JPH0730387Y2 - ガス加圧式ボールペン - Google Patents

ガス加圧式ボールペン

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JPH0730387Y2
JPH0730387Y2 JP15403188U JP15403188U JPH0730387Y2 JP H0730387 Y2 JPH0730387 Y2 JP H0730387Y2 JP 15403188 U JP15403188 U JP 15403188U JP 15403188 U JP15403188 U JP 15403188U JP H0730387 Y2 JPH0730387 Y2 JP H0730387Y2
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JP
Japan
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chip
inner diameter
diameter reducing
writing
gas pressure
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JP15403188U
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JPH0273372U (ja
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宏 高木
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Mitsubishi Pencil Co Ltd
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Mitsubishi Pencil Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、インキを加圧ガスによつて筆記チツプへ強制
供給する方式のボールペンに関し、より詳しくはその筆
記チツプのチツプ保持体に対する固定構造の改良に関す
る。
(従来の技術) この種のボールペンでは、筆記チツプが加圧ガスの圧力
を受けるので一般的なボールペンに比べてチツプ保持体
から抜脱しやすい不利があり、そのため従来は第4図及
び第5図に示すように、チツプ保持体(1)の中心孔
(2)の内面部に段部(10)を設けると共に筆記チツプ
(4)の胴部に段部(10)へ係合可能な係止用の外径拡
大部(11)を設けて抜け止めを行つていた。
(考案が解決しようとする課題) ボールペンの筆記チツプの材料としては耐腐食性及び耐
久性にすぐれたステンレスや高級感のある洋白などの使
用が望まれている。然しながらこれらの材料は難削材で
あるので、上記従来例の筆記チツプ(4)のように係止
用の外径拡大部(11)を設けて形状が複雑であると、製
造が極めて困難化してコスト高となる問題があつた。
そこで本考案は、筆記チツプの材料として高品質なステ
ンレスや洋白等を使用してもコスト高とならないように
筆記チツプが係止用の外径拡大部などの存在しない製造
容易な形状で、且つ、筆記チツプが加圧ガスの圧力によ
つて抜脱しない筆記チツプの固定構造を備えたガス加圧
式ボールペンの提供を目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本考案におけるガス加圧式
ボールペンは、チツプ保持体(1)の中心孔(2)に内
径縮小部(3)を設け、胴部に係止用の外径拡大部を設
けない筆記チツプ(4)をチツプ保持体(1)の中心孔
(2)へ前方の開口から挿入してその後端縁を内径縮小
部(3)の前方段部(5)に衝合させ、一方、内径縮小
部(3)を通過可能な筒部(6)と内径縮小部(3)を
通過不能な鍔部(7)を設けたチツプ固定体(8)をチ
ツプ保持体(1)の中心孔(2)へ後方の開口から挿入
してその筒部(6)を内径縮小部(3)を通過させたの
ち筆記チツプ(4)の後端内孔部へ圧入固着すると共に
その鍔部(7)を内径縮小部(3)の後方段部(9)へ
衝合させるように組付けたことを特徴として構成される
ものである。
尚、加圧ガスの圧力に対してチツプ固定体(8)を十分
に耐えられるようにするため、チツプ保持体(1)の内
径縮小部(3)の後方段部(9)とチツプ固定体(8)
の鍔部(7)の接触箇所を溶着してチツプ固定体(8)
をチツプ保持体(1)に一体化することも可能である。
(作用) 本考案のガス加圧式ボールペンでは、筆記チツプ(4)
に圧入固着したチツプ固定体(8)の鍔部(7)がチツ
プ保持体(1)に設けた内径縮小部(3)の後方段部
(9)へ掛合されることによつて筆記チツプ(4)の抜
脱が防止される。従つて筆記チツプ(4)をその胴部に
係止用の外径拡大部などが存在しないシンプルな形状に
することが可能となる。
(実施例) 先ず第1実施例について第1図及び第2図を参照して説
