JPS64870Y2 - - Google Patents

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JPS64870Y2
JPS64870Y2 JP10310179U JP10310179U JPS64870Y2 JP S64870 Y2 JPS64870 Y2 JP S64870Y2 JP 10310179 U JP10310179 U JP 10310179U JP 10310179 U JP10310179 U JP 10310179U JP S64870 Y2 JPS64870 Y2 JP S64870Y2
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JP
Japan
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bobbin thread
thread
needle
zigzag
stitches
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JP10310179U
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JPS5623074U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はジグザグ縫のできる本縫ミシンにおい
て、下糸供給点の移動変位を可能とし目的の縫に
適した下糸供給点に下糸を移動させて下糸を供給
し、直線状本縫縫目及びジグザグ縫縫目の形成が
常に良好に行われる如くした下糸の制御装置に関
する。
本縫ミシンにおける直線状本縫縫目は第1図に
示す如きノーマルステツチと第2図の如きヒツチ
ステツチとに分けられるが、一般にヒツチステツ
チは縫糸の撚り戻り等を生じるため忌避されるの
が通例であり、ヒツチステツチだけならまだしも
ノーマルステツチとヒツチステツチが混合して発
生すると、上面から見て第3図の如き縫目となつ
て美観を損ねることが著しく、縫製品の価値を大
きく引き下げる欠点となり、縫目形成状避けねば
ならぬ問題である。そこでその原因を究明する
と、各種のステツチ発生は下糸に対し縫の進行方
向正面から見て針が左右いずれの側に落ちるかに
より決まるものである。一般に本縫ミシンにおい
ては回転する釜の釜先が進行する手前方向から見
て下糸引出点より前側に針が落ちる場合は第11
図A〜Gの如き経路でノーマルステツチ、下糸引
出点より後側に針が落ちる場合は第12図の如き
経路でヒツチステツチになる。従つて一般的なミ
シンでは針を下糸の引出点より前側で落とすため
には通常、下糸引出点を第7図の如く向つて左側
から供給することが効果的であり、多くのミシン
はこの方式によつてヒツチステツチを回避してい
る。しかしながら斯かる方式は第5図の如きジグ
ザグ縫目においては下糸が片寄り、即ちジグザグ
縫の左側の縫目では上糸1と下糸2の交叉部3が
布の厚みの中心で交叉部3が布の上面より下糸2
の一部が僅かに見えることになるし、右側の縫目
では上糸と下糸との交叉部4が布の下面になり、
しかも右側の交叉部4はジグザグ巾の中央位置に
生じ、左右の交叉部の位置が相違するというよう
な現象が発生しやすい。そこで前記のように下糸
2の片寄りをなくし第6図のように左右の上下糸
の交叉部の位置が均衡するような縫目にするには
下糸2の引出点を第8図の如くジグザグ巾の中央
にて供給すればよいことになる。
本考案は以上の如き直線状縫目のヒツチステツ
チと、ジグザグ縫目における下糸の片寄りの発生
原因が相反する状態を解消することであり、その
目的とするところはそれら縫目形成に最適な状態
で下糸供給ができる装置を提供することであり、
第2の目的は前記装置に対する特別な操作を要す
ることなく縫目の選択をした際に縫目選択操作に
付随して切替え作動せしめられて選択縫目夫々に
適した位置から下糸が供給されるようにすること
にある。
而して本考案は上記目的の下に研究開発された
ものであり、要するにミシンの釜機構の針落点の
周辺の針板下方の適所に該針落点前面を横切つて
作動可能な下糸案内部材を設け、該下糸案内部材
の設定位置を縫目選択と同時に移動させることで
釜機構から針板針穴に供給される下糸の糸路を変
位させヒツチステツチ及びジグザグ縫での下糸の
片寄りの発生を防止する如くしたことを特徴とし
たものである。
以下本考案を図面に示す実施例に基づいて説明
すると、5は下糸案内部材であつて第13図及び
第14図に示す如く釜機構から引き出されて針板
針穴(図示せず)に向つて引き出される下糸2の
糸路を横切つて作動し、先端に鉤状部5Aを有し
