JP2007099684A - 化粧料用の粉体及び該粉体を含有する化粧料 - Google Patents
化粧料用の粉体及び該粉体を含有する化粧料 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007099684A JP2007099684A JP2005291887A JP2005291887A JP2007099684A JP 2007099684 A JP2007099684 A JP 2007099684A JP 2005291887 A JP2005291887 A JP 2005291887A JP 2005291887 A JP2005291887 A JP 2005291887A JP 2007099684 A JP2007099684 A JP 2007099684A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cosmetic
- titanium dioxide
- fine particle
- aluminum hydroxide
- powder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Cosmetics (AREA)
Abstract
【解決手段】 架橋されていても良いハイドロジェンメチルポリシロキサンで疎水化された水酸化アルミニウム・ケイ酸被覆微粒子二酸化チタンを、ポリマーと複合体化をしない形態で及び/又は複合体化した形態で、紫外線からの防護のための化粧料に含有させる。前記架橋されていても良いハイドロジェンメチルポリシロキサンで疎水化された水酸化アルミニウム・ケイ酸被覆微粒子二酸化チタンの、一次粒子の平均粒径は0.005〜0.04μmであることが好ましい。疎水化のためのハイドロジェンメチルポリシロキサンが、架橋構造を有することことが好ましい。
【選択図】 なし
Description
(1)架橋されていても良いハイドロジェンメチルポリシロキサンで疎水化された水酸化アルミニウム・ケイ酸被覆微粒子二酸化チタンを、ポリマーと複合体化をしない形態で及び/又は複合体化した形態で含有することを特徴とする、紫外線からの防護のための化粧料。
(2)前記架橋されていても良いハイドロジェンメチルポリシロキサンで疎水化された水酸化アルミニウム・ケイ酸被覆微粒子二酸化チタンの、一次粒子の平均粒径が0.005〜0.04μmであることを特徴とする、(1)に記載の化粧料。
(3)疎水化のためのハイドロジェンメチルポリシロキサンが、架橋構造を有することを特徴とする、(1)又は(2)に記載の化粧料。
(4)架橋されていても良いハイドロジェンメチルポリシロキサンで疎水化された水酸化アルミニウム・ケイ酸被覆微粒子二酸化チタンを複合体化すべきポリマーが、スチレン・2−エチルヘキシルアクリレート・アクリル酸コポリマーであることを特徴とする、(1)〜(3)何れか1項に記載の化粧料。
(5)夏用化粧料であることを特徴とする、(1)〜(4)何れか1項に記載の化粧料。
(6)サンバーンの存在する部位における、紫外線からの防護用であることを特徴とする、(1)〜(5)何れか1項に記載の化粧料。
(7)ベンゾフェノン誘導体及び桂皮酸誘導体を実質的に含有しないことを特徴とする、(1)〜(6)何れか1項に記載の化粧料。
(8)架橋されていても良いハイドロジェンメチルポリシロキサンで疎水化された水酸化アルミニウム・ケイ酸被覆微粒子二酸化チタンと、アクリル系ポリマーとを複合化してなる、化粧料用粉体。
(9)前記アクリル系ポリマーが、スチレン・2−エチルヘキシルアクリレート・アクリル酸コポリマーであることを特徴とする、(8)に記載の化粧料用粉体。
(10)水を含有する化粧料用であることを特徴とする(8)又は(9)に記載の化粧料用粉体。
(11)架橋構造を有するハイドロジェンメチルポリシロキサンで疎水化された水酸化アルミニウム・ケイ酸被覆微粒子二酸化チタンをアクリル系ポリマーと複合体化してなる、化粧料用粉体。
(12)架橋構造を有するハイドロジェンメチルポリシロキサンで、水酸化アルミニウム・ケイ酸被覆微粒子二酸化チタンを被覆し、疎水化した後、ポリマー水性担体分散液と混合し、水性担体を除去し、複合体と為し、該複合体をチップ化してなる、請求項11に記載の化粧料用粉体を化粧料に配合するための中間仕掛品。
本発明の化粧料は、紫外線からの防護のための化粧料であって、架橋されていても良いハイドロジェンメチルポリシロキサンで疎水化された水酸化アルミニウム・ケイ酸被覆微粒子二酸化チタンを、ポリマーと複合体化をしない形態で及び/又は複合体化した形態で含有することを特徴とする。
窒素気流下、メチルエチルケトン200質量部を加熱還流し、これにスチレン40質量部、2−エチルヘキシルアクリレート35質量部、アクリル酸25質量部、アゾビスイソブチロニトリル0.5質量部を滴下し、4時間反応させた。これをアンモニア水で中和し、減圧濃縮してメチルエチルケトンを除去し、コポリマー分散液1を得た。(分散液1の総質量は350質量部)
「微粒子酸化チタンMT−02」290質量部を、製造例1のコポリマー分散液1に分散させ、しかる後に減圧下、加熱混合し、餅状の固体を作成した。これを更に加熱ロールに通し、フィルム小片とし、これを粉砕し、チップ1を得た。このものは、微粒子二酸化チタン77.4質量%、水酸化アルミニウム12.7質量%、ケイ酸4.2質量%、架橋型ハイドロジェンメチルポリシロキサン5.7質量%の組成の粉体11に対し、ポリマー3の質量比を有していた。
本発明の化粧料は、前記必須成分である微粒子二酸化チタンを含有し、紫外線からの防護の為のものであることを特徴とする。本発明の化粧料は、通常粉体含有化粧料で使用される剤形であれば特段の限定無く適用することが出来、例えば、ファンデーション、固形白粉などの粉体化粧料、オイルゲル化粧料、クリームファンデーションのような乳化化粧料、ローションファンデーションのような水性分散化粧料などが好適に例示できる。又、化粧料の種類としては、紫外線防護作用を有することが好ましいものであれば特段の限定無く応用することが出来、例えば、ファンデーション、アンダーメークアップ、コントロールカラー、サンケアミルク、サンスクリーンコンパクト等のメークアップ化粧料や紫外線防護化粧料が好ましく例示でき、中でも、夏に専ら使用するものに適用することが好ましい。剤形としては、必須成分である微粒子二酸化チタンが、アクリル系ポリマーと複合体を形成しているものを使用した場合に於いては、その水への分散性の良さから、水を含有する剤形に適用するのが好ましく、水性担体に前記微粒子二酸化チタンを分散した形態の化粧料が特に好ましい。
製造例2のチップ 30 質量%
1,3−ブタンジオール 10 質量%
1,2−ペンタンジオール 5 質量%
水 55 質量%
「微粒子酸化チタンMT02」 23.6質量%
1,3−ブタンジオール 10 質量%
1,2−ペンタンジオール 5 質量%
水 61.4質量%
「微粒子酸化チタンMT02」 23.6質量%
製造例1のポリマー分散液1 28.5質量%
1,3−ブタンジオール 10 質量%
1,2−ペンタンジオール 5 質量%
水 32.9質量%
Claims (12)
- 架橋されていても良いハイドロジェンメチルポリシロキサンで疎水化された水酸化アルミニウム・ケイ酸被覆微粒子二酸化チタンを、ポリマーと複合体化をしない形態で及び/又は複合体化した形態で含有することを特徴とする、紫外線からの防護のための化粧料。
- 前記架橋されていても良いハイドロジェンメチルポリシロキサンで疎水化された水酸化アルミニウム・ケイ酸被覆微粒子二酸化チタンの、一次粒子の平均粒径が0.005〜0.04μmであることを特徴とする、請求項1に記載の化粧料。
- 疎水化のためのハイドロジェンメチルポリシロキサンが、架橋構造を有することを特徴とする、請求項1又は2に記載の化粧料。
- 架橋されていても良いハイドロジェンメチルポリシロキサンで疎水化された水酸化アルミニウム・ケイ酸被覆微粒子二酸化チタンを複合体化すべきポリマーが、スチレン・2−エチルヘキシルアクリレート・アクリル酸コポリマーであることを特徴とする、請求項1〜3何れか1項に記載の化粧料。
- 夏用化粧料であることを特徴とする、請求項1〜4何れか1項に記載の化粧料。
- サンバーンの存在する部位における、紫外線からの防護用であることを特徴とする、請求項1〜5何れか1項に記載の化粧料。
- ベンゾフェノン誘導体及び桂皮酸誘導体を実質的に含有しないことを特徴とする、請求項1〜6何れか1項に記載の化粧料。
- 架橋されていても良いハイドロジェンメチルポリシロキサンで疎水化された水酸化アルミニウム・ケイ酸被覆微粒子二酸化チタンと、アクリル系ポリマーとを複合化してなる、化粧料用粉体。
- 前記アクリル系ポリマーが、スチレン・2−エチルヘキシルアクリレート・アクリル酸コポリマーであることを特徴とする、請求項8に記載の化粧料用粉体。
- 水を含有する化粧料用であることを特徴とする請求項8又は9に記載の化粧料用粉体。
- 架橋構造を有するハイドロジェンメチルポリシロキサンで疎水化された水酸化アルミニウム・ケイ酸被覆微粒子二酸化チタンをアクリル系ポリマーと複合体化してなる、化粧料用粉体。
- 架橋構造を有するハイドロジェンメチルポリシロキサンで、水酸化アルミニウム・ケイ酸被覆微粒子二酸化チタンを被覆し、疎水化した後、ポリマー水性担体分散液と混合し、水性担体を除去し、複合体と為し、該複合体をチップ化してなる、請求項11に記載の化粧料用粉体を化粧料に配合するための中間仕掛品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005291887A JP2007099684A (ja) | 2005-10-05 | 2005-10-05 | 化粧料用の粉体及び該粉体を含有する化粧料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005291887A JP2007099684A (ja) | 2005-10-05 | 2005-10-05 | 化粧料用の粉体及び該粉体を含有する化粧料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007099684A true JP2007099684A (ja) | 2007-04-19 |
