JP4438310B2 - 化粧品用添加剤 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は化粧品用添加剤、特にファンデーション等のメークアップ化粧品に配合することにより各人が本来有していた、くすみのない自然で健康的な肌色(「自分色のきれい肌」)を取り戻すことのできる化粧品用添加剤に関する。また本発明は、当該添加剤を含有する化粧品組成物及びそれを用いた化粧方法にも関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のメークアップ化粧品、特にファンデーション類は、シミ、ソバカス等の欠点をカバーして、素肌の上に素肌とは別の理想の肌色を創出することを目的としていた。そこで、従来のファンデーション類は、欠点のカバー力(隠蔽力)を向上させるため、例えば酸化チタンや酸化鉄等の着色顔料といった隠蔽力の大きな成分が配合されていた。しかしながら、これら従来のファンデーション類を塗布することにより肌のくすみ等の欠点を隠蔽することはできるが、全体に白く粉っぽい不自然な感じとなる場合が多かった。
【0003】
人間の皮膚は、本来の無垢な状態では透明感のある自然で健康的な肌色をしており、その分光反射率を測定すると、約450〜550nmの波長領域(領域I)に上に凸のブロードなピーク、約500〜620nmの波長領域(領域II)に下に凸のピークを有し、約600〜700nmの波長領域(領域III)において漸増する基本的に右上がりの曲線を示すことが知られている(図1(A)参照)。ところが、紫外線等を含む様々なダメージを受けることによりくすんだ肌となると、その肌の分光反射率は全体的に低下するとともに前記波長領域の凹凸が縮小して平坦になる傾向があることも知られている(図1(B)参照)。
【0004】
特許文献1には、前記領域IIにおける分光反射曲線の窪みの変化に着目し、赤色色材と黄色色材とを特定割合で配合することにより曲線の窪みを復活させ、自然で健康的な化粧肌を得るファンデーションが記載されている。このファンデーションは、前記波長領域に曲線の窪みを形成させることには成功しているが、複数の着色顔料の組合せによる減法混色に基づく色相補正であるため、透明感や明るさ或いは自然な仕上がりといった点で本来の素肌には及ばない。
【0005】
同様に分光反射曲線に着目した他の技術として、特許文献2には、酸化チタン、微粒子酸化チタン、顔料粉末、酸化チタン類及び顔料以外の球状粉末を特定量含有せしめたファンデーションが記載されており、それを塗布することにより、400〜700nmの波長領域全体における反射率が塗布しない場合より向上したとされている。
しかしながら、特許文献2の図1及び図2に記載されているように、そのファンデーションを塗布していない素肌の分光反射曲線においても約500〜600nmの波長領域に窪みが形成されていることから、下地となる素肌がダメージを受けていないものと推測される。即ち、このファンデーションは、配合する酸化チタンや酸化鉄等の着色顔料の配合量を制限することによって下地となる素肌の反射率を活かして可視光領域での反射率全体を向上させただけであり、分光反射率曲線の窪みを喪失したダメージ肌を改善するには至っていない。
【0006】
一方、特許文献3には、シミ、ソバカス等の皮膚トラブルによって生じた肌の濃色部分を目立たなくするため、当該部分の肌の色に対して補色(近傍)の色域を透過光として有する干渉光物質(雲母チタン)を配合した肌色調整用組成物が記載されている。この組成物によれば、肌をくすませることなく皮膚の色調トラブルを改善することが可能であると記載されている。
【0007】
しかしながら、雲母チタンの透過光の色域は、雲母を被覆する酸化チタンの膜厚で決まり、赤色濃色部分の調製用組成物には黄〜赤色透過性(青〜緑色干渉色)の雲母チタンを配合し、青色濃色部分の調製用組成物には青〜緑色透過性(黄〜赤干渉色)の雲母チタンを配合する必要がある。即ち、赤色及び青色の濃色部分が混在する皮膚トラブルを改善するためには少なくとも2種類の組成物を別々に適用することが必要である。ところが、後述の比較例4に示すように、異なる干渉色を有する複数の干渉光物質(雲母チタン)を混合した場合、加法混色に従って分光反射曲線が全波長領域に渡って平坦となり、全体の色調は白色に近づいてしまうため、特許文献3の教示に基づいて分光反射率曲線に凹凸を持った本来の自然な肌色を得ることは不可能である(図6参照)。
【0008】
特許文献4にも、透明性の高い自然な仕上がりが得られるファンデーションとして干渉光物質を含有したものが記載されている。特許文献4で使用される干渉光物質は、雲母又は雲母の表面を少なくとも酸化チタン及び又は酸化鉄で被覆した粉体である。特許文献4では、これらの干渉光物質に起因するぎらつき感を抑制すると同時に肌表面の凹凸トラブルを解消するために、鉄含有酸化チタンと球状樹脂粉末とを含有することを必須としている。その結果、赤色及び/又は黄色干渉系の雲母チタンを配合した場合に肌色補正効果に優れたファンデーションが得られたと記載されている。
しかしながら、特許文献4における「肌色補正効果」は、特許文献3に記載された「肌色調整」と同様に、色むら、シミ等の色調トラブルをカバーする効果であり(段落0056参照)、所定波長領域に凹凸を持った分光反射率曲線を示す化粧肌を得ることとは根本的に相違している。
【0009】
肌の色は本来各人様々であり、同一人においても部位によって色が異なるのが自然である。近年の個性志向及びナチュラル志向の風潮と相俟って、自然で個性的な肌、言い換えれば各自が本来有していたダメージを受けていない肌を取り戻すことのできる化粧品が求められている。本発明者等は、このようなダメージを受けていない肌を「自分色のきれい肌(personal beautiful skin)」と命名した。「自分色のきれい肌」とは、下記で定義するように、図1(A)に示す分光反射率を示す肌であり、このような肌を得ることのできる化粧品は未だ得られていない。
【0010】
【特許文献1】
特開平10−17437号公報
【特許文献2】
特開平10−7525号公報
【特許文献3】
特開平8−81334号公報
【特許文献4】
特開2002−241212号公報
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
よって本発明における課題は、「自分色のきれい肌」、即ち、各自が本来有していたダメージを受けていない美しい肌を取り戻すことのできる化粧品を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、図1(A)及び(B)に示すような肌の分光反射率曲線の変化に着目して鋭意研究を続けた結果、酸化チタン被覆雲母(雲母チタン)に赤色有機色素を被覆した物質が、図1(A)と極めて類似する分光反射率曲線の波形を示すことを見出し、本発明をなすに至った。
即ち、上記の課題は、酸化チタン被覆雲母を赤色有機色素でさらに被覆してなることを特徴とする化粧品用添加剤を使用することによって解決することができる。
【0013】
図1(B)に示すように凹凸を無くした平坦な分光反射率曲線を示すダメージ肌に本発明の添加剤を含有する化粧料を塗布することにより、その分光反射曲線を、図1(A)における領域I、II及びIIIにおいて特徴的な凹凸を有する形状とするとともに曲線全体を上昇させ、本来の素肌が示す分光反射率曲線に近づけることができる。その結果、得られた化粧肌は、透明感を有し、くすみがなく、しかも明るく自然な仕上がりとなる。
さらに、前記のような化粧効果を、複数の着色剤等を混合するのではなく、本発明に係る一つの添加剤のみで達成することができることは驚くべきことである。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明における「自分色のきれい肌」とは、紫外線等によるダメージを受けていない無垢な肌、即ち、図1(A)に示すような分光反射率を有する肌の色を意味する。
