JPS641100Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS641100Y2 JPS641100Y2 JP10659280U JP10659280U JPS641100Y2 JP S641100 Y2 JPS641100 Y2 JP S641100Y2 JP 10659280 U JP10659280 U JP 10659280U JP 10659280 U JP10659280 U JP 10659280U JP S641100 Y2 JPS641100 Y2 JP S641100Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pipe
- rear end
- ballpoint pen
- core
- ink
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 230000002950 deficient Effects 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Pens And Brushes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、使用ボールの直径が例えば0.4mm
或いはそれ以下と小さく、しかも粘性の小さいイ
ンキを用いるボールペンに関するものである。
或いはそれ以下と小さく、しかも粘性の小さいイ
ンキを用いるボールペンに関するものである。
使用ボールの直径が0.4mm或いはそれ以下に小
径化すると、小口部と受座を一体形成した所謂砲
弾形チツプでは、その加工精度および小口強度の
点で品質のよい製品を求めることが困難となるた
め、パイプ内に挿入したボールを後方から芯体で
支持する構造のボールペン体形式が採用される。
かようなボールペン体の加工精度や小口強度はパ
イプや芯体の内外径の精度と厚さを考慮すれば足
りるので製作が容易である。ところがその反面、
このボールペンの軸筒を握つたとき、細いパイプ
の筆記先端個所を見易くするためにパイプ前部の
突出長は長目に設定され、また細いパイプをしつ
かり固定するためパイプ後部長は長目に設定され
るといつた理由によつて、インキ貯溜部からボー
ルまでのインキ流路長が長くなること、しかも、
極小ボールとなればなる程、パイプと芯体とは必
然的に細くなつて、両者の間に形成されたインキ
流路を通りボールへ至るインキの供給が不足し勝
ちとなること、特に早書きの際にインキかすれを
生じやすい欠点があつた。
径化すると、小口部と受座を一体形成した所謂砲
弾形チツプでは、その加工精度および小口強度の
点で品質のよい製品を求めることが困難となるた
め、パイプ内に挿入したボールを後方から芯体で
支持する構造のボールペン体形式が採用される。
かようなボールペン体の加工精度や小口強度はパ
イプや芯体の内外径の精度と厚さを考慮すれば足
りるので製作が容易である。ところがその反面、
このボールペンの軸筒を握つたとき、細いパイプ
の筆記先端個所を見易くするためにパイプ前部の
突出長は長目に設定され、また細いパイプをしつ
かり固定するためパイプ後部長は長目に設定され
るといつた理由によつて、インキ貯溜部からボー
ルまでのインキ流路長が長くなること、しかも、
極小ボールとなればなる程、パイプと芯体とは必
然的に細くなつて、両者の間に形成されたインキ
流路を通りボールへ至るインキの供給が不足し勝
ちとなること、特に早書きの際にインキかすれを
生じやすい欠点があつた。
この考案は、かかる欠点を改善するためのもの
で、図面を参照しつつ説明すると、パイプ１にボ
ール２と芯体３を挿入してなるボールペン体Ａを
チツプホルダーＢに装着したボールペンにおい
て、芯体３後端面が受承されるチツプホルダーＢ
の前壁部分９に穿設した複数のインキ流通孔１０
にパイプ１の後端５を臨ませて当接し、該後端５
と連ながるパイプ１の後端部分に該後端５に向つ
て拡径するテーパー状内孔面６を形成し、そのテ
ーパー状内孔面６の内側の漸次縮径する環状空間
１２を経て、該パイプ１と芯体３との間の全周に
形成された隙間７と連続せしめてなるボールペン
である。
で、図面を参照しつつ説明すると、パイプ１にボ
ール２と芯体３を挿入してなるボールペン体Ａを
チツプホルダーＢに装着したボールペンにおい
