JPS649841B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS649841B2
JPS649841B2 JP19484381A JP19484381A JPS649841B2 JP S649841 B2 JPS649841 B2 JP S649841B2 JP 19484381 A JP19484381 A JP 19484381A JP 19484381 A JP19484381 A JP 19484381A JP S649841 B2 JPS649841 B2 JP S649841B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
puff
foam
hot plate
roll
smooth
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP19484381A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5897305A (ja
Inventor
Toshiaki Ikuta
Masamitsu Sakai
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Inoac Corp
Original Assignee
Inoue MTP KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Inoue MTP KK filed Critical Inoue MTP KK
Priority to JP19484381A priority Critical patent/JPS5897305A/ja
Publication of JPS5897305A publication Critical patent/JPS5897305A/ja
Publication of JPS649841B2 publication Critical patent/JPS649841B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は化粧用パフの製造方法に関し、更に詳
しくは、パフ表面が溶融されたほとんど無孔状態
の均一平滑な被膜をなし、パフ表面には短繊維を
有する化粧用パフの製造方法に関するものであ
る。
化粧用フアンデーシヨンに用いられる化粧品は
現在三種類あり、それらは粉状の固形タイプ、半
練り状の油性タイプ及び液状の乳液タイプであ
る。パフは、これらの各タイプに応じて選択され
ることが必要で、特に乳液タイプに対しては防水
性が要求される。しかし、現在市販されているパ
フはアクリロニトリルブタジエンゴム等の発泡体
からなるもので、このパフは吸水性を有し、固形
タイプ及び油性タイプに対しては適しているが、
液状の乳液タイプに使用すると、パフ表面に付着
させた乳液がパフ内部に浸透含浸され、肌に塗布
する際にパフを圧縮しなければ乳液が滲出せず、
又肌との密着面側のみに乳液が滲出するとは限ら
ず、反対側にも滲出してパフを保持する手及び指
に乳液が付着し不快感を生じるとともに、パフに
付着させた乳液の一部が肌に塗布されるだけで、
大部分の乳液はパフ内部に残存する問題点を有し
ていた。第1図は従来のパフを示し、11は発泡
体である。
本発明は前記の点を考慮してなされたもので、
液状の乳液タイプに用いてもパフ内部に乳液が浸
透しなく、効率よく化粧することができるととも
に、肌触わりの良い化粧用パフの製造方法を提供
するものである。
以下本発明を添付図面に基づいて実施例ととも
に具体的に説明する。第2図乃至第4図は本発明
の製造方法により製造された各実施例のパフの断
面図であり、第2図は片面のみに均一平滑な溶触
被膜及び短繊維を有する場合、第3図は均一平滑
な溶融被膜を片面に、短繊維をパフの全周に設け
た場合、第4図は均一平滑な溶融被膜を両面に、
短繊維をパフの全周に設けた場合である。勿論他
の組み合せの場合も図示しないが存在する。次に
これらのパフの各部の作用について説明する。均
一平滑な溶融被膜22,32,42は、熱溶融性
合成樹脂発泡体(以下発泡体と称す)21,3
1,41の表面を熱溶融して形成されるもので、
ほとんど無孔状態となつている。このほとんど無
孔状態の均一平滑な溶融被膜22,32,42に
よつて発泡体表面が覆われるために、これらのパ
フは、パフ表面に付着された乳液が発泡体内部に
浸透するのを防ぎ、更にパフ表面には0.3乃至2.0
mmの短繊維23,33,43が植毛されているた
めに乳液のパフ表面への付着性が良好に行なわれ
るとともに、この短繊維及び均一平滑な溶融被膜
によつて、肌との接触感も良好なものとなつてい
る。
次に本発明であるパフの製造方法について、実
施例により説明する。第5図乃至第9図は熱板を
用いた場合の製造工程の一部を説明する図であ
る。51は熱溶融性を有する合成樹脂発泡体であ
り、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレ
ン、ポリ塩化ビニル等の熱可塑性合成樹脂から得
られた発泡体、更にはポリウレタンフオーム、特
に可撓性ポリウレタンフオームが好ましく、発泡
体の成形方法の中では最も単純な行程で、しかも
大量に生産されている、いわゆるスラブと称され
るものから所定厚みのシート状に裁断加工された
ものである。本実施例では、発泡体として軟質ポ
リウレタンフオームを使用している。第5図は処
理前を示し、53は一次熱板、54は加熱コイル
である。この発泡体51は加熱コイル54によつ
て加熱された一次熱板53によつて第6図に示す
ように押圧され、この熱板の押圧によつて発泡体
表面は、第7図に示すように溶融されて気泡が押
し潰されたほとんど無孔状態の溶融被膜51aと
なる。
この時の加熱温度および押圧時間は、使用する
発泡体の種類に応じて設定されるものであるが、
加熱温度については通常200乃至350℃が適当で、
特に280乃至340℃が好ましく、又、押圧時間は
0.5乃至5秒が適当であり、本実施例では、加熱
温度320℃、押圧時間2秒、押圧程度は、14mm厚
