JPH0356385Y2 - - Google Patents
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- JPH0356385Y2 JPH0356385Y2 JP1982028267U JP2826782U JPH0356385Y2 JP H0356385 Y2 JPH0356385 Y2 JP H0356385Y2 JP 1982028267 U JP1982028267 U JP 1982028267U JP 2826782 U JP2826782 U JP 2826782U JP H0356385 Y2 JPH0356385 Y2 JP H0356385Y2
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- Japan
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- tip
- metal pipe
- ball
- ink
- groove
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- Expired
Links
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Landscapes
- Pens And Brushes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
（産業上の利用分野）
本考案は、水性インキを使用するボールペンに
用いられる金属パイプ製チツプに関するものであ
る。
用いられる金属パイプ製チツプに関するものであ
る。
（従来の技術）
従来、水性インキを使用するボールペンに用い
られるチツプとしては、樹脂や金属などよりなる
砲弾型チツプが一般的であるが、樹脂チツプはボ
ール飛びの発生など強度、耐摩耗性の点で十分と
は言えず、また金属チツプも、強度、耐摩耗性に
優れる反面、切削加工が面倒であるといつたよう
にそれぞれ問題を有していた。そこで、近年、ボ
ール飛びなどが発生しにくく、しかも、加工が比
較的容易で、細字筆記用のボールペンにも十分適
用し得るということから、金属パイプよりなるチ
ツプが注目されるようになつている。一例は、パ
イプ外方よりの押圧変形によつて複数の内方突出
部を形成し、該内方突出部をボール受座としたも
のである。
られるチツプとしては、樹脂や金属などよりなる
砲弾型チツプが一般的であるが、樹脂チツプはボ
ール飛びの発生など強度、耐摩耗性の点で十分と
は言えず、また金属チツプも、強度、耐摩耗性に
優れる反面、切削加工が面倒であるといつたよう
にそれぞれ問題を有していた。そこで、近年、ボ
ール飛びなどが発生しにくく、しかも、加工が比
較的容易で、細字筆記用のボールペンにも十分適
用し得るということから、金属パイプよりなるチ
ツプが注目されるようになつている。一例は、パ
イプ外方よりの押圧変形によつて複数の内方突出
部を形成し、該内方突出部をボール受座としたも
のである。
（考案が解決しようとする課題）
上記例示した種の金属パイプ製チツプには、輸
送中や携帯時の衝撃、また場合によつては、ペン
先を上向きに放置しておくだけでも、インキの後
方（下方）移動、即ち、所謂インキ下りが発生す
るという問題がある。
送中や携帯時の衝撃、また場合によつては、ペン
先を上向きに放置しておくだけでも、インキの後
方（下方）移動、即ち、所謂インキ下りが発生す
るという問題がある。
本考案は、上述問題に鑑みてインキ下りの問題
を改善せんとしたものであるが、同時に、部品と
して得るに当たつての容易性を満足させることも
目的とする。
を改善せんとしたものであるが、同時に、部品と
して得るに当たつての容易性を満足させることも
目的とする。
（課題を解決するための手段）
押圧変形時にクラツクを形成することにより内
方突出部の内壁面に溝を形成したものとする。即
ち、本考案は、先端部にボールを回動可能に、ま
た、内部にインキ誘導部材をそれぞれ配置するた
めのチツプであつて、外方よりの押圧変形によつ
て形成した複数の内方突出部をボール受座とな
す、水性インキを使用するボールペン用の金属パ
イプ製チツプにおいて、前記押圧変形時にクラツ
クを形成することにより、前記内方突出部の内壁
面に溝を形成したことを特徴とするボールペン用
の金属パイプ製チツプを要旨とする。
方突出部の内壁面に溝を形成したものとする。即
ち、本考案は、先端部にボールを回動可能に、ま
た、内部にインキ誘導部材をそれぞれ配置するた
めのチツプであつて、外方よりの押圧変形によつ
て形成した複数の内方突出部をボール受座とな
す、水性インキを使用するボールペン用の金属パ
イプ製チツプにおいて、前記押圧変形時にクラツ
クを形成することにより、前記内方突出部の内壁
面に溝を形成したことを特徴とするボールペン用
の金属パイプ製チツプを要旨とする。
（実施例）
以下、添付図面に示す本考案の一実施例に基づ
き詳述する。
き詳述する。
第１図において、参照符号１は、ステンレス、
真鍮、洋白、モネルなどよりなり、必要に応じて
クロム鍍金など適宜内外表面処理された金属パイ
プ製チツプであり、その先端部２に、ルビー、セ
ラミツク、ガラス、超硬合金などよりなるボール
３が回動可能に配置され、その後方に、ボール受
座となる軸方向に適宜長さを有する内方突出部４
を間にして、繊維収束体、樹脂焼結体、発泡体、
押出成形体、あるいは、金属棒やセラミツク棒な
どよりなる内外壁にインキ流通路を適宜形成した
インキ誘導部材５が配置されている。また、前記
内方突出部４の内壁面には、ボール受座面たる前
面４ａからインキ誘導部材５の当接面たる後面４
ｂにかけて、軸方向に沿つてあるいは軸方向と角
度を有して、溝６が形成されている。該溝６は、
外方よりの押圧変形によつて前記内方突出部４を
形成する時、同時に形成されたものである。即
ち、内方突出部４の形成のために、チツプ１を押
圧変形する時、クラツクを生じさせ、このクラツ
クをして溝６としたものである。この溝６は、基
本的にその数や形状などを問われないものである
が、第２図に示すように、複数個存在する内方突
出部４のすべてに形成されていて、また、それぞ
れの内方突出部４にあつても複数個形成されてい
るのが好ましい。また、各溝６は、前記した内方
突出部４の前面４ａから後面４ｂまで延在しなく
てもよい。
真鍮、洋白、モネルなどよりなり、必要に応じて
クロム鍍金など適宜内外表面処理された金属パイ
プ製チツプであり、その先端部２に、ルビー、セ
