JPS643294B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS643294B2 JPS643294B2 JP23105882A JP23105882A JPS643294B2 JP S643294 B2 JPS643294 B2 JP S643294B2 JP 23105882 A JP23105882 A JP 23105882A JP 23105882 A JP23105882 A JP 23105882A JP S643294 B2 JPS643294 B2 JP S643294B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- insulating paper
- layer
- cable
- thickness
- tape
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000004020 conductor Substances 0.000 description 5
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 4
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 3
- 238000009413 insulation Methods 0.000 description 2
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 2
- 230000015556 catabolic process Effects 0.000 description 1
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000005684 electric field Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
Description
【発明の詳細な説明】
〔技術分野〕
本発明は電力ケーブルの絶縁層の構成に係わ
る。
る。
OFケーブル等、絶縁テープを導体上に纒巻し
て絶縁する電力ケーブルにおいては、通常導体直
上近傍に厚さの薄いテープを用い、外周に行くに
従い厚さを増加したテープを用いている。
て絶縁する電力ケーブルにおいては、通常導体直
上近傍に厚さの薄いテープを用い、外周に行くに
従い厚さを増加したテープを用いている。
この理由は導体直上部の電気的ストレスが最も
大きく、外径の増大に反比例してストレスが低下
して行くため、テープの衝合面間に存在する油層
の許容厚さが外側に行くい従い増加するという根
拠と経済的なケーブルを製造するという点に基づ
くものである。
大きく、外径の増大に反比例してストレスが低下
して行くため、テープの衝合面間に存在する油層
の許容厚さが外側に行くい従い増加するという根
拠と経済的なケーブルを製造するという点に基づ
くものである。
第1図に交流破壊ストレス(KV/mm)を油層
厚さ(mm)の関係を示す。
厚さ(mm)の関係を示す。
ちなみに、500KVのOFケーブルでは、導体直
上部では厚さ70μの絶縁紙を用い、外側に行くに
従い、100μ、125μ、200μ、250μ、300μ等の絶縁
紙を用いている。
上部では厚さ70μの絶縁紙を用い、外側に行くに
従い、100μ、125μ、200μ、250μ、300μ等の絶縁
紙を用いている。
ところで、このような構成を有するOFケーブ
ル間を接続する場合や終端箱を組立てる場合には
次のようなことが問題となる。
ル間を接続する場合や終端箱を組立てる場合には
次のようなことが問題となる。
第2図はケーブル接続部構成を示し、第3図は
第2図a部を拡大して示す。
第2図a部を拡大して示す。
図において、1はギヤツプ巻きによるケーブル
最外層絶縁紙テープ層を示し、2は補強絶縁紙を
示し、3は遮蔽層、4はケーブルの金属シースを
示し、tは絶縁紙テープの厚さを示している。図
で示すように、ケーブル絶縁紙テープ1の上に補
強絶縁紙2を纒巻するが、金属シース4が皮はぎ
され、補強絶縁紙2の纒巻がはじまるa部近傍で
は課電時電界がケーブル部と比べて乱れる上、接
続部組立時に繰返し曲げが加わる可能性が多く、
機械的にも弱点部となり、絶縁破壊を生じるケー
スが多い。
最外層絶縁紙テープ層を示し、2は補強絶縁紙を
示し、3は遮蔽層、4はケーブルの金属シースを
示し、tは絶縁紙テープの厚さを示している。図
で示すように、ケーブル絶縁紙テープ1の上に補
強絶縁紙2を纒巻するが、金属シース4が皮はぎ
され、補強絶縁紙2の纒巻がはじまるa部近傍で
は課電時電界がケーブル部と比べて乱れる上、接
続部組立時に繰返し曲げが加わる可能性が多く、
機械的にも弱点部となり、絶縁破壊を生じるケー
スが多い。
本発明は以上説明したように、接続時に生ずる
欠点を改善するため、ケーブル絶縁層の最外層と
なる部分の適当厚み部分に、その直下の層に用い
た絶縁紙テープより厚みのうすい絶縁紙テープを
纒巻することに特徴を有するものである。
欠点を改善するため、ケーブル絶縁層の最外層と
なる部分の適当厚み部分に、その直下の層に用い
た絶縁紙テープより厚みのうすい絶縁紙テープを
纒巻することに特徴を有するものである。
500KV級OFケーブルの最外層となる部分に用
いる絶縁紙テープ厚300μのテープにかえて150μ
程度のテープを用いる。なお導体直上より半径方
向に最外層となる層の直下の層までは、すでに説
明したように絶縁紙テープ厚が順次大きくなる絶
縁紙テープ100μ、125μ、200μ、250μのものが遂
次纒巻されるが、全絶縁層はギヤツプ巻きであ
る。最外層の絶縁紙テープ厚を300μより150μと
厚さを半分とすれば、第1図に示すように、破壊