JP2007099684A5 JP2007099684A5 (ja) | 2008-11-13 |
Family
ID=38026965
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005291887A Pending JP2007099684A (ja) | 2005-10-05 | 2005-10-05 | 化粧料用の粉体及び該粉体を含有する化粧料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007099684A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015196670A (ja) * | 2014-04-02 | 2015-11-09 | ツキオカフィルム製薬株式会社 | フィルム分散液、化粧品、医薬部外品、医療用皮膚外用剤、臓器癒着防止剤、及びガン治療剤 |
WO2021095604A1 (ja) * | 2019-11-11 | 2021-05-20 | 東亞合成株式会社 | 水性ポリマーエマルション及びその製造方法、並びに化粧料 |
Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5510428A (en) * | 1978-07-06 | 1980-01-24 | Ishihara Sangyo Kaisha Ltd | Finely divided titanium dioxide composition and production thereof |
JPS61215216A (ja) * | 1985-03-19 | 1986-09-25 | Teikoku Kako Kk | 疎水性球状酸化チタン粒子 |
JPS6345123A (ja) * | 1987-08-13 | 1988-02-26 | Ishihara Sangyo Kaisha Ltd | 微粉末二酸化チタン組成物 |
JPH08104606A (ja) * | 1994-05-31 | 1996-04-23 | Teika Corp | 化粧料 |
JPH1135639A (ja) * | 1997-07-15 | 1999-02-09 | Pola Chem Ind Inc | アクリル酸含有ポリマーコーティング粉体 |
JPH11349469A (ja) * | 1998-06-08 | 1999-12-21 | Kanebo Ltd | 紫外線防御化粧料 |
JP2000273016A (ja) * | 1999-03-25 | 2000-10-03 | Pola Chem Ind Inc | 粉体含有水性化粧料 |
JP2003081770A (ja) * | 2001-09-06 | 2003-03-19 | Shin Etsu Chem Co Ltd | シリカ含有複合酸化物球状微粒子を含有する化粧料 |
JP2005200355A (ja) * | 2004-01-16 | 2005-07-28 | Kanebo Cosmetics Inc | 水中油型乳化化粧料 |
-
2005
- 2005-10-05 JP JP2005291887A patent/JP2007099684A/ja active Pending
Patent Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5510428A (en) * | 1978-07-06 | 1980-01-24 | Ishihara Sangyo Kaisha Ltd | Finely divided titanium dioxide composition and production thereof |
JPS61215216A (ja) * | 1985-03-19 | 1986-09-25 | Teikoku Kako Kk | 疎水性球状酸化チタン粒子 |
JPS6345123A (ja) * | 1987-08-13 | 1988-02-26 | Ishihara Sangyo Kaisha Ltd | 微粉末二酸化チタン組成物 |
JPH08104606A (ja) * | 1994-05-31 | 1996-04-23 | Teika Corp | 化粧料 |
JPH1135639A (ja) * | 1997-07-15 | 1999-02-09 | Pola Chem Ind Inc | アクリル酸含有ポリマーコーティング粉体 |
