JPS6027598B2 - ペン先構造体 - Google Patents

ペン先構造体

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JPS6027598B2
JPS6027598B2 JP54036202A JP3620279A JPS6027598B2 JP S6027598 B2 JPS6027598 B2 JP S6027598B2 JP 54036202 A JP54036202 A JP 54036202A JP 3620279 A JP3620279 A JP 3620279A JP S6027598 B2 JPS6027598 B2 JP S6027598B2
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B43WRITING OR DRAWING IMPLEMENTS; BUREAU ACCESSORIES
    • B43KIMPLEMENTS FOR WRITING OR DRAWING
    • B43K1/00Nibs; Writing-points
    • B43K1/06Tubular writing-points

Landscapes

  • Pens And Brushes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、製作が簡単なために大量生産に適し且つ目詰
まりの発生を極力押えることのできる多角形ペン先構造
体。
一般に使われている一枚ペン先の筆記臭が一つの角度方
向にしか書けない不都合を解消するため、このペン先に
類似した構造のペン先部片を複数(例えば3枚)用意し
、これらを背中合わせに組合わせて一体となし、あらみ
る方向へも記載が可能となった多角形のペン先構造体が
提案されている。
このようなペン先構造体の従来例としては第1図乃至第
7図に示すようなものがある。
これら、実践昭51−144366号(実開昭53一6
2443号)に開示されたペン先構造体と同様のもので
あるが、この様な従釆の多角形組合わせペン先は第1図
に示してある様に、先ず先端部中央に中割3、先端部両
側に段部4を形成し、基端部分に別の中割21を切り込
んであるペン先部片1を、打抜きその他の方法で作り、
これをプレス加工等により円孤状又は折曲線2に沿って
舟底形状になるよう折曲げ加工していた。そして個々に
折曲げ加工されたペン先部片を3枚(又はそれ以上)1
組とし、各ペン先部片を背中合わせにして合体させ、こ
れらペン先部片が境を接している部分において接着、ス
ポット溶接その他の方法で結合し、第2図に示す様なペ
ン先基本体5を作っていた。このペン先基本体の基端部
分付近又は先端部分付近の横断面を概略的に示すと第3
図及び第4図のようになる。
これらの図はいずれも、説明上拡大して示してあるが、
特に第4図はより拡大率を大きくし且つ図自体はキ鰯略
的になっている。これらの図から明らかなように、この
ペン先基本体5は、胴体部6と、この胴体部6の外周に
おいて約120度の角度間隔をもって半径方向外方へ突
出した張出部22とを有しており、また、胴体部6の中
央部にはペン本体からペン先基本体5の先端までインク
を導くためのインク導入孔7を有している。さらに、第
la図に示してある様にペン先部片1(又はペン先区画
)の先端には中割3の他に両緑に段部が形成してあるた
め、複数のペン先部片1を鮎り合わせてペン先基本体5
が作り上げられた時には、その先端には中割3によって
作られた隙間と段部4によって作られた間隙8とが、そ
れぞれ3個ずつ交互に、且つ等角度間隔をおいて形成さ
れる(第4図)。上記インク導入孔7には、これよりや
や径の小さなインク導入針10が挿入固定されており、
インクをペン先基本体5の先端部に導いている。このペ
ン先基本体5は、当該基本体とは別個にモールド加工等
の方法で作られた合成樹脂その他の材料から成るペン芯
26の保持部12に接合される。
保持部12は、その先端部が三つにほぼ等分に切分けさ
れたインク補給舌19を有しており、ベン先基本体5を
この切分け部に差し込んだ時補給舌19の胴体内側面が
