JP2007099684A - 化粧料用の粉体及び該粉体を含有する化粧料 - Google Patents

化粧料用の粉体及び該粉体を含有する化粧料 Download PDF

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Abstract

【課題】 紫外線防護化粧料に於いてその効果を増強せしめる手段を提供する。
【解決手段】 架橋されていても良いハイドロジェンメチルポリシロキサンで疎水化された水酸化アルミニウム・ケイ酸被覆微粒子二酸化チタンを、ポリマーと複合体化をしない形態で及び/又は複合体化した形態で、紫外線からの防護のための化粧料に含有させる。前記架橋されていても良いハイドロジェンメチルポリシロキサンで疎水化された水酸化アルミニウム・ケイ酸被覆微粒子二酸化チタンの、一次粒子の平均粒径は0.005〜0.04μmであることが好ましい。疎水化のためのハイドロジェンメチルポリシロキサンが、架橋構造を有することことが好ましい。
【選択図】 なし

Description

本発明は化粧料用の粉体及び該化粧料用粉体を含有する化粧料に関し、更に詳細には、紫外線防護効果に優れる化粧料用の粉体及び該化粧料用粉体を含有する化粧料に関する。
近年、フロンガスによるオゾンホールの拡大とともに、大気層を通過する紫外線量が急増しており、紫外線が生体に与える影響は年を追う毎に大きくなってきている。この様な状況を背景に、化粧料の分野でも紫外線防護化粧料がより重要な役割を担うようになってきている。従来、化粧料分野における紫外線防護は、微粒子二酸化チタン、酸化亜鉛、ベンゾフェノン誘導体や桂皮酸誘導体などの紫外線吸収剤を利用して行われてきた。これらの成分を如何に組み合わせても、最少紅斑用量の30倍までの紫外線からの防護が限度であると言われている。この理由は詳細には解明されていないが、化粧料が皮膚上に長時間保持されにくいことや光を吸収した二酸化チタンや酸化亜鉛が基底状態に戻るときに放出するラジカルが影響を与えることなどが原因として考えられている。到達紫外線量が増大傾向にある現代においては、紫外線防護効果を更に増強する手段が求められていると言える。
一方、二酸化チタンを水酸化アルミニウムやケイ酸で表面処理することは既に行われてきたことであるし、化粧料にも配合されている。(例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3を参照)表面処理をされていても良い二酸化チタンを、アクリル系樹脂とともに複合化する技術も既に知られており(例えば、特許文献4、特許文献5、特許文献6、特許文献7を参照)しかしながら、架橋されていても良いハイドロジェンメチルポリシロキサンで疎水化された水酸化アルミニウム・ケイ酸被覆微粒子二酸化チタンを、ポリマーと複合体化をしない形態で及び/又は複合体化した形態で含有する、紫外線からの防護のための化粧料は全く知られていないし、この様な構成の化粧料が、優れた紫外線防護効果を発揮することも全く知られていない。
特開2000−319540号公報 特開2002−3744号公報 特開2002−146238号公報 特開2000−281533号公報 特開2002−255746号公報 特開2003−327632号公報 特開2005−132785公報
本発明は、この様な状況下為されたものであり、紫外線防護化粧料に於いてその効果を増強せしめる手段を提供することを課題とする。
この様な状況に鑑みて、本発明者らは、紫外線防護化粧料に於いてその効果を増強せしめる手段を求めて、鋭意研究努力を重ねた結果、紫外線防護成分である二酸化チタンを水酸化アルミニウムとケイ酸で被覆し、架橋されていても良いハイドロジェンメチルポリシロキサンで疎水化して化粧料に含有させることにより、この様な化粧料が具現化できることを見出し発明を完成させるに至った。即ち、本発明は以下に示すとおりである。
(1)架橋されていても良いハイドロジェンメチルポリシロキサンで疎水化された水酸化アルミニウム・ケイ酸被覆微粒子二酸化チタンを、ポリマーと複合体化をしない形態で及び/又は複合体化した形態で含有することを特徴とする、紫外線からの防護のための化粧料。
(2)前記架橋されていても良いハイドロジェンメチルポリシロキサンで疎水化された水酸化アルミニウム・ケイ酸被覆微粒子二酸化チタンの、一次粒子の平均粒径が0.005〜0.04μmであることを特徴とする、(1)に記載の化粧料。
(3)疎水化のためのハイドロジェンメチルポリシロキサンが、架橋構造を有することを特徴とする、(1)又は(2)に記載の化粧料。
(4)架橋されていても良いハイドロジェンメチルポリシロキサンで疎水化された水酸化アルミニウム・ケイ酸被覆微粒子二酸化チタンを複合体化すべきポリマーが、スチレン・2−エチルヘキシルアクリレート・アクリル酸コポリマーであることを特徴とする、(1)〜(3)何れか1項に記載の化粧料。
(5)夏用化粧料であることを特徴とする、(1)〜(4)何れか1項に記載の化粧料。
(6)サンバーンの存在する部位における、紫外線からの防護用であることを特徴とする、(1)〜(5)何れか1項に記載の化粧料。
(7)ベンゾフェノン誘導体及び桂皮酸誘導体を実質的に含有しないことを特徴とする、(1)〜(6)何れか1項に記載の化粧料。
(8)架橋されていても良いハイドロジェンメチルポリシロキサンで疎水化された水酸化アルミニウム・ケイ酸被覆微粒子二酸化チタンと、アクリル系ポリマーとを複合化してなる、化粧料用粉体。
(9)前記アクリル系ポリマーが、スチレン・2−エチルヘキシルアクリレート・アクリル酸コポリマーであることを特徴とする、(8)に記載の化粧料用粉体。
(10)水を含有する化粧料用であることを特徴とする(8)又は(9)に記載の化粧料用粉体。
(11)架橋構造を有するハイドロジェンメチルポリシロキサンで疎水化された水酸化アルミニウム・ケイ酸被覆微粒子二酸化チタンをアクリル系ポリマーと複合体化してなる、化粧料用粉体。
(12)架橋構造を有するハイドロジェンメチルポリシロキサンで、水酸化アルミニウム・ケイ酸被覆微粒子二酸化チタンを被覆し、疎水化した後、ポリマー水性担体分散液と混合し、水性担体を除去し、複合体と為し、該複合体をチップ化してなる、請求項11に記載の化粧料用粉体を化粧料に配合するための中間仕掛品。
(1)本発明の化粧料の必須構成要素である微粒子二酸化チタン
本発明の化粧料は、紫外線からの防護のための化粧料であって、架橋されていても良いハイドロジェンメチルポリシロキサンで疎水化された水酸化アルミニウム・ケイ酸被覆微粒子二酸化チタンを、ポリマーと複合体化をしない形態で及び/又は複合体化した形態で含有することを特徴とする。
ここで、本発明に言う微粒子二酸化チタンとは、一次粒子の平均粒径が、0.005〜〜0.04μmの二酸化チタンを意味し、本発明では、かかる微粒子酸に酸化チタンを基体として、水酸化アルミニウムとケイ酸で被覆し、しかる後に架橋されていても良いハイドロジェンメチルポリシロキサンで疎水化し用いる。この様な粉体は、前記微粒子二酸化チタンを水性担体中で水ガラスの水溶液と共存させ、これに塩酸などの酸を加えてケイ酸を二酸化チタンの表面に沈降、被覆させ、しかる後に洗浄などを行って、酸や塩化ナトリウムなどを洗い流した後、水性担体に分散せしめ、これに塩化アルミニウムの水溶液を加え、アルカリを加えて液性をアルカリにし、水酸化アルミニウムを二酸化チタンの表面上に沈降、被覆せしめ、所望により洗浄した後、乾燥させ、塩化メチレンなどの揮発性溶媒に溶解させた、架橋構造を有していても良いハイドロジェンメチルポリシロキサンを、溶媒を揮散させながら被覆し、200〜500℃で1〜36時間焼成させることにより製造することが出来る。架橋構造を有するハイドロジェンメチルポリシロキサンとしては、(ハイドロジェンメチルシロキサン・ビニルメチルシロキサン)クロスポリマーが好ましく例示できる。架橋構造を有するものの方が、紫外線防護効果が向上するので好ましい。かかる粉体における、二酸化チタン、水酸化アルミニウム、ケイ酸、ハイドロジェンメチルポリシロキサンの構成質量比は、60〜80:10〜15:3〜5:4〜6であることが好ましい。又、ハイドロジェンメチルポリシロキサンで処理しない場合は、この質量比からハイドロジェンメチルポリシロキサンを除いた量比が好ましい。量比に偏りがあると紫外線防護効果が得られなかったり、化粧持ちが損なわれたりする場合が存するので好ましくない。この様な、架橋されていても良いハイドロジェンメチルポリシロキサンで疎水化された水酸化アルミニウム・ケイ酸被覆微粒子二酸化チタンは、化粧料用の粉体としては市販されていないが、塗料用としては市販品も存するので、その様な塗料用のものを購入して、化粧料用に転用して用いることが出来る。この様な市販品としては、例えば、テイカ株式会社から市販されている、「微粒子酸化チタンMT02」(架橋構造を有するハイドロジェンメチルポリシロキサンで疎水化された水酸化アルミニウム・ケイ酸被覆微粒子二酸化チタン;微粒子二酸化チタンの平均粒径0.01μm;二酸化チタン77質量%、水酸化アルミニウム13質量%、ケイ酸4.2質量%、ハイドロジェンメチルポリシロキサン5.8質量%)等が好ましく例示できる。
かかる粉体は、そのまま化粧料に配合することも出来るし、アクリル系ポリマーと複合体化して含有させることも出来る。アクリル系ポリマーと複合体化して用いることにより、水性担体に対する分散性が著しく向上するため、水性担体に分散させた分散タイプのファンデーションなどには、前記複合体化させたものを用いることが好ましい。複合体化は常法に従って行えば良く、例えば、前記微粒子二酸化チタンとモノマーを共存させて重合せしめる方法や、予め重合して作成したポリマーの水性分散体と、微粒子二酸化チタンを混合し、しかる後、水性分散媒を除去し、チップを形成せしめ、該チップを粉砕など、化粧料に配合しやすい形態に加工し、これを化粧料に含有させる方法などが好適に例示できる。アクリル系ポリマーとは、その構成モノマーにアクリル酸又はメタクリル酸、それらのエステル、アミドを含有するポリマー乃至はコポリマーを意味し、これらのモノマー以外に、スチレン、ビニルエーテル、ビニルエステル、ビニルアルコールなどの任意のモノマーを構成モノマーとして含むことが出来る。前記コポリマーとしては、ランダムコポリマー、ブロックコポリマー、グラフトコポリマーの何れもが適用可能である。前記アクリル系ポリマーとしては、スチレン、2−エチルヘキシルアクリレート及びアクリル酸を構成モノマーとする、コポリマーが、分散性の向上と、化粧膜特性から好ましい。かかる構成モノマーの構成質量比は、30〜40:30〜40:20〜30が好ましい。以下に、かかるコポリマーの製造例を示す。
<製造例1>
窒素気流下、メチルエチルケトン200質量部を加熱還流し、これにスチレン40質量部、2−エチルヘキシルアクリレート35質量部、アクリル酸25質量部、アゾビスイソブチロニトリル0.5質量部を滴下し、4時間反応させた。これをアンモニア水で中和し、減圧濃縮してメチルエチルケトンを除去し、コポリマー分散液1を得た。(分散液1の総質量は350質量部)
以下に、製造例1のコポリマー分散液1を用いて微粒子二酸化チタンとの複合体を製造する製造例を示す。
<製造例2>
