JP2607713Y2 - ボ−ルペンリフィル - Google Patents

ボ−ルペンリフィル

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JP2607713Y2
JP2607713Y2 JP1993068942U JP6894293U JP2607713Y2 JP 2607713 Y2 JP2607713 Y2 JP 2607713Y2 JP 1993068942 U JP1993068942 U JP 1993068942U JP 6894293 U JP6894293 U JP 6894293U JP 2607713 Y2 JP2607713 Y2 JP 2607713Y2
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JP
Japan
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ball
pipe body
pen tip
pipe
press
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JP1993068942U
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JPH0733682U (ja
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浩之 斎藤
功典 長島
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Pentel Co Ltd
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Pentel Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、先端に筆記部としての
ボ−ルを抱持してなるボ−ルペンチップの後部を、圧入
部として合成樹脂製のパイプ体内孔に取付けてなるボ−
ルペンリフィルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、真鍮、洋白、ステンレスなどの金
属や、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテ
レフタレ−ト、ABS樹脂、AS樹脂などの合成樹脂製
のボ−ルペンチップの一部をインキ保持体としてのポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレ−
ト、ABS樹脂、AS樹脂などの合成樹脂製の透明又は
半透明なパイプ体に圧入して取付けてなるボ−ルペンリ
フィルが知られている。
【0003】ボ−ルペンチップに使用される材料は、そ
の摩耗強度や筆記感触のために比較的硬度の高いものが
使用されるが、このようなボ−ルペンチップを前述のパ
イプ体内孔に圧入すると、パイプ体の圧入部分に相当す
る部分の外径が拡大するものであった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上述のようなものに、
インキを充填したものを大量に生産し、寝かした状態で
積み上げて置いておくと上の方に積み上げたボ−ルペン
リフィルほどボ−ルペンチップ側とパイプ体の後端開口
部側とでは、その高さにかなりの差が生じることにな
る。
【0005】結果的に、パイプ体内に収容したインキが
パイプ体後端開口部より流出してしまい、積み上げてい
たほかのボ−ルペンリフィルをもインキで汚してしまう
という問題があった。尚、ボ−ルペンリフィルを高く積
み上げないようにして生産するには、広い場所を必要と
することから好ましくなかった。
【0006】ここで、ボ−ルペンリフィルのパイプ体の
ボ−ルペンチップ圧入部分の外径と、パイプ体後端開口
部近傍の外径との差を極力少なくするためにボ−ルペン
チップの圧入部の外径をパイプ体内孔の径に近づける
と、ボ−ルペンチップがパイプ体より抜け易くなるばか
りか、この圧入部分であるボ−ルペンチップ圧入部分と
パイプ体の圧入部分とが接触する部分にインキが浸透
し、外観上汚れて見えるという問題があった。更に、パ
イプ体を押出成形にて製造したものとした場合、パイプ
体内壁には長手方向の微細な凹凸が形成されてしまって
いることが多く、この凹部分にインキが入り込んでしま
い、外観上汚れが顕著であり、このことがインキ漏れに
つながることもあった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は、先端に筆記部
としてのボールを抱持してなるボールペンチップの後端
を、圧入部として合成樹脂製のパイプ体内孔に取付けて
なるボールペンリフィルにおいて、前記ボールペンチッ
プのパイプ体内孔に対して挿入される取付け部に、前記
パイプ体内孔の内径及び前記取付け部の外径より大径で
ある周状の鍔部を形成し、この鍔部を前記パイプ体の内
壁に食い込ませてなるボールペンリフィルを要旨とす
る。
【0008】
【実施例】図1及び図2に本考案のボ−ルペンリフィル
Aの一部拡大図を示し、その実施例について説明する。
共にステンレス製のボ−ルペンチップ1とポリプロピレ
ンの押出成形物である半透明のパイプ体2との接合部分
を示したものである。尚、説明の都合上、ボ−ルペンチ