て、芯体３後端面が受承されるチツプホルダーＢ
の前壁部分９に穿設した複数のインキ流通孔１０
にパイプ１の後端５を臨ませて当接し、該後端５
と連ながるパイプ１の後端部分に該後端５に向つ
て拡径するテーパー状内孔面６を形成し、そのテ
ーパー状内孔面６の内側の漸次縮径する環状空間
１２を経て、該パイプ１と芯体３との間の全周に
形成された隙間７と連続せしめてなるボールペン
である。
以下にこの考案を詳述すると、パイプ１の先端
小口部４と芯体３の先端受座面とでボール２を回
転自在に抱持したボールペン体Ａはチツプホルダ
ーＢの案内管１１内に嵌挿され、パイプ１と芯体
３の各後端をチツプホルダーＢの前壁部分９に当
接させて装着する。パイプ１の後端５は、第１図
の例では、テーパー状の内孔面６を切削により形
成しているのでエツジ状となつており、また、第
３図の例では、パイプ１内径を順次拡張させてテ
ーパー状の内孔面６を形成しているので傾斜端面
状をなしているが、その形成の如何を問わず、こ
の考案では、パイプ１の後端５を前壁部分９に穿
設した複数のインキ流通孔１０に臨ませて当接す
るのである。
小口部４と芯体３の先端受座面とでボール２を回
転自在に抱持したボールペン体Ａはチツプホルダ
ーＢの案内管１１内に嵌挿され、パイプ１と芯体
３の各後端をチツプホルダーＢの前壁部分９に当
接させて装着する。パイプ１の後端５は、第１図
の例では、テーパー状の内孔面６を切削により形
成しているのでエツジ状となつており、また、第
３図の例では、パイプ１内径を順次拡張させてテ
ーパー状の内孔面６を形成しているので傾斜端面
状をなしているが、その形成の如何を問わず、こ
の考案では、パイプ１の後端５を前壁部分９に穿
設した複数のインキ流通孔１０に臨ませて当接す
るのである。
インキ流通孔１０の一方はインキ誘導管８と連
絡し、インキ誘導管８はインキ貯溜室（図示せ
ず）と連接する。インキ流通孔１０の他方は、パ
イプ１のテーパー状内孔面６の内側、すなわち漸
次縮径する環状空間１２を経て、パイプ１と芯体
３との間の全周に形成された隙間７と連続するこ
とになる。
絡し、インキ誘導管８はインキ貯溜室（図示せ
ず）と連接する。インキ流通孔１０の他方は、パ
イプ１のテーパー状内孔面６の内側、すなわち漸
次縮径する環状空間１２を経て、パイプ１と芯体
３との間の全周に形成された隙間７と連続するこ
とになる。
この考案は上記した構成としたから、以下のよ
うな作用効果を奏することができる。第１は、パ
イプ１の後端５をインキ流通孔１０に臨ませて前
壁部分９に当接させたから、インキ流通孔１０内
に溜まつているインキを、上記パイプ１の後端５
により引き出して、テーパー状内孔面６の内側の
環状空間１２に導き出せる点で、常に環状空間１
２をインキで充満するようにインキを引き寄せる
効果が期待できる。第２は、パイプ１の後端部分
にテーパー状内孔面６を形成して該パイプ１と芯
体３との間の全周に形成された隙間７と連続せし
めたから、インキが流れる流路断面積は、インキ
流通孔１０を最大とし、その次にパイプ１のテー
パー状内孔面６の内側である漸次縮径する環状空
間１２、そしてパイプ１と芯体３との間の全周に
形成された隙間７を最小として、毛管作用は上記
の順番に強くでき、前へ前へとインキを供給する
機能に富ましめる効果が期待できる。以上の効果
が両々相俟つて、ボールペン体Ａの長さが長くて
も、或いは早書きしても、充分満足することがで
きるインキの供給を行なうことができる。
うな作用効果を奏することができる。第１は、パ
イプ１の後端５をインキ流通孔１０に臨ませて前
壁部分９に当接させたから、インキ流通孔１０内
に溜まつているインキを、上記パイプ１の後端５
により引き出して、テーパー状内孔面６の内側の
環状空間１２に導き出せる点で、常に環状空間１
２をインキで充満するようにインキを引き寄せる
効果が期待できる。第２は、パイプ１の後端部分
にテーパー状内孔面６を形成して該パイプ１と芯
体３との間の全周に形成された隙間７と連続せし
めたから、インキが流れる流路断面積は、インキ
流通孔１０を最大とし、その次にパイプ１のテー
パー状内孔面６の内側である漸次縮径する環状空
間１２、そしてパイプ１と芯体３との間の全周に
形成された隙間７を最小として、毛管作用は上記
の順番に強くでき、前へ前へとインキを供給する
機能に富ましめる効果が期待できる。以上の効果
