JP2004161629A - 優れたツヤ質の毛髪用化粧料 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】毛髪用の化粧料であって、アクリル酸・メタアクリル酸(C10〜30)アルキルコポリマー及び/又はその塩を毛髪用の化粧料に含有させる。更に、整髪用の成分として、両性高分子を好ましく含有させる。両性高分子としては、メタクリル酸・N−ジメチルアミノエチルメタクリル酸・アセトンアクリルアミド共重合体が好ましく例示できる。加えて、ワックスを含有することが好ましい。ワックスとしては飽和の高級アルコールが好ましく、含有量としては1〜5重量%が好ましく例示できる。
【選択図】 なし
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、毛髪用の化粧料に関し、更に詳細には、整髪用の化粧料として好適な毛髪用の化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】
整髪用の化粧料は、ヘアスタイルが崩れないように保持するための化粧料であり、ワックスや高分子で毛髪同士を付着させる様なメカニズムによって、この様な保持性を具現化している。しかしながら、ワックスにより整髪力を具現化すると、ワックスに由来するベタツキが生じ、感触的に好ましくないばかりか、埃などを吸着してツヤが短時間で消えてしまう欠点があり、高分子によって整髪力を具現化すると、ゴワツキ感が出現しやすく、時としてフレーキング等の現象まで起こしてしまうことがあり、ツヤに優れる仕上がりを長時間維持し、ベタツキやゴワツキなどの出現しない整髪仕上がりの整髪用の化粧料が望まれていたが、未だ得られていないのが現状であった。現状の技術で、理想のツヤに優れる仕上がりを長時間維持し、ベタツキやゴワツキなどの出現しない整髪仕上がりの整髪用の化粧料に近い化粧料を提供できる現有技術としては、特開平6−172144或いは特開平6−135828に開示された様な両性高分子を整髪剤として含有する整髪料が挙げられる。しかし、この様な技術においてはツヤの更なる付与が最大の課題となっていた。
【0003】
一方、アクリル酸・メタアクリル酸(C10〜30)アルキルコポリマー及び/又はその塩は乳化作用を有する増粘剤として化粧料の分野では広く使用されている(特開平10−30044、特開平7−206629)が、このものが毛髪用の化粧料で使用されたことはないし、かかる成分によりワックス類を乳化することにより、ワックス類に起因するベタ付き感を抑え、ツヤのある整髪力を具現化する整髪料が得られることも全く知られていなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、この様な状況下為されたものであり、ベタツキが無く、整髪力、ツヤの維持性に優れる毛髪用の化粧料を提供することを課題とする。
【0005】
【課題の解決手段】
この様な状況に鑑みて、本発明者らは、ベタツキが無く、整髪力、ツヤの維持性に優れる毛髪用の化粧料を求めて、鋭意研究努力を重ねた結果、毛髪用の化粧料であって、アクリル酸・メタアクリル酸(C10〜30)アルキルコポリマー及び/又はその塩を含有する化粧料がその様な特質を備えていることを見出し、発明を完成させるに至った。即ち、本発明は、以下に示す技術に関するものである。
(1)毛髪用の化粧料であって、アクリル酸・メタアクリル酸(C10〜30)アルキルコポリマー及び/又はその塩を含有することを特徴とする、化粧料。
(2)整髪用の化粧料であることを特徴とする、請求項1に記載の化粧料。
(3)更に、整髪用の成分として、両性高分子を含有することを特徴とする、(1)又は(2)に記載の化粧料。
(4)両性高分子が、メタクリル酸・N−ジメチルアミノエチルメタクリル酸・アセトンアクリルアミド共重合体であることを特徴とする、(1)〜(3)何れか1項に記載の化粧料。
(5)更に、ワックスを1〜5重量%含有することを特徴とする、(1)〜(4)何れか1項に記載の化粧料。
(6)ワックスが、飽和の高級アルコールであることを特徴とする、(1)〜(5)何れか1項に記載の化粧料。
【0006】
【発明の実施の形態】
(1)本発明の必須成分であるアクリル酸・メタアクリル酸(C10〜30)アルキルコポリマー
