JP4912027B2 - 一時染毛剤 - Google Patents

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本発明は、一時染毛剤に関する
整髪剤に求められる主機能は整髪力と整髪保持力である。従来より、整髪力や整髪保持力を付与するために、一般に皮膜形成剤が配合されている。しかしながら、主機能を担保するために皮膜形成剤の有効量を配合すると、整髪力や整髪保持力は優れる反面、速乾性に劣り、べたつき感、きしみ感、ごわつき感が生じてしまうという問題があった。また、整髪後の手櫛などにより、形成されたフィルムが剥離し、フレーキングが発生するという問題もあった。
更に着色剤を含有させた一時染毛剤の場合、摩擦により形成されたフィルムが剥離し、衣類への付着や皮膚などへの色移りなどの問題も有していた。
このような問題点を解決するために、形成された被膜を柔軟にする試みがなされている。例えば、可塑剤としてシリコーン類を含有させたセット剤(例えば、特許文献1を参照)や、多価アルコールを含有させたセット剤(例えば、特許文献2参照)などが提案されている。
しかしながら、シリコーン類を配合した場合、べたつき感やごわつき感を改善できるものの、セット剤本来の毛髪の固定効果を著しく低下させてしまうという欠点がある。また、多価アルコールを配合した場合には、きしみ感やごわつき感を改善できるものの、べたつき感が生じ、毛髪を固定して維持する整髪保持力を低下させてしまうという欠点がある。
また、着色剤を毛髪に固定する試みとしては、例えば、顔料、ゲル化剤、フィルム形成ポリマーおよびシリコーン変性ポリマーを含有する組成物(例えば、特許文献3を参照)などが提案されている。しかしながら、従来の一時染毛剤では、フレーキングの発生をも防止すると、着色剤の毛髪への固定力が十分ではなく、毛髪との接触により、依然として衣服や皮膚への色移りの問題があった。
特開平6−100418号公報 特開平11−100312号公報 特開2005−239626号公報
本発明は、前記従来技術に鑑みてなされたものであり、着色剤含有時には、摩擦などによる衣類への付着、皮膚などへの色移りを抑制する一時染毛剤を提供することを課題とする。
即ち、本発明は、皮膜形成剤、ポリオキシエチレンホホバ油、増粘性高分子、多価アルコールおよび着色剤を含有し、前記多価アルコールがイソプレングリコールである一時染毛剤に関する。
本発明の一時染毛剤は、着色剤を効果的に毛髪へ定着させるので、摩擦などによる衣類への付着、皮膚などへの色移りを防止するという効果を奏する。
本発明の一時染毛剤は、皮膜形成剤、ポリオキシエチレンホホバ油、増粘性高分子、多価アルコールおよび着色剤を含有し、前記多価アルコールがイソプレングリコールである
用いられる皮膜形成剤としては、例えば、ポリビニルピロリドン、酢酸ビニル・ビニルピロリドン共重合体、ビニルピロリドン・N,N−ジメチルアミノエチルメタクリル酸共重合体ジエチル硫酸塩、ビニルピロリドン・メタクリルアミド・ビニルイミダゾール共重合体、N−メタクリロイルオキシエチルN,N−ジメチルアンモニウム−α−N−メチルカル・ボキシベタイン・メタクリル酸アルキルエステル共重合体、アクリル樹脂アルカノールアミン、ビニルメチルエーテル・マレイン酸ブチル共重合体などが挙げられる。これら成分は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を適宜組合せて用いることもできる。
皮膜形成剤の含有量は、所望の効果が充分に付与されるのであれば特に限定されないが、通常、整髪性を付与する観点から、剤中、0.5重量%以上が好ましく、より好ましくは1重量%以上である。また、べたつき感、ごわつき感、洗い落ちの悪化およびフレーキングの発生を抑制する観点から、10重量%以下が好ましく、より好ましくは8重量%以下である。これらの観点から、皮膜形成剤の含有量は、好ましくは0.5〜10重量%、より好ましくは1〜8重量%である。
ポリオキシエチレンホホバ油は、ホホバ油に酸化エチレンを付加重合して得られる。これにより、塗布時の速乾性を付与することができるとともに、べたつき感、きしみ感、ごわつき感を抑制し、優れた風合いを付与することができる。更に、フレーキングを抑制し、優れた整髪保持性を付与することができる。尚、重合される酸化エチレンの付加モル数は特に限定されない。
ポリオキシエチレンホホバ油の含有量は、所望の効果が充分に付与されるのであれば特に限定されないが、通常、塗布時の速乾性を付与する観点およびフレーキングを抑制し、優れた風合いを付与する観点から、剤中、0.1重量%以上が好ましく、より好ましくは1重量%以上である。また、べたつき感を抑制する観点から、10重量%以下が好ましく、より好ましくは8重量%以下である。これらの観点から、ポリオキシエチレンホホバ油の含有量は、0.1〜10重量%が好ましく、より好ましくは1〜8重量%である。
