JPS6325404Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6325404Y2
JPS6325404Y2 JP18904583U JP18904583U JPS6325404Y2 JP S6325404 Y2 JPS6325404 Y2 JP S6325404Y2 JP 18904583 U JP18904583 U JP 18904583U JP 18904583 U JP18904583 U JP 18904583U JP S6325404 Y2 JPS6325404 Y2 JP S6325404Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
elastic body
spring plate
frp
attached
leaf spring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP18904583U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6095241U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP18904583U priority Critical patent/JPS6095241U/ja
Publication of JPS6095241U publication Critical patent/JPS6095241U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6325404Y2 publication Critical patent/JPS6325404Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Springs (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はFRP製のばね板を備えたFRP板ばね
装置に関する。
FRP(繊維強化合成樹脂)製のばね板は軽量で
あるが、摩擦に弱いという欠点がある。このた
め、FRPばね板を単体で用いる場合は問題ない
が、非線形特性を有する重ね板ばね装置のように
ばね板を互いに接触させる場合には摩擦が問題に
なる。
例えば第1図に示されるようなFRP製の主ば
ね板1と、その下側に補助ばね板2を有する板ば
ね装置においては、補助ばね板2にゴムなどから
なる非線形特性を有する弾性体3を取着し、この
弾性体3が主ばね板1との間に介在することによ
つてFRP製の主ばね板1が直接補助ばね板2に
接触することを防止し、かつ非線形特性が発揮さ
れるようにしている。
ところが上記弾性体3はFRPに対する接着強
度が弱く、かつキユア温度など接着条件に制約が
多い。しかも下側の補助ばね板2に弾性体3を上
向きに取付けているために、走行中に路面から巻
き上げた砂などの固形異物や水分などが付着し易
く、この部位は厳しい使用条件下におかれてい
る。
これらの理由により、FRPばね板の弾性体取
付箇所は強度的に、あるいは耐久性の点で弱点に
なり易い。
本考案は上記事情にもとづきなされたものでそ
の目的とするところは、弾性体を強固に取付ける
ことが可能となり、かつ砂、塵埃、水分等の付着
による不具合の発生を軽減することのできる
FRP板ばね装置を提供することにある。
本考案の要旨とするところは、端部に金属製の
目玉部材を取着したFRP製の第1のばね板と、
この第1のばね板の下面に対向する第2のばね板
とを有するFRP板ばね装置において、上記金属
製目玉部材の第2のばね板との対向面に、非線形
特性を有する弾性体を取付けたことにある。
上記構成のFRP板ばね装置によれば、上記弾
性体を金属(目玉部材)に取着させることができ
るから、例えば接着による場合にはキユア温度そ
の他の接着条件に制約を受けることがなく、かつ
高い接着強度が得られる。また、目玉部材を取付
けるためのボルトを利用して弾性体を共締めする
ことも可能であり、ボルトによつて、あるいはボ
ルトと接着剤の併用によつて高い取付強度が得ら
れる。
また上記弾性体は目玉部材の下面側に取着され
るから、砂や塵埃、水分などが付着しにくくな
り、これらの付着が原因となる不具合を軽減でき
るものである。
以下に本考案の一実施例について第2図を参照
して説明する。同図において図中10はFRP製
の第1のばね板を示し、このばね板10の両端部
にはボルト11などの締結部材および座板12を
用いて金属製の目玉部材13が取着され、例えば
車輌側に連結できるようになつている。
また、第1のばね板10の下面に離間対向して
第2のばね板15が設けられている。この第2の
ばね板15は、FRP製または鋼製のいずれであ
つてもよいが、本実施例ではFRP製とし軽量化
を図つている。
上記2枚のばね板10,15は、その長手方向
中間部分においてセンタスペーサ16および上下
のスペーサ17,17を介してセンタボルト18
とナツト19によつて互いに締結されている。
そして上記目玉部材13,13の第2のばね板
15との対向面(本実施例では平担な取付基部1
3a,13a)に、弾性体20,20が取着され
ている。これら弾性体20,20は、例えば発泡
ウレタンラバーなどのような高分子弾性体であつ
て、圧縮する方向に荷重を加えた場合、変形量の
増加に比べて荷重が累進的に増加するような非線
形特性を有している。各弾性体20,20を固定
する手段としては、接着剤を用いた接着又はボル
ト止めと接着剤の併用とがある。ブタジエンゴム
などのようなゴム状高分子弾性体は、加硫接着も
採用できる。
また接着の代りに、あるいは接着を併用して、
ボルト締めするようにしてもよい。第3図はその
一例を示しており、この場合弾性体20にナツト
21,21を埋設し、ボルト11,11を螺合さ
せて共締めするようにしている。なお、別のボル
トを用いて固定してもよい。
また第2のばね板15の両端部には、上記弾性
体20,20と対向する部位に保護板22,22
が接着され、弾性体20,20が接触しても第2
のばね板15が摩耗しないようにしている。
上記構成のFRP板ばね装置は、目玉部材13,
13に下向きの荷重が作用した場合、軽荷重域で
は第1のばね板10のみが撓む。また荷重が増大
すると弾性体20,20が保護板22,22を介
して第2のばね板15に接触し、非線形特性を有
する弾性体20,20が圧縮される。また同時
に、第2のばね板15を撓ませる力が加わる。従
つて、弾性体20,20が第2のばね板15側に
接した時点からばね定数が上昇し、非線形特性が
得られるものである。
そして上記弾性体20,20を金属製の目玉部
材13,13に取付けるようにしており、取付け
の相手側が金属であるから、接着時のキユア温度
など接着条件に制約を受けないとともに、強い接
着力が得られる。また、第3図に例示したように
目玉部材取付用のボルト11,11を用いて弾性
体20を目玉部材13と共締めすることもでき、
この場合弾性体20を取付ける際の位置決めが容
易であり、専用の治具を用いずとも位置ずれ防止
の効果がある。また、ボルト締めと接着を併用す
れば更に固定強度が増す。
また、各弾性体20,20は目玉部材13,1
3の下面に下向きに突設されるため、砂や塵埃、
水分などが付着しにくくなる。また、両ばね板1
0,15をFRP製としたことによつて大幅な軽
量化が図れることは言うまでもない。
なお第4図は目玉部材13の変形例を示してお
り、この場合、上記ボルトなどを挿通させる貫通
孔25,25の出口側、すなわち弾性体20と接
触する側に突起としてのバリ26,26を意識的
に形成し、バリ26,26を弾性体20に食い込
ませることによつて、弾性体20の動き止めをな
すようにしている。上記バリ26,26を形成す
るには、例えば貫通孔25,25の打抜き時にパ
ンチとダイのクリアランスを大きくとれば簡単に
形成することができる。この例のように小突起を
弾性体に食い込ませれば、接着あるいはボルト締
めとの併用によつて、弾性体の取付強度を更に高
めることができる。
あるいは第5図および第6図に示すように、目
玉部材13と弾性体20との間に薄手の金属板か
らなるスペーサ30を介設し、このスペーサ30
の弾性体との接触面に上記したものと同様の主旨
のバリ31,31、あるいは小突起32…を形成
して弾性体20に食い込ませるようにしてもよ
い。
また第7図に示した実施例では、弾性体20
は、第2のばね板15に対し実質的に垂直な方向
から接触するように、傾斜面33をもたせたスペ
ーサ34を介して目玉部材13に取付けられてい
る。この場合弾性体20は接着、その他の手段に
よつてスペーサ34に取付けておく。
この実施例によれば、荷重が付加された場合
に、弾性体20が第2のばね板15に対し垂直方
向から接触できるため、弾性体20には実質的に
圧縮応力のみが作用し、曲げ、あるいは剪断応力
の発生を大巾に防止でき、耐久性に好ましい結果
が得られる。
なお本考案は3枚以上のばね板からなる板ばね
装置にも勿論適用可能である。
前記したように本考案によれば、金属製の目玉
部材を利用して非線形特性を有する弾性体を強固
に取付けることができ、かつ土、砂、水分、その
他の異物を付着しにくいものにすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の板ばね装置を示す正面図、第2
図は本考案の一実施例を示す板ばね装置の正面
図、第3図は弾性体の取付例を示す板ばね端部の
正面図、第4図は目玉部材の変形例の斜視図、第
5図はスペーサを用いた変形例の板ばね端部の正
面図、第6図は同スペーサの斜視図、第7図は本
