JP6347878B1 - 育苗システム、浮き材 - Google Patents

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Abstract

【課題】灌水を不要にすることができ、かつ、育苗箱の部位間で生育差を生じにくくすることができる、有機栽培により育苗を行うシステム、そのシステムに用いる浮き材、及び方法を提供する。【解決手段】育苗システム1は、水が入れられるプール2と、そのプール2に浮かべた状態で育苗箱4を支持するように設けられ、育苗箱4の底面42が浸水するように浮力が調整されたフロート3と、プール2の水を回収する回収手段5と、回収した水を入れる曝気槽6と、曝気層6の水に酸素を供給する装置7と、曝気槽6の水をプール2に送る送水管8とを備える。フロート3は、育苗箱4の底面42の外周部が載置される外周載置部35と、育苗箱4の側面の全周を取り囲むように設けられる側壁部31と、外周載置部35の内側に下面まで貫通するように形成された開口36とを有する。曝気槽6には適宜、有機資材及びこれを分解する微生物が追加される。【選択図】図1

Description

本発明は、有機栽培により育苗を行うシステム及び浮き材に関する。
水稲の育苗箱を発砲スチロール板に載せ、育苗箱の重みで底面部分だけを浸水するようにプールに浮かべて育苗を行う方法の提案がある(非特許文献1参照)。この方法によれば灌水を不要にできるなどの長所がある。
"浮き楽栽培法"、[online]、2017年5月9日、広島県、[平成29年7月25日検索]、インターネット<URL:http://www.pref.hiroshima.lg.jp/soshiki/30/ukiraku.html>
ところで、有機栽培により育苗を行う場合、有機栽培では農薬(防虫剤、除草剤など)の使用を控える必要があるので、育苗箱での段階で、雑草に負けない十分な大きさの苗を育成する必要がある。ところが、非特許文献1の方法を有機栽培に適用した場合、大きな苗を育てる過程において、育苗箱の外周側と中心側との間で苗の生育に差が生じてしまうという問題がある。具体的には、育苗箱の外周側に比べて中心側の方が苗の生育が劣るという問題がある。
本発明は上記問題に鑑みてなされ、灌水を不要にすることができ、かつ、育苗箱の部位間で生育差を生じにくくすることができる、有機栽培により育苗を行うシステム及びそのシステムに用いる浮き材を提供することを課題とする。
本発明者は、非特許文献1の方法では、苗の根が発砲スチロール板に遮られることで根が互いに絡み合うこと、および発泡スチロール板に固着することで、養分を含んだ水が育苗箱の中心側に届きにくいことが原因で、外周側に比べて中心側の生育が劣ると考え、本発明を完成させた。
すなわち、本発明の育苗システムは、
水が入れられる栽培槽と、
前記栽培槽の水に浮かべた状態で、栽培対象植物の種が蒔かれたを入れた育苗箱を支持するように設けられ、前記育苗箱の底面が前記栽培槽の水に浸るように浮力が調整された浮き材とを備え、
前記育苗箱の底面には孔が形成されており、
前記浮き材は、上下方向に面した両表面に前記育苗箱を配置可能な凹部が形成されており、
前記凹部の底部は、前記育苗箱の底面の外周部全周が載置される外周載置部と、前記外周載置部の内側の全領域が反対側の前記凹部まで貫通した開口とを有しており、
前記凹部の側壁部は前記育苗箱の側面の全周を取り囲むように設けられており、
有機資材を肥料として育苗を行うことを特徴とする。
本発明によれば、水が入れられた栽培槽に、育苗箱を底面を浸水させた状態で浮かべるので、灌水を不要にできる。また、育苗箱の底面が水に開放されているので、育苗箱の中心側にも養分を含む水を届きやすくできる。これにより、育苗箱の部位間で生育差を生じにくくすることができる。
また、本発明の浮き材は、
水に浮かべた状態で、栽培対象植物の種が蒔かれたを入れた育苗箱を支持するように設けられ、前記育苗箱の底面が水に浸るように浮力が調整された浮き材であって、
前記育苗箱の底面には孔が形成されており、
前記浮き材は、上下方向に面した両表面に前記育苗箱を配置可能な凹部が形成されており、
前記凹部の底部は、前記育苗箱の底面の外周部全周が載置される外周載置部と、前記外周載置部の内側の全領域が反対側の前記凹部まで貫通した開口とを有しており、
前記凹部の側壁部は前記育苗箱の側面の全周を取り囲むように設けられたことを特徴とする。
本発明の浮き材を用いて育苗箱を水に浮かべて育苗を行うことで、上記育苗システムと同様の効果が得られる。
育苗システムの全体構成を示した図である。 プールの構成を示した図である。 フロートの斜視図である。 フロートを図3のA方向から見た側面図である。 フロートを図3のB方向から見た側面図である。 フロートを図3のC方向から見た平面図である。 育苗箱の斜視図である。 育苗箱を図7のA方向から見た側面図である。 育苗箱を図7のB方向から見た側面図である。 育苗箱を図7のC方向から見た平面図である。 比較例の育苗システムを示した図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照しながら説明する。図1に示す育苗システム1は、水が入れられたプール2と、プール2に水稲の育苗箱4を浮かべるためのフロート3(浮き材)とを備える。プール2は、図2に示すように枠21とシート22とを備える。枠21は、プール2の側壁を構成する部材であって地面400に立てるように設けられる。枠21は上から見て所定サイズの領域を取り囲むように設けられる。枠21を上から見たときの形状は例えば長方形とすることができるが、長方形以外の形状であっても良い。上記所定サイズは、所定数のフロート3を枠21内の領域に入れることができるように定められる。なお、枠21は、金属であっても良いし、樹脂であっても良いし、木材であっても良い。
シート22は、柔軟性を有し、かつ、水を通さない材質(例えばポリエチレンなど)にて形成される。シート22は、枠21の上端全周に掛けられて、その上端から枠21の内周面を伝って、枠21内の地面400を覆うように設けられる。なお、プール2が本発明の栽培槽に相当する。
フロート3は、育苗箱4の重力によっても水に浮くことができる材質にて形成され、具体的には、XPS(Extruded Polystyrene、押出法発泡ポリスチレン)(いわゆるスタイロフォーム(登録商標))、EPS(Expanded Polystyrene、ビーズ法発泡スチロール)等の発泡材にて形成される。本実施形態では、フロート3は全ての部位が発泡材で形成されているが、一部を発泡材以外の材質(樹脂など)で形成されたとしても良い。
図3〜図6に示すように、フロート3は、3つの四角形枠体31〜33が積層されるように形成されている。枠体31〜33は接着剤、テープ等により固定されることで一体化されている。各枠体31〜33の平面視での外形(図3のC方向から見たときの外形)は、互いに同一形状であり、具体的には図6に示すように長方形状となっている。枠体31〜33は、図6の方向で見て外形線が互いに一致するように積層されている。枠体31〜33が積層されることで、フロート3は全体として浮き輪のような形状となっている。
また、各枠体31〜33は、図4の方向(図3のA方向)から見て、高さ方向に短辺を有し、水平方向に長辺を有した長方形状に形成されている。また、各枠体31〜33は、図5の方向(図3のB方向)から見て、高さ方向に短辺を有し、水平方向に長辺を有した長方形状に形成されている。また、各枠体31〜33の高さd3、d4、d5(図4、図5参照)は互いに同じ値に設定されたとしても良いし、異なる値に設定されたとしても良い。本実施形態では、高さd3、d4、d5は互いに同じ値に設定されている。
また、各枠体31〜33は図6の方向(図3のC方向)から見て額縁状に形成されている。すなわち、枠体31〜33には、長方形状の外周線に平行な内周線を形成する、表面から裏面までを貫通する長方形状の開口34、36、38が形成されている(図1も参照)。フロート3の一方の表面側に位置する第1の枠体31は、外周線と内周線との間の幅が周方向に沿ったどの位置でも同じ(均一)となるように開口34が形成されている。すなわち、第1の枠体31の、長辺方向に延びた2つの部分の幅d7、d8及び短辺方向に延びた2つの部分の幅d9、d10は互いに同じ値に設定されている。
また、第1の枠体31の開口34は、育苗箱4のサイズと同等又はそのサイズよりも若干大きい値に設定されている。すなわち、開口34の長辺方向の幅(d13+d14+d15)(図6参照)は、育苗箱4の長辺方向の幅d17(図10参照)と同等又は若干大きい値に設定されている。開口34の短辺方向の幅(d11+d12+d16)(図6参照)は、育苗箱4の短辺方向の幅d18(図10参照)と同等又は若干大きい値に設定されている。
真ん中に位置する第2の枠体32も、外周線と内周線との間の幅が周方向のどの位置でも同じ(均一)となるように開口36が形成されている。すなわち、図6に示すように、第2の枠体32の、長辺方向に延びた2つの部分の幅(d7+d11)、(d8+d12)及び短辺方向に延びた2つの部分の幅(d9+d13)、(d10+d14)は互いに同じ値に設定されている。
また、第2の枠体32の開口36は、第1の枠体31の開口34よりも小さく、且つ、育苗箱4のサイズより若干小さい値に設定されている。すなわち、開口36の長辺方向の幅d15(図6参照)は、開口34の長辺方向の幅(d13+d14+d15)より小さく、且つ、育苗箱4の長辺方向の幅d17(図10参照)より若干小さい値に設定されている。開口36の短辺方向の幅d16(図6参照)は、開口34の短辺方向の幅(d11+d12+d16)より小さく、且つ、育苗箱4の短辺方向の幅d18(図10参照)より若干小さい値に設定されている。
また、フロート3の他方の表面側に位置する第3の枠体33の開口38(図1参照)は、第1の枠体31の開口34と同じ形状、同じサイズに形成されている。すなわち、第3の枠体33の、長辺方向に延びた2つの部分の幅及び短辺方向に延びた2つの部分の幅は互いに同じ値に設定され、且つ、第1の枠体31の幅d7、d8、d9、d10と同じ値に設定されている。
第2の枠体32の開口36が第1の枠体31の開口34より小さいことで、図6に示すように、開口34の内側には第2の枠体32の上面の一部35が露出する。この部分35は、育苗箱4の底面の外周部が載置される部分であり、以下では外周載置部と称する。外周載置部35は、長方形状の外周線及び内周線を有した形状(つまり額縁状)に形成される。また、外周載置部35は、外周線と内周線との間の幅が周方向のどの位置でも同じ(均一)となる形状に形成されている。すなわち、外周載置部35の、長辺方向に延びた2つの部分353、354の幅d11、d12(図6参照)及び短辺方向に延びた2つの部分351、352の幅d13、d14は互いに同じ値に設定されている。
第1の枠体31の開口34及び外周載置部35により、フロート3の上面には、育苗箱4を載置するための凹部37(図1、図3参照)が形成される。この凹部37の側面が開口34の内周面であり、凹部37の底部が外周載置部35である。外周載置部35の内側に開口36が位置する。
第3の枠体33の開口38(図1参照)は第1の枠体31の開口34と同じ形状、同じサイズに形成されることで、フロート3の下面にも、開口34及び外周載置部35による凹部37と同じ形状の凹部が形成される。以下、開口38を凹部という場合もある。
フロート3は、両表面に形成された凹部37、38の一方が上を向き、他方が下(プール2の水の方)を向くように、プール2の水に浮かべられる。すなわち、フロート3は、プール2の水位変化に連動して高さ方向に変動するように設けられる。さらに言い換えると、フロート3は、フロート3の上端と、プール2の水面との位置関係が、プール2の水位にかかわらず一定となるように設けられる。なお、図1では、凹部37が上を向き、凹部38が下を向くようにフロート3が設けられた例を示している。