の発泡体を7mmの厚さに圧縮して行なつた。
尚、良好な溶融被膜を形成するには、短い押圧
時間と高い温度を使用するのが好ましく、この
逆、つまり、長い押圧時間と比較的低い温度の場
合は、発泡体全体が圧縮されてセツトされ、発泡
体中心部まで溶融され、好ましくない結果を生じ
る。
このようにして形成された溶融被膜51aは表
面状態が不均一で凹凸形状をなしており、均一平
滑な面にするために、第8図で示すように、内部
に加熱コイル56を有する二次熱板55により、
この発泡体51の溶融被膜51aを再度押圧す
る。この加熱された二次熱板の押圧により、溶融
被膜51aの表面のみが溶融軟化して、均一平滑
な溶融被膜が形成される。
二次熱板の加熱温度、押圧時間、押圧程度は使
用する発泡体の種類により異なるが、一次熱板に
よる溶融被膜の形成とは異なり、溶融被膜の表面
のみを溶融軟化させて、二次熱板55の平滑な平
面状態をこの表面に付与するものであるので、一
次熱板の温度より低い温度、比較的長い押圧時
間、及び小さな押圧程度が適する。押圧程度、つ
まり圧縮程度は、溶融被膜51aの凹凸状態を無
くする程度のものでよく、過度に圧縮すると、発
泡体内部まで溶融軟化され、パフの最終厚みが薄
くなる、硬度が高くなる等の好ましくない結果を
生じる。本実施例では、二次熱板の加熱温度は
190℃、押圧時間は2分、押圧程度は厚み13mmの
発泡体を12mmに設定して行なつた。
第9図における52は、このようにして形成さ
れた均一平滑な溶融被膜を示している。
同様にして、発泡体51の他面も処理し、その
後所定形状に打ち抜き、グラインダー加工によつ
てパフ形状にし、電気植毛法により0.3乃至2.0mm
の短繊維に電着処理を施し、高電圧下で発泡体表
面に植毛し、最終製品を得る。
短繊維の材質は特に限定する必要はなく、ナイ
ロン、レーヨン、トリアセテートなどが一般的で
ある。
又、一つの熱板の温度、押圧程度等を変化させ
ることによつて、一次及び二次熱板を兼ねること
もできる。
第10図は、熱板の代わりに熱ロールを用いた
場合の説明図で、発泡体の片面に均一平滑な溶融
被膜を設ける場合である。シート状の発泡体61
は一次熱ロール63により発泡体表面に表面状態
が不均一で凸凹である溶融被膜61aが形成さ
れ、続く二次熱ロール64によりこの溶融被膜6
1aを再度加熱押圧し、溶融被膜61aの不均一
な表面を溶融軟化するとともに、この表面を均一
平滑にする。62はこのようにして得られた均一
平滑な溶融被膜である。
各熱ロールの温度、押圧程度等は発泡体の種類
により異なるが、本実施例では、一次熱ロールの
加熱温度は320℃、押圧程度は15mm厚の発泡体を
7mmに、二次熱ロールの加熱温度は180℃、押圧
程度は二次熱ロール通過前の発泡体の厚み13mmの
ものを4mmに、発泡体の供給速度は3m乃至4.5
m/分に設定して行なつた。
この後、所定形状に打ち抜き、グラインダー加
工によりパフ形状となし、短繊維の植毛を行な
う。
本説明では記さなかつたが、熱板と熱ロールを
組み合わせて製造できることは改めて述べるまで
もない。
このように、本発明は、発泡体からなる化粧用
パフの製造方法において、熱板あるいは熱ロール
により発泡体表面にほとんど無孔状態の溶融被膜
を形成し、更にこの溶融被膜を熱板あるいは熱ロ
ールにより再度押圧して溶融軟化させ、均一平滑
な溶融被膜とし、栽断加工の後表面に短繊維を植
毛して化粧用パフを製造する方法であり、本発明
により製造された化粧用パフは、パフ表面に、ほ
とんど無孔状態の溶融被膜を有するために、パフ
表面に付着した乳液がパフ内部に浸透するのを防
ぎ、更にその溶融被膜が均一平滑であるため肌触
わりが良く、その上、パフ表面に短繊維を有する
ために乳液の付着性及び感触が良す、乳液タイプ
の化粧液に適するとともに使用感も優れたもので
ある。そして本発明の化粧用パフの製造方法は、
このような優れた化粧用パフを製造するのに最も
適したものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のパフの断面図、第2図乃至第4
図は本発明の製造方法により製造した各実施例の
化粧用パフの断面図、第5図乃至第9図は熱板を
用いた場合の本発明の化粧用パフの製造方法の一
実施例を説明する図、第10図は熱ロールを用い
た場合の説明図である。 21,31,41,51,61……発泡体、5
1a,61a……溶融被膜、22,32,42,
52,62……均一平滑な溶融被膜、23,3
3,43……短繊維、53……一次熱板、54…
…加熱コイル、55……二次熱板、56……加熱
コイル、63……一次熱ロール、64……二次熱
ロール。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 熱溶融性の合成樹脂発泡体の少なくとも一つ
    の表面を熱板あるいは熱ロールで押圧して、該表
    面に溶融被膜を形成し、その後、前記溶融被膜形
    成温度より若干低い温度の熱板あるいは熱ロール
    により、前記溶融被膜を再度押圧して溶融被膜表
    面を均一、平滑にした後パフ形状に加工し、その
    後その表面に短繊維を植毛することを特徴とする
    化粧用パフの製造方法。
JP19484381A 1981-12-03 1981-12-03 化粧用パフの製造方法 Granted JPS5897305A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19484381A JPS5897305A (ja) 1981-12-03 1981-12-03 化粧用パフの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19484381A JPS5897305A (ja) 1981-12-03 1981-12-03 化粧用パフの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5897305A JPS5897305A (ja) 1983-06-09
JPS649841B2 true JPS649841B2 (ja) 1989-02-20

