JPS64608B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は主に瞬間給湯機、特に強制送風式ガス
瞬間給湯機の燃焼安全装置に関する。

従来、ガス瞬間給湯機においては設定温度、給
水温度、給湯温度及び給水量を各々検出し、最適
な給湯特性が得られる様に燃焼量を演算し、ガス
量を制御している。

また、最適な燃焼を行なわせしめるため、燃焼
量に応じて、空気量（例えばバーナフアンモータ
の回転数）をも制御する方法が一般化しつつあ
る。

第１図はこの様な従来の燃焼制御装置のブロツ
ク図で、１は給水温度を検出する感温素子、２は
給湯温度を検出する感温素子、３は給水量を検出
する流量センサ、４は前記感温素子１，２と流量
センサから信号を受けて燃焼量を演算する燃焼制
御回路で、演算した燃焼量信号をバーナに送られ
るガスが通る比例弁１１を駆動する比例弁駆動回
路７と、バーナのフアンモータ９の回転数を制御
する位相角制御回路８に各々出力する。１０はバ
ーナフアンモータ９の回転数を検出する風量セン
サで、風量センサ１０が検出した信号は燃焼風量
検出回路１２が燃焼量信号に逆変換し、その結果
を位相制御回路８に入力する。

ここで位相制御回路８は、燃焼制御回路４と、
燃焼風量検出回路１２で得られる信号を比較し、
その偏差がなくなる様に、フイードバツク制御を
行なう役目も持つ。

しかし、ここでフアンモータ９や位相角制御回
路８が故障したり、図示しないバーナの排気路の
負荷が変動すると、フイードバツク制御が正常に
行なわれず、燃焼に必要な空気量が得られず、そ
の結果、失火、不完全燃焼等の原因になり、重大
な事故につながりかねない。

本発明は上述した異常時には即座に燃焼停止さ
せ、安全性を保つことを目的として開発されたも
ので、給水温度及び給湯温度を検出する各感温素
子と、給水量を検出する流量センサからの信号に
よつて燃焼量を演算し、演算出力をガス比例弁及
びバーナフアンの位相制御回路に与えて、燃焼量
に応じた、ガス量及びバーナへの空気量を制御す
る装置において、前記バーナフアンの回転数を検
出する回転数検出回路を設け、前記回転数検出回
路で得られる回転数信号と、燃焼量に応じて算出
される設定回転数信号とを比較し、その偏差があ
る値以上になつた時作動するタイマーを設け、前
記タイマがタイムアツプした時燃焼を停止する様
にしたことを特徴とするのである。

第２図は本発明の一実施例のブロツク図で、第
１図の構成要素と等価の構成要素には同じ符号を
付し、説明は省略する。

第２図において、６は燃焼制御回路４で得られ
る燃焼量信号と、燃焼風量検出回路１２で得られ
る風量信号との比較を行なう比較回路で、燃焼量
信号と風量信号の偏差がある値以上になるとタイ
マ回路５に出力信号を与える。タイマ回路５は比
較回路から信号が入力された時タイマを作動し、
入力されない時タイマをリセツトし、タイマがタ
イムアツプすると燃焼制御回路４に燃焼停止信号
を出力し、機器の燃焼を停止させる。

つまり、常時は第１図で説明した通りに燃焼を
制御するが、しかし、バーナフアンモータや、バ
ーナフアンモータを制御する回路の故障が生じた
り、バーナの排気路の負荷が変動した場合など、
正常な燃焼が得られない状態が或る時間（タイマ
が作動し、タイムアツプするまでの時間）続く
と、燃焼は自動的に停止する。

こうして、本発明によれば、従来の欠点を解決
することができ、事故を未然に防止することがで
きる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の燃焼制御装置のブロツク図、第
２図は本発明の一実施例のブロツク図であつて、
１，２は感温素子、３は流量センサ、４は燃焼制
御回路、５はタイマ回路、６は比較回路、７は比
例弁制御回路、８はフアンの位相角制御回路、９
はバーナフアンのモータ、１０は風量センサ、１
２は燃焼風量検出回路を示す。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 給水温度及び給湯温度を検出する感温素子
   と、給水量を検出する流量センサからの信号によ
   つて燃焼量を演算し、演算出力をガス比例弁の制
   御回路及びバーナフアンの位相制御回路に与え
   て、燃焼量に応じた、ガス量及びバーナへの空気
   量を制御する装置において、 前記バーナフアンの回転数を検出する回転数検
   出回路及び、前記回転数検出回路で得られる回転
   数信号と、燃焼量に応じて算出される設定回転数
   信号とを比較し、その偏差がある値以上になつた
   時作動するタイマとを設け、前記タイマのタイム
   アツプで燃焼を停止する様にしたことを特徴とす
   る燃焼安全装置。