ラミツク、ガラス、超硬合金などよりなるボール
３が回動可能に配置され、その後方に、ボール受
座となる軸方向に適宜長さを有する内方突出部４
を間にして、繊維収束体、樹脂焼結体、発泡体、
押出成形体、あるいは、金属棒やセラミツク棒な
どよりなる内外壁にインキ流通路を適宜形成した
インキ誘導部材５が配置されている。また、前記
内方突出部４の内壁面には、ボール受座面たる前
面４ａからインキ誘導部材５の当接面たる後面４
ｂにかけて、軸方向に沿つてあるいは軸方向と角
度を有して、溝６が形成されている。該溝６は、
外方よりの押圧変形によつて前記内方突出部４を
形成する時、同時に形成されたものである。即
ち、内方突出部４の形成のために、チツプ１を押
圧変形する時、クラツクを生じさせ、このクラツ
クをして溝６としたものである。この溝６は、基
本的にその数や形状などを問われないものである
が、第２図に示すように、複数個存在する内方突
出部４のすべてに形成されていて、また、それぞ
れの内方突出部４にあつても複数個形成されてい
るのが好ましい。また、各溝６は、前記した内方
突出部４の前面４ａから後面４ｂまで延在しなく
てもよい。
（考案の効果）
本考案の金属パイプ製チツプを用いて作製した
水性インキ使用のボールペンは、細字筆記用とし
ての適用性を有したまま、インキ下がりの問題を
改善される。つまり、本考案の金属パイプ製チツ
プは、水性インキ使用のボールペンの品質を向上
させる上で、部品として極めて有利なものであ
る。しかも、この本考案の金属パイプ製チツプを
得るのは容易である。本考案の金属パイプ製チツ
プにおける溝と同じような溝をエツチングやけが
きなどで形成することを考えれば、考案の金属パ
イプ製チツプを得るための加工の工程は従来のこ
の種の金属パイプ製チツプを得るのと実質的に変
わらない。即ち、加工容易性を損ねることもない
という実用的効果も有している。
水性インキ使用のボールペンは、細字筆記用とし
ての適用性を有したまま、インキ下がりの問題を
改善される。つまり、本考案の金属パイプ製チツ
プは、水性インキ使用のボールペンの品質を向上
させる上で、部品として極めて有利なものであ
る。しかも、この本考案の金属パイプ製チツプを
得るのは容易である。本考案の金属パイプ製チツ
プにおける溝と同じような溝をエツチングやけが
きなどで形成することを考えれば、考案の金属パ
イプ製チツプを得るための加工の工程は従来のこ
の種の金属パイプ製チツプを得るのと実質的に変
わらない。即ち、加工容易性を損ねることもない
という実用的効果も有している。
第１図は本考案の一実施例を示す要部縦断面
図、第２図は第１図の−線横断面図（ボール
は図示せず）。 １……チツプ、４……内方突出部、４ａ……内
方突出部の前面、４ｂ……内方突出部の後面、６
……溝。
図、第２図は第１図の−線横断面図（ボール
は図示せず）。 １……チツプ、４……内方突出部、４ａ……内
方突出部の前面、４ｂ……内方突出部の後面、６
……溝。
Claims (1)
- 先端部にボールを回動可能に、また、内部にイ
ンキ誘導部材をそれぞれ配置するためのチツプで
あつて、外方よりの押圧変形によつて形成した複
数の内方突出部をボール受座となす、水性インキ
を使用するボールペン用の金属パイプ製チツプに
おいて、前記押圧変形時にクラツクを形成するこ
とにより、前記内方突出部の内壁面に溝を形成し
たことを特徴とするボールペン用の金属パイプ製
チツプ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2826782U JPS58130780U (ja) | 1982-02-26 | 1982-02-26 | ボ−ルペン用の金属パイプ製チツプ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2826782U JPS58130780U (ja) | 1982-02-26 | 1982-02-26 | ボ−ルペン用の金属パイプ製チツプ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58130780U JPS58130780U (ja) | 1983-09-03 |
| JPH0356385Y2 true JPH0356385Y2 (ja) | 1991-12-18 |
Family
ID=30040128
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2826782U Granted JPS58130780U (ja) | 1982-02-26 | 1982-02-26 | ボ−ルペン用の金属パイプ製チツプ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58130780U (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6345403B2 (ja) * | 2013-10-15 | 2018-06-20 | 株式会社パイロットコーポレーション | パイプ式ボールペン |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57176197A (en) * | 1981-04-22 | 1982-10-29 | Ogawa Kakou Kk | Tip for ball pen for aqueous ink |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5676474U (ja) * | 1979-11-15 | 1981-06-22 | ||
| JPS6139582Y2 (ja) * | 1981-03-13 | 1986-11-13 |
-
1982
- 1982-02-26 JP JP2826782U patent/JPS58130780U/ja active Granted
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57176197A (en) * | 1981-04-22 | 1982-10-29 | Ogawa Kakou Kk | Tip for ball pen for aqueous ink |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58130780U (ja) | 1983-09-03 |
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