図1に示すように、凹部37には、水稲の種が蒔かれた培地(土)を入れた育苗箱4が載置される。このとき、育苗箱4の底面42(言い換えると、培地の底)がプール2の水に浸り、かつ、育苗箱4の上端(言い換えると培地の上面)が水に浸からないように、つまり、育苗箱4の底面42と上端の中間の位置まで水浸するようにフロート3の浮力が調整されている。つまり、フロート3の各部の幅d1〜d16(図4〜図6)は、育苗箱4のサイズに加えて、育苗箱4を載置した状態で所望の浮力が得られるように設定されている。例えば、d1=700mm、d2=75mm、d3=d4=d5=25mm、d6=400mm、d7=d8=d9=d10=40mm、d11=d12=d13=d14=40mm、d15=540mm、d16=240mmとすることができる。なお、フロート3は、上記非特許文献1と同様の平板状フロートを用いたときと同様の浮力が得られるように形成されている。このように、フロート3は、プール2の水に半浸水させる形態で育苗箱4を支持する。なお、フロート3と育苗箱4は別体として設けられており、一体化されているわけではない。なお、フロート3が本発明の浮き材に相当する。
育苗箱4は、図7〜図10に示すように、側壁部41と底面42とを有する。側壁部41は、図10の平面視で見て(図7のC方向から見て)長方形の額縁状に形成される。つまり、側壁部41は、互いに対向する直線状の2つの長辺部411と、その長辺部411の端部に接続されて、長辺部411と直角な方向に直線状に延びた、互いに対向する2つの短辺部412とを有する。長辺部411は、図8の方向(図7のA方向)から見て細長長方形状に形成される。短辺部412は、図9の方向(図7のB方向)から見て細長長方形状に形成される。底面42は、側壁部41の下端に接続されて、側壁部41で囲まれた空間の下側を閉塞するように設けられる。また、底面42には、多数の孔43が網点状に形成されている。これら孔43は底面42の全体に亘って形成されている。育苗箱4の材質は例えばプラスチック製とすることができる。
育苗箱4は、田植え機に設置することができるように、田植え機の規格に合った形状に形成されている。すなわち、育苗箱4の各部の幅d17〜d25(図8〜図10参照)は田植え機の規格に合った値に設定されており、具体的には例えばd17=600mm、d18=300mm、d19=30mm、d20=d21=d22=d23=10mm、d24=580mm、d25=280mmとすることができる。
図1の説明に戻って、育苗システム1は、さらに、プール2の水を回収する回収手段5と、回収手段5が回収した水を入れる曝気槽6と、曝気槽6の水に酸素を供給する酸素供給装置7と、曝気槽6の水をプール2に送る送水手段8とを備える。
回収手段5は、プール2の水を吸い上げるポンプ51と、ポンプ51により吸い上げられた水を曝気槽6まで送る回収管52とを有する。図1の例では、ポンプ51は、プール2の浸漬されるように設けられるが、プール2外に設けられたとしても良い。回収管52は柔軟性を有する材質にて管状に形成されており、一端がポンプ51に接続され、他端が曝気槽6に接続されている。また、ポンプ51による水の吸い上げ位置は、例えばプール2の端に近い位置に設定される。なお、ポンプ51による水の吸い上げが行われている時も、フロート3及び育苗箱4はプール2の水に浮いた状態を維持する。
曝気槽6は、プール2の近くに設けられて、回収手段5が回収した水を改善させる処理(曝気及び肥料追加)が行われる槽である。なお、曝気槽6が本発明の処理槽に相当する。
酸素供給装置7は、曝気槽6の水中に酸素(空気)を送り込む処理、つまり曝気(エアレーションともいう)を行う装置である。酸素供給装置7は、酸素を送り込む本体71と、一端が本体71に接続され他端が曝気槽6の水中に浸漬するように設けられる管72とを有する。酸素供給装置7は、本体71からの酸素を管72を通じて曝気槽6の水中に送り込む。なお、酸素供給装置7が本発明の酸素供給手段に相当する。
