JPS641840Y2 - - Google Patents

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JPS641840Y2
JPS641840Y2 JP1983188586U JP18858683U JPS641840Y2 JP S641840 Y2 JPS641840 Y2 JP S641840Y2 JP 1983188586 U JP1983188586 U JP 1983188586U JP 18858683 U JP18858683 U JP 18858683U JP S641840 Y2 JPS641840 Y2 JP S641840Y2
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case
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JP1983188586U
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JPS6095798U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は圧電素子による発音体をケース内に
収納した圧電ブザーに関し、特に、ブザーケース
の底面を絶縁被覆する底蓋の固定構造の改良に関
する。
周知のように最近では、圧電素子薄板と弾性薄
板を張り合わせた発音体をブザーケース内に収納
してなるケース内蔵タイプの圧電ブザーが広く使
用されている。この種のものの中にはブザーケー
ス内に発振回路等の電子回路も組込んだ自励振タ
イプと呼ばれるものもある。
この種のケース内蔵タイプの圧電ブザーにあつ
ては、ブザーケースの底部を塞ぐとともに絶縁被
覆するために、ケース底部にいわゆる底蓋が取付
けられる。従来の圧電ブザーにあつては、上記底
蓋をケース底部に取付ける手段として、接着固定
や超音波溶着による固定、あるいは底蓋とケース
との嵌め合せ構造が採用されていた。
しかし、接着固定や超音波溶着による固定構造
は、その固定作業の工程が面倒で、コストも嵩む
という欠点があつた。また、ケースと底蓋との間
に嵌め合せ構造を設けるのは、その嵌め合せ構造
のためにある程度のスペースが必要なため、ブザ
ーケース全体が大きくなつてしまう等の欠点があ
つた。
この考案は前述した従来の問題点に鑑みなされ
たものであり、その目的は、底蓋の取付のために
ケースを大型化することなく、簡単な構造でしか
も簡単な作業で底蓋を取付けることができるよう
にした圧電ブザーを提供することにある。
上記の目的を達成するために、この考案は、圧
電素子発音体を収納し一端が開口した円筒形のブ
ザーケースと、このブザーケースの開口側の縁部
に突設され、取付孔を有する一対のフランジ部
と、上記ブザーケースの開口側に装着されたプリ
ント配線板と、このプリント配線板とブザーケー
スが取付けられるプリント基板とを電気的に接続
する一対のL字状の端子板とを備え、上記取付孔
と合致する孔とその外周に設けられた突起とを有
する上記端子板の一端側を上記フランジ部に重ね
るとともに、その他端側を上記プリント配線板に
固着し、且つ、上記端子板の根元部分に局部的に
幅を狭めた底蓋係止用の切欠部を形成するととも
に、上記端子板を介して上記ブザーケースを上記
プリント基板に固定したときに、この基板と上記
プリント配線板との間を絶縁被覆するための樹脂
シート製の底蓋に上記切欠部に対応する切込部を
形成し、この底蓋を弾性変形させて上記切込部を
上記切欠部に嵌め合わすことにより上記底蓋を上
記ケースに固定するように構成したことを特徴と
する。
以下、この考案の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
第1図はこの考案による圧電ブザーの底部側か
ら見た斜視図であり、第2図はその断面図、また
第3図はこの考案の要部の説明図である。
この圧電ブザーのケース1は比較的偏平な円筒
形であり、その底部側(図では上になつている)
は完全に開口し、その天井側(図では下になつて
いる)はほぼ閉じている。圧電素子薄板10と金
属薄板11を貼り合わせてなる発音体9は、ブザ
ーケース1の天井面の内側に形成された突起部分
に装着されている。ブザーケース1の底部開口側
にはプリント配線板8が装着され、これでこの開
口部分が塞がれる形になつている。プリント配線
板8の内面側には発振回路等の電子回路を構成す
る回路素子12やトランジスタ13が実装されて
おり、またこのプリント配線板8と上記圧電素子
薄板10がリード線で結線されている。このよう
にブザーケース1内に発音体9およびこれを駆動
する電子回路が内蔵されている。
上記ブザーケース1の底部取付面側の側部に
は、該ケース1の直径方向に対向する2ケ所にフ
ランジ部2,2が一体に突出形成されている。こ
のフランジ部2には、当該ブザーケース1をプリ
ント基板の他の機器に固定するためのネジが貫通
される取付孔3が形成されている。
また、当該圧電ブザーを外部の他の電子回路と
接続するための2つの端子板4,4はプリント配
線板8に固着されていて、ここから外部に引き出
されている。端子板4は帯状の金属板からなり、
L字形に折曲されていて、上記フランジ部2の取
付面に重なるように配設されている。フランジ部
2と重なる部分の端子板4の形状はフランジ部2
とほぼ同じになつており、フランジ部2の取付孔
3と合致する位置に上記取付けネジが貫通される
孔5が形成されている。また、端子板4のフラン
ジ部2と接する面の反対側には、複数の微小な突
起7がプレス加工等によつて形成されており、こ
の突起7によつてプリント基板の導電箔との電気
的接触が確実になるようにしている。また、端子
板4の両側部には第1図のように下方に折曲され
た位置決め片6が設けられており、これで端子板
4がフランジ部2から位置ずれしないようになつ
ている。
このようにフランジ部2に端子板4が重ねられ
ているので、取付孔3および孔5にネジを通して
当該圧電ブザーをプリント基板に取付けると、こ
の機械的な固定と同時に端子板4とプリント基板
側の導電箔との電気的な接続が完了する。
次に、この考案の要部である底蓋の取付け構造
に突いて説明する。
ブザーケース1の底部開口側はプリント配線板
8で塞がれた形になつているが、プリント配線板
8の外側面には導電パターンや回路素子12,1
3のリードピンのハンダ部が露出しているので、
このままの状態では外部機器と短絡する惧れがあ
る。そのために、この部分を絶縁被覆する底蓋1
4が装着される。底蓋14は電気絶縁性で弾性変
形し易い樹脂シートからなり、ブザーケース1の
底部開口部に収まる円形に形成されている。
第3図に詳細に示すように、L字形の端子板4
の一端には、プリント配線板8の配線孔に挿入さ
れる幅の狭いピン状部16が形成されている。こ
のピン状部16のすぐ上の部分、すなわちプリン
ト配線板8から突出する端子板4の根元部分に上
記底蓋14を係止するための切欠部15が形成さ
れている。この切欠部15は端子板4の両側から
形成されており、端子板4の幅を局部的に狭めて
いる。
2つの端子板4の上記切欠部15に対応して、
底蓋14の直径方向に対向する2カ所の縁部に、
細い溝状の切込部17が形成されている。この切
込部17の幅は切欠部15によつて狭められた部
分の幅より若干大きくなつている。そして、切込
部17を切欠部15に嵌め合わすことにより、底
蓋1をブザーケース1の底部に装着する。
底蓋14の装着は次のように行なう。第3図に
示すように、底蓋14の切込部17の一方を一方
の端子板4の切欠部15に嵌め合せ、底蓋14の
約半分程度をブザーケース1の底部に収める。そ
して、残りの約半分の部分を弾性変形させつつ、
もう一方の切込部17を残る端子板4の切欠部1
5に嵌め合せる。すると底蓋14は、それ自身の
弾性によつて平坦になり、ブザーケース1の底部
に完全に収まる。
なお、この考案は端子板4を取付用フランジ部
2に重ねる端子構造のものにのみ限定されるわけ
ではなく、ケース1の底部開口側の縁部付近に2
つの端子板が直交方向に対向した状態で突出する
他の端子構造のものにも適用することができる。
以上詳細に説明したように、この考案に係る圧
電ブザーにあつては、接着や超音波溶着等のよう
な面倒な工程を経ずに底蓋を容易にケースに装着
することができ、しかもケース自身には底蓋との
嵌め合わせの構造は必要ないので、ケースが大型
化するといつた欠点もなくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例による圧電ブザー
を底部側から見た斜視図、第2図は同上圧電ブザ
ーの断面図、第3図は同上圧電ブザーの底蓋取付
け構造の説明図である。 1……ブザーケース、2……フランジ部、4…
…端子板、8……プリント配線板、9……発音
体、14……底蓋、15……切欠部、16……ピ
ン状部、17……切込部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 圧電素子発音体を収納し一端が開口した円筒形
    のブザーケースと、このブザーケースの開口側の
    縁部に突設され、取付孔を有する一対のフランジ
    部と、上記ブザーケースの開口側に装着されたプ
    リント配線板と、このプリント配線板とブザーケ
    ースが取付けられるプリント基板とを電気的に接
    続する一対のL字状の端子板とを備え、上記取付
    孔と合致する孔とその外周に設けられた突起とを
    有する上記端子板の一端側を上記フランジ部に重
    ねるとともに、その他端側を上記プリント配線板
    に固着し、且つ、上記端子板の根元部分に局部的
    に幅を狭めた底蓋係止用の切欠部を形成するとと
    もに、上記端子板を介して上記ブザーケースを上
    記プリント基板に固定したときに、この基板と上
    記プリント配線板との間を絶縁被覆するための樹
    脂シート製の底蓋に上記切欠部に対応する切込部
    を形成し、この底蓋を弾性変形させて上記切込部
    を上記切欠部に嵌め合わすことにより上記底蓋を
    上記ケースに固定するように構成したことを特徴
    とする圧電ブザー。
JP18858683U 1983-12-08 1983-12-08 圧電ブザ− Granted JPS6095798U (ja)

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JP18858683U JPS6095798U (ja) 1983-12-08 1983-12-08 圧電ブザ−

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JP18858683U JPS6095798U (ja) 1983-12-08 1983-12-08 圧電ブザ−

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JPS6095798U JPS6095798U (ja) 1985-06-29
JPS641840Y2 true JPS641840Y2 (ja) 1989-01-17

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ID=30406800

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JP18858683U Granted JPS6095798U (ja) 1983-12-08 1983-12-08 圧電ブザ−

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016099619A (ja) * 2014-11-26 2016-05-30 株式会社日本ロック 圧電ブザー

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4941645U (ja) * 1972-07-17 1974-04-12

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JPS4941645U (ja) * 1972-07-17 1974-04-12

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JPS6095798U (ja) 1985-06-29

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