該鉤状部を下糸2に掛け糸路を変位させるように
なつており、作動されて停止した鉤状部5Aの位
置によつて第9図及び第10図に示す如く下糸2
の針板針穴への引出点は変位し第9図のジグザグ
縫目、第10図の直線状縫目に適した状態が得ら
れるようになつている。
尚、第13図は外釜6に設けた剣先7が水平面
を回転するタイプの水平釜機構であり、第14図
は外釜8に設けた剣先9が垂直面を回転する垂直
釜機構(通称D.B釜)である。
また、第15図は本考案実施例を装着したミシ
ンの一例であり、パルスモータ10により針11
の位置を変位させジグザグ縫を可能にしたミシン
で第13図の如き水平釜機構を装着したものを示
しており、この実施例においてアーム機枠に設け
られた模様選択装置12の直線縫ボタン12Aを
押すとパルスモータ10のジグザグ振巾腕13の
位置をソレノイド14のクラツチ板15と嵌合可
能な位置に移動させ、次にソレノイドが作動して
前記パルスモータ10と下糸案内部材5を作動さ
せる作動機構16とを前記ジグザグ振巾腕13を
介して連結させた後、再びパルスモータ10が作
動して直線状縫基線である左基線に針11を移動
させると共に下糸案内部材5を点線位置から左側
の実線位置に移動させ即ち第13図示の如く下糸
2を針11の後方位置(向つて左側)に移動せし
める。
次に模様選択装置12の他のジグザグ縫ボタン
12Bを押すと、前記ソレノイド14が消勢され
て第16図の如くパルスモータ10と下糸案内部
材5の作動機構16との連動関係が断たれるよう
になつているので、下糸案内部材5はバネ17に
よつて下糸2を制御しない位置(第13図、第1
5図)の点線位置に戻され、従つて下糸の引出点
は第9図示の如く、ジグザグ縫巾の略中央に位置
せしめられる。
尚、第17図、第18図に示すものは針棒を機
構的にジグザグ運動させるミシンに実施した本考
案の別実施例であり、第14図に示した垂直釜機
構を用いたものである。針11はミシンの駆動軸
(図示せず)により上下運動せしめられ且つ又該
軸により揺動運動する振巾発生部材20により振
巾運動されるようになつており、振巾ダイヤル2
1を回動操作して振巾0の直線縫に回動選択する
と、クラツチ板22を介して下糸案内部材5の作
動機構23が作動され第1実施例同様下糸案内部
材が移動して下糸2が左側に寄せられる。前記ダ
イヤル21を回動操作して1〜5の目盛り範囲の
ジグザグ縫を選択すると、第18図示のように作
動機構23がバネにより戻されるので下糸案内部
材5がジグザグ巾の略中央に位置され第1実施例
同様に下糸を制御しないようになつている。
本考案は上記のように構成されており、その作
用につき説明すると、前記の如く下糸2を制御す
るための下糸案内部材5が縫目選択装置12(又
は振巾ダイヤル21)の操作により連動されるよ
うになつているから、該装置を目的の縫目に選択
しさえすればクラツチ15、作動機構16等を介
して直線縫とジグザグ縫とが切替えられ、直線縫
目を選択すれば前述の通り第10図の如く下糸2
の案内部材5が針落点Xより左側に移動変位され
て供給されるから、同図にて明らかな如く針11
が下糸2の引出点より必ず右側に落とされるの
で、ヒツチステツチの発生が皆無となり、直線縫
においてもノーマルステツチが連続縫成されて美
麗な直線縫目が得られる。またジグザグ縫目に切
替えれば作動機構16が不作動となり、第9図に
示す位置即ちジグザグ巾の略中央から下糸2が供
給されるので、この状態においてジグザグ縫が行
われると下糸2は第6図に実線で示す如く左側の
縫目も右側の縫目もどちらにも片寄らずに布の下
面部分で上糸1と交叉し均整のとれた美しいジグ
ザグ縫目が得られるものである。
本考案は上記のように構成され作用するもので
あるから、作業に際し作業者は所望の縫目を選択
しさえすれば特別な操作を何等する必要なく、直
線縫、ジグザグ縫夫々に適した位置から下糸が引
き出されるように糸経路が変更されて夫々奇麗な
縫目が形成され、また下糸案内部材の配設位置が
針板の針穴とボビン収納部との間であるため、ボ
ビンの交換や内釜(水平式の場合)の分解に支障
がなく、且つ下糸案内部材により内釜の浮上り防
止にも効果があり、しかも実施例に示す如く使用
せられる水平釜及び垂直釜は右から左、即ち反時
計方向に回転するから左基線、即ち左針落とする
ことによつて上糸ループを大きく形成できる上に
針が布を貫通するとき従来ジグザグ用の針穴を持
つ針板にて生じることのある布のブカつきも中基
線の場合より少なくすることができ、従つて特に
伸縮性布地の場合でも目トビが防止され、第4図
に示した如き可変式針穴の針板を用いることを必
要とせず数々の利点があり、また左基線とするこ
とによつて従来直線状縫において最も生じ易かつ
