JPS648314B2 - - Google Patents

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JPS648314B2
JPS648314B2 JP57211534A JP21153482A JPS648314B2 JP S648314 B2 JPS648314 B2 JP S648314B2 JP 57211534 A JP57211534 A JP 57211534A JP 21153482 A JP21153482 A JP 21153482A JP S648314 B2 JPS648314 B2 JP S648314B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
gear
printed circuit
mechanical part
rotor
Prior art date
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Expired
Application number
JP57211534A
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English (en)
Other versions
JPS58106486A (ja
Inventor
Maureru Rooranto
Boruberu Roberuto
Ooberukufueru Baruteru
Furaihi Hansu
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
GEBURU YUNGUHANSU GmbH
Original Assignee
GEBURU YUNGUHANSU GmbH
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by GEBURU YUNGUHANSU GmbH filed Critical GEBURU YUNGUHANSU GmbH
Publication of JPS58106486A publication Critical patent/JPS58106486A/ja
Publication of JPS648314B2 publication Critical patent/JPS648314B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G04HOROLOGY
    • G04CELECTROMECHANICAL CLOCKS OR WATCHES
    • G04C3/00Electromechanical clocks or watches independent of other time-pieces and in which the movement is maintained by electric means
    • G04C3/008Mounting, assembling of components
    • GPHYSICS
    • G04HOROLOGY
    • G04BMECHANICALLY-DRIVEN CLOCKS OR WATCHES; MECHANICAL PARTS OF CLOCKS OR WATCHES IN GENERAL; TIME PIECES USING THE POSITION OF THE SUN, MOON OR STARS
    • G04B13/00Gearwork
    • GPHYSICS
    • G04HOROLOGY
    • G04BMECHANICALLY-DRIVEN CLOCKS OR WATCHES; MECHANICAL PARTS OF CLOCKS OR WATCHES IN GENERAL; TIME PIECES USING THE POSITION OF THE SUN, MOON OR STARS
    • G04B29/00Frameworks
    • G04B29/02Plates; Bridges; Cocks

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromechanical Clocks (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、時計機械部に関する。
かかる時計機械部は、米国特許第3945192号明
細書において知られている。この時計機械部は特
に製造技術上有利であることが実証されている。
即ち、この場合時計機械部は支柱によつて間隔を
隔てられた台板の間に普通の方法で位置されるの
ではなく、その代りにこの時計機械部は1枚の保
持板の両側に形成されている。しかしこれは指針
軸および伝動歯車軸心の方向における構造厚さが
大きいという欠点およびプリント回路板が電気駆
動制御回路を実現するため並びに歯車装置の支持
機能を持つ構造部品として用いられるという欠点
があり、このことはプリント回路板の材料および
組み立てに厳しい条件が生ずる。
冒頭に述べた形式の時計機械部において電子機
械変換器としてステツプモータを採用することが
米国特許第4263667号明細書において知られてお
り、そのステツプモータのステータは水晶発振周
波数を安定して時間を維持する駆動回路の別の構
成要素と同じようにプリント回路板に取り付けら
れ、即ち、このプリント回路板を貫通する接続端
子ピンにプリント回路を形成するためにコーテイ
ングされたプリント回路板側にろう付けされてい
る。これに対しステータ板磁極片間におけるロー
タ開口の中に入れられるステツプモータロータ
は、2分割殻構造の時計機械部ケースの前面ケー
ス殻にプリント回路板に対し平行に係留されてい
るピンの上に浮動軸受が形成されている。歯車機
構および指針装置は、支柱の上においてこの前面
ケース殻内に位置決めされた中間板の両側に形成
され、この中間板上に並びに前面ケース殻の前面
壁と背面ケース殻の背壁との間に支持されてい
る。この時計機械部は百万回に渡つて実証されて
いる。しかしかかる時計機械部の所定の組み立て
