JPH0873319A - 脚用メイクアップ化粧料 - Google Patents

脚用メイクアップ化粧料

Info

Publication number
JPH0873319A
JPH0873319A JP23412194A JP23412194A JPH0873319A JP H0873319 A JPH0873319 A JP H0873319A JP 23412194 A JP23412194 A JP 23412194A JP 23412194 A JP23412194 A JP 23412194A JP H0873319 A JPH0873319 A JP H0873319A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
legs
make
weight
cosmetic
film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP23412194A
Other languages
English (en)
Inventor
Fusako Nonokawa
房子 野々川
Hiroaki Konishi
宏明 小西
Yasuaki Ito
康明 伊藤
Tsutomu Saito
努 斉藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nonogawa Shoji Ltd
Original Assignee
Nonogawa Shoji Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nonogawa Shoji Ltd filed Critical Nonogawa Shoji Ltd
Priority to JP23412194A priority Critical patent/JPH0873319A/ja
Publication of JPH0873319A publication Critical patent/JPH0873319A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cosmetics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 脚線美を向上させ,かつ衣服に対する耐こす
れ性,及び保湿効果に優れた,脚用メイクアップ化粧料
を提供すること。 【構成】 脚用メイクアップ化粧料は,脚部に被膜を形
成するための被膜形成材料と,粉体と,揮発性溶媒とを
混合してなる。被膜形成材料は,アクリル系樹脂,ビニ
ル系樹脂,アクリル系とビニル系との共重合体等の樹脂
を用いることができる。被膜形成材料は,アクリル系樹
脂,ビニル系樹脂等を用いることが好ましい。被膜形成
材料は,酢酸ベタイン基を分子中に含有していることが
好ましい。粉体は,マイカ,雲母チタン等の無機粉体等
を用いることが出来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,衣服に対する耐こすれ
性に優れ,脚線美を向上させ,かつ保湿効果に優れた脚
用メイクアップ化粧料に関する。
【0002】
【従来技術】顔は,人体の中で最も目に触れ,他人に印
象を与える部分である。そのため,化粧料を用いて,顔
肌をつややかに見せ,好印象を与えるようにメイクアッ
プする。また,顔だけでなく,脚も,外部に露出する部
分であり,その形や色は人目にふれる。そこで,脚も顔
と同様に,美しく見せたいという要望がある。
【0003】
【解決しようとする課題】しかしながら,従来において
は,顔用の化粧料は,多種多様のものがあったが,脚用
の化粧料はなかった。そこで,顔用のメイクアップ化粧
料を脚に用いることが考えられる。しかし,顔用のメイ
クアップ化粧料は,これを脚用メイクアップ化粧料とし
て使用しても,ストッキング,スカート等の衣服による
こすれに弱く,化粧持ちが良くない。また,保湿性も低
い。
【0004】本発明はかかる従来の問題点に鑑み,脚線
美を向上させ,かつ衣服に対する耐こすれ性,及び保湿
効果に優れた,脚用メイクアップ化粧料を提供しようと
するものである。
【0005】
【課題の解決手段】本発明は,脚部に被膜を形成するた
めの被膜形成材料と,粉体と,揮発性溶媒とを混合して
なることを特徴とする脚用メイクアップ化粧料にある。
【0006】本発明において最も注目すべきことは,脚
部に被膜を形成するための被膜形成材料を用いて,脚用
メイクアップ化粧料を構成していることである。被膜形
成材料としては,常温にて,アルコール,水,その他の
揮発性溶媒が揮発した後に,耐こすれ性,及び密着性に
強い被膜を形成する成分であれば,特に限定しない。
【0007】上記被膜形成材料としては,例えば,アク
リル系樹脂,ビニル系樹脂,アクリル系とビニル系との
共重合体,縮合系樹脂,天然樹脂,シリコーン系樹脂,
及びセルロース系樹脂等があり,これらのグループから
選ばれる1種又は2種以上の樹脂を用いることができ
る。
【0008】上記アクリル系樹脂としては,例えば,ア
クリル酸とその誘導体,メタクリル酸とその誘導体,ク
ロトン酸とその誘導体,アクリルアミド,アクリルアル
キルアミド,アクリロニトリル,ジアセトンアクリルア
ミド,及びメタクリルアミドのグループから選ばれる1
種又は2種以上の単量体を含む重合体を用いることがで
きる。上記アクリル酸の誘導体,メタクリル酸の誘導
体,又はクロトン酸の誘導体としては,主に,上記アク
リル酸,メタクリル酸,又はクロトン酸のエステルがあ
げられる。
【0009】上記アクリル酸,メタクリル酸,又はクロ
トン酸のエステルとしては,そのエステル部が,例え
ば,メチル,エチル,プロピル,イソプロピル,ブチ
ル,イソブチル,ヘキシル,ネオペンチル,3−ペンチ
ル,2−メチルブチル,オクチル,4−(2,6−ジメ
チル)−ヘキシル,デシル,ラウリル,オクタデシル,
塩化トリメチルアンモニウムエチル,N−カルボキシメ
チル−N,N−ジメチルアミノエチル,N−ジエチルサ
ルフェイト−N,N−ジメチルアミノエチル,N−(3
−スルホプロピル)−N,N−ジメチルアミノエチル,
2─ヒドロキシアルキル,ブチルアミノエチル,又は2
−メトキシエチルであるものを用いることができる。
【0010】次に,上記ビニル系樹脂としては,例え
ば,エイコセン,塩化ビニル,酢酸ビニル,スチレン,
ネオデカン酸ビニル,ビニルアセタールジエチルアミノ
アセテート,ビニルアルコール,ビニルピロリドン,ビ
ニルブチラール,ブタジエン,及びヘキサデセンがあ
り,これらのグループから選ばれる1種又は2種以上の
単量体を重合した重合体を用いることができる。上記ア
クリル系とビニル系との共重合体としては,上記アクリ
ル系単量体のグループから選ばれる1種又は2種以上の
単量体と,上記ビニル系単量体のグループから選ばれる
1種又は2種以上の単量体を重合した重合体であり,そ
れらを用いることができる。
【0011】上記被膜形成材料の中,特に,アクリル系
樹脂,ビニル系樹脂,及びアクリル系とビニル系との共
重合体のグループから選ばれる1種又は2種以上の樹脂
を用いることが好ましい。これにより,特に,耐こすれ
性及び密着性の高い被膜を脚部に形成することができ
る。
【0012】上記アクリル系樹脂としては,例えば,次
のものを用いることができる。 ・ポリアクリル酸, ・ポリメタクリル酸アルキル(アルキルの炭素数が1〜
4,6,8,10,又は12のもの), ・ポリアクリル酸アミド, ・アクリル酸アルキル共重合体(アルキルの炭素数が1
〜4,6,8,10,又は12のもの),
【0013】・ポリメタクリル酸, ・ポリアクリル酸アルキル(アルキルの炭素数が1〜
4,6,8,10,又は12のもの), ・アクリル酸アルキルとメタクリル酸アルキルとの共重
合体(アルキルの炭素数が1〜4,6,8,10,又は
12のもの), ・アクリル酸エチルとメタクリル酸メチルとメタクリル
酸塩化トリメチルアンモニウムエチルとの共重合体,
【0014】・アクリル酸オクチルアミドとアクリル酸
とアクリル酸アルキルとの共重合体(アルキルの炭素数
が1〜4,6,8,10,又は12のもの), ・アクリル酸オクチルアミドとメタクリル酸とメタクリ
ル酸アルキルとの共重合体(アルキルの炭素数が1〜
4,6,8,10,又は12のもの), ・アクリル酸オクチルアミドとアクリル酸2─ヒドロキ
シプロピルとメタクリル酸ブチルアミノエチルとの共重
合体, ・アクリル酸2─ヒドロキシエチルとアクリル酸2─メ
トキシエチルとの共重合体, ・アクリル酸とアクリル酸アミドとアクリル酸エチルと
の共重合体, ・アクリル酸アルキルとメタクリル酸アルキルとジアセ
トンアクリルアミドとメタクリル酸との共重合体(アル
キルの炭素数が1〜4,6,8,10,又は12のも
の), ・アクリル酸ブチルとメタクリル酸2─ヒドロキシエチ
ルとの共重合体,
【0015】・メタクリル酸とメタクリル酸アルキルと
の共重合体, ・メタクリル酸アルキルの共重合体(アルキルの炭素数
が1〜4,6,8,10,又は12のもの), ・メタクロイルエチルジメチルベタインと塩化メタクリ
ロイルエチルトリメチルアンモニウムとメタクリル酸2
─ヒドロキシエチルとの共重合体, ・メタクロイルエチルジメチルベタインと塩化メタクリ
ロイルエチルトリメチルアンモニウムとメタクリル酸メ
トキシポリエチレングリコールとの共重合体,又は ・N−メタクロイルオキシエチルN,N−ジメチルアン
モニウムα─N酢酸ベタインとメタクリル酸アルキルと
の共重合体。
【0016】次に,ビニル系樹脂としては,例えば,次
のものを用いることができる。 ・ポリ塩化ビニル, ・ポリ酢酸ビニル, ・ポリスチレン, ・ポリビニルアルコール, ・ポリビニルブチラール,
【0017】・ポリビニルアセタールジエチルアミノア
セテート, ・エイコセンとビニルピロリドンとの共重合体, ・スチレンとビニルピロリドンとの共重合体, ・ビニルピロリドンとヘキサデセンとの共重合体,又は ・酢酸ビニルとビニルピロリドンとの共重合体。
【0018】また,上記アクリル系とビニル系との共重
合体としては,例えば,次のものを用いることができ
る。 ・アクリル酸アルキルと酢酸ビニルとの共重合体(アル
キルの炭素数が1〜4,6,8,10,12) ・アクリル酸アルキルとスチレンとの共重合体(アルキ
ルの炭素数が1〜4,6,8,10,12)
【0019】・アクリル酸ブチルとアクリロニトリルと
スチレンとの共重合体, ・塩化ジメチルジアリルアンモニウムとアクリルアミド
共重合体, ・クロトン酸と酢酸ビニルとネオデカン酸ビニルとの共
重合体, ・酢酸ビニルとクロトン酸との共重合体, ・ビニルピロリドンとN,N−ジメチルアミノエチルメ
タクリル酸との共重合体ジエチル硫酸塩,
【0020】・ブタジエンとアクリロニトリルとの共重
合体, ・メタクリル酸アミドとスチレンとの共重合体, ・メタクリル酸アルキルと酢酸ビニルとの共重合体(ア
ルキルの炭素数が1〜4,6,8,10,又は12のも
の),又は ・メタクリル酸アルキルとスチレンとの共重合体(アル
キルの炭素数が1〜4,6,8,10,又は12のも
の)。
【0021】更に,上記被膜形成材料は,特に下記「化
1」の化学構造式で示される酢酸ベタイン基を分子中に
有していることが好ましい。これにより,耐水性が高
く,かつ衣服に対する耐こすれ性に優れた被膜を脚部に
形成することができる。また,洗浄剤による洗浄により
容易に洗い落とすことができる。
【0022】
【化1】
【0023】上記「化1」の中,nは1以上18以下で
ある。1未満又は18を越える場合は,脚部に被膜を形
成するのが困難である。好ましくは,最良の被膜を得る
ため,nの下限は1であり,nの上限は6である。上記
「化1」に示される酢酸ベタイン基は,上記被膜形成材
料の構成成分の一部となることができる。その一例とし
て,アクリル系樹脂の化学構造式を下記の「化2」に示
す。
【0024】
【化2】
【0025】次に,上記縮合系樹脂としては,例えば,
酸と,アルコール又はアルコール誘導体との縮合反応に
より生成したものがあり,又はその変性体がある。かか
る酸としては,例えば,無水マレイン酸,フマル酸,イ
タコン酸,無水シトラコン酸,無水フタル酸,イソフタ
ル酸,テレフタル酸,テトラヒドロ無水フタル酸,コハ
ク酸,アジピン酸,セバチン酸,テトラクロロ無水フタ
ル酸,及びヘット酸のグループから選ばれる1種又は2
種以上がある。
【0026】上記アルコール又はアルコール誘導体とし
ては,例えば,エチレングリコール,ジエチレングリコ
ール,トリエチレングリコール,プロピレングリコー
ル,ジプロピレングリコール,1,3─ブタンジオー
ル,2,3─ブタンジオール,グリセリン,ペンタエリ
スリトール,トリメチロールプロパン,及びエピクロル
ヒドリンのグループから選ばれる1種又は2種以上があ
る。
【0027】上記縮合系樹脂の具体例としては,例え
ば, ・イソフタル酸とグリセリンとの縮合重合体のひまし油
脂肪酸変性体, ・無水フタル酸とグリセリンとの縮合重合体のひまし油
脂肪酸変性体, ・シクロヘキサン─1,2─ジカルボン酸とペンタエリ
スリトールとの縮合重合体のひまし油脂肪酸変性体, ・シス─4─シクロヘキセン─1,2─無水ジカルボン
酸とトリメチロールプロパンとの縮合重合体, ・アジピン酸とエピクロルヒドリンとの縮合重合体のひ