弾性でもつてペン先基本体5の胴体部6外面に当俵する
と共に、切分け部に張出部22が搬入することにより当
該ペン先基本体5と係合する。この保持部12とペン先
基本体5とを組合せ、ベン本体の中に装着することによ
り多角形のペンが出来る。しかしながら、この様なペン
先構造体にあっては、個々のペン先部片1が舟底形に折
曲げ加工してあるため、ベン先基本体の中心部に形成さ
れたインク導入孔7は横断面積即ち口径が大きくなり、
その中に挿入される議導針10も比較的太めのものを使
う必要がある。
しかも、この護導針10を使ってより有効にインクの導
入を行うためには、通常誘導針には一本の金属針を使う
のではなく何本かの金属紬針を東にしたり、撚り合わせ
たものを使う必要がある。すると、この様な撚り合わせ
針をインク導入孔7に挿入する作業は極めて難しくなる
のである。これによって作業能率が著しく低下する。ま
た、ベン先基本体5の先端までインクを導くのに、専ら
中央にあげられたインク導入孔7をもってしている。そ
のため、ベン先基本体5の先端近くの内部に形成された
インク収容室11或はこれよりやや上方で紙の繊維物質
が譲導針1に引掛りインク導入孔7が詰まれば、インク
はもはや先端部に向かって流れることはできずペンの目
詰まりという好ましくない状態が生じる。そして、この
ペン先にあっては、インク導入孔7と誘導針10との間
の隙間を、適切な状態(即ち間隔)に保つことが極めて
難しく、このためペン不便用時にペン先を上向きにした
ような場合せっかくペン先まで達していたインクを例え
ば毛細管現象等によって保持しておくことができず、イ
ンク溜に逆流させてしまう。このため、次に書く段にな
って直ちにインクが出て釆ないという事態が生じる。更
にまた、従来知られている多角形のペン先構造体として
は、例えば実公昭39−1723号公報に開示されてい
るように、120度の角度に開いたV字形のペン先主体
3枚を単に背中合わせに固着し、インク誘導用の透藩を
各ペン先主体の中心軸線上(谷部)に沿って設けると共
に、各ペン先主体の先端部分は上記透溝に蓬通した凹条
溝を有するイリジウム層によって合着したものがある。
この従来構造のペン先は、インクがイリジウム層の凹条
綾部分に流出するだけであるから、先端部分におけるイ
ンクの流出は極めて不調であり、方向性があって全面書
記はほとんど不可能になるし、文字のカスレやインクの
中断が生じ易いといった欠点があった。特に、透溝と凹
条溝とは、単にインクの流れる溝として接続しているか
ら、インクに対して例えば毛細管現象等の作用を及ぼす
部分がなくペンの不便用時にペン先を上向きにしたよう
な場合、インクがインク溜の方へ逆流してしまい、次に
青く段になって直ちにインクが出て来ないという事態が
起こる。本発明は、これらの欠点をなくすためになされ
たものであり、その目的は、製作作業に困難性が伴なわ
ず且つ目詰りの発生を極力押えるようにした多角形のペ
ン先構造体を提供することである。
また、本発明の他の目的は、所定の時間ペン先を上向き
においた後、次に書く時にはインクが直ちにペン先から
流出し、スムーズに書記することが出来るペン先構造体
を提供し、上記問題点を解決することである。本発明は
、上記目的を達成するため、長手方向に浸びる胴体部2
7と、この胴体部27の外側において所定の角度間隔を
おいて断面略放射状に外方へ突出した複数の張出部とを
有し、詰張出部と張出部との間の胴体部先端には複数の
中割が、張出部先端には複数の間隙が等角度間隔で交互
に形成されると共に当該先端部分を錐体構造となし、且
つ上記中割及び間隙の内側部分にインク収容室を有する
ペン先基本体:およびこのペン先基本体の上記張出部と
張出部との間に窪み部分に適合する断面形状を有すると
共に、当該窪み部分と同じ数に切り分けられたインク補
給舌を備え、また上記ペン先基本体を外表面に孫合する
ことによりこのペン先基本体を保持するペン芯;から成
り、このペン芯の複数のインク補給舌のうち、少なくと
も一つのインク補給舌の、上記窪み部分に接する裏面位
置には、当該インク補給舌の基端部から先端付近まで延
び、先端部分において上記中割に接続し、ベン先基本体