図1(A)に見られるように、「自分色のきれい肌」の分光反射率曲線は、約450〜550nmの波長領域(領域I)に上に凸のブロードなピーク、約500〜620nmの波長領域(領域II)に下に凸のピークを有し、約600〜700nmの波長領域(領域III)において漸増する基本的に右上がりの形状を有している。これに対してダメージを受けてくすんだ色の肌は、図1(B)に示される分光反射率を有し、(A)に比較して前記の凹凸が縮小して平坦化するとともに反射率が全体的に低下している。
よって、本発明において「自分色のきれい肌とする」とは、ダメージ等を受けて図1(B)に示すような平坦な分光反射率を有するに至ったダメージ肌又はそれに類似する肌を、前記の「自分色のきれい肌」とすることを意味する。
【0015】
本発明に係る化粧品用添加剤は、酸化チタン被覆雲母を赤色有機色素でさらに被覆してなり、これをファンデーション等の化粧品に配合することにより、当該化粧品を塗布した皮膚は、図1(A)に示すような分光反射率を有する「自分色のきれい肌」となる。
【0016】
本発明の添加剤を構成する赤色有機色素は、一般に赤色に分類される有機合成色素及び天然色素を含むが、赤酸化鉄(ベンガラ)等の無機顔料は含まない。有機合成色素としては、例えば、赤色505号等のアゾ系染料、赤色230号、赤色233号等のキサンテン系染料を含む染料、赤色202号等のレーキ、及び赤色228号等の有機顔料が挙げられる。天然色素としては、例えば、カルサミン等のカロチノイド系色素、アントシアニジン系やカルコン系を含むフラボノイド系色素、アントラキノン系及びナフトキノン系を含むキノン系色素、ベタニン等のベタシアニジン系色素が挙げられる。
【0017】
これらの赤色有機色素の中では、天然色素、特にアントラキノン系色素を使用するのが好ましく、中でも、カルミン酸(コチニール)又はそのアルミニウムレーキを使用するのが好ましい。
【0018】
一方、本発明の添加剤を構成する酸化チタン被覆雲母(雲母チタン)は、雲母片の表面に酸化チタンを被覆したものである。この酸化チタン被覆雲母としては、好ましくは平均粒径が約15〜30μm、より好ましくは約20〜28μmのものであるが、約15μm未満の平均粒径を持つものであってもよい。また、酸化チタン被覆雲母の形状は、球状、板状、薄片状のものであってよい。
雲母表面の酸化チタン層の膜厚は、干渉色が得られれば特に限定されるものではなく、約140〜450nmの範囲で適宜選択される。例えば、約140〜300nmの膜厚を有する黄色〜橙色干渉色のもの、あるいは約300〜450nmの膜厚を有する青〜紫干渉色のもの等が使用できる。
【0019】
本発明で使用される酸化チタン被覆雲母は種々の公知の方法で製造することができる。例えば、特公昭43−25644号公報には、硫酸チタニル、四塩化チタン等のチタン無機酸塩を雲母の存在下で分解し、含水酸化チタン又は二酸化チタンを析出させた後、大気中約500〜1000℃の温度で焼成する方法が記載されている。あるいは、酸化チタン被覆雲母として市販の製品をそのまま使用してもよい。上記の膜厚の酸化チタン層を有する製品として、エンゲルハード社製のフラメンコレッド、フラメンコゴールド、フラメンコサテンゴールド等、メルク社製のティミロンスーパーゴールド等が挙げられる。
【0020】
本発明の添加剤は、これらの酸化チタン被覆雲母を上記の赤色有機色素で更に被覆してなる。赤色有機色素での被覆は、上記の赤色有機色素を水あるいは有機媒体などの適当な媒体に溶解又は分散させ、その溶液又は分散液に上記酸化チタン被覆雲母を浸漬して乾燥させることにより実施できる。
このようにして製造される本発明の添加剤は、約1〜5重量%の赤色有機色素を含有しているのが好ましい。また、本発明の添加剤は、本発明の効果を妨げない程度の含有量で酸化鉄、フェリシアン化鉄等の他の成分を含んでいてもよい。
【0021】