まし油脂肪酸変性体, ・エタノール可溶性ナイロン,又は ・ポリエステルがある。
【0028】次に,上記天然樹脂としては,例えば,シ
ェラック,ロジン(コロフォニウム),ダンマー,又は
コパールを用いることができる。
【0029】次に,上記シリコーン樹脂としては,例え
ば,メチルシロキサン網状重合体,架橋型メチルポリシ
ロキサン,架橋型フェニルポリシロキサン,トリメチル
シロキシケイ酸,又はジメチルポリシロキサンを用いる
ことができる。
【0030】次に,上記セルロース系樹脂としては,例
えば,エチルセルロース,カルボキシメチルセルロー
ス,カルボキシメチルセルロースナトリウム,カルボキ
シメチルセルロースカルシウム,カルボキシメチルエチ
ルセルロース,ニトロセルロース,ヒドロキシプロピル
セルロース,低置換度ヒドロキシプロピルセルロース,
ヒドロキシプロピルメチルセルロース,ヒドロキシプロ
ピルメチルセルロースフタレート,ヒドロキシプロピル
メチルセルロースアセテートサクシネート,セルロース
アセテートブチレート,酢酸セルロース,酢酸フタル酸
セルロース,又はメチルセルロースを用いることができ
る。
【0031】次に,上記粉体としては,一般に化粧品に
配合可能な無機粉体又は有機粉体を用いる。上記無機粉
体としては,正反射率の高いものがよく,マイカ,雲母
チタン,アルミニウム,着色マイカチタン,チッ化ホウ
素,金粉,合成金雲母,魚鱗箔,金雲母,白雲母,紅雲
母,黒雲母,銀粉,及び銅粉のグループから選ばれる1
種又は2種以上を用いることが好ましい。この場合に
は,脚部に陰影がつき,脚部が立体的にみえ細く見え
る。
【0032】また,無機粉体としては,酸化チタン,酸
化亜鉛,酸化ジルコニウム,黄酸化鉄,黒酸化鉄,ベン
ガラ,カーボンブラック等のグループから選ばれる1種
又は2種以上の無機顔料を用いることが好ましい。この
場合には,脚部のカバー効果が高くなり,保湿性が向上
する。
【0033】また,上記無機粉体としては,着色マイカ
チタン,金粉等を用いることが好ましい。この場合に
は,脚部に多種多様の色を付与することができ,優れた
デザイン性を発揮することができる。
【0034】また,上記無機粉体の他にも,例えば,次
のものを単独又は複合して,用いることができる。タル
ク,マイカ,セリサイト,チッ化ホウ素,炭酸カルシウ
ム,炭酸マグネシウム,硫酸バリウム,合成金雲母,チ
タンブラック,カオリン,水酸化鉄,黄土,郡青,酸化
クロム,水酸化クロム,チタン酸コバルト,チタン酸リ
チウムコバルト,紺青,マンガンバイオレット,無水珪
酸,酸化アルミニウム,銀粉,銅粉,蛍光顔料,
【0035】ヒドロキシアパタイト,セラミックスパウ
ダー,魚鱗泊,金雲母,白雲母,紅雲母,黒雲母,リチ
ア雲母,バーミキュライト,ステアリン酸アルミニウ
ム,ステアリン酸カルシウム,硫酸カルシウム,ステア
リン酸亜鉛,ステアリン酸マグネシウム,オキシ塩化ビ
スマス,ブロンズパウダ,グンジョウバイオレット,グ
ンジョウピンク,ゼオライト,ケイ酸アルミニウム,ケ
イ酸アルミニウムマグネシウム,ケイ酸バリウム,ケイ
酸ストロンチウム,ケイ酸カルシウム,ケイ酸マグネシ
ウム,ケイソウ土,
【0036】酸化アルミニウムコバルト,酸化カルシウ
ム,酸化セリウム,酸化マグネシウム,シリコーン末,
鉛白,リトポン,ガランス,コバルトブルー,コバルト
バイオレット,エメラルドグリーン,酸化アンチモン,
黄鉛,硫化亜鉛,カドミウムイエロー,モリブテンオレ
ンジ,カドミウムレッド,又はチタン酸鉛。
【0037】次に,上記有機粉体としては,例えば,次
のものを単独又は複合して用いることができる。合成色
素顔料,天然色素顔料,ポリアミド,ポリエーテル,ポ
リウレタン,ポリオレフィン,ポリスチレン,ポリエチ
レン,ポリエチレンテレフタレート,セルロース,ポリ
メタクリル酸メチル,シルクパウダー,麻セルロース
末,ウール末,アルミニウムとエポキシとの積層末,ポ
リエチレンテレフタレートとポリオレフィンとの積層フ
ィルム末,ポリエチレンテレフタレートとポリメチルメ
タクリレートとの積層フィルム末,ポリエチレンとポリ
エステルとの積層末,ポリエチレンとポリエチレンテレ
フタレートとの積層末,ポリプロピレン末,Nε─ラウ
リル─L−リジン,
【0038】ビニル樹脂,尿素樹脂,フェノール樹脂,
フッ素系樹脂,珪素樹脂,アクリル樹脂,メラミン樹
脂,エポキシ樹脂,ポリカーボネート樹脂,テルペン樹
脂,シェラック樹脂,セルロイド,多糖類,又は硬蛋白
質。
【0039】この中,特に,合成色素顔料又は天然色素
顔料等の有機顔料を用いることが好ましい。これによ
り,脚部に所望の色を付着させることができ,優れたデ
ザイン性を発揮することができる。粉体の形態は特に限
定されないが,板状であることが好ましい。これによ
り,化粧料が肌へ密着して化粧持ちが良くなる。
【0040】次に,上記揮発性溶媒としては,例えば,
アルコール,シリコーン,イソパラフィン,水,n−ブ
タン,アセトン,酢酸ブチル,酢酸エチル,トルエン,
又はメチルエチルケトンを用いることができる。上記ア
ルコールとしては,例えば,メタノール,エタノール,
イソプロピルアルコール,又はブタノールがある。ま
た,上記シリコーンとしては,例えば,ジメチルポリシ
ロキサン,又は環状シリコーンがある。
【0041】上記の揮発性溶媒の中では,エタノールを
用いることが好ましい。これにより肌への安全性が良
く,乾燥時間もはやい。更に,本発明の脚用メイクアッ
プ化粧料としては,上記酢酸ベタイン基を有する被膜形
成材料と,上記粉体と,上記揮発性溶媒としてのエタノ
ールとを混合してなることが好ましい。これにより,耐
水性,耐こすれ性,及び洗い落とし性に優れ,かつ均一
に塗布できて仕上がりがきれいになり,脚部に最良の被
膜を形成することができる。
【0042】被膜形成材料は,脚用メイクアップ化粧料
全量中に,0.5〜35重量%含まれていることが好ま
しい。0.5重量%未満の場合には,被膜の強度が低下
するおそれがある。一方,35重量%を越える場合に
は,脚用メイクアップ化粧料を塗布した後,脚部に違和
感を感ずるおそれがある。
【0043】また,被膜形成材料の含有量は,その下限
が1重量%であり,その上限は20重量%とすることが
好ましい。1重量%未満の場合には,被膜の強度がやや
低下するおそれがある。一方,20重量%を越える場合
には,脚用メイクアップ化粧料を塗布した後,脚部にや
や違和感を感ずることがある。更に好ましくは,最良の
被膜を形成するため,その下限が2重量%,その上限が
10重量%である。
【0044】粉体は,脚用メイクアップ化粧料全量中
に,0.1〜50重量%含まれていることが好ましい。
0.1重量%未満の場合には,化粧効果がないおそれが
ある。一方,50重量%を越える場合には,被膜強度が
低下するおそれがある。また,粉体の含有量は,脚用メ
イクアップ化粧料の化粧持ちを良くするため,その下限
は1重量%であり,その上限は30重量%とすることが
好ましい。更に好ましくは,被膜の仕上がりを美しくす
るため,その下限が3重量%であり,その上限が20重
量%である。
【0045】揮発性溶媒は,脚用メイクアップ化粧料全
量中に,30〜99重量%含まれていることが好まし
い。30重量%未満の場合には,脚に塗布するのが困難
となるおそれがある。一方,99重量%を越える場合に
は,被膜形成材料と粉体との配合量が少ないため,満足
なメイクアップ化粧料が得られない。
【0046】また,揮発性溶媒の含有量の下限は50重
量%であり,その上限は95重量%とすることが好まし
い。50重量%未満の場合には,脚用メイクアップ化粧
料を均一に塗布できないおそれがある。一方,95重量
%を越える場合には,被膜形成材料と粉体との配合量が
少ないため,満足なメイクアップ化粧料が得られない。
更に好ましくは,脚部に最良の被膜を形成するため,そ
の下限が70重量%であり,その上限が90重量%であ
る。
【0047】上記脚用メイクアップ化粧料の形態は,例
えば,液状,ジェル状,泡状,クリーム状,又はミスト
状である。本発明の脚用メイクアップ化粧料は,例えば
噴射剤と共に耐圧容器に充填されている。この脚用メイ
クアップ化粧料は,噴射剤と共に,気体中に噴射させる
ことにより,泡状,又はミスト状の形態となる。噴射剤
としては,プロパン,ブタン,ペンタン,ジメチルエー
テル等の1種以上を用いることができる。
【0048】また,本発明の脚用メイクアップ化粧料
は,例えば,ポンプ式の容器に充填されている。この脚
用メイクアップ化粧料は,気体中に噴霧されて,ミスト
状の形態となる。
【0049】上記脚用メイクアップ化粧料には,例え
ば,界面活性剤,油脂,ロウ,炭化水素,脂肪酸,アル
コール,多価アルコール,エステル油,ラノリン,シリ
コーン,紫外線吸収剤,殺菌剤,防腐剤,酸化防止剤,
金属イオン封鎖剤,動植物の抽出物,又は香料を本発明
の効果を損なわない範囲で適宜配合することができる。
【0050】
【作用及び効果】本発明の脚用メイクアップ化粧料にお
いては,上記の被膜形成材料,粉体,及び揮発性溶媒を
混合したものである。この脚用メイクアップ化粧料を脚
部に塗布すると,揮発性溶媒が揮発して,被膜形成材料
と粉体とよりなる被膜が形成される。そのため,被膜
は,ストッキング,スカート,ズボン等の衣服により擦
れても,こすれ落ちることがなく,耐こすれ性に優れて
いる。また,皮脂,汗による被膜の崩れもなく,化粧持
ちがよい。
【0051】また,被膜は,脚部からの水分蒸発を適度
に抑制することができ,保湿効果にも優れている。ま
た,被膜には,粉体が含まれているため,シミ,日焼
け,毛,シワ等の脚部の欠点を隠す。また,脚部を引き
締め,細く,かつ美しく見えるようにすることができ
る。そのため,ストッキングをはかなくても,素肌感覚
のままで,脚部を美しくみせることができる。
【0052】また,粉体の種類を選ぶことにより,立体
感が出て細く見え,種々の色により脚部を化粧すること
ができる。そのため,脚部に光沢感をもたせたり,白く
みせたりすることができ,デザイン性にも優れている。
また,O脚,X脚の脚部を,形良くみせることもでき
る。
【0053】本発明によれば,脚線美を向上させ,かつ
衣服に対する耐こすれ性,及び保湿効果に優れた,脚用
メイクアップ化粧料を提供することができる。
【0054】
【実施例】
実施例1 本発明の実施例にかかる脚用メイクアップ化粧料につい
て説明する。上記脚用メイクアップ化粧料を製造するに
あたり,下記の原料を混合して,ベースを作成した。こ
のベースとプロパンブタン混合ガスとを1:1の割合で
スプレー缶に充填して,脚用メイクアップ化粧料とし
た。
【0055】 ・N−メタクロイルオキシエチルN,N─ジメチルアンモニウムα─N酢酸ベタ インとメタクリル酸ブチルとの共重合体..............5重量% ・酸化チタン.........................10重量% ・黄酸化鉄...........................5重量% ・ベンガラ...........................3重量% ・黒酸化鉄...........................2重量% ・エタノール.........................75重量%
【0056】なお,上記共重合体が被膜形成材料,酸化
チタン,黄酸化鉄,ベンガラ,及び黒酸化鉄が粉体,エ
タノールが揮発性溶媒である。次に,上記脚用メイクア
ップ化粧料を脚部に塗布した。数分間後に,エタノール
が揮発し,脚部に被膜が形成された。
【0057】その結果, 1,脚部のシミ,キズが目立たなくなった, 2,ストッキング,スカート,ズボン等の衣服と擦れ合
っても,化粧料が擦れ落ちなかった, 3,汗,皮脂によっても化粧くずれせず,化粧持ちが良
かった, 4,脚部の保湿効果があった, という評価が得られた。
【0058】実施例2 本例においては,下記の原料を混合して,ベースを作成
した。このベースとプロパンブタン混合ガスとを1:1
の割合でスプレー缶に充填して,脚用メイクアップ化粧
料とした。
【0059】 ・N−メタクロイルオキシエチルN,N─ジメチルアンモニウムα─N酢酸ベタ インとメタクリル酸ブチルとの共重合体..............3重量% ・カルミン被覆雲母チタン...................15重量% ・オクチルドデカノール.....................2重量% ・エタノール.........................80重量%
【0060】上記脚用メイクアップ化粧料を脚部に塗布
した。数分間後に,エタノールが揮発し,脚部に被膜が
形成された。その結果,光沢のある仕上がりが得られ
た。これは,正反射率の高いカルミン被覆雲母チタンが
脚に均一に塗布されたためであると考えられる。脚部に
明暗をつけることができ,立体感が出て,脚部が細くみ
えた。一方で,型紙等を使用して,脚部に所望の形状を
した被膜を作成することもできる。その他,実施例1と
同様の効果が得られた。
【0061】実施例3 本例においては,下記の原料を混合して,ジェル状の脚