考案の他の実施例を示す正面図である。 10……第1のばね板、13……目玉部材、1
5……第2のばね板、20……弾性体。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 端部に金属製目玉部材を取着したFRP製の
    第1のばね板と、この第1のばね板の下面に対
    向する第2のばね板とを有するFRP板ばね装
    置において、上記金属製目玉部材の第2のばね
    板との対向面に、非線形特性を有する弾性体を
    取付けたことを特徴とするFRP板ばね装置。 (2) 上記非線形特性を有する弾性体はゴム状高分
    子弾性体であることを特徴とする実用新案登録
    請求の範囲第(1)項記載のFRP板ばね装置。 (3) 上記目玉部材は、上記弾性体と接触する面に
    突起を備えていることを特徴とする実用新案登
    録請求の範囲第(1)項記載のFRP板ばね装置。 (4) 上記弾性体は、この弾性体側に突起を有する
    スペーサを介して上記目玉部材に取付けられて
    いることを特徴とする実用新案登録請求の範囲
    第(1)項記載のFRP板ばね装置。 (5) 上記弾性体は、第2のばね板に対し実質的に
    垂直な方向から接触するように傾きをもたせた
    スペーサを介して上記目玉部材に取付けられて
    いることを特徴とする実用新案登録請求の範囲
    第(1)項記載のFRP板ばね装置。
JP18904583U 1983-12-07 1983-12-07 Frp板ばね装置 Granted JPS6095241U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18904583U JPS6095241U (ja) 1983-12-07 1983-12-07 Frp板ばね装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18904583U JPS6095241U (ja) 1983-12-07 1983-12-07 Frp板ばね装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6095241U JPS6095241U (ja) 1985-06-28
JPS6325404Y2 true JPS6325404Y2 (ja) 1988-07-11

Family

ID=30407685

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18904583U Granted JPS6095241U (ja) 1983-12-07 1983-12-07 Frp板ばね装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6095241U (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6095241U (ja) 1985-06-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9027527B2 (en) Anti-vibration device
US8317173B2 (en) Vibration damping system
US6751918B2 (en) Cover assembly for structural members
JPS63190911A (ja) 取付装置を有する板ばねクランプ
AU723019B2 (en) Rail pads
JPS6325404Y2 (ja)
US4887802A (en) Leaf spring assemblies
JPS60220233A (ja) Frp板ばね装置
JPS60501514A (ja) 複合材料のスプリングに対する部材の固定
JPS6410696B2 (ja)
JPS63275411A (ja) 組体内の配置要素および組体
JP3081771U (ja) グレーチング飛散防止金具
JP3367924B2 (ja) ケーブル制振装置
JPS641127Y2 (ja)
JPH02234818A (ja) 車両用懸架装置
JPS6234038Y2 (ja)
US11353077B2 (en) Leaf spring
JPS62501929A (ja) 複合材料からなるばね構体
JPS61157844A (ja) Frp板ばね用保護スペ−サ
JPS6217631Y2 (ja)
JP2606785Y2 (ja) 無限軌道帯用弾性履板
GB2174174A (en) Securing components to leaf springs
JP2003072607A (ja) 弾性パッド
JPH0637119Y2 (ja) セグメントの継手
JPH0353076Y2 (ja)