JP2000273016A - 粉体含有水性化粧料 - Google Patents

粉体含有水性化粧料

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安定な粉体分散系の化粧料を提供する。 【解決手段】 アクリル酸を構成モノマーの一つに含む
モノマーを重合させて得られたポリマーでコーティング
されている粉体を、必須の粉体として含有させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、安定性に優れる粉
体を含有した水性の化粧料の好適な、化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】粉体を含有した化粧料は、例えば、メー
クアップ化粧料や紫外線防護化粧料のように、シミやソ
バカスと言ったトラブルを隠蔽したり、紫外線から皮膚
を隠蔽し保護する化粧料には、二酸化チタン、酸化亜
鉛、酸化鉄、タルク、マイカ、セリサイトと言った、粉
体類が隠蔽剤或いは紫外線カット剤として配合されてい
る。この様な化粧料の剤形としては、水性溶媒中或いは
オイルゲル中への分散型のもの、乳化型のもの、粉体混
合型のもの、混合粉体をプレスしたもの等が挙げられ
る。これらの中で、乳化剤形のものは、保湿成分などの
水性成分の配合が可能であり、又、塗擦時の刺激も少な
いため肌に乾燥感を覚える人たちに好んで使用されてい
る。この様な系で最も問題になるのは、系の安定性であ
る。これは、水の比重が1、遊星成分の比重が1未満で
あるのに対して、粉体類の比重は何れも4以上であり、
これらを安定に分散させておくためには、桂に粘度を持
たせることが必要になるが、通常化粧料などにおいて使
用されている、カルボキシメチルセルロース、カルボキ
シビニルポリマー等の増粘剤は、粉体類を凝集させ易い
ため、使用が困難であり、従って、脂肪酸石鹸ー高級ア
ルコール等の界面活性剤ゲル構造を使用しているのが現
状である。しかしながら、この様な系では使用界面活性
剤量が多くなり、安全性に問題がある場合がでたり、低
温域で硬度が高くなったりして使用性が阻害される場合
があるため、安定な乳化粉体分散系の開発が望まれてい
た。
【0003】アクリル酸を構成モノマーの一つに含むモ
ノマーを重合させて得られたポリマーでコーティングさ
れている粉体が化粧料などに好適であることは既に知ら
れているし、この様な粉体が粉体の酸化触媒作用を抑制
することも既に知られている。このものをプレストパウ
ダーなどの化粧料に含有させうることも既に知られてい
るが、この様な粉体が水を含む分散媒中に極めて良好に
分散すること、及び、カルボキシビニルポリマー等の増
粘剤と共存しても凝集を起こしにくいことは全く知られ
ていなかったし、この様な粉体を水を含む化粧料に含有
させることも全く知られていなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこの様な状況
を踏まえて為されたものであり、安定な粉体乳化分散系
の化粧料を提供することを課題とする。
【0005】
【課題の解決手段】かかる状況に鑑みて、本発明者ら安
定な粉体乳化分散系の化粧料を求め鋭意研究を重ねた結
果、アクリル酸を構成モノマーの一つに含むモノマーを
重合させて得られたポリマーでコーティングすることに
より、粉体の水を含む分散媒への分散性と安定性を向上
させうることを見いだし発明を完成させるに至った。以
下、本発明について実施の形態を中心に詳細に説明を加
える。
【0006】
【発明の実施の形態】(1)本発明の化粧料の必須成分
である粉体 本発明の化粧料の必須成分である粉体は、アクリル酸を
構成モノマーの一つに含むモノマーを重合させて得られ
たポリマーでコーティングされていることを特徴とす
る。この様な粉体の製造方法については、その詳細が既
に特開平11ー35639号に記載されており、この公
報に従って製造することができる。ここで当該ポリマー
でコーティングされる粉体としては、例えば、化粧料で
通常使用される粉体であれば、特段の限定無く用いるこ
とができ、具体的には、タルク、セリサイト、マイカ、
チタンマイカ、二酸化チタン、酸化亜鉛、酸化鉄、酸化
ジルコニウム、シリカ、珪酸カルシウム、カーボンブラ
ック、紺青、群青等が例示できる。これらの粉体は唯一
種をコーティングしても良いし、二種以上をコーティン
グしても良い。これらの粉体をコーティングする、アク
リル酸を構成モノマーの一つに含むモノマーを重合させ
て得られたポリマーであるが、アクリル酸のみを構成モ
ノマーとすることもできるし、他の構成モノマーを1種
乃至は2種以上加え共重合体としてコーティングに用い
ることができる。アクリル酸以外のモノマーとしては、
アクリル酸メチル、アクリル酸−2−エチルヘキシル等
のアルキル酸の直鎖、分岐又は環状構造を有する炭素数
1〜10のアルキルエステル、メタクリル酸メチル、メ
タクリル酸−2−エチルヘキシル等のメタクリル酸の直
鎖、分岐又は環状構造を有する炭素数1〜10のアルキ
ルエステル、スチレン、α−メチルスチレン、(プロパ
ン−2−エン−1−イル)ベンゼン等の置換基として炭
素数1〜4のアルキル基を有していても良いスチレン及
びその誘導体、ビニルアルコール、塩化ビニル、酢酸ビ
ニル等の置換ビニル化合物などが例示でき、これらの内
では、スチレン、α−メチルスチレン、メチルメタクリ
レート、アクリル酸−2−エチルヘキシルから選ばれる
1種乃至は2種以上をアクリル酸とともに共重合させた
ポリマーでコーティングするのが特に好ましい。コーテ
ィングに於ける粉体とポリマーの割合は、90:10〜
10:90が好ましく、80:20〜20:80がより
好ましく、60:40〜40:60が更に好ましい。粉
体をポリマーでコーティングする方法であるが、例え
ば、粉体の存在下モノマー混合物を加え、更に乳化剤や
重合開始剤などを加えて乳化重合しながらコーテイング
することも可能であるし、ポリマーを予め作成してお
き、これを粉体と共にボールミル等で処理してコーティ
ングしても良い。これらの方法の内、ポリマーを予め作
成しボールミル等でコーティグする方法の方が汎用性が
あり好ましい。このコーティング作業の際には、水等の
溶媒或いは分散媒が存在しても良い。又、水分散性を考
えて、ポリマー中のカルボキシル基を中和し塩としてお
くことが好ましい。塩としては、生理的に許容されるも
のであれば特段の限定を受けず、例えば、ナトリウムや
カリウムなどのアルカリ金属塩、カルシウム、マグネシ
ウム等のアルカリ土類金属塩、トリエタノールアミンや
トリエチルアミンなどの有機アンモニウム塩、アンモニ
ウム塩、リジンやアルギニンなどの塩基性アミノ酸塩等
が例示できる。かくして得られた粉体は、水洗などした
後乾燥させれば乾いた粉体が得られる。以下に、この様
な粉体について、製造例を挙げて説明を加える。
【0007】<製造例1〜6>下記処方に従って、コー
ティング粉体を作成した。即ち、市販の乳化共重合樹脂
液を用いて、処方成分をボールミルにて48時間メカノ
ケミカルに処理し、処理粉体液1得た。これを乾固し粉
砕して処理粉体を得た。(粉体:ポリマー=20:1
8.6) 乳化共重合樹脂液 60重量部 粉体 20重量部 水 20重量部 <乳化共重合樹脂液> 乳化共重合樹脂 31重量部 (モノマー重量比) スチレン 14.3 α−メチルスチレン 57.2 アクリル酸 28. 5 25%アンモニア水 7重量部 エチレングリコール 2重量部 水 60重量部 <粉体> 製造例1:二酸化チタン 製造例2:酸化亜鉛 製造例3:黄色酸化鉄 製造例4:ベンガラ 製造例5:タルク 製造例6:カーボンブラック
【0008】<製造例7〜12>下記処方に従って、コ
ーティング粉体を作成した。即ち、市販の共重合樹脂溶
液を用いて、処方成分をボールミルにて48時間メカノ
ケミカルに処理し、処理粉体液1得た。これを乾固し粉
砕して処理粉体を得た。(粉体:ポリマー=20:2
1) 共重合樹脂溶液 60重量部 粉体 20重量部 水 20重量部 <共重合樹脂溶液> (樹脂分) ポリアクリル酸 35重量部 2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール 5重量部 を共重合したもの (溶媒) エタノール 60重量部 <粉体> 製造例7:二酸化チタン 製造例8:酸化亜鉛 製造例9:黄色酸化鉄 製造例10:ベンガラ 製造例11:タルク 製造例12:カーボンブラック
【0009】<製造例13〜18>下記処方に従って、
コーティング粉体を作成した。即ち、市販の乳化共重合
樹脂液を用いて、処方成分をボールミルにて48時間メ
カノケミカルに処理し、処理粉体液1得た。これを乾固
し粉砕して処理粉体を得た。(粉体:ポリマー=20:
18.6) 乳化共重合樹脂液 60重量部 粉体 20重量部 水 20重量部 <乳化共重合樹脂液> 乳化共重合樹脂 31重量部 (モノマー重量比) スチレン 25 アクリル酸 35 アクリル酸−2−エチルヘキシル 10 メタクリル酸メチル 30 25%アンモニア水 7重量部 エチレングリコール 2重量部 水 60重量部 <粉体> 製造例13:二酸化チタン 製造例14:酸化亜鉛 製造例15:黄色酸化鉄 製造例16:ベンガラ 製造例17:タルク 製造例18:カーボンブラック
【0010】<分散実験>上記製造例1〜18の粉体の
増粘剤水溶液中への分散・分散安定性試験を行った。下
記に示す処方の分散媒中へディスパーを用いて(700
0回転/分、5分間)分散し、分散直後、分散後室温保
存1週間の分散状態を、顕微鏡で、◎:凝集無し、○:
殆ど凝集無し、△:軽度の凝集、×:凝集の基準で判定
した。比較には、処理をしていない粉体を用いた。結果
を表1に示す。これより、本発明の化粧料の必須成分で
ある、粉体は分散性に優れ、カルボキシビニルポリマー
の存在下でも、凝集しないことがわかる。 (処方) 分散媒 99 重量部 <内訳> カルボキシビニルポリマー 0.3重量部 水酸化カリウム 0.3重量部 水 98.4重量部 粉体* 1 重量部 *表1に詳細を記す。
【0011】
【表1】
【0012】(2)本発明の化粧料 本発明の化粧料は、粉体を乳化或いは可溶化系に分散し
た、粉体乳化分散系の化粧料であって、上記必須成分を
含有することを特徴とする。本発明の化粧料は、通常粉
体を含む化粧料であって、乳化或いは分散系の形態が適
用されている種類のものであれば、特段の限定なく使用
することができる。この様な化粧料としては、例えば、
カラミンローションやパック化粧料などの基礎化粧料、
ファンデーション、アンダーメークアップ、マスカラ等
のメークアップ化粧料、石鹸やシャンプーなどの洗浄
料、サンケアミルク等のサンケア用化粧料等が好ましく
例示でき、中でも粉体含有量の多い、メークアップ化粧
料やサンケア用化粧料が特に好ましく適用される。本発
明の化粧料は、増粘剤を使用することができるので、界
面活性剤量が少なくとも安定に系を保つことが可能であ
る。この様な形態では、安全性を著しく向上できるの
で、刺激などに敏感になっている、敏感肌の人用の化粧
料に有利である。従って、本発明の化粧料ではこの様な
増粘剤を含有することが好ましく、該増粘剤としては、
例えば、カルボキシビニルポリマー、長鎖アルキルアク
リル酸・メタクリル酸コポリマー、カルボシメチルセル
ロース等が例示できる。本発明の化粧料に於ける、上記
処理粉体の好ましい含有量は、0.1〜30重量%であ
り、更に好ましくは0.5〜25重量%である。本発明
の化粧料に於ける、増粘剤の好ましい含有量は、0.0
1〜5重量%であり、0.1〜1重量%が特に好まし
い。又、必須成分の処理粉体は唯一種を含有することも
できるし、2種以上を組み合わせて含有させることもで
きる。又、同様に増粘剤も1種でも2種以上でも良い。
【0013】本発明の化粧料においては、これらの必須
成分と好ましい成分以外に、通常化粧料で使用される任
意成分を、本発明の効果を損なわない範囲において、含
有することができる。この様な任意成分としては、例え
ば、ワセリンやマイクロクリスタリンワックス等のよう
な炭化水素類、ホホバ油やゲイロウ等のエステル類、牛
脂、オリーブ油等のトリグリセライド類、セタノール、
オレイルアルコール等の高級アルコール類、ステアリン
酸、オレイン酸等の脂肪酸、グリセリンや1,3−ブタ
ンジオール等の多価アルコール類、非イオン界面活性
剤、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界
面活性剤、エタノール、カーボポール等の増粘剤、防腐
剤、紫外線吸収剤、抗酸化剤、色素、粉体類等が例示で
きる。このうち、色素や粉体は増粘剤で凝集を起こす場
合があるので、上記製造例の如くポリマーで被覆処理し
たもののみにしておくことが好ましい。更に界面活性剤
は5重量%以下であることが、敏感肌用の化粧料とする
場合には好ましい。これらの原料を常法に従って処理す
ることにより、本発明の化粧料は得られる。
【0014】
【実施例】以下に、実施例を挙げて、本発明について更
に詳細に説明を加えるが、本発明がこれら実施例にの
み、限定を受けないことは言うまでもない。
【0015】<実施例1>下記に示す処方に従って、本
発明の化粧料である、ファンデーションを作成した。即
ち、イ、ロ、ハの成分をそれぞれ80℃に加熱し、イに
ニをディスパーで分散させ、これを徐々にロに加え乳化
し、ハを加え中和し、撹拌冷却し、ファンデーションを
得た。このものの粉体分散性は優れていた。又、このも
のは、室温、40℃、5℃の保存条件で1カ月間安定で
あった。このものの粉体をポリマー処理しない、二酸化
チタン、黄色酸化鉄、ベンガラ、タルクに置換した比較
例は著しい凝集を観察した。 イ 1,3−ブタンジオール 5 重量部 カルボキシビニルポリマー 0.3重量部 メチルパラベン 0.2重量部 ヒアルロン酸ナトリウム 0.1重量部 水 50 重量部 ロ スクワラン 2 重量部 ホホバ油 2 重量部 ソルビタンセスキステアレート 1.5重量部 POE(20)ベヘニルエーテル 1.5重量部 ハ 水酸化カリウム 0.3重量部 水 17.1重量部 ニ 製造例1の粉体 10 重量部 製造例3の粉体 3.8重量部 製造例4の粉体 0.2重量部 製造例5の粉体 6 重量部
【0016】<実施例2>下記に示す処方に従って、本
発明の化粧料である、ファンデーションを作成した。即
ち、イ、ロ、ハの成分をそれぞれ80℃に加熱し、イに
ニをディスパーで分散させ、これを徐々にロに加え乳化
し、ハを加え中和し、撹拌冷却し、ファンデーションを
得た。このものの粉体分散性は優れていた。又、このも
のは、室温、40℃、5℃の保存条件で1カ月間安定で
あった。このものの粉体をポリマー処理しない、二酸化
チタン、黄色酸化鉄、ベンガラ、タルクに置換した比較
例は著しい凝集を観察した。 イ 1,3−ブタンジオール 5 重量部 カルボキシビニルポリマー 0.3重量部 メチルパラベン 0.2重量部 ヒアルロン酸ナトリウム 0.1重量部 水 50 重量部 ロ スクワラン 2 重量部 ホホバ油 2 重量部 ソルビタンセスキステアレート 1.5重量部 POE(20)ベヘニルエーテル 1.5重量部 ハ 水酸化カリウム 0.3重量部 水 17.1重量部 ニ 製造例7の粉体 10 重量部 製造例9の粉体 3.8重量部 製造例10の粉体 0.2重量部 製造例11の粉体 6 重量部
【0017】<実施例3>下記に示す処方に従って、本
発明の化粧料である、ファンデーションを作成した。即
ち、イ、ロ、ハの成分をそれぞれ80℃に加熱し、イに
ニをディスパーで分散させ、これを徐々にロに加え乳化
し、ハを加え中和し、撹拌冷却し、ファンデーションを
得た。このものの粉体分散性は優れていた。又、このも
のは、室温、40℃、5℃の保存条件で1カ月間安定で
あった。このものの粉体をポリマー処理しない、二酸化
チタン、黄色酸化鉄、ベンガラ、タルクに置換した比較
例は著しい凝集を観察した。 イ 1,3−ブタンジオール 5 重量部 カルボキシビニルポリマー 0.3重量部 メチルパラベン 0.2重量部 ヒアルロン酸ナトリウム 0.1重量部 水 50 重量部 ロ スクワラン 2 重量部 ホホバ油 2 重量部 ソルビタンセスキステアレート 1.5重量部 POE(20)ベヘニルエーテル 1.5重量部 ハ 水酸化カリウム 0.3重量部 水 17.1重量部 ニ 製造例13の粉体 10 重量部 製造例15の粉体 3.8重量部 製造例16の粉体 0.2重量部 製造例17の粉体 6 重量部
【0018】<実施例4>上記実施例1〜3の化粧料に
ついて、モルモット損傷皮膚を用いて、安全性を確認し
た。即ち、ハートレー系白色種モルモット(雄性、30
0〜500g)1群6匹を用い、背部を剃毛し、ガムテ
ープでストリッピングし、損傷モデルを作成した。これ
に上記化粧料を48時間クローズドパッチし、パッチ絆
除去後1時間に皮膚反応をドレーズの基準(++:浮腫
を伴う反応、+:明らかな紅斑を伴う反応、±:微弱な
紅斑を伴う反応、−:無反応)で観察判定した。結果を
表2に示す。これより、本発明の化粧料は安全性に優れ
ることがわかる。
【0019】
【表2】
【0020】<実施例5>下記に示す処方に従って、本
発明の化粧料を作成した。即ち、イ、ロ、ハをそれぞれ
80℃に加熱し、イにニをディスパーで分散させ、ロを
加え中和し、これに徐々にハを加え乳化し、撹拌冷却し
サンケア用化粧料を得た。このものは安全性・安定性に
優れていた。 イ 1,3−ブタンジオール 5 重量部 メチルパラベン 0.2重量部 長鎖アルキルアクリル酸・メタクリル酸コポリマー 0.3重量部 (ペムレンTR−1;グッドリッチ社製) 水 50 重量部 ロ 水酸化カリウム 0.2重量部 水 39.3重量部 ハ パラジメチルアミノ安息香酸イソオクチル 4 重量部 グリセリルモノオレイルエーテル 1 重量部 ニ 製造例1 2 重量部 製造例2 3 重量部
【0021】<実施例6>下記に示す処方に従って、本
発明の化粧料を作成した。即ち、イ、ロ、ハをそれぞれ
80℃に加熱し、イにニをディスパーで分散させ、ロを
加え中和し、これに徐々にハを加え乳化し、撹拌冷却し
サンケア用化粧料を得た。このものは安全性・安定性に
優れていた。 イ 1,3−ブタンジオール 5 重量部 メチルパラベン 0.2重量部 長鎖アルキルアクリル酸・メタクリル酸コポリマー 0.3重量部 (ペムレンTR−1;グッドリッチ社製) 水 50 重量部 ロ 水酸化カリウム 0.2重量部 水 39.3重量部 ハ パラジメチルアミノ安息香酸イソオクチル 4 重量部 グリセリルモノオレイルエーテル 1 重量部 ニ 製造例13 2 重量部 製造例14 3 重量部
【0022】<実施例7>下記に示す処方に従って、本
発明の化粧料を作成した。即ち、イ、ロ、ハをそれぞれ
80℃に加熱し、イにニをディスパーで分散させ、ロを
加え中和し、これに徐々にハを加え乳化し、撹拌冷却し
サンケア用化粧料を得た。このものは安全性・安定性に
優れていた。 イ 1,3−ブタンジオール 5 重量部 メチルパラベン 0.2重量部 長鎖アルキルアクリル酸・メタクリル酸コポリマー 0.3重量部 (ペムレンTR−1;グッドリッチ社製) 水 50 重量部 ロ 水酸化カリウム 0.2重量部 水 39.3重量部 ハ パラジメチルアミノ安息香酸イソオクチル 4 重量部 グリセリルモノオレイルエーテル 1 重量部 ニ 製造例7 2 重量部 製造例8 3 重量部
【0023】<実施例8>上記実施例5〜7の化粧料に
ついて、モルモット損傷皮膚を用いて、安全性を確認し
た。即ち、ハートレー系白色種モルモット(雄性、30
0〜500g)1群6匹を用い、背部を剃毛し、ガムテ
ープでストリッピングし、損傷モデルを作成した。これ
に上記化粧料を48時間クローズドパッチし、パッチ絆
除去後1時間に皮膚反応をドレーズの基準(++:浮腫
を伴う反応、+:明らかな紅斑を伴う反応、±:微弱な
紅斑を伴う反応、−:無反応)で観察判定した。結果を
表2に示す。これより、本発明の化粧料は安全性に優れ
ることがわかる。
【0024】
【表3】
【0025】<実施例9>以下に示す処方に従って、本
発明の化粧料を作成した。即ち、イにハをディスパーで
分散させ、ロを加え中和し、カラミンローションを得
た。このものの刺激性は極めて低かった。 イ 1,3−ブタンジオール 5 重量部 グリセリン 3 重量部 グリチルリチン酸ジカリウム 0.1重量部 エタノール 10 重量部 カルボキシビニルポリマー 0.1重量部 水 60 重量部 ロ 水酸化カリウム 0.1重量部 水 20.7重量部 ハ 製造例2 1 重量部
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、安定な粉体乳化分散系
の化粧料を提供することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09C 3/10 C09C 3/10 Fターム(参考) 4C083 AA122 AB032 AB051 AB132 AB212 AB232 AB242 AB432 AC022 AC102 AC122 AC172 AC182 AC442 AC482 AC622 AD091 AD092 AD332 AD532 BB25 CC12 CC19 DD27 DD31 EE01 EE07 EE10 EE17 FF01 FF05 4J037 AA02 AA08 AA10 AA11 AA15 AA16 AA17 AA22 AA26 AA27 CC13 CC16 DD19 EE03 EE12 EE43 EE44 FF15 FF30

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アクリル酸を構成モノマーの一つに含む
    モノマーを重合させて得られたポリマーでコーティング
    されている粉体を含有することを特徴とする、水性化粧
    料。。
  2. 【請求項2】 ポリマーがアクリル酸以外の構成モノマ
    ーとして、スチレン、α−メチルスチレン、メチルメタ
    クリレート、アクリル酸−2−エチルヘキシルから選ば
    れる1種乃至は2種以上を含有するモノマーを重合させ
    たポリマーであることを特徴とする、請求項1に記載の
    水性化粧料。
  3. 【請求項3】 更に、増粘剤を含有することを特徴とす
    る、請求項1又は2に記載の化粧料。
  4. 【請求項4】 増粘剤がカルボキシビニルポリマー及び
    /又はその塩であることを特徴とする、請求項1〜3の
    何れか一項に記載の水性化粧料。
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