JP2002125495A - 溶液栽培装置 - Google Patents

溶液栽培装置

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JP2002125495A
JP2002125495A JP2000330341A JP2000330341A JP2002125495A JP 2002125495 A JP2002125495 A JP 2002125495A JP 2000330341 A JP2000330341 A JP 2000330341A JP 2000330341 A JP2000330341 A JP 2000330341A JP 2002125495 A JP2002125495 A JP 2002125495A
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Eiichi Shibuya
栄一 渋谷
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IBARAKIKEN KEIZAI NOGYO KYODO KUMIAI RENGOKAI
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IBARAKIKEN KEIZAI NOGYO KYODO KUMIAI RENGOKAI
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    • Y02P60/216

Landscapes

  • Cultivation Of Plants (AREA)
  • Hydroponics (AREA)
  • Biological Depolymerization Polymers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 植物を栽培する設備を簡単に設置し、手数を
かけずに稼働させ、さらに簡単に撤去する。 【解決手段】 養液栽培装置は、底に樋状の廃液溝4を
有する長尺な培土容器1と、この培土容器1に充填され
た栽培床2と、この栽培床2に植生された植物6の根の
周囲を透水遮根シートで囲んでなる透水遮根ポット5
と、前記栽培床2に灌水する養液を蓄える養液タンク1
0と、この養液タンク10から養液を汲み上げるポンプ
14と、前記栽培床2の上に配管され、前記ポンプ14
で汲み上げられた養液を前記透水遮根ポット5内の栽培
床2またはその付近の栽培床2に灌水する灌水チューブ
9と、栽培床2から培土容器1の廃液溝4に落ちた養液
を養液タンク10に戻す廃液パイプ15とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、植物を栽培床に植
生し、栽培床に養液を灌水し、野菜や花等の植物を栽培
する養液栽培装置に関する。特に、設置と撤去が容易で
あり、そのため、毎年一時期に使用される水稲の育苗用
温室等の不使用期間を利用して養液栽培をするのに好適
な養液栽培装置に関する。
【0002】
【従来の技術】稲作農家やその生産者組合等の団体で
は、田植機による田植え用に稲苗を播種、栽培するため
の育苗施設を保有していることが多い。このような育苗
施設は、一部の温暖地域を除き、いわゆるビニールハウ
スやパイプハウス等と呼ばれる温室であり、その中でト
レイ状の苗床の稲の種子を播種し、育苗する。
【0003】このような稲の育苗施設は、例えば北関東
地方では、3〜5月期に使用され、稲苗の育苗がされる
が、その後翌年の育苗期まで使用されずに遊んでいるこ
とが多い。その理由は、育苗の終了から翌年の育苗期ま
でに育苗施設内で他の作物を栽培することが困難である
ことによる。例えば、育苗の終了から翌年の育苗期まで
に育苗施設内で野菜等の他の作物を栽培すると想定した
場合、その栽培のため育苗施設内の耕地を整備しなけれ
ばならず、また翌年の育苗期までには、その耕地を撤去
し、育苗の用に供することが出来るように、現状に復さ
なければならない。そのため、水稲の育苗と他の作物と
の転換に多大な労力と資材を必要とし、農業経営上全く
採算がとれないからである。
【0004】耕地を使用しない野菜等の栽培法として、
ロックウール等の無機繊維からなる栽培床を使用し、こ
れに養液を点滴灌水或いは毛細管により汲み上げる底面
灌水を行う、いわゆる水耕栽培や養液栽培と呼ばれる栽
培法がある。従来のこのような水耕栽培や養液栽培は、
或る程度工業的な品質管理が可能な野菜の栽培法として
注目され、普及するに至っている。しかし、何れも大規
模な設備を必要とし、恒久的な設備の設置を前提とした
栽培法であり、通年行われるものである。
【0005】
【発明が解決しようとしている課題】農業のみによって
生計をたてない、いわゆる兼業農家が多い実状のなか
で、より手数のかからない農作業が求められている。ま
た一方で、施設の償却費用を回収するため、年間を通じ
て施設を有効利用することも求められている。例えば、
前述した稲の育苗施設の実稼働期間が3ヶ月程度である
ことも稲作農家においては、負の要素となる。
【0006】しかしながら、稲の育苗施設の育苗期以外
の利用については前述したように多くの課題があり、そ
の年間を通じての有効利用はなされていないのが現実で
ある。既に述べた理由から、稲の育苗施設を育苗期以外
の期間利用するには、栽培設備の設置と撤去が容易に行
え、なお且つ設備費用が廉価で済み、維持、管理に大き
な手数がかからずに、付加価値の大きい作物を栽培でき
ることが条件となる。現在ではそのような要請を満たす
栽培設備は存在していない。例えば、ロックウール等の
無機繊維からなる栽培床を使用した水耕栽培や養液栽培
では、栽培床が不燃物であるため、使用の後の栽培床を
産業廃棄物として処理しなければならず、廃材処分の問
題でも課題が多い。
【0007】本発明は、前記従来における稲の育苗施設
に代表される実稼働期間が短い温室設備を有効に利用で
きない課題に鑑み、本来の目的で温室設備を使用する期
間以外でも、その温室設備を他の植物の栽培に簡便に使
用することができるようにすることを目的とする。その
ため、植物を栽培する設備を簡単に設置し、手数をかけ
ずに稼働させ、さらに簡単に撤去することが可能な栽培
設備を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、本発明では、極めて限定した資材だけで養液栽培を
可能とすることで、温室内での設備の設置や撤去を簡易
化すると共に、高価で複雑な設備を必要とせず、簡単に
野菜や花類の養液栽培をすることができるようにした。
これにより、稲の育苗施設の育苗期以外の稼働の促進を
図り、施設の無駄の無い有効利用を可能としたものであ
る。
【0009】本発明による養液栽培装置は、底に樋状の
廃液溝4を有する長尺な培土容器1と、この培土容器1
に充填された栽培床2と、この栽培床2に植生された植
物6の根の周囲を透水遮根シートで囲んでなる透水遮根
ポット5と、前記栽培床2に灌水する養液を蓄える養液
タンク10と、この養液タンク10から養液を汲み上げ
るポンプ14と、前記栽培床2の上に配管され、前記ポ
ンプ14で汲み上げられた養液を前記透水遮根ポット5
内の栽培床2またはその付近の栽培床2に灌水する灌水
チューブ9と、栽培床2から培土容器1の廃液溝4に落
ちた養液を養液タンク10に戻す廃液パイプ15とを有
するものである。
【0010】本発明による養液栽培装置は、培土容器
1、養液タンク10、ポンプ14、灌水チューブ9及び
廃液パイプ15という少ない構成部材を使用して養液栽
培ができるので、温室施設等への設置や撤去が容易に行
える。しかも、栽培床2に植生された植物6の根の周囲
を透水遮根シートで囲んでなる透水遮根ポット5を使用
しているため、植物6の根域を適度に制限して植物6を
栽培することができるので、比較的狭いエリアで高密度
な栽培が可能となり、温室施設等でも容易に設置し、使
用することができる。
【0011】この養液栽培装置において、栽培床2とし
ては、樹皮チップを使用する。樹皮チップは、植物系の
有機材料であるが、組織そのものは風化しているので、
腐りにくく、不使用時に乾燥して保管すれば、何年か繰
り返して使用することができる。また、植物系の有機材
料であるため、処分時には焼却処分も可能であり、廃棄
も簡便である。
【0012】前記培土容器1は、複数の培土容器ユニッ
ト23を接続して組み立てられるようにするとよい。こ
うすることにより、設置する温室施設の大きさに合わせ
て適当な規模の養液栽培装置が簡単に組み立てて設置す
ることができる。これにより、様々な規模、サイズの温
室施設に設置し、利用することが可能である。
【0013】さらに、透水遮根ポット5は、植物6の根
の周囲のみを透水遮根シートで囲み、その底面が開いて
いるようにする。透水遮根ポット5は、植物6の根域を
制限し、植物6の生育や果実の付き具合を改善し、併せ
て栽培面積の拡大化を防止する効果がある。しかし、植
物6の根域を制限しすぎると、植物の倒伏等のトラブル
を起こすこともある。このため、植物6の根の底面を開
き、下方へ植物6の根を伸張させるようにすることによ
り、栽培面積を増やすことなく、最適な根域を形成する
ことが可能である。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、図面を参照しながら、本発
明の実施の形態について、具体的且つ詳細に説明する。
図1に本発明の一実施形態による養液栽培装置の全体の
縦断側面図を示しており、図2にその一部の縦断正面図
を示している。
【0015】図1と図2に示すように、底面中央に樋状
の廃液溝4を有する長尺な培土容器1が使用される。例
えば、この培土容器1は、プラスチック等からなり、特
に土壌中で分解可能な材料からなるものがよい。図2に
示すように、図示した培土容器1は、上面が開放された
半円筒形をしており、その底の最も低い部分に樋溝状の
廃液溝4を有する。両側上縁は、外に向いたカギ形にな
っており、この部分を、支持フレーム3の両側の平行な
横杆21に掛けることで支持フレーム3に支持されてい
る。後述するように、培土容器4の廃液溝4は、廃液パ
イプ15が接続される一端側が若干低くなるような勾配
を設けて前記支持フレーム3に支持される。
【0016】図3は、複数の培土容器ユニット23を連
結して長尺な培土容器1を形成する場合の例を示す。培
土容器ユニット23は、両端を開いた半円筒形の容器で
あり、培土容器ユニット23を短い半円筒形のジョイン
ト24により接続する。接続するに当たっては、図3
(a)の状態から図3(b)に示すようにジョイント2
4の両端に培土容器ユニット23の端部を接合し、アル
ミニウム粘着テープ等の防水テープ27により接続す
る。さらに、最も端の培土容器ユニット23の端部に
は、片方の端部が閉じられ、底面の廃液溝4に後述する
廃液パイプ15を接続するための継手26を有するエン
ドストッパ25を接続する。2つある最も端の培土容器
ユニット23の端部のうち、勾配により高い側のエンド
ストッパ25の継手26は閉じておき、勾配により低い
側のエンドストッパ25の継手26に、後述するように
して廃液パイプ15が接続される。
【0017】前記の培土容器1を支持する支持フレーム
3は、前記培土容器1の幅よりやや広い間隔で並べた支
柱20に前記横杆21を架設したもので、支柱20には
アジャスタ22が設けられ、前記横杆21の高さが調整
できるようになっている。栽培する植物6の種類によっ
て適当な高さの支持フレーム3を選択し、アジャスタ2
2により適当な高さに調整する。
【0018】図2に示すように、培土容器4の底面に
は、滑り止め用のメッシュ19が張られ、その上に透水
遮根シート18が張られている。そして、この透水遮根
シート18に囲まれた内側に、樹皮チップが充填され、
栽培床2が形成されている。この樹皮チップとは、杉や
桧等の樹皮を粉砕し、チップ状にしたもので、「クリプ
トモス培土」と呼ばれれている。クリプトモス培土の保
水性は、ロックウールの半分以下である。
【0019】図1に示すように、このような培土容器4
の廃液溝4の端部には、廃液パイプ15が接続されてい
る。培土容器4は、この廃液パイプ15が接続される側
が若干低くなるような勾配を設けて前記支持フレーム3
に支持される。この培土容器4の廃液パイプ15が接続
される側には、養液タンク10が配置される。この養液
タンク10には植物に灌水される養液が蓄えられてい
る。
【0020】この養液タンク10の養液の中には水中ポ
ンプ14が浸漬され、この水中ポンプ14には、給液パ
イプ11が接続され、この給液パイプ11の途中にはバ
ルブ12、13が設けられている。水中ポンプ14は、
タイマー16を介して電源に接続され、このタイマー1
6により時間による動作制御が行われる。
【0021】前記栽培床2の上には、栽培容器1の長手
方向にわたって灌水チューブ9が配管されている。この
灌水チューブ9の一端は、継手8により給液パイプ11
に接続され、灌水チューブ9の他端は、吸気抜き機能を
有するチューブ止め7に固定されている。図1では特に
灌水チューブ9を支持する構造部材が示されていない
が、灌水チューブ9は、継手8とチューブ止め7を含め
て適当な間隔で支持され、ほぼ水平な状態を保ってい
る。灌水チューブ9の周壁には無数の細かい灌水孔が穿
孔されており、水中ポンプ14により養液タンク10か
ら送られてくる養液を栽培床2に点滴灌水する。点滴灌
水する時間は、灌水時間タイマー16で制御され、単位
時間当たりの灌水量はバルブ12、13で調整される。
【0022】前述したような樹皮チップからなる栽培床
2は、培土容器4に充填した当初において保水力が弱
く、水になじみにくい。そこでまず、栽培床2に十分な
水を与え、樹皮チップを水に馴染ませ、保水させる。こ
のとき、樹皮チップを手で揉むようにして栽培床2の上
から栽培床2に満遍なく水をかけると、樹皮チップが容
易に保水する。一旦保水した樹皮チップは、以後保水力
を保つようになる。
【0023】さらに、この栽培床2の中に植物6が植生
される。植物6は直接栽培床2に植生されるのではな
く、前述の栽培床2と同様の樹皮チップを充填した透水
遮根ポット5に埋めたうえで、栽培床2に埋める。従っ
て、植物6の根の部分は、周囲を透水遮根シートで囲ま
れた状態で栽培床2に植生される。透水遮根ポット5
は、底が開いており、植物6の根の部分のみが透水遮根
シートで囲まれている。そのためには、まず、トレイ等
に土壌を充填した苗床において、トマト等の野菜や菊等
の花の苗を育て、その後、底のある容器状の透水遮根ポ
ット5に保水させた樹皮チップを充填し、この樹皮チッ
プに前記の植物の苗を植える。その後、遮根ポット5の
底を切って開き、これを栽培床2に植え込む。
【0024】図2に示すように、灌水チューブ9を栽培
床2の中心上に配置し、なお且つ植物6を植えた透水遮
根ポット5の上を灌水チューブ9が通ようにして、透水
遮根ポット5の中の栽培床にも点滴灌水できるようにす
る。このため、植物6を植えた透水遮根ポット5は、栽
培床2の中心から片側にオフセットして植生する。これ
により、透水遮根ポット5の中と外の栽培床2の双方に
養液を点滴灌水することができる。
【0025】灌水チューブ9から栽培床2に点滴灌水す
る養液は、例えば植物6がトマトの場合、EC値1.5
〜2.0mS/cm、pHが6.0〜6.5程度がよ
い。養液タンク10内の養液について、ECメータとp
Hメータにより前記のEC値とpHを測定しながら管理
する。また、灌水回数と時間は、タイマー16でセット
し、季節に応じて適宜の養液を栽培床2に点滴灌水す
る。
【0026】例えば、育苗施設である温室を育苗期以外
に利用し、トマトを栽培する場合、関東地方では、概ね
5月〜11月が栽培期間となる。植物6の苗を栽培床2
に植生した直後の苗の発育期間は、多めに養液を灌水す
る。その後の日照不足が続く梅雨時は、養液の灌水量を
減らす。さらに、生育が盛んになる夏期には、再び養液
の灌水量を増大させる。収穫期近くの芯止め後は、極端
に養液の灌水量を減らす。
【0027】前述の樹皮チップからなる栽培床2は、従
来のロックウールを使用した水耕栽培と異なり、栽培床
2そのものが灌水された養液のEC値やpHに対する緩
衝作用を有する。例えば、管理されたECやpHに対し
て、その変動を少なくする働きがあり、養液のバランス
を容易に保つことができる。従って、養液の調整及び灌
水量をマニュアル化しておけば、栽培を目的とする植物
6の作付けに慣れていない者でも容易に栽培できる。
【0028】前述のようにして養液タンク10から水中
ポンプ14により給液パイプ11を通して灌水チューブ
9に送られた養液は、灌水チューブ9により、栽培床2
に均一に点滴灌水される。灌水された養液は、栽培床2
を通ってその下方に浸透し、栽培容器1の樋溝状の廃液
溝4に落ちる。この廃液溝4に落ちた養液は、その勾配
に沿って廃液パイプ15側に流れ、この廃液パイプ15
を通って養液タンク10に戻される。従って、養液は、
養液タンク10から灌水チューブ9を通って栽培床2に
灌水された後、廃液溝4から廃液パイプ15を通って養
液タンク10に戻るというように循環する。
【0029】もちろん一部の養液は蒸発し、大気中に気
化するため、特に夏期等の高温期には相当減少するた
め、養液タンク10への養液の補給は欠かせない。しか
しながら、循環することにより、相当量の養液が回収さ
れ、再灌水されるので、養液が大幅に節約することがで
きる。樹皮チップからなる栽培床2は、有機質のもので
あるが、細胞膜が既に枯死しているため、有機物成分を
殆ど放出しない。そのため、栽培床2に浸透した養液は
殆ど汚れずに回収することができる。
【0030】前述のようにして、植物6を栽培する際