尚、本発明に用い得るポリオキシエチレンホホバ油は、市販品をそのまま使用することができる。市販品の具体例としては、例えば、FLORASOLVS PEG−80,PEG−120 JOJOBA(商品名,いずれもフローラテック社製)などを例示することができる。
増粘性高分子としては、水溶性を有する天然高分子、半合成高分子、合成高分子などが挙げられる。天然高分子としては、具体的には、アラビアゴム、トラガントガム、グアガム、ローカストビーンガム、カラヤガム、アイリスモス、クインスシード、ゼラチン、セラック、ロジン、カゼインなどを例示することができる。半合成高分子としては、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロース、エチルセロース、アルギン酸ナトリウム、エステルガム、ニトロセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、結晶セルロースなどを例示することができる。合成高分子としては、ポリビニルアルコール、ポリアクリル酸ナトリウム、カルボキシビニルポリマー、アクリル酸・メタクリル酸エステル共重合体、ポリビニルメチルセルロース、ポリアミド樹脂などを例示することができる。これら成分は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を適宜組合せて用いることもできる。
好適な増粘性高分子としては、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、カルボキシビニルポリマー、アクリル酸・メタクリル酸エステル共重合体を用いることが好ましい。
尚、増粘性高分子としてカルボキシビニルポリマーやアクリル酸・メタクリル酸エステル共重合体を用いる場合は、通常、塩基性物質で中和して用いられる。塩基性物質としては、例えば、トリエタノールアミン、モノエタノールアミンなどのアルカノールアミン類、アンモニア、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどの無機塩基、アルギニンなどの塩基性アミノ酸などが例示される。また、塩基性物質の添加量は、カルボキシビニルポリマーやアクリル酸・メタクリル酸エステル共重合体を中和するのに充分な量であり、これら成分の種類や使用量に応じて適宜配合すればよい。
増粘性高分子の含有量は、所望の効果が充分に付与されるのであれば特に限定されないが、通常、ゲルを形成する観点および毛髪上での延展性を向上させる観点から、剤中、0.05重量%以上が好ましく、より好ましくは0.1重量%以上である。また、皮膜感によるべたつき感を抑制する観点および使用感、風合いの悪化を抑制する観点から、5重量%以下が好ましく、より好ましくは3重量%以下である。これらの観点から、増粘性高分子の含有量は、0.05〜5重量%が好ましく、より好ましくは0.1〜3重量%である。
また、本発明の一時染毛剤には、多価アルコールを含有させる。用いられる多価アルコールとしては、グリコール類、グリセリン類などが挙げられる。グリコール類の具体例としては、例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、イソプレングリコール、1,3−ブチレングリコールなどを例示することができる。グリセリン類としては、例えば、グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリンなどを例示することができる。これら成分は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を適宜組合せて用いることもできる。好適な多価アルコールとしては、ごわつき感を抑制し、毛髪にしなやかな風合いを付与する観点から、イソプレングリコールである。
多価アルコールの含有量は特に限定されないが、ごわつき感を抑制し、しなやかな風合いを付与する観点から、剤中、1重量%以上が好ましく、より好ましくは2重量%以上である。また、べたつきを抑制する観点から、10重量%以下が好ましく、より好ましくは8重量%以下である。これらの観点から、多価アルコールの含有量は、1〜10重量%が好ましく、より好ましくは2〜8重量%である。
