚類、水性昆虫等の棲み家にもなり難い。さらには、前記非特許文献1でも指摘したように、陸上に生える雑草が繁茂し易くなり、面倒な維持管理が必要となる。
【0019】
一方、非特許文献3に開示の構成では、フレームがないため、アンカーの引張や、波を直接的に植栽基盤に受け、植栽基盤の耐久性が低下する。そのため、かかる構成では、外周に耐候性のポリプロピレン等の材質のネットで覆う構成を設ける等、植栽基盤の強度を高める必要があり、製作に手間がかかるとともに費用も高くなる。
【0020】
また、植栽基盤も水面から露出するため、前述の如く、景観を損ねると共に、陸上に生える雑草が繁茂し易くなり、その雑草等の除去に関わる面倒な維持管理が必要となる。
【0021】
本発明は、適切な水性植物の生育が行えるように植栽基盤の高さ管理が容易に行える人工浮島を提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明は、植生を有し、水に浮かべられる人工浮島であって、前記人工浮島を浮かせるフロートと、前記フロートに囲まれ、植栽を行う植栽基盤と、前記フロートに設けられ、前記植栽基盤を支持する支持体と、前記植栽基盤に剛性を付与する剛性付与部材とを有することを特徴とする。
【0023】
本発明は、植生を有し、水に浮かべられる人工浮島であって、前記人工浮島を浮かせるフロートと、前記フロートに囲まれ、植栽を行う植栽基盤と、前記フロートに設けられ、前記植栽基盤を支持する支持体と、前記植栽基盤の設置高さを調節する盤面高調節手段とを有することを特徴とする。かかる構成において、前記植栽基盤に剛性を付与する剛性付与部材を有することを特徴とする。
【0024】
本発明は、水に浮かべられる人工浮島における植生の管理方法であって、植物を植栽する植栽基盤の基盤面を、前記植物の植栽状況に伴う重量変化にかかわらず、所定高さに維持することを特徴とする。
【0025】
上記構成において、前記植栽基盤の基盤面を所定高さに維持するには、前記人工浮島に設けた重りを、前記植物の植栽状況に伴う重量変化に見合った分、増減することにより行うことを特徴とする。
【0026】
あるいは、前記植栽基盤の基盤面を所定高さに維持するには、前記人工浮島を構成するフロートに設けた植栽基盤の支持体を、前記植物の植栽状況の変化に伴う重量変化に見合った前記植栽基盤の水深変化分、前記フロートに対して上下動させるようにしてもよい。
【0027】
人工浮島は、フロートにより一定の浮力を受けて水面に浮かべられているが、人工的に植栽基盤に植物を植えて生育させる構成の植生浮島では、植物の生育に伴う植生状況により、すなわち、苗が植わっている植生状況、茎や葉が生長した段階の植物が植わっている植生状況、十分に生長して花を咲かせた植物が植わっている植生状況、種や実を付けた植物が植わっている植生状況、植わっている植物が枯れた植生状況等々、種々の植生状況で大きな重量変化が認められる場合がある。
【0028】
かかる重量変化は、人工浮島一面に植物を植生させた構成では、人工浮島の浮力に及ぼす影響は大きく、重量増加に従って植栽基盤側の水中深度が深くなる。
【0029】
しかし、植栽基盤の水深は、植物の生育、寿命に大きく影響を及ぼし、ある程度の範囲で適切な基盤水位が設定されなければならない。本発明の上記構成を採用することで、植栽状況の変化に応じた重量変化に合わせて、基盤の水深を一定に維持することができ、植栽された植物の生育環境を最適に維持して、植物の良好な生育等の確保が行える。
【0030】
例えば、基盤面の水位を所定高さに維持するには、簡単には、人工浮島に設けた重りを、前記植物の生育に伴う重量増加に見合った分、減らすことにより行うことができる。あるいは、人工浮島を構成するフロートに設けた植栽基盤の支持体を、植物の生育に伴う重量増加に見合った植栽基盤の沈下分、フロートに対して引き揚げるようにすることも考えられる。
【0031】
また、人工浮島の管理においては、ボート等で近づいて、必要な作業をボートで行う方法も従来から行われているが、十分な作業を行うことができない。やはり、人が人工浮島に上陸した状態で作業が行えることが望ましい。しかし、人が上陸できる構成としては、かなりの大規模構成が求められ、簡単な人工浮島では採用し難い構成になりがちである。
【0032】