が両々相俟つて、ボールペン体Ａの長さが長くて
も、或いは早書きしても、充分満足することがで
きるインキの供給を行なうことができる。
更にまた、パイプ１の後端部分にはテーパー状
内孔面６を形成したから、小径のパイプ１に細い
芯体３を挿入する作業が容易であるし、ボールペ
ン体をパイプ式とする製作容易性が更に増し、芯
体をパイプに挿入する際、芯体をパイプで損傷す
ることなどによる不良品の発生も抑えられる。
内孔面６を形成したから、小径のパイプ１に細い
芯体３を挿入する作業が容易であるし、ボールペ
ン体をパイプ式とする製作容易性が更に増し、芯
体をパイプに挿入する際、芯体をパイプで損傷す
ることなどによる不良品の発生も抑えられる。
第１図はこの考案の要部を示す断面図、第２図
は第１図の−線で切断し矢印方向に見た断面
図、第３図はこの考案の他の実施例の要部を示す
断面図である。 １……パイプ、２……ボール、３……芯体、５
……後端、６……テーパー状内孔面、７……間
隙、９……前壁部分、１０……インキ流通孔。
は第１図の−線で切断し矢印方向に見た断面
図、第３図はこの考案の他の実施例の要部を示す
断面図である。 １……パイプ、２……ボール、３……芯体、５
……後端、６……テーパー状内孔面、７……間
隙、９……前壁部分、１０……インキ流通孔。
Claims (1)
- パイプ１にボール２と芯体３を挿入してなるボ
ールペン体ＡをチツプホルダーＢに装着したボー
ルペンにおいて、芯体３後端面が受承されるチツ
プホルダーＢの前壁部分９に穿設した複数のイン
キ流通孔１０にパイプ１の後端５を臨ませて当接
し、該後端５と連がるパイプ１の後端部分に該後
端５に向つて拡径するテーパー状内孔面６を形成
し、そのテーパー状内孔面６の内側の漸次縮径す
る環状空間１２を経て、該パイプ１と芯体３との
間の全周に形成された隙間７と連続せしめてなる
ボールペン。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10659280U JPS641100Y2 (ja) | 1980-07-28 | 1980-07-28 | |
| GB8109594A GB2073676B (en) | 1980-03-28 | 1981-03-26 | Socket for a ball point |
| FR8106203A FR2479101B1 (fr) | 1980-03-28 | 1981-03-27 | Douille de maintien de la bille a ecrire d'un crayon a pointe bille |
| DE19813112211 DE3112211A1 (de) | 1980-03-28 | 1981-03-27 | "fassung zum halten der schreibkugel eines kugelschreibers" |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10659280U JPS641100Y2 (ja) | 1980-07-28 | 1980-07-28 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5729379U JPS5729379U (ja) | 1982-02-16 |
| JPS641100Y2 true JPS641100Y2 (ja) | 1989-01-11 |
Family
ID=29467949
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10659280U Expired JPS641100Y2 (ja) | 1980-03-28 | 1980-07-28 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS641100Y2 (ja) |
-
1980
- 1980-07-28 JP JP10659280U patent/JPS641100Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5729379U (ja) | 1982-02-16 |
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