性に関して特に機械部軸心に対し平行に延びるプ
リント回路板によつて所定のかなり大きな構造厚
さとなるという欠点および機械部軸受個所の分布
に基づいて互に噛み合い接続すべき種々の構造部
品における製作精度について厳しく条件付けられ
るという欠点を有し、このことはステツプモータ
および歯車構成物の効率並びに騒音発生について
不利に影響される。
米国特許第3943695号明細書において同種の時
計機械部が知られており、この場合歯車機構およ
び指針機構は普通の方法で支柱によつて間隔を隔
てられた2枚の台板間に組み込まれ、その場合こ
の一方の台板には鋲止めされるステツプモータロ
ータの位置決めのためのピンが形成され、ステツ
プモータロータに対し平行な台板支柱の延長部に
は電子駆動回路の組み立てのためのプリント回路
板が間隔を隔てて取り付けられている。コイルを
プリント回路板に接続するために、この間隔はス
テータ板によつて支持されたコイルボビンに係留
されたコイル接続端子ピンによつて橋渡しされて
いる。ステツプモータロータの支持は、ステツプ
モータロータが鋲止めされている台板にある壷形
状彎曲部の底において行なわれ、その場合ロータ
軸に対する第2の軸受個所として、プリント回路
板とこの台板との間においてこの台板に取り付け
られた特別なブリツジが形成されている。この時
計機械部も機械部軸心に対し平行で、やや大きな
構造厚さを有するという欠点を有し、数枚の台板
間に伝動歯車を組み立てるという冒頭に述べた組
み立て技術上の欠点を有している。
米国特許第4175374号明細書で知られているよ
うな中間板および背面ケース殻に支持部をもつた
時計機械部の構成は、ステツプモータステータを
中間板および背面側ケース殻について位置決めす
る際、および歯車機構軸心に対し平行にプリント
回路板を嵌め込む際、時計機械部組立てに対しか
なりの組み立て費用を必要とし時計機械部軸心の
方向における望ましくない大きな構造厚さを生ず
る。
これらの欠点に鑑み、本発明の目的は、冒頭に
述べた形式の時計機械部を、一枚板構造から生ず
る製造上および機能上の利点を維持した状態にお
いて、ステツプモータによつて駆動される歯車機
構および指針機構の特に平らで容易に組み立てで
きかつ故障について容易に検査でき、かつ修理で
きるような組み立てが、作用確実性が高くかつ騒
音発生が少ない状態において得られるように改良
することにある。
即ちプリント回路板の保持および形成は実質的
に平らな保持板のほぼ平面内において、即ちプリ
ント回路板が指針構造の分針歯車および時針歯車
の配置の範囲および壷状にくぼまされたロータ支
持部を直接U字状に取り囲んだ状態で行なわれ
る。したがつて保持板の平面内ないしは平面上に
おいてプリント回路板に配置すべき電子回路の構
成要素に対し、背面ケース殻におけるケース室が
役だち、このケース室はもともとステツプモータ
ロータから秒針歯車を介して中央歯車に伝達する
伝動歯車装置に対して存在している。その場合小
さな組み込み高さの電子構成要素は、歯車機構の
そばにおける背面ケース殻の内部の高い組み込み
室をそのために時計機械部の構造高さが全体とし
て大きくする必要なしに利用できるようにするた
めに、大きな直径の伝動歯車の下側に配置され
る。その場合プリント回路板はもはや決して軸受
作用を負う必要は無く、したがつてその電子機械
的条件に関して最適にされ、その場合保持板上に
平らに位置決めされたステツプモータステータの
コイル接続端子ピンは、ステータと反対に位置す
る保持板側においてこの保持板に位置決めされた
プリント回路板と保持板とのろう付けに関する固
定接続装置として、並びにプリント回路板に配置
された構成要素としても用いられる。
保持板の(プリント回路板から外されかつケー
ス背壁側の)表面における歯車機構に対する浮動
軸受を除く形状は、電子回路付きのプリント回路
板およびステツプモータと歯車機構とを持つた保
持板とからなる機能検査可能な駆動装置があらか
じめ完全に組み立てて検査でき、この品質検査後
において一体構造品としてケースの中に機能上安
全に挿入することができ、このケース自体が時計
機械部の機能上危険な部品に関して決して作用し
ないので、組み立て物機能制御についての可能性
が助長される。また自動組み立てに対しても可能
で有り、保持板および駆動制御回路付きのプリン
ト回路板からなる駆動装置の挿入後において始め
て歯車機構を組み込むこともできる。
周知のようにして歯車機構から外れた保持板の
側に駆動装置がある場合、指針機構の指針管に対
する曲げに強い軸受を形成することが目的にかな
つている。この軸受は広げられた内径を持つて延
長して形成された中空シリンダとして保持板の下
側に一体に形成され、その場合中空シリンダの最
小内径部が、秒針軸およびそれに伴なつて保持板
の歯車機構側に置かれた秒針歯車に対し、軸方向
に短かく、かつそれに伴なつて僅かな摩擦トルク
にさらされる軸受として用いられる。分針管およ
び時針管は同様にゆつくりと回転するので、これ
らが長いシリンダ外周面に沿つて順々に置かれる
かないしはその円周面に各指針機構支持用付属品
が保持板の下側に置かれることは、伝動技術上危
険はない。
原理的には指針機構の第3の歯車、即ち換え歯
車も周知のようにして保持板の下側に支持するこ
とも提案できる。自動装着装置および類似した組
み立て補助装置を採用することによつて価格的に
有利な製作可能性に関して、換え歯車は前面ケー
ス殻において機械部軸心に対し平行に形成された
ピンの上に、およびそれに伴なつて唯一の伝動部
品として機械部ケースの中に支持される。これは
伝動技術上問題は無い。即ち分針歯車駆動部から
換え歯車およびその駆動部を介して時計機械部の
最も低速回転する歯車としての時針歯車への伝動
機構について粗いインボリユート歯形が採用でき
るからである。この歯形は伝動技術上において問
題なく、また(外部荷重によつて生ずるケース殻
と保持板との間の締め付け力に基づく)歯車噛み
合い深さの万一の変動に対して騒音発生に関して
鈍感である。さらにこの支持構造は、時計機械部
組み立てのためにただ前面ケース殻を上側に開い
た状態において前面壁貫通穴の中に時計管が嵌め
込まれ、前述の前面壁ピンの上に換え歯車が嵌め
込まれ、その後で時針管の中に分針管が嵌め込ま
れるだけで良いという利点を有し、その場合これ
らの相互に位置する管は前述の駆動装置を設置す
る際に(その中に案内すべき秒針軸に対し)中空
円筒状の保持板付属品を噛み合わせることによつ
て心出しされる。歯車機構の挿入後において、時
計機械部ケースはただ背面ケース殻を同様にその
組み立て方向に被せることによつて閉鎖するだけ
で良く、その場合駆動装置の固定は、その保持板
を介してプリント回路板を前面ケース殻に形成さ
れた電池室にある電池接触ばねと接触した状態に
おいて行なわれる。
時計機械部ケースにおける保持板のこの取り付
けのために、即ちケース殻分割面のほぼ平面に容
易に近ずいて点検するために、ケース殻側壁には
設置段部ないし押圧段部が形成され、両方のケー
ス殻が背面ケース殻の背面から前述の装着組み立
て方向に挿入されるアンカーボルトによつて互に
ねじ止めされる場合に、前述の段部間において保
持板の隣接する縁部領域は軸心に平行に締め付け
られる。その場合両ケース殻のねじ止めは、ケー
ス殻からなるケースの組み立てのために普通に用
いられているスナツプ係止接続に比べて、トルク
制限ねじ廻しを採用した場合ほぼ一定した組み立
て性およびそれに伴なつて駆動装置に対する組み
込み状態が生ずるという利点を有し、前述の従来
方法の場合、外から見ることができず、またどん
な場合にもただちに見ることができず、ケース殻
を組み立てるスナツプ機構がケースを開くために
操作されねばならないので、故障点検の際にしば
しば傷付けられてしまう。かかる時計機械部の外
観はたとえば時計屋および時計修理屋のような専
門家において、彼等が顧客の前で長い時間点検で
きないような場合に、かかる時計機械部を彼等が
頼る工具によつて迅速にかつ老練に損傷の危険無
しに開くことができるようにしている。
電池室にある電池電極とプリント回路板のプリ
ント回路側にあるプリント回路との電気的な導電
接続を上述のように達成するために、上述の米国
特許第4175374号明細書ないし米国特許第3911663
号明細書においてすでに、プリント回路板のプリ
ント回路に設置する範囲と電池室の電極端に突き
出している電池接触ばねとが一体に形成された電
池接触子を採用することが知られている。しかし
この周知の解決策の場合には、電池交換の際の接
触子の曲げ応力が、設置範囲がプリント回路板の
プリント回路の上を擦つてこのプリント回路を傷
付けてしまうという欠点ないしはプリント回路板
のプリント回路に対する設置範囲の接触圧力が減
少し、しだいは不確実となる接触に基づく運転故
障を引きおこすという欠点を有している。これに
対して保持板の下側に保持されてプリント回路が
下方に向けられているプリント回路板を持つた本
発明の別の実施形態に基づいて、前面ケース殻に
おける設置段部の隣りに各接触子に対し支持段部
を形成することが目的にかなつており、この支持
段部の上に、ケース殻をこの範囲においてねじ止
めする際にプリント回路板のプリント回路が保持
板の締め付けによつて前面ケース殻に圧入される
場合に、弾力的に形成された設置範囲が支持され
る。その際に生ずるその設置範囲の弾性変形は良
好な接触状態を保証し、特に電池交換の際の接触
子の曲げ応力による接触不良を防止する。
両方のケース殻をねじ止めする際に駆動装置の
位置決めおよび保持が行なわれる場合、ステツプ
モータを即ちロータ開口から外れたステータ板の
端部をケース殻に形成された突起の間に嵌め込む
ことも目的にかなつている。それによつて、一方
ではステータがロータ開口の範囲だけでおよびそ
れに伴なつて歯車機構の伝動接続部の範囲におい
てだけで正確に位置決めされ、他方ではケース殻
間への嵌め込みによつてロータ開口から前方への
ステータ板延長部の長いレバー長さによつて、ス
テータによつて受け止めるべき対抗回転トルクに
基づくステータ位置の万一のずれが確実に防止さ
れる。
ステツプモータロータのこの細長い形状はさら
に高い効率において材料を節約したステツプモー
タを作ることを可能にしている。というのは1枚
のステータ板だけで済むからであり、このステー
タ板のU字状脚部は、(そのようなことは時計ス
テツプモータで知られているように)あらゆる調
整の必要無しに常に最適なロータ開口形状を保証
するために、磁化の際に急速に飽和し、かつその
場合、空隙のように作用する細い磁極片ブリツジ
によつて磁極片を介して接続され、ステータ板の
長いU字状脚部は薄い巻線層において2枚あるい
は好ましくはたつた1枚の軸方向に長いコイルを
使用することを可能にしている。また外側のコイ
ル巻線は、厚いコイル層を有しかつ軸方向に短か
いコイルよりもステータ板の磁化に対し強く貢献
するので、この延長されたステツプモータステー
タは、ロータ軸心の方向において即ちステータ板
ないしケース分割面の長手方向に対し直角方向に
おいてもつとも小さな構造高さで特に良好な効率
を生ずる。
ステータ板のU字状脚部の自由端を通る磁気短
絡は、ここに溶接された継鉄を介して目的にかな
つて行なわれ、それによつてステータ板磁気回路
における小さな磁気抵抗が保証され、さらに非常
に薄く、したがつて機械的変形に対し敏感な磁極
片ブリツジにもかかわらずステータ板の大きな形
状安定性が保証される。
本発明の別の実施形態に基づいて、ステツプモ
ータに対し1枚のステータ板の場所に好ましくは
ロータが嵌め込まれ、このロータはたとえばステ
ツプモータロータ歯車のボスに射出成形された円
筒状受け部の中に保持され、この組み立ては同様
に自動的にできるが、破損しやすいロータ中空シ
リンダの中にボスと共にロータ歯車を直接射出成
形する場合よりも支障はない。
実際において、重要なことは歯車機構の駆動を
停止することができることである。即ちそれによ
つて、時針および分針を手動で(文字板の手前で
指針に直接噛み合わせること、あるいは時計機械
部の背面で調整軸を介して)所定の時点に調整す
ることができ、この時点が達せられた場合に指針
駆動装置を再び釈放することができる。本発明の
枠内において、駆動制御回路からなるステツプモ
ータの制御について電子機械的中断接触の従来一
般的な形状から目を転ずることを提案する。とい
うのはかかる従来の形状は、一般に電子時計回路
にある付加的な2本の接続端子ピンを必要とし、
それに応じて大きな回路寸法を必要とし、さらに
そのためにプリント回路板に形成すべき接触領域
が故障しやすく、切換え調節阻止の位置決めおよ
び接近性についての条件を考慮した状態でプリン
ト回路板を時計機械部ケースの中に嵌め込むのに
手間がかかるからである。その代りに本発明に基
づいて、保持板に係止保持装置を形成することを
提案する。この係止保持装置は同時に支持装置と
しておよび鎖錠装置に対する位置決め係止装置と
して用いられ、その鎖錠装置は(操作つまみを介
してケース背壁を貫通して手動で近づき)、駆動
制御回路からなるステツプモータがさらに制御さ
れるにかかわらず、指針機構の連続操作がもはや
行なわれないように、歯車機構の歯車好ましくは
分針歯車の歯にある鎖錠係止位置で噛み合い結合
する。その場合かかる大形時計機械部の保管中に
おいて小形時計機械部における慣習に比べてもと
もと駆動電池が嵌め込まれていないので、ステツ
プモータの電気的切換えはできず、機能上危険は
無い。ロツクされた指針機構における消費電流は
通常運転中の消費電流とほぼ同じで有り、したが
つて電池の有効寿命に関して不利な影響は無い。
駆動装置がほぼ平らに形成された保持板とこの
保持板に続きその平面に対し僅かにずらされた同
様に平らなプリント回路板とからなつているの
で、本発明の別の実施形態に基づいて、(構成要
素のホルダとしておよび接続端子間の電気的な接
続部としての)プリント回路板の機能を保持板の
機能と一体に組み合わせることを提案する。その
ためにすでにそのような物として知られているよ
うな方法で、保持板を射出成形する際に電気構成
要素接続部並びに機械補強体として用いる金属的
な導電回路網が共に射出成形されるか、あるいは
プリント回路板の機能範囲の回りに広げられかつ
相応して走つているプリント回路が設けられてい
る保持板が採用される。何れの場合にも特別なプ
リント回路板の充分な製作および取り付けが得ら
れる。保持板支持範囲に続く導電範囲の射出成形
の際ないしはプリントされた保持板の形状成形の
際に、同時に成形部、彎曲部など並びに電気機械
接続部に対する切欠きが形成され、これらは時計
機械部の構造高さがいつそう低い状態においてそ
の電気接続端子にそこで溶接すべき構造部品の位
置決めをも促進する。
以下図面に示された2つの実施例に基づいて本
発明を詳細に説明する。
図面に示された時計機械装置1は2分割殻構造
のケースを有し、その内第1図においては有効動
作機構部の構成要素が装備された前面ケース殻2
だけがその分割端面3を正面に見て示されてい
る。
前面ケース殻2の中には駆動装置4が設置され
ている。この駆動装置4は主に保持板5を有し、
この保持板5の下側にはケース前面壁6に対し平
行にかつケース前面壁6に横たえてプリント回路
板7が取り付けられている。保持板5はほぼケー
ス殻分割面8(第2図参照)の平面に位置し、従
つて背面側ケース殻9に向つて、保持板5の縁を
越えて自由に付き出して延ばされたステツプモー
タステータ10とステツプモータロータ11と時
計機械部歯車機構12とを支持している。この時
計機械部歯車機構12はロータ11によつて駆動
される中間歯車13、この中間歯車13で駆動さ
れる秒針歯車14およびこの秒針歯車14によつ
て駆動される中央歯車15aからなつている。
即ち同様に背面ケース殻9に向つて横たえられ
ているプリント回路板7には、歯車機構12を時
間に比例して駆動するための電子駆動制御回路に
対する電子構成要素15が配置され、その場合特
に集積回路、周波数が安定している水晶発振器お
よび同様に時間を刻む振動周波数を調整するため
の調整要素が対象となつている。
図面の紙面における下側には、即ち保持板5の
手前のケース前面壁6の内部に向つて、第3図お
よび第4図に示されているように指針機構16が
形成されている。この指針機構16は分針歯車1
7からなり、この分針歯車17は保持板5を貫通
する中央駆動部18によつて駆動され、この中央
駆動部18自体は換え歯車19を駆動し、この換
え歯車19は時計機械部の駆動チエーンとしてす
でに知られているように時針歯車20を駆動す
る。時針歯車20たとえば時針を収容するための
軸として時針管21と一体に形成され、一方分針
歯車17には摩擦クラツチを形成した状態で分針
管22が射出成形され、この分針管22は好まし
くはその自由端に分針を取り付けるための嵌め込
み部材23を有している(第4図参照)。
プリント回路板7は平らでほぼ矩形に形成さ
れ、前面ケース殻2に形成された電池室25に向
いている幅広い切欠き部24が設けられ、プリン
ト回路板7はこの切欠き部24によつてその範囲
を保持板5の下側でU字状に取囲み、この範囲に
は、歯車機構12およびこの歯車機構12を駆動
するための電子機械変換器として用いられるステ
ツプモータのロータ11が支持されている。プリ
ント回路板7は保持板5のケース前面壁6に置か
れた側にこの保持板5に成形された止めピン26
によつて摩擦接続で保持され、プリント回路板7
は位置決め穴27で止めピン26にその止めピン
26に形成されたストツパ28が接触するまで圧
入される(第2図参照)。さらにピン29によつ
て固定接続され、このピン29は同時にステツプ
モータのステータコイル30のコイル端に対する
コイル接続端子ピンとして用いられる。このピン
29は合成樹脂コイルボビン31に射出成形さ
れ、プリント回路板7に取り付けられた構成要素
15と同様に、プリント回路にろう付けできるよ
うにするためにプリント回路板7の穴32から付
き出している。
ステータコイル30は、それがあるいはそのコ
イルボビン31がプリント回路板7に接触するこ
となしにステータ板34によつて保持されてい
る。それによつてプリント回路板7自体の寸法許
容誤差ないし止めピン26に圧入する際の組立て
誤差が、回転方向を決定している彎曲部84を備
えた単純な円形の形をしたロータ開口35(保持
板5によつて支持されたステータ板34の端部に
ある)と保持板5における彎曲部のロータ支持部
36との間における寸法精度に影響を与えること
がないことを保証し、即ち機械的に大量生産され
るにかかわらず一様でかつ再生可能なステツプモ
ータの回転トルクが保持板5においてロータ支持
部36とロータ開口35との間の堅く決められた
間隔に基づいて保証される。さらにロータ開口3
5を境界づけるステータ板34の磁極片37は、
薄くかつ従つて急速に磁気飽和する磁極片ブリツ
ジ38によつて互に堅くかつ従つて適切に接続さ
れている。ロータ支持部36に対し軸平行に保持
板5に形成された位置決めボルト39は位置決め
用穴40に噛み合い結合し、この位置決め穴40
はロータ開口35のそばでステータ板34の保持
板5に平らに接触する範囲の端部に形成されてい
る。さらにステータ板34を保持板5に位置決め
するために、位置決め穴40およびロータ開口3
5に関し直径線的に対向して位置するステータ1
0の範囲にある長穴41が用いられ、この長穴4
1には保持板5に形成された別の位置決めボルト
42が加圧挿入されている。
磁極片37間においてロータ開口35および横
側の円弧状彎曲部43によつて縁取られた両方の
磁極片ブリツジ38を介して、1枚のステータ板
34の細長い2つの脚部44は互に一体に接続さ
れ、即ち1枚の板から打ち抜かれている。両方の
彎曲部43の内側の彎曲部には、即ちU字状脚部
44の長手方向において、脚部中間室46の縮小
した矩形状の彎曲部45の短かい部分に対する脚
部幅が続き、それによつてここではステータコイ
ル30の隣り合う端面における磁束線の短絡が、
磁極片37およびロータ開口35を通過すること
なしに有効に防止される。コイルボビン31の半
径およびそれに伴なつてステータコイル30の巻
線は、ステータ脚部中間室46の内のり幅とほぼ
同じ大きさをしている。その場合長いコイルボビ
ン31におけるステータコイル30の巻線層47
はコイル長さ48に比べて小さく、このことはU
字形脚部を踏み越える形のコイルコアに比べ個々
のコイル巻線の小さな間隔に基づいて良好な電磁
効率を生じ、それによつてステツプモータの良好
な効率を全体として生ずる。
ロータ開口35の範囲におけるステータ10の
寸法精度に対する機械的な安定のためと同様に、
ステータ板34において走る磁束線に対する磁気
的短絡のために継鉄板49が用いられ、この継鉄
板49はたとえばレーザ溶接接続によつて脚部の
両側背面自由端50に配置されている。
ステツプモータの永久磁石ロータ11に対し厚
肉の中空シリンダが用いられる。中空シリンダの
中に合成樹脂を注入する際および硬化する際に機
械的にかなりな半径方向荷重が生ずるので、一般
のロータ構造を断念した状態で中空シリンダ状の
ロータ永久磁石の中に歯車つきの合成樹脂ボスの
射出成形は行なわれない。その代りにロータ11
は、射出成形されたボス52を持つた合成樹脂歯
車51と、それに対し同心的に形成された殻状あ
るいは皿状の受け部53とからなり、この受け部
53は突出し環状フランジの形に基づいて縁に環
状の嵌込み壁を有している。この受け部53の中
には中空シリンダ状の永久磁石54がその端面
で、たとえば第2図における断面図に示されてい
るように貼着あるいは好ましくは簡単な圧入によ
つて取り付けられている。
時計機械部1におけるステツプモータの位置決
めは、一方では保持板5の上で、他方では両方の
ケース殻2,9間においてほぼケース分割面8の
平面にそれに対し平行に行なわれる。そのため保
持板5から突き出したステータ板34の範囲の継
鉄板49によつて互に接続されたた脚部端50
は、第1図から明らかなように、前面ケース殻2
と背面ケース殻9が組み合わされた状態におい
て、前面ケース殻2の隣り合う内側壁にある設置
突起55と背面ケース殻9の相応した内壁にある
支持突起56(第1図において破線で示されてい
る)との間に嵌め込まれ、一方ステータ板脚部4
4の対向して位置する終端範囲がロータ11を取
り囲む磁極片37と共にその上に取り付けられて
いる保持板5は、この支持方向に対し平行にかつ
それによつて軸心に対し平行に設置段部57と押
圧段部58との間に位置している。これらの段部
57,58はアンカボルト59によつて互に締め
付けられ(第4図参照)、このアンカボルト59
は背面ケース殻9を前面ケース殻2にねじ込むた
めにも用いられる。ステツプモータが取り付けら
れている保持板5を予圧なしに組み込むために、
保持板5の縁にはスリツト60が形成され、この
スリツト60は設置段部57から上に突き出たカ
ラー部61をU字状に取り囲み、ケース殻2,9
を組み立てる際に、このスリツト60にはタツピ
ングねじであるアンカボルト59が導びかれる
(第1図および第4図参照)。ケース殻2と9との
間にステツプモータと共に保持板5をこのように
締め付ける際、前面ケース殻2において保持板5
の横に延びている電池室25に突き出している電
池接触ばね62とプリント回路板7のプリント回
路との電気機械的な接触が行なわれる。電池接触
ばね62は接触子63および設置範囲64と一体
に形成され、すなわち前面ケース殻2の側壁に沿
つて配置された接触子63の電池室25に突き出
た端部はそれぞれ電池接触ばね62として形成さ
れ、接触子63の他端は折り曲げられて設置範囲
64として形成され、これは接触子63に対し折
れ曲つて走り、位置決め穴65が設けられ、この
位置決め穴65によつて接触子63は前面ケース
殻2における前面壁6に軸心に対し平行に形成さ
れた支柱66に嵌め込まれている。この支柱6に
は保持板5を位置決めするためのカラー部61が
形成され、その下側には保持板5を締め付けるた
めの設置段部57が、さらにその下側には接触子
63の位置決め穴65が位置されている別の支持
段部67が形成されている。位置決め穴65を取
り囲む円形の縁部範囲は、プリント回路板7のプ
リント回路に対する弾力的な設置範囲64として
用いるために上方に彎曲され、プリント回路板7
は、保持板5の下側に形成された支持突起68a
によつてケース殻2と9との間に保持板5を締め
付ける際に、プリント回路板7のプリント回路と
電池との電気接続を行なうために、設置範囲64
に押圧される。
保持板5をプリント回路板のプリント回路を接
触させた状態においてケース殻2,9間に上述し
たように組み込むことができるように、時計機械
部1は、上方方に開らかれた前面ケース殻2の中
に指針機構16を挿入すること並びにあらかじめ
装備できる駆動装置4をケース殻2,9間にその
組立て物に関連して挿入することによつて、単一
の装着および組立て方向において、歯車装置12
の挿入に関してもすでにあらかじめ挿入された駆
動装置4の中にまとめられるように設計されてい
る。前面ケース殻2はその場合もつばら換え歯車
19に対する支持作用を有しているので、この換
え歯車19は前面壁6の内側に形成されたピン3
9に嵌め込まれている(第4図参照)。歯車機構
12および指針機構16のすべての支持部は保持
板5自体に直接(ないしは時針歯車20に関して
間接的に)形成されている。時計機械部ケース殻
2,9は換え歯車19については別として支持作
用を行なわないので、時計機械部1のその都度の
組立て性に無関係に、時計機械部1はたとえば重
い文字板のホルダとして用いなければならず、そ
れによつて機械的に締め付けられ、ステツプモー
タロータ歯車51から伝動歯車を介しての正確な
伝動噛み合い結合およびそれに伴なつて故障のな
い運転が、与えられた回転トルクについての変動
あるいは騒音発生無しに保証されねばならない。
なお前記換え歯車19はもともと伝動技術上危険
無しにゆつくり回転する歯車間に機能上危険の無
い粗いインボリユート歯形を有している。
時計機械部1の完成に無関係に機能上あらかじ
め装備できる駆動装置4は、もつばら伝動歯車の
浮動軸受が設けられている。そのためロータ11
および歯車機構12に対する軸端として用いられ
るピン68(第2図参照)が、相応して台座およ
び凹部が設けられた保持板5の背面ケース殻9側
の表面に圧入され、これらのピン68には永久磁
石54が嵌め込まれたロータボス52および中間
歯車13が軸方向に移動可能に嵌め込まれてい
る。秒針軸69に射出成形された秒針歯車14は
この軸69によつて支持され、この軸69自体は
嵌め込まれた中空円筒部品70の中に半径方向に
案内され、この中空円筒部品70は保持板5のケ
ース前面壁6側に形成され、ケース前面壁6にあ
る指針軸貫通穴71にまで突き出している。この
部品70はケース前面壁に向つて広がつている円
錐状の内径を有し、その場合秒針軸69の半径方
向支持は保持板5の範囲において行なわれ、そこ
では内径はほぼ円筒状に一定して走つている。中
央歯車15aが軸端72の端部に保持板5の対向
して位置する側で指針機構16に噛み合つている
歯車18を有しているので、この中央歯車15a
は保持板5に形成されかつこの保持板5を貫通す
る穴を持つたブツシユ73の中に半径方向に支持
されている。保持板5と反対側に位置する側にお
けるロータ11および指針機構16の軸方向支持
は、ケース殻背壁75の内壁74によつて行なわ
れている。即ちロータ11および中間歯車13の
ピン68に比べ並びに秒針軸69の背面側端に比
べて高速回転する歯車部品の軸には、背壁75に
おいて平らな内側円筒状の盲穴76が設けられ、
この盲穴76は油受として用いられ、高速回転す
る伝動部品から背面側内壁74に沿つて潤滑油が
移動することを防止する。
保持板5の前面側の下側において長い中空円筒
部品70の円筒状外周面は、秒針軸69の軸受個
所に比べて軸方向に延ばされている範囲におい
て、それ自体がラジアル軸受体として時針管21
を支持している分針管22に対するラジアル軸受
として用いられ、これらの管21,22は前面壁
貫通穴71を通つて前面ケース殻2から突き出し
ている。その場合周知のようにして分針管嵌め込
み体23において秒針軸69の前方端がもう一度
半径方向に支持されている。指針機構16の軸方
向に対する固定は、ケース前面壁6の内側と保持
板5の隣り合う表面との間において互に軸方向に
突き合わせた状態において行なわれる。
第1図から理解できるように、保持板5にはさ
らに好ましくは溝付きリブとして射出成形された
係合保持部77が形成され、この係合保持部77
は鎖錠装置78の保持および係合のために用いら
れ、この鎖錠装置78は移動つまみでケース背壁
75にある案内スリツト82を突き出ている。鎖
錠装置78には係止爪79で終えているアーム8
0が形成されている。第1図に示された両鎖錠位
置において、係止爪79は秒針歯車14の歯に噛
み合い、それによつて歯車機構および指針機構の
運転、したがつて指針の駆動が、ステツプモータ
に駆動パルスが供給されるにもかかわらず中断さ
れる。鎖錠装置78を別の位置に移動することに
よつて、この噛み合いおよびそれに伴なつて歯車
機構の機械的な拘束は、たとえば調整軸83の手
動回転後において所定の時点に達した際に、指針
運動を再び行なわせるために釈放される。
第1図に示された実施例と異なつて、第5図に
基づく駆動装置4′は、互に独立して用意された
保持板5および電子回路を組み込むために保持板
5によつて支持されたプリント回路板7とから構
成されていない。むしろ保持板5′は時計機械部
1の内部においてプリント回路板7によつて占め
られる面に亘つても延びており、その場合保持板
5′の合成樹脂材料は、たとえばあらかじめ形成
された導電回路網81のまわりに射出成形され、
この合成樹脂材料は保持板5′の機械的な補強並
びに特に個個の回路構成要素15間における電気
接続の形成のために用いられる。この構成要素1
5はここでも第1図において配置されていると同
じように示されている。なお保持板に、プリント
回路板平面に対し横に延びてそれによつて歯車機
構12によつて占められる範囲に沢山の構成要素
を密に集めることができるような収納凹部を形成
することも考えられる。さらに個々の構成要素1
5の代りに、特に水晶発信器および電子駆動制御
回路用の集積回路、場合によつてはトリマコンデ
ンサの代用としてデジタル周波数同調用の分離さ
れた導線が電気的並びに機械的にまとめられてい
るモジユールを採用することも目的にかなつてい
る。導電回路網81はそれによつて電池接触設置
範囲64(第1図参照)、ステータコイル接続端
子29およびそのようなモジユールとの間におけ
る僅かな導電径路について減少できる。
図面からわかるように、両磁極片ブリツジ38
の一方が閉じられており、他方が、好ましくはコ
イルから離れている磁極片ブリツジ38′が、ス
テータ長手軸心にスリツト85を有している場合
でも充分である。すなわち驚くべきことに、かか
る非常に狭いスリツト85が、(打ち抜きあるい
は鋸引きによる)ステータ板34の熱処理後にお
いても、すなわちあらかじめ打ち抜かれた継鉄板
49を背面側に設置してステータフレームを機械
的に補強した後でも、2つの閉じられた磁極片ブ
リツジ38に対する彎曲部43の位置が不変の状
態においてステータの効率が害されることなし
に、設置できることが実証された。またかかる狭
いスリツト85の設置は、この材料除去を介して
磁極片37の範囲における電磁作用の微調整を行
うことができるという利点を有している。
本発明に基づく解決策はしたがつて非常に高性
能でもつとも薄い時計を生ずる。その機能を決定
する主要因は外であらかじめ組み立てられる構造
群であり、これらは指針および歯車機構支持用の
保持板5並びに電子構成要素15が装備されるプ
リント回路板7から構成されている。これらの構
造群は、時計機械部1の浅い構造深さにもかかわ
らず、前面ケース殻2と文字板ホルダとの間の中
央取り付けができるように、縁ち取られかつ時計
機械部1のケース殻の中に設置される。またねじ
止めする際に時計機械部1によつて支持すべき重
い文字板ホルダ(付属品)は、この力がケース殻
自体で受け取められ、すなわち保持板5の上にあ
る機能状危険な構成要素を迂回されているので、
前面ケース殻2のこの荷重は時計作用、特に歯車
の噛み合いおよびステータにおけるロータの安定
性に不利な影響を与えるような危険はない。時計
機械部1のこの機能状危険な部品は2つのケース
殻によつて防塵的に取り囲まれているので、塵の
ような侵入異物による作用故障は防止される。両
方のケース殻2,9間におけるアンカーボルト5
9によるねじ止めは、時計機械部ケース全体の捩
り強度だけでなく、さらにプリント回路板7の接
触設置範囲64に対する電池接触ばね62の信頼
できる強い押圧を保証する。
とくに、本発明は、相対的に平らな時計機械部
に関するものであるが、容易に部品の取付けがで
きるとともに作動中でも検査あるいは修理のため
に時計機械部を開くことができる。その理由は、
本発明では、歯車機構と駆動部分がすべて保持板
の両側面に支持され、そのうちのいくつかの部分
がケース背壁の正面に位置する保持板の後側に突
出しているからである。
【図面の簡単な説明】
第1図は背面ケース殻を取り除いた状態の時計
機械部の背面図、第2図は背面ケース殻が被せら
れた1図における−線に沿う断面図、第3図
は第1図における−線に沿う断面図、第4図
は背面ケース殻が被せられた状態における1図に
おける−線に沿う断面図、第5図は第1図と
異なつた実施例におけるモータステータと電子構
成要素だけが装備されている駆動装置の正面図で
ある。 1…時計機械部、2…前面ケース殻、3…ケー
ス殻分割面の端面、4…駆動装置、5…保持板、
6…ケース前面壁、7…プリント回路板、8…ケ
ース殻分割面、9…背面ケース殻、13…中間歯
車、15a…中央歯車、16…指針機構、20…
時針歯車、21…時針管、22…分針管、26…
止めピン、28…ストツパ、30…ステータコイ
ル、31…コイルボビン、33…プリント回路板
7の背面、34…ステータ板、36…ロータ支持
部、38…磁極片ブリツジ、40…位置決め穴、
54…永久磁石、59…アンカボルト、60…ス
リツト、61…カラー部、62…電池接触ばね、
63…接触子、69…秒針軸、73…ブツシユ、
75…ケース背壁、79…係止爪、85…スリツ
ト。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 電子駆動制御回路に対する電導体をもつた時
    計機械部1であつて、この時計機械部1は電気機
    械変換器に対する保持板5を有し、電気機械変換
    器が2分割殻構造のケース内で指針機構16の駆
    動用の歯車機構12を駆動し、前記指針機構16
    は保持板5の前部で前面ケース殻2に面して配置
    され、一方、前記歯車機構12は保持板5の後部
    で背面ケース殻9に面して配置され、指針機構1
    6に駆動的に噛み合わせるために中央歯車15a
    の軸が保持板5を貫通するようにして保持板5に
    取りつけられているような時計機械部1におい
    て、 ほぼ平らな保持板5の面が、ステツプモータの
    ステータ板34によつて支持されたステータコイ
    ル30内に固定されたコイル接続端子ピン29に
    よつて貫通され、かつ、前記ステータ板34は保
    持板5に対して平らに支持されるよう保持板5の
    後部のロータ開口35内に位置決めされ、前記電
    子駆動制御回路の構成要素15が背面ケース殻9
    の前部に歯車機構12の歯車に隣接あるいはその
    下側に位置するよう配置されるとともに導電線上
    に固定され、これによつて前記保持板5の後部で
    ステツプモータのロータ11および前記歯車機構
    12の中間歯車13が、保持板5に固定された固
    定ピン68上に、保持板5に対して平行に延びる
    背面ケース殻9により前記固定ピン68上の軸方
    向の遊びを制限するようテーパ孔に軸支され、か
    つ、背面ケース殻9が前記固定ピン68と同心的
    に形成された浅い油受用の盲孔76を有している
    ことを特徴とする時計機械部。 2 ステツプモータのロータ11が保持板5の後
    部、かつ、保持板の凹所に固定されたロータ開口
    35の前で、テーパ孔に軸支されていることを特
    徴とする特許請求の範囲第1項に記載の時計機械
    部。 3 相互に挿入された時針管21および分針管2
    2を支持するために、保持板5の手前にこの保持
    板5に形成された中空円筒状部品70においてそ
    の内径が円錐状に細められ、ほぼ保持板5の厚さ
    に亘つて伸びかつ秒針軸69を半径方向に支持す
    る中空シリンダに移行する最小直径の範囲におい
    て保持板5の後方で前記中空シリンダに対して秒
    針歯車14が軸方向に当接支持されていることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項または第2項に
    記載の時計機械部。 4 前面ケース殻2内においてそのケース前面壁
    6に換え歯車19のラジアル軸受のために軸受ピ
    ン39が形成され、この換え歯車19が粗いイン
    ボリユート歯形を介して分針管22の分針歯車1
    7、時針歯車20および前面ケース殻2に案内さ
    れた調整軸83の歯車に噛み合い接続されている
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項ないし第
    3項の何れか1項に記載の時計機械部。 5 支柱66の範囲にケース殻2,9を互に接続
    するためのアンカーボルト59を収容するため
    に、ケース殻2,9に設置段部57ないし押圧段
    部58がケース殻分割面8のほぼ平面に互に向き
    合わせて形成され、これらの設置段部57と押圧
    段部58との間において、歯車機構12があらか
    じめ装着できかつ駆動装置4が組み合わされた保
    持板5の縁部領域がアンカーボルト59によつて
    締め付けられていることを特徴とする特許請求の
    範囲第1項ないし第4項の何れか1項に記載の時
    計機械部。 6 支柱66に支持段部67が形成され、この支
    持段部67の上において、前面ケース殻2にある
    電池室25の中に電池接触ばね62として付き出
    している接触子63がこのばね方向に対して直角
    に保持板5の方向に折り曲げられた弾力的な設置
    範囲64で固定され、この設置範囲64がプリン
    ト回路板7のプリント回路に対しケース殻段部5
    7,58間に締め付けられた保持板5によつて押
    圧されていることを特徴とする特許請求の範囲第
    5項に記載の時計機械部。 7 ステツプモータのステータ板34がそのロー
    タ開口35に対向する端部において設置突起55
    と支持突起56との間に嵌め込まれ、これらの突
    起55,56がケース殻2,9にほぼ分割端面3
    の壁面に互に向き合わせて形成されていることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項ないし第6項の
    何れか1項に記載の時計機械部。 8 ステツプモータが1枚のステータ板34を有
    し、このステータ板34が磁極片37を介して互
    にU字状に接続され、かつその幅に比べて大きな
    長さの2つの脚部44からなり、ロータ開口35
    が磁極片37を互に接続する2個の狭い磁極片ブ
    リツジ38によつて境界付けられ、巻線層47が
    コイル長さ48に比べて薄い場合に一方の脚部4
    4に大きなコイル長さ48のステータコイル30
    が装備されていることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項または第7項の何れか1項に記載の時計
    機械部。 9 ステータ板34にあるロータ開口35が磁極
    片37を互に接続する細い2個の磁極片ブリツジ
    38によつて境界付けられ、少なくとも1つのス
    テータコイル30が装備された脚部44が、磁極
    片37と反対側に位置するその端部に設けられた
    継鉄板49によつて互に堅固に接続されているこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第7項または第8
    項に記載の時計機械部。 10 ロータ開口35に回転方向を決める湾曲部
    84が、および脚部中間室46における磁極片3
    7のそばにに磁界を転向する湾曲部45が形成さ
    れていることを特徴とする特許請求の範囲第7項
    ないし第9項の何れか1項に記載の時計機械部。 11 ステツプモータステータ板34のロータ開
    口35における保持板5の挿入部に係留されたロ
    ータ支持部36が中空円筒状の永久磁石を有し、
    この永久磁石がロータ歯車51のボス52に形成
    された皿状受け部53に取り付けられていること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項ないし第10
    項の何れか1項に記載の時計機械部。 12 保持板5の後方においてこの保持板5に、
    2つの位置の間を移動できかつケース背壁75を
    突き出た鎖錠装置78に対する係止保持部77が
    形成され、この鎖錠装置78が秒針歯車14の間
    に噛み合い移動できる係止爪79が形成されてい
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項ないし
    第11項の何れか1項に記載の時計機械部。 13 電子駆動制御回路の構成要素15を接続す
    るための電導線がプリント回路板7に配線され、
    このプリント回路板7がほぼ平らな保持板5の前
    に保持板5によつて小間隔を維持され、複数の止
    めピン26によつて前記保持板5に接続され、こ
    れらのピン26がプリント回路板7に配線された
    導電線にはんだ付けされ、これによつてプリント
    回路板が、指針機構の分針歯車17および時針歯
    車20によつて保持板5の前を占める範囲を円弧
    状に取り囲み、背面ケース殻9壁の前における構
    成要素15を支持していることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項ないし第12項の何れか1項に
    記載の時計機械部。 14 構成要素15の接続用の導電線が、巾広い
    保持板5上に配置された導電回路網81として形
    成されていることを特徴とする特許請求の範囲第
    1項ないし第12項の何れか1項に記載の時計機
    械部。
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