JPS6398440A - 強化木質化粧材の製造方法 - Google Patents

強化木質化粧材の製造方法

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JPS6398440A
JPS6398440A JP24636986A JP24636986A JPS6398440A JP S6398440 A JPS6398440 A JP S6398440A JP 24636986 A JP24636986 A JP 24636986A JP 24636986 A JP24636986 A JP 24636986A JP S6398440 A JPS6398440 A JP S6398440A
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JP
Japan
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veneer
nonwoven fabric
reinforced
synthetic resin
decorative material
Prior art date
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Pending
Application number
JP24636986A
Other languages
English (en)
Inventor
西住 敏次
中山 光史
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Kokusaku Pulp Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Kokusaku Pulp Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は合成樹脂で強化した強化木質薄板の製造方法に
関し、特に、製造工程における任意性を持たせるに遺し
た強化木質化粧材の製造方法に関する。
(従来の技術) 従来、木質化粧材(以下単板とする)を合成樹脂液に浸
漬したり、単板に樹脂を塗布し、これを合板の表面に積
層し加熱圧締して、耐薬品性、耐摩耗性、耐久性等に優
れた化粧板とすることが知られている。このような木材
と合成樹脂の複合化(ウッド・プラスチック・コンビネ
ーション、以下WPCと略す)における大きな問題点は
、樹脂の含浸を行う前に必ず行う乾燥工程で、単板が著
しく反ったり曲ったりして、操業性が低下する上、合板
等の基材表面への貼着時に、樹脂含浸薄板が割れたり、
貼着後にひび割れが発生するという点であった。
かかる問題点を解決する方法として、従来、単板の裏面
に各種接着剤によって紙等の裏打ち材を貼着する事が行
われている。この方法を採用する場合には、単板に接着
剤を塗布した後裏打ち材を貼着するか、接着剤を予め塗
布した裏打ち材を貼着する。しかしながら、前者の場合
には単板が薄層化する昨今においては、技術的難易度が
高くなる傾向がある一方、後者の場合には製造コストが
高くなるという欠点があり、更に改良された方法が求め
られていた。
本発明者等は、かかる従来の欠点を解決すべく鋭意検討
した結果、ポリオレフィンを含有した不織布を熱圧着し
て裏打ちした場合には安価且つ容易に単板を強化し、反
りや曲がりを防止することができるのみならず、上記熱
圧着に際して単板の含水率を調整した場合には、あらた
めて乾燥工程を経る必要なく直ちに樹脂を含浸せしめて
これを熱硬化することができるので、合板に貼着する前
の単板の持ち運びや移動が容易となり、強化化粧剤の製
造工程における任意性を増大せしめることができること
を見出し本発明に到達した。
(発明が解決しようとする問題点) 従って本発明の第1の目的は、製造工程中における単板
の反りや曲がりの影響を低減し、容易に強化木質化粧材
を得ることのできる強化化粧材の製造方法を提供するこ
とにある。
本発明の第2の目的は、製造工程における任意性を増大
せしめて、容易且つ安価に、強化化粧材を製造すること
のできる方法を提供することにある。
(問題を解決するための手段) 本発明の上記の鎖目的は、少なくとも1種のポリオレフ
ィン樹脂を約5〜50重量%含有する不織布を、含水率
を約4〜20重量%に調整した木質薄板の裏面に重ねて
熱圧着し次いで合成樹脂液を注入して該樹脂液を熱硬化
せしめた後、接着剤を介して合板へ貼着することを特徴
とする強化木質化粧材の製造方法によって達成された。
本発明で使用する不織布は公知のものの中から適宜選択
することができ、不織布の原料や、不織布の製造方法に
はよらない。本発明においては、これらの不織布をポリ
オレフィン樹脂を接着剤として単板に熱圧着する。この
場合の加熱は、通常ポリオレフィンが溶融する100℃
〜150℃の範囲で行われる。温度を上げ過ぎると、単
板の性質が変化したり破損し易く好ましくない。
本発明で使用するポリオレフィンの代表的なものは、ポ
リエチレン及びポリプロピレンであり、これらは混合し
て使用することもできる。
ポリオレフィンの使用量が少な過ぎると単板と不織布の
接着が弱く、多過ぎるとカールが発生するので好ましく
ない。ポリオレフィンの量は、使用する不織布の材質と
の関係で調節することができる。例えば、ポリプロピレ
ンの不織布を使用する場合には、加熱により不織布自身
が部分的に溶融して接着効果を発揮するので、不織布に
加えるポリオレフィンは5%程度で十分である。
一般に、単板への合成樹脂の注入は単板の板溝管中に行
われるので、予め板溝管中を空にするために、単板を十
分に乾燥することが必要である。
しかしながら、前述の如く、不織布を単板に熱圧着する
前に該単板を乾燥した場合には反りや曲がりが発生して
好ましくないので、不織布を熱圧着する場合の単板には
、水分を含有させておくことが必要である。
本発明においては、上記の水分を約3〜30重量%、特
に約4〜20重量%に調節しておくことが好ましい。こ
のような含水率の単板を使用した場合には、この単板に
