JPS6396741A - 情報記録担体及びその情報再生方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、情報記録担体に関し、特に記録領域のフォー
マットの改良された情報記録担体及び該担体から情報を
再生する情報再生方法に関する。

［従来の技術］ 従来、光ビームを用いて情報を記録し１つかくして記録
された情報を光ビームを用いて再生するために用いられ
る記録担体の形態として、カード状、ディスク状、テー
プ状等各種のものが知られている。なかても、カード状
に形成された光学的情報記録担体（以下、「光カート」
と称す）は、製造か容易で、携帯性か良く、アクセス性
も良い記録媒体として、大きな需要が見込まれている。

このような光カードの記録フォーマットの一例を第３図
の模式的平面図に示す。

同ＩＡにおいて、記録担体である光カードｌ上には記録
領域２か設けられており、該記録領域２にはハンド３か
複数列配設されている。これらバンド３には該バント３
の並び方向と略直交する方向に多数本の情報トラック４
が配設されており、各トラックは数十〜ｌＯＯビット程
度の情報量を有している。又、各トラックは情報再生の
ための同期クロックを作るプリアンブル領域とまわりの
トラックから分離し１本のトラックであることを認識す
るとともに情報領域の始めを示すための識別領域とＭＦ
Ｍ変調等で変調された情報が入っているデータ領域と情
報の終りを示すエンドビット領域を有している。そして
、上記識別領域が矢印Ａ方向に配列されることによりレ
ファランスライン（以ドＲラインと称する）５か形成さ
れている。なお、矢印Ａは１１生時における光力−Ｉζ
ｌの移動方向を示し、矢印Ｃは再生時における光ヘット
ｌｌによる情報読取り走査方向を示す。

第４図は以上のような記録フォーマットを有する光カー
ドを再生するための装置の概略構成図である。

同図において、光カード１は回転機構６によって矢印入
方向に往復移動可能とされ、光カードｌに記録された情
報はトラックごとに、光ヘッド１１によって読取られ再
生される。ＬＥＤ３の光源７からの光はレンズ系８によ
って集光され、光カートｌを照射する。該光カートｌの
トラックの像は結像光学系９により一次元センサアレイ
１０上に結像する。かくして前記トラック４の像に対応
した電気信号がセンサアレイ１０から出力される。そし
て、前記トラック４の読取りが終了すると光カード１か
矢印入方向に移動するか、又は光ヘッド１１がバント３
の配列方向（矢印Ｃ方向）に移動して次のトラックの情
報読取りが同様に行なわれる。このとき、次のトラック
に移動したこととそのトラックの像が１本のトラックの
ものであることの判断は識別領域により行なわれる。

［発明か解決しようとする問題点］ 第５図は、上記識別領域を含む情報記録担体の記録フォ
ーマットの一部拡大模式図である。たたし、斜線部は情
報“ｌ”を表わし、空白部は情報“０″を表わす。

同図において、１２−ａ、１２−ｂ、１２−ｃはそれぞ
れ矢印入方向に連続的に並設された情報トラックである
。１３は各情報トラック内に設けられた識別領域である
。該識別領域１３は矢印Ｃ方向に関し８ビツト分の長さ
を有し、両側の斜線部は１ビツトずつの情報“ｌ”であ
り、その内側の空白部は１ビツトずつの情報″０″であ
り、中央の斜線部は４ビツトの情報“ｌ”である、ただ
し、中央の斜線部は矢印Ａ方向の幅がトラック幅のｌ／
２程度のもので、かつトラック幅の略中夫に位こしてい
る。従って、センサアレイｌＯによる読取り位置か太線
１５て示す位置、すなわちオントラック状態にある場合
、読取られる情報“１０１１１１０１″である。ところ
が、センサアレイ１０による読取り位置が太線１６で示
す位置１例えば情報トラック１２−ｂと１２−ｃとの隣
接する境界付近にある場合、読取られる情報は“１００
００００１”である。

第６図は、上述したビットの最小幅をｌＴとし、これに
信号の最小反転間隔を対応させて上述の各情報を２値化
信号として示した図である。すなわち第６図（ａ）は情
報“１０１１１１０１″、第６図（ｂ）は情報“１００
００００１”に対応する。

従って、センサアレイｌＯが第６図（ａ）に示す信号を
検出した場合、センサアレイｌＯの読取り位置がオント
ラック状態にあることを判別でき、第６１２！１（ｂ）
に示す信号を検出した後、再び第６図（ａ）に示す信号
を検出した場合、センサアレイ１０の読取り位置が新し
いトラックに移ったことを検知できる。

このような新しいトラックを検知する手段は、センサア
レイ１０の走査と光カートの移動とが非同期で行なわれ
、一つの情報トラックをセンサアレイ１０が複数回走査
する場合に必要となる。

又、第６図（ａ）に示す信号が検出されると、これに続
く信号がデータ領域１５のものと知れ、以後該データ領
域１５に記録された情報の読取りか行なわれる。

ところで、上記データ領域１５に例えばＭＦＭ変調方式
により変調された情報が記録しである場合、上述のよう
な手段により新しいトラックを検知する際、次に述べる
不都合か生じる。

通常、ＭＦＭ変調方式により得られる２値化信号は、Ｉ
Ｔ、１．５Ｔ、２Ｔのいずれかである。

しかるにセンサアレイ１０の読取り位置が第５図に示す
太線１６におけるように隣接する２本のトラックにまた
がる時、その境界付近において、検出される２値化信号
は２本のトラックのクロストークとなり、ＩＴ、１．５
Ｔ、２Ｔ以外の信号、例えば第６図（ａ）あるいは（ｂ
）に示すような信号か生じる場合かある。このような場
合、センサアレイｌＯはデータ領域１５において第６図
（ａ）あるいは（ｂ）に示す信号を検出することになり
１ｇｒしいトラックに移ったことを正確に判断てきない
という問題点があった。

本発明は、以上のような問題点を解決するために成され
たもので、識別領域の誤検出を防止し、情報の読取り確
度を向上し得る情報記録担体を提供することを目的とす
る。

〔［９１題点を解決するための手段］ 上述の如き従来技術の問題点は、本発明の複数の情報ト
ラックが該情報トラックの長手方向と略直交する方向に
並設され、前記情報トラックを他の情報トラックと分離
し識別する為の識別領域を各トラック内に有する情報記
録担体であって、前記複数の情報トラックの同一位置に
同一パターンから成る領域を形成し、情報再生時に該領
域に続いて再生される位置に前記識別領域を設けたこと
を特徴とする情報記録担体、及び、複数の情報トラック
が該情報トラックの長手方向と略直交する方向に並設さ
れ、前記情報トラックを他の情報トラックと分離し識別
する為に夫々の情報トラックに形成した識別領域と、前
記複数の情報トラックの夫々の同一位置に形成された同
一パターンから成る領域とを有する情報記録担体から情
報を再生する際、前記同一・パターンから成る領域を検
出した時に所定の信号を出力し、該出力信号に基いて前
記識別領域の検知を行なった後、前記情報トラック内に
存する情報を再生することを特徴とする情報再生方法に
より解決される。

［作　用］ 本発明は、上述した発明の構成及び方法により以下に述
べる作用を有する。

従来技術の欄でも述べたように、情報再生時においては
、センサアレイか情報記録担体上を複数回走査する。こ
の際、上記同一パターンから成る領域から所定の信号を
検出後、該信号に続いて得られる所定の信号（識別領域
として定められた信号）を検出する。これに続いて得ら
れる信号を情報トラックから得られる信号として、情報
データの再生を行う。この場合、上記同一パターンから
成る領域は、複数のトラックのいずれにおいても同一の
位置に記録されているものであり、たとえ隣接するトラ
ック間でクロストークか生じても該同一パターンから成
る領域の読取りに誤検出が生じることはない。従って、
この同一パターンから成る領域の検出後、所定の識別領
域として記録された信号を検出することかできれば、こ
れに続いて検出された信号を情報トラックに存するデー
タ信号として検知することがてきる。又、上記同一パタ
ーンから成る領域の信号検出後、所定の識別領域として
記録された信号が検出されない場合、センサアレイの走
査が再度行なわれる。

以上のように、本発明においては、複数のトラックの同
一位置に記録された同一パターンから成る領域に基づき
、識別領域の検出を行い、これに続く信号を情報トラッ
クに存するデータ信号として正しく検知せしめんとする
ものである。

［実施例］ 以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明
する。

第１図は、本発明による情報記録担体の記録フォーマッ
トの実施例を示す一部拡大模式図である。

同図において、２１はプリアンブル領域、２２は識別領
域、２３はデータ領域、２４はエンドビット領域であり
、これらのビット配列により１本の情報トラック４か形
成されている。そして、該トラック４か矢印Ａ方向に複
数本並設されて不図示のバンドか形成され、該ハンドか
矢印Ｃ方向に複数本並設されて本実施例における情報記
録担体の記録領域か形成されている。

上述のビット配列において、第１図中における斜線部は
情報“ｌ”を示し、空白部は情報“０”を示す。

プリアンブル領域２１は、各トラックの先頭に設けられ
ており、６ビツトの情報″１ｏｉｏｔｏ″から成る。又
、該プリアンブル領域における斜線部は、同図に示すよ
うに、各トラック幅の全面に設けられているため、セン
サアレイによる読取り位置か各トラックの境界付近に対
応する場合でも、読取られる情報は“１０１０１０″で
ある。そして、各トラックのいずれにも上述の如きプリ
アンブル領域２１が設けられているため、該ブリアンツ
ル領域においては、センサアレイによる読取り位置の如
何にかかわらず、読取られる情報は常に“１０１０１０
“である。

識別領域２２は、上記プリアンブル領域２１の直後に設
けられ、８ビツトの情報“１０１１１１０工”から成る
。ただし、両端の斜線部は、上記プリアンブル領域２１
におけると同様各トラウク幅の全面に設けられているが
、中央の斜線部は各トラック幅の１／２程度の幅を有し
各トラックにおいて矢印Ａ方向に関し略中夫に位置して
いる。

従って、識別領域２２においては、センサアレイによる
読取り位置か各トラックの境界付近に対応する場合、読
取られる情報は、“１００００００１”である。このよ
うに識別領域２２の情報記録幅がトラック幅に比べ狭い
場合には、センサアレイによる読取りが新たな情報トラ
ックに移る毎に識別領域２２の情報か反転することて新
しい情報トラックに移ったことを識別することかできる
。

データ領域２３は上記識別領域２２の後に設けられ、Ｍ
ＦＭ変調方式により変調された所定のデータが記録され
ている。そして、データ領域２３の読取りの終了は該デ
ータ領域の後に設けられたエントビウド領域２４により
知ることができる。

なお、エンドビット領域は各トラック毎に２ビツトの情
報“ＩＯ”とＯ１”とが交互に配列されているため、該
領域を検知することにより“Ｏ１″が１０″、または“
ｌＯ″が“ＯＸ”に変わることで新しいトラックに移っ
たことが識別される。

４−述した構成から成る本実施例の情報記録担体を再生
する場合、センサアレイの読取り動作は、まず情報トラ
ック４の先頭に設けられたプリアンブル領域２１の情報
″１０１０１０”を検知することにより始められる。次
いで情報“１０１１１１０１″を検知すれば、新しいト
ラックに移ったと知れ、引き続いてデータ領域２３の情
報か読取られる。又、情報“１ｏｉｏｉｏ“を検知した
後情報“１ｏｏｏｏｏｏｔ”を検知した場合、データ領
域２３の読取りは行われず、センサアレイによる走査が
続けられ、再び情報“１０１０１０’”の検知Ｕ？″ｔ
　ｏ　ｉ、　ｌ　ｌ　ｔ　ｏ　ｔ″を検知したところで
新たなトラックのデータ領域ｚ３から情報が読取られる
。なお１本実施例の情報記録担体においては、複数の情
報トラック４の同一位置に形成された同一・パターンか
ら成る領域を“１０１０１０”なる信号パターンにより
形成されたプリアンブル領域２１としであるが、他の信
号パターン、例えば１１１１１１″であっても良い。た
だし、同期クロックを得るためのプリアンブル領域“１
０１０１０”を用いた場合冗長度の低減に有効である。

上述の如く、本実施例においては、同一パターンから成
るプリアンブル領域２１か複数のトラック４の同一位置
に設けられているから、センサアレイかプリアンツル領
域２１の検出後、続いて所定の識別領域を検出すること
により、これに続く信号をデータ領域２３から得られる
信号として誤りなく知ることができる。

なお、さらに正確な識別領域２２の検出を行い、及びデ
ータ領域２３からの読み誤りを防止するために、以上に
述べる方法を用いることができる。

第２図は、第１図に示す記録フォーマットの２イ力化信
号を示す１２である９ただし、以下においてＴは信号の
最小反転間隔であり、第１Ａに示す記録フォーマットに
おける１ビツトに相当する。

又、２１’はプリアンブル領域２１に対応する２値化信
号であり、２２′は識別領域２２に対応する２値化信号
てあり、２３′は識別埴域２３に対応する２値化信号で
ある。

第２図（ａ）に示す信号２２′は識別領域２２における
情報が“１０１１１１０１”の場合に相当し、この信号
か検出されるとセンサアレイか正しくオントラック状態
にあると知れ、引き続きデータ領域における信号２３′
が読取られる。又、第２図（ｂ）に示す信号２２″は識
別領域２２における情報か“１００００００１”の場合
に相当し、この信号か検出された場合はデータ領域２３
の読取りは行なわれない。第２図（ｃ）に示す信号はデ
ータ領域２３に識別領域２２において検出されるべき信
号２５が生じた一例を示すものであり、このような不都
合を解消するため、第２図（ｄ）に示すように、プリア
ンブル領域２１に対応する信号２１′が検出された直後
、２６の範囲すなわち、１別領域２２に対応する信号２
２′か本来検出されるべき範囲でゲートをかけ、該２６
の範囲でのみ情報“１０１１１１０１″あるいは１００
００００１″に対応する２値化信号を検出する。そして
、この２６の範囲でのみ信号２２′か検出されたときに
、センサアレイの読取りが正しくオントラック状態にあ
ると識別して、引続きデータ領域２３から情報を読取る
。

以上説明したように、一定のプリアンブル領域を各１−
ラックに設け、該プリアンブル領域の直後に識別領域を
設け、該識別領域の読取りか特定された範囲でのみ行な
われることにより識別領域な正しく検出することが可能
となる。

又、本発明は光カートばかりでなく他の情報記Ｒ４７１
体、例えば磁化方向を逆転させる方式の光磁気記録担体
、凹凸ビットによる記録担体等の記録担体について適用
可能である。

［発明の効果］ 以上説明したように、本発明の情報記録担体及びその情
報再生方法によれば、識別領域を誤りなく検出てきるか
ら、読取り位置が新しいトラックに移ったこと、及びデ
ータ領域の始まりを正しく識別でき情報の読取り確度が
向上する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による情報記録担体の記録フォーマット
の一部拡大模式図、第２図は第１ＵＡに示す記録フォー
マットに対応する２値化信号を示す図、第３図は従来の
光カードの模式的平面図、第４図は光カート再生装置の
概略的構成図、第５図は従来の光カードにおける記録フ
ォーマットの一例を示す模式的拡大図、第６図は第５図
に示す記録フォーマットにおける識別領域の２値化信号
を示す図である。 ４・・・情報トラック ２１・・・プリアンブル領域 ２２・・・識別領域 ２３・・・データ領域 ２４・・・エンドピッｌ−領域 ２６・・・ゲートをかける範囲 代理人　　ブを埋土　山　ド　穣　モ 第１図 Ｃ → 第２図 第３図 ＝７− 第４図

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）複数の情報トラックが該情報トラックの長手方向
   と略直交する方向に並設され、前記情報トラックを他の
   情報トラックと分離し識別する為の識別領域を各トラッ
   ク内に有する情報記録担体であって、前記複数の情報ト
   ラックの同一位置に同一パターンから成る領域を形成し
   、情報再生時に該領域に続いて再生される位置に前記識
   別領域を設けたことを特徴とする情報記録担体。
2. （２）前記同一パターンから成る領域を情報再生の為の
   クロックを得るプリアンブル領域としたことを特徴とす
   る特許請求の範囲第１項記載の情報記録担体。
3. （３）複数の情報トラックが該情報トラックの長手方向
   と略直交する方向に並設され、前記情報トラックを他の
   情報トラックと分離し識別する為に夫々の情報トラック
   に形成した識別領域と、前記複数の情報トラックの夫々
   の同一位置に形成された同一パターンから成る領域とを
   有する情報記録担体から情報を再生する際、前記同一パ
   ターンから成る領域を検出した時に所定の信号を出力し
   、該出力信号に基づいて前記識別領域の検知を行なった
   後、前記情報トラック内に存する情報を再生することを
   特徴とする情報再生方法。
4. （４）前記同一パターンから成る領域を情報再生の為の
   クロックを得るプリアンブル領域としたことを特徴とす
   る特許請求の範囲第３項記載の情報再生方法。