JP6345403B2 - パイプ式ボールペン - Google Patents
パイプ式ボールペン Download PDFInfo
- Publication number
- JP6345403B2 JP6345403B2 JP2013214351A JP2013214351A JP6345403B2 JP 6345403 B2 JP6345403 B2 JP 6345403B2 JP 2013214351 A JP2013214351 A JP 2013214351A JP 2013214351 A JP2013214351 A JP 2013214351A JP 6345403 B2 JP6345403 B2 JP 6345403B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ink
- guide core
- ball
- ballpoint pen
- ink guide
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Pens And Brushes (AREA)
Description
図1乃至図3に本発明の第1の実施の形態を示す。
本実施の形態のパイプ式ボールペン1は、金属製の直円筒状の細管4の前端に回転可能にボール3が抱持されたボールペンチップ2を備える。
前記細管4の内径Bと前記インキ誘導芯5の外径Cとの差(B−C)は、前記インキ誘導芯5の前端と前記ボール3との軸方向の距離Dより大きく設定される。
また、前記インキ誘導芯5の前端と前記ボール3との軸方向の距離Dの細管4の内径Bに対する比(D/B)は、0.25〜0.35の範囲に設定される。
また、前記内方突起41の各々の頂部に接する仮想内接円の直径Eのインキ誘導芯5の外径Cに対する比(E/C)は、0.51〜0.58の範囲に設定される。本実施の形態のパイプ式ボールペン1は、図7、図8の形態が採用される。
図4乃至図6に本発明の第2の実施の形態を示す。
本実施の形態のパイプ式ボールペン1は、金属製の直円筒状の細管4の前端に回転可能にボール3が抱持されたボールペンチップ2を備える。
前記細管4の内径Bと前記インキ誘導芯5の外径Cとの差(B−C)は、前記インキ誘導芯5の前端と前記ボール3との軸方向の距離Dより大きく設定される。
また、前記インキ誘導芯5の前端と前記ボール3との軸方向の距離Dの細管4の内径Bに対する比(D/B)は、0.25〜0.35の範囲に設定される。
また、前記内方突起41の各々の頂部に接する仮想内接円の直径Eのインキ誘導芯5の外径Cに対する比(E/C)は、0.51〜0.58の範囲に設定される。
図7に本実施の形態の第1の適用例を示す。
本適用例のパイプ式ボールペン1は、前軸61と後軸62からなる軸筒6と、該軸筒6前端に設けられるボールペンチップ2と、該軸筒6内の前部に収容されるインキ保溜部材7と、該インキ保溜部材7の後方の軸筒6内に収容されるインキタンク8とを備える。また、図示はしないが、本適用例のパイプ式ボールペン1は、ボールペンチップ2側に着脱自在のキャップを備え、前記キャップをボールペンチップ2側に被着することにより、ボールペンチップ2が密封される。
前記前軸61は、両端が開口された円筒体よりなり、合成樹脂(例えば、ポリプロピレン、ポリカーボネート等)の射出成形により得られる。前記前軸61の後端部には、外周面に雄ネジが形成された筒状の螺合部と、該螺合部の内側に同心円状に配置される筒状の結合部61aとを備える。前記結合部61aは、インキタンク8の開栓時、インキタンク8の開口部内に圧入される。さらに、前記結合部61aの後端の一部には、インキタンク8の開栓時にインキタンク8の開口部の栓体81を後方へ押し外す突片61bが形成される。
前記後軸62は、前端が開口された有底筒状体よりなり、合成樹脂(例えば、ポリプロピレン、ポリカーボネート等)の射出成形により得られる。前記後軸62の前端開口部内周面には、前記前軸61の螺合部の雄ネジと着脱自在に螺合可能な雌ネジが形成される。また、前記後軸62は、インキタンク8内のインキ残量を外部より視認可能なよう、透明性を有することが好ましい。
前記インキ保溜部材7は、合成樹脂(例えば、ABS樹脂等)の射出成形により得られる。前記インキ保溜部材7は、複数の円板状の櫛歯を備える。前記櫛歯の相互間には、インキを一時的に保溜する保溜溝が形成される。前記櫛歯には、前記各々の保溜溝と接続する、軸方向に延びるスリット状の誘導溝が形成される。前記インキ保溜部材7の櫛歯群の最後端に位置する鍔部には、前記誘導溝と接続し且つインキタンク8側に開口する連通溝が前後に貫設される。また、前記櫛歯には、空気流通用の凹溝が形成される。また、前記インキ保溜部材7の中心には、中心孔が貫設される。前記中心孔には、合成樹脂の押出成形体または繊維加工体からなるインキ供給芯71が挿着される。
前記インキタンク8は、合成樹脂(例えは、ポリエチレン等)の射出成形により得られる。前記インキタンク8は、前端が開口され且つ後端が閉鎖された有底筒状体であり、開口部の内周面には、インキタンク8内を封鎖する栓体81が、嵌着、溶着または接着等により設けられる。前記インキタンク8内には、インキ(例えば、水性インキ)が直接収容される。尚、前記インキタンク8は、内部のインキ残量が視認可能なよう、透明性を有することが好ましい。
前記ボールペンチップ2は、第1の実施の形態(図1乃至図3)及び第2の実施の形態(図4乃至図5)のボールペンチップ2が採用される。
前記ホルダー9は、ボールペンチップ2が取り付けられる鍔状の前部と、インキ保溜部材7の中心孔の先端開口部に圧入される後部とからなる。前記ホルダー9は合成樹脂の射出成形により得られる。
本適用例のインキ誘導部材は、インキ供給芯71と、該インキ供給芯71の前端に接続されるインキ中継芯91と、該インキ中継芯91の前端に接続されるインキ誘導芯5とからなる。前記ホルダー9の後部内には、繊維加工体よりなるインキ中継芯91が収容される。前記ボールペンチップ2の内部には、ボール3後面にインキを誘導する合成樹脂の押出成形体よりなるインキ誘導芯5が収容される。前記インキ中継芯91の前端には、インキ誘導芯5の後端が突き刺し接続され、前記インキ中継芯91の後端には、インキ供給芯71の前端が突き刺し接続される。
図8に本実施の形態の第2の適用例を示す。
本適用例のパイプ式ボールペン1は、軸筒6と、該軸筒6の前端部にホルダー9を介して取り付けられるボールペンチップ2と、前記軸筒6の後端部に嵌着される尾栓63と、前記軸筒6内に収容されるインキ吸蔵体64と、インキ吸蔵体64からのインキをボールペンチップ2の前端に誘導するインキ誘導部材とからなる。また、図示はしないが、本適用例のパイプ式ボールペン1は、ボールペンチップ2側に着脱自在のキャップを備え、前記キャップをボールペンチップ2側に被着することにより、ボールペンチップ2が密封される。
前記ボールペンチップ2は、第1の実施の形態(図1乃至図3)及び第2の実施の形態(図4乃至図5)のボールペンチップ2が採用される。
前記ホルダー9は、ボールペンチップ2が取り付けられる鍔状の前部と、インキ保溜部材7の中心孔の前端開口部に圧入される後部とからなる。前記ホルダー9は合成樹脂の射出成形により得られる。
前記インキ吸蔵体64は、繊維加工体よりなり、内部にその毛細管力によりインキを含浸させる。
本適用例のインキ誘導部材は、インキ中継芯91と、該インキ中継芯91の前端に接続されるインキ誘導芯5とからなる。前記ホルダー9の後部内には、繊維加工体よりなるインキ中継芯91の前部が圧入される。前記ボールペンチップ2の内部には、ボール3後面にインキを誘導する合成樹脂の押出成形体よりなるインキ誘導芯5が遊挿される。前記インキ誘導芯5の後端が前記インキ中継芯91の前端に突き刺し接続され、前記インキ中継芯91の後端が前記インキ吸蔵体64の前端に突き刺し接続される。
第1の実施の形態及び第2の実施の形態のパイプ式ボールペン1を用い、手書きによる筆記試験を行い、筆跡途切れの有無について確認した。
前記筆記試験は、A4レポート用紙(罫線間隔7mm)に2行分の幅で横方向に連続の丸を書き、A4レポート用紙1枚分、前記丸書きを行った後、パイプ式ボールペンチップのボールペンチップ側にキャップ着脱を5回繰り返した後、再度、前記同様、A4レポート用紙に連続の丸書きを行うことを、A4レポート用紙15枚分まで続けた。尚、前記筆記試験は、4名の検査員により行われた。
実施例1では、第1の適用例(図7)を採用した第1の実施の形態(図1乃至図3)のパイプ式ボールペン1を使用した。
比較例1では、実施例1の寸法C、寸法Dのみを異なるものとし、他の構成は実施例1と同様の形態を採用した。
実施例2では、第1の適用例(図7)を採用した第2の実施の形態(図4乃至図6)のパイプ式ボールペン1を使用した。
比較例2では、実施例2の寸法C、寸法Dのみを異なるものとし、他の構成は実施例2と同様の形態を採用した。
2 ボールペンチップ
3 ボール
4 細管
41 内方突起
41a インキ流通孔
41b インキ流通溝
42 前端縁部
43 インキ流通間隙
5 インキ誘導芯
6 軸筒
61 前軸
61a 結合部
61b 突片
62 後軸
63 尾栓
64 インキ吸蔵体
7 インキ保溜部材
71 インキ供給芯
8 インキタンク
81 栓体
9 ホルダー
91 インキ中継芯
Claims (1)
- 金属製円筒状の細管の前端近傍内壁に押圧変形によって複数の内方突起を形成し、前記内方突起の前面をボール受け座となして細管の前端にボールを回転可能に配置し、前記内方突起の後方の細管内に棒状のインキ誘導芯を遊挿し、前記インキ誘導芯の前端を前記内方突起の後面に当接させ、前記細管内面とインキ誘導芯外面との間にインキ流通間隙を形成してなるボールペンチップを備えたパイプ式ボールペンであって、
前記ボールの外径Aが0.5mm〜0.7mmの範囲にあり、
前記細管の内径Bと前記インキ誘導芯の外径Cとの差(B−C)を、前記インキ誘導芯の前端と前記ボールとの軸方向の距離Dより大きく設定し、
前記インキ誘導芯は、前端周縁がエッジ形状を有する合成樹脂製の円柱状の中実体からなり、
前記インキ誘導芯の前端と前記ボールとの軸方向の距離Dの前記細管の内径Bに対する比(D/B)が、0.25〜0.35の範囲にあり、
前記内方突起の各々の頂部に接する仮想内接円の直径Eのインキ誘導芯の外径Cに対する比(E/C)が、0.51〜0.58の範囲にあり、
インキを直に貯溜するインキタンクを備え、前記インキタンクと前記ボールペンチップとの間に、インキタンク内の圧力変化に応じた余剰インキを一時的に保持するインキ保溜部材を設け、前記インキ保溜部材の後側に前記インキタンクを着脱自在に接続したことを特徴とするパイプ式ボールペン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013214351A JP6345403B2 (ja) | 2013-10-15 | 2013-10-15 | パイプ式ボールペン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013214351A JP6345403B2 (ja) | 2013-10-15 | 2013-10-15 | パイプ式ボールペン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015077689A JP2015077689A (ja) | 2015-04-23 |
JP6345403B2 true JP6345403B2 (ja) | 2018-06-20 |
Family
ID=53009588
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013214351A Active JP6345403B2 (ja) | 2013-10-15 | 2013-10-15 | パイプ式ボールペン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6345403B2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58130780U (ja) * | 1982-02-26 | 1983-09-03 | ぺんてる株式会社 | ボ−ルペン用の金属パイプ製チツプ |
JP3840273B2 (ja) * | 1995-08-31 | 2006-11-01 | パイロットインキ株式会社 | ボールペンチップ |
JP5957190B2 (ja) * | 2011-08-24 | 2016-07-27 | 株式会社パイロットコーポレーション | 直液式筆記具 |
-
2013
- 2013-10-15 JP JP2013214351A patent/JP6345403B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2015077689A (ja) | 2015-04-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP2896509A1 (en) | Refill for writing tool and writing tool | |
JP3139171U (ja) | 水性ボールペン | |
KR102513008B1 (ko) | 필기구용 리필 및 이것을 이용한 필기구 | |
JP6345403B2 (ja) | パイプ式ボールペン | |
JP3133495U (ja) | インキタンク交換式筆記具 | |
CN112638659B (zh) | 具备笔芯的书写工具 | |
JP5957190B2 (ja) | 直液式筆記具 | |
JP2008023755A (ja) | 直液式筆記具 | |
JP2011230475A (ja) | ボールペン | |
JP2005324336A (ja) | インキタンク交換式筆記具 | |
JP2017119385A (ja) | 筆記具 | |
JP5367486B2 (ja) | 多芯筆記具 | |
JP6042100B2 (ja) | 筆記具レフィル及びそれを収容した筆記具 | |
EP2158094B1 (en) | A refill adaptor | |
JP6039934B2 (ja) | ボールペンレフィルの製造方法 | |
US20110129289A1 (en) | Refill Adaptor | |
US11938750B2 (en) | Refillable free ink writing instrument provided with a removable tip | |
JP3150534U (ja) | インキタンク交換式筆記具 | |
JP4838917B2 (ja) | ボールペン先端部 | |
JP2006116902A (ja) | 直液式筆記具群 | |
JP3139355U (ja) | パイプ式ボールペンチップ | |
JP2020001352A (ja) | ボールペン | |
JP2016164006A (ja) | 直液式筆記具 | |
JP2006150762A (ja) | ボールペンチップ | |
JP2006062341A (ja) | 水性ボールペン |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160808 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20170911 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170919 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20171113 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180110 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20180501 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20180523 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6345403 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |