JPS64248Y2 - - Google Patents

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JPS64248Y2
JPS64248Y2 JP13305582U JP13305582U JPS64248Y2 JP S64248 Y2 JPS64248 Y2 JP S64248Y2 JP 13305582 U JP13305582 U JP 13305582U JP 13305582 U JP13305582 U JP 13305582U JP S64248 Y2 JPS64248 Y2 JP S64248Y2
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【考案の詳細な説明】 この考案は油圧式のシヤリングマシンに係り、
さらに詳細には、ラムの剪断角に対応してラムの
上昇限および下降限を設定し得るシヤリングマシ
ンに関するものである。
初めに本考案の行われた技術背景について説明
する。
例えば固定剪断刃1に対し、いわゆるギロチン
式のシヤリングマシンのように直線的に可動剪断
刃3が接近する場合も、スイング式のシヤリング
マシンのように円弧を画いて接近する場合も、固
定、可動の両剪断刃の間には必ず大小の差はあつ
ても剪断角αを備えて単位長さ当りの剪断力を大
きくしてある。
更に剪断する被剪断板材5幅が仮りに剪断刃の
長さの半分程度であつても可動剪断刃3を取りつ
けたラム7を駆動する油圧シリンダの全ストロー
ク長さを往復移動していたのが初期のシヤリング
マシンであつたのである。
ところが固定、可動両剪断刃の全長を使うよう
な幅広の被剪断板材5を剪断する作業は比較的少
なく半幅以下の被剪断板材5を剪断する作業が実
際には多いのに鑑みて可動剪断刃3の下降限を調
整自在にしてストローク長さを短縮することでア
イドルタイムを合理化したのが第1図に示した状
態である。
上昇端は最大上昇端規制マイクロスイツチ9に
当接した位置であるがS1で示したストローク長さ
で図示のような幅の被剪断板材5をアイドルタイ
ムなしに剪断できる位置に下限設定のマイクロス
イツチ群11(第3図、第4図参照)が位置調整
自在に設けてあつた。
第1図に示した上記したような機構を持つシヤ
リングマシンでは、剪断角を備えて固定剪断刃1
に近くに位置する可動剪断刃3部分、言い換えれ
ば第1図の左側部分ばかりが摩耗する結果として
工具寿命が比較的短いという欠点がある。
従つて本考案に係るシヤリングマシンでは第2
図に示したような剪断も可能にしたのである。
即ち、第1図の左側の被剪断板材5を規制する
左サイドゲージ13の反対側に右サイドゲージ1
5を設け、図示のように最上昇規制マイクロスイ
ツチ9より低い位置に位置調整自在な上限設定マ
イクロスイツチ群17(第3図、第4図参照)を
設けて可動剪断刃3のストローク距離をS2に短縮
した。
被剪断板材5の幅が同じで、剪断角が同じであ
あれば、S1とS2とは同じ距離となりアイドルタイ
ムの合理化と工具寿命の延長との両効果を得たの
である。
しかしながら上記した下限設定マイクロスイツ
チ11と上限設定マイクロスイツチ17の上下位
置設定は、可動剪断刃3が固定剪断刃1に対して
剪断角を備えているために空の剪断を繰り返して
実験的に設定しなければならない不都合があつた
のである。
本考案は上記不都合を克服すべくなされたもの
で、以下に第3〜6図にもとづいて好適実施例を
詳細に説明する。
まずラム7を上下に駆動して剪断作業を行う作
動は公知の方法であつて詳細な説明は省略するが
要するに右側の大径油圧シリンダ19の上部室2
1にポンプPからの圧油を導入し、ピストン23
の下降移動をピストンロツド25でラム7に伝え
てラム7を下降させる。
同時に大径油圧シリンダ19の下部室27から
流出する圧油を管路29、管路31を経て小径油
圧シリンダ33の上部室35に導き、ピストン3
7の下方移動をピストンロツド39でラム7に伝
えてラム7を下降させる。
小径油圧シリンダ33の上部室35の断面積は
大径油圧シリンダ19の下部室27の断面積から
ピストンロツド25の断面積を差し引いた実効断
面積に等しく構成してあるから、ラム7の左右は
同時に同距離下降するのである。
ラム7を上昇させるには逆にポンプPからの圧
油を小径油圧シリンダ33の下部室41に導入
し、ピストン37を上方に加圧し、上部室35か
らの圧油を管路31、管路29を経て大径油圧シ
リンダ19の下部室27に導き、ピストン23を
上昇復帰させるのである。
今剪断角αを小さくするには、ソレノイドバル
ブSOL4のソレノイドを励磁し、パイロツトオ
ペレーテドチエツクバルブLC4を開放にすれば
大径油圧シリンダ19の下部室27は管路29、
管路43、パイロツトオペレーテドチエツクバル
ブLC4を経て大径油圧シリンダ19の上部室2
1と連通する。
大径油圧シリンダ19のピストン23の上面の
受圧面積は下面の受圧面積よりピストンロツド2
5の断面積だけ大きいから、ピストン23は下圧
されラム7は小径油圧シリンダ33のピストンロ
ツド39の下端の球継手45を中心に第3図で時
計方向に回動して剪断角αを小さく変更すること
