JP2800357B2 - ボールペンチップのインキ連通孔穿孔方法 - Google Patents

ボールペンチップのインキ連通孔穿孔方法

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JP2800357B2
JP2800357B2 JP2085837A JP8583790A JP2800357B2 JP 2800357 B2 JP2800357 B2 JP 2800357B2 JP 2085837 A JP2085837 A JP 2085837A JP 8583790 A JP8583790 A JP 8583790A JP 2800357 B2 JP2800357 B2 JP 2800357B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 先端のボール抱持孔と、後端からこのボール抱持孔近
くまで位置するインキ中継芯挿入孔と、これらボール抱
持孔とインキ中継芯挿入孔とを連通するインキ連通孔と
を有する金属製のボールペンチップにおけるインキ連通
孔をブローチ加工により穿孔する方法に関する。
(従来の技術とその課題) まず、添付第13図、第14図に得んとするボールペンチ
ップAの一形状例を示す。参照符号1が先端のボール抱
持孔、同2が後端からこのボール抱持孔1近くまで位置
するインキ中継芯挿入孔、同3がこれらボール抱持孔1
とインキ中継芯挿入孔2とを連通するインキ連通孔をそ
れぞれ示す。ここで、ボール抱持孔1の先端は小径小口
部1aとなってボールBの脱落を防止し、同じくボールB
の後側になる壁面はボール受座1bとなっている。また、
しばしば「矢溝」と呼ばれるインキ連通孔3は、中心孔
部3aと5個設けられた放射状溝部3bとよりなっている。
材質は、真鍮、洋白、ステンレスなど適宜の金属であ
る。
次に、添付第15図〜第20図に基づき、このようなボー
ルペンチップAにおけるインキ連通孔3の穿孔方法を示
す。
まず、第15図、第16図において、ボール抱持孔1、イ
ンキ中継芯挿入孔2はすでに穿孔してある。また、イン
キ連通孔3の中心孔部3aも穿孔してある。これら穿孔は
ドリル加工によるのが一般的である。尚、ボール抱持孔
1の小径小口部1aとボール受座1bとは後加工による。
この第15図、第16図の状態からブローチ加工する。第
17図、第18図における状態であり、ブローチCはインキ
連通孔3の中心孔部3aより小径の中心部と、インキ連通
孔3の放射状溝部3bを形成する放射羽根部5とを有して
おり、ボール抱持孔1側より挿入され、強く押し付けら
れる。これにより、放射羽根部5が切り屑Dを形成する
が、この切り屑Dは、放射羽根部5のそれぞれによって
形成される。即ち、図示のものならば5個形成される。
ブローチCを抜き取ると、放射羽根部5による放射状
溝部3bが残る。第19図、第20図の状態である。
ところが、第19図に示すように、往々にして切り屑D
の一部が完全に離れないで残ることがある。通常、形成
された放射状溝部3bの後面に位置し、第20図のように上
から眺めてもほとんど見えないことが多い。
そして、残存する切り屑Dは、後からインキ中継芯挿
入孔2に挿入される繊維収束体などよりなるインキ中継
芯のセット不良の原因になったり、インキ連通孔3の例
えば放射状溝部3bの一部を封してインキ吐出性を悪化し
たりする原因になる。特に、このような不良は、耐摩耗
性に優れるので筆記距離の向上や顔料インキ使用に都合
がよい反面、延・展性に富むステンレスを材料とすると
き多発してしまう。
(課題を解決するための手段) 切り屑が一体品となるようにインキ連通孔を穿孔す
る。即ち、本発明は、先端のボール抱持孔と、後端から
このボール抱持孔近くまで位置するインキ中継芯挿入孔
と、これらボール抱持孔とインキ中継芯挿入孔とを連通
するインキ連通孔とを有する金属製のボールペンチップ
における前記インキ連通孔をブローチ加工により穿孔す
る方法であって、ボール抱持孔側より挿入するブローチ
による切り屑が一体品となるようにインキ連通孔を穿孔
してなるボールペンチップのインキ連通孔穿孔方法を要
旨とする。
(実施例) 第1図〜第6図に一例を示す。前述した方法との相違
点は、第1図、第2図にある。即ち、本例の方法では、
ボール抱持孔1とインキ中継芯挿入孔3とを連結する中
心孔部3aを形成することなくブローチ加工に供する。
尚、ボール抱持孔1の後壁(第1図では下方の壁面)は
円錐状に形成してある。このようにすると、第3図に示
すように切り屑Dは一体品として形成される。また、こ
の切り屑Dが残存することはまずない。
次に、第7図〜第12図に他の一例を示す。ブローチ加
工前の状態を示す第7図、第8図において、ボール抱持
孔1とインキ中継芯挿入孔2とを連結する中心孔6が形
成されている。しかし、この中心孔は、インキ連通孔3
の中心孔部3aではない。第9図、第10図に示すように、
ブローチCの中心部4は中心孔6の径より大きく、切り
屑Dは、中央に孔を有するけれど、やはり一体品として
形成される。
以上のほかにも種々なせる。例えば、不良品を多発す
るので好ましくないとして説明した第15図から第20図に
示す方法において、「中心孔部3aと同じ径の穴」を有す
るものを準備し、第17図、第18図に示すのと同じ形状の
ブローチを用いて、それでも切り屑Dを一体品として形
成することもできる。「中心孔部3aと同じ径の穴」を、
ボール抱持孔1とインキ中継芯挿入孔3とを連結しない
ように、例えばボール抱持孔1側から中心孔部3aの半分
の深さに形成するなどしておけばよい。また、インキ連
通孔3の形状、放射状溝部3bの数など適宜であるし、必
要に応じて後処理などなしてもよい。
(発明の効果) ブローチによる切り屑が一体品となるようにインキ連
通孔を穿孔することにより、切り屑が離れず残存するこ
とを極力防止でき、ステンレスのような延・展性に富む
ものの場合でも、この切り屑の残存による不良品の発生
を実質的に無くすことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第6図は本発明の穿孔方法の一例を示し、第1
図は加工前の状態を示す要部縦断面図、第2図は第1図
の上面図、第3図は加工中の状態を示す要部縦断面図、
第4図は第3図のI−I線横断面図、第5図は加工後の
状態を示す要部縦断面図、第6図は第5図の上面図。ま
た、第7図〜第12図は本発明の穿孔方法の他の一例を示
し、第7図は加工前の状態を示す要部縦断面図、第8図
は第7図の上面図、第9図は加工中の状態を示す要部縦
断面図、第10図は第9図のII−II線横断面図、第11図は
加工後の状態を示す要部縦断面図、第12図は第11図の上
面図。また、第13図は得んとするボールペンチップの形
状例を示す要部縦断面図、第14図は第13図のIII−III線
横断面図。更に、第15図〜第20図は従来の穿孔方法を示
し、第15図は加工前の状態を示す要部縦断面図、第16図
は第15図の上面図、第17図は加工中の状態を示す要部縦
断面図、第18図は第17図のIV−IV線横断面図、第19図は
加工後の状態を示す要部縦断面図、第20図は第19図の上
面図。 A……ボールペンチップ、B……ボール、C……ブロー
チ、D……切り屑、1……ボール抱持孔、1a……小径小
口部、1b……ボール受座、2……インキ中継芯挿入孔、
3……インキ連通孔、3a……中心孔部、3b……放射状溝
部、4……中心部、5……放射羽根部、6……中心孔。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】先端のボール抱持孔と、後端からこのボー
    ル抱持孔近くまで位置するインキ中継芯挿入孔と、これ
    らボール抱持孔とインキ中継芯挿入孔とを連通するイン
    キ連通孔とを有する金属製のボールペンチップにおける
    前記インキ連通孔をブローチ加工により穿孔する方法で
    あって、ボール抱持孔側より挿入するブローチによる切
    り屑が一体品となるようにインキ連通孔を穿孔してなる
    ボールペンチップのインキ連通孔穿孔方法。
JP2085837A 1990-03-30 1990-03-30 ボールペンチップのインキ連通孔穿孔方法 Expired - Lifetime JP2800357B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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「筆記用品百科」、株式会社文研社、昭和52年8月10日 P.130−132

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