JPS642566B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS642566B2
JPS642566B2 JP12270381A JP12270381A JPS642566B2 JP S642566 B2 JPS642566 B2 JP S642566B2 JP 12270381 A JP12270381 A JP 12270381A JP 12270381 A JP12270381 A JP 12270381A JP S642566 B2 JPS642566 B2 JP S642566B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
skin
foundation
blue
pigments
titanium dioxide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP12270381A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5824510A (ja
Inventor
Osamu Kaneko
Akihiro Munakata
Yukio Murui
Masakyo Nakano
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shiseido Co Ltd
Original Assignee
Shiseido Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Shiseido Co Ltd filed Critical Shiseido Co Ltd
Priority to JP12270381A priority Critical patent/JPS5824510A/ja
Publication of JPS5824510A publication Critical patent/JPS5824510A/ja
Publication of JPS642566B2 publication Critical patent/JPS642566B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、化粧品分野において、メイクアツプ
効果を主体としたベイスメイクアツプから、仕上
げメイクアツプ製品のより自然な肌色のコントロ
ールを目的とするフアウンデイシヨンに係るもの
である。詳しくは、青色系顔料又は緑色系顔料で
ある紺青、群青、コバルトブルー、クロムグリー
ン、チタン酸コバルト及びフタロシアニンブルー
から選ばれる顔料の1種又は2種以上と二酸化チ
タンを併用することによつて、肌の欠点をカバー
し、且つ自然や透明感のある肌色を演出できる新
しいフアウンデイシヨンを提供することを目的と
する。 従来、一般に提供されているフアウンデイシヨ
ンには、肌のシミ、ソバカス等の欠点をカバーす
ること及び日光から肌をまもるため紫外線を遮蔽
することを目的とした隠ぺい力効果の粉末商品
と、肌を自然な色に例えば肌色をよくみせたり、
日焼け後の肌色に演出したり、更には、血色の良
い顔色にみせる等の肌色を好みの色にコントロー
ルすることを目的とする着色効果を主体とする商
品の2種類のタイプに分類することができる。 本発明は前記フアウンデイシヨンの各機能を持
ち、且つ自然な透明感のある新しいフアウンデイ
シヨンを種々研究の結果見い出したものである。 即ち、紫外線から肌をまもつたり、肌の欠点を
カバーするための隠ぺい性の強いフアウンデイシ
ヨンと素肌感覚の好みの色味を演出できる着色効
果を持つ自然な仕上りのフアウンデイシヨンの2
つの機能を同時に有し、且つ透明感の顕著なメイ
クアツプ化粧料即ちフアウンデイシヨンを見い出
したのである。 更に、一般に、紫外線の遮蔽効果や、肌の欠点
をカバーをするためには、隠ぺい力の強い二酸化
チタンや亜鉛華等を多量に配分しなければならな
い。しかしながら、これ等を多く配合すると白ぽ
く浮き上がつたり、厚ぼつたく仕上り非常に不自
然さを感ずることになる。逆に、素肌感覚の自然
な仕上りを演出するには素肌の色味を生かすため
に前記の隠ぺい力を極めて抑えながら透明性を強
張するため遮蔽効果や肌の欠点のカバー効果は当
然失われてしまう。この様に、肌をカバーする効
果と自然な仕上りは相反する特性にある。 本発明者等は、この矛盾する特性を共に満足さ
せるために、素肌及び化粧肌の測色の点から隠ぺ
い力の強い肌色のフアウンデイシヨンに前記の青
色系顔料及び緑色系顔料と2酸化チタンとの併用
によつて、透明感のある自然な仕上りを有するフ
アウンデイシヨンを開発することができた。 本発明のフアウンデイシヨンにはコントロール
カラーやプレメイクアツプフアウンデイシヨンが
含まれる。 コントロールカラーはフアウンデイシヨンを塗
布する前に素肌の欠点即ち赤味の肌色をコントロ
ールし透明感を持たらす商品である。又、プレメ
イクアツプフアウンデイシヨンも同様で、肌に透
明感を持たらす下地としてフアウンデイシヨンを
塗布する前に使用する商品である。 従つて、従来は、コントロールカラー又はプレ
メイクアツプフアウンデイシヨンを塗布後、フア
ウンデイシヨンを塗布して、使用していたのであ
る。 本発明は上記のように2種類のフアウンデイシ
ヨンを使用せずに、1種類で、フアウンデイシヨ
ンの役目を果すすぐれた新しいフアウンデイシヨ
ンである。特に透明感を備えた今までにないフア
ウンデイシヨンである。 代表的な日本人女性の素肌の測色結果を分析す
ると、色相的には黄味〜赤味にかけて巾広く分布
している。そして、彩度と明度については一定の
関係がみられ、この関係は一般的に色白の肌及び
透明な肌と評価される肌と、色黒の肌及びくすん
だ肌と評価される肌とほぼ対応のあることが知見
された。日本人が基本的に考えている色白で透明
な肌とは色彩学的には相対的に明度が高く、彩度
が低いほど良く対応ずけることができる。 又、日本人女性の中で典型的に透明感のある人
とない人の分光反射率の相異を頬(150名のパネ
ル)の部分で表わすと、 △R=Rt−Rk/Rk △R:反射率の相異、 Rt:透明感のある人の反射率 Rk:透明感のない人の反射率 上記の式より△Rを求めると、次のことが知見
された。即ち、日本人女性の典型的な色白で透明
な肌とは、色彩学的には、彩度が低く、明度が高
く、しかも400〜550nm領域の反射率が高いこと
が見い出された。 本発明者等は、目的のフアウンデイシヨンを得
るために、鋭意研究の結果、前記の青色系顔料及
び緑色系顔料の1種又は2種以上と二酸化チタン
を配合することによつて隠ぺい力のある且つ透明
感にすぐれた新しいフアウンデイシヨンを得るこ
とができたのである。 本発明のフアウンデイシヨンは低彩度、高明度
で波長領域400〜550nmにおける反射率が高い透
明感のある化粧料である。 次に代表的色調のフアウンデイシヨンの化粧効
果を説明する。フアウンデイシヨンのタイプを2
種類に分け、1つは透明感のあるルーセントタイ
プもう1つは被覆力のあるカバータイプにし、従
来のものと本発明のものとの粉末組成比における
自然な仕上げ(透明感)を官能評価で判定した。
【表】 上記の通り、より自然な仕上りを目的とするル
ーセントタイプ及び肌の欠点をカバーするカバー
タイプの2つのベイスカラーフアウンデイシヨン
に青緑色系顔料としてチタン酸コバルトを二酸化
チタンに対して約3%配合し、外観色がほぼ同一
となる様に赤色、黄色及び黒色の酸化鉄等の着色
顔料にて調合した場合の自然な仕上り観特に透明
感の官能評価の結果は明らかに本発明によりすぐ
れた効果がみられた。 得られたカバータイプの本発明品と従来品につ
いて、色彩学的比較を行つた結果、素肌及び化粧
肌の分光反射率の差を求めると、明らかに400〜
550nmの青緑色領域の反射を高め、逆に高波長域
にて吸収し、黄味、赤味をおさえていることが知
見された。明度〜彩度の関係で言えば、本発明品
は明度を上げ、彩度を下げる方向にあり、より自
然な透明感の肌色を表わしているが、従来品は明
度を上げるのみの傾向を表わしている。 本発明に用いられる青色系顔料又は緑色系顔料
には紺青、群青、コバルトブルー、クロムグリー
ン、チタン酸コバルト及びフタロシアニンブルー
が選ばれるが、チタン酸コバルトのように着色
力、隠ぺい力の強い顔料がより効果が見られる。 前記の各顔料の1種又は2種以上と二酸化チタ
ンとの配合率は、顔料/二酸化チタン=0.05/10
〜1/10が限度で、これ以下又は以上では仕上り
効果上満足できるものが得られ難い。 本発明はその他の顔料例えばウルトラバイオレ
ツト、レーキレツドCBA、リソールルビンBCA
及びヘリンドンピンク等の赤色系顔料にも十分利
用可能である。 次に実施例を示す。(%は重量%を示す) (実施例 1) 油性分散ステツク状フアウンデイシヨン 固型パラフイン 8.0% カルナバワツクス 2.0 イソプロピルミリステート 8.0 流動パラフイン 25.0 スクワラン 10.0 ソルビタンセスキオレート 1.5 二酸化チタン 18.0 カオリン 22.5 緑色系顔料(チタン酸コバルト) 0.4 その他の着色顔料(酸化鉄) 4.0 香 料 0.6 (実施例 2) 乳化系フアウンデイシヨン ステアリン酸 3.0% トリエタノールアミン 1.5 流動パラフイン 20.0 スクワラン 5.0 カルボキシメチルセルロース 0.5 ヴイーガム 1.0 プロピレングリコール 7.0 グリセリン 3.0 二酸化チタン 10.0 タルク 7.0 緑色系顔料(クロムグリーン) 0.4 その他の着色顔料(酸化鉄) 3.0 イオン交換水 38.3 プロピルパラベン 0.1 香 料 0.2 (実施例 3) 粉末タイプのフアウンデイシヨン タルク 13.35% ジンクステアレート 5.0 マイカ 25.0 二酸化チタン 40.0 青色系顔料(群青) 3.5 その他着色顔料(酸化鉄) 7 グリセリンモノステアレート 0.5 流動パラフイン 2.5 ホホバオイル 3.0 香 料 0.05 メチルパラベン 0.1

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 紺青、群青、コバルトブルー、クロムグリー
    ン、チタン酸コバルト及びフタロシアニンブルー
    から選ばれる顔料の1種または2種以上と二酸化
    チタンとを、顔料/二酸化チタンの比率が0.05/
    10〜1/10の割合で配合した波長領域400〜
    550nmにおける反射率が高い透明感のあるフアウ
    ンデイシヨン。
JP12270381A 1981-08-05 1981-08-05 透明感のあるフアウンデイシヨン Granted JPS5824510A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12270381A JPS5824510A (ja) 1981-08-05 1981-08-05 透明感のあるフアウンデイシヨン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12270381A JPS5824510A (ja) 1981-08-05 1981-08-05 透明感のあるフアウンデイシヨン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5824510A JPS5824510A (ja) 1983-02-14
JPS642566B2 true JPS642566B2 (ja) 1989-01-18

Family

ID=14842516

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12270381A Granted JPS5824510A (ja) 1981-08-05 1981-08-05 透明感のあるフアウンデイシヨン

Country Status (1)

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JP (1) JPS5824510A (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5948410A (ja) * 1982-09-11 1984-03-19 Shiseido Co Ltd 化粧料およびその製造方法
JP2002241225A (ja) * 2001-02-15 2002-08-28 Kose Corp メーキャップ化粧料

Family Cites Families (4)

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DE2928287A1 (de) * 1979-07-13 1981-01-29 Merck Patent Gmbh Perlglanzpigmente, verfahren zu ihrer herstellung und ihre verwendung

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Publication number Publication date
JPS5824510A (ja) 1983-02-14

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