たヒツチステツチも上記の如く針落下点の左側か
ら常に下糸が供給されるから絶無になり、所期の
目的を達成し得たもので直ちに理想的な縫目形成
を行い得る下糸の制御装置を提供し得たものであ
る等、技術的実用的価値の極めて大きい創案であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は直線縫目のノーマルステツチ構成図、
第2図は直線縫目のヒツチステツチ構成図、第3
図はノーマルステツチが混合した縫目の外観図、
第4図は布のブカつきを防止するための可変式針
穴の針板の部分的斜視図、第6図はジグザグ縫の
不良縫目構成図、第6図はジグザグ縫の優良縫目
の斜視図、第7図、第8図はジグザグ縫の縫目に
沿つた断面図、第9図はジグザグ縫目と下糸案内
部材の鉤部断面を示した斜め前方からの斜視図、
第10図は直線状縫目と下糸案内部材の鉤部断面
を示した斜め前方からの斜視図、第11図はノー
マルステツチの縫目形成過程説明図、第12図は
ヒツチステツチの縫目形成過程説明図(第11,
12図は説明の都合上形成された縫目を斜視させ
てある)、第13図は実施例の水平釜と下糸案内
部材の斜視説明図、第14図は実施例の垂直釜と
下糸案内部材の斜視説明図、第15図、第16図
は第1実施例ミシンの要部摘出斜視図、第17
図、第18図は第2実施例ミシンの要部摘出斜視
図である。 図中、Xは針落点、1は徐糸、2は下糸、5は
下糸案内部材である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 駆動軸により上下運動せしめられ且つ針の振巾
    揺動機構により横方向に揺動運動せしめられる針
    棒機構と、該針棒機構と協働して縫目を構成する
    釜機構と、前記針棒機構の揺動運動が制御されて
    縫成される各種縫模様のための選択機構とを備え
    たジグザグミシンにおいて、前記釜機構から針板
    の針穴に直線的に引き出される下糸の引き出し経
    路内で前記下糸に作動する作動位置と下糸から離
    れた非作動位置との間で先端に形成した鈎状部が
    移動せしめられる下糸案内部材を配設し、該下糸
    案内部材が作動機構を介して前記縫模様の選択機
    構の操作により移動せしめられるように連結され
    ていることを特徴とするジグザグミシンの下糸制
    御装置。
JP10310179U 1979-07-27 1979-07-27 Expired JPS64870Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10310179U JPS64870Y2 (ja) 1979-07-27 1979-07-27

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10310179U JPS64870Y2 (ja) 1979-07-27 1979-07-27

Publications (2)

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JPS5623074U JPS5623074U (ja) 1981-03-02
JPS64870Y2 true JPS64870Y2 (ja) 1989-01-10

Family

ID=29335817

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10310179U Expired JPS64870Y2 (ja) 1979-07-27 1979-07-27

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Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0632739B2 (ja) * 1985-09-20 1994-05-02 ジャガー株式会社 ジグザグミシンの下糸弛め機構
JPH0773638B2 (ja) * 1986-09-22 1995-08-09 蛇の目ミシン工業株式会社 下糸案内装置
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JP5982124B2 (ja) * 2011-07-22 2016-08-31 Juki株式会社 ミシン

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JPS5623074U (ja) 1981-03-02

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