送水手段8は、曝気槽6とプール2とを接続する送水管として構成される。送水管8は、柔軟性を有する材質にて管状に形成される。送水管8の一端が曝気槽6に内部の水と導通するように接続され、他端がプール2の水に浸漬するように設けられる。このとき、送水管8は、プール2における回収手段5の設置位置(ポンプ51による水の吸い上げ位置)とは反対側に水を送るように設けられる。つまり、送水管8のプール2に接続される端部は、プール2の、回収手段5が設置された側の端よりも、反対側に端に寄った位置に設けられる。
また、送水管8は、曝気槽6の水圧により自動的に(つまりポンプを用いなくても)曝気槽6の水がプール2に送られるように設けられる。具体的には、送水管8と曝気槽6との接続部61は、曝気槽6の水がプール2に自動的に送られる水圧が得られる位置、かつ、プール2の上端よりも高い位置に設けられる。これによれば、ポンプを設けなくても、曝気槽6の水圧及び重力により自動的に曝気槽6の水をプール2に送ることができる。なお、送水管8によるプール2への単位時間当たりの送水量は、回収手段5による水の単位時間当たりの回収量と同程度に設定されている。
以上が育苗システム1の構成である。次に、育苗システム1を用いて有機栽培により苗を育成する方法を説明する。
所望の場所にプール2(枠21及びシート22)を設置して、プール2に水を入れる。また、育苗箱4に、肥料としての有機資材(動物性、植物性の資材(堆肥、鶏糞、牛糞、魚粉、骨粉、油かすなど))及びその有機資材を植物が吸収できる形態に分解する(無機化させる)微生物を含んだ水稲用の培地(土)を床土として入れる。その床土の上に水稲の種を蒔く。その後、覆土を行う。育苗箱4に入れる培地の量は、例えば育苗箱4の上端近くに達する量とすることができるが、上端に達しない量であっても良い。
育苗箱4の個数分、フロート3を準備して、各フロート3の凹部37に、培地を入れた育苗箱4を載置する。育苗箱4を載置した各フロート3をプール2の水に浮かべる。なお、育苗箱4をプール2に設置するタイミングは、播種後、出芽前のタイミングであっても良いし、出芽後のタイミングであっても良い。出芽後に育苗箱4をプール2に設置する場合には、育苗箱4は、出芽に適した環境に調整された室に配置されて、この室にて出芽までの育成を行う。
育苗箱4をプール2に設置した以降では、ポンプ51及び酸素供給装置7を作動させて、プール2の水を回収して、曝気槽6において回収した水に酸素を供給し、酸素を含んだ水をプール2に戻す。つまり、プール2の水を、プール2→曝気槽6→プール2の経路で循環させる。このとき、プール2の水が例えば1日に所定回数(例えば1回、2回程度)、曝気後の水に入れ替わるように、ポンプ51による水の吸い上げ量及び送水管8による送水量が設定される。
また、予め定められたタイミングで、曝気槽6の水に有機資材及びこれを無機化するよう分解する微生物を追加する。曝気槽6に有機資材及び微生物を追加した場合には、分解を進めるために追加してからある程度の時間、曝気槽6からプール2への送水を止めるのが好ましい。これによれば、曝気槽6にて有機資材を無機化させてからプール2に水を送ることができ、プール2において有機資材による腐敗臭の発生を抑制できる。曝気槽6からプール2への送水を止める方法は、例えばポンプ51を停止させても良いし、送水管8の流路を開閉する手動式の開閉部を設けてその開閉部を手動で閉じるようにしても良い。なお、曝気槽6に入れる前に予め有機資材を微生物により分解させておき、分解後の肥料を曝気槽6に追加しても良い。
また、プール2の水は蒸発して減った場合には、適宜、曝気槽6に新しい水を追加する。
プール2での育苗は、化学肥料及び農薬を用いずに行う。また、灌水は行わない。
プール2での育苗は、苗が予め定められた背丈まで生育した時に終了する。化学肥料及び農薬を用いた育苗では、苗の背丈が10cm〜15cmとなるまで生育させた後、水田に移植するが、有機栽培の場合には、10cm〜15cm以上の背丈まで生育させた後に水田に移植するのが好ましい。苗が所望の高さまで生育した時に、育苗箱4をフロート3から取り外し、取り外した育苗箱4を田植え機にセットする。そして、この田植え機により、育苗箱4の苗を、水田に移植する。水田に移植後、有機栽培により稲を育成する。
以下、本実施形態の効果を説明する。本実施形態では、プール2に育苗箱4を浮かべて育苗を行うので灌水を不要にできる。
また、フロート3には、育苗箱4の底面(外周部以外の部分の全部)を露出(プール2の水に開放)させる開口36が形成されているので、育苗箱4の底面42に形成された孔43を通って伸びる苗の根100(図1参照)は、フロート3に遮られることなく、水中に伸びていく。これによって、育苗箱4の中心側、外周側ともに、水に含まれた養分を苗に吸収させやすくできる。よって、図1に示すように、育苗箱4の中心側の苗101と外周側の苗102との間で生育差が生じるのを抑制できる。育苗箱4の部位間での生育差を抑制できることで、苗の背丈がより高くなるまでプール2で生育させることができる(つまり長期栽培が可能)。これによって、農薬の使用を控える有機栽培において、雑草に負けない程度に背丈が伸びた苗をプール2にて生育させることができる。
また、苗の根100がフロート3に固着してしまうのを抑制できる。これによって、育苗箱4をフロート3から容易に取り外すことができる。
また、フロート3には、育苗箱4の側面の全周を取り囲む側壁部(図1の例では第1の枠体31)が設けられているので、育苗箱4がフロート3上で水平方向に動いてしまうのを抑制でき、また育苗箱4がフロート3から落ちてしまうのを抑制できる。また、フロート3に側壁部31が設けられることで、育苗箱4の底面42を露出させつつ、非特許文献1の平板状フロートを用いたときと同様の浮力を得やすくできる。また、この側壁部31の高さを変えることで、フロート3の浮力を容易に調整できる。
また、育苗箱4は、フロート3の外周載置部35により、外周部の全周が支持されるので、培地の重みで育苗箱4が撓んでしまうのを抑制できる。また、育苗箱4に対して均一にフロート3からの浮力を作用させることができ、育苗箱4を水平に支持しやすくできる(育苗箱4が傾いてしまうのを抑制できる)。
また、フロート3の、開口34、35、38(図1参照)を取り囲んだ部位(第1の枠体31、第2の枠体32、第3の枠体33)の水平方向の幅(図6のd7〜d14)は互いに同じ値に設定されている。つまり、外周載置部35の幅d11〜d14(図6参照)は互いに同じ値であり、また第1の枠体31の平面視での幅d7〜d10(図6参照)は互いに同じ値であり、第3の枠体33の平面視での幅(図示外)も互いに同じ値である。これにより、育苗箱4に対して均一にフロート3からの浮力を作用させることができ、育苗箱4を水平に支持しやすくできる(育苗箱4が傾いてしまうのを抑制できる)。
また、フロート3には両表面に、育苗箱4のサイズに合った凹部37、38(図1参照)が形成されているので、どちらの表面を上にしても育苗箱4をフロート3に載せることができる。つまり、フロート3の上面、下面を区別しなくても良いので、フロート3の取り扱いが容易になる。
また、フロート3と育苗箱4とは別体で構成されているので、フロート3に育苗箱4を載せるだけで、育苗箱4をプール2に浮かべることができるし、育苗後、育苗箱4を田植え機に容易にセットすることができる。
また、プール2の水は、曝気槽6において曝気、追肥した後に、再びプール2に戻るように循環するので、育苗に必要な養分が不足するのを抑制できるとともに、曝気により微生物による有機資材の分解を促進させることができる。換言すると、酸素不足により微生物による有機資材の分解が停滞してしまうのを抑制できる。これによって、有機資材の分解が停滞することによる腐敗臭の発生や虫がわいてしまうのを抑制できる。また、プール2の水が流動することで、水に含まれた養分を苗に吸収させやすくできる。
また、プール2の外(曝気槽6)で曝気を行うことで、プール2の水が波立ってしまうのを抑制できる。また、プール2の外(曝気槽6)で追肥を行うことで、微生物により有機資材をある程度分解させたうえでプール2に養分を供給でき、プール2での腐敗臭の発生を抑制できる。
また、曝気槽6からプール2への送水は、ポンプを使わず、自然の力(曝気槽6の水圧、重力)を利用して行うので、送水手段8の構成を簡素にできる。
また、プール2におけるポンプ51による水の吸い上げ位置と、送水管8による送水位置とが互いに反対側に位置しているので、プール2の全体に対して水の流動を作りやすくできる。これによって、プール2に複数の育苗箱4を浮かべる場合に、各育苗箱4に対して均一に流動した養分を供給することができる。また、送水管8から送られてきた新しい水が直ぐにポンプ51で吸い上げられてしまうのを抑制できる。
また、プール2は、枠21及びシート22から構成されているので、整地しなくてもプール2を設置できる。
ここで、図11は比較例の育苗システムを示している。図11の育苗システムでは、非特許文献1のフロートと同様の平板状フロート200の上に育苗箱4を半浸水の形態で載置している点、プール2の水に対して曝気、循環を行っていない点、及びプール2に直接に追肥を行っている点が上記実施形態と異なっている。図11の構成では、フロート200によって苗の根が遮られてしまい、育苗箱4の外周側の苗302に比べて、中心側の苗301の生育が劣ってしまう。つまり、育苗箱4の部位間で生育差が生じてしまい、長期栽培には不適である。また、曝気を行っていないので、有機資材及び微生物をプール2の水に追加したとしても、酸素不足により、微生物による有機資材の分解が停滞してしまい、腐敗臭が生じてしまう。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではく、特許請求の範囲の記載を逸脱しない限度で種々の変更が可能である。例えば、上記実施形態では、フロート3に、育苗箱4の外周部の全周を支持する外周載置部35を設けた例を説明したが、育苗箱4の外周部の一部を支持する外周載置部を設けても良い。具体的には、図6において、例えば、外周載置部35のうち互いに対向する2つの長辺部353、354を無くして、互いに対向する2つの短辺部351、352で育苗箱4の外周部の短辺部を支持するようにしても良い。また、図6において、外周載置部35のうち互いに対向する2つの短辺部351、352を無くして、互いに対向する2つの長辺部353、354で育苗箱4の外周部の長辺部を支持するようにしても良い。
また、上記実施形態では、フロート3として第1〜第3の枠体31〜33の積層体を例示したが、少なくとも第2の枠体32と同様の形状を備えていれば良い。すなわち、第1、第3の枠体31、33を省略して第2の枠体32と同様の形状のみでフロートを構成しても良いし、第1の枠体31を省略して第2、第3の枠体32、33と同様の形状のみフロートを構成しても良いし、第3の枠体33を省略して第1、第2の枠体31、32と同様の形状のみでフロートを構成しても良い。この場合、第1〜第3の枠体31〜33の全部を備えていたときと同様の浮力となるように、フロートの厚さを調整すれば良い。
また、上記実施形態では、曝気槽6からプール2へ送水を自然の力(水圧、重力)を利用していたが、ポンプでその送水を行っても良い。
また、上記実施形態では、ポンプ51によりプール2から曝気槽6への送水を行っていたが、自然の力(水圧、重力)を利用してその送水を行っても良い。
また、上記実施形態では、3つの枠体31〜33を積層することでフロート3を構成していたが、切削加工によりフロート3と同様の形状のフロートを構成しても良い。また、上記実施形態では1つのフロート当たりに1つの育苗箱を支持する例を説明したが、1つのフロートで複数の育苗箱を支持するようにフロートを構成しても良い。
また、水稲以外の食用植物(例えば水耕栽培が可能な葉物野菜)の育苗に本発明を適用しても良い。
1 育苗システム
2 プール(栽培槽)
3 フロート(浮き材)
4 育苗箱
51 ポンプ(回収手段)
6 曝気槽(処理槽)
7 酸素供給装置(酸素供給手段)
8 送水管(送水手段)

Claims (12)

  1. 水が入れられる栽培槽と、
    前記栽培槽の水に浮かべた状態で、栽培対象植物の種が蒔かれた土を入れた育苗箱を支持するように設けられ、前記育苗箱の底面が前記栽培槽の水に浸るように浮力が調整された浮き材とを備え、
