JPH01221572A - 繊維構造物の耐久性撥水撥油ならびに防汚加工法 - Google Patents

繊維構造物の耐久性撥水撥油ならびに防汚加工法

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JPH01221572A
JPH01221572A JP63041927A JP4192788A JPH01221572A JP H01221572 A JPH01221572 A JP H01221572A JP 63041927 A JP63041927 A JP 63041927A JP 4192788 A JP4192788 A JP 4192788A JP H01221572 A JPH01221572 A JP H01221572A
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JP
Japan
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oil
repellent
water
formula
fiber structure
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JP63041927A
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Kiyoshi Aoki
清 青木
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Kanebo Ltd
Original Assignee
Kanebo Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、繊維構造物の耐久性撥水撥油ならびに防汚加
工法に関する。
〔従来の技術〕
繊維構造物に耐久性の撥水溌油性を付与する方法として
、フッ素系撥水撥油剤及びアミノプラスト樹脂とその触
媒を繊維に施与して加熱する方法が知られている(特開
昭56−118970号)。しかし、この方法によって
も撥水撥油性の耐久性は十分でない。また、防汚性能は
著しく不十分である。
分子中にパーフルオルアルキル基及びスルホンアミド構
造を持つ特定のフッ素化合物を用いる耐久性防汚加工法
が知られている(特開昭58−18474 @、及び同
58−18475号)。しかし、この方法で加工すると
繊維構造物の風合が粗硬になり、また撥水撥油性が十分
でなく、かつその洗濯耐久性が不十分でおるという欠点
がある。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は耐久性のある撥水撥油性と防汚性の両者を繊維
構造物に付与する方法を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記の本発明の目的は、フッ素系撥水撥油剤と下記式で
示されるフッ素化合物 O (I> 〔式中、A及びBは同じであり、 ■ F2O(CF2)IIISO2N− (CH2)。−又はF2O(CF2)□−(CH2)。
−であり、ここでR2は炭素数1〜3のアルキル基であ
り、mは1〜12の数、nは2又は3の数であり、R1
は−CH2−1−C(CH3)2−又は−502−であ
る〕を重量比で60 : 40〜98:2で含む処理液
を繊維構造物に施与することを特徴とする繊維構造物の
耐久性撥水撥油ならびに防汚加工法により達成される。
上記(I)式において、好ましくはA及びBが共に  
         R2 F2O(CF2)IIIS02N−(C町)n−である
。式(I>においてmは好ましくは4〜18、特に6〜
12の数であり、nは好ましくは2又は3である。
本発明において用いるフッ素系撥水撥油剤は公知であり
、たとえばパーフルオルアルキルエステル基を有するも
のとしてアサヒガードAG−710及びアIナヒガード
A G−730,アサヒガードAG−740及びアサヒ
ガードAG−780(いずれも商標、旭硝子株式会社製
)、ジルコセットSR及びジルコセットOWニュー(い
ずれも商標、七福化学株式会礼装)など、パーフルオル
アルキルスルホアミド基を有するものとしてデイックガ
ードA−88、デイックガードF50、デイックガード
F55、デイックガードF60.デイックガードF70
及びデイックガードF80(いずれも商標、大日本イン
キ株式会社製)などが挙げられる。