JPH11349469A (ja) * | 1998-06-08 | 1999-12-21 | Kanebo Ltd | 紫外線防御化粧料 |
JP2000273016A (ja) * | 1999-03-25 | 2000-10-03 | Pola Chem Ind Inc | 粉体含有水性化粧料 |
JP2003081770A (ja) * | 2001-09-06 | 2003-03-19 | Shin Etsu Chem Co Ltd | シリカ含有複合酸化物球状微粒子を含有する化粧料 |
JP2005200355A (ja) * | 2004-01-16 | 2005-07-28 | Kanebo Cosmetics Inc | 水中油型乳化化粧料 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015196670A (ja) * | 2014-04-02 | 2015-11-09 | ツキオカフィルム製薬株式会社 | フィルム分散液、化粧品、医薬部外品、医療用皮膚外用剤、臓器癒着防止剤、及びガン治療剤 |
WO2021095604A1 (ja) * | 2019-11-11 | 2021-05-20 | 東亞合成株式会社 | 水性ポリマーエマルション及びその製造方法、並びに化粧料 |
JP7552611B2 (ja) | 2019-11-11 | 2024-09-18 | 東亞合成株式会社 | 水性ポリマーエマルション及びその製造方法、並びに化粧料 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101769170B1 (ko) | 수중유형 유화 화장료 | |
EP2921158B1 (en) | Water-in-oil emulsion sunscreen cosmetic | |
US20050031655A1 (en) | Emulsion composition | |
JP5808083B2 (ja) | 日焼け止め化粧料 | |
JP4943128B2 (ja) | 粉体含有化粧料 | |
US20190290560A1 (en) | High SPF, Photo-protective Zinc Oxide Sunscreen Emulsions | |
JP4874077B2 (ja) | 表面処理粉体及び該表面処理粉体を含有する化粧料 | |
JP2008143837A5 (ja) | ||
WO2014030754A1 (ja) | 中空ポリマー粒子を含む外皮用組成物 | |
JP2008297238A5 (ja) | ||
JP2008143836A5 (ja) | ||
JP2010064986A (ja) | 保湿用化粧料 | |
JP4960740B2 (ja) | 粉体化粧料 | |
JP4880078B1 (ja) | 粉体化粧料 | |
JP2007099684A (ja) | 化粧料用の粉体及び該粉体を含有する化粧料 | |
JP2009040738A5 (ja) | ||
CN111526858A (zh) | 用于模糊皮肤的表面瑕疵的化妆品组合物 | |
JP2010105936A (ja) | メークアップ化粧料 | |
JP5392816B2 (ja) | 乳化型皮膚外用剤 | |
JP2009155211A5 (ja) | ||
JP4920216B2 (ja) | 固形化粧料 | |
JP2010150164A5 (ja) | ||
JP2009155243A5 (ja) | ||
JP2019112330A (ja) | 乳化化粧料 | |
US12059487B2 (en) | Structurally diverse, stable, and radiation-protective particle matrix sunscreen and cosmetic compositions and related methods |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Effective date: 20080929 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080929 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Effective date: 20080929 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100916 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20101005 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20110215 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |