JP2866171B2 - ボイラガス再循環制御装置 - Google Patents

ボイラガス再循環制御装置

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はボイラのガス再循環制御装置に係るもの
で、経年変化等による常態変化に対応して自動的にガス
再循環を制御する装置に関する。
〔従来の技術〕
ガス再循環系制御の目的は大きく分けて下記の2つで
ある。
(1) 火炉ホツパよりのガス再循環量を制御すること
により再熱器出口蒸気温度を制御する。
(2) 1次ガスダクト及びウインボツクスへのガス再
循環量すなわちバーナ燃焼空気へのガス再循環量を制御
することによりNOX値を制御する。
上記の目的を達成するために以下の如く制御をしてい
る。これを第1図に基づいて説明する。
第1図はボイラにおけるガス循環装置の系統図であ
り、図において、1はガス再循環フアン(以下単にGR
F)、2はガスミキシングフアン(以下単にGMF)、3は
火炉ホツパ入口ダンパ、4はGRF入口ダンパ、5は一次
ガスダンパ、6はGMF出口ダンパ、7はGMF入口ダンパ、
8はウインドボツクス、9は一次ガスダクト、10はGRF
出口圧力発信器、11は圧力コントローラである。
この様な装置において、上記目的(1)の再熱器出口
蒸気温度の制御は、ガス再循環フアン1を出た後の火炉
ホツパ入口ダンパ3を制御することによりなされ、又目
的(2)のNOXの制御は、ガス再循環フアン1を出た
後、ウインドボツクス8を経てバーナ燃焼空気と混合を
するに必要な圧力を得るためガスミキシングフアン2を
設け、これを経てウインドボツクス8、一次ガスダクト
9にGMF出口ダンパ6、一次ガスダンパ5によりガス量
を制御することがなされる。
以上の如く再熱器出口蒸気温度、NOX値を制御するた
め各々の系統からそれぞれ必要なガス量を取ることにな
る。その際、常に安定な制御を行うためにはガス再循環
フアン出口の圧力はある決められた値から変動しないこ
とが必要である。
そのためにGRF出口をGRF出口圧力発信器10により計測
し圧力コントローラ11によりGRF入口ダンパ4を制御し
ている。
ところで、火炉ホツパ入口ダンパ3,一次ガスダンパ5,
GMF出口ダンパ6を安定した効果的な制御を行うために
は、このダンパの出入口差圧がある一定の範囲に入って
いることが必要である。そのためには、そのようになる
ようガス再循環フアン1出口圧力を制御することが必要
である。
この方法を第2図を参照して説明する。図はGRF出口
制御回路を示しており、12は発電量指令の如き負荷要求
信号(MWデマンド)、13は負荷要求信号をガス再循環フ
アン1の出口圧力値に変換する関数変換器、15はGRF出
口圧力発信器10の出力を補正してGRF入口ガスダンパ4
に制御信号を送出するコントローラである。
即ち、MWデマンド12を関数変換器13により各負荷のガ
ス再循環フアン1出口の圧力に変換し、この変換値をGR
F出口発信器10により計測した値とコントローラ15にお
いて比較し、コントローラ15はこれに基づきGRF入口ダ
ンパ制御信号を出力する。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記の如き従来装置では、GRF出口圧力の制御が、MW
デマンド132によつて設定された圧力値と、実際に計測
されたGRF出口圧力値とによつてのみ制御されているた
め、例えば、ボイラの経年変化などによる状態変化に対
応できない。即ち、図示していないAH(空気予熱器)の
汚れによりΔP増加率が経年変化により変わった場合な
どにおいて、同じ発熱量を求める場合は設定すべきGRF
出口圧力は異なるのであるが、上記従来装置では、運転
員が状況に応じてGRF出口の圧力設定を行つているのが
実情である。
又、上記装置では、経年変化を見て火炉圧力の増加分
+α値を大きくする必要があり、これによりGRFの動力
損失が大きくなるという不都合もあつた。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は上記の点に鑑みてなされたもので、負荷要求
信号に基づいてガス再循環フアン出口圧力を設定する再
循環圧力設定手段と、運転中のガス再循環フアン出口圧
力を検出する再循環圧力検出手段と、該循環圧力検出手
段の出力に基づいて前記再循環圧力設定手段により設定
されたガス再循環フアン出口圧力を補正する再循環圧力
補正手段とを備え、該再循環圧力補正手段の出力により
ガス再循環フアン出口圧力を所定範囲に制御するように
したボイラガス再循環制御装置において、負荷要求信号
に基づいて火炉出口圧力を設定する火炉圧力設定手段
と、運転中の火炉出口圧力を検出する火炉圧力検出手段
と、該火炉圧力検出手段の出力に基づいて前記火炉圧力
設定手段により設定された火炉出口圧力を補正する火炉
圧力補正手段と、該火炉圧力補正手段の出力を前記再循
環圧力補正手段に印加する加算器とを有し、火炉出口圧
力の変動に基づいてガス再循環フアン出口圧力を所定範
囲に制御することを特徴としている。
〔作用〕
上記構成では、負荷要求信号によつて予め設定された
火炉出口圧力は、検出された実際の火炉圧力により補正
される。この補正出力はガス再循環フアン出口圧力を制
御する補正信号として別途形成されたガス再循環フアン
出口圧力補正出力に加えられる。従って、ボイラの経年
変化が表われる火炉圧力の変化に応じて、必要なガス再
循環フアン出口圧力が適切にコントロールされる。
〔発明の実施例〕
本発明の実施例を第1図,第2図に基づいて説明す
る。尚、第1図の系統図は、従来装置と共通であり、第
2図のGRF出口制御回路は、既に説明した従来の制御回
路に一部必要回路を付加したものである。この付加回路
において、13は変換器、14は加算器、16は火炉出口圧力
発信器、17は一次遅れ器、18はコントローラ、19は上下
限リミツタ、20は関数変換器である。このような回路
は、制御系全体の安定性を考慮して従来装置の制御回路
に付加されることが望ましい。
ボイラの状態の変化をつかまえるのは火炉圧力を計測
するのがよい。しかしながら、火炉圧力は短期的には非
常に変動している。したがつて火炉圧力発信器16により
計測しこれを一次遅れ器17により十分に平準化しボイラ
の状態の大きな変化傾向をつかむ。これと従来の制御回
路のMWデマンド12より作成し関数変換器20によつて変換
された火炉圧力設定値とをコントローラ18により比較
し、比較結果を補正信号として上下限リミツタ19を介し
て加算器14に印加する。補正信号による修正は長時限的
な修正動作とさせるため比例制御とし、積分要素はこの
コントローラ18には持たせない。又、火炉圧力は短時限
的には非常に変動しているためかえつて外乱となる可能
性があるため上下限リミツタ19により制限をかけ暴走し
ないよう歯止めをかける。
以上説明したように、本実施例では、MWデマンドから
関数変換器20により、火炉出口圧力の目標値を作り、実
測した火炉圧力信号即ち、火炉圧力発信器16の出力の小
さな変動を取除く為の一次遅れリレー17とを偏差演算コ
ントローラ18で比例制御信号を作り、上下限リミツター
19の許容する修正幅だけGRF出口圧力設定値を修正する
ものである。
従って、火炉圧力の大きな変動傾向により設定値の修
正動作を行うことによりボイラ状態の変化に対して、自
動的にGRF出口圧を所定範囲に制御することができる。
尚、上記実施例にあつては、MWデマンド12が本発明に
おける負荷要求信号、関数変換器13がガス再循環圧力設
定手段、コントローラ15が再循環圧力補正手段、火炉圧
力発信器16が火炉圧力検出手段、関数変換器20が火炉圧
力設定手段、コントローラ18が火炉圧力補正手段、GRF
出口圧力発信器10が再循環圧力検出手段に夫々相当す
る。
第2図の実施例ではMWデマンド12の出力を関数リレー
20を介してコントローラ18に送出しているが、火炉圧力
の信号に対するGRF出口圧力設定値の関数を設定する設
定回路を火炉圧力発信器16の出力側の一次遅れリレー17
と、偏差演算コントローラ18の間に設ければ、関数リレ
ー20は不要であつて同様の効果を得ることができる。
〔発明の効果〕
本発明は以上説明した通りであり、火炉圧力の経年的
上昇に対して、GRF出口圧力が必ず+αだけ高い運転が
可能となるので、火炉圧力変化で再循環ガスが流れず
に、火炉ホッパー部のダクトが燃焼する等のトラブルを
防止することができる。又、GRFから火炉に供給される
再循環ガス流量の変動が少くなり、RH(再熱器)蒸気温
度が変動することなく運転できる。
NOXについても安定した制御に効果がある等の利点が
ある上に、火炉圧力+αの+αの値を小さく設定しても
よいことになり、経年変化を見込んで+αの値を大きく
する現状に対してGRFの動力損失を少く運転出来る効果
がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に用いられるボイラガス再循環制御装置
の全体系統図、第2図は従来及び本発明の制御回路の要
部説明図である。 1……ガス循環フアン、10……GRF出口圧力発振器、12
……MWデマンド、13……関数変換器、14……加算器、15
……コントローラ、16……火炉圧力発信器、18……コン
トローラ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】負荷要求信号に基づいてガス再循環フアン
    出口圧力を設定する再循環圧力設定手段と、運転中のガ
    ス再循環フアン出口圧力を検出する再循環圧力検出手段
    と、該再循環圧力検出手段の出力に基づいて前記再循環
    圧力設定手段により設定されたガス再循環フアン出口圧
    力を補正する再循環圧力補正手段とを備え、該再循環圧
    力補正手段の出力によりガス再循環フアン出口圧力を所
    定範囲に制御するようにしたボイラガス再循環制御装置
    において、 負荷要求信号に基づいて火炉出口圧力を設定する火炉圧
    力設定手段と、運転中の火炉出口圧力を検出する火炉圧
    力検出手段と、該火炉圧力検出手段の出力に基づいて前
    記火炉圧力設定手段により設定された火炉出口圧力を補
    正する火炉圧力補正手段と、該火炉圧力補正手段の出力
    を前記再循環圧力補正手段に印加する加算器とを有し、
    火炉出口圧力の変動に基づいてガス再循環フアン出口圧
    力を所定範囲に制御することを特徴とするボイラガス再
    循環制御装置。
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