フッ素系撥水撥油剤と式(I)の化合物とは、固形分重
量比で60 : 40〜98:2、好ましくは63:3
7〜98:2で用いられる。重量比が60 : 40未
満では撥水撥油性と防汚性のバランスがくずれて撥水撥
油性が不足する。逆に重量比が98:2を越えると防汚
性が不十分である。
フッ素系撥水撥油剤と式(I>の化合物は、合計して繊
維構造物重量に対し051〜1.5重量%、好ましくは
0.2〜0.8重1%の量で用いられる。
本発明において、撥水撥油性能の耐久性を上げるために
、処理液がアミノプラスト樹脂及びその触媒を更に含む
ことが望ましい。アミノプラスト樹脂としては、トリメ
チロールメラミン、ヘキサメチロールメラミンなどのメ
ラミン系樹脂、ジメチロールジヒドロキシ尿素、ジメチ
ロールエチレン尿素、ジメチロールジメトキシエチレン
尿素、ジメチロールブチレン尿素、テトラメチロールア
セチレンジ尿素、ジメチロールプロピレン尿素、ジメチ
ロール5ヒドロキシプロピレン尿素などの尿素系樹脂、
ジメチロールウロンなどのウロン系樹脂などを用いるこ
とができる。アミノプラスト樹脂は固形分として繊維構
造物重量に対し好ましくは0.05〜0.2重量%の量
で用いられる。
本発明で処理液は、フッ素系撥水撥油剤、式(1)の化
合物、及び好ましくは更にアミノプラスト樹脂を含有し
、好ましくは水性液であり、これを適宜の方法たとえば
パッディング、スプレーなどにより繊維構造物に施与す
る。処理液の施与後に、好ましくは80〜130℃で1
0秒間〜3分間乾燥する。次に更にたとえば120〜1
80°Cで10秒間〜3分間加熱処理することにより耐
久性ある撥水撥油防汚加工が達成される。
本発明の耐久性ある撥水撥油ならびに防汚加工は、いか
なる繊維にも適用できるが、合成繊維、特にポリエステ
ル系繊維を少くとも部分的に含む繊維構造物に好適に行
うことができる。ポリエステル系!l維としては、ポリ
エチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート
、ポリオキシエトキシベンゾエート、ポリエチレンナフ
タレート、シクロヘキサンジメチレンテレフタレート、
これらポリエステルによる共重合成分としてインフタル
酸、アジピン酸、スルホイソフタル酸のようなジカルボ
ン酸成分またはジオール成分としてプロピレングリコー
ル、ブチレングリコール、シクロヘキサンジメタツール
、ジエチレングリコールを含むもの、ポリアルキレング
リコール類をブレンドした改質ポリエステルなどが挙げ
られる。繊維構造物としては、織物、編物、不織布など
の形態のものが挙げられる。
〔発明の効果〕
本発明の加工方法によって、耐久性ある撥水撥油性能な
らびに防汚性能が達成される。従来の撥水撥油加工では
得られなかった防汚性能が、しかも良好な耐久性をもっ
て達成される。加えて、従来のフッ素系撥水溌油剤とア
ミノプラスト樹脂による撥水撥油加工に比べて、本発明
に従い式(I>の化合物を更に用いることにより撥水撥
油性能の耐久性も同時に顕著に向上する。本発明のこの
ような驚くべき効果の原因としては、従来の撥水撥油剤
で繊維を加工した場合には撥水撥油剤の皮膜には亀裂が
存在し又は亀裂が生じやすく、このため汚れやすくなり
、あるいは撥水撥油性能の耐久性があまり高くなかった
ものと考えられるが、本発明の式(I>の化合物は比較
的低い融点(100℃内外)を有するので、これが撥水
撥油剤の亀裂個所をいわば補修するのであると推定され
る。
〔実施例〕
以下で実施例により本発明を更に説明する。実施例にお
いて用いた試験法は下記の通りである。
(1)耐洗濯性 JIS  L−0217−103法 (2)撥水性(点) JIS  L−1092(スプレー法)(3)撥油性(
点) AATCo  118法 (4)防汚性(級) カーボンブラック16.7%、牛脂極度硬化油20.8
%、流動パラフィン62.5%よりなる混合物1グラム
を1007の三井石油エンジンオイルIOW、30に分
散させて標準汚れ液を調整する。
ポリエチレンシートの上に試験片1枚を表面を上にして
平らに置き、メスピペットに標準汚れ液を取り、試験片
のほぼ中央にo、iy滴下する。
試験片の上にポリエチレンシートを被せ、この上に荷重
(約7g/cffl)を載せ、60秒間放置する。
荷重を除き、上に被せたポリエチレンシートを除去し、
ティッシュペーパーで汚れ液を可能な限り拭き取る。
次に試験片の一端をつまみ、室内に1時間放置したのち
、J Is  L−0217−103法の洗濯を行う。
乾燥後、試験片に残存している汚れをグレースケールに
より判定する。3枚の試験片について試験し、3枚の平
均値で評価する。
実施例1 潰用の方法で精練、プリセット、染色、水洗、湯洗、脱
水及び乾燥した、経糸、緯糸ともボリエヂレンテレフタ
レートフィラメント80デニール/48フィラメント、
目付90g/crAの黄色平織物を用意した。
フッ素系撥水溌油剤としてアサヒガードAG−730(
商標、固形分として20%含有、旭硝子株式会社製)3
0g/、I!、式(I)の化合物として下記式(■) 
          C3H73H7 N ト1−CO−0−(CH2>  2−N−8o2−
(CF2)7CF3 (II) で示される化合物の30%乳化物1.5 g/(J 、
アミノプラスト樹脂としてスミテックスレジンM3〈商
標、固形分80%含有、住友化学工業株式会社)5g/
fl及びその触媒AC−X O,5g/ρを含む水性液
を上記平織物に絞り率40%でパジングした。
従って、平織物重量に対してアサヒガードAG−730
の固形分0.24重川用、式(TI>の化合物0.01
8重量%、スミテックスレジンM−30,16重量%が
施与され、アサヒガードA G−730と式(II)の
化合物との重量比が93=7であった。上記パジング後
に平織物を100℃で2分間乾燥し、次に150℃で2
分間熱処理した。
得られた平織物の撥水、撥油及び防汚性、ならびにそれ
らの耐久性を第1表に示す。得らえた平織物の風合は粗
硬でなく、良好であった。
比較例1 式(n)の化合物を使用しなかった他は、実施例1と同
様に処理した。
実施例2 慣用の方法で精練、プリセット、染色、水洗、湯洗、脱
水及び乾燥した、経糸、緯糸ともポリエチレンテレフタ
レートフィラメント80デニール/24フイラメント、
目付40g/crAの赤色のポリエステルタックを用意
した。
フッ素系撥水撥油剤としてデイックガードF60(商標
、固形分として20%含有、大日本インキ株式会社製>
 50g/、11 、式(I>の化合物として実施例1
で用いた式(I[)で示される化合物の30%乳化物2
0g/、l!、アミノプラスト樹脂としてスミテックス
レジンM6(商標、固形分50%含有、住友化学工業株
式会社>5g/、1!及びその触媒AC−X O,5g
/、Qを含む水性液を上記平織物に絞り率40%でパジ
ングした。従って、平織物重量に対してデイックガード
F60の固形分0.4重量%、式(II>の化合物0.
24mm%、スミテックスレジンM−60,1重量%が
施与され、デイックガードF60と式(n)の化合物と
の重量比は62.5:37.5であった。上記パジング
後に平織物を100℃で2分間乾燥し、次に170℃で
1分間熱処理した。
得られた平織物の撥水、撥油及び防汚性、ならびにそれ
らの耐久性を第1表に示す。得らえた平織物の風合は粗
硬でなく、良好であった。
第1表 第1表から明らかな様に、本発明の方法で加工したもの
は、耐久性ある優秀な防汚性を示し、かつ加えて、・(
發水性及び撥油性の耐久性も顕著に向上した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、フッ素系撥水撥油剤と下記式で示されるフッ素化合
    物 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、A及びBは同じであり、 ▲数式、化学式、表等があります▼ (CH_2)_n−又はF_3C(CF_2)_m−(
    CH_2)_n−であり、ここでR_2は炭素数1〜3
    のアルキル基であり、mは1〜12の数、nは2又は3
    の数であり、R_1は−CH_2−、−C(CH_3)
    _2−又は−SO_2−である〕を重量比で60:40
    〜98:2で含む処理液を繊維構造物に施与することを
    特徴とする繊維構造物の耐久性撥水撥油ならびに防汚加
    工法。 2、処理液がアミノプラスト樹脂及びその触媒を更に含
    む特許請求の範囲第1項記載の方法。 3、処理液を施与した後120〜180℃で10秒間〜
    3分間熱処理する特許請求の範囲第1項又は第2項記載
    の方法。 4、繊維構造物がポリエステル繊維を含有するものであ
    る特許請求の範囲第1〜3項のいずれか一つに記載の方
    法。
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