明する。チツプ保持体(1)は外面部がテーパー状で後
端に小径筒部(12)を設けており、前端から後端へ開通
する軸方向の中心孔(2)を有してその略中央部に内径
縮小部(3)を配設し、当該内径縮小部(3)の前端と
後端にそれぞれ軸方向に垂直な前方段部(5)と後方段
部(9)を設けている。
筆記チツプ(4)はステンレスや洋白等の胴部に凹凸を
設けないストレートな金属細管(13)を先細状にしてそ
の先端内部に筆記用ボール(14)を回転自在に抱持した
構造で、その金属細管(13)の後端部を上記チツプ保持
体(1)の中心孔(2)へ前方の開口から挿入してその
後端縁を内径縮小部(3)の前方段部(5)へ当接させ
ている。チツプ固定体(8)は筒部(6)とその後端外
面部に突設された鍔部(7)とを有し、チツプ保持体
(1)の中心孔(2)へその後方の開口から挿入して筒
部(6)を内径縮小部(3)を通過させたのち筆記チツ
プ(4)の金属細管(13)の内孔部へ圧入固着すると共
にその鍔部(7)を内径縮小部(3)の後方段部(9)
へ衝合させている。尚、チツプ保持体(1)は軸(15)
の前端にその後端小径筒部(12)を圧入して接合され、
軸(15)の前半内部には第2図に示すように高粘性イン
キ(16)が収納され、軸(15)の後半内部にはインキ
(16)との境界にフロート(17)を介在させて高圧ガス
(18)が封入され、軸(15)の後端には尾栓(19)が嵌
着されている。
次に、第3図に示した第2実施例は、上記第1実施例に
おけるチツプ保持体(1)の内径縮小部(3)の後方段
部(9)と、チツプ固定体(8)の鍔部(7)との接触
箇所を超音波溶接機又は加熱溶接機などにより溶着して
(図中(20)が溶着部を示す)なるものである。チツプ
保持体(1)とチツプ固定体(8)は共に熱可塑性合成
樹脂製である。
(考案の効果) 本考案は上記の通りであり、筆記チツプの抜脱を防止し
ながら且つ筆記チツプの形状をシンプルになすことがで
きるので、筆記チツプの材料としてステンレスや洋白な
どの難削性の金属の使用が可能となり、よつて高品質で
高級感があり且つ安価なガス加圧式ボールペンを提供で
きるようになる。また請求項2記載のようにチツプ固定
体とチツプ保持体を溶着して一体化すれば加圧ガスの圧
力に対するチツプ固定体の耐性を向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1実施例の要部断面図、第2図は第1実施例
の全体の半断面図、第3図は第2実施例の要部断面図、
第4図と第5図は従来例の一部断面図である。 (1)…チツプ保持体、(2)…中心孔、(3)…内径
縮小部、(4)…筆記チツプ、(5)…前方段部、
(6)…筒部、(7)…鍔部、(8)…チツプ固定体、
(9)…後方段部、(11)…係止用の外径拡大部、(1
5)…軸、(16)…インキ、(17)…フロート、(18)
…高圧ガス、(20)…溶着部。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】チツプ保持体(1)の中心孔(2)に内径
    縮小部(3)を設け、胴部に係止用の外径拡大部を設け
    ない筆記チツプ(4)をチツプ保持体(1)の中心孔
    (2)へ前方の開口から挿入してその後端縁を内径縮小
    部(3)の前方段部(5)に衝合させ、一方、内径縮小
    部(3)を通過可能な筒部(6)と内径縮小部(3)を
    通過不能な鍔部(7)を設けたチツプ固定体(8)をチ
    ツプ保持体(1)の中心孔(2)へ後方の開口から挿入
    してその筒部(6)を内径縮小部(3)を通過させたの
    ち筆記チツプ(4)の後端内孔部へ圧入固着すると共に
    その鍔部(7)を内径縮小部(3)の後方段部(9)へ
    衝合させるように組付けたことを特徴とするガス加圧式
    ボールペン。
  2. 【請求項2】チツプ保持体(1)の内径縮小部(3)の
    後方段部(9)とチツプ固定体(8)の鍔部(7)の接
    触箇所を溶着してなる請求項1記載のガス加圧式ボール
    ペン。
JP15403188U 1988-11-25 1988-11-25 ガス加圧式ボールペン Expired - Lifetime JPH0730387Y2 (ja)

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JP15403188U JPH0730387Y2 (ja) 1988-11-25 1988-11-25 ガス加圧式ボールペン

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JPH0273372U JPH0273372U (ja) 1990-06-05
JPH0730387Y2 true JPH0730387Y2 (ja) 1995-07-12

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