の窪み部分外表面との間にインク通路を形成する溝が設
けられ、この溝は先端閉塞構造を成し、上記中割とは先
端部分で重なり合うようにしたペン先構造体を要旨とす
るものである。
本発明の実施例を添附の図面を参照して以下詳細に説明
する。
第8図乃至第17図は本発明の第一の実施例を示す図で
ある。
この実施例においては、ベン先基本体はペン先部片14
あるいはペン先用板材から作られる。
このペン先部片14は、従釆のペン先部片1とは異なっ
て、それぞれほぼ中心の線を折曲げ線23として120
度に、折り曲げ部がかなり尖った構造になる様折り曲げ
られる(第10図)そして、各々のペン先部片14を3
枚、背中合わせに接合し、スポット溶接等により貼り合
わせまた、先端部分を先寄せしてペン先基本体5を構成
する。
ペン先基本体5′は、上記従釆とは異なり、ベン先基本
体5′の中心軸に向けて半径方向内方へ絞り込まれた比
較的細身の胴体部27と、この胴体部27の外側におい
て、約120度の角度間隔において半径方向外方へ(即
ち放射状に)突出した張世部28とを有している。ペン
先部片14は折曲げ線23に沿ってかなり尖った構造に
折曲げられているから、ベン先基本体5′の中心部分に
はわずかな大きさの孔洞17しか出釆ない。そしてこの
孔洞17の中には一本の細針16が挿入固定され(第1
0図)、一部のインクの導入インクのボタ落ち防止が図
られている。さらに本発明のペン先基本体5′において
は、張出部28と張出部28との間の胴体部27の先端
中央部に比較的深い寸法に切り込まれた中割13が設け
られている。一方、張り出し部28先端には、第la図
に示すような段部4が合わさって出釆る間隙8が形成さ
れ、この間隙8は従来のペン先基本体における間隙とほ
ぼ同じ切り込み深さを有している。そのためこの実施例
のペン先基本体5′では、その先端において中割13よ
り成る比較的深い寸法の隙間と比較的浅い間隙8とが交
互に等しい角度間隔をもって各々3個づつ形成され、ベ
ンを紙面上で動かした時インクが紙面上に流れ出る遍路
となる。そして、これら間隙8、中割13が形成された
ペン先基本体5′の先端部分は上述の先寄せ作業によっ
て絞られ、内側にインク収容室18を形成した錐体構造
(具体的には三角錐構造)となる。このような構造に作
られたペン先基本体5′は、当該ペン先基本体5′とは
別個にモールド加工等により作られた合成樹脂その他の
材料から成るペン芯26に取付けられてペン先構造体2
4となる。
ペン芯26はその先端部が三つにほぼ等分に切分けされ
、この切り分けによって形成された三本のインク補給舌
25を有している。
インク補給舌25は、張出部28と張出部28との間の
胴体部27即ち窪み部分に適合する断面形状を有し、当
該窪み部分と同じ数だけ切り分け形成される。そして、
ベン先基本体5′をこの切り分け部に差し込むと、イン
ク補給舌の内側面が弾性力でもつてペン先基本体5′の
胴体部27の外面に当接すると共に、切り分け部に張出
部28が鉄入することにより当該ペン先基本体5′に係
合する(第12図)。またペン芯26と一体的になって
おり且つほぼ等分に切り分けされた複数のインク補給舌
25のうち少なくとも一つの裏面には、第17図に示し
てある様に、インク補給舌25の先端部付近から基端部
まで伸びる溝20が形成されている。この溝2川ま、ベ
ン先基本体5′とペン芯26とを結合させたとき、イン
ク補給舌25のペン先基本体5′胴体部27への弾鼓に
よって、当該ペン先基本体5′の張出部28と張出部2
8との間の窪み部分に沿って長手方向に延びる。また溝
20は、第16図に示す様にインク補給舌25の先端付
近の部分において先端が閉塞した構造を持ち、この先端
部分において中割13と重なり合つい、且つ又その基端
側はペン本体のインク溜に選通し、一直線状のインク通
路を形成している。ペン芯はまた、ベン本体のインク溜
又はカートリッジに挿入されて当該インク溜等からイン
クを導き出す基端部31と、基端部31からペン芯26
の導体中間艮0ちインク補給舌25のほぼ根元部分にま
で伸びるインク誘導溝33とを有すると共に、胴体部分
外周にはペン芯26の長手方向に一定の間隔をおいて複