Family

ID=16331191

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19484381A Granted JPS5897305A (ja) 1981-12-03 1981-12-03 化粧用パフの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5897305A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0342741U (ja) * 1989-08-28 1991-04-23

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH068825Y2 (ja) * 1986-09-25 1994-03-09 憲司 中村 化粧用パフ
JPH0632005Y2 (ja) * 1990-11-02 1994-08-24 日本パフ株式会社 化粧用スポンジパフ

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5335077Y2 (ja) * 1974-01-24 1978-08-28
JPS5244263A (en) * 1975-10-03 1977-04-07 Shinichi Kurosaki Sea tangle for midafternoon snack

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0342741U (ja) * 1989-08-28 1991-04-23

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5897305A (ja) 1983-06-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101733418B1 (ko) 화장용 실리콘 퍼프의 제조방법
US2324735A (en) Composite rubber article and method of producing same
US4776356A (en) Cosmetic applicator
JPS649841B2 (ja)
KR101971723B1 (ko) 화장용 퍼프 및 그의 제조방법
JP3148623B2 (ja) 化粧用塗布具
JPH066Y2 (ja) 化粧用塗布具
US20080184514A1 (en) Process for manufacturing a multi-element sponge and sponge thereby obtained
JP2541893B2 (ja) 連続発泡型ゴムシ―トの製造方法
EP0061505A1 (de) Verfahren zur Herstellung einer Polsterbrand- oder Einlegesohle
GB1171932A (en) Coated Articles.
JPS6049483B2 (ja) 化粧用パフ並びにその製造法
JP3218970U (ja) 化粧用パフ
JPH0255042B2 (ja)
JPH0415681B2 (ja)
JPH06253927A (ja) リキッドファンデーション用パフ
KR200356547Y1 (ko) 액상 화장품용 스폰지
JPS5937121Y2 (ja) 化粧用塗布具
JPS6033863Y2 (ja) 化粧用塗布具
JPS5812644Y2 (ja) 化粧パフ
JP2881169B2 (ja) 化粧用塗布具の製造方法
JPS6312608B2 (ja)
JPS5812646Y2 (ja) 化粧用塗布具
JPH0195041A (ja) 化粧用パフの製造方法
CA2576699A1 (en) Process for manufacturing a multi-element sponge and sponge thereby obtained