用メイクアップ化粧料を作成した。 ・N−メタクロイルオキシエチルN,N─ジメチルアンモニウムα─N酢酸ベタ インとメタクリル酸ブチルとの共重合体.............10重量% ・マンガンバイオレット....................10重量% ・精製水...........................40重量% ・カルボキシビニル重合体....................1重量% ・トリエタノールアミン.....................1重量% ・イソプロピルアルコール...................38重量%
【0062】上記脚用メイクアップ化粧料を,指又はパ
フで脚部に塗布した。この脚用メイクアップ化粧料はジ
ェル状であるので,指,パフ等で容易に均一に塗布でき
た。数分間後に,水とイソプロピルアルコールが揮発
し,脚部に被膜が形成された。その結果, 1,水配合のため,持続性のある清涼感がある。 2,つっぱり感の少ない柔軟性のある仕上がりである。 という評価が得られた。その他,実施例1と同様の効果
が得られた。
【0063】実施例4 本例においては,下記の原料を混合して,ジェル状の脚
用メイクアップ化粧料を作成した。 ・ポリビニルアルコールと酢酸ビニルとの共重合体.........5重量% ・マンガンバイオレット....................10重量% ・精製水...........................45重量% ・カルボキシビニル重合体....................1重量% ・トリエタノールアミン.....................1重量% ・イソプロピルアルコール...................38重量%
【0064】上記脚用メイクアップ化粧料を,指又はパ
フで脚部に塗布した。この脚用メイクアップ化粧料はジ
ェル状であるので,指,パフ等で容易に均一に塗布でき
た。数分間後に,エタノールが揮発し,脚部に被膜が形
成された。その結果, 1,洗浄が容易である。 2,つっぱり感が少ない。 という評価が得られた。その他,実施例1と同様の効果
が得られた。
【0065】実施例5 本例においては,下記の原料を混合して,ベースを作成
した。このベースとプロパンブタン混合ガスとを1:1
の割合でスプレー缶に充填して,脚用メイクアップ化粧
料とした。 ・N−メタクロイルオキシエチルN,N─ジメチルアンモニウムα─N酢酸ベタ インとメタアクリル酸ブチルとの共重合体.............7重量% ・アルミニウム粉末.......................3重量% ・エタノール.........................90重量%
【0066】上記脚用メイクアップ化粧料を脚部に塗布
し,被膜を形成した。その結果,立体感のある脚部にみ
え,脚部が細くみえた。特に,足首が引き締まったよう
にみえた。これは,正反射率の高いアルミニウム粉末を
配合したため,脚の中央部は明るく見え,脚の側端部は
暗く見えるため立体感が出て細く見える。その他,実施
例1と同様の効果が得られた。
【0067】実施例6 本例においては,下記の原料を混合して,ベースを作成
した。このベースとプロパンブタン混合ガスとを1:1
の割合でスプレー缶に充填して,脚用メイクアップ化粧
料とした。 ・ジメチルアミノエチルメタクリレートのジエチルサルフェイトとアクリル酸ブ チルとの共重合体........................5重量% ・アルミニウム粉末.......................3重量% ・エタノール.........................92重量%
【0068】上記脚用メイクアップ化粧料を脚部に塗布
し,被膜を形成した。その結果,実施例5と同様に,立
体感のある脚部にみえ,脚部が細くみえた。特に,足首
が引き締まったようにみえた。その他,実施例1と同様
の効果が得られた。
【0069】実施例7 本例においては,下記の原料を混合して,ベースを作成
した。このベースとプロパンブタン混合ガスとを1:1
の割合で混合して,脚用メイクアップ化粧料とした。こ
れを,スプレー缶に充填した。 ・トリメチルシロキシケイ酸...................8重量% ・シリコーン処理紺青被覆雲母チタン..............20重量% ・ジメチルポリシロキサン(1cs)..............72重量% ・香料...............................適量
【0070】上記脚用メイクアップ化粧料を脚部に塗布
し,被膜を形成した。その結果,光沢のある仕上がりと
なり,脚線美が向上した。その他,実施例1と同様の効
果が得られた。
【0071】実施例8 本例においては,下記の原料を混合して,ベースを作成
した。このベースとプロパンブタン混合ガスとを1:1
の割合でスプレー缶に充填して,脚用メイクアップ化粧
料とした。
【0072】 ・酢酸ビニルとクロトン酸との共重合体...........12重量% ・黒酸化鉄.........................0.5重量% ・ベンガラ.........................1重量% ・黄酸化鉄.........................2重量% ・タルク..........................5重量% ・酸化チタン.......................10重量% ・ポリオキシエチレンオレイルエーテルリン酸.........0.1重量% ・エタノール.......................69.4重量%
【0073】上記脚用メイクアップ化粧料を脚部に塗布
し,被膜を形成した。その結果,脚部のシミ,キズが目
立たなくなった。その他,実施例1と同様の効果が得ら
れた。
【0074】実施例9 本例においては,下記の原料を混合して,脚用メイクア
ップ化粧料を作成した。これを,ポンプ式のミストタイ
プの容器に充填した。 ・ヒドロキシプロピルメチルセルロースアセテート........25重量% ・酸化亜鉛(粒径0.03μm).................8重量% ・酸化チタン..........................2重量% ・エタノール.........................65重量%
【0075】上記脚用メイクアップ化粧料を脚部に塗布
し,被膜を形成した。その結果,紫外線カット効果に優
れており,脚部を紫外線から保護することができた。そ
の他,実施例1と同様の効果が得られた。
【0076】実施例10 本例においては,下記の原料を混合して,脚用メイクア
ップ化粧料を作成した。 ・N−メタクロイルオキシエチルN,N─ジメチルアンモニウムα─N─メチル カルボキシベタインとメタアクリル酸ブチルとの共重合体.....25重量% ・酸化亜鉛(粒径0.03μm).................8重量% ・酸化チタン..........................2重量% ・イソパラフィン.......................65重量%
【0077】上記脚用メイクアップ化粧料をパフ等で脚
部に塗布し,被膜を形成した。その結果,紫外線カット
効果に優れており,脚部を紫外線から保護することがで
きた。その他,実施例1と同様の効果が得られた。
【0078】実施例11 本例においては,下記の原料を混合して,脚用メイクア
ップ化粧料を作成した。これを,ポンプ式のミストタイ
プの容器に充填した。 ・ポリビニルブチラール.....................8重量% ・グンジョウ.........................12重量% ・雲母チタン.........................20重量% ・エタノール.........................60重量%
【0079】上記脚用メイクアップ化粧料を脚部に塗布
し,被膜を形成した。その結果,光沢のある仕上がりが
得られて,脚部を美しくみせることができた。その他,
実施例1と同様の効果が得られた。
【0080】実施例12 本例においては,下記の原料を混合して,脚用メイクア
ップ化粧料を作成した。これを,ポンプ式のミストタイ
プの容器に充填した。 ・ポリビニルアルコール..................12重量% ・カーボンブラック.....................0.5重量% ・ベンガラ.........................2重量% ・黄酸化鉄.........................5重量% ・酸化チタン.......................12重量% ・精製水.........................50重量% ・エタノール.......................18.5重量%
【0081】上記脚用メイクアップ化粧料を脚部に塗布
し,被膜を形成した。その結果,脚部のしみ,そばかす
が目立たなくなった。その他,実施例1と同様の効果が
得られた。尚,化粧持ちについては,実施例1に比べて
やや満足な結果が得られなかった。
【0082】実施例13 本例においては,下記の原料を混合して,脚用メイクア
ップ化粧料を作成した。これを,ポンプ式のミストタイ
プの容器に充填した。 ・ポリビニルアセタールジエチルアミノアセテート.........5重量% ・赤色226号.........................6重量% ・エタノール.........................89重量%
【0083】上記脚用メイクアップ化粧料を脚部に塗布
し,被膜を形成した。その結果,鮮やかに仕上がり,脚
部が美しくみえた。又,型紙等を使用して,脚部に所望
のデザインが描けた。その他,実施例1と同様の効果が
得られた。
【0084】実施例14 本例においては,下記の原料を混合して,脚用メイクア
ップ化粧料を作成した。これを,ポンプ式のミストタイ
プの容器に充填した。 ・N─メタクロイルオキシエチルN,N─ジメチルアンモニウムα─N─メチル カルボキシベタインとメタアクリル酸ブチルとの共重合体......5重量% ・赤色226号.........................6重量% ・エタノール.........................89重量%
【0085】上記脚用メイクアップ化粧料を脚部に塗布
し,被膜を形成した。その結果,鮮やかに仕上がり,脚
部が美しくみえた。又,型紙等を使用して,脚部に所望
のデザインが描けた。その他,実施例1と同様の効果が
得られた。
【0086】実施例15 本例においては,下記の原料を混合して,ベースを作成
し,これをポンプ式のミストタイプ容器に充填した。 ・白色セラック.........................5重量% ・黄色4号...........................4重量% ・赤色202号.........................6重量% ・エタノール.........................85重量%
【0087】上記脚用メイクアップ化粧料を脚部に塗布
し,被膜を形成した。その結果,鮮やかに仕上がり,脚
部が美しくみえた。その他,実施例1と同様の効果が得
られた。
【0088】実施例16 本例においては,下記の原料を混合して,脚用メイクア
ップ化粧料を作成し,これをポンプ式のミストタイプの
容器に充填した。 ・酢酸ビニルとビニルピロリドンとの共重合体...........8重量% ・球状ナイロン........................20重量% ・トリオクタン酸グリセリル...................2重量% ・ブタノール.........................70重量%
【0089】上記脚用メイクアップ化粧料を脚部に塗布
し,被膜を形成した。その結果,半透明に,美しく仕上
がった。これは,球状ナイロンが均一にコートされたた
めであると考えられる。その他,実施例1と同様の効果
が得られた。
【0090】実施例17 本例においては,下記の原料を混合して,液状の脚用メ
イクアップ化粧料を作成した。 ・メタクリル酸とメタクリル酸メチルとの共重合体.......2重量% ・チッ化ホウ素......................10重量% ・黒酸化鉄.........................0.5重量% ・ベンガラ.........................1重量% ・黄酸化鉄.........................2重量% ・エタノール.......................84.5重量%
【0091】上記脚用メイクアップ化粧料を,パフにと
り,脚部に塗布した。このチッ化ホウ素は,板状である
ため,脚部表面に密着して,化粧持ちが良くなった。そ
の他,実施例1と同様の効果が得られた。
【0092】実施例18 本例においては,下記の原料を混合して,ベースを作成
した。このベースとプロパンブタン混合ガスとを10:
1の割合でスプレー缶に充填して,泡状の脚用メイクア
ップ化粧料とした。
【0093】 ・アクリル酸エチルとメタクリル酸メチルとメタクリル酸塩化トリメチルアンモ ニウムエチルとの共重合体..................5重量% ・ポリオキシエチレンオレイルエーテル............3重量% ・雲母チタン........................8重量% ・黒酸化鉄.........................0.5重量% ・ベンガラ.........................1重量% ・黄酸化鉄.........................2重量% ・精製水.........................50.5重量% ・エタノール.......................30重量%