そこで、上記構成に示すように、植栽基盤に剛性を付与する剛性付与部材を設けることにより、人工浮島に人が載る等した場合でも、足下が沈み込む等の変形が発生しないようにすることができる。例えば、植栽基盤を支持する支持体の底面側に剛性の強いステンレス製のアングル材等でフレームを設けることでかかる点の解消を簡単に図ることができる。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0034】
(実施の形態1)
本実施の形態では、本発明の人工浮島について説明する。図1は、本発明の人工浮島の構成を示す断面図である。図2(A)は、フロートに支持体を設けた様子を示す斜視図であり、(B)はフロートとフレームとの位置関係を示した説明図である。図3(A)は、植栽基盤にポットを設けた構成を示す人工浮島の断面図であり、(B)はその様子を示す平面図である。
【0035】
図1に示すように、本実施の形態の人工浮島Aは、人工浮島Aを水に浮かばせる役割を有するフロート10と、フロート10に設けた支持体20と、支持体20に支持される水性植物等の植物の育成基盤となる植栽基盤30と、植栽基盤30の盤面高調節手段40とから構成されている。
【0036】
フロート10として、図1に示す場合には、中空パイプ10aが用いられている。中空パイプ10aは、例えば、4隅にエルボを介して、中空内に水が侵入しないようにして四角の枠状に組み上げられている。かかる中空パイプ10aの管径、材質等は、上記構成の人工浮島Aを水に浮かべておける浮力が獲得できる範囲で適宜選択すればよい。
【0037】
発泡スチロールは、長期間水に浸かっていると、ビーズの隙間に水が浸透してきて、浮力が低下するが、本発明で採用した中空パイプ10aを使用すればかかる心配がない。中空パイプ10a内に発泡スチロールを入れる構成も考えられる。
【0038】
中空パイプ10aとしては、例えば、塩化ビニル製のパイプ(VP100等)を使用することができる。
【0039】
尚、フロート10としては、人工浮島Aの浮力が確保できるものであれば、中空パイプ10a以外の構成を採用しても一向に構わない。中空パイプ10aを使用したのは、加工、組立が容易で入手し易い市販品の活用が行え、特殊な技術を用いることなく比較的容易に枠状のフロート10の作成ができるという観点から選択したものである。
【0040】
このように枠状に形成された中空パイプ10aからなるフロート10には、図2(A)に示すように、硬質ネット20aで形成されたかご状の支持体20が設けられている。例えば、硬質ネット20aで四角のかごに形成して、かごの開口側端側の縁を、枠状に形成したフロート10の周囲に巻き付ける等して取り付けられている。
【0041】
硬質ネット20aとしては、例えば、硬質ポリエチレンネット等を使用することができる。
【0042】
硬質ネット20aには、さらにその剛性を確保する目的で、図1、2(B)に示すように、ステンレス等の錆びが発生しない金属製のアングル材を用いて、かご状の支持体20の底面形状に合わせた枠形に形成されたフレーム21aが設けられている。フレーム21aは、人工浮島A上に人が載っても、支持体20に支持された植栽基盤30が沈み込む等の変形が発生しないように剛性を付与する剛性付与部材21として機能することとなる。
【0043】
フレーム21aは、簡単には図2(B)に示すように、アングル材を枠状に組み合わせて構成すればよいが、アングル材を平面格子状に交差させてより剛性を高くするようにしても一向に構わない。フレーム21aは、硬質ネット20aで形成された支持体20の底面下、あるいは、底面上のいずれかの位置に設けておけばよい。
【0044】
図2(B)では、分かりやすいように硬質ネット20aからなる支持体20を省いて、フロート10と、フレーム21aの位置関係のみを示した。
【0045】
図2(A)に示すように、上縁側がフロート10に巻き付ける等して取り付けられた硬質ネット20aからなるかご状の支持体20内に、図1に示すように、植栽基盤30が収容されている。
【0046】
植栽基盤30としては、図1に示すように、積層構造が採用されている。すなわち、図1に示す場合には、下方に合繊マット31を敷き、合繊マット31の上にヤシマット32を敷いた二重積層構造に構成されている。
【0047】
人工浮島Aは、一般的には、長期間、水に浮かばせることが想定されるが、長期間ヤシマット32が水に触れている場合には、ヤシ繊維の絡まりがほどけたり、あるいは一部が分解したりする場合も懸念されるため、合繊マット31を下に設けておくことにより、かかる場合が発生しても植栽基盤30が崩壊しないように維持することができる。
【0048】