数のフランジ32が形成され、このフランジ32部分か
ら基端部31へ向けて通気溝34が切り込まれている。
この様な、ベン芯26の、インク補給舌25よりも基端
側、即ちインク溜側に対する各種溝33,34の形成は
、第1図乃至第7図に示すペン先構造体においても行な
われていたものであり、上記インク譲導溝33がペン本
体のインク溜に運通することにより、インクをインク補
給舌25のほぼ根元部分にまで毛細管現象によって誘導
していた。
そして、更にその先については、インクは、インク誘導
溝の終端で、ベン先基本体5の中心で長手方向に延びる
インク導入孔7へ流入しなければならないが、このイン
ク導入孔7は第3図及び第7図に示され且つ上記従来技
術の説明でも述べた通り、金属線材を因り合わせたイン
ク導入針10を挿入する程度の径を有するから、単なる
切り込み構造のインク誘導溝と比較すると格段に大きな
径となる。このため、インクはインク譲導溝の終端で一
日ペン芯から放出された形となり、次いでペン先基本体
の中心に設けられた孔に流れ込むか、又はペン先基本体
とインク補給舌との間に設けられた隙間に送り込まれて
いた。このため、それまでインク譲導溝によって維持さ
れて来た毛細管現象はインク補給舌の基端の部位で破れ
、この部分でインクはあたかも水が水路を流れる如くタ
レ流しとなってインクの流れが一定せず、カスレやボタ
落ちが起る。本発明では、インク補給舌25の裏面に、
上記インク溜に連続する溝20が形成されているから、
インクは、インク溜からインク誘導溝33に引かれた後
溝20へ導かれ、更にこの溝201こよってペン先基本
体5′の先端近くまで一気に導引される。
つまり、インクは、ベン芯26の基端部31でインク溜
から引き出された後、常にペン芯26に沿って進むこと
により、かかる態様によってインクの円滑な誘導、供給
を可能にしている。そして、インクは、上記の如き作用
によってペン先基本体5′の先端近くまで導引された後
、インク補給舌25の先端近くの部分に来ると、第14
図に示す様に、中割13によって形成された隙間を通っ
てペン先基本体5′の内部へと浸透し、さらにペン先基
本体5′の先端に向かうにしたがって、第15図に示す
様に、インク収容室18に蓄えられる。なおインクの導
入は、孔洞17によっても一部行なわれるが、本発明で
は、ベン先基本体5′の先端近くまでは、インクを溝2
川こよって導引することを意図しているから、孔洞17
は径を最4・にせしめられ、紬針16と組合わさってペ
ンのインクのボタ落ち(滴下)を防止することに主たる
役割を果す。
インク収容室に蓄えられたインクは、このインク収容室
18に面した全ての隙間8及び中割13から再度ペン先
基本体5′の外部へと浸透(即ち、浸出)し、使用者は
紙の上へ書記することができる。
この様に、インク収容室18は、上記の如くインク溜か
ら溝20の先端部に至る一本のインク通路を流れて来た
インクを当該溝20と重なり合った一つの中割13を通
して収容し、その後残りで全ての隙間8及び中割13(
合わせて5箇所ある)にインクをまんべんなく行きわた
らせ、どの隙間8又は中割13からも同じ様な条件でペ
ン先基本体5′の外部へと浸出させる役割を持つ。イン
クがインク収容室18へ侵入する部位では、溝20と中
割13とがかごなつており且つその周囲部分はインク補
給舌25がペン先基本体5′の外周面に密に弾接してい
るため、外部から溝20に空気が入り込んでインクの流
れが阻害されたり、或はインクがインク補給舌25とペ
ン先基本体5′との間をくぐり抜けて外へ流れ出すこと
もない。よってインクは溝20から正しく中書−13を
通ってインク収容室へ侵入し、さらに、より一層ペン先
側の部分で合計6個ある隙間8又は中割13にうちいず
れかを通って浸出する。この様なインク収容室18への
インクの侵入、及び浸出は隙間8或は中割13における
毛細管現象に困ることが大きい。なお、ベンを使わない
時、ベン先を上に向けて置いても、上訪中割13及び溝
20‘こおける毛細管現象によってインクを保持するの
で、インク収容室18からインクが逆流することはなく
、また孔洞17についても、上記の如く径が最小にされ
ているので、仮に孔洞17内にインクが残っていても強
力な毛細管現象によってインクの逆流を防止する。した
がって、ベンの使用者は何時でも書きたい時にトラブル
なく書記することができる。第18図乃至第24図は、
本発明の第2の実施例を示す図である。
この実施例においては、ベン先基本体50はダィキャス
ト法或はロストワックス法といった精密鋳造による方法
で一体成形される。この様な方法で製作されるため、ベ
ン先基本体50の基端部あるいは中間部分には、第19
図に示すように、全くインク導入孔即ち孔洞を有しない
鋳造体15によりペン先基本体50を作ることができる
。このペン先基本体50は、上記第1の実施例における
とほぼ同様の外観構造を有しており、その中心軸に向け
て半径方向内方へ絞り込まれた比較的細身の胴体部27
と、この胴体部27の外側において約120度の角度間
隔をおいて半径方向外方へ突出した張出部28とを有し
ている。このようにして作られたペン先基本体50は第
20図に断面図が示してあるように、その先端部分近く
の内側部分にインク収容室18が設けてある。またペン
先基本体50の先端には、中書913と間隙8とが交互
にほぼ等しい角度間隔をもって各々3個づつ形成されて
いる。さらにこの実施例におけるペン先基本体5も第1
の実施例のペン先基本体同様、先端部分が三つにほぼ等
分に切分けされたインク補給舌25を有するペン芯26
に結合し、ベン先構造体24となる(第21図)。
そして、このペン芯26と一体になって成形された複数
のインク補給舌25のうち、少なくとも一つの髪面には
、第17図に示されたような溝20が形成されている。
こうして第2の実施例においても、インクは、ベン本体
のインク綾からペン芯26及び補給舌25に形成された
鰭201こ導かれて下り、インク補給舌25の基織部近
くの部分ではペン先基本体50の外側表面を伝って流れ
(第22図参照)、インク補給舌25の先端に近ずし、
た部位で中割13によって形成された隙間を通ってペン
先基本体50の内部へと浸透し(第23図参照)、さら
にペン先基本体50の先端部分でインク収容室18に蓄
えられる(第24図参照)。以上のようにしてインク収
容室18に蓄えられたインクは第1の実施例及び第2の
実施例のいずれの場合においても、筆記作業に伴って間
隙8或は中割13を通って紙面上に流れ出し文字や線を
描くことができるのである。
なお、上記第1の実施例及び第2の実施例を総合的に勘
案すると、インク導入針16を不要とすることができる
のは第2の実施例のみに限らないことがわかる。つまり
、第1の実施例における如く、複数のペン先部片14を
背中合わせに接合してできたペン先基本体5′において
も、その中心部に形成される孔洞17が極めて小さな径
しか有さない場合には、インク導入針16を使用しなく
ても何ら差し支えない。以上説明して来ように、本発明
によれば、ベン先基本体の中心部のインク誘導針を差し
込んだインク導入孔を用いないで、ベン先部分に形成さ
れた割れを隙間を通してペン先基本体5′,50の中に
インクの供輪溝が出来る様にしたため、紙の繊維物質が
インク収容室の中に入りインク誘導針に引掛ってインク
導入孔を詰まらせ、ベン先が目詰りを起すことが殆どな
くなる。
また、ベン芯の本体部にはインク誘導溝を設ける一方、
インク補給舌の裏面には溝20を設け、インク溜に連続
させたから、インクは、インク溜からこの溝を通ってペ
ン先基本体の先端近くまで一気に導引され、途中で毛細
管現象が破れることはない。
このため、インク溜からペン先付近まで安定してインク
を導くことが出来る。更、インク補給舌の裏面に形成し
た溝の先端部分を、これに対応する中割と重ならせてい
るため、外周部から溝に空気が入り込んでインクの流れ
が阻害されたり、或はインクがインク補給舌25とペン
先基本体5′との間をくぐり抜けて外へ流れ出し、ボタ
落ちを起したりすることもない。
よって、本発明により、いつでも快適な書き味が楽しめ
るペン先構造体を提供することができる
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来のペン先構造体に使われるペン先部片を
、一部第la図で拡大して示す図である。 第2図は、第1図のペン先部片を使ったペン先基本体を
示す図である。第3図は、第2図の線111−111に
おいて断面をとり、従来のペン先基本体とペン芯との結
合状態を拡大して示した図である。第4図は、第2図の
線IV−Wにおける断面図である。第5図は、第3図の
線V‐Vにおける断面図である。第6図は、従釆のペン
先構造体を示す正面図である。第7図は、第6図のVI
I−VIIにおける断面図である。第8図は、本発明の
第1の実施例に係わるペン先様造体に使われるペン先基
本体の正面図である。第9図は、第8図のペン先基本体
を裏面から見た図である。第10図は、第8図に示すペ
ン先基本体の断面構造を第8図中、線×−Xにおいて示
した断面図である。第11図は、第10図における線X
I−XIにおける断面図である。第12図は、本発明の
第1の実施例に係わるペン先構造体の正面図である。第
13図は、第12図における線×III−XII■1に
おける断面図である。第14図は、第12図における線
×IV−XIVにおける断面図である。第15図は、第
12図における線×V−XVにおける断面図である。第
16図は、本発明の第1の実施例に係わるペン先構造体
に使われるペン芯のインク補給舌がペン先基本体に当接
している状態を示す図である。第17図は本発明の第1
の実施例に係わるペン先綾造体に使われるペン芯のイン
ク補給舌の部分を裏面から見た図である。第18図は、
本発明の第2の実施例に係わるペン先構造体に使われる
ペン先基本体の正面図である。第19図は、第18図に
示すペン先基本体の断面構造を第18図中、線×IX−
XIXにおいて示した断面図である。第20図は、第1
9図における線XX−XXにおける断面図である。第2
1図は、本発明の第2の実施例に係わるペン先構造体の
正面図である。第22図は、第21図における線×XI
I−XXIIにおける断面図である。第23図は、第2
1図における線×Xm−XXmにおける断面図である。
第24図は、第21図における線×XIV−XXWにお
ける断面図である。5′,50・・・ベン先基本体、8
・・・間隙、13・・・中割、14・・・ベン先部片、
15・・・鋳造体、16…細針、17・・・孔洞、18
・・・インク収容室、19,25・・・補給舌、20・
・・溝、24・・・ベン先構造体、26…ペン芯。 第3図 第4図 第1図 第la図 第2図 第5図 第6図 第7図 第8図 第9図 第10図 第11図 第13図 第14図 第15図 第12図 第21図 第22図 第23図 第24図 第16図 第17図 第18図 第19図 第20図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 長手方向に伸びる胴体部27と、この胴体部27の
    外側において所定の角度間隔をおいて断面略放射状に外
    方へ突出した複数の張出部28とを有し、上記張出部と
    張出部との間の胴体部先端には複数の中割13が、張出
    部先端には複数の間隙8が等角度間隔で交互に形成され
    ると共に当該先端部分を錐体構造となし、且つ上記中割
    及び間隙の内側部分にインク収容室18を有するペン先
    基本体5′,50;および このペン先基本体の上記張
    出部と張出部との間の窪み部分に適合する断面形状を有
    すると共に、当該窪み部分と同じ数に切り分けられたイ
    ンク補給舌25を備え、上記ペン先基本体の外表面に密
    着することによりこのペン先基本体を保持するペン芯2
    6;から成り、 このペン芯26の複数のインク補給舌
    25のうち、少なくとも一つのインク補給舌25の、上
    記窪み部分に接する裏面位置には、当該インク補給舌2
    5の基端部から先端付近まで延び、、先端部分において
    上記中割13に接続し、ペン先基本体の窪み部分外表面
    との間にインク通路を形成する溝25が設けられ、この
    溝は先端閉塞構造を有し、上記中割とは先端部分で重な
    り合つていることを特徴とするペン先構造体。
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