JPS641585B2 - - Google Patents

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JPS641585B2
JPS641585B2 JP60284129A JP28412985A JPS641585B2 JP S641585 B2 JPS641585 B2 JP S641585B2 JP 60284129 A JP60284129 A JP 60284129A JP 28412985 A JP28412985 A JP 28412985A JP S641585 B2 JPS641585 B2 JP S641585B2
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JP
Japan
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resin
water
minutes
fluorine
Prior art date
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Application number
JP60284129A
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English (en)
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JPS62141173A (ja
Inventor
Kyoshi Aoki
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanebo Ltd
Original Assignee
Kanebo Ltd
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Publication date
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  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本発明は繊維構造物の耐久性撥水加工方法に関
するものである。 (従来の技術) 従来、織編物、不織布等の耐久性撥水加工はピ
リジン撥水加工、エチレン尿素誘導体によるセル
ロース中の水酸基との一部エーテル結合による撥
水加工、N−メチロール脂肪酸アミドとメラミン
化合物との併用加工、ウエルナー型錯化合物特に
クロム化合物、シリコン樹脂、フツ素系撥油剤に
よる防水加工等が提案されているが、撥水性が充
分でないばかりでなくその耐久性も現時点では良
いとは云えない。 そこで、特開昭56−118970号では弗素系撥水剤
とメラミン樹脂とその硬化用触媒との存在下で加
熱反応させて、耐久性撥水性を付与する方法が提
案されているが風合が粗硬となるばかりでなく、
その耐久性も充分なものとは云えない。 (発明が解決しようとする問題点) 本発明の目的とするところは、繊維構造物の風
合を疎害せずに、繊維構造物と撥水剤との親和性
を向上せしめ、優れた洗濯耐久性のある撥水性能
を付与する撥水加工方法を提供することにある。 (問題点を解決するための手段) 本発明はパーフルオロアルキル基を主成分とす
るフツ素系撥水剤と下記構造式で示されるポリア
ミドホルマリン変性物とを固形分重量比で70:30
〜97:3の割合で混合し、更に、アミノプラスト
樹脂及びその触媒を添加してなる混合溶液を、繊
維構造物に付与した後、乾燥、熱処理することを
特徴とするものである。 記 (上記式中nは5〜10の整数を示す。) 本発明で用いられるパーフルオロアルキル基を
有するフツ素系撥水剤としては、パーフルオロア
ルキルエステル基を有するもの、パーフルオロア
ルキルスルホアミド基を有するもの等が挙げら
れ、前者としてはアサヒガード(旭硝子KK製)、
ジルコセツト(七福化学製)、後者としてはデイ
ツクガート(大日本インキ製)等を例示すること
が出来る。 又、本発明で用いられるアミノプラスト樹脂と
してはメラミン系、グリオキザール系、ウロン系
樹脂が挙げられ、具体的には、メラミン系樹脂と
してトリメチロールメラミン、ヘキサメチロール
メラミン単独又は混合物が、グリオキザール系樹
脂としては、ジメチロールジヒドロキシ尿素、ジ
メチロルエチレン尿素、ジメチロールジメトオキ
シエチレン尿素、ジメチロールブチレン尿素、テ
トラメチロールアセチレンジ尿素、ジメチロール
プロピレン尿素、ジメチロール5ヒドロキシプロ
ピレン尿素が、ウロン系樹脂としてはジメチロー
ルウロンが挙げられる。 更に、本発明の繊維構造物としてはセルロース
系繊維、6ナイロン、6,6ナイロン、羊毛、
絹、綿・ポリエステル混紡等の各繊維を用いた織
編物、不織布が挙げられ、アミノプラスト樹脂の
種類に応じて適宜選択すればよいが、特にセルロ
ース系繊維、ポリアミド系繊維が好ましい。 本発明は前記のフツ素系撥水剤に対し次式で示
されるポリアミドホルマリン変性物(以下B物質
という)を固形分重量比で70:30〜97:3の割合
で混合する。 (nは5〜10の整数を示す) B物質の比が30より多い場合、撥水性の耐久度
が低下するだけでなく、風合も粗硬となり又、同
比が3未満では撥水性能の低下が見られ好ましく
ない。 本発明では、前記フツ素系撥水剤とB物質の混
合物に、前記アミノプラスト樹脂及びその触媒を
添加して混合溶液を得、かかる混合溶液を繊維構
造物に塗布する。フツ素系撥水剤とB物質の混合
物は繊維構造物重量に対して、固形分重量比で
0.3〜1.5重量%、好ましくは0.3〜1.0重量%とな
るよう付与するのが望ましい。又、アミノプラス
ト樹脂は繊維構造物重量に対して0.2〜1.0重量%
となるよう付与するとよい。 斯くの如く、混合溶液を繊維構造物に施与した
後は温度80〜130℃で10秒〜3分間乾燥処理を施
しその後、温度120〜180℃で10秒〜3分間の熱処
理を行う。 (実施例) 次に本発明を実施例で詳細に説明するが、実施
例中の基本となる試験方法は次の通りである。 (1) 耐洗濯性 JIS L−0217−103法 (2) 撥水性(点) JIS L−1092(スプレー法) (3) 風合の判定 風合の判定を専門とする人5人に判定を依頼
し官能検査でその織物にふさわしい風合を有す
る場合を良、そうでない場合を不可として表示
した。 実施例 1 通常公知の方法で精練、プリセツト、染色、水
洗、湯洗、脱水、乾燥した経糸70デニール/36フ
イラメント、緯糸80デニール/48フイラメント、
目付85g/m2の6ナイロン100%のネービー色の
ナイロントリムを得た。 該トリムを使用してバーフルオロアルキル基を
有するフツ素系撥水剤として旭硝子K.K.製品の
アサヒガードAG−710(固形分含有20%)40g/
とB物質の30%水溶液3g/とアミノプラス
ト樹脂として住友化学K.K.製品のスミテツクス
レジンM3(固形分含有80%)6g/とその触媒
ACX0.6g/との混合水溶液を絞り率40%でパ
ツデイングし、該ナイロントリム重量に対してア
サヒガードAG−710の固形分0.4重量%、B物質
を0.06重量%付与し、アサヒガードAG−710とB
物質との付与比率87:13とし、スミテツクスレジ
ンM−3を固形分で0.19重量%付与して100℃で
2分間乾燥後、引続いて170℃で1分間熱処理し
た。 得られたナイロントリムの撥水性と風合判定は
第1表に示した。 実施例 2 通常公知の方法で糊抜、精練、漂白後分散洗料
と反応染料で連続染色、水洗、湯洗、脱水、乾燥
したポリエステル50%綿50%、経、緯40番手使の
2/2組織モスグリーンの目付238g/m2のポリエス
テル綿混紡綾織物を得た。 該織物を使用したパーフルオロアルキルスルホ
アミド基含有のフツ素系撥水剤として大日本イン
キK.K.製品のデツクガードF−60(固形分含有20
%)50g/とB物質(固形分含有30%)を4
g/とアミノプラスト樹脂として住友化学K.