上記ヤシマット32の代わりに、例えば、ヤシ以外の植物繊維製マットやスポンジのようなものを使用することもできる。合繊マット31の代わりに、例えば、軽量多孔質コンクリートのような耐久性のある多孔質材料を使用することもできる。
【0049】
また、図1に示す構成では、積層構造を採用した場合を示しているが、例えば、ヤシマット32のみをの単層構造を採用しても構わない。長期使用で、ヤシマット32がほつれる等した場合には、適宜交換すればよい。
【0050】
ヤシマット32には、図3(A)、(B)に示すように、植え込み用の穴としてポット33を設けるようにしても構わない。ポット33内には、土壌34が入れられている。かかる土壌34内に植物の苗を植栽したり、あるいは種を蒔けばよい。土壌34としては、例えば、通常の園芸用土等を使用することができる。
【0051】
ポット33としては、不織布、あるいはヤシマット等をカップのような形にしておき、ヤシマット32上に、所定間隔で設けた穴にかかる構成のポット33を嵌め込むようにして形成すればよい。
【0052】
かかる構成のポット33内には、土壌34が入れられているが、植栽基盤30を構成するヤシマット32は、下方が合繊マット31で支持され、植栽基盤30の全体が上記の如くフレーム21aで剛性が付与され、且つ、植栽基盤30の周囲が枠状に形成されたフロートで囲われているため、波や風等があたっても大きく揺れたり、変形したりすることがなく、土壌34がポット33内から水中に流れ出る心配はない。
【0053】
また、人工浮島Aには、図1に示すように、盤面高調節手段40が設けられている。盤面高調節手段40としては、例えば、かご状に形成した容器41内に重り42を入れて、容器41を支持体20に着脱自在に取付けできるように構成しておけばよい。重り42としては、例えば、砕石や礫等を利用することができる。
【0054】
実質的に同重量とみなせる程度に重量統一した複数の容器41を、人工浮島Aの4隅に取り付けたり、あるいは外したりして、植栽基盤30の基盤面の高さを調節することができる。あるいは、規定重量を1単位として構成した重り42を用いて、容器41内に必要数入れたり、容器41内から必要数出したりして、重量調節しても構わない。
【0055】
上記構成の人工浮島Aで植栽する植物は、生育条件と使用目的により選定を行えばよい。生育条件としては、例えば、気温、日当たり、水分、水質等に考慮すればよい。植物としては、例えば、以下の表1に示すような植物が適している。
【0056】
【表1】
Figure 2004135533
【0057】
また、前述の説明では、フレーム21aを支持体20の面側に平面状に、さらには、上記構成に比べて重量は重くなるが、フロート10により十分な浮力が獲得できる範囲内で、図4に示すように、アングル材を用いて立体枠状のフレーム21aを構成しておき、かかるフレーム21a内に硬質ネット20aでかご状に形成した支持体20を入れるようにしても構わない。この場合は、フレーム21の上縁側を、フロート10に取り付けるようにしておけばよい。
【0058】
かかる構成で、支持体20をフレーム21aの鉛直部を多段スライド式に構成しておき、鉛直部が水面上に突出しないように上下動させることにより、支持体20に収容した植栽基盤30の基盤面の高さ調整を行うようにしても構わない。
【0059】
(実施の形態2)
上記実施の形態1で説明した本発明の人工浮島Aで、水生植物を植生させる場合について説明する。
【0060】
前記説明のように植栽基盤30の基盤面の水深位置を調節できる上記実施の形態1の人工浮島Aにおいては、植物体の一部が少なくとも水中に入る水生植物の生育に適している。植物としては、前掲の表1に記載の抽水植物、浮葉植物、沈水植物等の水生植物から適宜選択すればよい。
【0061】
本実施の形態で使用する人工浮島Aは、図5に示すように、前記図3に示す場合とほぼ同様に構成されている。枠状に中空パイプ10aを設けてフロート10を構成する。フロート10の水面上に露出する部分には、紫外線遮蔽部材50が設けられている。紫外線遮蔽部材50としては、例えば、層厚の薄いヤシマット50aを使用すればよい。
【0062】
紫外線遮蔽部材50には、合繊シート等の人工物を用いることも考えられるが、しかし、かかる部分は水面上に露出されるため、敢えて天然素材であるヤシマット50aを用いて、周囲景観との違和感が発生しないように考慮した。
【0063】
また、ヤシマット50aを用いることにより、昆虫等の棲息し易い環境を提供することもできる。
【0064】
フロート10には、硬質ネット20aをかご状に形成した支持体20が、その上縁側をフロート10の中空パイプ10aに巻き付けて取り付けられている。かかる支持体20には、下段に合繊マット31、上段にヤシマット32を設けた植栽基盤30が設けられている。ヤシマット32には、ポット33が設けられ、ポット33内にいれた土壌34に水生植物35が植栽されている。
【0065】
また、盤面高調節手段40の容器41内には、重り42が入れられ、この状態で容器41が人工浮島Aの4隅に着脱自在に吊り下げられている。盤面高調節手段40の重さにより、人工浮島Aの植栽基盤30の基盤面は、所定深度の水面下に水平になるように沈められている。
【0066】
かかる構成の人工浮島Aに水生植物35を植栽するには、例えば、人工浮島Aから盤面高調節手段40を取り外した状態で、植栽基盤30の盤面を水上に出した状態で、基盤面30上にひとが上陸して、水生植物35の苗を、予めヤシマット32上に用意しておいたポット33内の土壌34に植え付ければよい。
【0067】
植付け後、苗の頭が水面上に露出できる程度まで植栽基盤30の盤面高を、人工浮島Aに盤面高調節手段40を取付けて調節しながら水面下に沈める。その後、水生植物35の生育に伴い重量が増加して基盤面の深度が深くなってきたら、漸次盤面高調節手段40の重りを除いて、所定深度に盤面高が調節できるようにして人工浮島Aを浮かばせておけばよい。
【0068】
水性植物は、人工浮島Aの設置目的から、適当な植物を選定して使用すればよい。例えば、人工浮島Aに設けた植物の観賞を目的とする場合には、花の咲く植物の選定が一般的には好ましい。
【0069】
また、人工浮島Aに生育させた植物により、水質浄化を図ろうとする目的の場合には、ヨシ等を植栽し、植物の生長とともに水中の窒素、リン等を吸収させるようにすればよい。かかるヨシの場合には、定期的に刈り取りを行う必要がある。図5に示す人工浮島Aでは、フレーム21aが設けられているため、植栽基盤30の剛性が確保され、刈り取り等のように人が載って安全に作業を行うことができる。
【0070】
また、植栽基盤30の盤面水深を浅く設定して浮かせる場合には、水面上に硬質ネット20aが露出することとなる。かかる硬質ネット20a表面の紫外線遮蔽部材50として薄いヤシマット50aで覆えば、水の透過も自在に行え、透過性のない遮蔽シートとは異なり、有効に使用することができる。
【0071】
紫外線遮蔽部材50としては、勿論、かかるヤシマット50a以外の構成でも構わない。例えば、構成部材のフロート10、硬質ネット20aの表面に塗布して薄い被膜を形成させるようにしても一向に構わない。
【0072】
また、自然環境の復元を目的とする場合には、目標とする植生と調和させた植物の選定を行えばよい。
【0073】
尚、植栽基盤30に植栽した植物は、上記目的以外にも、昆虫等の生物の生育空間、餌の提供等の役割を担っているので、かかる点も考慮して選定すればよい。すなわち、人工浮島Aを浮かべようとする水環境における水生昆虫や、魚等の生育状況にプラスとなる方向性を有するものを選定するのが好ましい。
【0074】
このようにして、人工浮島Aの設置環境、設置目的に応じて選定した植物の苗を、植栽基盤30のポット33内に植えて生育する。苗が生長し、大きく生育するに従って、重量も増加するため人工浮島Aの植栽基盤30の基盤面の水深はそれにつれて深くなる。
【0075】
しかし、本発明の上記構成では、盤面高調節手段40が設けられているため、例えば、上記の如く、盤面高調節手段40を構成する容器41内から重りを取り除くことにより、基盤面の水深を一定に維持することができる。
【0076】
かかる植栽基盤30の盤面高を調節する手段を有していない構成では、植物の生育と共に植栽基盤30の基盤面の水深が漸次深くなり、場合によっては、植物の生育が大きく阻害されることとなり、適切な生育環境を確保することができず、人工浮島Aの設置目的が十分に達成できない虞れが発生する。
【0077】
(実施の形態3)
本実施の形態では、前記実施の形態1で説明した本発明の人工浮島Aを、陸生植物、抽水植物に適用する場合について説明する。
【0078】
本実施の形態の人工浮島Aは、図6に示すように、植栽基盤30のヤシマット32が水面より上に位置するように構成されている。
【0079】
すなわち、硬質ネット20aでかご状に形成された支持体20内に、前記実施の形態で説明したと同様に、合繊マット31、ヤシマット32を入れ、支持体20の下面をフレーム21で人が人工浮島Aに載って作業しても植栽基盤30が変形しないように構成されている。