ストレスは30KV/mmから50KV/mmと上昇する
ため、補強絶縁紙巻始め点近傍の電気的弱点をカ
バーすることができる。
いる絶縁紙テープ厚300μのテープにかえて150μ
程度のテープを用いる。なお導体直上より半径方
向に最外層となる層の直下の層までは、すでに説
明したように絶縁紙テープ厚が順次大きくなる絶
縁紙テープ100μ、125μ、200μ、250μのものが遂
次纒巻されるが、全絶縁層はギヤツプ巻きであ
る。最外層の絶縁紙テープ厚を300μより150μと
厚さを半分とすれば、第1図に示すように、破壊
ストレスは30KV/mmから50KV/mmと上昇する
ため、補強絶縁紙巻始め点近傍の電気的弱点をカ
バーすることができる。
以上説明したように、本発明はケーブル絶縁層
最外層近傍に厚さのうすい絶縁紙を用いるため、
油層厚が低減されることになり、それに伴い破壊
ストレスが向上するため、絶縁性能のすぐれた接
続部を得ることができる。
最外層近傍に厚さのうすい絶縁紙を用いるため、
油層厚が低減されることになり、それに伴い破壊
ストレスが向上するため、絶縁性能のすぐれた接
続部を得ることができる。
本発明は275KV以上の超高圧OFケーブルに適
用される。
用される。
第1図はOFケーブルにおける交流破壊ストレ
スと油層厚さの関係を示す。第2図はケーブル接
続部構成を示す。第3図は第2図a部の拡大図で
ある。 1……ケーブル最外層絶縁紙テープ、2……補
強絶縁紙、3……遮蔽層、4……ケーブル金属シ
ース。
スと油層厚さの関係を示す。第2図はケーブル接
続部構成を示す。第3図は第2図a部の拡大図で
ある。 1……ケーブル最外層絶縁紙テープ、2……補
強絶縁紙、3……遮蔽層、4……ケーブル金属シ
ース。
Claims (1)
- 1 ケーブル絶縁層の最外層となる部分の適当厚
み部分に、その直下の層に用いた絶縁紙テープよ
り厚みのうすい絶縁紙テープを纒巻することを特
徴とする電力ケーブル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23105882A JPS59121709A (ja) | 1982-12-28 | 1982-12-28 | 電力ケ−ブル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23105882A JPS59121709A (ja) | 1982-12-28 | 1982-12-28 | 電力ケ−ブル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59121709A JPS59121709A (ja) | 1984-07-13 |
JPS643294B2 true JPS643294B2 (ja) | 1989-01-20 |
Family
ID=16917621
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23105882A Granted JPS59121709A (ja) | 1982-12-28 | 1982-12-28 | 電力ケ−ブル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59121709A (ja) |
-
1982
- 1982-12-28 JP JP23105882A patent/JPS59121709A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59121709A (ja) | 1984-07-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0713887B2 (ja) | シールド電線 | |
JPS643294B2 (ja) | ||
JP2930273B2 (ja) | 電磁誘導機器巻線の製造方法 | |
JPS6015390Y2 (ja) | 電力ケ−ブル絶縁接続部 | |
JPS6057165B2 (ja) | ケ−ブル導体 | |
JPH09120922A (ja) | 転位導体巻線 | |
JPS6029296Y2 (ja) | 電力ケ−ブル絶縁接続部 | |
JP2571412B2 (ja) | Ofケーブル | |
JPH0359662B2 (ja) | ||
US2216464A (en) | Insulator | |
JP3269546B2 (ja) | ソリッドdcケーブル | |
JPS59196510A (ja) | 電力ケ−ブル | |
JPH09106714A (ja) | 超電導ケーブル | |
US1935532A (en) | Insulation of high voltage conductors | |
JPH1131421A (ja) | 大容量送電対応型電力ケーブル | |
JPS5832174Y2 (ja) | 電力ケ−ブルの分割導体 | |
JPH0375965B2 (ja) | ||
JPH0562917U (ja) | 扇形導体3芯電力ケーブルの遮水構造 | |
SU35713A1 (ru) | Электрический экран дл высоковольтных кабелей | |
JPS61114407A (ja) | 直流送電用電力ケ−ブルおよびその送電方法 | |
JPS59134504A (ja) | 電力ケ−ブル | |
JPS6016006Y2 (ja) | 油入り電力ケ−ブル | |
JPH0720851Y2 (ja) | ケーブル端末の接地処理部 | |
SU1092641A1 (ru) | Способ монтажа концевой заделки кабелей с бумажной изол цией | |
JPH0429448Y2 (ja) |