JPS59390B2 - 曲げ加工性に適した突板化粧板の製造方法 - Google Patents
曲げ加工性に適した突板化粧板の製造方法Info
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- JPS59390B2 JPS59390B2 JP13112576A JP13112576A JPS59390B2 JP S59390 B2 JPS59390 B2 JP S59390B2 JP 13112576 A JP13112576 A JP 13112576A JP 13112576 A JP13112576 A JP 13112576A JP S59390 B2 JPS59390 B2 JP S59390B2
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Landscapes
- Finished Plywoods (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は曲げ加工性に適した実根化粧板の製造方法に係
レ、更に詳しくは、曲け加工性に適したフェノール系樹
脂、ジアリルフタレート樹脂等の熱硬化性樹脂を含浸乾
燥して得た含浸紙布を複数枚積み重ね、熱圧成形して積
層板を得た後、天然木または天然木を集成したフリツチ
をスライスして得られる実根または前記実根に樹脂を含
浸して得た樹脂含浸実根とを接着剤を介して積層一体化
することを特徴とする曲け加工性に適した実根化粧板の
製造方法に関するものである。
レ、更に詳しくは、曲け加工性に適したフェノール系樹
脂、ジアリルフタレート樹脂等の熱硬化性樹脂を含浸乾
燥して得た含浸紙布を複数枚積み重ね、熱圧成形して積
層板を得た後、天然木または天然木を集成したフリツチ
をスライスして得られる実根または前記実根に樹脂を含
浸して得た樹脂含浸実根とを接着剤を介して積層一体化
することを特徴とする曲け加工性に適した実根化粧板の
製造方法に関するものである。
従来、実根化粧板は合板、パーチクルボード、ハードボ
ード等の木質系基材または石綿セメント板、珪酸カルシ
ウム板等の無機質基材に貼着されたものが主であわ、曲
面加工のないところに使用されてきた。
ード等の木質系基材または石綿セメント板、珪酸カルシ
ウム板等の無機質基材に貼着されたものが主であわ、曲
面加工のないところに使用されてきた。
それは、実根化粧板の裏面に溝加工を施して曲け加工し
ても、実根化粧板に割れやハガレ等カヘ発生し易く、現
実問題として曲け加工しにくかつた。
ても、実根化粧板に割れやハガレ等カヘ発生し易く、現
実問題として曲け加工しにくかつた。
従つて、現状では、天然木を切削曲面加工してそのまま
実根化粧板を継ぎ合せて使用するか曲面基材を製作しそ
の曲面に接着剤を介して実根を貼るのが主であつた。こ
の方法では実根の継ぎ目が目立ち外観を損つたヤ、また
、施工が困難であレしかも手間を要していた。本発明は
これらの欠点を改良した曲げ加工性に適した実根化粧板
の製造方法を提供するものである。
実根化粧板を継ぎ合せて使用するか曲面基材を製作しそ
の曲面に接着剤を介して実根を貼るのが主であつた。こ
の方法では実根の継ぎ目が目立ち外観を損つたヤ、また
、施工が困難であレしかも手間を要していた。本発明は
これらの欠点を改良した曲げ加工性に適した実根化粧板
の製造方法を提供するものである。
本発明に使用し得る曲け加工性に適した熱硬化性樹脂と
しては、メタおよびパラクレゾール樹脂、アルキルフェ
ノール樹脂、合成フェノール樹脂等のフェノール系樹脂
の他にジアリルフタレート樹脂、不飽和ポリエステル樹
脂、エポキシ樹脂等がある。
しては、メタおよびパラクレゾール樹脂、アルキルフェ
ノール樹脂、合成フェノール樹脂等のフェノール系樹脂
の他にジアリルフタレート樹脂、不飽和ポリエステル樹
脂、エポキシ樹脂等がある。
これらの樹脂を紙および布等に含浸し乾燥する。
含浸率および乾燥条件は樹脂の種類により異なるが凡そ
３０〜１５０％、８０〜１３０℃、５〜１５分である。
この含浸紙・布を複数枚積み重ね熱硬化性樹脂化粧板の
常法に従い熱圧成形して積層板を得る。実根としては、
天然木または天然木を集成したフリツチをスライスして
得たもの、または実根の表面硬度が要求される場合には
前記実根に樹脂を含浸・乾燥して得たプラスチック複合
化実根（いわゆるＷＰＣ化実根）または実根の裏面に紙
または布を接着したものが使用できる。
３０〜１５０％、８０〜１３０℃、５〜１５分である。
この含浸紙・布を複数枚積み重ね熱硬化性樹脂化粧板の
常法に従い熱圧成形して積層板を得る。実根としては、
天然木または天然木を集成したフリツチをスライスして
得たもの、または実根の表面硬度が要求される場合には
前記実根に樹脂を含浸・乾燥して得たプラスチック複合
化実根（いわゆるＷＰＣ化実根）または実根の裏面に紙
または布を接着したものが使用できる。
また、実根の厚みは０．１５〜０．６％が好ましい。
０．１５％以下であると実根が薄くて取扱いにくくなる
こと並びに接着剤が実根表面に出易くまた０．６％以上
になると高価になることおよび曲けにくくなるものであ
る。
こと並びに接着剤が実根表面に出易くまた０．６％以上
になると高価になることおよび曲けにくくなるものであ
る。
曲け加工性に適した積層板と突板との接着に使用できる
接着剤としては、尿素樹脂、メラミン樹脂、フエノール
系樹脂、エポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂と酢酸ビニル系
樹脂、アクリル系樹脂、ポリオレフイン系樹脂等の熱可
塑性樹脂の他にゴム系接着剤更にはこれらの混合タイプ
等のものがある。
接着剤としては、尿素樹脂、メラミン樹脂、フエノール
系樹脂、エポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂と酢酸ビニル系
樹脂、アクリル系樹脂、ポリオレフイン系樹脂等の熱可
塑性樹脂の他にゴム系接着剤更にはこれらの混合タイプ
等のものがある。
しかしながら、フエノール系樹脂、ゴム系樹脂は突板に
色が浸出し易くまたメラミン樹脂、エポキシ樹脂、アク
リル樹脂等は高価なために酢酸ビニル系と尿素樹脂の混
合タイプが好ましい。また接着条件は接着剤の種類によ
り異なつてくる。ここで重要なことは曲げ加工性に適し
た熱硬化性樹脂含浸紙・布と突板とを積み重ねて加熱加
工成形しないことである。前記の如く一度に成形すると
必ず熱硬化性樹脂が突板の表面に浸出して製品不良が多
発するものである。本発明は以上の如く曲げ加工性に適
した積層板と突板とを接着剤を介して積層することによ
り曲け力江性に適した突板化粧板を得るものである。
色が浸出し易くまたメラミン樹脂、エポキシ樹脂、アク
リル樹脂等は高価なために酢酸ビニル系と尿素樹脂の混
合タイプが好ましい。また接着条件は接着剤の種類によ
り異なつてくる。ここで重要なことは曲げ加工性に適し
た熱硬化性樹脂含浸紙・布と突板とを積み重ねて加熱加
工成形しないことである。前記の如く一度に成形すると
必ず熱硬化性樹脂が突板の表面に浸出して製品不良が多
発するものである。本発明は以上の如く曲げ加工性に適
した積層板と突板とを接着剤を介して積層することによ
り曲け力江性に適した突板化粧板を得るものである。
この様にして得られた突板化粧板を加熱して曲け加工す
るのであるが、突板の表面保護樹脂としてアミノ樹脂、
ウレタン樹脂等の塗料を塗布乾燥してからも曲げ加工は
できる。これは曲げ加工に適した熱硬化性樹脂と突板と
が接着しているため、曲げ加工時に突板のワレ、ハガレ
等の発生を、積層板と接着とが防止しているのである。
〔実施例］ フエノール樹脂を含浸・乾燥して得たクラフト含浸紙を
４枚積み重ね、２枚の鏡面板に挾んでブレス盤に挿入し
、温度１４０℃、圧力８０ｋｆ／Ｃｄｌ２５分間加熱成
形した後、冷却して０．８％厚の曲け加工性に適した積
層板を得た。
るのであるが、突板の表面保護樹脂としてアミノ樹脂、
ウレタン樹脂等の塗料を塗布乾燥してからも曲げ加工は
できる。これは曲げ加工に適した熱硬化性樹脂と突板と
が接着しているため、曲げ加工時に突板のワレ、ハガレ
等の発生を、積層板と接着とが防止しているのである。
〔実施例］ フエノール樹脂を含浸・乾燥して得たクラフト含浸紙を
４枚積み重ね、２枚の鏡面板に挾んでブレス盤に挿入し
、温度１４０℃、圧力８０ｋｆ／Ｃｄｌ２５分間加熱成
形した後、冷却して０．８％厚の曲け加工性に適した積
層板を得た。
この積層板の表面をサンデイングした後、尿素−メラミ
ン共縮合樹脂２０部と酢酸ビニル樹脂１００部とからな
る接着剤を１００ｔ／ｄ塗布して、更に０．３％厚のチ
ーク柾目の突板を貼り、次いでテフロン加工した鏡面板
を突板面に当てて熱盤に挿入し、温度１２０℃、圧力１
０蛇／Ｃｒｉｉｌ３分間プレスして突板化粧板を得た。
そして、この突板化粧板を１６３℃まで加熱した後２０
Ｒの曲け加工した結果、突板の表面の割れ、ハガレ等が
なく曲け加工できた。
ン共縮合樹脂２０部と酢酸ビニル樹脂１００部とからな
る接着剤を１００ｔ／ｄ塗布して、更に０．３％厚のチ
ーク柾目の突板を貼り、次いでテフロン加工した鏡面板
を突板面に当てて熱盤に挿入し、温度１２０℃、圧力１
０蛇／Ｃｒｉｉｌ３分間プレスして突板化粧板を得た。
そして、この突板化粧板を１６３℃まで加熱した後２０
Ｒの曲け加工した結果、突板の表面の割れ、ハガレ等が
なく曲け加工できた。
Claims (1)
- １ フェノール系樹脂、ジアリルフタレート樹脂等の曲
げ加工性に適した熱硬化性樹脂を紙または布等の基材に
含浸・乾燥した樹脂含浸紙布を複数枚積み重ね、熱圧成
形して積層板を得た後、天然木または天然木を集成した
フリツチをスライスして得られる突板または前記突板に
樹脂を含浸した樹脂含浸突板とを接着剤を介して積層一
体化することを特徴とする曲げ加工性に適した突板化粧
板の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13112576A JPS59390B2 (ja) | 1976-10-30 | 1976-10-30 | 曲げ加工性に適した突板化粧板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13112576A JPS59390B2 (ja) | 1976-10-30 | 1976-10-30 | 曲げ加工性に適した突板化粧板の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5356281A JPS5356281A (en) | 1978-05-22 |
| JPS59390B2 true JPS59390B2 (ja) | 1984-01-06 |
Family
ID=15050559
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13112576A Expired JPS59390B2 (ja) | 1976-10-30 | 1976-10-30 | 曲げ加工性に適した突板化粧板の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59390B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5976201A (ja) * | 1982-10-25 | 1984-05-01 | フアンシ−ツダ株式会社 | 木製品曲面ランピング用突板シ−ト |
| KR100892394B1 (ko) | 2008-07-15 | 2009-04-10 | 윤진한 | 합성 목재의 가공 방법 |
-
1976
- 1976-10-30 JP JP13112576A patent/JPS59390B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5356281A (en) | 1978-05-22 |
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