【0080】
このように内部に合繊マット31、ヤシマット32を入れた硬質ネット20aからなる支持体20の下方側周囲に、図6に示すように、フロート10が設けられている。フロート10を下方に設けることにより、合繊マット31の上方側を水面上に出した状態に維持して、植栽基盤30のヤシマット32部分を完全に水面より上に位置させることができる。
【0081】
かかる構成を採用すれば、直接植物を植え込むヤシマット32が水に浸かることはなく、陸生植物あるいは抽水植物等の植栽植物36の生育環境が確保されることとなる。尚、植栽植物36として、例えば、抽水植物を選定する場合には、前掲の表1から選択してもよい。
【0082】
かかる植栽植物36は、前記実施の形態1と同様に、ヤシマット32に設けたポット33内の土壌34に苗、あるいは種を蒔く等して生育させればよい。
【0083】
尚、本実施の形態では、図5に示すように、植栽基盤30の基盤面を水面下に維持する必要がないため、盤面高調節手段40は設けられてない。
【0084】
(実施の形態4)
本実施の形態では、水生植物と陸生植物とを共存させる人工浮島Aの構成について説明する。前記実施の形態2、3で用いた人工浮島Aは、前記実施の形態1で説明した人工浮島Aにおける植栽基盤30の基盤面を一様に水面上に位置させるか、あるいは一様に水面下に位置させるかの構成であった。
【0085】
本実施の形態では、水生植物と陸生植物とを共存させる構成であるため、陸生植物の植栽域では植栽基盤30面が水上に、水生植物の植栽域では植栽基盤30面が水面下に位置するように設定する必要がある。
【0086】
そこで、本実施の形態では、図7に示すように、上方水平フレーム部21b、傾斜フレーム部21c、水中水平フレーム部21dからなる台形に組み上げたフレーム21a上に、硬質ネット20aで支持された植栽基盤30が設けられている。
【0087】
フロート10は、図7に示すように、フレーム21aの上方水平フレーム部21b側に設けられ、人工浮島Aを浮かべた状態で、上方水平フレーム部21bより下が水中に入るようになっている。傾斜フレーム部21cは、上方水平フレーム部21bから連続して水中に向けて斜め下方に向かうように形成されている。さらに、傾斜フレーム部21cより先が水中水平フレーム部21dに構成されている。
【0088】
かかるフレーム21aの上方水平フレーム部21b、傾斜フレーム部21c、水中水平フレーム部21dに合わせて、硬質ネット20aを底面側がほぼ段差状のかご状に形成した支持体20が設けられ、その状態で、支持体20内に植栽基盤30が設けられている。
【0089】
植栽基盤30は、図7に示すように、フレーム21aの上方水平フレーム部21bに対応して、植栽基盤水面上方部30a(30)が、前記実施の形態3で説明したと同様に水面上に位置している。かかる部分を、図中、区域aとして示した。
【0090】
区域aに続いて、フレーム21aの傾斜フレーム部21cに対応して、植栽基盤傾斜部30b(30)が、傾斜上端側は水面上に位置し、傾斜下端側は水中に位置するように斜めに設けられている。すなわち、水面上から水中へ向けて遷移状態に形成されている。かかる部分を、図中、区域bとして示した。
【0091】
区域bに続いて、植栽基盤水中部30cが、前記実施の形態2で説明したと同様の水深位置で、横方向に延設されている。かかる部分を、図中、区域cで示した。
【0092】
尚、植栽基盤30は、説明上、植栽基盤水面上方部30a、植栽基盤傾斜部30b、植栽基盤水中部30cとして区分しているが、実際には、合繊マット31、ヤシマット32を硬質ネット20aの段差底面に合わせて設けることにより、一体に形成しておけばよい。勿論、植栽基盤30を適宜分割しておき、これを隣接設置するようにして全体形成を行うようにしてもよい。
【0093】
区域aに対応する植栽基盤水面上方部30aには、ヤシマット31に設けたポット33内の土壌34に陸生植物37が生育させられている。
【0094】
区域bに対応する植栽基盤傾斜部30bでは、ヤシマット31のポット33内には、抽水植物38が生育させられている。
【0095】
区域cに対応する植栽基盤水中部30cでは、ヤシマット31のポット33内には、水生植物35が生育させられている。
【0096】
このようにして、本実施の形態の人工浮島Aの構成では、これまでの浮島の構成とは異なり、陸生植物から水生植物までを、植栽基盤30を水面上から水中に向けて斜めに設けることにより、共存させることができる。
【0097】
本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で必要に応じて変更してもよい。
【0098】
【発明の効果】
本発明の人工浮島では、植栽基盤とフロートとを分離した構造を採用して、植栽基盤の周囲をフロートで囲み、また植栽基盤を支持する支持体を剛性付与部材で剛性を付与するようにしているため、植栽基盤を波等から保護することができ、かかる構成を採用しない場合に比べて、人工浮島の強度、耐久性を高くすることができる。
【0099】
本発明の人工浮島の構成では、中空パイプフレームを採用しているため、発泡スチロール等の発泡材を使用する場合とは異なり、長期間使用に際しても浮力が低下する心配がない。
【0100】
本発明では、植栽種に応じて植栽基盤表面の地盤高を調整できるため、植栽種に応じた適切な生育環境の設定が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の人工浮島の一例を示す断面図である。
【図2】(A)はフロートに支持体を設けた様子を示す斜視図であり、(B)はフロートとフレームとの位置関係を示した説明図である。
【図3】(A)は、植栽基盤にポットを設けた構成を示す人工浮島の断面図であり、(B)はその様子を示す平面図である。
【図4】フレームの変形例を示す説明図である。
【図5】本発明の人工浮島に水生植物を植栽した状況を示す断面図である。
【図6】本発明の人工浮島に陸生植物、抽水植物等の植栽植物を植栽した状況を示す断面図である。
【図7】本発明の人工浮島に陸生植物、抽水植物、水生植物を共生させた植栽状況を示す断面図である。
【符号の説明】
10   フロート
10a  中空パイプ
20   支持体
20a  硬質ネット
21   剛性付与部材
21a  フレーム
21b  上方水平フレーム部
21c  傾斜フレーム部
21d  水中水平フレーム部
30   植栽基盤
30a  植採基盤水面上方部
30b  植採基盤傾斜部
30c  植採基盤水中部
31   合繊マット
32   ヤシマット
33   ポット
34   土壌
35   水生植物
36   植採植物
37   陸生植物
38   抽水植物
40   盤面高調節手段
41   容器
42   重り
50   紫外線遮蔽部材
50a  ヤシマット
A    人工浮島
a    区域
b    区域
c    区域

Claims (6)

  1. 植生を有し、水に浮かべられる人工浮島であって、
    前記人工浮島を浮かせるフロートと、
    前記フロートに囲まれ、植栽を行う植栽基盤と、
    前記フロートに設けられ、前記植栽基盤を支持する支持体と、
    前記植栽基盤に剛性を付与する剛性付与部材とを有することを特徴とする人工浮島。
  2. 植生を有し、水に浮かべられる人工浮島であって、
    前記人工浮島を浮かせるフロートと、
    前記フロートに囲まれ、植栽を行う植栽基盤と、
    前記フロートに設けられ、前記植栽基盤を支持する支持体と、
    前記植栽基盤の設置高さを調節する盤面高調節手段とを有することを特徴とする人工浮島。
  3. 請求項2記載の人工浮島において、
    前記植栽基盤に剛性を付与する剛性付与部材を有することを特徴とする人工浮島。
  4. 水に浮かべられる人工浮島における植生の管理方法であって、
    植物を植栽する植栽基盤の基盤面を、前記植物の植栽状況に伴う重量変化にかかわらず、所定高さに維持することを特徴とする人工浮島における植生管理方法。
  5. 請求項4記載の人工浮島における植生の管理方法において、
    前記植栽基盤の基盤面を所定高さに維持するには、前記人工浮島に設けた重りを、前記植物の植栽状況に伴う重量変化に見合った分、増減することにより行うことを特徴とする人工浮島における植生管理方法。
  6. 請求項4記載の人工浮島における植生の管理方法において、
    前記植栽基盤の基盤面を所定高さに維持するには、前記人工浮島を構成するフロートに設けた植栽基盤の支持体を、前記植物の植栽状況の変化に伴う重量変化に見合った前記植栽基盤の水深変化分、前記フロートに対して上下動させることを特徴とする人工浮島における植生管理方法。
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