「微粒子酸化チタンMT−02」290質量部を、製造例1のコポリマー分散液1に分散させ、しかる後に減圧下、加熱混合し、餅状の固体を作成した。これを更に加熱ロールに通し、フィルム小片とし、これを粉砕し、チップ1を得た。このものは、微粒子二酸化チタン77.4質量%、水酸化アルミニウム12.7質量%、ケイ酸4.2質量%、架橋型ハイドロジェンメチルポリシロキサン5.7質量%の組成の粉体11に対し、ポリマー3の質量比を有していた。
本発明の化粧料に於いては、かかる架橋されていても良いハイドロジェンメチルポリシロキサンで疎水化された水酸化アルミニウム・ケイ酸被覆微粒子二酸化チタンを、ポリマーと複合体化をしない形態で及び/又は複合体化した形態で、複合化した場合には複合体の質量として、化粧料全量に対し、10〜90質量%含有することが好ましく、より好ましくは、20〜80質量%である。この量比の範囲において、優れた紫外線防護作用を発揮する。特にその効果はサンバーンの対策において著しい。取り分け、サンバーンで炎症の存する皮膚に適用した場合、該炎症を増悪することなく、紫外線の皮膚への到達を抑制することが出来る。この様な作用により、SPF30以上の紫外線防護化粧料が実現できる。特に、ベンゾフェノン誘導体や桂皮酸誘導体などの紫外線吸収剤を含有することなく、前記の防護効果を実現できるため、時としてアレルゲンとなる場合の存する、この様な成分は、本発明の化粧料では含有しないことが好ましい。従って、架橋されていても良いハイドロジェンメチルポリシロキサンで疎水化された水酸化アルミニウム・ケイ酸被覆微粒子二酸化チタンを、アクリル系ポリマーで複合化してなる粉体は、紫外線防護化粧料用の粉体として、取り分け、サンバーン対策用の化粧料用の粉体として好適である。
(2)本発明の化粧料
本発明の化粧料は、前記必須成分である微粒子二酸化チタンを含有し、紫外線からの防護の為のものであることを特徴とする。本発明の化粧料は、通常粉体含有化粧料で使用される剤形であれば特段の限定無く適用することが出来、例えば、ファンデーション、固形白粉などの粉体化粧料、オイルゲル化粧料、クリームファンデーションのような乳化化粧料、ローションファンデーションのような水性分散化粧料などが好適に例示できる。又、化粧料の種類としては、紫外線防護作用を有することが好ましいものであれば特段の限定無く応用することが出来、例えば、ファンデーション、アンダーメークアップ、コントロールカラー、サンケアミルク、サンスクリーンコンパクト等のメークアップ化粧料や紫外線防護化粧料が好ましく例示でき、中でも、夏に専ら使用するものに適用することが好ましい。剤形としては、必須成分である微粒子二酸化チタンが、アクリル系ポリマーと複合体を形成しているものを使用した場合に於いては、その水への分散性の良さから、水を含有する剤形に適用するのが好ましく、水性担体に前記微粒子二酸化チタンを分散した形態の化粧料が特に好ましい。
本発明の化粧料に於いては、前記必須成分以外に、通常化粧料で使用される任意成分を、本発明の効果を損ねない範囲において、含有することが出来る。この様な任意成分としては、例えば、マカデミアナッツ油、アボガド油、トウモロコシ油、オリーブ油、ナタネ油、ゴマ油、ヒマシ油、サフラワー油、綿実油、ホホバ油、ヤシ油、パーム油、液状ラノリン、硬化ヤシ油、硬化油、モクロウ、硬化ヒマシ油、ミツロウ、キャンデリラロウ、カルナウバロウ、イボタロウ、ラノリン、還元ラノリン、硬質ラノリン、ホホバロウ等のオイル、ワックス類;流動パラフィン、スクワラン、プリスタン、オゾケライト、パラフィン、セレシン、ワセリン、マイクロクリスタリンワックス等の炭化水素類;オレイン酸、イソステアリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、ウンデシレン酸等の高級脂肪酸類;セチルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、オクチルドデカノール、ミリスチルアルコール、セトステアリルアルコール等の高級アルコール等;イソオクタン酸セチル、ミリスチン酸イソプロピル、イソステアリン酸ヘキシルデシル、アジピン酸ジイソプロピル、セバチン酸ジ−2−エチルヘキシル、乳酸セチル、リンゴ酸ジイソステアリル、ジ−2−エチルヘキサン酸エチレングリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、ジ−2−ヘプチルウンデカン酸グリセリン、トリ−2−エチルヘキサン酸グリセリン、トリ−2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、テトラ−2−エチルヘキサン酸ペンタンエリトリット等の合成エステル油類;ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ジフェニルポリシロキサン等の鎖状ポリシロキサン;オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサンシロキサン等の環状ポリシロキサン;アミノ変性ポリシロキサン、ポリエーテル変性ポリシロキサン、アルキル変性ポリシロキサン、フッ素変性ポリシロキサン等の変性ポリシロキサン等のシリコーン油等の油剤類;脂肪酸セッケン(ラウリン酸ナトリウム、パルミチン酸ナトリウム等)、ラウリル硫酸カリウム、アルキル硫酸トリエタノールアミンエーテル等のアニオン界面活性剤類;塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ベンザルコニウム、ラウリルアミンオキサイド等のカチオン界面活性剤類;イミダゾリン系両性界面活性剤(2−ココイル−2−イミダゾリニウムヒドロキサイド−1−カルボキシエチロキシ2ナトリウム塩等)、ベタイン系界面活性剤(アルキルベタイン、アミドベタイン、スルホベタイン等)、アシルメチルタウリン等の両性界面活性剤類;ソルビタン脂肪酸エステル類(ソルビタンモノステアレート、セスキオレイン酸ソルビタン等)、グリセリン脂肪酸類(モノステアリン酸グリセリン等)、プロピレングリコール脂肪酸エステル類(モノステアリン酸プロピレングリコール等)、硬化ヒマシ油誘導体、グリセリンアルキルエーテル、POEソルビタン脂肪酸エステル類(POEソルビタンモノオレエート、モノステアリン酸ポリオキエチレンソルビタン等)、POEソルビット脂肪酸エステル類(POE−ソルビットモノラウレート等)、POEグリセリン脂肪酸エステル類(POE−グリセリンモノイソステアレート等)、POE脂肪酸エステル類(ポリエチレングリコールモノオレート、POEジステアレート等)、POEアルキルエーテル類(POE2−オクチルドデシルエーテル等)、POEアルキルフェニルエーテル類(POEノニルフェニルエーテル等)、プルロニック型類、POE・POPアルキルエーテル類(POE・POP2−デシルテトラデシルエーテル等)、テトロニック類、POEヒマシ油・硬化ヒマシ油誘導体(POEヒマシ油、POE硬化ヒマシ油等)、ショ糖脂肪酸エステル、アルキルグルコシド等の非イオン界面活性剤類;ポリエチレングリコール、グリセリン、1,3−ブチレングリコール、エリスリトール、ソルビトール、キシリトール、マルチトール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ジグリセリン、イソプレングリコール、1,2−ペンタンジオール、2,4−ヘキサンジオール、1,2−ヘキサンジオール、1,2−オクタンジオール等の多価アルコール類;ピロリドンカルボン酸ナトリウム、乳酸、乳酸ナトリウム等の保湿成分類;表面を処理されていても良い、マイカ、タルク、カオリン、合成雲母、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、無水ケイ酸(シリカ)、酸化アルミニウム、硫酸バリウム等の粉体類、;表面を処理されていても良い、ベンガラ、黄酸化鉄、黒酸化鉄、酸化コバルト、群青、紺青、本発明の必須成分には属さない酸化チタン、酸化亜鉛の無機顔料類;表面を処理されていても良い、雲母チタン、魚燐箔、オキシ塩化ビスマス等のパール剤類;レーキ化されていても良い赤色202号、赤色228号、赤色226号、黄色4号、青色404号、黄色5号、赤色505号、赤色230号、赤色223号、橙色201号、赤色213号、黄色204号、黄色203号、青色1号、緑色201号、紫色201号、赤色204号等の有機色素類;ポリエチレン末、ポリメタクリル酸メチル、ナイロン粉末、オルガノポリシロキサンエラストマー等の有機粉体類;エタノール、イソプロパノール等の低級アルコール類;ビタミンA又はその誘導体、ビタミンB6塩酸塩、ビタミンB6トリパルミテート、ビタミンB6ジオクタノエート、ビタミンB2又はその誘導体、ビタミンB12、ビタミンB15又はその誘導体等のビタミンB類;α−トコフェロール、β−トコフェロール、γ−トコフェロール、ビタミンEアセテート等のビタミンE類、ビタミンD類、ビタミンH、パントテン酸、パンテチン、ピロロキノリンキノン等のビタミン類等;フェノキシエタノール等の抗菌剤などが好ましく例示できる。特に好ましい形態は、酸化チタンのうちの、本発明の必須成分である微粒子二酸化チタンの占める割合が、質量百分率にして80質量%以上であることである。本発明の化粧料は、前記必須成分と任意成分とを常法に従って処理することにより製造することが出来る。
以下に実施例を挙げて、本発明について、更に詳細に説明を加えるが、本発明が、かかる実施例にのみ限定を受けないことは言うまでもない。
以下に示す、処方に従って、本発明の化粧料であるファンデーション1(粉体水分散剤形)を製造した。即ち、処方成分をダイノミルに仕込み、ジルコニア球を媒体として用い、処方成分を均一に分散させ、液状のファンデーションを得た。同時に、製造例2において、「微粒子酸化チタンMT02」に代えて、通常の微粒子二酸化チタンに架橋型ハイドロジェンメチルポリシロキサン焼き付け処理を行ったものを用いて同様に製造例1のポリマー液で処理したものを用いた比較例1のファンデーションも作成した。ファンデーション1と比較例1のファンデーションについて、日本香粧品工業会のSPF測定法に従って、SPFを測定したところ、ファンデーション1のSPFは36であり、比較例1のファンデーションのSPFは26であった。本発明の効果が明らかになった。
(ファンデーション1)
製造例2のチップ 30 質量%
1,3−ブタンジオール 10 質量%
1,2−ペンタンジオール 5 質量%
水 55 質量%
実施例1と同様に下記の処方に従って、ファンデーション2(粉体水分散剤形)を製造し、SPFを測定したところ、31であった。これより、ポリマー処理を行わなくとも、本発明の効果は得られることが判る。ポリマー処理を加えた方が格段好ましいことも判る。
(ファンデーション2)
「微粒子酸化チタンMT02」 23.6質量%
1,3−ブタンジオール 10 質量%
1,2−ペンタンジオール 5 質量%
水 61.4質量%