ができる。剪断角αを大きく変更するにはソレノ
イドバルブSOL5とSOL6とを励磁してパイロ
ツトオペレーテドチエツクバルブLC5を開放し
アキユムレータACC及び油圧ポンプPからの圧
油を小径油圧シリンダ33の上部室35に導き、
ピストン37を押し下げて下部室41の圧油をソ
レノイドバルブSOL6を通して還流させる。
こうしてラム7は大径油圧シリンダ19のピス
トンロツド25下端の球接手47を中心に第3図
で反時計方向に回動して剪断角αを大きく変更す
ることができるのである。
更にまたラム7の面には同寸同形の滑車49が
その軸芯位置を固定剪断刃1と平行を保つて回動
自在に設けてあり、第3図に示したように掛回し
た鋼索51などがラム7の移動範囲で垂直に保た
れるように機枠に滑車53が設けてある。
上記した鋼索51は第3図に示したように上方
ではドグ55を固着しスプリング57を経て機枠
の1部に固着してあり、下方ではテンシヨン滑車
59を経て機枠の1部に固着してある。
テンシヨン滑車59は円弧移動をするスイング
アーム61の先端に回転自在にとりつけてあり、
スイングアーム61は中程を調整螺杆63に連接
されていて、調節ノブ65を回動することによつ
てスイングアーム61は第3図の左右に位置を変
えることができる。
またドグ55の左右には剪断角減小用マイクロ
スイツチ67と剪断角増大用マイクロスイツチ6
9とが接近して機枠にとりつけてある。
従つて剪断角が第3図に示した状態の時にαで
あるとして、剪断角をαより小さくしようとする
場合は調節ノブ65をまわしてテンシヨン滑車5
9を右に揺動し、鋼索51をスプリング57に抗
して下側に移動すればドグ55はマイクロスイツ
チ67を作動する。
その信号でソレノイドバルブSOL4を励磁し
て前記したようにラム7は小径油圧シリンダ33
側の球接手45のまわりを時計方向に回動して剪
断角が小さく変更されることになる。
上記した時計方向回動の過程で2つの滑車49
間の鋼索51は水平に近づくから2つの滑車の接
点距離が短くなりスプリング57によつて鋼索全
体が上方にもどされてドグ55は右方向に移動
し、マイクロスイツチ67はオフになつて剪断角
調整が完了する。
剪断角をαより大きくするときは調節ノブ65
を第3図でテンシヨン滑車59を左に揺動して鋼
索51をスプリング57によつて上方にもどすよ
うに回動する。
この場合はドグ55は右に移動してマイクロス
イツチ69を作動し、つれてソレノイドバルブ
SOL5とSOL6を励磁し前記したようにラム7
を球接手を47のまわりに反時計方向に揺動して
ドグ55がマイクロスイツチ69から離れて解除
するまで剪断角を増大することは容易に理解され
よう。
本考案は以上のような技術背景のもとに行なわ
れたもので、以下に好適実施例を図面について説
明する。まず剪断角αを検出する装置の1部とし
て鋼索51にドグ71を固着する。前記鋼索51
と平行に複数の剪断角検出用マイクロスイツチ7
3a,73b,73cをラム7に固着して設け
る。ラム7の移動の上昇限位置設定マイクロスイ
ツチ17a,17b,17cと、下降限位置設定
マイクロスイツチ11a,11b,11cとを機
枠に夫々同数に設けるとともに、ラム7の1部に
対応するドグ75を設けたのである。
本実施例では剪断角検出用のマイクロスイツチ
も、上昇限位置、下降限位置設定用マイクロスイ
ツチも、ともにa,b,cの3個であるが多数設
置した方がより小さなアイドルタイムまで合理化
することができる。
上記した上昇限位置設定マイクロスイツチ群1
7と、下降限位置設定マイクロスイツチ群11と
の距離は被剪断板材5の剪断幅によつて変化する
から、第4,5,6図に例示するように設定位置
を変えることができる。
図にはシヤリングマシンの機枠の1部である立
上り側板77、固定剪断刃1を後端に保持するテ
ーブル79、ラム7の前面に設けた前板81が示
してあり、ラム7の右端近くに植設された支柱8
3が、前板81に設けた窓穴85を貫いて前板8
1より突出していてラム7と一体的に上下に移動
自在である。
前板81の窓穴85の上部付近には垂直なガイ
ドレール87が固着してあり、第1ガイドレール
87に案内されて移動自在な第1スライドブロツ
ク89が設けてあつてその1側に第3図には直接
ラム7の右肩にとりつけて示したドグ75が固定
してある。
前記した支柱83は前板81より突出した位置
でコネクテイングロツド91によつて第1スライ
ドブロツク89と連結してある。
また前板81には第1ガイドレール87と平行
する第2ガイドレール93と、図示のように第2
ガイドレール93の高さ中央の左端位置にピボツ
ト95が植設され、窓穴85の左側にはロツクナ
ツトを兼ねたノブボルト97が設けてある。
第2ガイドレール93には上昇限位置設定マイ
クロスイツチ群17用の第2スライドブロツク9
9と、下降限位置設定用マイクロスイツチ群11
用の第3スライドブロツク101とが上下に案内
されて移動自在に設けてある。
ピボツト95には、2本のリンク103が揺動
自在にとりつけられ、それぞれの先端には接続リ
ンク105が連接されていて、第2,第3のスラ
イドブロツク99と101とに連接されている。