本発明の添加剤としては、上記のようにして製造したもの以外に、市販されている製品をそのまま使用することもできる。例えば、エンゲルハード社製のデュオクロムRY(DUOCROME RY)、デュオクロムRB、デュオクロムRG、デュオクロムRV、クロイゾン・レッド(CLOISONNE RED)、ジェムトーン・サンストーン(Gemtone Sunstone) 、ジェムトーン・ガーネット(Gemtone Garnet) 、ジェムトーン・ルビー(Gemtone Ruby)あるいはタン・オパール(Tan Opal)等を挙げることができる。これらは、いずれも赤色有機色素としてカルミンを用いたものであり、中でもデュオクロムRYは、カルミン/酸化チタン/雲母の重量比が1.5〜3%/31〜37%/61〜67%の薄片状であり、その薄片の幅が6〜50μmであるものが95%を占め(平均粒径22μm)、本発明において特に好適に使用される。さらに、メルク社製のコロロナ・カーマインレッド(Colorona Carmine Red)、コロロナ・マジェンダ(Colorona Magenda)、コロロナ・インペリアルレッド(Colorona Imperial Red)、ディクロナRY(Dichrona RY)、ディクロナRB(Dichrona RB)、及びディクロナRG(Dichrona RG)、エンゲルハード社製のチェリーニカラーズ・コーラル(Cellini Coloes Coral)及びチェリーニカラーズ・レッド(Cellini Coloes Red)を好適な例として挙げることができる。
【0022】
本発明の添加剤は、さらに表面処理を施したものであってもよい。表面処理としては、化粧品用添加剤等に従来から施されている処理が挙げられる。例えば、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、酸化カルシウム等の無機金属酸化物や水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、水酸化カルシウム等の無機金属水酸化物による処理(特開平9-20609号公報及び特開平9-30917号公報参照);珪酸、二酸化珪素、又は無機金属珪酸塩による処理(特公平5-74564号公報参照);シリカゲル、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化マグネシウム、酸化鉄、又は雲母等の球状粒子による処理(特公平7-103324号公報、特開平9-132514号公報及び特許第278461号公報参照)、キトサン(誘導体)やシリコーンポリマーを含む天然又は合成ポリマー、あるいはNε-ラウロイル-L-リジン等のアミノ酸類による処理(G. Uzunian, et al., Cosmetic and Toiletries, Vol.108, No.2, p93-98 (1993)参照)などが挙げられる。これらの表面処理を施すことにより、光沢の抑制、分散性(非凝集性)、潤滑性又はしまり性(compressibility)の向上、肌への付着性や保湿性の向上、あるいは感触の改善及び撥水性の付与といった効果が得られる。
【0023】
本発明に係る添加剤は、本発明における「自分色のきれい肌」と同様に、図1(A)に示すような分光反射率曲線の波形を示すとともに、可視光波長領域(約400〜700nm)全体に渡って、実際に測定したダメージを受けていない人間の本来の肌よりも高い反射率を示す。よって、ダメージを受けてくすんだ色となった皮膚に適用し、透明感があって健康的で明るい「自分色のきれい肌」を取り戻すための化粧品の添加剤として特に適している。
【0024】
また本発明は、上記の添加剤を含有する化粧品組成物にも関する。この化粧品組成物は、「自分色のきれい肌」とするためのものである。
この組成物中の添加剤の含有量は特に限られないが、一般的には組成物全重量に対して約1〜25重量%、より好ましくは約3〜20重量%、さらに好ましくは約4〜15重量%である。
【0025】
本発明の化粧品組成物は、皮膚に適用されるメークアップ化粧品とするのが好ましく、皮膚用のメークアップ化粧品、中でもファンデーション類であるのが好ましい。しかしながら、例えば「自分色のきれい肌」の風合いを付加した口紅、ほほ紅、アイシャドウ、アイブロウ、マスカラ、ベースメイク、コントロールカラー等の化粧品であってもよい。これらの化粧品組成物は、粉末状、固形粉末状、水中油型乳化状、油中水型乳化状、油性状、油性固型状、多層状、ゲル状等の形態であってよい。
【0026】
本発明の化粧品組成物は、特にメークアップ化粧品に通常使用されている他の成分を含有していてもよい。例えば、粉体、油性成分、水性成分、界面活性剤、酸化防止剤、香料、防腐剤、増粘剤、化粧品用活性成分、ポリマー類等が挙げられる。当業者であれば、考慮される添加により、本発明の組成物の有利な特性が、全く又は実質的に悪影響を受けないように留意して、添加可能な他の成分及びその量を選択することができる。
【0027】
粉体は、化粧品用として通常使用されている顔料、真珠光沢剤、及びフィラーを含む。
顔料は、無機又は有機の白色又は有色顔料を含む。無機顔料としては、表面が処理されていてもよい二酸化チタン、酸化ジルコニウム又は酸化セリウム、並びに、酸化鉄又は酸化クロム、マンガンバイオレット、ウルトラマリンブルー、クロム水和物及びフェリックブルーを挙げることができる。有機顔料としては、カーボンブラック、D&C型の顔料、アルミニウム、カルシウム、ストロンチウム、バリウム又はコチニールカルミンをベースとしたレーキ類を挙げることができる。
【0028】
真珠光沢剤は、本願請求項1に係る添加剤以外の干渉性物質を意味し、白色の真珠光沢顔料、例えば、酸化チタン又はオキシ塩化ビスマスで被覆されたマイカ、有色の真珠光沢顔料、例えば、酸化鉄を有する酸化チタン被覆雲母、特に、フェリックブルー又は酸化クロムを有する酸化チタン被覆雲母、上述した種類の有機顔料を有する酸化チタン被覆雲母、及びオキシ塩化ビスマスをベースとした真珠光沢顔料から選択することができる。
【0029】
フィラーは、無機又は有機で、ラメラ状又は球状のものとすることができる。このようなフィラーとしては、タルク、マイカ、シリカ、カオリン、ナイロン[アトケム(Atochem)社のオルガソール(Orgasol)]、ポリ-β-アラニン及びポリエチレンパウダー、ポリテトラフルオロエチレン、ラウロイルリシン、デンプン、窒化ホウ素、テトラフルオロエチレンポリマーのパウダー、中空のミクロスフェア、例えば、エクスパンセル(ノーベルインダストリー社)、ポリトラップ(polytrap)(ダウコーニング社)及びシリコーン樹脂のマイクロビーズ[例えば、東芝のトスパール(Tospearls)]、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム及び水酸化マグネシウム、ヒドロキシアパタイト、中空のシリカのミクロスフェア[マプレコス(Maprecos)社のシリカビーズ]、ガラス又はセラミックのマイクロカプセル;8〜22の炭素原子、好ましくは12〜18の炭素原子を含有する有機カルボン酸から誘導される金属石鹸、例えば、ステアリン酸亜鉛、マグネシウム又はリチウム、ラウリン酸亜鉛又はミリスチン酸マグネシウムを挙げることができる。
【0030】
脂溶性着色料は、例えば、スーダンレッド、DCレッド17、DCグリーン6、β−カロテン、大豆油、スーダンブラウン、DCイエロー11、DCバイオレット2、DCオレンジ5又はキノリンイエロー等である。水溶性着色料は、例えばビート根汁又はメチレンブルー等である。前記の顔料及び/又は着色料を配合することにより、組成物全体の色調を調整することができる。
化粧品用活性成分としては、保湿剤、ビタミン類、必須脂肪酸、スフィンゴ脂質又はサンスクリーン剤を挙げることができる。
【0031】
本発明の組成物は、考慮される用途の種類に応じて、植物、動物、鉱物又は合成由来、又はシリコーン由来のロウ、油、ガム及び/又はペースト状脂肪物質、及びそれらの混合物から選択される脂肪相を含有してもよい。
室温で固体状のロウとしては、炭化水素含有ロウ、例えば、ミツロウ、カルナウバロウ、キャンデリラロウ、オーリクリーロウ(ouricury wax)、モクロウ、コルク繊維ロウ、又はサトウキビロウ、パラフィン又は褐炭ロウ、マイクロクリスタリンワックス、ラノリンロウ、モンタンロウ、オゾケライト、ポリエチレンロウ、フィッシャー−トロプシュの合成により得られるロウ、水素添加油、25℃で固体のグリセリド及び脂肪エステルを挙げることができる。また、シリコーンロウを使用することもでき、このようなものとしては、ポリメチルシロキサンのアルキル、アルコキシ及び/又はエステルを挙げることができる。ロウは、コロイド状のロウ粒子の安定した分散物の形態で提供することができ、公知の方法、例えば、アカデミックプレス社から出版されている、エル・エム・プリンス(L.M. Prince)の「マイクロエマルションの理論と実際」(1977)の21-32頁に記載されている方法により調製することができる。室温で液状のロウとしては、ホホバ油等を挙げることができる。
【0032】
実際に、後述の実施例及び比較例に示すように、本発明の添加剤を含有していない化粧品組成物(ファンデーション)の分光反射曲線の各波長における反射率をA、添加剤を含有する組成物の分光反射曲線の各波長における反射率をBとしたとき、図1における領域IではA>B、領域IIではA<B、そして領域IIIではA>Bとなる。即ち、本発明の化粧品組成物を適用した化粧肌は、約450〜550nmの波長領域(領域I)に上に凸のブロードなピーク、約500〜620nmの波長領域(領域II)に下に凸のピークを有し、約600〜700nmの波長領域(領域III)において漸増する基本的に右上がりとなる分光反射率曲線の波形を有し、これはダメージを受けていない「自分色のきれい肌」の波形と同じである。
【0033】
最後に本発明は、本発明に係る添加剤を配合した化粧料を皮膚に塗布することからなる、くすんだダメージ肌(分光反射率曲線が凹凸を失って平坦化した肌)を「自分色のきれい肌」とする化粧方法にも関する。
この化粧方法は、本発明に係る化粧品組成物を皮膚に直接塗布する態様のみならず、例えば下地化粧料などを塗布した上に本発明の組成物を重ねて塗布する態様も包含する。
【0034】
【実施例】
以下に、具体例を挙げて本発明を更に詳細に説明する。
(実施例1)
一般募集したモニター103人について、紫外線等の外的刺激の影響を受けていると思われる前腕部外側の肌(「ダメージ肌」モデル)と、比較的刺激を受けていないと思われる上腕部内側の肌(「自分色のきれい肌」モデル)の分光反射率を測定した。
各モニターの「ダメージ肌」モデル及び「自分色のきれい肌」モデルの部分の反射率を、カラーメーター(ミノルタ社製)を用いて測定した。分光測色計は、ワンプッシュで3回フラッシュした平均値を算出する設定とし、各モデルについて3カ所の測定を行い、3カ所の平均値を当該モデルの測定値とした。得られた測定値を色彩解析ソフトウエア(コアサイエンス社)に入力して分光反射率曲線とした。
【0035】
測定した103人のモニターの約90%に該当する人々についての分光反射率曲線は図1(A)及び(B)に示す波形を有していた。図1の曲線(A)が上腕部内側(「自分色のきれい肌」モデル)、(B)が前腕部外側(「ダメージ肌」モデル)の分光反射率曲線である。ダメージを受けていない「自分色のきれい肌」モデルでは、約450〜550nmの波長領域(領域I)に上に凸のブロードなピーク、約500〜620nmの波長領域(領域II)に下に凸のピークを有し、約600〜700nmの波長領域(領域III)において漸増する基本的に右上がりの波形であった。一方、「ダメージ肌」モデルでは、領域I及びIIにおける曲線の凹凸が縮小し、なおかつ反射率が全波長領域に渡って低下していることがわかる。
【0036】
また、モニターの残り約10%の人々については、図2に示すような分光反射率曲線が得られた。図2中の(A)及び(B)は図1と同じ意味である。図2では、「自分色のきれい肌」モデル(A)の領域I及びIIにおける凹凸が図1(A)より目立たなくなっており、全波長領域に渡って反射率が低下している。即ち、これらのモニターでは、「自分色のきれい肌」モデルとして選択した上腕部内側の肌が、何らかの原因により若干のダメージを受けていたものと推量される。
但し、図1に示した波形を示すモニターが全体の約90%を占める有意な結果であることは明らかである。よって、本発明においては、図1(A)及び(B)に示される波形の分光反射率を有する肌を、各々「自分色のきれい肌」及び「ダメージ肌」として定義した。
【0037】
(実施例2)
本発明の化粧品用添加剤として、エンゲルハード社から市販されているデュオクロムRYを採用した。この添加剤は、カルミン/酸化チタン/雲母の構造を有し、その重量比が1.5〜3%/31〜37%/61〜67%の薄片状であり、その薄片の幅が6〜50μmであるものが95%を占める。
白色紙に、3x3cm2の面積の透明(両面)粘着テープ(株式会社共和、パイロンらくはるテープ)を貼り付け、その粘着面に本発明の添加剤0.03gをファンデーション用パフを用いて塗布した。
このサンプルの反射率を、カラーメーター(ミノルタ社製)を用いて測定した。分光測色計は、ワンプッシュで3回フラッシュした平均値を算出する設定とし、1サンプルについて3カ所の測定を行い、3カ所の平均値を当該サンプルの測定値とした。
得られた測定値を、色彩解析ソフトウエア(コアサイエンス社)に入力して分光反射率曲線とした。その曲線を図3(A)に示し、実施例1で測定した「自分色のきれい肌」モデルの分光反射曲線を(B)として示した。
【0038】
(比較例1)
添加剤として、エンゲルハード社から市販されているデュオクロムYRを使用し、同様の測定を実施した。この添加剤は、赤酸化鉄/酸化チタン/雲母の構造を有し、その重量比が3〜5%/36〜42%/56〜61%の薄片状であり、その薄片の幅が6〜50μmであるものが95%を占める。この添加剤の分光反射率曲線を(C)として図3に示した。
【0039】
図3から明らかなように、本発明の添加剤(A)は「自分色のきれい肌」モデル(B)と同様の波形を有する分光反射率を示し、その値は「自分色のきれい肌」モデルよりも高い。一方、比較例1の添加剤では、領域Iにおけるブロードなピークも領域IIにおける窪みも見られず、「自分色のきれい肌」モデルとは全く異なる波形を示す。
【0040】
(実施例3及び比較例2及び3)
下記の表1に示す組成のファンデーションを調製した(表1に示す数値は重量%である)。
【表1】
【0041】
個体差による影響を排除するため、市販の人工皮膚に3x3cm2の領域を3カ所(A、B及びC)とり、当該領域A、B及びCに下地化粧料0.05gを塗布した。その上に、領域Aには上記実施例3、領域Bには比較例2、そして領域Cには比較例3のファンデーションを各々0.06gずつ塗布した。
領域A、B及びCの各々の分光反射率を実施例1と同様にして測定した。
【0042】
領域A及びBで得られた曲線を図4に示した。本発明の添加剤(デュオクロムRY)を配合したファンデーション(実施例3)を塗布した肌(領域A)は、それを配合しないファンデーション(比較例2)を塗布した肌(領域B)に比較して、波長450nm近傍の上側ピーク及び波長500nm近傍の下側ピークが増大し、600nmより長波長の領域では反射率が向上している。即ち、本発明の添加剤を配合したファンデーションを塗布することにより、「自分色のきれい肌」に近い反射率を示す化粧肌が得られた。
【0043】
次に、領域A、B及びCで得られた曲線を図5に示す。参考のため、「自分色のきれい肌」モデルの曲線も示した。赤酸化鉄被覆された酸化チタン被覆雲母添加剤を含有するファンデーション(比較例3)を塗布した領域Cでは、500nmより長波長の領域において、添加剤を含有しない比較例2よりも高い反射率を示したが、その波形は凹凸が無く平坦であった。即ち、赤色有機色素(カルミン)ではなく赤色無機顔料(赤酸化鉄)で被覆した表面を持つ添加剤では、本発明が意図する「自分色のきれい肌」は得られない。
【0044】
(実施例4)
実施例3のファンデーションにおいて、デュオクロムRYの添加量を4.5重量%とし、タルクの含有量を35.0重量%としたファンデーション(実施例4)を調製した。
年齢18〜45歳の女性パネリスト35人に、日頃使用しているパウダーファンデーションに換えて実施例4及び比較例2のファンデーションを3週間使用してもらい、その結果を1週間毎に聞き取り調査を実施した。
【0045】
その結果、下記の表2に示す意見が聴取された。
【表2】
【0046】
3週間経過後、各パネリストの評価結果をまとめると以下のようになった。
(1)塗布後の肌のくすみ:
比較例2のファンデーションについては86%が「くすみがある」と評価したのに対し、実施例4については56%が「くすみがない」と評価した。
(2)全体的な満足度:
実施例4のファンデーションについて、77%以上がその広がり易さを含めて「満足である」と評価した。
(3)購入意欲:
実施例4のファンデーションについて、71%以上が「購入したい」と評価した。
【0047】
(比較例4)
(A)橙色干渉色の酸化チタン被覆雲母(エンゲルハード社、フラメンコオレンジ);
(B)緑色干渉色の酸化チタン被覆雲母(エンゲルハード社、フラメンコグリーン);
(C)(A)と(B)の1:1混合物
を用意し、各々について実施例2と同様の反射率測定を実施した。得られた分光反射率曲線を図6に示す。
【0048】
図6に示されるように、異なる干渉色を有する雲母チタン(A)及び(B)を混合した場合、その混合物の分光反射率曲線は、加法混色に従って互いのピークが打ち消しあい、可視光の全波長領域(400〜700nm)に渡って平坦となることが確認された。
【図面の簡単な説明】
【図1】 「自分色のきれい肌」モデル(A)及び「ダメージ肌」モデル(B)の分光反射率曲線の典型的な波形を示す図である。実施例1で測定した103名のモニターのうち、約90%の分光反射率曲線が図1に示した波形パターンに該当した。
【図2】 「自分色のきれい肌」モデル(A)及び「ダメージ肌」モデル(B)の少数の例で得られた分光反射率曲線の波形を示す図である。実施例1で測定した103名のモニターのうち、約10%の分光反射率曲線が図2に示した波形パターンに該当した。
【図3】 本発明の添加剤(A)、「自分色のきれい肌」モデル(B)及び赤酸化鉄で被覆した酸化チタン被覆雲母雲母(C)の分光反射曲線を示すグラフである。
【図4】 実施例3(●)及び比較例2(◆)のファンデーションを塗布した肌の分光反射率曲線を示すグラフである。
【図5】 実施例3(●)、比較例2(△)及び比較例3(▲)のファンデーションを塗布した肌の分光反射率曲線を示すグラフである。参考のため、「自分色のきれい肌」モデルの分光反射曲線も併せて示す(◆)。
【図6】 異なる干渉色を持つ酸化チタン被覆雲母の混合による加法混色を示すグラフである。橙色干渉色の酸化チタン被覆雲母を(A)、緑色干渉色の酸化チタン被覆雲母を(B)、そして(A)と(B)の1:1混合物を(C)で示す。
Claims (4)
- ピークが消失又は縮小した平坦な形状の分光反射率曲線を示すダメージ肌を、450〜550nmの波長領域に上に凸のブロードなピーク、500〜620nmの波長領域に下に凸のピークを有し、600〜700nmの波長領域において漸増する基本的に右上がりの形状を有する分光反射率曲線を示す、自分色のきれい肌とするための、含有量1〜5%の赤色有機色素で被覆され、酸化チタン膜厚が140〜450nmであって、平均粒径が15〜30μmである、酸化チタン被覆雲母を選択し、それによって得られる酸化チタン被覆雲母を組成物全重量に対して1〜25重量%含有する化粧品組成物を皮膚に塗布することからなる自分色のきれい肌とする美容方法。
- 有機色素がアントラキノン系色素である、請求項1に記載の美容方法。
- 有機色素がカルミンである、請求項1に記載の美容方法。
- 化粧品組成物がファンデーションの形態である、請求項1に記載の美容方法。
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