本発明の化粧料は、アクリル酸・メタアクリル酸(C10〜30)アルキルコポリマー及び/又はその塩を必須の成分として含有する。アクリル酸・メタアクリル酸(C10〜30)アルキルコポリマーは化粧料の分野に於いては、乳化作用を有する増粘剤として広く使用されており、数種のグレードのものが既に市販されており、これらを購入して使用できる。この様な市販品としては、例えば、ペムレンTR−1、ペムレンTR−2或いはカーボポール1382(何れもグッドリッチ社製)等が好ましく例示できる。又、これらの塩としては、通常化粧料で使用されているアルカリの塩であれば特段の限定無く使用することが出来、例えば、ナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩、カルシウム、マグネシウム等のアルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、トリエタノールアミン塩、トリエチルアミン塩等の有機アミン塩類、リジン塩、アルギニン塩等の塩基性アミノ酸塩等が好ましく例示できる。これらアクリル酸・メタアクリル酸(C10〜30)アルキルコポリマー及び/又はその塩は唯一種を含有することも出来るし、二種以上組み合わせて含有することも出来る。本発明の化粧料で特に好ましい形態としては、カリウムとアルギニンの混合塩の形態である。これは、この様な形態に於いてワックスなどの分散がツヤのある被膜を作るのに好適な形態となるからである。かかる混合塩に於けるカリウムとアルギニンの重量比は、カリウムを水酸化カリウム換算で、200:1〜100:1である。又、アクリル酸・メタアクリル酸(C10〜30)アルキルコポリマー及び/又はその塩の本発明の化粧料に於ける含有量は、フリーのアクリル酸・メタアクリル酸(C10〜30)アルキルコポリマーに換算して、0.1〜1重量%が好ましく、0.2〜0.5重量%が更に好ましい。これは少なすぎると、乳化或いは分散分散が不十分になり安定性に支障を来す場合があり、多すぎるとツヤなどの効果を損なう場合があるからである。
【0007】
(2)本発明の化粧料の必須成分である両性高分子
本発明の化粧料は両性高分子を必須成分として含有する。ここで、本発明に於ける両性高分子としては、アクリル酸又はメタクリル酸骨格等のポリマー骨格にカルボキシル基の様なアニオン性置換基と酸とともに塩を形成している4級アミノ基の様なカチオン性置換基とが側鎖として存在する高分子化合物のことであり、かかる高分子化合物は化粧料、取り分け毛髪用化粧料に於いては、毛髪処理剤として広く使用されている。毛髪用の化粧料で広く使用されている両性高分子としては、例えば、メタクリル酸・N−ジメチルアミノエチルメタクリル酸・アセトンアクリルアミド共重合体(高分子1)及び/又はその塩、N−メタクリロイルオキシエチル−N,N−ジメチルアンモニウム−α−メチルカルボキシベタイン・メタクリル酸アルキルエステル共重合体(高分子2)及び/又はその塩、(メタ)アクリル酸・ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレート共重合体(高分子3)及び/又はその塩、(メタ)アクリル酸・ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリルアミド共重合体(高分子4)及び/又はその塩、ポリクオタニウム22(高分子5)及び/又はその塩、ポリクオタニウム37(高分子6)及び/又はその塩などが好ましく例示できる。本発明の化粧料に於いては、これらの何れもが利用できる。これらは唯一種を含有させることも出来るし、二種以上を組み合わせて含有させることも出来る。これらの内で特に好ましいものは、高分子1である。かかる高分子1の好ましい市販品としては、大阪有機化学工業株式会社製のAPポリマー560が例示できる。本発明の化粧料に於いて、かかる両性高分子は、前記アクリル酸・メタアクリル酸(C10〜30)アルキルコポリマー及び/又はその塩によって乳化、分散されたワックス類とともに、ベタツキのない整髪力の具現化に寄与するとともに、毛髪にツヤを付与する作用を有する。本発明の化粧料に於ける、かかる両性高分子の好ましい含有量は、総量で、化粧料全量に対して、0.1〜10重量%であり、更に好ましくは、0.5〜3重量%である。これは少なすぎると整髪力が損なわれる場合があり、多すぎるとフレーキングなどの好ましくない現象が現れる場合があるからである。
【0008】
(3)本発明の化粧料
本発明の化粧料は、上記アクリル酸・メタアクリル酸(C10〜30)アルキルコポリマー及び/又はその塩及び両性高分子を必須成分として含有することを特徴とする。本発明の化粧料としては、その効果より毛髪用化粧料に適用することが好ましく、整髪用の化粧料に適用することが更に好ましい。本発明の化粧料に於いては、前記必須成分以外に、通常化粧料で使用される任意の成分を含有することが出来る。かかる任意の成分としては、例えば、スクワラン、流動パラフィン、軽質流動イソパラフィン、重質流動イソパラフィン、マイクロクリスタリンワックス、固形パラフィンなどの炭化水素類、ジメチコン、フェメチコン、シクロメチコン、アモジメチコン、ポリエーテル変性シリコーンなどのシリコーン類、ホホバ油、カルナウバワックス、モクロウ、ミツロウ、ゲイロウ、オレイン酸オクチルドデシル、イソプロピルミリステート、ネオペンチルグリコールジイソステアレート、リンゴ酸ジイソステアレートなどのエステル類、ステアリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、イソステアリン酸、イソパルミチン酸、ベヘン酸、オレイン酸などの脂肪酸類、ベヘニルアルコール、セタノール、オレイルアルコール、オクタデシルアルコールなどの高級アルコール類、ヒマシ油、椰子油、水添椰子油、椿油、小麦胚芽油、イソステアリン酸トリグリセライド、イソオクタン酸トリグリセライド、オリーブオイル等のトリグリセライド類、1,3−ブタンジオール、グリセリン、ジグリセリン、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、1,2−ペンタンジオール、1,2−ヘキシレングリコール、イソプレングリコールなどの多価アルコール、ソルビタンセスキオレート、ソルビタンモノオレート、ソルビタントリオレート、ソルビタンセスキステアレート、ソルビタンモノステアレート、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレート、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート、ポリオキシエチレンステアレート、ポリオキシエチレンオレート、ポリオキシエチレングリセリル脂肪酸エステル、ポリエキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油等の非イオン界面活性剤、ソジウムラウリルステアレート、ポリオキシエチレンアルキル硫酸塩、スルホコハク酸エステル塩などのアニオン界面活性剤、4級アルキルアンモニウム塩等のカチオン界面活性剤類、アルキルベタイン等の両性界面活性剤類、結晶セルロースや架橋型メチルポリシロキサン、ポリエチレン粉末、アクリル樹脂粉体等の有機粉体類、タルク、マイカ、セリサイト、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、二酸化チタン、酸化鉄、紺青、群青、チタンマイカ、チタンセリサイト、シリカ等の表面処理されていても良い粉体類、カルボキシビニルポリマー及び/又はその塩、キサンタンガムやヒドロキシプロピルセルロースなどの増粘剤、レチノール、レチノイン酸、トコフェロール、リボフラビン、ピリドキシン、アスコルビン酸、アスコルビン酸リン酸エステル塩などのビタミンやグリチルリチン酸塩、グリチルレチン、ウルソール酸、オレアノール酸などのテルペン類、エストラジオール、エチニルエストラジオール、エストリオールなどのステロイド類などの有効成分、フェノキシエタノール、パラベン類、ヒビテングルコネート、塩化ベンザルコニウム等の防腐剤、ジメチルアミノ安息香酸エステル類、桂皮酸エステル類、ベンゾフェノン類などの紫外線吸収剤などが好ましく例示できる。中でも、固形の高級アルコールやカルナバワックス、キャンデリラワックス、モクロウ、ビースワック等の高融点ワックス等のワックス類、取り分け飽和の高級アルコールはアクリル酸・メタアクリル酸(C10〜30)アルキルコポリマー及び/又はその塩によって好ましく乳化、分散され、整髪性を有するために特に好ましい。かかるワックス類の好ましい含有量は、1〜10重量%であり、更に好ましくは、2〜5重量%である。本発明の化粧料は、かかる必須成分と任意成分を常法に従って処理することによって製造することが出来る。
【0009】
【実施例】