実施例1と同様に下記の処方に従って、ファンデーション3(粉体水分散剤形)を製造し、SPFを測定したところ、32であった。これより、予めポリマー処理を行わなくとも、本発明の効果は得られることが判る。予めポリマー処理を加えた方が格段好ましいことも判る。即ち、架橋構造を有するハイドロジェンメチルポリシロキサンで、水酸化アルミニウム・ケイ酸被覆微粒子二酸化チタンを被覆し、疎水化した後、ポリマー水性担体分散液と混合し、水性担体を除去し、複合体と為し、該複合体をチップ化した後、化粧料に配合する形で本発明の化粧料を製造することが好ましいことが判る。従って、架橋構造を有するハイドロジェンメチルポリシロキサンで疎水化された水酸化アルミニウム・ケイ酸被覆微粒子二酸化チタンをアクリル系ポリマーと複合体化してなる、粉体は前記のような効果を有するものであり、これが本発明の化粧料用粉体である。かかる粉体は、架橋構造を有するハイドロジェンメチルポリシロキサンで、水酸化アルミニウム・ケイ酸被覆微粒子二酸化チタンを被覆し、疎水化した後、ポリマー水性担体分散液と混合し、水性担体を除去し、複合体と為し、該複合体をチップ化してなる、本発明の中間仕掛品の形で化粧料に配合することによりその効果をより好ましく発揮する。
(ファンデーション3)
「微粒子酸化チタンMT02」 23.6質量%
製造例1のポリマー分散液1 28.5質量%
1,3−ブタンジオール 10 質量%
1,2−ペンタンジオール 5 質量%
水 32.9質量%
本発明は、紫外線防護作用を有する化粧料、取り分け、夏用の化粧料に好ましく応用される。

Claims (12)

  1. 架橋されていても良いハイドロジェンメチルポリシロキサンで疎水化された水酸化アルミニウム・ケイ酸被覆微粒子二酸化チタンを、ポリマーと複合体化をしない形態で及び/又は複合体化した形態で含有することを特徴とする、紫外線からの防護のための化粧料。
  2. 前記架橋されていても良いハイドロジェンメチルポリシロキサンで疎水化された水酸化アルミニウム・ケイ酸被覆微粒子二酸化チタンの、一次粒子の平均粒径が0.005〜0.04μmであることを特徴とする、請求項1に記載の化粧料。
  3. 疎水化のためのハイドロジェンメチルポリシロキサンが、架橋構造を有することを特徴とする、請求項1又は2に記載の化粧料。
  4. 架橋されていても良いハイドロジェンメチルポリシロキサンで疎水化された水酸化アルミニウム・ケイ酸被覆微粒子二酸化チタンを複合体化すべきポリマーが、スチレン・2−エチルヘキシルアクリレート・アクリル酸コポリマーであることを特徴とする、請求項1〜3何れか1項に記載の化粧料。
  5. 夏用化粧料であることを特徴とする、請求項1〜4何れか1項に記載の化粧料。
  6. サンバーンの存在する部位における、紫外線からの防護用であることを特徴とする、請求項1〜5何れか1項に記載の化粧料。
  7. ベンゾフェノン誘導体及び桂皮酸誘導体を実質的に含有しないことを特徴とする、請求項1〜6何れか1項に記載の化粧料。
  8. 架橋されていても良いハイドロジェンメチルポリシロキサンで疎水化された水酸化アルミニウム・ケイ酸被覆微粒子二酸化チタンと、アクリル系ポリマーとを複合化してなる、化粧料用粉体。
  9. 前記アクリル系ポリマーが、スチレン・2−エチルヘキシルアクリレート・アクリル酸コポリマーであることを特徴とする、請求項8に記載の化粧料用粉体。
  10. 水を含有する化粧料用であることを特徴とする請求項8又は9に記載の化粧料用粉体。
  11. 架橋構造を有するハイドロジェンメチルポリシロキサンで疎水化された水酸化アルミニウム・ケイ酸被覆微粒子二酸化チタンをアクリル系ポリマーと複合体化してなる、化粧料用粉体。
  12. 架橋構造を有するハイドロジェンメチルポリシロキサンで、水酸化アルミニウム・ケイ酸被覆微粒子二酸化チタンを被覆し、疎水化した後、ポリマー水性担体分散液と混合し、水性担体を除去し、複合体と為し、該複合体をチップ化してなる、請求項11に記載の化粧料用粉体を化粧料に配合するための中間仕掛品。
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