    前記育苗箱の底面には孔が形成されており、
    前記浮き材は、上下方向に面した両表面に前記育苗箱を配置可能な凹部が形成されており、
    前記凹部の底部は、前記育苗箱の底面の外周部全周が載置される外周載置部と、前記外周載置部の内側の全領域が反対側の前記凹部まで貫通した開口とを有しており、
    前記凹部の側壁部は前記育苗箱の側面の全周を取り囲むように設けられており、
    有機資材を肥料として育苗を行うことを特徴とする育苗システム。
  2. 前記栽培槽の水を回収する回収手段と、
    前記回収手段が回収した水を入れる処理槽と、
    前記処理槽の水に酸素を供給する酸素供給手段と、
    前記処理槽の水を前記栽培槽に送る送水手段とを備えることを特徴とする請求項1に記載の育苗システム。
  3. 前記処理槽には、有機資材及び有機資材を植物が吸収できる形態に分解する微生物が追加されることを特徴とする請求項2に記載の育苗システム。
  4. 前記送水手段は、前記処理槽に有機資材及び有機資材を植物が吸収できる形態に分解する微生物が追加された際には、追加された有機資材の分解が進行するまで前記栽培槽への送水を停止することを特徴とする請求項3に記載の育苗システム。
  5. 前記回収手段は、前記栽培槽と前記処理槽とを接続する回収管と、その回収管を通じて前記栽培槽の水を前記処理槽に送るポンプとを備えることを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載の育苗システム。
  6. 前記送水手段は前記処理槽と前記栽培槽とを接続する送水管を備え、
    前記送水管は、前記処理槽の水圧により、前記処理槽から前記栽培槽に水が送られるように設けられたことを特徴とする請求項2〜5のいずれか1項に記載の育苗システム。
  7. 前記送水手段は、前記栽培槽における前記回収手段の設置位置と反対側に前記処理槽の水を送るように設けられることを特徴とする請求項2〜6のいずれか1項に記載の育苗システム。
  8. 前記栽培対象植物は水稲であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の育苗システム。
  9. 前記外周載置部は、平面視で見て長方形状の外周線及び内周線を有した形状に形成されており、それら外周線と内周線との間の幅が周方向のどの位置でも同じであり、
    前記側壁部は、平面視で見て長方形状の外周線及び内周線を有した形状に形成されており、それら外周線と内周線との間の幅が周方向のどの位置でも同じであることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の育苗システム。
  10. 水に浮かべた状態で、栽培対象植物の種が蒔かれた土を入れた育苗箱を支持するように設けられ、前記育苗箱の底面が水に浸るように浮力が調整された浮き材であって、
    前記育苗箱の底面には孔が形成されており、
    前記浮き材は、上下方向に面した両表面に前記育苗箱を配置可能な凹部が形成されており、
    前記凹部の底部は、前記育苗箱の底面の外周部全周が載置される外周載置部と、前記外周載置部の内側の全領域が反対側の前記凹部まで貫通した開口とを有しており、
    前記凹部の側壁部は前記育苗箱の側面の全周を取り囲むように設けられたことを特徴とする浮き材。
  11. 前記栽培対象植物は水稲であることを特徴とする請求項10に記載の浮き材。
  12. 前記外周載置部は、平面視で見て長方形状の外周線及び内周線を有した形状に形成されており、それら外周線と内周線との間の幅が周方向のどの位置でも同じであり、
    前記側壁部は、平面視で見て長方形状の外周線及び内周線を有した形状に形成されており、それら外周線と内周線との間の幅が周方向のどの位置でも同じであることを特徴とする請求項10又は11に記載の浮き材。
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