に、植物6の根は、その周囲が栽培床2において透水遮
根シートに囲まれているため、植物6の根は、その周囲
の栽培床から養液を容易に吸収することができる。しか
し、根が成長するエリア、すなわち根域が制限され、下
方へと伸びる。さらに、培土容器4の底面にも透水遮根
シート18が張られているため、植物6の根は、廃液溝
4側には伸びない。このように植物6の根域を制限する
ことにより、例えば栽培する植物がトマトの場合に、ト
マトの果実の生育がよく、果実の糖度の向上が図れる。
【0031】例えば、育苗施設である温室を利用し、ト
マトを栽培する場合、関東地方では、概ね5月〜11月
が栽培期間となる。植物から果実等を収穫した後は、植
物6と透水遮根ポット5を栽培床2から取り出し、処分
した後、栽培床2である樹皮チップを回収し、乾燥す
る。その後樹皮チップを袋等に収納して保管する。
【0032】樹皮チップは養液を含んだ状態で数ヶ月使
用しても、殆ど腐植、分解せず、細菌も付きにくいの
で、使した後乾燥して保管することにより、何年かは繰
り返し使用することができる。その後、栽培容器4を支
持フレーム3から取り外し、支持フレーム3を分解し、
収納し、翌年の使用に備える。これにより、栽培装置が
育苗施設から撤去されるので、育苗施設が空き、翌年の
育苗に使用することができる。このようにして育苗施設
の稼働率を高めることができる。
【0033】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明による養液栽
培装置では、本来の目的で温室設備を使用する期間以外
でも、その温室設備を他の植物の栽培に簡便に使用する
ことができるようになる。このため、植物を栽培する設
備を簡単に設置し、手数をかけずに稼働させ、さらに簡
単に撤去することが可能なであることから、従来は1年
のうち2〜3か月しか使用しなかった育苗施設の年間を
通じての稼働率を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による養液栽培装置のシス
テム構成例を示す概略縦断側面図である。
【図2】同実施形態による養液栽培装置の栽培容器とそ
の支持フレームを示す縦断正面図である。
【図3】同実施形態による養液栽培装置における栽培容
器の接続組立手段を示す概略部分側面図である。
【符号の説明】
1 培土容器 2 栽培床 4 廃液溝 5 透水遮根ポット 6 植物 9 灌水チューブ 10 養液タンク 14 ポンプ 15 廃液パイプ 23 培土容器ユニット

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 植物を栽培床(2)に植生し、栽培床
    (2)に養液を灌水し、植物を栽培する養液栽培装置に
    おいて、底に樋状の廃液溝(4)を有する長尺な培土容
    器(1)と、この培土容器(1)に充填された栽培床
    (2)と、この栽培床(2)に植生された植物(6)の
    根の周囲を透水遮根シートで囲んでなる透水遮根ポット
    (5)と、前記栽培床(2)に灌水する養液を蓄える養
    液タンク(10)と、この養液タンク(10)から養液
    を汲み上げるポンプ(14)と、前記栽培床(2)の上
    に配管され、前記ポンプ(14)で汲み上げられた養液
    を前記透水遮根ポット(5)内の栽培床(2)またはそ
    の付近の栽培床(2)に灌水する灌水チューブ(9)
    と、栽培床(2)から培土容器(1)の廃液溝(4)に
    落ちた養液を養液タンク(10)に戻す廃液パイプ(1
    5)とを有することを特徴とする養液栽培装置。
  2. 【請求項2】 栽培床(2)は、樹皮チップからなるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の養液栽培装置。
  3. 【請求項3】 培土容器(1)は、複数の栽培容器ユニ
    ット(23)を接続して組み立てられることを特徴とす
    る請求項1または2に記載の養液栽培装置。
  4. 【請求項4】 透水遮根ポット(5)は、植物(6)の
    根の周囲のみを透水遮根シートで囲み、その底面が開い
    ていることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の
    養液栽培装置。
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