ノブボルト97には2つのベルクランクレバー
107と109が重ねてとりつけてあり、それぞ
れの短いレバー部分先端が作動リンク111によ
つて、リンク103の中央付近に連接されてい
る。
以上詳記した本考案の実施例装置によれば、調
節ノブ65を操作して仮りに剪断角αをより小さ
く選んだ場合には、ドグ71が剪断角検出用マイ
クロスイツチの中の右端の73aと当接するので
ある。
従つて被剪断板材5の剪断幅によつて上限設定
マイクロスイツチ群17と下限設定マイクロスイ
ツチ軍11の距離は別途ベルクランクレバー10
7と109の操作により調節するが、複数のマイ
クロスイツチの中で最も接近している17aと1
1aとが有効に作用して、残るスイツチは上下限
位置設定には無関係に配線してあるのである。
従つて従来の装置と異なり剪断角の大小を加味
した上下限位置設定が容易に得られ、アイドルタ
イムの合理化が短い距離にまで自動的に及ぶ効果
を得たのである。
上記は剪断角を第3図に示したαより小さくす
る場合について述べたが、αより大きく変更する
場合も全く同じ理由で同じ効果が得られることは
言うまでもない。
以上のごとき実施例の説明より理解されるよう
に、この考案によれば、板材の板厚に対応してラ
ムの剪断角を変更すると、適宜の剪断角検出用ス
イツチがその剪断角を検出し、この検出作動した
剪断角検出用スイツチに対応した上昇限位置設定
用スツチおよび下降限位置設定用スイツチのみが
有効あるいは無効になつて、ラムの昇降ストロー
ク位置を変更する。したがつて、同一剪断幅であ
るが板厚の異なる板材をシヤリングマシンの同一
箇所で剪断加工するとき、ラムの剪断角の変更に
応じてストローク位置が自動的に変更されること
となり、改めてラムの上昇限、下降限を設定する
必要がなく、作業能率向上に効果を奏するもので
ある。
なお、本考案は前述の実施例のみに限るもので
はなく、適宜の変更を行なうことにより、その他
の態様でも実施可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は剪断幅のせまい被剪断板材に対して下
限位置設定装置だけを使用した剪断方法の説明
図、第2図は剪断幅のせまい被剪断板材に対して
上下限位置設定装置を使用した剪断方法の説明
図、第3図は本考案装置の油圧配管作動説明図、
第4図は本考案装置の上限位置設定マイクロスイ
ツチ群と下限位置設定マイクロスイツチ群の上下
位置設定機構を示す正面図、第5図は第4図の左
側面図、第6図は第4図の右側面図である。 図面の主要な部分を表わす符号の説明、1…固
定剪断刃、3…可動剪断刃、11…下限設定マイ
クロスイツチ群、17…上限設定マイクロスイツ
チ群、49…滑車、51…鋼索、63…調節螺
杆、65…調節ノブ、67…剪断角減小用マイク
ロスイツチ、69…剪断角増大用マイクロスイツ
チ、73…剪断角検出用マイクロスイツチ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 油圧シリンダ19,33の作動によつてラム7
    の昇降作動を行なうと共に、上記油圧シリンダ1
    9,33と油圧源とを接続する油圧配管に配設さ
    れた適数のソレノイドバルブの切換えを制御して
    前記ラム7の剪断角αおよび昇降作動を制御する
    構成のシヤリングマシンにして、ラム7の左右両
    側に設けた滑車49に、ラム7の傾斜角の変化を
    検出するための鋼索51を掛回し、上記両滑車4
    9の間において上記鋼索51に取付けた第1のド
    グ71によつて作動される複数の剪断角検出用ス
    イツチ73a,73b,73cをラム7に装着し
    て設け、上記各剪断角検出用スイツチ73a,7
    3b,73cの作動に対応して有効または無効と
    なり、かつ前記ラム7に一体的に備えられた第2
    のドグ75によつて作動されたときにラム7の上
    昇を停止せしめるべく作用する複数の上昇限位置
    設定用スイツチ17a,17b,17cを上下に
    離隔して備えたスライドブロツク99を、シヤリ
    ングマシンにおける機枠に上下位置調節自在に装
    着して設け、前記各剪断角検出用スイツチ73
    a,73b,73cの作動に対応して有効または
    無効となり、かつ前記第2のドグ75によつて作
    動されたときにラム7の下降を停止せしめるべく
    作用する複数の下降限位置設定用スイツチ11
    a,11b,11cを上下に離隔して備えたスラ
    イドブロツク101を、前記機枠に上下位置調節
    自在に装着してなることを特徴とするシヤリング
    マシン。
JP13305582U 1982-09-03 1982-09-03 シャリングマシン Granted JPS5939124U (ja)

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JPS5939124U JPS5939124U (ja) 1984-03-13
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