前記不織布を熱圧着した場合の両者の接着性を極めて良
好なものとすることができるのみならず、同時に単板の
乾燥を実質的に行うことができるので、合成樹脂注入の
ための乾燥工程を省略することができる。
上記の如く、不織布を熱圧着した単板は、反りや曲がり
が発生することもなく実質的に乾燥状態となるのみなら
ず、不織布によって強化されるので次工程の合成樹脂含
浸操作を、公知の方法によって容易に行うことができる
合成樹脂を含浸させる好ましい方法としては、単板を減
圧下に晒して板溝管に樹脂が進入し易い状態とし、合成
樹脂を注入した後直ちに解圧し、数時間常圧で放置する
方法を挙げることができる。
単板に注入する合成樹脂は、当業界公知の合成樹脂の中
から任意に選択することができる。又、合成樹脂を注入
するに際しては、通常合成樹脂の良溶媒を添加してその
粘度を調整するが、特に、合成樹脂として熱硬化性樹脂
を使用する場合には、硬化前の樹脂は液状である上、分
子量の調節によって粘度を調節することが容易であるか
ら有機溶媒を使用する必要がない。この場合にしよ、単
板の材色が浸みでることがないので、本発明の好ましい
実施態様である。
上記の如くして、合成樹脂を注入した後、該合成樹脂を
熱硬化せしめる。このようにして得られた単板は、既に
十分強化されているので持ち運び等の移動を容易且つ確
実に行うことができるので、その後の合板との貼着は、
任意の時に任意の場所で容易に行うことができる。又、
貼着時の接着剤の硬化も、必ずしも短時間で完全とする
必要もないので、接着剤の選択範囲を拡大することがで
きるのみならず、貼着の熱圧硬化時間を短縮することも
できる。
(発明の効果) 本発明の方法によれば、乾燥前の単板に不織布を乾式で
短時間に張り合わせて、単板の曲がりを発生させること
なく容易に乾燥させることができるので、直ちに合成樹
脂を注入して硬化させ、持ち運び等に十分に耐える強度
を付与することができる。これにより合板との貼着の時
間と場所を任意に選択することができるので、製造工程
上のメリットが大きい。更に、合成樹脂の硬化は常圧で
行うことができるので、強化の為に使用する樹脂量が従
来より実質的に増大し、強度も改善される。
又、使用する不織布として厚手のものを使用した場合に
は、保温性及び防音性の良好な強化化粧材とすることが
できる。
(実施例) 以下本発明を実施例によって更に詳述するが、本発明は
これによって限定されるものではない。
実施例1゜ 0.5m/m厚で150m/m巾X4000m/m長さ
の米松単板(含水率12%)10枚を用い、各単板に、
ポリプロピレンを2ON量%含有する、嵩比重20g/
+dの不織布(金星製紙■製Bonric 2020 
PB■)を、135℃、6kg/c+Jで十分間熱圧着
して裏打ちした。このようにして得られた不織布で裏打
ちした単板を減圧、加圧釜に操入し、真空ポンプで10
Torrに減圧して2時間維持した後、三速化工■製不
飽和ポリエステル樹脂(商品番号5l−208)に、重
合開始剤としてベンゾイルパーオキサイドをIM量%を
加えた溶液を注入し、コンプレッサーにて25Kg/C
112に加圧して1時間保持した。
解圧後車板表面に付着した過剰の樹脂液を回収した後、
単板を取り出し、135℃で十分間熱硬化させた。得ら
れた単板に反りや曲がりはなく、十分に強化されており
、持ち運びはいたって容易であった。
次に、この単板を接着剤を塗布した15m/m合板に載
置し、6kg/cw2の圧力をかけて圧着し、100℃
で5分間接着剤を熱圧硬化させた。
得られた強化化粧材について100m/m巾×150m
/mの試験片を作製し寒熱繰返しB試験を行った所、ク
ラック発生量は平均10m/mであり、従来方法より極
めて良好な結果が得られた。
比較例1.・ 実施例1で使用した米松単板を105℃、6時間で絶乾
した後、減圧、加圧釜に操入した他は実施例1の場合と
全く同様にして強化化粧材を作製した。しかしながら、
この場合には乾燥後減圧加圧釜に操入する時点で10枚
中3枚に割れが生じた。又実施例1の場合と同様にして
、寒熱繰返しB試験を行った所、平均270m/mのク
ラックが発生した。
比較例2゜ ポリプロピレンの含有率を3%とした不織布を使用した
他は実施例1と全く同様にして強化化粧材を作製した所
、米松単板から不織布が剥れ易く実用に耐えられるもの
ではなかった。
比較例3゜ ポリプロピレン含有率60%の不織布を使用して実施例
1と全く同様にして不織布を米松単板に裏打ちした所、
熱圧着後に該単板が著しくカールしその後の工程を通す
ことが困難であった。
これらの結果は本願発明の有効性をみごとに実証するも
のである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1)少なくとも1種のポリオレフィン樹脂を約5〜50
    重量%含有する不織布を、含水率を約4〜20重量%に
    調整した木質薄板の裏面に重ねて熱圧着し次いで合成樹
    脂液を注入して該樹脂液を熱硬化せしめた後、接着剤を
    介して合板へ貼着することを特徴とする強化木質化粧材
    の製造方法。
JP24636986A 1986-10-15 1986-10-15 強化木質化粧材の製造方法 Pending JPS6398440A (ja)

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Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5496578A (en) * 1978-01-17 1979-07-31 Sumitomo Bakelite Co Ltd Production of decorative sheet
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JPS6050595A (ja) * 1983-08-30 1985-03-20 セイコーインスツルメンツ株式会社 ハ−モニ−トレ−ナ−

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