JPS6410696B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6410696B2 JPS6410696B2 JP11815380A JP11815380A JPS6410696B2 JP S6410696 B2 JPS6410696 B2 JP S6410696B2 JP 11815380 A JP11815380 A JP 11815380A JP 11815380 A JP11815380 A JP 11815380A JP S6410696 B2 JPS6410696 B2 JP S6410696B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spring
- plate
- spring plate
- steel
- frp
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 claims description 33
- 239000010959 steel Substances 0.000 claims description 33
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 3
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 3
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 3
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000000725 suspension Substances 0.000 description 2
- 238000005299 abrasion Methods 0.000 description 1
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 1
- 239000003733 fiber-reinforced composite Substances 0.000 description 1
- 230000017525 heat dissipation Effects 0.000 description 1
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- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
- F16F1/00—Springs
- F16F1/02—Springs made of steel or other material having low internal friction; Wound, torsion, leaf, cup, ring or the like springs, the material of the spring not being relevant
- F16F1/18—Leaf springs
- F16F1/20—Leaf springs with layers, e.g. anti-friction layers, or with rollers between the leaves
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
- F16F2224/00—Materials; Material properties
- F16F2224/02—Materials; Material properties solids
- F16F2224/0241—Fibre-reinforced plastics [FRP]
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Springs (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、例えば自動車の懸架用ばねなどに用
いられるFRPばね板に関する。
いられるFRPばね板に関する。
[従来の技術]
車両懸架用の重ね板ばね装置等においては、荷
重変動に伴なつてばね板同志が長手方向に変位す
るため、互いに隣り合うばね板の主に板端部分に
て摺動運動が行なわれる。ばね板が鋼製の場合に
はこのような摺動に伴なう摩耗量が少ないため、
実用上特に問題になるようなことはない。しかし
ながらFRP製ばね板のように繊維で強化されて
いる複合材は摺動部において摩耗しやすいため、
比較的短期間にばね特性が許容限界を越えてしま
う。
重変動に伴なつてばね板同志が長手方向に変位す
るため、互いに隣り合うばね板の主に板端部分に
て摺動運動が行なわれる。ばね板が鋼製の場合に
はこのような摺動に伴なう摩耗量が少ないため、
実用上特に問題になるようなことはない。しかし
ながらFRP製ばね板のように繊維で強化されて
いる複合材は摺動部において摩耗しやすいため、
比較的短期間にばね特性が許容限界を越えてしま
う。
そこで、例えば特開昭55−86934号公報に開示
されたFRP板ばねのように、ばね板のテンシヨ
ン側に鋼板を接着することによつて、FRPの摺
動面を保護するようにしたものも考えられた。
されたFRP板ばねのように、ばね板のテンシヨ
ン側に鋼板を接着することによつて、FRPの摺
動面を保護するようにしたものも考えられた。
[発明が解決しようとする課題]
しかしながらFRPと鋼板とは互いに弾性率が
相違するため、上記先行技術のように接着によつ
て鋼板を固定した場合には、摺動が繰返されるこ
とによつて鋼板の取付けが弛むことがあつた。し
かも、鋼板をばね板のテンシヨン側だけに設けた
のでは、ばね板の摩耗防止を図る上で不十分であ
つた。すなわち、テンシヨン側に鋼板を設けたば
ね板の板端の縁部の角が、これに対向する他方の
ばね板のコンプレツシヨン面を“こじる”ように
して局部的に強く摺接するために、コンプレツシ
ヨン側にも鋼板を設けないと相互摺接部の摩耗が
きわめて大きくなり、強度低下を引き起こす。ま
た発熱量も大であるために、鋼板を接着によつて
ばね板に固定した場合、接着剤は耐熱性が低いの
で鋼板が脱落しやすく摩耗防止を図れない。
相違するため、上記先行技術のように接着によつ
て鋼板を固定した場合には、摺動が繰返されるこ
とによつて鋼板の取付けが弛むことがあつた。し
かも、鋼板をばね板のテンシヨン側だけに設けた
のでは、ばね板の摩耗防止を図る上で不十分であ
つた。すなわち、テンシヨン側に鋼板を設けたば
ね板の板端の縁部の角が、これに対向する他方の
ばね板のコンプレツシヨン面を“こじる”ように
して局部的に強く摺接するために、コンプレツシ
ヨン側にも鋼板を設けないと相互摺接部の摩耗が
きわめて大きくなり、強度低下を引き起こす。ま
た発熱量も大であるために、鋼板を接着によつて
ばね板に固定した場合、接着剤は耐熱性が低いの
で鋼板が脱落しやすく摩耗防止を図れない。
[課題を解決するための手段]
上記問題点を解決するために本発明は、FRP
から形成された少なくとも一対のばね板本体を備
え、かつこれらばね板本体のうち一方の板部近傍
とこの板端部が摺接可能に対向する他方のばね板
との相互対向面の両方にそれぞれ鋼板を付設する
とともに、これら鋼板はその一部を上記ばね板本
体に入り込ませた状態で板厚方向に締付ける締付
け手段によつてばね板本体に固着したものであ
る。
から形成された少なくとも一対のばね板本体を備
え、かつこれらばね板本体のうち一方の板部近傍
とこの板端部が摺接可能に対向する他方のばね板
との相互対向面の両方にそれぞれ鋼板を付設する
とともに、これら鋼板はその一部を上記ばね板本
体に入り込ませた状態で板厚方向に締付ける締付
け手段によつてばね板本体に固着したものであ
る。
[作用]
上記構成のFRPばね板においては、上下方向
の荷重変動に伴なつてばね板同志が長手方向に相
対的に変位するため、隣り合うばね板同志が摺動
する。しかしながらこれらばね板には、相互対向
面の両方にそれぞれ鋼板が付設されており、しか
もこれら鋼板はその一部がばね板本体に食込んだ
状態でリベツトやボルト等の締付け手段によつて
ばね板本体に固着されているから、FRPと鋼の
弾性率が互いに異なつていても鋼板の取付けが弛
むことを抑制でき、しかもテンシヨン面とコンプ
レツシヨン面の双方を保護できる。特に、一方の
ばね板本体の板端部分が他方のばね板本体を“こ
じる”形での局部摩耗の発生を効果的に防止でき
るので、FRPばね板本体が直接摺接するものに
比較してばね板本体の耐久性が大幅に向上する。
上記鋼板同志が摺動することによつて摩擦熱が生
じるが、鋼板は耐熱性がありしかも放熱性もよい
ため、摩擦熱がばね板本体に悪影響を及ぼすこと
はない。
の荷重変動に伴なつてばね板同志が長手方向に相
対的に変位するため、隣り合うばね板同志が摺動
する。しかしながらこれらばね板には、相互対向
面の両方にそれぞれ鋼板が付設されており、しか
もこれら鋼板はその一部がばね板本体に食込んだ
状態でリベツトやボルト等の締付け手段によつて
ばね板本体に固着されているから、FRPと鋼の
弾性率が互いに異なつていても鋼板の取付けが弛
むことを抑制でき、しかもテンシヨン面とコンプ
レツシヨン面の双方を保護できる。特に、一方の
ばね板本体の板端部分が他方のばね板本体を“こ
じる”形での局部摩耗の発生を効果的に防止でき
るので、FRPばね板本体が直接摺接するものに
比較してばね板本体の耐久性が大幅に向上する。
上記鋼板同志が摺動することによつて摩擦熱が生
じるが、鋼板は耐熱性がありしかも放熱性もよい
ため、摩擦熱がばね板本体に悪影響を及ぼすこと
はない。
[実施例]
以下、本発明の一実施例につき第1図と第2図
を参照して説明する。第1図に示された重ね板ば
ね装置は、厚さ方向に重合された複数(図は3枚
の場合)のFRP製ばね板本体1,2,3を備え
ている。これら本体1,2,3は、それぞれ長手
方向中央部が従来装置におけるとほぼ同様に適宜
の締付け手段(図示略)によつて厚さ方向に締付
けられるとともに、たとえば車両の車軸側(図示
略)に連結されるようになつている。また、1番
目のばね板本体1は、両端部に設けられた目玉部
4,4を介して上記車両の車体側(図示略)に連
結される。
を参照して説明する。第1図に示された重ね板ば
ね装置は、厚さ方向に重合された複数(図は3枚
の場合)のFRP製ばね板本体1,2,3を備え
ている。これら本体1,2,3は、それぞれ長手
方向中央部が従来装置におけるとほぼ同様に適宜
の締付け手段(図示略)によつて厚さ方向に締付
けられるとともに、たとえば車両の車軸側(図示
略)に連結されるようになつている。また、1番
目のばね板本体1は、両端部に設けられた目玉部
4,4を介して上記車両の車体側(図示略)に連
結される。
上記本体1,2,3は、長手方向中央部近傍お
よび板端部近傍に位置して、相互対向面の両方に
それぞれ一体に付設された鋼板5を備えている。
これら鋼板5は、薄板状に形成されており、第2
図に一部を代表して示したように、鋼板5の一部
がばね板本体1,2,3に入り込んだ状態で、締
付け手段の一例としてのリベツト6によつて板厚
方向に締付けられている。なお、リベツト6の代
りに適宜のボルト・ナツト(図示略)を用いるよ
うにしてもよい。
よび板端部近傍に位置して、相互対向面の両方に
それぞれ一体に付設された鋼板5を備えている。
これら鋼板5は、薄板状に形成されており、第2
図に一部を代表して示したように、鋼板5の一部
がばね板本体1,2,3に入り込んだ状態で、締
付け手段の一例としてのリベツト6によつて板厚
方向に締付けられている。なお、リベツト6の代
りに適宜のボルト・ナツト(図示略)を用いるよ
うにしてもよい。
上記構成によれば、隣り合うばね板本体1,
2,3同志は、それぞれに付設された鋼板5を介
して相互に摺接するので、FRP製のばね板本体
1,2,3の摩耗が効果的に防止され、従つてば
ね特性が変化することがない。そして、各鋼板5
はそれぞればね板1,2,3に食込んだ状態で締
付け手段としてのリベツト6(またはボルト・ナ
ツト)によつて板厚方向に締付けられているの
で、上下方向の荷重の変動によつて撓みと長手方
向への摺動が繰返されても、鋼板5の取付けが弛
むことがない。
2,3同志は、それぞれに付設された鋼板5を介
して相互に摺接するので、FRP製のばね板本体
1,2,3の摩耗が効果的に防止され、従つてば
ね特性が変化することがない。そして、各鋼板5
はそれぞればね板1,2,3に食込んだ状態で締
付け手段としてのリベツト6(またはボルト・ナ
ツト)によつて板厚方向に締付けられているの
で、上下方向の荷重の変動によつて撓みと長手方
向への摺動が繰返されても、鋼板5の取付けが弛
むことがない。
なお、本体1,2,3の相互対向部分でありな
がら鋼板5を付設していない部分は、鋼板5の外
面を本体1,2,3の外面より僅かに突出させて
おくことにより相互摺接を防止することができ
る。
がら鋼板5を付設していない部分は、鋼板5の外
面を本体1,2,3の外面より僅かに突出させて
おくことにより相互摺接を防止することができ
る。
[発明の効果]
上述したように本発明によれば、ばね板本体の
摩耗、特に一方のばね板本体の板端部分と他方の
ばね板本体との摺動部分に生じる“こじる”形で
の摩耗と発熱による悪影響を効果的に防止できる
とともに鋼板の取付けが弛むようなこともないな
ど、耐久性の高いFRPばね板が得られる。
摩耗、特に一方のばね板本体の板端部分と他方の
ばね板本体との摺動部分に生じる“こじる”形で
の摩耗と発熱による悪影響を効果的に防止できる
とともに鋼板の取付けが弛むようなこともないな
ど、耐久性の高いFRPばね板が得られる。
第1図は本発明の一実施例を示す重ね板ばね装
置の側面図、第2図は第1図に示された鋼板の取
付け部分の断面図である。 1,2,3……ばね板本体、5……鋼板、6…
…締付け手段。
置の側面図、第2図は第1図に示された鋼板の取
付け部分の断面図である。 1,2,3……ばね板本体、5……鋼板、6…
…締付け手段。
Claims (1)
- 1 FRPから形成された少なくとも一対のばね
板本体を備え、かつこれらFRPばね板本体のう
ち一方のばね板本体の板両端部近傍とこの板両端
部が摺接可能に対向する他方のFRPばね板本体
との相互対向面の両方にそれぞれ鋼板を付設する
とともに、これら鋼板はその一部を上記ばね板本
体に入り込ませた状態で板厚方向に締付ける締付
け手段によつてばね板本体に固着したことを特徴
とするFRPばね板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11815380A JPS5743036A (en) | 1980-08-27 | 1980-08-27 | Frp spring plate |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11815380A JPS5743036A (en) | 1980-08-27 | 1980-08-27 | Frp spring plate |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5743036A JPS5743036A (en) | 1982-03-10 |
JPS6410696B2 true JPS6410696B2 (ja) | 1989-02-22 |
Family
ID=14729397
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11815380A Granted JPS5743036A (en) | 1980-08-27 | 1980-08-27 | Frp spring plate |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5743036A (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5789041U (ja) * | 1980-11-22 | 1982-06-01 | ||
JPS57114046A (en) * | 1980-12-27 | 1982-07-15 | Hino Motors Ltd | Silencer for vehicle plate spring |
JPS61144438A (ja) * | 1984-12-14 | 1986-07-02 | Nhk Spring Co Ltd | Frp板ばね用摩耗防止板の取付け構造 |
US6012709A (en) * | 1997-08-06 | 2000-01-11 | Pacific Coast Composites | Hybrid leaf spring and suspension system for supporting an axle on a vehicle |
US6461455B1 (en) | 2000-01-24 | 2002-10-08 | Pacific Coast Composites | Method of producing a hybrid leaf spring |
KR20020038214A (ko) * | 2000-11-17 | 2002-05-23 | 류정열 | 판스프링의 이음방지장치 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5586934A (en) * | 1978-12-25 | 1980-07-01 | Nhk Spring Co Ltd | Frp leaf spring |
JPS5711348U (ja) * | 1980-06-24 | 1982-01-21 |
-
1980
- 1980-08-27 JP JP11815380A patent/JPS5743036A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5743036A (en) | 1982-03-10 |
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