更に、本発明の一時染毛剤には、上記した成分の他、着色剤を含有させる。これにより、毛髪に美しい光沢を付与し、明るい髪を演出することができる。用いられる着色剤としては、無機顔料、有機顔料、パール顔料、積層粉体などが挙げられる。具体的な無機顔料としては、酸化鉄、群青、酸化クロム、カーボンブラックなどの有色顔料;酸化亜鉛、酸化チタン、炭酸カルシウムなどの白色顔料;タルク、マイカ、カオリンなどの体質顔料を例示することができる。具体的な有機顔料としては、レーキ、不溶性色素などを例示することができる。具体的なパール顔料としては、パール粉末、オキシ塩化ビスマス、雲母、金属酸化物被覆雲母(例えば、雲母チタン、酸化鉄被覆雲母、酸化鉄被覆雲母チタン、黒酸化鉄被覆雲母、黒酸化鉄被覆雲母チタン、黄酸化鉄被覆雲母、酸化鉄・黒酸化鉄被覆雲母チタン、コンジョウ被覆雲母チタン、酸化鉄・コンジョウ被覆雲母チタン、カルミン被覆雲母チタン、硫酸バリウム被覆雲母チタンなど)、金属酸化物被覆アルミナフレーク、金属酸化物被覆シリカフレーク、多層コートパール顔料(例えば、TiO−SiO−TiO−Micaなど)などを例示することができる。具体的な積層粉体としては、アルミニウム、金、銀などの金属層を有していてもよいポリエステル−エポキシ樹脂積層体、ポリエステル−アクリル樹脂積層体、ポリエステル−ポリオレフィン樹脂積層体などを例示することができる。これら成分は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を適宜組合せて用いることもできる。
用いる着色剤の大きさは、透明容器に収納した際の審美性および毛髪に美しい光沢を付与する観点から、無機顔料、有機顔料、パール顔料の場合、平均粒径が5〜200μmのものが好ましく、10〜50μmのものがより好ましい。また、積層粉体を用いる場合、平面面積が0.001〜0.5mmのものが好ましく、0.001〜0.3mmのものがより好ましい。尚、平面面積とは、積層粉体の一方の平面における面積を意味する。
着色剤を含有する場合、その含有量は特に限定されないが、美しい光沢を付与する観点、明るい髪を演出する観点から、剤中、1重量%以上が好ましく、より好ましくは2重量%以上である。また、摩擦などよる着色剤の毛髪からの剥離や衣類への色移りを抑制する観点から、10重量%以下が好ましく、より好ましくは7重量%以下である。これらの観点から、着色剤の含有量は、好ましくは1〜10重量%、より好ましくは2〜7重量%である。
また、着色剤を含有した本発明の一時染毛剤には、調色の目的で染料を含有させても構わない。染料としては、特に限定はされないが、例えば、黄色403号(1)などのニトロ系色素;だいだい色205号、黄色4号、黒色401号などのアゾ染料;緑色401号などのニトロソ染料;青色205号などのトリフェニルメタン染料、赤色106号、黄色202号(1)などのキサンテン染料;黄色203号などのキノリン染料;紫色401号、緑色201号などのアントラキノン染料;青色2号などのインジゴ染料;緑色204号などのピレン系タール染料などが好適に使用される。
本発明の一時染毛剤には、本発明の効果を損なわない範囲内であれば、上記した成分の他に通常化粧品に用いられる成分、例えば、炭化水素油、高級アルコール、エステル油、シリコーン油等の油剤、エタノール等の低級アルコール、界面活性剤、紫外線吸収剤、香料、酸化防止剤、保湿剤、清涼剤、ビタミン類、植物抽出物、pH調整剤などを目的に応じて適宜配合することができる。
また、本発明の組成物は、ヘアジェル、ヘアワックス、ヘアフォーム、ヘアウォーターなどの種々の剤型に適用することが出来る。中でも、ジェル状、ワックス状とすることが望ましい。
以下、本発明を実施例に基づいて更に詳細に説明するが、本発明はこれら実施例にのみ限定されるものではない。尚、配合量は、特記しない限り「重量%」を表す。
(試料の調製1)
表1および表2に記した組成に従い、実施例1〜5(但し、実施例1〜5は参考例である)および比較例1〜3の各頭髪化粧料用組成物を常法に準じてジェル状、若しくはワックス状の形態で調製し、下記評価に供した。結果をそれぞれ表1および表2に併記する。
尚、評価はすべて、23℃、湿度60%の恒温恒湿の一定条件下で実施した。
(試験例1:速乾性、整髪性および整髪保持力の評価)
専門パネル20名により、各実施例および各比較例で得られた頭髪化粧料用組成物をウィッグ(レッスンマネキン:ユーカリジャパン社製)を用いて使用してもらい、速乾性、整髪性および整髪保持力を下記評価基準に従って官能評価した。
<速乾性の評価基準>
◎:20名中16名以上がべたつかず速乾性があると回答
○:20名中11〜15名がべたつかず速乾性があると回答
△:20名中6〜10名がべたつかず速乾性があると回答
×:20名中5名以下がべたつかず速乾性があると回答
<整髪性の評価基準>
◎:20名中16名以上が整髪性があると回答
○:20名中11〜15名が整髪性があると回答
△:20名中6〜10名が整髪性があると回答
×:20名中5名以下が整髪性があると回答
<整髪保持力の評価基準>
◎:20名中16名以上が整髪保持力があると回答
○:20名中11〜15名が整髪保持力があると回答
△:20名中6〜10名が整髪保持力があると回答
×:20名中5名以下が整髪保持力があると回答
(試験例2:べたつき感、きしみ感およびごわつき感の評価)
23℃、湿度60%の恒温恒湿下で一晩放置した毛束(長さ10cm、幅0.8cm、重量1g)に各実施例および各比較例で得られた頭髪化粧料用組成物を0.4g塗布し、指先でのばして毛束の厚みを均一にした。再び23℃、湿度60%の恒温恒湿下で2時間放置し、官能評価パネル20名により、べたつき感、きしみ感およびごわつき感を下記の評価基準に従って官能評価した。
<べたつき感の評価基準>
◎:20名中16名以上がべたつかないと回答
○:20名中11〜15名がべたつかないと回答
△:20名中6〜10名がべたつかないと回答
×:20名中5名以下がべたつかないと回答
<きしみ感の評価基準>
◎:20名中16名以上がきしみ感がないと回答
○:20名中11〜15名がきしみ感がないと回答
△:20名中6〜10名がきしみ感がないと回答
×:20名中5名以下がきしみ感がないと回答
<ごわつき感の評価基準>
◎:20名中16名以上がごわつき感がないと回答
○:20名中11〜15名がごわつき感がないと回答
△:20名中6〜10名がごわつき感がないと回答
×:20名中5名以下がごわつき感がないと回答
(試験例3:フレーキングの評価)
試験例2の評価後、毛束を指先で上から下へ連続して10回コーミングし、目視にて下記の評価基準に従って評価した。
<フレーキングの評価基準>
◎:20名中16名以上がフレーキングはないと回答
○:20名中11〜15名がフレーキングはないと回答
△:20名中6〜10名がフレーキングはないと回答
×:20名中5名以下がフレーキングはないと回答
Figure 0004912027
Figure 0004912027
表1および2に示された結果から、各実施例の頭髪化粧料用組成物は、各比較例のものと対比して、速乾性に優れるとともに、整髪性、整髪保持力に格段優れた効果を有していることが分かる。更に、べたつき感、きしみ感、ごわつき感を抑制し風合いに優れ、フレーキングの発生を防止できることが分かる。
(試料の調製2)
表1および表2に記した実施例1〜5(但し、実施例1〜5は参考例である)および比較例1〜3の各組成に、着色剤として酸化鉄被覆雲母チタンを加えて実施例6〜10および比較例4〜6の各一時染毛剤を常法に準じてジェル状、若しくはワックス状の形態で調製し、下記評価に供した。結果をそれぞれ表3および表4に併記する。
尚、評価はすべて、23℃、湿度60%の恒温恒湿の一定条件下で実施した。
(試験例4:着色剤の定着性の評価)
23℃、湿度60%の恒温恒湿下で一晩放置した毛束(長さ10cm、幅0.8cm、重量1g)に各実施例および各比較例で得られた一時染毛剤を0.4g塗布し、指先でのばして毛束の厚みを均一にし、再び23℃、湿度60%の恒温恒湿下で24時間放置した。その後、指先で上から下へ連続して10回コーミングし、毛束から1m離れて目視にて観察し、着色剤の毛髪への定着状態を下記の評価基準に従って評価した。また、上記コーミング時の指先への着色剤の色移りを下記の評価基準に従って評価した。
<定着性の評価基準>
○:着色剤が毛髪に定着し、剥離が認められない
△:着色剤の毛髪からの剥離が認められる
×:50cm以内からの観察でも毛髪に着色剤が認められない
<色移りの評価基準>
○:指先への着色剤の色移りが認められない
△:指先への着色剤の色移りが若干認められる
×:指先への着色剤の色移りが明らかに認められる
Figure 0004912027
Figure 0004912027
表3および表4に示された結果から、各実施例の着色剤を配合した一時染毛剤は、各比較例のものと対比して、毛髪への定着性に優れるとともに、指先などへの色移りがないことが分かる。
以下、本発明に係る一時染毛剤の処方例を示す。尚、含有量は重量%である。
(処方例:一時染毛剤)
エタノール 10.0
酢酸ビニル・ビニルピロリドン共重合体 6.0
ポリオキシエチレンホホバ油 3.0
ミリスチルアルコール 2.0
酸化鉄被覆雲母 5.0
ジメチルポリシロキサン 2.0
イソプレングリコール 5.0
カルボキシビニルポリマー 0.3
トリエタノールアミン 0.2
フェノキシエタノール 0.1
精製水 66.4
合 計 100.0
本発明の一時染毛剤は、ヘアワックス、ヘアジェル、ヘアフォーム、ヘアウォーターなど種々の剤型の一時染毛剤として好適に使用することができる。

Claims (1)

  1. 皮膜形成剤、ポリオキシエチレンホホバ油、増粘性高分子、多価アルコールおよび着色剤を含有し、前記多価アルコールがイソプレングリコールである一時染毛剤。
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