【0094】上記脚用メイクアップ化粧料を脚部に塗布
した。脚用メイクアップ化粧料は泡状なので,スプレー
のように飛び散ることなく,かつ周囲を汚すことなく,
脚部に塗布することができた。その他,実施例1と同様
の効果が得られた。
【0095】実施例19 本例においては,脚用メイクアップ化粧料の仕上がり具
合を比較評価した。評価の対象は,実施例1,実施例
4,実施例7,実施例18の脚用メイクアップ化粧料を
用いた。比較のため,以下の比較例1,2の顔用化粧料
についても,同様に評価し,その結果を表1に示した。
【0096】(比較例1)本比較例は,乳化型液状の顔
用化粧料である。この化粧料は,以下の原料を混合して
なる。 ・オクタメチルシクロテトラシロキサン...........20重量% ・ソルビタンステアリン酸エステル..............3重量% ・オクチルドデカノール...................2重量% ・精製水.........................41.5重量% ・エタノール.......................10重量% ・酸化チタン.......................10重量% ・黒酸化鉄.........................0.5重量% ・ベンガラ.........................1重量% ・黄酸化鉄.........................2重量% ・タルク.........................10重量%
【0097】(比較例2)本比較例は,パウダー状の顔
用化粧料である。この化粧料は,以下の原料を混合して
なる。 ・セリサイト.......................49.5重量% ・タルク.........................20重量% ・酸化チタン.......................15重量% ・黒酸化鉄.........................0.5重量% ・ベンガラ.........................1重量% ・黄酸化鉄.........................2重量% ・ジメチルポリシロキサン(30cs)...........12重量%
【0098】上記各種化粧料について,脚部に塗布した
後の仕上がりを評価した。塗布後,6時間経た後,化粧
持ちを観察した。一方,上記各種化粧料を塗布した後,
ストッキング及びスカートをはいた。6時間後に,スト
ッキング及びスカートへの脚用メイクアップ化粧料の色
写りを観察した。モニター数は,29名である。上記結
果を表1に示した。同表中,◎は25以上,○は24〜
15,△は14〜5,×は4以下のモニターが良好であ
ると回答したことを示している。
【0099】同表より,本発明にかかる脚用メイクアッ
プ化粧料は,いずれも,脚部に塗布したとき,均一で美
しい仕上がりであった。また,化粧持ちも良好であっ
た。スカート及びストッキングへの色写りもなかった。
一方,比較例1,2の脚用メイクアップ化粧料は,均一
な仕上がりであった。しかし,比較例1の場合には,化
粧持ちが良くなく,また,ストッキング及びスカートに
も色が僅かに写った。また,比較例2の場合には,化粧
持ちが悪く,ストッキング及びスカートに色が付着し
た。
【0100】
【表1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 斉藤 努 名古屋市西区鳥見町2丁目130番地 日本 メナード化粧品株式会社中央研究所内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 脚部に被膜を形成するための被膜形成材
    料と,粉体と,揮発性溶媒とを混合してなることを特徴
    とする脚用メイクアップ化粧料。
  2. 【請求項2】 請求項1において,上記被膜形成材料
    は,アクリル系樹脂,ビニル系樹脂,アクリル系とビニ
    ル系との共重合体,縮合系樹脂,天然樹脂,シリコーン
    樹脂,及びセルロース系樹脂のグループから選ばれる1
    種又は2種以上の樹脂であることを特徴とする脚用メイ
    クアップ化粧料。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において,上記被膜形成
    材料は,アクリル系樹脂,ビニル系樹脂,及びアクリル
    系とビニル系との共重合体のグループから選ばれる1種
    又は2種以上の樹脂であることを特徴とする脚用メイク
    アップ化粧料。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか一項において,
    上記被膜形成材料は,下記「化1」の化学構造式で示さ
    れる酢酸ベタイン基を分子中に有していることを特徴と
    する脚用メイクアップ化粧料。 【化1】
  5. 【請求項5】 請求項4において,上記酢酸ベタイン基
    は,n=1〜6であることを特徴とする脚用メイクアッ
    プ化粧料。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか一項において,
    上記粉体は,マイカ,雲母チタン,アルミニウム,着色
    マイカチタン,チッ化ホウ素,金粉,合成金雲母,魚鱗
    箔,金雲母,白雲母,紅雲母,黒雲母,銀粉,及び銅粉
    のグループから選ばれる1種又は2種以上の無機顔料で
    あることを特徴とする脚用メイクアップ化粧料。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれか一項において,
    上記揮発性溶媒はエタノールであることを特徴とする脚
    用メイクアップ化粧料。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか一項において,
    上記被膜形成材料は,脚用メイクアップ化粧料全量中
    に,0.5〜35重量%含まれていることを特徴とする
    脚用メイクアップ化粧料。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれか一項において,
    上記被膜形成材料は,脚用メイクアップ化粧料全量中
    に,2〜10重量%含まれていることを特徴とする脚用
    メイクアップ化粧料。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9のいずれか一項におい
    て,上記脚用メイクアップ化粧料の形態は,液状,ジェ
    ル状,泡状,クリーム状,又はミスト状であることを特
    徴とする脚用メイクアップ化粧料。
  11. 【請求項11】 請求項1〜10のいずれか一項におい
    て,上記脚用メイクアップ化粧料は,噴射剤と共に耐圧
    容器に充填されていることを特徴とする脚用メイクアッ
    プ化粧料。
  12. 【請求項12】 請求項1〜10のいずれか一項におい
    て,上記脚用メイクアップ化粧料は,ポンプ式の容器に
    充填されていることを特徴とする脚用メイクアップ化粧
    料。
JP23412194A 1994-09-02 1994-09-02 脚用メイクアップ化粧料 Pending JPH0873319A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23412194A JPH0873319A (ja) 1994-09-02 1994-09-02 脚用メイクアップ化粧料

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23412194A JPH0873319A (ja) 1994-09-02 1994-09-02 脚用メイクアップ化粧料

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0873319A true JPH0873319A (ja) 1996-03-19

Family

ID=16965969

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23412194A Pending JPH0873319A (ja) 1994-09-02 1994-09-02 脚用メイクアップ化粧料

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0873319A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004315426A (ja) * 2003-04-16 2004-11-11 L'oreal Sa 化粧品用添加剤
JP2011136971A (ja) * 2009-12-29 2011-07-14 Kao Corp メイクアップ方法
JP2015520120A (ja) * 2012-06-21 2015-07-16 ロレアル 毛穴隠蔽及び長期持続効果を有する化粧料組成物
JP2020527142A (ja) * 2017-07-11 2020-09-03 ヘンケル・アクチェンゲゼルシャフト・ウント・コムパニー・コマンディットゲゼルシャフト・アウフ・アクチェンHenkel AG & Co. KGaA ケラチン物質iの一時的な色変更用耐水性化粧剤

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004315426A (ja) * 2003-04-16 2004-11-11 L'oreal Sa 化粧品用添加剤
JP2011136971A (ja) * 2009-12-29 2011-07-14 Kao Corp メイクアップ方法
JP2015520120A (ja) * 2012-06-21 2015-07-16 ロレアル 毛穴隠蔽及び長期持続効果を有する化粧料組成物
US11806424B2 (en) 2012-06-21 2023-11-07 L'oreal Pore hiding cosmetic composition comprising a plate type filler, a silicon elastomer and an oil absorbing filler
JP2020527142A (ja) * 2017-07-11 2020-09-03 ヘンケル・アクチェンゲゼルシャフト・ウント・コムパニー・コマンディットゲゼルシャフト・アウフ・アクチェンHenkel AG & Co. KGaA ケラチン物質iの一時的な色変更用耐水性化粧剤

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6290941B1 (en) Powder to liquid compositions
US3577518A (en) Hydrophilic hairspray and hair setting preparations
US3697643A (en) Cosmetic preparations
TW513311B (en) Cosmetic composition comprising silicone pullulan, low viscosity silicone oil and powder ingredient
CN111511341B (zh) 包含至少一种粒状染料、哑光效应填料、成膜聚合物颗粒、增稠剂及离子聚合物分散剂的着色水性颗粒分散体
JPH11504326A (ja) 薄膜形成ファンデーション
CN103459446A (zh) 阳离子性(甲基)丙烯酸硅氧烷系接枝共聚物及含有它的化妆品
JPH11505252A (ja) スミアーレジスタント化粧品
JPH09169615A (ja) 重合系を含有する組成物および該重合系の使用
TW200306856A (en) Cosmetic composition
JP3605938B2 (ja) 睫用化粧料
JP2000505095A (ja) 水系皮膚化粧料
CN105228579B (zh) 化妆品组合物
EP0608219A4 (en) PERFUMED NAIL POLISH.
JP2002529385A (ja) 微小球含有つめ被覆組成物
JP4628871B2 (ja) 頭髪用組成物
JP4912027B2 (ja) 一時染毛剤
KR101659844B1 (ko) 무수 메이크업 화장료 조성물
JPH0873319A (ja) 脚用メイクアップ化粧料
JPH04128211A (ja) 下地化粧料
JP3926007B2 (ja) 下地化粧料
JPH11222414A (ja) メーキャップ化粧料
JPS58124713A (ja) 塗髪用カラ−エアゾ−ル
JPH08157330A (ja) 脚用メイクアップ化粧料
JP6903000B2 (ja) 化粧品組成物

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20041116

A072 Dismissal of procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A072

Effective date: 20050315