JP2020001352A - ボールペン - Google Patents
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Description
本実施の形態のボールペン1は、ボールペンチップ2と、前記ボールペンチップ2のボールにインキを供給する棒状のインキ誘導部材3と、前記インキ誘導部材3の後端に接続されるインキ吸蔵体4と、前記インキ吸蔵体4の後方に配置される中間部材7と、前記中間部材7の後方に配置されるインキタンク5となる後軸と、前記後軸の前端部と連結され且つ前端部に前記ボールペンチップ2が保持された前軸8と、ボールペンチップ2側に着脱自在に設けられるキャップ(図示せず)とからなる。前記前軸8の内部に、前記インキ吸蔵体4及び前記中間部材7が収容される。
前記ボールペンチップ2は、チップ本体22と、該チップ本体22の前端に回転可能に抱持されたボール21とからなる。チップ本体22は金属(例えばステンレス鋼)または合成樹脂(例えばポリアセタール樹脂)により得られる。チップ本体22が金属材料からなる場合、ボール21を抱持するチップ本体22の前端部のボール抱持部のボール受け座は、切削加工または塑性加工により得られ、ボール抱持部の内向きの前端縁部は塑性加工により得られる。チップ本体22が合成樹脂からなる場合、ボールを抱持するチップ本体22の前端のボール抱持部は、射出成形により得られる。チップ本体22の前端部は、先細状に形成される。ボールペンチップ2は、前軸8の前端孔81に圧入固着される。
インキ誘導部材3は合成樹脂製繊維(例えば、ポリエステル繊維、アクリル繊維、ナイロン繊維等)の樹脂加工により得られる棒状体である。インキ誘導部材3の前端部は、先細状に形成され、ボールペンチップ2の後方から挿入される。インキ誘導部材3の前端部は、ボールの背面のボール受け座のインキ導出孔内に配置される。インキ誘導部材3の後端部は、チップ本体22の後端より後方に大きく突出される。インキ誘導部材3の後端面31は、軸線に対して垂直な平面状に形成される。本実施の形態では、インキ誘導部材3の後端部の外径Sは、1.5mmに設定される。インキ誘導部材3は、インキ吸蔵体4の前端より軸方向後方に23mmが、インキ吸蔵体4に突き刺し状に挿入される。
インキ吸蔵体4は、円柱状の合成樹脂製繊維束(例えば、ポリエステル繊維束)の加工体からなる。インキ吸蔵体4の外周面には合成樹脂製の円筒状の外皮が被覆される。インキ吸蔵体4の前端面61の軸心にインキ誘導部材3の後端部が突き刺し挿入され、前記インキ誘導部材3の後端が前記インキ吸蔵体4の後端近傍内部に位置される。本実施の形態では、インキ吸蔵体4は、外径が7mm、軸方向の長さが30mmに設定される。
前記中間部材7は、合成樹脂(例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン等)の射出成形より得られる。中間部材7は、インキ吸蔵体4とインキタンク5とを区画する隔壁71と、前記隔壁71の前面より前方に突出され且つインキ吸蔵体4の内部に突き刺し接続される複数本(具体的には2本)の連通管6と、隔壁71の後面より後方に突出され且つ前軸8内面に嵌着される筒状取付部72と、筒状取付部72より後方に突出され且つインキタンク5の前端開口部に嵌着される接続管73と、を備える。筒状取付部72の外径は接続管73の外径より大きく設定される。前軸8及び隔壁71によって形成される空間(即ち吸蔵体収容部)に、インキ吸蔵体4が収容される。
前記連通管6の各々の内部には、軸方向に流通路63が設けられ、前記流通路63が、前記連通管6の各々の両端にて開口される。前記連通管6の各々の前端は、インキ吸蔵体4の内部に開口され、前記連通管6の各々の後端は、接続管73を介してインキタンク5内に開口される。前記各々の連通管6は、インキ吸蔵体4とインキタンク5との間に並列に配置されるため、インキ吸蔵体4と、その後方のインキタンク5との間に、独立した複数本の流通路63が並列に設けられる。前記連通管6の各々の流通路63は、筒状取付部72及び接続管73の内部に位置する隔壁71の、軸心より離れた箇所に貫通される。なお、これ以外に、連通管6の流通路63は、各々の連通管6の前端の複数の開口部62の近傍まで単一の流通路63により形成され、各々の開口部62が前記単一の流通路63に連通される構成でもよい。
前記各々の連通管6の側壁の相互間は連結部64により一体に連結される。前記連結部64の前端は前記各々の連通管6の前端と前後方向の位置が一致される。前記各々の連通管6の前端面61は、軸線に対して垂直な一つの連続した平面状に形成され、各々の連通管6の開口部62を有する。前記各々の連通管6の前端面61は、外側の形状が扁平楕円形状である。前記連通管6の前端面61の中央領域61a(連結部64)の中心において、前記開口部62の相互間を結ぶ仮想直線に対して垂直方向の幅寸法T(連結部64の幅寸法)は、2.8mmに設定され、インキ誘導部材3の後端面31の外径S(1.5mm)より大きく設定される。前記各々の連通管6の前端面61の開口部62は、インキ吸蔵体4の軸心から径方向外方に離れた位置に配置される。詳細には、前記各々の連通管6の前端面61の開口部62は、インキ吸蔵体4の軸心を中心とする同一円周上に等間隔で配置される。本実施の形態では、連通管6は2本であるので、前記連通管6はインキ吸蔵体4の軸心に対して180度対称位置に配置される。
前記各々の連通管6内部の流通路63内面には、軸方向に延びるリブ63aが一体に形成される。前記リブ63aは、前記各々の連通管6内部の流通路63内面に複数本(具体的には2本)設けられているが、これ以外にも1本でもよい。また、前記リブ63aは、各々の連通孔のインキ流通孔内面の片側のみに形成されているが、各々の流通路63の全周に等間隔で複数本、形成されてもよい。前記リブ63aにより、連通管6の前端面61の各々の開口部62から高密度部41を介してインキ誘導部材3の後端面31に、より一層、迅速にインキを供給できるとともに、インキタンク5内圧力低下時、円滑な空気取り込みが可能となる。連通管6の各々の流通路63の内径(リブ63aを除く部分の内径)は1.4mmに設定される。
前記隔壁71前面及び前記連通管6の後部外面には、軸方向に延びる複数本(具体的には4本)のリブ71aが周方向に等間隔に形成される。前記リブ71aの前端にインキ吸蔵体4の後端面31が当接される。前記リブ71aの前端から前方に突出する連通管6が、インキ吸蔵体4の後端面31よりインキ吸蔵体4の内部に没入される。
前記各々の連通管6の前端面61は、連結部64の前端面61を含み、軸線に対して垂直な一つの連続した平面状に形成される。インキ誘導部材3の後端面31は、軸線に対して垂直な平面状に形成される。前記各々の連通管6の前端部は、インキ吸蔵体4の後端面31より前方にインキ吸蔵体4内に挿入される。前記各々の連通管6の前端面61は、インキ吸蔵体4の後端面31より前方に位置される。
前記各々の連通管6の前端面61からインキ吸蔵体4の後端面31までの軸方向の長さは、2mm〜8mmの範囲に設定される。前記各々の連通管6の前端面61の開口部62の相互間の中央領域61aが、前記インキ誘導部材3の後端面31の軸方向後方に位置される。前記各々の連通管6の前端面61の開口部62の相互間の中央領域61aと、前記インキ誘導部材3の後端面31とによって、インキ吸蔵体4の後端部近傍が軸方向に挟持圧縮される。それにより、前記各々の連通管6の前端面61の開口部62の相互間の中央領域61aと、前記インキ誘導部材3の後端面31との間のインキ吸蔵体4の後端部近傍に高密度部41が形成される。
前記前軸8は、合成樹脂(例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン等)の射出成形により得られる円筒状体である。前軸8は、ボールペンチップ2の後部外周面が圧入固着される前端孔81を有する先細部と、該先細部より後方に連設され、インキ吸蔵体4及び中間部材7が収容される本体部とからなる。前記前軸8(本体部)の後端開口部外面と、後軸(インキタンク5)の前端開口部とが圧入固着される。
前記インキタンク5は、前端が開口し後端が閉鎖された有底筒体からなる。
前記インキタンク5は、合成樹脂の射出成形により得られる。
インキタンク5内には、直にインキが貯溜される。インキタンク5内に貯溜されるインキは、水性インキ、油性インキのいずれであってもよい。インキタンク5は着脱自在に構成し、交換可能とすることもできる。
2 ボールペンチップ
21 ボール
22 チップ本体
3 インキ誘導部材
31 後端面
4 インキ吸蔵体
41 高密度部
42 低密度部
5 インキタンク(後軸)
51 内筒部
52 外筒部
6 連通管
61 前端面
61a 中央領域
62 開口部
63 流通路
63a リブ
64 連結部
7 中間部材
71 隔壁
71a 隔壁前面のリブ
72 筒状取付部
73 接続管
8 前軸
81 前端孔
82 リブ
82a 段部
83 リブ
83a 段部
S インキ誘導部材の後端の外径
T 連通管の前端面の中央領域の幅寸法
Claims (5)
- 前端にボールが回転可能に抱持されたボールペンチップと、
前記ボールペンチップのボールにインキを供給する棒状のインキ誘導部材と、
前記インキ誘導部材の後端に接続されるインキ吸蔵体と、
前記インキ吸蔵体の後方に配置され、インキを直に貯溜するインキタンクと、
前記インキ吸蔵体と前記インキタンクとの間を接続する、内部に流通路を有する連通管とを備えたボールペンであって、
前記連通管の前端に、前記流通路に連通され且つ軸方向前方に開口する複数の開口部を備え、前記インキ吸蔵体が、高密度部と該高密度部より前方に連接される低密度部とを備え、前記低密度部の内部を前記インキ誘導部材が貫通し、前記高密度部に、前記インキ誘導部材の後端と前記連通管の前端とが接続されてなることを特徴とするボールペン。 - 前記インキ誘導部材の後端が前記インキ吸蔵体の後部に位置され、前記連通管の前端が前記インキ吸蔵体の後部に位置され、前記インキ誘導部材の後端より後方に前記連通管の前端が位置され、前記高密度部が前記インキ誘導部材の後端と前記連通管の前端との間に形成される請求項1に記載のボールペン。
- 前記連通管が複数の開口部を有する連続した一つの前端面を備え、
前記連通管の前端面が軸線に対して垂直な平面状に形成され、
前記インキ誘導部材の後端面が軸線に対して垂直な平面状に形成され、
前記連通管の前端面の複数の開口部の相互間に位置する中央領域が、前記インキ誘導部材の軸方向後方に位置され、前記連通管の前端面の中央領域と前記インキ誘導部材の後端面とによって前記インキ吸蔵体の内部が軸方向に挟持圧縮され、前記連通管の前端面の中央領域と前記インキ誘導部材の後端面との間の前記インキ吸蔵体の内部に前記高密度部が形成される請求項2に記載のボールペン。 - 前記連通管の前端面の中央領域の中心において、前記開口部の相互間を結ぶ仮想直線に対して垂直方向の幅寸法が、前記インキ誘導部材の後端面の外径より大きい請求項3に記載のボールペン。
- 前記連通管の前端面の外形状が扁平楕円形状である請求項4に記載のボールペン。
Priority Applications (1)
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JP2018125454A JP2020001352A (ja) | 2018-06-29 | 2018-06-29 | ボールペン |
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Family
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Family Applications (1)
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JP2018125454A Pending JP2020001352A (ja) | 2018-06-29 | 2018-06-29 | ボールペン |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2020001352A (ja) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08230379A (ja) * | 1994-01-31 | 1996-09-10 | Pentel Kk | 塗布具 |
JP2008183896A (ja) * | 2006-03-09 | 2008-08-14 | Pilot Ink Co Ltd | 直液式筆記具 |
JP2012030405A (ja) * | 2010-07-28 | 2012-02-16 | Pentel Corp | 直液式筆記具 |
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-
2018
- 2018-06-29 JP JP2018125454A patent/JP2020001352A/ja active Pending
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