ップ1は外観を、パイプ体2はその縦断面を示す。ま
た、図1及び図2に共通する部位には同じ参照符号を付
してある。
【0009】図1において、ボールペンチップ1は、先
端に筆記部としてのボール3を抱持し、このボール3に
インキ保持体としてのパイプ体2の内部のインキ(図示
せず)を内孔を通して連通するものである。ボールペン
チップ1の後端部分は、パイプ体2の内孔4に対して挿
入される部分として取付け部5としてある。この取付け
部5の後端5a(ボール3と反対側の端部)近傍に、周
状の鍔部6が形成されている。この周状の鍔部6は、パ
イプ体2の内径より大径で、パイプ体2の内壁7に食い
込み、更に取付け部5の外径より大径でこの鍔部6を超
えてパイプ体内壁7と取付け部5との間にインキが浸透
しないようにしている。このボールペンチップ1をパイ
プ体2に圧入する際、鍔部6が、パイプ体2の内壁7に
形成された微細な凹凸(図示せず)を潰しながら移動す
るので取付け完了時には、パイプ体2の内壁7にインキ
が浸透するような凹部が形成されることを極力抑制す
る。
【0010】図2に示すものは、ボ−ルペンリフィルと
しての基本的な構造は図1に示したものとほぼ同一であ
る。異なる部分としては、鍔部6が、矢尻形状となって
おり、パイプ体内孔4よりボ−ルペンチップ1を抜く方
向の力に対して障害となるようになしてある。更に、取
付け部5の後端5aがパイプ体2の内径よりも小径とな
っていると共に、取付け部5の中で最小径部分となって
いて、この後端5aと鍔部6の先端6aとをテ−パ状
(円錐の側面状の)面6bにて結んでいるため、鍔部6
をある程度大なものとして形成したとしてもボ−ルペン
チップ1をパイプ体2に圧入し易くなっている。
【0011】このような鍔部6が矢尻形状となっている
ものを製造する方法としては、切削加工のほかに、テ−
パ状面と略同一の傾斜角を圧接面として有する円錐状金
属部材を回転させて押し当てる転造による圧延加工を使
用することができる。例えば、前記の鍔部の形成されて
いないボ−ルペンチップ後端に前記圧接面を押し当て、
加工時に発生する変形部分である所謂返りバリを積極的
に発生させ、この返りバリを鍔部6とすることができ
る。この加工方法によれば、鍔部の先端6aを簡単に鋭
く鋭角にすることができ、パイプ体内壁に対する食い込
みの良好なものを製造することができる。尚、ここで、
前記矢尻形状のテ−パ状面と略同一の傾斜角を圧接面と
して有する金属部材を回転させずに材料に押し当てるこ
とで圧造加工を行って製造することもできる。
【0012】以上のほかにも本考案の要旨を逸脱しない
限りで種々なせるものである。取付け部5において、鍔
部6以外はパイプ体内孔4に対して圧入状態となってい
る必要はなく、パイプ体内壁7との間に隙間が形成され
ていても良い。また、ボ−ルペンチップ1の取付け部5
の外形を形成するに際し、ボ−ルペンチップ1をその内
孔とボ−ル3との共通の中心線を軸にして回転させ、そ
の後部分に切削刃を当てて周状に切削して形成すると、
この取付け部分5には周方向の微細な凹凸が形成される
ので、長手方向のインキの移動を抑制し、パイプ体2か
らのボ−ルペンチップ1の脱却も抑制するものである。
【0013】
【考案の効果】本考案は、先端に筆記部としてのボール
を抱持してなるボールペンチップの後端を、圧入部とし
て合成樹脂製のパイプ体内孔に取付けてなるボールペン
リフィルにおいて、前記ボールペンチップのパイプ体内
孔に対して挿入される取付け部に、前記パイプ体内孔の
内径及び前記取付け部の外径より大径である周状の鍔部
を形成し、この鍔部を前記パイプ体の内壁に食い込ませ
てなるので、広い場所を確保しなくても、大量に生産
し、寝かした状態で積み上げて置いてもインキがパイプ
体後端開口部より流出してしまうことを抑制するもので
ある。また、ボールペンチップとパイプ体との取付けを
確実になし、ボールペンチップ圧入部分とパイプ体の圧
入部分とが接触する部分にインキが浸透することを抑制
し、外観上の汚れやインキ漏れを抑制するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例を示す要部拡大断面図。
【図2】他の実施例を示す要部拡大断面図。
【符号の説明】
A ボ−ルペンリフィル 1 ボ−ルペンチップ 2 パイプ体 3 ボ−ル 4 内孔 5 取付け部 5a 後端 6 鍔部 6a 先端 6b テ−パ状面 6c 凹部 7 内壁

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端に筆記部としてのボールを抱持して
    なるボールペンチップの後端を、圧入部として合成樹脂
    製のパイプ体内孔に取付けてなるボールペンリフィルに
    おいて、前記ボールペンチップのパイプ体内孔に対して
    挿入される取付け部に、前記パイプ体内孔の内径及び前
    記取付け部の外径より大径である周状の鍔部を形成し、
    この鍔部を前記パイプ体の内壁に食い込ませてなるボー
    ルペンリフィル。
JP1993068942U 1993-11-30 1993-11-30 ボ−ルペンリフィル Expired - Lifetime JP2607713Y2 (ja)

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