K.製品のスミテツクスレジンM−6(固形分含有
50%)7g/とその触媒ACX0.7g/との混
合水溶液を絞り率60%でパツデイングして、該綾
織物重量に対してデツクガードF60の固形分0.6重
量%とB物質を固形分として0.07重量%を付与し
てデツクガードF60とB物質の付与比率90:10で
アミノプラスト樹脂スミテツクスレジンM−6を
固形分で0.2重量%を付与して100℃で2分間乾燥
後、引続いて170℃で2分間熱処理した。 得られたポリエステル、綿混紡綾織物の撥水性
及び風合判定は第1表に示した。 実施例 3 通常公知の方法で糊抜、精練、漂白、シルケツ
ト後反応染料で洗色、水洗、湯洗、脱水、乾燥し
た経、緯綿40番手使い2/2組織ネービーの目付245
g/m2の綿100%の綾織物を得た。 該綾織物を使用してパーフルオロアルキル基を
有するフツ素系撥水剤として旭硝子K.K.製品の
アサヒガードAG−710(固形分含有20%)50g/
とB物質2.5g/とアミノプラスト樹脂とし
て住友化学K.K.製品のスミテツクスレジンM−
3(固形分含有80%)7g/との混合水溶液を
絞り率60%でパツデイングし、該綿100%の綾織
物に対してアサヒガードAG−710の固形分0.6重
量%、B物質を固形分0.05重量%付与し、アサヒ
ガードAG−710とB物質との付与比率92:8と
し、アミノプラスト樹脂であるスミテツクレジン
M−3を固形分として0.33重量%付与して100℃
で2分間乾燥後、引続いて170℃で2分間熱処理
した。得られた綿100%の綾織物の撥水性及び風
合判定は第1表に示した。 比較例 1 実施例2で使用したものと全く同一のポリエス
テル50%、綿50%モスグリーンに染色した目付
238g/m2の織物にパーフルオロアルキルスルホ
アミド基含有のフツ素系撥水剤として大日本イン
キK.K.製品のデツクガードF−60(固形分含有20
%)50g/とアミノプラスト樹脂として住友化
学K.K.製品のスミテツクスレジンM−6(固形分
含有50%)7g/とその触媒ACX0.7g/と
の混合水溶液を絞り率60%でパツデイングして、
該綾識物重量に対してデイツクガードF−60の固
形分0.6重量%とスミテツクスレジンM−6を固
形分0.2重量%付与して100℃で2分間乾燥後、引
続いて170℃で2分間熱処理した。得られたポリ
エステル、綿混紡綾織物の撥水性及び風合判定は
第1表に示した。
【表】 (発明の効果) 本発明は従来の撥水加工方法とは異なり、基材
となる繊維構造物の風合を疎害することなく、撥
水剤との親和性を向上せしめる加工方法であり、
撥水剤との親和性と風合とをB物質の付与量によ
り容易に調整可能で、その結果洗濯耐久性のある
優れた撥水性能と風合を兼ね備えた繊維構造物を
得ることができるものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 パーフルオロアルキル基を主成分とするフツ
    素系撥水剤と下記構造式で示されるポリアミドホ
    ルマリン変性物とを固形重量比で70:30〜97:3
    の割合で混合し、更にアミノプラスト樹脂及びそ
    の触媒を添加してなる混合溶液を、繊維構造物に
    付与した後、乾燥、熱処理することを特徴とする
    繊維構造物の耐久性撥水加工方法。 記 (上記式中nは5〜10の整数を示す。) 2 アミノプラスト樹脂がメラミン系、グリオキ
    ザール系、ウロン系樹脂である特許請求の範囲第
    1項記載の方法。 3 繊維構造物がポリアミド系繊維又はセルロー
    ス系繊維よりなる特許請求の範囲第1項記載の方
    法。 4 フツ素系撥水剤及びポリアミドホルマリン変
    性物を繊維構造物重量に対して0.3〜15重量%付
    与する特許請求の範囲第1項記載の方法。 5 乾燥処理が温度80゜〜130℃、10秒〜3分であ
    る特許請求の範囲第1項記載の方法。 6 熱処理が温度120゜〜180℃、10秒〜3分であ
    る特許請求の範囲第1項記載の方法。
JP60284129A 1985-12-16 1985-12-16 耐久性▲撥▼水加工方法 Granted JPS62141173A (ja)

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