以下に実施例を挙げて、本発明について更に詳細に説明を加えるが、本発明がかかる実施例にのみ、限定しないことは言うまでもない。
【0010】
<実施例1>
以下に示す処方に従って、本発明の整髪用の化粧料を作成した。即ち、イ、ロ、ハ、ニをそれぞれ75℃に温調し、イにハを加えて中和、ゲル化させ、これにニを加えて希釈し、これに徐々にロを加えて乳化し、ホモミキサーで粒子を均質化した後、攪拌冷却して整髪用の化粧料1を得た。このものの整髪料としての使用性を専門パネラーを用いて評価した。評価項目は、整髪力、ツヤの程度、ツヤの維持力、ベタツキの無さ、フレーキングの無さであった。評価は5段階で、スコア5:非常によい、スコア4:良い、スコア3:やや良い、スコア2:やや悪い、スコア1:悪いの評点を付して行った。同時に、ペムレンTR−2をカルボキシビニルポリマーに置換した比較例1、比較例1のセタノールをAPポリマー560に置換した比較例2、整髪用の化粧料1のAPポリマー560をセタノールに置換した比較例3、比較例3のペムレンTR−2をカルボキシビニルポリマーに置換した比較例4も作成し、同様に評価した。評価結果は表1に示す。これより、本発明の化粧料は、ベタツキが無く、整髪力、ツヤの維持性に優れることがわかる。これは本発明の化粧料の必須成分であるアクリル酸・メタアクリル酸(C10〜30)アルキルコポリマー及び/又はその塩と両性高分子の組合せの効果によるものであることもわかる。
イ
水 56.1重量部
ペムレンTR−2 0.3重量部
グリセリン 3 重量部
キサンタンガム 0.1重量部
1,3−ブタンジオール 2 重量部
1,2−ヘキシレングリコール 3 重量部
フェノキシエタノール 0.5重量部
ロ
セタノール 3.5重量部
ワセリン 1 重量部
流動パラフィン 5 重量部
ひまし油 1 重量部
ジメチコン 2 重量部
フェメチコン 2 重量部
グリセリルトリイソオクタネート 2 重量部
セチルイソオクタネート 2 重量部
グリセリルモノステアレート 0.5重量部
ハ
水 4 重量部
10%苛性カリ水溶液 1.2重量部
ニ
POE(120)ホホバ脂肪酸エステル 2 重量部
APポリマー560 1 重量部
水 6.7重量部
ポンカン果実エキス 0.1重量部
0.1%アルギニン水溶液 1 重量部
【0011】
【表1】
【0012】
<実施例2>
化粧料1のアクリル酸・メタアクリル酸(C10〜30)アルキルコポリマーの種類を変えて、同様に評価して検討を行った。評価結果は、整髪力がスコア5、ツヤの程度がスコア4、ツヤの持続性がスコア4、ベタツキの無さがスコア4、フレーキングの無さがスコア5であった。
イ
水 56.1重量部
ペムレンTR−1 0.3重量部
グリセリン 3 重量部
キサンタンガム 0.1重量部
1,3−ブタンジオール 2 重量部
1,2−ヘキシレングリコール 3 重量部
フェノキシエタノール 0.5重量部
ロ
セタノール 3.5重量部
ワセリン 1 重量部
流動パラフィン 5 重量部
ひまし油 1 重量部
ジメチコン 2 重量部
フェメチコン 2 重量部
グリセリルトリイソオクタネート 2 重量部
セチルイソオクタネート 2 重量部
グリセリルモノステアレート 0.5重量部
ハ
水 4 重量部
10%苛性カリ水溶液 1.2重量部
ニ
POE(120)ホホバ脂肪酸エステル 2 重量部
APポリマー560 1 重量部
水 6.7重量部
ポンカン果実エキス 0.1重量部
0.1%アルギニン水溶液 1 重量部
【0013】
<実施例3>
化粧料1のアクリル酸・メタアクリル酸(C10〜30)アルキルコポリマーの種類を変えて、同様に評価して検討を行った。評価結果は、整髪力がスコア4、ツヤの程度がスコア4、ツヤの持続性がスコア5、ベタツキの無さがスコア4、フレーキングの無さがスコア5であった。
イ
水 56.1重量部
カーボポール1382 0.3重量部
グリセリン 3 重量部
キサンタンガム 0.1重量部
1,3−ブタンジオール 2 重量部
1,2−ヘキシレングリコール 3 重量部
フェノキシエタノール 0.5重量部
ロ
セタノール 3.5重量部
ワセリン 1 重量部
流動パラフィン 5 重量部
ひまし油 1 重量部
ジメチコン 2 重量部
フェメチコン 2 重量部
グリセリルトリイソオクタネート 2 重量部
セチルイソオクタネート 2 重量部
グリセリルモノステアレート 0.5重量部
ハ
水 4 重量部
10%苛性カリ水溶液 1.2重量部
ニ
POE(120)ホホバ脂肪酸エステル 2 重量部
APポリマー560 1 重量部
水 6.7重量部
ポンカン果実エキス 0.1重量部
0.1%アルギニン水溶液 1 重量部
【0014】
<実施例4>
化粧料1のアクリル酸・メタアクリル酸(C10〜30)アルキルコポリマーの種類を変えて、同様に評価して検討を行った。評価結果は、整髪力がスコア5、ツヤの程度がスコア5、ツヤの持続性がスコア5、ベタツキの無さがスコア4、フレーキングの無さがスコア5であった。これよりペムレンTR−2とカーボポール1382の組合せが特に好ましいことがわかる。
イ
水 56.1重量部
ペムレンTR−2 0.2重量部
カーボポール1382 0.1重量部
グリセリン 3 重量部
キサンタンガム 0.1重量部
1,3−ブタンジオール 2 重量部
1,2−ヘキシレングリコール 3 重量部
フェノキシエタノール 0.5重量部
ロ
セタノール 3.5重量部
ワセリン 1 重量部
流動パラフィン 5 重量部
ひまし油 1 重量部
ジメチコン 2 重量部
フェメチコン 2 重量部
グリセリルトリイソオクタネート 2 重量部
セチルイソオクタネート 2 重量部
グリセリルモノステアレート 0.5重量部
ハ
水 4 重量部
10%苛性カリ水溶液 1.2重量部
ニ
POE(120)ホホバ脂肪酸エステル 2 重量部
APポリマー560 1 重量部
水 6.7重量部
ポンカン果実エキス 0.1重量部
0.1%アルギニン水溶液 1 重量部
【0015】
<実施例5〜9>
両性高分子の種類を変えて、同様に検討行った。結果を表2に示す。これより本発明の化粧料に於いては、通常化粧料で使用される両性高分子は何れも使用可能であること、及び、両性高分子としては高分子1(APポリマー560)が特に好ましいことがわかる。
イ
水 56.1重量部
ペムレンTR−2 0.2重量部
カーボポール1382 0.1重量部
グリセリン 3 重量部
キサンタンガム 0.1重量部
1,3−ブタンジオール 2 重量部
1,2−ヘキシレングリコール 3 重量部
フェノキシエタノール 0.5重量部
ロ
セタノール 3.5重量部
ワセリン 1 重量部
流動パラフィン 5 重量部
ひまし油 1 重量部
ジメチコン 2 重量部
フェメチコン 2 重量部
グリセリルトリイソオクタネート 2 重量部
セチルイソオクタネート 2 重量部
グリセリルモノステアレート 0.5重量部
ハ
水 4 重量部
10%苛性カリ水溶液 1.2重量部
ニ
POE(120)ホホバ脂肪酸エステル 2 重量部
表2に記載の両性高分子 1 重量部
水 6.7重量部
ポンカン果実エキス 0.1重量部
0.1%アルギニン水溶液 1 重量部
【0016】
【表2】
【0017】
【発明の効果】
本発明によれば、ベタツキが無く、整髪力、ツヤの維持性に優れる毛髪用の化粧料を提供することができる。
Claims (6)
- 毛髪用の化粧料であって、アクリル酸・メタアクリル酸(C10〜30)アルキルコポリマー及び/又はその塩を含有することを特徴とする、化粧料。
- 整髪用の化粧料であることを特徴とする、請求項1に記載の化粧料。
- 更に、整髪用の成分として、両性高分子を含有することを特徴とする、請求項1又は2に記載の化粧料。
- 両性高分子が、メタクリル酸・N−ジメチルアミノエチルメタクリル酸・アセトンアクリルアミド共重合体であることを特徴とする、請求項1〜3何れか1項に記載の化粧料。
- 更に、ワックスを1〜5重量%含有することを特徴とする、請求項1〜4何れか1項に記載の化粧料。
- ワックスが、飽和の高級アルコールであることを特徴とする、請求項1〜5何れか1項に記載の化粧料。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007297299A (ja) * | 2006-04-28 | 2007-11-15 | Mandom Corp | 頭髪化粧料用組成物 |
JP2008019216A (ja) * | 2006-07-13 | 2008-01-31 | Kao Corp | 乳化型毛髪化粧料 |
JP2009256257A (ja) * | 2008-04-18 | 2009-11-05 | Kao Corp | 乳化型整髪用化粧料 |
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